JP2001069263A - ダイヤルアップインターネット通信方法 - Google Patents

ダイヤルアップインターネット通信方法

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JP2001069263A
JP2001069263A JP24205499A JP24205499A JP2001069263A JP 2001069263 A JP2001069263 A JP 2001069263A JP 24205499 A JP24205499 A JP 24205499A JP 24205499 A JP24205499 A JP 24205499A JP 2001069263 A JP2001069263 A JP 2001069263A
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communication
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JP24205499A
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Tomoyoshi Ono
友義 大野
Ryuji Yamamoto
竜治 山本
Hiroyuki Otsuka
裕幸 大塚
Masaaki Maeda
正明 前田
Koichi Takahara
幸一 高原
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NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パケットが無い場合には仮想接続状態を設定
して通信回線を切断し、回線利用料を低減し、経済化を
図り得るダイヤルアップインターネット通信方法を提供
する。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ1とアクセスル
ータ5が通信中に網側アダプタ22においてパケットが
所定時間To 以上無いことを検出すると、仮想接続要求
を網側通信端末23、回線交換ネットワーク4を介して
端末側通信端末3に送信し、端末側通信端末3は端末側
アダプタ2に仮想接続確立を指示し、端末側アダプタ2
は仮想接続状態を設定するとともに仮想接続確認信号を
端末側通信端末3、回線交換ネットワーク4を介して網
側通信端末23、網側アダプタ22に返送し、網側アダ
プタ22は仮想接続確認信号を受信すると、仮想接続状
態を設定し、通信路を切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータなどの情報処理端末から回線交換ネットワークを
介してアクセスルータに接続され、アクセスルータから
ネットワークに接続されるという経路で情報処理端末か
らダイヤルアップインターネット通信を行うダイヤルア
ップインターネット通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のダイヤルアップインターネット
通信方法では、情報処理端末であるパーソナルコンピュ
ータなどから回線交換ネットワークに発呼して、通常の
電話回線やISDNなどの通信回線を一旦オンにし、そ
れからアクセスルータからIPネットワークに接続する
ことにより、インターネット通信であるIPダイヤグラ
ムによるパケット通信を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パケット通信において
は、パケットは時間的にバースト状に発生するため、パ
ケットの無い状態が多く発生する。このようにパケット
の無い状態でも従来のダイヤルアップインターネット通
信では通信回線はオン状態に保持されたままになってい
るので、回線利用料が従量制の場合には非常に高くなる
という問題がある。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、パケットが無い場合には仮想
接続状態を設定して通信回線を切断し、回線利用料を低
減し、経済化を図り得るダイヤルアップインターネット
通信方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、情報処理端末から端末側
アダプタ、端末側通信端末、回線交換ネットワーク、網
側通信端末、網側アダプタ、およびアクセスルータを含
む経路を介してネットワークに接続され、情報処理端末
からダイヤルアップインターネット通信を行うダイヤル
