JP2001066847A - 帯電部材、帯電装置および画像形成装置 - Google Patents

帯電部材、帯電装置および画像形成装置

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JP2001066847A
JP2001066847A JP23808599A JP23808599A JP2001066847A JP 2001066847 A JP2001066847 A JP 2001066847A JP 23808599 A JP23808599 A JP 23808599A JP 23808599 A JP23808599 A JP 23808599A JP 2001066847 A JP2001066847 A JP 2001066847A
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Hiroshi Inoue
宏 井上
Naoki Fuei
直喜 笛井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接触タイプの帯電部材および帯電装置につい
て、直流電圧のみを印加して帯電を行った場合でも、局
部帯電ムラの発生を防止すること、帯電部材の汚れに起
因した帯電不良が発生せず、長期にわたって良好な帯電
特性を維持すること、接触帯電方式の画像形成装置の高
画質化等を達成すること等。 【解決手段】被帯電体1に接触させ、電圧を印加して被
帯電体を帯電する帯電部材2において、該帯電部材2の
電圧印加部分と被帯電体1に接する部分との間の抵抗値
が、測定電圧−250〜−1000vにおいて、測定電
圧DC電圧V1 =−250vの時の帯電部材の抵抗値を
1 、DC電圧V2 =−1000vの時の抵抗値をR2
とすると、R1 ≧R2 であり、R2 がR1 の1/100
以内の値であることを特徴とする帯電部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】被帯電体に接触させ、電圧を
印加して被帯電体を帯電する接触タイプの帯電部材、接
触帯電装置、および該接触帯電部材もしくは接触帯電装
置を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】便宜上、電子写真方式のレーザービーム
プリンタ・複写機・ファクシミリ等の画像形成装置を例
にして説明する。
【0003】従来、電子写真プロセスにおける帯電プロ
セスは、金属ワイヤーに高電圧(直流電圧6〜8kv)
を印加して発生するコロナシャワーにより被帯電体であ
る感光体面を所定の極性・電位に一様に帯電させるコロ
ナ帯電器が広く利用されていた。しかし、高圧電源を必
要とする、比較的多量のオゾンの発生等の問題がある。
【0004】これに対して帯電部材を感光体に接触させ
ながら電圧を印加して、感光体表面を帯電させる接触帯
電方式が実用化されている。
【0005】これは、感光体に、ローラ型、ブレード
型、ブラシ型、磁気ブラシ型等の電荷供給部材としての
帯電部材を接触させ、この接触帯電部材に所定の帯電バ
イアスを印加して感光体面を所定の極性・電位に−様に
帯電させるものである。この帯電方式は、電源の低電圧
化とオゾンの発生量が少ないという利点を有している。
中でも特に接触帯電部材として導電ローラ(帯電ロー
ラ)を用いたローラ帯電方式が帯電の安定性という点か
ら好ましく用いられている。
【0006】しかしながら、帯電の均一性に関してはコ
ロナ帯電器と比較してやや劣っている。この帯電均一性
を改善するために、特開昭63−149669号公報に
開示されるように、所望の被帯電体表面電位Vdに相当
する直流電圧に、帯電開始電圧(VTM)の2倍以上のピ
ーク間電圧を持つ交流電圧成分(AC電圧成分)を重畳
した電圧(交番電圧・脈流電圧・振動電圧;時間ととも
に電圧値が周期的に変化する電圧)を接触帯電部材に印
加する「AC帯電方式」が用いられる。
【0007】これはAC電圧による電位のならし効果を
目的としたものであり、被帯電体の電位はAC電圧のピ
ークの中央である電位Vdに収束し、環境等の外乱には
影響されることはなく、接触帯電方法として優れた方法
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−149669号公報の接触帯電方式は、直流電圧
印加時における帯電開始電圧(VTH)の2倍以上のピー
