JP2001068567A - スプリットゲート型メモリセル - Google Patents

スプリットゲート型メモリセル

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JP2001068567A
JP2001068567A JP23788199A JP23788199A JP2001068567A JP 2001068567 A JP2001068567 A JP 2001068567A JP 23788199 A JP23788199 A JP 23788199A JP 23788199 A JP23788199 A JP 23788199A JP 2001068567 A JP2001068567 A JP 2001068567A
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gate electrode
floating gate
film
memory cell
split
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JP23788199A
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English (en)
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Shoji Shudo
祥司 周藤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消去特性の優れたスプリットゲート型メモリセ
ルを提供する。 【解決手段】スプリットゲート型メモリセル1は、ソー
ス領域2、ドレイン領域3、チャネル領域4、浮遊ゲー
ト電極5、制御ゲート電極6から構成される。浮遊ゲー
ト電極5は、基板7に対して垂直方向に積層された3層
の各膜5a〜5cから形成され、膜5bの左右両端部分
は各膜5a,膜5cから突出し、当該突出した膜5bの
左右両端部分により浮遊ゲート電極5の突起部5dが形
成される。浮遊ゲート電極5の突起部5dの側方に位置
するトンネル絶縁膜10の膜厚は薄くなっており、その
薄いトンネル絶縁膜10を介して突起部5dと対向する
制御ゲート電極6の部分にも突起部6dが形成される。
消去動作では、各突起部5d,6d間に電界が集中し、
浮遊ゲート電極5中の電子は突起部5dから飛び出して
制御ゲート電極6の突起部6d側へ移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスプリットゲート型
メモリセルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、USP5029130(G11C
11/40)、USP5045488(H01L 21/265)に開
示されるスプリットゲート型メモリセル(スプリットゲ
ート型トランジスタ)を用いた半導体メモリ(フラッシ
ュEEPROM(ElectricallyErasable and Programma
ble Read Only Memory ))が知られている。
【0003】また、本出願人も、特開平9−32115
6号公報、特開平11−31801号公報(H01L 21/82
74 H01L 29/788 H01L 29/792H01L 27/115)に開示され
るように、前記米国特許公報に記載の発明を改良した技
術を提案している。従来のスプリットゲート型メモリセ
ルを製造するには、特開平11−31801号公報の図
23に記載してあるように、まず、単結晶シリコン基板
上に、ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜、浮遊ゲート
電極となるポリシリコン膜、シリコン窒化膜の各膜をこ
の順番で形成し、次に、浮遊ゲート電極に対応する部分
のシリコン窒化膜をエッチング除去して開口部を形成
し、続いて、LOCOS(Local Oxidation of Silico
n)法を用い、シリコン窒化膜を酸化用マスクとしてポ
リシリコン膜を酸化して絶縁膜を形成する。このとき、
シリコン窒化膜の端部に前記絶縁膜の端部が侵入し、バ
ーズビークが形成される。そして、前記絶縁膜をエッチ
ング用マスクとして用いた異方性エッチングにより、ド
ープドポリシリコン膜をエッチングして浮遊ゲート電極
を形成する。このとき、前記絶縁膜の端部にはバーズビ
ークが形成されているため、浮遊ゲート電極の上縁部は
当該バーズビークの形状に沿って尖鋭になり、その浮遊
ゲート電極の上縁部に突起部が形成される。
【0004】このスプリットゲート型メモリセルの消去
動作においては、特開平11−31801号公報の図2
2(c)に記載してあるように、浮遊ゲート電極中の電
子を制御ゲート電極側へ引き抜く際に、浮遊ゲート電極
中の電子が前記突起部から飛び出して制御ゲート電極側
へ移動するため、電子の移動が容易になり、浮遊ゲート
電極中の電子を効率的に引き抜くことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したスプリットゲ