アップインターネット通信方法であって、前記経路を介
して情報処理端末からネットワークに接続されてデータ
通信を行っている状態において送受信されるパケットを
端末側アダプタまたは/および網側アダプタにおいて監
視し、この監視において、パケットがない状態が所定時
間以上継続したことを少なくとも一方のアダプタで検出
した場合、この一方のアダプタは、自分側の通信端末で
ある一方の通信端末に対して仮想接続要求信号を送出
し、該一方の通信端末から更に回線交換ネットワークを
介して他方の通信端末に仮想接続要求信号を送信し、こ
の仮想接続要求信号を受信した他方の通信端末は自分側
のアダプタである他方のアダプタに対して仮想接続確立
指示を送出し、この仮想接続確立指示を受けた他方のア
ダプタは、該指示に応じて仮想接続状態を設定するとと
もに、仮想接続確認信号を前記他方の通信端末に返送
し、仮想接続確認信号を受け取った他方の通信端末は、
この仮想接続確認信号を回線交換ネットワークおよび一
方の通信端末を介して一方のアダプタに返送し、該一方
のアダプタは、前記仮想接続確認信号を受信すると、仮
想接続状態を設定し、両通信端末間の回線交換ネットワ
ークを経由する通信路を切断することを要旨とする。
【0006】請求項1記載の本発明にあっては、データ
通信を行っている状態において送受信されるパケットを
アダプタで監視し、パケットがない状態が所定時間以上
継続したことを検出した場合、仮想接続要求信号を回線
交換ネットワークを介して他方の通信端末に送信し、他
方の通信端末はアダプタに仮想接続確立指示を送出し、
アダプタは仮想接続状態を接続するとともに仮想接続確
認信号を回線交換ネットワークを介して一方のアダプタ
に返送し、一方のアダプタは仮想接続確認信号を受信す
ると、仮想接続状態を設定し、両通信端末間の回線交換
ネットワークを経由する通信路を切断するため、パケッ
トの無い状態では回線交換の通信時間がゼロとなり、回
線交換通信時間を全体的に短縮することができ、従量制
の料金を大幅に低減でき、経済化を図ることができる。
【0007】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記各アダプタが、前記仮想接続
状態においてパケットの発生を監視し、パケットの発生
があった場合、前記仮想接続状態を解除するとともに、
通信路を再接続し、両通信端末間を通信状態に復帰させ
ることを要旨とする。
【0008】請求項2記載の本発明にあっては、各アダ
プタは仮想接続状態においてパケットの発生を監視し、
パケットの発生があった場合、仮想接続状態を解除する
とともに、通信路を再接続し、両通信端末間を通信状態
に復帰させるため、パケットが発生した場合には、切断
状態にあった通信路を再接続して、パケットの送受信を
適確に行うことができる。
【0009】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記端末側アダプタが、前記仮想
接続状態において情報処理端末から送信されるパケット
を監視し、パケットの送信を検出した場合、該端末アダ
プタは自己における仮想接続状態を解除するとともに、
端末側通信端末に発信信号を送出し、この発信信号を受
け取った端末側通信端末は、該発信信号に発信者番号を
付加して、回線交換ネットワークに発呼し、回線交換ネ
ットワークを接続して通信路を再確立し、この再確立さ
れた通信路を介して発信者番号の付加された発信信号を
網側通信端末に送信し、前記発信者番号の付加された発
信信号を受信した網側通信端末は、網側アダプタに対し
て仮想接続状態の解除を指示し、網側アダプタは、前記
指示に応答して、仮想接続状態を解除するとともに、通
信可信号を網側通信端末および回線交換ネットワークを
介して情報処理端末側に返送することを要旨とする。
【0010】請求項3記載の本発明にあっては、端末側
アダプタは仮想接続状態においてパケットの送信を検出
した場合、仮想接続状態を解除するとともに、端末側通
信端末に発信信号を送出し、端末側通信端末は発信信号
に発信者番号を付加して、回線交換ネットワークに発呼
し、回線交換ネットワークを接続して通信路を再確立
し、通信路を介して発信者番号の付加された発信信号を
網側通信端末に送信し、網側通信端末は網側アダプタに
対して仮想接続状態の解除を指示し、網側アダプタは仮
想接続状態を解除するとともに、通信可信号を網側通信
端末および回線交換ネットワークを介して情報処理端末
側に返送するため、端末側アダプタはパケットが発生し
た場合には、切断状態にあった通信路を再接続して、パ
