JP2001067957A - フラットケーブルの融着方法及び融着部材 - Google Patents

フラットケーブルの融着方法及び融着部材

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JP2001067957A
JP2001067957A JP24167799A JP24167799A JP2001067957A JP 2001067957 A JP2001067957 A JP 2001067957A JP 24167799 A JP24167799 A JP 24167799A JP 24167799 A JP24167799 A JP 24167799A JP 2001067957 A JP2001067957 A JP 2001067957A
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JP
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fusing
flat cable
fusion
portions
wire bundle
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Application number
JP24167799A
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English (en)
Inventor
Masaki Yoshimura
昌希 吉村
Masatsugu Yoshio
正嗣 吉尾
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 融着部終端のバリの発生を抑制して高品質の
フラットケーブルを容易に得ることができる新規なフラ
ットケーブルの融着方法及び融着部材の提供。 【解決手段】 熱可塑性樹脂で絶縁被覆された電線束A
を連続的に繰り出しながらその上下、あるいはいずれか
一方から、その接触面の角部がR加工、又は角落とし加
工された融着部材6を接触させて隣接する電線1同士を
融着させてその長さ方向に融着部を間欠的に形成する。
これによって、融着時において溶融樹脂の一部が融着部
材6の接触面6cの角部6dに溜まり難くなってバリの
発生が抑制されるため、良好な融着作業を行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気・電子機器等
の配線に適用されるフラットケーブルの融着方法及びこ
れに用いる融着部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気・電子機器等には、各部品
間を電気的に接続するためのフラットケーブルが多用さ
れており、その一つとして、図5に示すような複数本の
電線1を帯状に配列して一体化してなるものがある。
【0003】図示するように、このフラットケーブル
は、導体2上に熱可塑性樹脂からなる絶縁被覆3が施さ
れた電線1を複数本並列に並べた電線束Aをその長さ方
向に亘って間欠的に或いは連続的に熱融着して一体化さ
れて形成されている。また、その両端部は、敢えて熱融
着されておらずに、各電線1が相互にばらけた状態とな
っており、電機部品への電気的接続時の口出し作業等を
容易に行えるようになっている。
【0004】そして、このような構造をしたフラットケ
ーブルは、図6に示すように、少なくとも一対以上のロ
ーラR,R間に帯状の電線束Aを連続的に送り出すと共
に、その上下から高温に加熱された角材状の融着部材
4,4をエアーシリンダ5等によって各電線1の両面に
近接接触させ、その融着部材4,4の熱によって各電線
1の絶縁被覆2を溶融させて隣接する各電線1同士を融
着させることで帯状に一体化させた後、その非融着部分
で適宜任意の長さに切断することで連続的に製造される
ようになっている。また、この融着部の距離や間隔は、
図6(2)に示すように、この融着部材4,4の各電線
1への接触時間を適宜コントロールすることで任意に制
御できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の製造方法にあっては、図7に示すように、使用す
る融着部材4,4が角材状に形成されているため、融着
に際してその接触面の角部上流側に溶融した樹脂が堰状
に溜まりやすく、これが融着部材4,4を離した際に融
着部材4,4と共に上下方向に引き延ばされてその融着
部の上流側終端部に図8に示すようなバリを発生させ、
これによってフラットケーブルの品質を著しく悪化させ
てしまうといった不都合があった。
【0006】そこで、本発明はこのような課題を有効に
解決するために案出されたものであり、その目的は、主
にフラットケーブルの融着部終端に発生し易いバリを抑
制して高品質のフラットケーブルを容易に得ることがで
きる新規なフラットケーブルの融着方法及び融着部材を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、熱可塑性樹脂で絶縁被覆された複数本の電
線を並列に並べた電線束を連続的に繰り出しながらその
上下、あるいはいずれか一方から高温に加熱された融着
部材を接触させて隣接する電線同士を融着させてその長
さ方向に帯状の融着部を間欠的に形成するようにしたフ
ラットケーブルの融着方法において、上記融着部材とし
て、上記電線束を横断するように略角材状に形成される