ート型メモリセルの製造方法において、メモリセルを微
細化するために、前記シリコン窒化膜の開口部の平面寸
法を小さくすると、前記LOCOS法を用いた前記ポリ
シリコン膜の酸化時に前記シリコン窒化膜に発生する応
力(ストレス)などにより、前記ポリシリコン膜が十分
に酸化されないおそれがある。
【0006】前記ポリシリコン膜が十分に酸化されない
場合には、前記浮遊ゲート電極の突起部が十分に形成さ
れず、前記突起部の形状が尖鋭にならない。そのため、
消去動作において浮遊ゲート電極中の電子を制御ゲート
電極側へ引き抜く際に、前記浮遊ゲート電極の突起部に
おける電界が緩和され、浮遊ゲート電極中の電子が前記
突起部から飛び出し難くなるため、電子が移動し難くな
り、浮遊ゲート電極中の電子を十分に引き抜くことがで
きなくなることから、消去特性の劣化を招くという問題
がある。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、消去特性の優れたスプ
リットゲート型メモリセルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】かかる
目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明
は、半導体基板上に形成されたソース領域およびドレイ
ン領域と、ソース領域とドレイン領域に挟まれたチャネ
ル領域と、チャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成
された浮遊ゲート電極と、トンネル絶縁膜を介して浮遊
ゲート電極の少なくとも側壁部を覆うように形成された
制御ゲート電極と、浮遊ゲート電極の前記側壁部から制
御ゲート電極へ向けて突出した少なくとも1つの突起部
とを備え、制御ゲート電極の一部がゲート絶縁膜を介し
てチャネル領域上に配置されて選択ゲート電極を構成す
るスプリットゲート型メモリセルをその要旨とする。
【0009】従って、本発明によれば、消去動作におい
て、トンネル絶縁膜を通って制御ゲート電極から浮遊ゲ
ート電極へファウラー−ノルドハイム・トンネル電流が
流れ、浮遊ゲート電極中の電子が制御ゲート電極側へ引
き抜かれて、スプリットゲート型メモリセルに記憶され
たデータの消去が行われる。
【0010】このとき、制御ゲート電極および浮遊ゲー
ト電極はトンネル絶縁膜を介して容量結合されている
が、浮遊ゲート電極の突起部と制御ゲート電極との間に
電界が集中し、浮遊ゲート電極中の電子は突起部から飛
び出して制御ゲート電極側へ移動する。そのため、電子
の移動が容易になり、浮遊ゲート電極5中の電子を効率
的に引き抜くことが可能になることから、消去特性を向
上させることができる。ゆえに、浮遊ゲート電極の上縁
部に電子を飛び出させるための突起部が形成された従来
のスプリットゲート型メモリセルの前記問題点を回避す
ることができる。
【0011】次に、請求項2に記載の発明は、半導体基
板上に形成されたソース領域およびドレイン領域と、ソ
ース領域とドレイン領域に挟まれたチャネル領域と、チ
ャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成された浮遊ゲ
ート電極と、トンネル絶縁膜を介して浮遊ゲート電極の
少なくとも側壁部を覆うように形成された制御ゲート電
極と、制御ゲート電極から浮遊ゲート電極側の前記側壁
部へ向けて突出した少なくとも1つの突起部とを備え、
制御ゲート電極の一部がゲート絶縁膜を介してチャネル
領域上に配置されて選択ゲート電極を構成するスプリッ
トゲート型メモリセルをその要旨とする。
【0012】従って、本発明によれば、消去動作におい
て、トンネル絶縁膜を通って制御ゲート電極から浮遊ゲ
ート電極へファウラー−ノルドハイム・トンネル電流が
流れ、浮遊ゲート電極中の電子が制御ゲート電極側へ引
き抜かれて、スプリットゲート型メモリセルに記憶され
たデータの消去が行われる。
【0013】このとき、制御ゲート電極および浮遊ゲー
ト電極はトンネル絶縁膜を介して容量結合されている
が、制御ゲート電極の突起部と浮遊ゲート電極との間に
電界が集中し、浮遊ゲート電極中の電子はその電界が集
中した浮遊ゲート電極の部分から飛び出して制御ゲート
電極側へ移動する。そのため、電子の移動が容易にな
り、浮遊ゲート電極5中の電子を効率的に引き抜くこと
が可能になることから、消去特性を向上させることがで
きる。ゆえに、浮遊ゲート電極の上縁部に電子を飛び出
させるための突起部が形成された従来のスプリットゲー
ト型メモリセルの前記問題点を回避することができる。
【0014】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のスプリットゲート型メモリセル
において、前記浮遊ゲート電極は、酸化速度の異なる材
料の膜による積層構造から成ることをその要旨とする。
従って、本発明によれば、まず、浮遊ゲート電極となる
酸化速度の異なる材料の膜を積層し、次に、通常のフォ
トリソグラフィー技術および異方性エッチング技術を用