ク間電圧である高圧の交流電圧を重畳させるため、直流
電源とは別に交流源を必要とする。さらには交流電流を
多量に消費することにより、帯電ローラおよび感光体の
耐久性が低下する。
【0009】これらのことは、接触帯電部材に直流電圧
のみを印加して帯電を行う「DC帯電方式」により解消
されるものの、接触帯電部材に直流電圧のみを印加する
と、以下の問題点が発生した。
【0010】即ち、従来の接触帯電部材に直流電圧のみ
を印加すると、感光体などの被帯電体表面に帯電電位以
上に過剰に帯電された局部帯電ムラが発生する。例え
ば、反転現像方式を用いた画像形成装置によりハーフト
ーン画像を出力すると、この局部帯電ムラは画像上、横
白スジや白ポチとなって現れ、画像品質が低下するとい
う問題があった。
【0011】また、接触帯電方式を用いる画像形成装置
においては、帯電部材の汚れ(現像剤の表面付着)によ
る帯電不良により画像濃度ムラなどが生じ、耐久性に問
題が生じる傾向にあり、帯電部材の汚れによる帯電不良
の影響を防止することが複数枚のプリントを可能にする
ため急務であった。特に帯電部材に直流電圧のみを印加
するDC帯電方式の場合、帯電部材の汚れの影響がAC
帯電方式に比べて画像不良として現れやすい傾向にあ
る。
【0012】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、接触タイプの帯電部材および帯電装置について、直
流電圧のみを印加して帯電を行った場合でも、局部帯電
ムラの発生を防止することを目的とする。
【0013】また、本発明の他の目的は、帯電部材の汚
れに起因した帯電不良が発生せず、長期にわたって良好
な帯電特性を維持することを可能にするものである。
【0014】これにより、接触帯電方式の画像形成装置
の高画質化等を達成することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は下記のような構
成を特徴とする、帯電部材、帯電装置および画像形成装
置である。
【0016】(1)被帯電体に接触させ、電圧を印加し
て被帯電体を帯電する帯電部材において、該帯電部材の
電圧印加部分と被帯電体に接する部分との間の抵抗値
が、測定電圧−250〜−1000vにおいて、測定電
圧DC電圧V1 =−250vの時の帯電部材の抵抗値を
1 、DC電圧V2 =−1000vの時の抵抗値をR2
とすると、R1 ≧R2 であり、R2 がR1 の1/100
以内の値 R2 ≧R1 ×(1/100) であることを特徴とする帯電部材。
【0017】(2)前記帯電部材が導電性支持体上に導
電性弾性層を形成するととともに、前紀導電性弾性層上
に少なくとも表面層を形成して構成されていることを特
徴とする(1)に記載の帯電部材。
【0018】(3)前記帯電部材は、温度15℃・湿度
10%において、測定電圧DC=−500vの時の抵抗
値が5×107 Ω以下であることを特徴とする(1)又
は(2)に記載の帯電部材。
【0019】(4)前記帯電部材の表面の静摩擦係数が
1.0以下であることを特徴とする(1)乃至(3)の
何れかに記載の帯電部材。
【0020】(5)前記帯電部材の十点平均表面粗さR
zが10μm以下であることを特敢とする(1)乃至
(4)の何れかに記載の帯電部材。
【0021】(6)前記帯電部材がローラ形状であるこ
とを特徴とする(1)乃至(5)の何れかに記載の帯電
部材。
【0022】(7)被帯電体に接触させ、電圧を印加し
た帯電部材により被帯電体を帯電する帯電装置におい
て、前記帯電部材が(1)乃至(6)の何れかに記載の
帯電部材であることを特徴とする帯電装置。
【0023】(8)少なくとも、被帯電体と、前記被帯
電体に接触して被帯電体面を帯電する帯電部材と、前記
帯電部材によって帯電された被帯電体表面に潜像を形成
する情報書き込み手段と、該潜像を可視像化する現像手
段とを備えた画像形成装置において、前記帯電部材が
(1)乃至(6)の何れかに記載の帯電部材であること
を特徴とする画像形成装置。
【0024】(9)前記情報書き込み手段が露光手段で
あることを特徴とする(8)に記載の画像形成装置。
【0025】〈作 用〉 a)即ち、電圧印加部分と被帯電体に接する部分との間
の抵抗値が、測定電圧−250〜−1000vにおい
て、測定電圧DC電圧V1 =−250vの時の帯電部材
の抵抗値をR1 、DC電圧V2 =−1000vの時の抵