ケットの送受信を適確に行うことができる。
【0011】請求項4記載の本発明は、請求項3記載の
発明において、前記発信者番号の付加された発信信号を
受信した網側通信端末が、この発信者番号を網側アダプ
タを介してアクセスルータに送り、アクセスルータはこ
の発信者番号により端末側の認証を行うことを要旨とす
る。
【0012】請求項4記載の本発明にあっては、発信者
番号の付加された発信信号を受信した網側通信端末は発
信者番号を網側アダプタを介してアクセスルータに送
り、アクセスルータはこの発信者番号により端末側の認
証を行うため、端末の認証を短時間で効率的に行うこと
ができる。
【0013】また、請求項5記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記仮想接続状態を設定した各ア
ダプタが、この仮想接続状態の設定時から所定の時間の
経過を監視し、仮想接続状態中に前記所定の時間が経過
した場合、仮想接続状態を解除して、情報処理端末また
はアクセスルータに対する接続を切断状態にし、前記所
定の時間が経過する前に、情報処理端末またはアクセス
ルータが切断要求してきた場合、各々に対する接続を切
断状態にすることを要旨とする。
【0014】請求項5記載の本発明にあっては、各アダ
プタは仮想接続状態の設定時から所定の時間の経過を監
視し、仮想接続状態中に所定の時間が経過した場合、仮
想接続状態を解除して、情報処理端末またはアクセスル
ータに対する接続を切断状態にし、所定の時間が経過す
る前に、情報処理端末またはアクセスルータが切断要求
してきた場合、各々に対する接続を切断状態にするた
め、仮想接続状態にあったユーザが回線を切断し忘れた
場合でも回線が接続されたままにならず、ユーザのミス
による誤接続を防止することができる。
【0015】更に、請求項6記載の本発明は、請求項1
乃至5のいずれかに記載の発明において、前記端末側ア
ダプタの機能の一部または全部が、前記情報処理端末ま
たは端末側通信端末に設けられ、前記網側アダプタの機
能の一部または全部が、前記アクセスルータまたは網側
通信端末に設けられていることを要旨とする。
【0016】請求項7記載の本発明は、請求項1乃至6
のいずれかに記載の発明において、前記端末側通信端末
が、移動通信端末であり、前記情報処理装置が、パーソ
ナルコンピュータであることを要旨とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
ダイヤルアップインターネット通信方法を実施するダイ
ヤルアップインターネット通信システムの構成を示す図
である。同図において、回線交換ネットワーク4には端
末側通信端末3および網側通信端末23が接続され、端
末側通信端末3には端末側アダプタ2を介して情報処理
端末を構成するパーソナルコンピュータ1が接続され、
また網側通信端末23には網側アダプタ22を介してア
クセスルータ5が接続され、該アクセスルータ5はIP
ネットワーク6に接続されている。
【0018】端末側アダプタ2は、パーソナルコンピュ
ータ1と端末側通信端末3との間の物理層プロトコルを
変換するものであり、また同様に網側アダプタ22は、
アクセスルータ5と網側通信端末23との間の物理層プ
ロトコルを変換するものである。
【0019】ここで図2を参照して網側アダプタの構成
について説明する。図2において、インタフェース変換
部221はアクセスルータに接続するための物理信号を
生成するものである。例えば、V.24信号等がある。
通信端末制御部223は通信端末23に対する通信路の
確立、切断を指示制御するものであり、監視部225は
通信端末23とアクセスルータ5との間で送受信される
所定の時間内のデータ量を監視するものであり、制御部
220は上記通信端末制御部223、監視部225、イ
ンタフェース変換部221を制御するものである。
【0020】なお、本実施形態では、端末側通信端末3
は、回線交換ネットワーク4に直接接続されているが、
該端末側通信端末3は移動通信端末でもよく、この場合
には移動通信端末は無線基地局を介して回線交換ネット
ワーク4に接続されることになる。
【0021】図3は、図1に示す通信システムを構成す
る各構成要素に対応するプロトコルスタックを示す図で
ある。図3において、7,8,9,10はそれぞれパー
ソナルコンピュータ1またはアクセスルータ5の物理
層、レイヤ2、IP/PPP,TCPであり、11は端
末側アダプタ2または網側アダプタ22の物理層、1
2,13,14はそれぞれ端末側通信端末3または網側