いて当該積層構造の各膜を浮遊ゲート電極の形状にエッ
チングし、続いて、熱酸化法を用いて当該積層構造の各
膜を酸化させると、酸化速度の速い膜の側壁部には厚い
酸化膜が形成され、酸化速度の遅い膜の側壁部には薄い
酸化膜が形成され、これらの酸化膜がトンネル絶縁膜と
なる。その結果、酸化速度の遅い膜の左右両端部分は、
酸化速度の速い膜から突出し、当該突出した膜の左右両
端部分により浮遊ゲート電極の側壁部に突起部が形成さ
れる。
【0015】その後、浮遊ゲート電極の側壁部に制御ゲ
ート電極を形成する際に、浮遊ゲート電極の突起部の側
方に位置するトンネル絶縁膜の膜厚は薄くなって凹部が
形成されているため、その薄いトンネル絶縁膜を介して
浮遊ゲート電極の突起部と対向する制御ゲート電極の部
分は、トンネル絶縁膜の凹んだ形状に沿って突出した形
状になり、その突出した部分により制御ゲート電極の突
起部が形成される。
【0016】このように、本発明によれば、請求項1ま
たは請求項2の発明を簡単かつ容易に実現することがで
きる。次に、請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のスプリットゲート型メモリセルにおい
て、前記浮遊ゲート電極は、エッチング速度の異なる材
料の膜による積層構造から成ることをその要旨とする。
【0017】従って、本発明によれば、まず、浮遊ゲー
ト電極となるエッチング速度の異なる材料の膜を積層
し、次に、通常のフォトリソグラフィー技術および異方
性エッチング技術を用いて当該積層構造の各膜を浮遊ゲ
ート電極の形状にエッチングし、続いて、等方性エッチ
ングにより当該積層構造の各膜の側壁部をエッチング除
去すると、エッチング速度の速い膜の側壁部は多く除去
され、エッチング速度の遅い膜の側壁部は少なく除去さ
れる。その結果、エッチング速度の遅い膜の左右両端部
分は、エッチング速度の速い膜から突出し、当該突出し
た膜の左右両端部分により浮遊ゲート電極の側壁部に突
起部が形成される。
【0018】その後、浮遊ゲート電極の側壁部にトンネ
ル絶縁膜を形成すると、浮遊ゲート電極の突起部の側方
に位置するトンネル絶縁膜の膜厚は薄くなって凹部が形
成される。続いて、浮遊ゲート電極の側壁部に制御ゲー
ト電極を形成する際に、トンネル絶縁膜を介して浮遊ゲ
ート電極の突起部と対向する制御ゲート電極の部分は、
トンネル絶縁膜の凹んだ形状に沿って突出した形状にな
り、その突出した部分により制御ゲート電極の突起部が
形成される。このように、本発明によれば、請求項1ま
たは請求項2の発明を簡単かつ容易に実現することがで
きる。
【0019】次に、請求項5に記載の発明は、請求項3
または請求項4に記載のスプリットゲート型メモリセル
において、前記浮遊ゲート電極を形成する膜は、不純物
濃度の異なる半導体膜であることをその要旨とする。従
って、本発明によれば、半導体膜の不純物濃度が高くな
るほど、酸化速度およびエッチング速度が速くなること
から、請求項3または請求項4の発明を簡単かつ容易に
実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1実
施形態を図面と共に説明する。図1は、第1実施形態の
スプリットゲート型メモリセル(スプリットゲート型ト
ランジスタ)1の要部概略断面図である。
【0021】スプリットゲート型メモリセル1は、ソー
ス領域2、ドレイン領域3、チャネル領域4、浮遊ゲー
ト電極5、制御ゲート電極6から構成されている。P型
単結晶シリコン基板(半導体基板)7上にはN型のソー
ス領域2およびドレイン領域3が形成されている。ソー
ス領域2とドレイン領域3とに挟まれたチャネル領域4
上には、ゲート絶縁膜8を介して浮遊ゲート電極5が形
成されている。浮遊ゲート電極5の上部には、絶縁膜9
を介して制御ゲート電極6の右端部分6aが形成されて
いる。浮遊ゲート電極5の側壁部には、トンネル絶縁膜
10を介して制御ゲート電極6の中央部分6bが浮遊ゲ
ート電極5の側壁部を覆うように形成されている。制御
ゲート電極6の左端部分6cは、ゲート絶縁膜11を介
してチャネル領域4上に配置され、選択ゲート電極12
を構成している。
【0022】そして、選択ゲート電極12とソース領域
2およびドレイン領域3により、選択トランジスタ13
が構成されている。すなわち、スプリットゲート型メモ
リセル1は、各ゲート電極5,6とソース領域2および
ドレイン領域3から構成されるトランジスタと、選択ト
ランジスタ13とが直列に接続された構成をとる。
【0023】浮遊ゲート電極5は、基板7に対して垂直
方向に積層された3層の各膜(半導体膜)5a〜5cか
ら形成されている。浮遊ゲート電極5を形成する中央の
膜5bの左右両端部分は、浮遊ゲート電極5を形成する
上部の膜5aおよび下部の膜5cから突出しており、当
該突出した膜5bの左右両端部分により浮遊ゲート電極
5の突起部5dが形成されている。つまり、浮遊ゲート
電極5の側壁部には突起部5dが形成され、その突起部
5dは制御ゲート電極6に向けて突出している。
【0024】浮遊ゲート電極5の突起部5dの側方に位
置するトンネル絶縁膜10の膜厚は薄くなっており、そ