抗値をR2 とすると、R1 ≧R2 であり、R2 がR1
1/100以内の値であるような構成を有する接触帯電
部材は、印加される電圧に対する抵抗値の電圧依存性が
小さいため、直流電圧のみを印加して被帯電体を帯電す
るために通常印加される−1000〜−1500v程度
の直流電圧を印加して被帯電体の帯電を行っても過剰な
放電電流が局部的に流れるのを防止することができ、局
部帯電ムラが発生する危険性が少なくなる。
【0026】本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、帯電
部材の電気抵抗を被帯電体を帯電するために印加する直
流電圧とほぼ同等の測定電圧(例えば、−1000v)
と、それよりも低い測定電圧(例えば−250v)の範
囲において測定した際、電気抵抗の測定電圧依存性が少
ない帯電部材は、直流電圧のみを印加して被帯電体を帯
電させても局部帯電ムラが発生しにくいことがわかっ
た。
【0027】そして、測定電圧が250〜1000vの
範囲において上記のような抵抗値関係R2 ≧R1 ×(1
/100)を有する帯電部材を設計すれば、帯電部材に
直流電圧のみを印加した時に生じる局部帯電ムラという
課題を解決することが可能であることがわかった。
【0028】接触帯電部材は多層構造を有する場合が多
い。この場合、高抵抗層や一部の層の体積抵抗率や層の
厚さを制御するだけでは、帯電部材全体の電気抵抗の電
圧依存性をコントロールすることができない場合があっ
た。
【0029】また、帯電部材は被帯電体と接触している
ため、実際の帯電時の帯電部材の抵抗は電気的な接触抵
抗を含み、なおかつ、帯電部材と被帯電体との接触面
積、および、帯電部材の変形具合にも依存する。
【0030】よって、帯電部材の電気抵抗は帯電部材と
電極との接触状態を被帯電体とのものと同一にして測定
した電気抵抗が実際の帯電時の状態を反映する。そこで
本発明では後述する図3のような抵抗測定方法により実
際の帯電時に近い帯電部材の電気抵抗を求めた。
【0031】b)また、低温低湿環境において5×10
7 Ω以下の電気抵抗の帯電部材とすれば、温度15℃・
湿度10%(低温低湿環境)〜温度32.5℃・湿度8
0%(高温高湿環境)の環境の範囲において、安定した
被帯電体の表面電位が得られるので、帯電部材の電気抵
抗の環境変動による画像不良が発生しない。
【0032】通常、帯電部材の電気抵抗は低温低湿環境
で最も大きな値となるため、低温低湿環境での電気抵抗
のコントロールが良好な画像を得るためには必要であ
る。一方、帯電部材の電気抵抗が5×107 Ωを超える
と、帯電に必要な電流の供給が間に合わない、いわゆる
帯電効率の低下を招いてしまう。
【0033】c)また、帯電部材の表面の静摩擦係数を
1.0以下に設計すれば、帯電部材表面に汚れが付着し
にくくなり帯電部材の汚れに起因した帯電不良が発生せ
ず、画像形成装置にあっては複数枚のプリント(多数枚
耐久印字)を可能にする。
【0034】
【発明の実施の形態】(1)画像形成装置例 図1は本発明に従う画像形成装置例の概略構成模型図で
ある。本例の画像形成装置は、転写式電子写真利用、反
転現像方式の装置である。
【0035】1は像担持体としての回転ドラム型の電子
写真感光体であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プ
ロセススピード)で回転駆動される。
【0036】2は感光体帯電手段としての接触帯電部材
である。本例は帯電ローラ(導電性ローラ)であり、感
光体1に所定の押圧力で接触させてあり、本例ではこの
帯電ローラ2は感光体1の回転に従動回転する。
【0037】この帯電ローラ2に対して帯電バイアス印
加電源S1から所定の直流電圧(この場合、−1200
vとした)が印加されることで、回転感光体1の面が所
定の極性・電位(暗部電位−600vとした)に一様に
接触帯電方式・DC帯電方式で帯電処理される。
【0038】3は情報書き込み手段としての像露光手段
であり、例えばレーザービームスキャナーである。回転
感光体1の一様帯電処理面に該像霞光手段3により目的
の画像情報に対応した像露光Lがなされることにより、
感光体帯電面の露光明部の電位(明部電位−120vと
した)が選択的に低下(減衰)して静電潜像が形成され
る。
【0039】4は反転現像手段であり、感光体面の静電
潜像の露光明部に、感光体の帯電極性と同極性に帯電し
ているトナー(ネガトナー)を選択的に付着させて静電