通信端末23の物理層、レイヤ2、レイヤ3である。
【0022】本実施形態のダイヤルアップインターネッ
ト通信方法では、パーソナルコンピュータ1から端末側
アダプタ2、端末側通信端末3、回線交換ネットワーク
4、網側通信端末23、網側アダプタ22、アクセスル
ータ5を経由してIPネットワークに接続されて、ダイ
ヤルアップインターネット通信を行う場合において、図
3の下部に示すように、パーソナルコンピュータ1また
はアクセスルータ5が通信を開始した後、自ら切断しな
い限り、パーソナルコンピュータ1またはアクセスルー
タ5は常時オン状態にあることを示しているが、端末側
アダプタ2および網側アダプタ22で囲まれた回線交換
ネットワーク4を含む部分は、送受信されるパケットの
状況、すなわちパケットの有無に応じてオン/オフされ
るように制御されることを示している。
【0023】次に、図4以降のシーケンス図を参照し
て、上述したように構成される本実施形態の作用につい
て説明する。
【0024】まず、図4を参照して、通信中においてパ
ケットの送受信が無い場合の作用について説明する。図
3では、パーソナルコンピュータ1とアクセスルータ5
は、図1においてパーソナルコンピュータ1、端末側ア
ダプタ2、端末側通信端末3、回線交換ネットワーク
4、網側通信端末23、網側アダプタ22、アクセスル
ータ5の経路で接続され、両者は通信中である状態にあ
るものとする。
【0025】このようにパーソナルコンピュータ1とア
クセスルータ5が通信中にある場合において、端末側ア
ダプタ2および網側アダプタ22は、送受信されるパケ
ットの有無を常時監視している。そして、この監視にお
いて、各アダプタはパケットの無い状態が所定の時間T
o 以上継続したことを検出すると、仮想接続要求を送出
する。図4の例では、網側アダプタ22が所定の時間T
o 以上継続してパケットが無いことを検出すると、網側
通信端末23に対して仮想接続要求信号を送出する。こ
の仮想接続要求信号を受信した網側通信端末23は、回
線交換ネットワーク4を介して端末側通信端末3に対し
て仮想接続要求信号を送出する。
【0026】端末側通信端末3は、仮想接続要求信号を
受信すると、端末側アダプタ2に対して仮想接続確立指
示を送る。端末側アダプタ2は、仮想接続確立指示を受
けると、パーソナルコンピュータ1に対しては状態を変
えることなく、仮想接続状態を設定するとともに、切断
タイマ(Ts)をスタートさせて仮想接続状態の継続時
間を監視し、また仮想接続確立確認信号を端末側通信端
末3に返送する。端末側通信端末3は、この信号を回線
交換ネットワーク4を経由して網側通信端末23に返送
する。
【0027】網側通信端末23は、この信号を受信する
と、網側アダプタ22に対して仮想接続確認信号を送出
する。網側アダプタ22は、この信号を受信すると、ア
クセスルータ5に対しては状態を変えることなく、仮想
接続状態を設定し、切断タイマ(Ts)をスタートさせ
て仮想接続状態の継続時間を監視するとともに、回線交
換ネットワーク4を含む網側アダプタ22から端末側ア
ダプタ2の間の通信回線を切断し、仮想接続状態を保持
する。なお、このような仮想接続状態中においても、端
末側アダプタ2および網側アダプタ22は常にパケット
の有無を監視しているものである。
【0028】次に、図5に示すシーケンス図を参照し
て、上述したように通信路が切断され、パーソナルコン
ピュータ1およびアクセスルータ5が仮想接続状態に保
持されている状態において、パーソナルコンピュータ1
からパケットが送信された場合の再接続処理について説
明する。
【0029】パーソナルコンピュータ1およびアクセス
ルータ5が仮想接続状態にある場合において、端末側ア
ダプタ2および網側アダプタ22は常にパケットの有無
を監視しているが、この監視中に仮想接続状態にあるパ
ーソナルコンピュータ1からパケットが送信されると、
端末側アダプタ2は、このパケットの送信を検出する。
端末側アダプタ2は、このパケットの送信を検出する
と、仮想接続状態を解除するとともに、発信信号を端末
側通信端末3に送出する。端末側通信端末3は、この発
信信号を受け取ると、この信号に発信者番号を付加し
て、回線交換ネットワーク4に発呼し、回線交換ネット
ワーク4を接続して通信路を再確立し、この再確立され
た通信路を介して網側通信端末23に対して発信者番号
の付加された発信信号を送信する。
【0030】網側通信端末23は、発信者番号を付加さ
れた発信信号を受信すると、網側アダプタ22に対して
仮想接続解除を指示する。網側アダプタ22は、この指