の薄いトンネル絶縁膜10を介して突起部5dと対向す
る制御ゲート電極6の部分にも突起部6dが形成されて
いる。つまり、制御ゲート電極6の中央部分6bには突
起部6dが形成され、その突起部6dは浮遊ゲート電極
5に向けて突出している。
【0025】そして、上記のように構成されたスプリッ
トゲート型メモリセル1が基板7上に複数個マトリック
ス状に配置されてメモリセルアレイが構成され、当該メ
モリセルアレイに周辺回路が接続されてフラッシュEE
PROMが構成されている。尚、スプリットゲート型メ
モリセル1を用いたメモリセルアレイの構成について
は、特開平11−31801号公報の図20に記載して
あるものと略同一であるため、ここでは説明を省略す
る。また、スプリットゲート型メモリセル1を用いたフ
ラッシュEEPROMの回路構成については、特開平9
−321156号公報の図11または図14、特開平1
1−31801号公報の図21に記載してあるものと同
じであるため、ここでは説明を省略する。そして、スプ
リットゲート型メモリセル1の書込動作および読出動作
については、特開平11−31801号公報の図22
(a)(b)を用いた説明と同じであるため、ここでは
説明を省略する。
【0026】次に、スプリットゲート型メモリセル1の
消去動作について説明する。消去動作において、ソース
領域2およびドレイン領域3の電位は0Vにされ、制御
ゲート電極6の電位は15Vにされる。ここで、ソース
領域2および基板7と浮遊ゲート電極5との間の静電容
量と、制御ゲート電極6と浮遊ゲート電極5の間の静電
容量とを比べると、前者の方が圧倒的に大きい。つま
り、浮遊ゲート電極5は、ソース領域2および基板7と
強くカップリングしている。そのため、制御ゲート電極
6が15V、ドレイン領域3が0Vになっても、浮遊ゲ
ート電極5の電位は0Vからあまり変化せず、制御ゲー
ト電極6と浮遊ゲート電極5との電位差が大きくなって
各電極5,6間に高電界が生じる。
【0027】その結果、トンネル絶縁膜10を通って制
御ゲート電極6から浮遊ゲート電極5へファウラー−ノ
ルドハイム・トンネル電流(Fowler-Nordheim Tunnel C
urrent)が流れ、浮遊ゲート電極5中の電子が制御ゲー
ト電極6側へ引き抜かれて、スプリットゲート型メモリ
セル1に記憶されたデータの消去が行われる。
【0028】このとき、各ゲート電極5,6はトンネル
絶縁膜10を介して容量結合されているが、浮遊ゲート
電極5の側壁部には突起部5dが形成され、浮遊ゲート
電極5の突起部5dの側方に位置するトンネル絶縁膜1
0の膜厚は薄くなっており、その薄いトンネル絶縁膜1
0を介して突起部5dと対向する制御ゲート電極6の部
分にも突起部6dが形成されている。
【0029】そのため、各突起部5d,6d間に電界が
集中し、浮遊ゲート電極5中の電子は突起部5dから飛
び出して制御ゲート電極6の突起部6d側へ移動する。
従って、電子の移動が容易になり、浮遊ゲート電極5中
の電子を効率的に引き抜くことが可能になるため、消去
特性を向上させることができる。
【0030】このように、スプリットゲート型メモリセ
ル1においては、選択トランジスタ13が設けられてい
るため、メモリセルアレイを構成する個々のメモリセル
1にそれ自身を選択する機能がある。つまり、データ消
去時に浮遊ゲート電極5から電荷を引き抜く際に電荷を
過剰に抜き過ぎても、選択ゲート電極12によってチャ
ネル領域4をオフ状態にすることができる。従って、過
剰消去が発生したとしても、選択トランジスタ13によ
ってメモリセル1のオン・オフ状態を制御することがで
き、過剰消去が問題にならない。すなわち、メモリセル
1の内部に設けられた選択トランジスタ13によって、
そのメモリセル1自身のオン・オフ状態を選択すること
ができる。
【0031】次に、スプリットゲート型メモリセル1の
製造方法について順を追って説明する。 工程1(図2参照);熱酸化法を用いてP型単結晶シリ
コン7上にゲート絶縁膜8となるシリコン酸化膜8(膜
厚:10〜15nm程度)を形成する。次に、シリコン
酸化膜8上に、膜5aとなるアモルファスシリコン膜
(非晶質シリコン膜)21(膜厚:70nm程度)、膜
5bとなるアモルファスシリコン膜22(膜厚:20n
m)、膜5cとなるアモルファスシリコン膜23(膜
厚:70nm)の各膜をこの順番で堆積する。
【0032】ここで、各アモルファスシリコン膜21,
23は、次工程以降の熱処理により導電性が付与される
ように不純物としてリンがドープ(不純物濃度:5×1
19atms/cm3程度)されたドープドアモルファ
スシリコン膜から成る。一方、アモルファスシリコン膜
22はノンドープである。
【0033】尚、ドープドアモルファスシリコン膜の形
成方法には以下のものがある。 方法1;LPCVD(Low Pressure Chemical Vapour D
eposition )法を用いてアモルファスシリコン膜を形成
する際に、不純物を含んだガスを混入する。 方法2;LPCVD法を用いてノンドープのアモルファ
スシリコン膜を形成した後に、不純物イオンをイオン注
