JP2001067451A - 非接触icタグ及びそれに用いるコイル - Google Patents

非接触icタグ及びそれに用いるコイル

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JP2001067451A
JP2001067451A JP24177599A JP24177599A JP2001067451A JP 2001067451 A JP2001067451 A JP 2001067451A JP 24177599 A JP24177599 A JP 24177599A JP 24177599 A JP24177599 A JP 24177599A JP 2001067451 A JP2001067451 A JP 2001067451A
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JP
Japan
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bobbin
terminal
wire
contact
coil
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Application number
JP24177599A
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English (en)
Inventor
Masato Fukagaya
正人 深萱
Masayoshi Sakamoto
雅義 坂本
Kazuyuki Maeda
和幸 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コイル巻きされた導線を端子に電気的に接続し
てなる非接触ICタグにおいて、製造が容易であり、コ
イルと端子との接続信頼性を高めるものを提供する。 【解決手段】導線1をボビン2にコイル巻きし、当該導
線1の端末線1a,1bをボビンの切り欠き6〜9に位
置決め固定し、当該位置決め固定された端末線1a,1
bを、ICチップ3の端子5a,5bに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波を用いて非
接触でデータを読み取ることができる非接触ICタグに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】非接触ICタグは、これまでのバーコー
ド読取りシステムでは実現できない様々な環境下におけ
るデータの読取りが可能である。この非接触ICタグの
特徴を利用して、例えば、カード状に加工したものをプ
レペイドカードやクレジットカードとして使用したり、
コイン状や棒状に加工したものを商品に装着して商品管
理に使用したりしている。
【0003】従来の非接触ICタグは、ICモジュール
を搭載した基板(COB;チップオンボード)の端子又
はICモジュールの端子に、空芯コイルを接続し、全体
を樹脂でパッケージングした形で製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の非接触ICタグ
によれば、図5(a)に示すように、端子に接続する前の
空芯コイルの端末は、自由に動く状態であったため、端
子との接続が行いにくいという難点があった。また接続
後も、図5(b)の矢印に示すように、空芯コイルと端子
との位置関係が固定されないで動くので、樹脂封止して
も振動や熱履歴により導線や接続部に応力がかかって接
続部へのダメージが生じるおそれがあった。
【0005】そこで、本発明は、コイル巻きされた導線
を端子に電気的に接続してなる非接触ICタグにおい
て、製造が容易で、コイルと端子との接続信頼性を高め
ることのできる非接触ICタグ及びそれに用いるコイル
を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
非接触ICタグは、コイル巻きされた導線を端子に接続
してなるものであって、導線は、ボビンにコイル巻きさ
れてあり、当該導線の端末線はボビンの所定部に位置決
め固定され、当該位置決め固定されている端末線のいず
れかの部位において、導線と端子とが接続されているこ
とを特徴とする(請求項1)。また、本発明のコイル
は、導線を、ボビンにコイル巻きし、当該導線の端末線
はボビンの所定部に位置決め固定されていることを特徴
とする(請求項3)。
【0007】ここで「端末線」とは、端子に接続される
部位を含む、導線の端に近い部分をいう。前記の構成に
よれば、導線の端末線はボビンの所定部に位置決め固定
されているので、端末線を端子と接続するとき、端末線
が自由に動くことはない。したがって、当該導線の接続
が容易にできる。また、当該導線の端末線はボビンの所
定部に位置決め固定されているので、樹脂封止後、振動
や熱履歴により導線や接続部へ応力がかかっても、接続
部の接触不良は、生じにくくなる。
【0008】前記ボビンの一部若しくは全部又はボビン
の内部に、軟質磁性体材料を使用することもできる(請
求項2,請求項4)。これにより、コイルの磁束密度を
高めることができ、コイルの小型化及び感度向上が可能
になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、導線1
をボビン2にコイル巻きした状態を示す図であり、図1
(a)は平面図、図1(b)は正面A−A断面図を示す。図2
は、ボビン2の斜視図である。導線1は、金、銅、アル
ミニウムなどからなり、裸線、又は樹脂被覆の状態で用
いられる。導線1を巻くボビン2は、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)などの高分子材料で形成された中
空扁平状のものである。
【0010】当該導線1の端末線1aは、ボビン2の上
端面2aの切欠き6に掛けられ、ボビンの上端面2aを
渡り、ボビン2の上端面2aの切欠き7に掛けられ接着
剤で止められている。当該導線1の端末線1bは、ボビ
ン2の上端面2aの切欠き8に掛けられ、ボビンの上端
面2aを渡り、ボビン2の上端面2aの切欠き9に掛け
られて、接着剤で止められている。なお、切欠き6,8
の部分も接着してもよい。
【0011】このような構造により、コイル組立後、端
末線1a、端末線1bは、ボビン2に対して、位置決め
固定され、自由に動くことはない。ボビン2の中空部に
は、基板4と基板4に搭載されたICチップ3が納めら
れている。ボビン2と、基板4及びICチップ3とは、
共通のベース21(例えばカードやコインの表面層)に