示に応答して仮想接続状態を解除するとともに、通信可
信号を網側通信端末23から回線交換ネットワーク4を
介して端末側通信端末3、端末側アダプタ2に返送し、
これによりパーソナルコンピュータ1とアクセスルータ
5の間の通信は再開される。
【0031】なお、上述した処理において、網側アダプ
タ22は、網側通信端末23から発信者番号の付加され
た発信信号も受信し、この発信者番号をアクセスルータ
5に送る。アクセスルータ5は、この発信者番号により
ユーザであるパーソナルコンピュータ1の正当性を確認
することにより端末の認証を行うようになっている。
【0032】この結果、認証処理に要する時間が従来の
処理に比較して短縮されるようにしている。
【0033】具体的には、従来における端末であるパー
ソナルコンピュータ1の認証は、図7に示す一般のダイ
ヤルアップ型の発信接続シーケンスを参照すると、パー
ソナルコンピュータ1とアクセスルータ5との間で通信
回線が接続された後、ユーザがパーソナルコンピュータ
1を介してデータを送信し得るようになる前に、ユーザ
の認証がアクセスルータ5により行われるが、これは一
般的には端末であるパーソナルコンピュータ1の任意の
OSとアクセスルータ5との間でPPPフレームを用い
て、ユーザID、ユーザパスワードの情報がパーソナル
コンピュータ1からアクセスルータ5に送出され、アク
セスルータ5はこれらの情報を受信し、この受信したユ
ーザID、ユーザパスワード情報が正しいか否かの認証
を行い、正しいと認証された場合、認証OKをパーソナ
ルコンピュータ1に返送し、これにより通信が継続さ
れ、ユーザデータの伝送が開始されることになる。この
場合の情報のやり取りには、10秒程度の時間を必要と
する。
【0034】これに対して、本実施形態では、仮想接続
状態にあった端末のパーソナルコンピュータ1からパケ
ットの送信があると、仮想接続状態を解除する場合に、
図4を参照して説明したように再接続する度に、従来と
同様にPPPフレームを用いて、ユーザID、ユーザパ
スワードの情報のやり取りを行い、ユーザの認証をアク
セスルータ5で行うと、再接続時間が多くかかるため、
再接続においては、図8に示すように、発信信号に付加
されて送信されてくる端末側通信端末3の発信者番号を
アクセスルータ5で確認することによりユーザの正当性
を確認し、これによりパーソナルコンピュータ1とアク
セスルータ5との間の通信を再確立し、再接続時間を短
縮するようにしているものである。
【0035】次に、図6に示すシーケンス図を参照し
て、仮想接続状態における切断処理について説明する。
上述した仮想接続状態の設定においては、図4で説明し
たように端末側アダプタ2および網側アダプタ22にお
いて切断タイマ(Ts)をスタートさせ、これにより仮
想接続状態の継続時間を監視するが、図6に示すように
該切断タイマ(Ts)がタイムオーバになる前に、パー
ソナルコンピュータ1が切断要求を行ってきた場合に
は、端末側アダプタ2は、この切断要求に応答してパー
ソナルコンピュータ1に対して切断を指示し、これによ
りパーソナルコンピュータ1を切断状態にする。
【0036】また、このようにパーソナルコンピュータ
1から切断要求が行われる前に、切断タイマ(Ts)が
タイムオーバになった場合には、端末側アダプタ2はパ
ーソナルコンピュータ1に切断を指示し、パーソナルコ
ンピュータ1を切断状態にする。更に、網側アダプタ2
2においても、切断タイマ(Ts)がタイムオーバにな
った場合には、網側アダプタ22はアクセスルータ5に
切断を指示し、アクセスルータ5を切断状態にする。
【0037】なお、上記実施形態では、端末側アダプタ
2はパーソナルコンピュータ1および端末側通信端末3
から独立して構成され、また網側アダプタ22もアクセ
スルータ5および網側通信端末23から独立して構成さ
れているが、各アダプタ2,22の機能の一部または全
部をパーソナルコンピュータ1またはアクセスルータ5
または各通信端末3,23内に設けるように構成しても
よいものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ通信を行っている状態において送受信されるパケ
ットをアダプタで監視し、パケットがない状態が所定時
間以上継続したことを検出した場合、仮想接続要求信号
を回線交換ネットワークを介して他方の通信端末に送信
し、他方の通信端末はアダプタに仮想接続確立指示を送
出し、アダプタは仮想接続状態を接続するとともに仮想
接続確認信号を回線交換ネットワークを介して一方のア