入する。このとき、各アモルファスシリコン膜21,2
3の膜厚は薄いため、注入エネルギーを十分に低くした
条件でイオン注入を行う必要がある。
【0034】方法3;LPCVD法を用いてノンドープ
のアモルファスシリコン膜を形成した後に、不純物を含
むプラズマ中にさらす(一般に、プラスマドーピング法
と呼ばれる)。 工程2(図3参照);CVD法を用い、基板7の温度
(基板温度)を約800℃にして、アモルファスシリコ
ン膜23上に絶縁膜9となるシリコン酸化膜9(膜厚:
150nm程度)を堆積する。
【0035】このとき、各アモルファスシリコン膜21
〜23は多結晶化してそれぞれ各ポリシリコン膜21〜
23(以下、アモルファスポリシリコン膜21〜23と
同じ符号を使用する)になると同時に、各アモルファス
シリコン膜21,23にドープされたリンが活性化して
ポリシリコン膜21,23に導電性が付与される。一
方、アモルファスシリコン膜22が多結晶化したポリシ
リコン膜22には、各アモルファスシリコン膜21,2
3からリンが熱拡散されるため導電性が付与される。但
し、各ポリシリコン膜21,23に比べて、ポリシリコ
ン膜22の不純物濃度は低くなる。
【0036】工程3(図4参照);シリコン酸化膜9の
全面にフォトレジストを塗布した後、通常のフォトリソ
グラフィー技術を用いて、浮遊ゲート電極5を形成する
ためのエッチング用マスク24を形成する。 工程4(図5参照);エッチング用マスク24を用いた
RIE(Reactive IonEtching)法により、シリコン酸
化膜9を選択的にエッチング除去する。そして、エッチ
ング用マスク24を剥離する。次に、エッチングされた
シリコン酸化膜9をエッチング用マスクとして用いたR
IE法により、各ポリシリコン膜21〜23を選択的に
エッチング除去すると、各ポリシリコン膜21〜23か
らそれぞれ各膜5a〜5cが形成され、各膜5a〜5c
から成る浮遊ゲート電極5が形成される。
【0037】このように、本第1実施形態のスプリット
ゲート型メモリセル1では、通常のフォトリソグラフィ
ー技術および異方性エッチング技術(RIE法)を用い
ることにより浮遊ゲート電極5を作成することができ
る。従って、本第1実施形態によれば、前記した特開平
11−31801号公報の従来の技術に記載の方法(L
OCOS法で作成した絶縁膜をエッチング用マスクとし
て用いた異方性エッチングにより浮遊ゲート電極を形成
する方法)に比べて、工程が少なく製造が容易であるこ
とに加え、平面寸法が小さく微細な浮遊ゲート電極5を
容易に作成することができる。
【0038】工程5(図6参照);熱酸化法を用い、浮
遊ゲート電極5が形成されている部分以外のシリコン酸
化膜8をさらに酸化させてシリコン酸化膜11を形成す
ると共に、浮遊ゲート電極5(各ポリシリコン膜21〜
23、各膜5a〜5c)の側壁部にトンネル絶縁膜10
となるシリコン酸化膜10を形成する。
【0039】このとき、各ポリシリコン膜21,23に
比べて、ポリシリコン膜22の不純物濃度は低くなって
いる。そのため、各ポリシリコン膜21,23に比べて
ポリシリコン膜22の熱酸化の速度は遅くなり、各ポリ
シリコン膜21,23の側壁部に形成されたシリコン酸
化膜10に比べて、ポリシリコン膜22の側壁部に形成
されたシリコン酸化膜10の膜厚は薄くなる。その結
果、ポリシリコン膜22(膜5b)の左右両端部分は、
各ポリシリコン膜21,23(各膜5a,5c)から突
出し、当該突出したポリシリコン膜22(膜5b)の左
右両端部分により浮遊ゲート電極5の側壁部に突起部5
dが形成される。
【0040】ここで、突起部5dが各膜5a,5cから
突出した長さ(突出量)は、熱酸化の時間を調整するこ
とにより、消去動作において電子を効率的に飛び出させ
るのに最適な長さに設定することができる。尚、熱酸化
法により形成された各シリコン酸化膜10,11の膜厚
が薄い場合には、LPCVD法を用いて各シリコン酸化
膜10,11の表面にさらにシリコン酸化膜を堆積して
もよい。
【0041】工程6(図7参照);上記の工程で形成さ
れたデバイスの全面に、制御ゲート電極6となるドープ
ドポリシリコン膜25を形成する。このとき、浮遊ゲー
ト電極5の突起部5dの側方に位置するトンネル絶縁膜
10の膜厚は薄くなって凹部が形成されているため、そ
の薄いトンネル絶縁膜10を介して突起部5dと対向す
るドープドポリシリコン膜25の部分は、トンネル絶縁
膜10の凹んだ形状に沿って突出した形状になり、その
突出した部分により制御ゲート電極6の突起部6dが形
成される。
【0042】尚、制御ゲート電極6の電気抵抗を低減す
るために、ドープドポリシリコン膜25の上に金属シリ
サイド膜(例えば、タングステンシリサイドなど)を形
成することにより、ドープドポリシリコン膜25をポリ
サイド膜に置き換えてもよい。
【0043】工程7(図8参照);上記の工程で形成さ
れたデバイスの全面にフォトレジストを塗布した後、通
常のフォトリソグラフィー技術を用いて、制御ゲート電
極6を形成するためのエッチング用マスク26を形成す
る。 工程8(図9参照);エッチング用マスク26を用いた