と共に、その接触面の角部がR加工、又は角落とし加工
されたものを用いるようにしたものである。
【0008】これによって、融着時において溶融樹脂の
一部が融着部材の接触面角部に溜まり難くなるため、融
着部材を引き離してもその融着部上流側終端においてバ
リの発生が抑制され、良好な融着作業を行うことができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施する好適一形
態を添付図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は、本発明に係る新規な融着部材6の
実施の一形態を示したものである。
【0011】図示するように、この融着部材6は、ヒー
ター等の加熱手段が内蔵された支持部材6aの上部に、
熱伝導性に優れた金属棒からなる略角材状の部材本体6
bを一体的に取り付けてなるものであり、この支持部材
6a側を従来のようにエアーシリンダー等によって電線
束A側に近接離間制御することでその部材本体6bを電
線束Aの片面側に自在に接触離間できるようになってい
る。
【0012】また、この略角材状をした部材本体6bの
頂面、すなわち、接触面6cの両角部6d,6dは、そ
れぞれ曲面状にR加工されており、その角部6d,6d
が電線束Aの各電線1の絶縁被覆3に対して曲面状に接
触するようになっている。
【0013】そのため、図2に示すように、このような
構造をした融着部材6を電線束Aの両面にそれぞれ直交
するように位置させた後、図4に示すようにこれら融着
部材6,6を電線束Aの両面に接触(圧接)させて加熱
した場合、その角部6d,6dが曲面状をしていること
から溶融した樹脂が電線束Aの流れに伴って融着部材
6,6間にスムーズに流れ込むようになる。
【0014】この結果、従来の融着部材4,4のよう
に、溶融した樹脂の一部が融着部材6,6の上流側角部
に堰状に溜まることがなくなり、図4(3)に示すよう
に融着終了時点で融着部材6,6を電線束Aから離して
もその溶融樹脂の一部が融着部材6,6に伴って離間方
向に引き延ばされるようなことがなくなる。
【0015】従って、融着工程に際して製品の品質を悪
化させるバリの発生が未然に抑制されるため、良好な融
着が実施され、高品質のフラットケーブルを確実に製造
することができる。
【0016】尚、このバリを誘引する樹脂の隆起は、主
に融着部材6の上流側に発生することから、必ずしも融
着部材6の両角部6d,6dに対してR加工を施す必要
はなく、少なくとも融着部材6の上流側角部にのみ形成
すれば足りるため、融着部材6の下流側角部6dに対す
る加工作業は省略しても良い。また、この角部6dは必
ずしも曲面状にR加工する必要はなく、図3に示すよう
に単に角落としして鈍角に加工したものであっても良
い。
【0017】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、融着に際
して融着部上流端に溶融樹脂が溜まることがなくなるた
め、フラットケーブルの品質を悪化させるバリの発生を
未然に抑制することができる等といった優れた効果を発
揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る融着部材の実施の一形態を示す斜
視図である。
【図2】本発明に係る融着方法の実施の一形態を示す斜
視図である。
【図3】本発明に係る融着部材の他の実施の一形態を示
す斜視図である。
【図4】本発明に係る融着方法の実施の一形態を示す工
程図である。
【図5】従来のフラットケーブルの一例を示す部分破断
斜視図である。
【図6】従来のフラットケーブルの融着方法を示す概略
図である。
【図7】従来のフラットケーブルの融着方法及び融着部
材を示す説明図である。
【図8】従来の融着方法によって得られたフラットケー
ブルの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 電線 2 導体 3 絶縁被覆 4,6 融着部材 6b 部材本体 6c 接触面 6d 角部 A 電線束

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂で絶縁被覆された複数本の
    電線を並列に並べた電線束を連続的に繰り出しながらそ
    の上下、あるいはいずれか一方から高温に加熱された融
    着部材を接触させて隣接する電線同士を融着させてその
    長さ方向に帯状の融着部を間欠的に形成するようにした
    フラットケーブルの融着方法において、上記融着部材と
    して、上記電線束を横断するように略角材状に形成され
    ると共に、その接触面の角部がR加工、又は角落とし加
    工されたものを用いるようにしたことを特徴とするフラ
    ットケーブルの融着方法。
  2. 【請求項2】 連続して繰り出される電線束の上下、或
    いはいずれか一方からその電線束に接触させて隣接する
    電線同士をその長さ方向に間欠的に帯状に融着させるた
    めの融着部材において、上記電線束を横断するように略
    角材状に形成された部材本体の角部をR加工、又は角落
    とし加工してなることを特徴とする融着部材。
JP24167799A 1999-08-27 1999-08-27 フラットケーブルの融着方法及び融着部材 Pending JP2001067957A (ja)

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