ダプタに返送し、一方のアダプタは仮想接続確認信号を
受信すると、仮想接続状態を設定し、両通信端末間の回
線交換ネットワークを経由する通信路を切断するので、
パケットの無い状態では回線交換の通信時間がゼロとな
り、回線交換通信時間を全体的に短縮することができ、
従量制の料金を大幅に低減でき、経済化を図ることがで
きる。
【0039】また、本発明によれば、各アダプタは仮想
接続状態においてパケットの発生を監視し、パケットの
発生があった場合、仮想接続状態を解除するとともに、
通信路を再接続し、両通信端末間を通信状態に復帰させ
るので、パケットが発生した場合には、切断状態にあっ
た通信路を再接続して、パケットの送受信を適確に行う
ことができる。
【0040】更に、本発明によれば、仮想接続状態にお
けるパケットの送信による再接続において送信された発
信者番号の付加された発信信号を受信した網側通信端末
は発信者番号を網側アダプタを介してアクセスルータに
送り、アクセスルータはこの発信者番号により端末側の
認証を行うので、端末の認証を短時間で効率的に行うこ
とができる。
【0041】本発明によれば、各アダプタは仮想接続状
態の設定時から所定の時間の経過を監視し、仮想接続状
態中に所定の時間が経過した場合、仮想接続状態を解除
して、情報処理端末またはアクセスルータに対する接続
を切断状態にするので、仮想接続状態にあったユーザが
回線を切断し忘れた場合でも回線が接続されたままにな
らず、ユーザのミスによる誤接続を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るダイヤルアップイン
ターネット通信方法を実施するダイヤルアップインター
ネット通信システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示す通信システムを構成するアダプタの
構成を示す図である。
【図3】図1に示す通信システムを構成する各構成要素
に対応するプロトコルスタックを示す図である。
【図4】図1に示す実施形態においてパーソナルコンピ
ュータとアクセスルータの通信中にパケットの送受信が
無い場合の作用を示すシーケンス図である。
【図5】図1に示す実施形態において通信路が切断さ
れ、パーソナルコンピュータおよびアクセスルータが仮
想接続状態に保持されている状態において、パーソナル
コンピュータからパケットが送信された場合の再接続処
理を示すシーケンス図である。
【図6】図1に示す実施形態の仮想接続状態における切
断処理を示すシーケンス図である。
【図7】一般のダイヤルアップ型の発信接続処理を示す
シーケンス図である。
【図8】図1に示す実施形態における再接続処理を示す
シーケンス図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 2 端末側アダプタ 3 端末側通信端末 4 回線交換ネットワーク 5 アクセスルータ 22 網側アダプタ 23 網側通信端末
フロントページの続き (72)発明者 大塚 裕幸 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 前田 正明 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 高原 幸一 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA21 GA31 GB01 GB02 HA01 HA10 KA16 KB04 KB06 KG01 5K034 AA06 AA14 EE11 FF01 FF13 HH01 HH02 HH11 LL01 LL02 NN12 NN22 NN26 5K101 LL02 MM06 NN48 PP03 RR25 SS07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理端末から端末側アダプタ、端末
    側通信端末、回線交換ネットワーク、網側通信端末、網
    側アダプタ、およびアクセスルータを含む経路を介して
    ネットワークに接続され、情報処理端末からダイヤルア
    ップインターネット通信を行うダイヤルアップインター
    ネット通信方法であって、 前記経路を介して情報処理端末からネットワークに接続
    されてデータ通信を行っている状態において送受信され
    るパケットを端末側アダプタまたは/および網側アダプ
    タにおいて監視し、 この監視において、パケットがない状態が所定時間以上
    継続したことを少なくとも一方のアダプタで検出した場