異方性エッチングにより、ドープドポリシリコン膜25
を選択的にエッチング除去して制御ゲート電極6を形成
する。その後、エッチング用マスク26を剥離する。
【0044】工程9(図10参照);上記の工程で形成
されたデバイスの全面にフォトレジストを塗布した後、
通常のフォトリソグラフィー技術を用いて、ソース領域
2を形成するためのイオン注入用マスク27を形成す
る。次に、通常のイオン注入法を用い、基板7の表面に
リンイオン(P+)を注入してソース領域2を形成す
る。その後、イオン注入用マスク27を剥離する。
【0045】このとき、イオン注入用マスク27は、少
なくとも基板7上のドレイン領域3となる部分を覆うよ
うに形成すると共に、浮遊ゲート電極5上をはみ出さな
いように形成する。その結果、ソース領域2の位置は、
浮遊ゲート電極5の右端部によって規定される。
【0046】工程10(図11参照);上記の工程で形
成されたデバイスの全面にフォトレジストを塗布した
後、通常のフォトリソグラフィー技術を用いて、ドレイ
ン領域3を形成するためのイオン注入用マスク28を形
成する。次に、通常のイオン注入法を用い、基板7の表
面にヒ素イオン(As+)を注入してドレイン領域3を
形成する。
【0047】このとき、イオン注入用マスク28は、少
なくともソース領域2を覆うように形成すると共に、制
御ゲート電極6上をはみ出さないように形成する。その
結果、ドレイン領域3の位置は、制御ゲート電極6の左
端部分6c(選択ゲート電極12)側の左端部によって
規定される。そして、イオン注入用マスク28を剥離す
ると、スプリットゲート型メモリセル1が完成する。
【0048】以上詳述したように、本第1実施形態のス
プリットゲート型メモリセル1においては、浮遊ゲート
電極5の側壁部に電子を飛び出させるための突起部5d
が形成されているため、浮遊ゲート電極の上縁部に電子
を飛び出させるための突起部が形成された従来のスプリ
ットゲート型メモリセルの前記問題点を回避することが
できる。そして、本第1実施形態のスプリットゲート型
メモリセル1は、浮遊ゲート電極5の作成工程を除け
ば、従来より周知の技術を利用して簡単かつ容易に製造
することができる。
【0049】尚、本発明は上記第1実施形態に限定され
るものではなく、以下のように具体化してもよく、その
場合でも、上記第1実施形態と同等もしくはそれ以上の
作用・効果を得ることができる。 (1)本発明を具体化した第2実施形態のスプリットゲ
ート型メモリセルの製造方法を図12を用いて説明す
る。
【0050】本第2実施形態において第1実施形態と異
なるのは、浮遊ゲート電極5の突起部5dの作成方法だ
けであり、本第2実施形態では、上記第1実施形態の工
程1および工程5を以下の工程に置き換えるようにす
る。すなわち、本第2実施形態の工程1では、ポリシリ
コン膜22にも不純物をドープしておく。但し、各ポリ
シリコン膜21,23に比べて、ポリシリコン膜22の
不純物濃度は低くしておく。
【0051】そして、本第2実施形態の工程5(図12
参照)では、シリコン酸化膜9をエッチング用マスクと
して用いる等方性エッチングにより、浮遊ゲート電極5
(各ポリシリコン膜21〜23、各膜5a〜5c)の側
壁部をエッチング除去する。このとき、各ポリシリコン
膜21,23に比べて、ポリシリコン膜22の不純物濃
度は低くなっている。そのため、ポリシリコン膜22に
比べて各ポリシリコン膜21,23のエッチングの速度
は速くなり、ポリシリコン膜22の側壁部に比べて各ポ
リシリコン膜21,23の側壁部は多くエッチング除去
される。その結果、ポリシリコン膜22(膜5b)の左
右両端部分は、各ポリシリコン膜21,23(各膜5
a,5c)から突出し、当該突出したポリシリコン膜2
2(膜5b)の左右両端部分により浮遊ゲート電極5の
側壁部に突起部5dが形成される。
【0052】ここで、突起部5dが各膜5a,5cから
突出した長さ(突出量)は、等方性エッチングの時間を
調整することにより、消去動作において電子を効率的に
飛び出させるのに最適な長さに設定することができる。
その後、浮遊ゲート電極5の側壁部にトンネル絶縁膜1
0を形成する。ここで、トンネル絶縁膜10の形成に
は、熱酸化法に限らず、熱窒化法、熱酸窒化法、CVD
法のうち少なくとも1つの方法を用いればよい。また、
トンネル絶縁膜10は、これらの異なる絶縁膜を複数積
層した構造にしてもよい。
【0053】(2)図13は、本発明を具体化した第3
実施形態のスプリットゲート型メモリセル31の要部概
略断面図である。本第3実施形態のスプリットゲート型
メモリセル31において、第1実施形態のスプリットゲ
ート型メモリセル1と異なるのは、浮遊ゲート電極5の
側壁部に形成されたサイドウォールによって制御ゲート
電極6が形成されている点である。つまり、スプリット
ゲート型メモリセル31における制御ゲート電極6は、
スプリットゲート型メモリセル1の制御ゲート電極6か
ら左右端部分6a,6cを除いた中央部分6bのみから
構成されており、その中央部分6bが選択ゲート電極1
2を構成している。従って、スプリットゲート型メモリ