潜像をトナー画像として可視化する。
【0040】5は転写手段としての転写ローラであり、
感光体1に所定の押圧力で接触させて転写ニップ部を形
成させてあり、感光体1の回転と順方向に感光体の回転
周速度とほぼ同じ周速度で回転する。また転写バイアス
印加電源S2からトナーの帯電極性とは逆極性の転写電
圧が印加される。
【0041】転写ニップ部に対して不図示の給紙機構部
から転写材Pが所定の制御タイミングで給紙され、その
給紙転写材Pの裏面が転写電圧を印加した転写ローラ5
によりトナーの帯電極性とは逆極性に帯電されることに
より、転写ニップ部において感光体1面側のトナー画像
が転写材Pの表面側に静電転写される。
【0042】転写ニップ部でトナー画像の転写を受けた
転写材Pは回転感光体面から分離されて、不図示のトナ
ー画像定着手段へ導入されてトナー画像の定着処理を受
けて画像形成物として出力される。
【0043】両面画像形成モードや多重画像形成モード
の場合はこの画像形成物が不図示の再循環搬送機構に導
入されて転写ニップ部へ再導入される。
【0044】転写残余トナー等の感光体上の残留物は、
ブレード型などのクリーニング手段6により感光体1上
より回収される。
【0045】(2)帯電ローラ2 図2の(a)・(b)・(c)はそれぞれ接触帯電部材
としての帯電ローラ2の層構成例を示す横断面模型図で
ある。
【0046】(a)の帯電ローラ2は、導電性芯金2a
と、その外周に一体にローラ形状に形成された弾性層2
bと、該弾性層の外周に形成された抵抗層2c、および
さらにその外周に形成された表面層2dからなる3層構
成のものである。
【0047】(b)の帯電ローラ2は、(a)の帯電ロ
ーラから抵抗層2cを除いた2層構成のものであり、導
電性芯金2aと、その外周に一体にローラ形状に形成さ
れた弾性層2b、およびさらにその外周に形成された表
面層2dから構成されている。
【0048】(c)の帯電ローラ2は、(a)の帯電ロ
ーラにおいて抵抗層2cと表面層2dの間にさらに第2
の抵抗層2eを設けた4層構成のものである。
【0049】i)導電性芯金2a 導電性芯金2aは、鉄、銅、ステンレス、アルミニウ
ム、ニッケルなどの金属材料の丸棒を用いることができ
る。さらに、これらの金属表面に防錆や耐傷性付与を目
的としてメッキ処理を施しても構わないが、導電性を損
なわないことが必要である。
【0050】ii)弾性層2b 帯電口一ラ2において、弾性層2bは被帯電体としての
感光ドラム1に対する給電や、帯電ローラ2の感光ドラ
ム1に対する良好な均一密着性を確保するために適当な
導電性と弾性を持たせてある。
【0051】また、帯電ローラ2と感光ドラム1の均一
密着性を確保するために弾性層2bを研磨によって中央
部を一番太く、両端部に行くほど細くなる形状、いわゆ
るクラウン形状に形成することも多い。
【0052】一般に使用されている帯電ローラ2が、芯
金2aの両端部に所定の押圧力を与えて感光ドラム1と
当接されているので、中央部の押圧力が小さく、両端部
ほど大きくなっているために、帯電ローラ1の真直度が
十分であれば問題ないが、十分でない場合には中央部と
両端部に対応する画像に濃度ムラが生じてしまう場合が
ある。クラウン形状はこれを防止するために形成する。
【0053】弾性層2bの導電性はゴム等の弾性材料中
にカーボンブラック、グラファイト、導電性金属酸化物
等の電子導電機構を有する導電剤およびアルカリ金属塩
や四級アンモニウム塩等のイオン導電機構を有する導電
剤を適宜添加することにより1010Ωcm未満に調整さ
れるのがよい。弾性や硬度は軟化油、可塑剤等の添加お
よび発泡せることにより調整される。
【0054】弾性層2bの具体的弾性材料としては、例
えば、天然ゴムやEPDM、SBR、シリコーンゴム、
ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、IR、BR、
NBR、CR等の合成ゴム、さらにはポリアミド樹脂、
ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂等も挙げられる。
【0055】本発明の電気特性を達成するためには、特
に中抵抗の極性ゴム(例えば、エピクロルヒドリンゴ
ム、NBR、CR、ウレタンゴムなど)に添加剤とし
て、異形性の層状化合物やウィスカ等、例えばグラファ
イトなど、あるいはアルカリ金属塩や四級アンモニウム