    合、この一方のアダプタは、自分側の通信端末である一
    方の通信端末に対して仮想接続要求信号を送出し、該一
    方の通信端末から更に回線交換ネットワークを介して他
    方の通信端末に仮想接続要求信号を送信し、 この仮想接続要求信号を受信した他方の通信端末は自分
    側のアダプタである他方のアダプタに対して仮想接続確
    立指示を送出し、 この仮想接続確立指示を受けた他方のアダプタは、該指
    示に応じて仮想接続状態を設定するとともに、仮想接続
    確認信号を前記他方の通信端末に返送し、 仮想接続確認信号を受け取った他方の通信端末は、この
    仮想接続確認信号を回線交換ネットワークおよび一方の
    通信端末を介して一方のアダプタに返送し、 該一方のアダプタは、前記仮想接続確認信号を受信する
    と、仮想接続状態を設定し、両通信端末間の回線交換ネ
    ットワークを経由する通信路を切断することを特徴とす
    るダイヤルアップインターネット通信方法。
  2. 【請求項2】 前記各アダプタは、前記仮想接続状態に
    おいてパケットの発生を監視し、パケットの発生があっ
    た場合、前記仮想接続状態を解除するとともに、通信路
    を再接続し、両通信端末間を通信状態に復帰させること
    を特徴とする請求項1記載のダイヤルアップインターネ
    ット通信方法。
  3. 【請求項3】 前記端末側アダプタは、前記仮想接続状
    態において情報処理端末から送信されるパケットを監視
    し、パケットの送信を検出した場合、該端末アダプタは
    自己における仮想接続状態を解除するとともに、端末側
    通信端末に発信信号を送出し、 この発信信号を受け取った端末側通信端末は、該発信信
    号に発信者番号を付加して、回線交換ネットワークに発
    呼し、回線交換ネットワークを接続して通信路を再確立
    し、この再確立された通信路を介して発信者番号の付加
    された発信信号を網側通信端末に送信し、 前記発信者番号の付加された発信信号を受信した網側通
    信端末は、網側アダプタに対して仮想接続状態の解除を
    指示し、 網側アダプタは、前記指示に応答して、仮想接続状態を
    解除するとともに、通信可信号を網側通信端末および回
    線交換ネットワークを介して情報処理端末側に返送する
    ことを特徴とする請求項1記載のダイヤルアップインタ
    ーネット通信方法。
  4. 【請求項4】 前記発信者番号の付加された発信信号を
    受信した網側通信端末は、この発信者番号を網側アダプ
    タを介してアクセスルータに送り、アクセスルータはこ
    の発信者番号により端末側の認証を行うことを特徴とす
    る請求項3記載のダイヤルアップインターネット通信方
    法。
  5. 【請求項5】 前記仮想接続状態を設定した各アダプタ
    は、この仮想接続状態の設定時から所定の時間の経過を
    監視し、仮想接続状態中に前記所定の時間が経過した場
    合、仮想接続状態を解除して、情報処理端末またはアク
    セスルータに対する接続を切断状態にし、 前記所定の時間が経過する前に、情報処理端末またはア
    クセスルータが切断要求してきた場合、各々に対する接
    続を切断状態にすることを特徴とする請求項1記載のダ
    イヤルアップインターネット通信方法。
  6. 【請求項6】 前記端末側アダプタの機能の一部または
    全部は、前記情報処理端末または端末側通信端末に設け
    られ、前記網側アダプタの機能の一部または全部は、前
    記アクセスルータまたは網側通信端末に設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のダ
    イヤルアップインターネット通信方法。
  7. 【請求項7】 前記端末側通信端末は、移動通信端末で
    あり、前記情報処理装置は、パーソナルコンピュータで
    あることを特徴とする請求項1乃至6記載のダイヤルア
    ップインターネット通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006086718A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Fujitsu Ltd アクセスルータ及び端末装置

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