セル31によれば、スプリットゲート型メモリセル1よ
りも平面寸法を小さくして微細化することができる。
【0054】すなわち、スプリットゲート型メモリセル
1の消去動作においては、浮遊ゲート電極5の側壁部に
形成された突起部5dから電子が飛び出すため、制御ゲ
ート電極6の左右端部分6a,6c(特に、右端部分6
a)は消去動作には使用されない。また、スプリットゲ
ート型メモリセル1を微細化した場合には、制御ゲート
電極6の中央部分6bのみでも選択ゲート電極12の作
用を十分に得ることができる。従って、スプリットゲー
ト型メモリセル1の制御ゲート電極6から左右端部分6
a,6cを除いて中央部分6bのみとしても、メモリセ
ルの各動作(読出動作、書込動作、消去動作)にはほと
んど影響がない。
【0055】尚、本第3実施形態のスプリットゲート型
メモリセル31を作成するには、第1実施形態の工程6
においてドープドポリシリコン膜25を形成した後に、
全面エッチバック法を用いて浮遊ゲート電極5の側壁部
のドープドポリシリコン膜25だけを残すようにすれば
よく、その浮遊ゲート電極5の側壁部に残ったサイドウ
ォール状のドープドポリシリコン膜25から制御ゲート
電極6が形成される。従って、本第3実施形態によれ
ば、第1実施形態に比べて、制御ゲート電極6の作成に
要する工程が少なくなり製造が容易になる。
【0056】(3)図14は、本発明を具体化した第4
実施形態のスプリットゲート型メモリセル41の要部概
略断面図である。本第4実施形態のスプリットゲート型
メモリセル41において、第1実施形態のスプリットゲ
ート型メモリセル1と異なるのは、浮遊ゲート電極5が
基板7に対して垂直方向に積層された7層の各膜5e〜
5kから形成されている点である。浮遊ゲート電極5を
形成する各膜5f,5h,5jの左右両端部分は、浮遊
ゲート電極5を形成するその他の各膜5e,5g,5
i,5kから突出しており、当該突出した各膜5f,5
h,5jの左右両端部分により浮遊ゲート電極5の突起
部5dが形成されている。つまり、浮遊ゲート電極5の
側壁部には3つの突起部5dが形成されている。そし
て、浮遊ゲート電極5の各突起部5dの側方に位置する
トンネル絶縁膜10の膜厚は薄くなっており、その薄い
トンネル絶縁膜10を介して各突起部5dと対向する制
御ゲート電極6の部分にも3つの突起部6dが形成され
ている。
【0057】このように構成されたスプリットゲート型
メモリセル41によれば、消去動作において3つの突起
部5dから電子が飛び出すため、電子の移動量が多くな
り、消去速度を速くすることができる。また、スプリッ
トゲート型メモリセル1を微細化すると製造過程におい
て突起部5dの形成不全が起こり易くなるが、スプリッ
トゲート型メモリセル41では3つの突起部5dを備え
ることから、いずれか2つの突起部5dが形成不全にな
った場合でも、残る1つの突起部5dを用いて浮遊ゲー
ト電極5中の電子を効率的に引き抜くことが可能であ
り、十分な消去特性を確保することができる。
【0058】尚、本第4実施形態のスプリットゲート型
メモリセル41では、浮遊ゲート電極5を7層構造にし
て突起部5dを3つ形成しているが、浮遊ゲート電極5
の積層枚数を5層または9層以上の奇数層にして突起部
5dの数を2つ又は4つ以上形成してもよく、突起部5
dの数が増えるほど本第4実施形態の上記作用・効果が
より顕著になる。
【0059】(4)第1実施形態では、各ポリシリコン
膜21,23にリンをドープしたが、各ポリシリコン膜
21,23にドープする不純物はどのようなもの(ヒ
素、アンチモン、ホウ素、インジウムなど)を用いても
よい。尚、各ポリシリコン膜21,23にドープする不
純物の濃度は、各ポリシリコン膜21〜23の膜厚と、
突起部5dが各膜5a,5cから突出した長さ(突出
量)と、不純物の種類とに対応して適宜設定すればよ
い。
【0060】(5)第1実施形態では、浮遊ゲート電極
5の側壁部に突起部5dを形成すると共に、浮遊ゲート
電極5の突起部5dに対向する位置に制御ゲート電極6
の突起部6dを形成するようにしたが、各突起部5d,
6dのいずれか一方を省いてもよい。
【0061】浮遊ゲート電極5の突起部5dを省いて、
制御ゲート電極6の突起部6dのみを設けた場合、消去
動作において、制御ゲート電極6の突起部6dと浮遊ゲ
ート電極5との間に電界が集中し、浮遊ゲート電極5中
の電子はその電界が集中した浮遊ゲート電極5の部分か
ら飛び出して制御ゲート電極6側へ移動する。
【0062】また、制御ゲート電極6の突起部6dを省
いて、浮遊ゲート電極5の突起部5dのみを設けた場
合、消去動作において、浮遊ゲート電極5の突起部5d
と制御ゲート電極6との間に電界が集中し、浮遊ゲート
電極5中の電子は突起部5dから飛び出して制御ゲート
電極6側へ移動する。
【0063】従って、これらの場合も、第1実施形態と
ほぼ同様の作用・効果を得ることができる。 (6)各絶縁膜8,9,11を、酸化シリコン、窒酸化
シリコン、窒化シリコンのうち少なくとも1つを主成分
とする他の絶縁膜に置き換えてもよい。その絶縁膜の形
成には、熱酸化法、熱窒化法、熱酸窒化法、CVD法の