設置されるので、ボビン2と、基板4及びICチップ3
との位置関係がずれることはない。
【0012】前記端末線1aが上端面2aを渡る部分及
び端末線1bが上端面2aを渡る部分は、ボビン2の中
空部に面しており、下からICチップ3の端子5a,5
bが接している。製造組立時には、この端子5a,5b
と、導線1の端末線1a及び端末線1bとを電気的に接
続する。接続の方法は半田付け、超音波接合、熱圧着、
導電性接着剤などを用いて行う。このとき、前述したよ
うに端末線1a、端末線1bは、ボビン2に対して位置
決め固定され、ボビン2とICチップ3とは位置決め固
定されているので、端末線1a、端末線1bと、端子5
a,5bとは、位置決め固定される。したがって、接続
は容易にでき、接続した後も、導線1が動くことはな
い。また、樹脂封止後に応力がかかっても、端子5a,
5bの接続が不良になることはない。
【0013】図3は、他の実施形態に係る非接触ICタ
グの正面図および側面図である。この非接触ICタグ
は、縦長円筒状のボビン12に導線11を巻いている。
ボビン12の上端面12aには、基板14が立設されて
おり、基板14には、ICチップ13が取り付けられて
いる。さらに、基板14の上部には、導線11の端末線
11a,11bを固定する絡げ端子17、19が形成さ
れている。導線11の端末線11a,11bは、ボビン
12の上端面12aに設けられた切り欠き16,18を
通って、ピンと張られた状態で絡げ端子17、19に接
続されている。なお、切り欠き16,18に代えて孔を
形成してもよい。
【0014】切り欠き16,18と、絡げ端子17、1
9との間において、端末線11a,11bは、ICチッ
プ13の端子15a,15bに接している。製造組立時
には、この状態で、端末線11a,11bを、ICチッ
プ13の端子15a,15bに半田付けする。この実施
形態においても、端末線11a,11bと、ICチップ
13の端子15a,15bとの位置関係は固定されるの
で、半田付けが確実にできる。組立後もコイルがフラフ
ラ動くことはない。また、樹脂封止後に応力がかかって
も、端子15a,15bの接続が不良になることがな
い。
【0015】図3において、番号20で示したものは、
コイルを貫通する磁束密度を高めるための透磁率μの大
きい軟質磁性体である。このような軟質磁性体として、
フェライト、アモルファス金属などを用いることができ
る。以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明
の実施は以上の説明に限定されるものではない。たとえ
ば、端末線の端子への接続は、半田付けに限らず、バン
プ接続であってもよい。また、ボビンの切り欠きの形状
は、図2で示したものに限らず、図4(a)に示すような
幅広い切り欠き61であってもよい。さらに図4(b)に
示すように導線を貫通させる孔62〜65を形成しても
よい。
【0016】また、導線の端末線をボビンの所定部に位
置決め固定できればよいので、切り欠きや孔などを設け
ず、端末線をボビンの所定部に接着するだけでもよい。
また、図3のように軟質磁性体20をボビンに突っ込む
のではなく、ボビン自体の全部又は一部を軟質磁性体で
形成することも可能である。その他本発明の範囲内にお
いて、種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】導線1をボビン2にコイル巻きした状態を示す
図であり、(a)は平面図、(b)は正面A−A断面図を示
す。
【図2】ボビン2の斜視図である。
【図3】第2の実施形態に係る非接触ICタグの正面図
および側面図である。
【図4】ボビン2の形状の変更例を示す斜視図である。
【図5】従来の非接触ICタグに用いられていたコイル
の平面図である。
【符号の説明】
1,11 導線 1a,1b,11a,11b 端末線 2,12 ボビン 2a,12a ボビンの上端面 3,13 ICチップ 4,14 基板 5a,5b,15a,15b 端子 6,7,8,9 切欠き 16,17,18,19 切欠き 20 軟質磁性体
フロントページの続き (72)発明者 前田 和幸 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 Fターム(参考) 2C005 MB10 NA09 NB34 PA18 TA22 5B035 AA04 BB09 BC00 CA01 CA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル巻きされた導線を端子に接続してな
    る非接触ICタグであって、 前記導線は、ボビンにコイル巻きされてあり、当該導線
    の端末線はボビンの所定部に位置決め固定され、当該位
    置決め固定されている端末線のいずれかの部位におい
    て、導線と端子とが接続されていることを特徴とする非
    接触ICタグ。
  2. 【請求項2】前記ボビンの一部若しくは全部又はボビン
    の内部に、軟質磁性体材料を使用していることを特徴と
    する請求項1記載の非接触ICタグ。
  3. 【請求項3】非接触ICタグに用いるコイルであって、 導線を、ボビンにコイル巻きし、当該導線の端末線はボ
    ビンの所定部に位置決め固定されていることを特徴とす
    るコイル。
  4. 【請求項4】前記ボビンの一部若しくは全部又はボビン
    の内部に、軟質磁性体材料を使用していることを特徴と
    するコイル請求項3記載のコイル。
JP24177599A 1999-08-27 1999-08-27 非接触icタグ及びそれに用いるコイル Pending JP2001067451A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077140A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Nec Tokin Corp 非接触icタグ
JP2010511238A (ja) * 2006-11-30 2010-04-08 ルートロニック アンテルナショナル ソシエテ アノニム 小型トランスポンダ、及び、トランスポンダと読取装置を有する識別システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077140A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Nec Tokin Corp 非接触icタグ
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