塩などを添加した弾性層とするのが好ましい。
【0056】これらの弾性材料を発泡成型した発泡体を
弾性層2bに用いてもよい。
【0057】iii )抵抗層2c(2e) 抵抗層2cは、弾性層2bに接した位置に形成されるた
め弾性層2b中に含有される軟化油や可塑剤等の帯電部
材表面へのブリードアウトを防止する目的で設けたり、
帯電部材全体の電気抵抗を調整する目的で設ける。
【0058】抵抗層2cを構成する材料としては、例え
ば、エピクロルヒドリンゴム、NBR、ポリオレフィン
系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラスト
マー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、フッ素ゴ
ム系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エ
ラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリ
ブタジ工ン系熱可塑性エラストマー、エチレン酢酸ビニ
ル系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性
エラストマー及び塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラス
トマ一等を挙げることができる。
【0059】これらの材料は単独または2種類以上を混
合してもよく、共重合体であってもよい。
【0060】抵抗層2cは導電性もしくは半導電性を有
している必要がある。導電性・半導電性の発現のために
は、各種導電剤(導電性カーボン、グラファイト、導電
性金属酸化物、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄粉、ア
ルカリ金属塩、アンモニウム塩等)を適宜用いることが
できる。この場合、所望の電気抵抗を得るためには前記
各種導電剤を2種以上併用してもよい。
【0061】iv)表面層2d 本発明において導電部材の表面は静摩擦係数が1.0以
下である必要がある。この特性を達成するためには、静
摩擦係数が0.50以下の結着樹脂を材料選択すること
が好ましい。
【0062】以下、導電部材の表面の静摩擦係数をμs
とし、表面層の結着樹脂の静摩擦係数をμsB とする。
【0063】本発明において、表面層の材料選択におけ
る結着樹脂の静摩擦係数μsB の測定は、アルミシート
上に結着樹脂を塗膜として形成し、サンプルシートを
得、静摩擦係数測定器;HEIDON トライボギア
ミューズTYPE:941「新東科学(株)製」を用い
て測定し帯電部材表面層の結着樹脂の静摩擦係数μsB
とした。
【0064】この測定方法より得られた0.50以下の
静摩擦係数μsB を有する材料に導電剤およびその他添
加剤を含有し、導電部材の表面層とする。そして、さら
に導電部材として表面が静摩擦係数μs1.0以下とな
るように導電部材を材料設計する。
【0065】図4に本発明における導電部材の表面の静
摩擦係数μsの測定要領の概要を示す。本測定方法は測
定物がローラ形状の場合に好適な方法で、オイラーのベ
ルト式に準じた方法であり、この方法によれば、測定物
である導電部材と所定の角度(θ)で接触したベルト
(厚さ20μm、幅30mm、長さ180mm)は、片
方の端部が測定部(荷重計)と、他端部が重リWと結ば
れている。この状態で導電部材を所定の方向、速度で回
転させた時、測定部で測定された力をF(g)、重りの
重さをW(g)とした時、摩擦係数(μ)は以下の式で
求められる。
【0066】μ=(1/θ)ln(F/W) この測定方法により得られるチャートの一例を図5に示
す。ここにおいて、導電部材を回転させた直後の値が回
転を開始するのに必要な力であり、それ以降が回転を継
続するのに必要な力であることがわかるので、回転開始
点(すなわちt=0秒時点)の力が静摩擦力ということ
ができ、また、0<t(秒)≦60の任意の時間におけ
る力が任意の時間における静摩擦力ということができ
る。
【0067】したがって静摩擦係数:μs=(1/θ)
ln(F<t=0> /W)で求めることができる。
【0068】本測定方法において、ベルトの表面(導電
部材と接触する面)を所定の材料(例えば感光体の最外
層、現像剤を適当な手段によって塗布したもの、あるい
はステンレス等の標準物質)とすることによって様々な