うち少なくとも1つの方法を用いればよい。また、これ
らの異なる絶縁膜を複数積層した構造に置き代えてもよ
い。
【0064】(7)P型単結晶シリコン基板7をP型ウ
ェルに置き換えてもよい。 (8)P型単結晶シリコン基板7をN型単結晶シリコン
基板またはN型ウェルに置き代え、ソース領域2および
ドレイン領域3を形成するために注入する不純物イオン
としてP型不純物イオン(ホウ素、インジウムなど)を
用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態の要部概略断
面図。
【図2】第1実施形態の製造方法を説明するための要部
概略断面図。
【図3】第1実施形態の製造方法を説明するための要部
概略断面図。
【図4】第1実施形態の製造方法を説明するための要部
概略断面図。
【図5】第1実施形態の製造方法を説明するための要部
概略断面図。
【図6】第1実施形態の製造方法を説明するための要部
概略断面図。
【図7】第1実施形態の製造方法を説明するための要部
概略断面図。
【図8】第1実施形態の製造方法を説明するための要部
概略断面図。
【図9】第1実施形態の製造方法を説明するための要部
概略断面図。
【図10】第1実施形態の製造方法を説明するための要
部概略断面図。
【図11】第1実施形態の製造方法を説明するための要
部概略断面図。
【図12】本発明を具体化した第2実施形態の製造方法
を説明するための要部概略断面図。
【図13】本発明を具体化した第3実施形態の要部概略
断面図。
【図14】本発明を具体化した第4実施形態の要部概略
断面図。
【符号の説明】
1,31,41…スプリットゲート型メモリセル 2…ソース領域 3…ドレイン領域 4…チャネル領域 5…浮遊ゲート電極 6…制御ゲート電極 7…P型単結晶シリコン基板 5a〜5c,5e〜5k…浮遊ゲート電極を形成する膜 5d…浮遊ゲート電極の突起部 6d…制御ゲート電極の突起部 8,11…ゲート絶縁膜 10…トンネル絶縁膜 12…選択ゲート電極 13…選択トランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されたソース領域お
    よびドレイン領域と、 ソース領域とドレイン領域に挟まれたチャネル領域と、 チャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成された浮遊
    ゲート電極と、 トンネル絶縁膜を介して浮遊ゲート電極の少なくとも側
    壁部を覆うように形成された制御ゲート電極と、 浮遊ゲート電極の前記側壁部から制御ゲート電極へ向け
    て突出した少なくとも1つの突起部とを備え、 制御ゲート電極の一部がゲート絶縁膜を介してチャネル
    領域上に配置されて選択ゲート電極を構成することを特
    徴とするスプリットゲート型メモリセル。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成されたソース領域お
    よびドレイン領域と、 ソース領域とドレイン領域に挟まれたチャネル領域と、 チャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成された浮遊
    ゲート電極と、 トンネル絶縁膜を介して浮遊ゲート電極の少なくとも側
    壁部を覆うように形成された制御ゲート電極と、 制御ゲート電極から浮遊ゲート電極側の前記側壁部へ向
    けて突出した少なくとも1つの突起部とを備え、 制御ゲート電極の一部がゲート絶縁膜を介してチャネル
    領域上に配置されて選択ゲート電極を構成することを特
    徴とするスプリットゲート型メモリセル。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のスプリ
    ットゲート型メモリセルにおいて、 前記浮遊ゲート電極は、酸化速度の異なる材料の膜によ
    る積層構造から成ることを特徴とするスプリットゲート
    型メモリセル。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のスプリ
    ットゲート型メモリセルにおいて、 前記浮遊ゲート電極は、エッチング速度の異なる材料の
    膜による積層構造から成ることを特徴とするスプリット
    ゲート型メモリセル。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載のスプリ
    ットゲート型メモリセルにおいて、 前記浮遊ゲート電極を形成する膜は、不純物濃度の異な
    る半導体膜であることを特徴とするスプリットゲート型
    メモリセル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004006795A (ja) * 2002-05-15 2004-01-08 Samsung Electronics Co Ltd スプリットゲートメモリ装置及びその製造方法

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