物質に対する摩擦係数を求めることができる。つまり、
接触する面の材質や回転速度、荷重等を実機のプロセス
条件に合せればより好ましいが、導電部材と感光体との
摩擦係数の測定と導電部材とステンレスとの摩擦係数の
測定を行い比較検討の結果、ステンレスに対する摩擦係
数を用いても良いことが判明した。すなわち、導電部材
と感光体との摩擦係数=KX導電部材とステンレスとの
摩擦係数で概ね表される。ここで、Kは感光体表面の材
料や状態によって決定される数値で、感光体材料や表面
状態が同一であればほぼ一定の値となるが、それらが多
少なりとも異なれば変化してしまう。
【0069】従って、材料種やそれらの配合比、製造条
件あるいは表面物性等を実際の系にできるだけ合致する
ことが望ましいが、そのためには、非常な煩雑さを伴う
こと、及び上記の通り導電部材と感光体との摩擦係数と
導電部材とステンレスとの摩擦係数とが規則性を有する
傾向があるので、本発明においては、簡便のために、摩
擦係数は対ステンレス(表面の十点平均粗さRzが5ル
m以下)、回転速度は100rpm、荷重は50gの条
件で測定した。
【0070】本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、帯電
部材の表面層2dを上記のような物性とした場合、接触
帯電部材としての帯電ローラ表面にトナーが付着しにく
くなるために総印字枚数が増えても均一な帯電を行うこ
とができ、画像上カブリを生じることが無くなる。
【0071】また、トナー付着による画像カブリの発生
しやすい低温低湿環境においても、総印字枚数が増して
も画像カブリを生じることがないことがわかった。
【0072】静摩擦係数が1.0を超える場合は帯電部
材表面の離型性が小さくなるためクリーニング手段で回
収しきれなかった転写残余トナーが付着しやすくなり、
画質の劣化を招く原因となる。特に低温低湿環境におい
て画質の劣化を招く原因となる。
【0073】また、表面層2dは、帯電部材の表面を構
成し、被帯電体である感光体と接触するため感光体を汚
染してしまう材料構成であってはならない。
【0074】さらに、被帯電体にピンホールが生じた場
合、ピンホールに多量に電流が流れることで電源3の出
力電圧が低下して、帯電ローラ2のニップ方向全域に帯
電不良が生じるのを防止する目的で設ける。
【0075】また、表面層2dの抵抗値は、被帯電体に
生じたピンホールに多量に電流が流れるのを防止するた
め、104 〜1015Ωcm程度が好ましい。
【0076】本発明の特性を発揮させるための表面層2
dの材料としては、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、アク
リル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ブチラ
ール樹脂、スチレンーエチレン・ブチレンーオレフイン
共重合体(SEBC)、オレフィンーエチレン・ブチレ
ンーオレフィン共重合体(CEBC)等が挙げられる。
【0077】これらの樹脂に静摩擦係数を小さくする目
的でシリコーンオイルを添加してもよい。
【0078】表面層2dには各種導電剤(導電性カーボ
ン、グラファイト、導電性酸化錫、導電性酸化チタン、
銅、アルミニウム、ニッケル、鉄粉等)を適宜用いるこ
とができる。
【0079】この場合、所望の電気抵抗を得るためには
前記各種導電剤を2種以上併用してもよい。
【0080】v)表面粗さ 帯電ローラ2の10点平均表面粗さRzは10μm以下
であることを特徴とする。
【0081】本発明の帯電ローラを用いる場合、帯電ロ
ーラの表面が粗いと、その表面の凹凸によって微妙に帯
電ムラが生じ、結果として画像不良が生じてしまうこと
がある。あるいは、感光体表面を侵食(削れ等)する恐
れがある。
【0082】従って、帯電ローラ2の表面は、より滑ら
かな方が好ましく、JIS B0601表面粗さの規格
における10点平均表面粗さRzが10μm以下、好ま
しくは4μm以下であることが望ましい。
【0083】(3)実施例1 I.帯電ローラ2 下記の要領で本発明に従う帯電部材としての3層構成2
b・2c・2dの帯電ローラ2を作成した。
【0084】 a)導電性芯金2a=φ6ステンレス製芯金 b)弾性層2b エピクロルヒドリンゴム(三元共重合体) 100重量部 グラファイト 20重量部 炭酸カルシウム 30重量部 酸化亜鉛 5重量部 脂肪酸 2重量部 以上の材料を60℃に調節した密閉型ミキサーにて10
分間混練した後、エピクロルヒドリンゴム100重量部
に対して エーテルエステル系可塑剤 15重量部 を加え、20℃に冷却した密閉型ミキサーでさらに20
分間混練し、原料コンパウンドを調整する。
【0085】このコンパウンドに原料ゴムのエピクロル
ヒドリンゴム100重量部に対し 硫黄(加硫剤) 1重量部 ノクセラーDM(加硫促進剤) 1重量部 ノクセラーTS(加硫促進剤) 0.5重量部 を加え、20℃に冷却した2本ロール機にて10分間混
練する。
【0086】得られたコンパウンドを前記のφ6ステン
レス製芯金2aの周囲に外径φ12のローラ状になるよ
うにプレス成型機にて加熱加硫成型することにより弾性
層2bを得た。
【0087】c)抵抗層2c 上記弾性層2bの上に以下に示すような抵抗層2cを被
覆形成した。
【0088】抵抗層2cの材料として、 エピクロルヒドリンゴム(二元共重合体) 100重量部 四級アンモニウム塩 0.5重量部 をトルエン溶媒にて分散溶解して抵抗層用塗料を作成す
る。
【0089】この塗料を弾性層2b上にディッピング法
にて塗布して、膜厚100μmの抵抗層2cを被覆形成
した。
【0090】d)表面層2d さらに抵抗層2cの上に以下に示す表面層2dを被覆形
成した。
【0091】表面層2dの材料として、 フルオロオレフィン(4フッ化タイプ) ヒドロキシアルキルビニルエーテル カルボン酸ビニルエステル を共重合させて得られたフッ素樹脂共重合体を用い、そ
の溶液100重量部(固形分50wt%)に対して、イ
ソシアネート(HDI)5重量部を加えた塗料を用い
て、ディッピング法にて塗布して膜厚3μmの表面層2
dを被覆形成して、3層構成2b・2c・2dのローラ
形状の帯電部材(帯電ローラ)2を得た。
【0092】e)帯電ローラの表面層材料の静摩擦係数
μsB 表面層を形成したのと同一の結着樹脂を塗料化し、その
クリア塗料を用いてアルミシート上にコーティングし、
静摩擦係数(μsB )測定用のサンプルシートとした。
【0093】このサンプルシートの静摩擦係数測定を静
摩擦係数測定器;HEIDON トライボギア ミュー
ズTYPE:941「新東科学(株)製」を用いて行っ
た。静摩擦係数μsB はサンプルシートの任意の5点を
測定した値の平均値とした。本実施例の表面層の結着樹
脂の静摩擦係数は0.10であった。
【0094】f)帯電ローラ表面の静摩擦係数μs 前述したように図4に示すような測定装置を用いて静摩
擦係数μsを測定したところ、本実施例の帯電ローラの
表面の静摩擦係数μsは0.27であった。
【0095】g)表面粗さ(JIS B0601) 帯電ローラ表面の10点平均表面粗さRz()は2.3
μmであった。
【0096】II. 帯電ローラ2の抵抗測定、電圧依存性
の評価 図3で示すような装置で帯電ローラ2の抵抗測定を温度
23℃・湿度55%の環境にて行う。
【0097】この装置は、図1の画像形成装置の感光体
ドラム1と同一形状で、同じ表面移動速度で回転駆動さ
れる導電性の円筒電極11に対して、帯電ローラ2を感
光体ドラム1に対すると全く同じ押圧力等の条件で配設
して、外部電源S3より直流電圧を印加し、その時流れ
る電流値より帯電ローラ2の抵抗を求めた。12と13
は電流値を測定するための抵抗器と電圧計である。
【0098】その結果、本実施例の帯電ローラ2は R1 (−250v印加時)=1.08×106 Ω R2 (−1000v印加時)=0.45×106 Ω であった。即ち、R2 ≧R1 ×(1/100)の条件を
満たしている。
【0099】また、温度15℃・湿度10%の環境下こ
おける帯電ローラ2の電気抵抗Rは、R(−500v印
加時)=1.79×106 Ωであった。
【0100】III.帯電ローラ2に直流電圧のみを印加し
た時の画像評価 図1の電子写真方式の画像形成装置に上記で得られた帯
電ローラ2を取り付けて用い、 環境1=温度23℃・湿度55% 環境2=温度32.5℃・湿度80% 環境3=温度15℃・湿度10% の各環境下において、画像出しを行い、帯電ローラ2の
局部帯電ムラに起因した横白スジや白ポチの発生につい
て画像評価を行った。
【0101】結果を表1に示す。但し、感光体の表面電
位VD が−600v付近となるように印加電圧を各環境
で変え画像を出力した。
【0102】表中の、◎は得られた画像が優秀、○は良
好、△は実用可、×は実用不可であることを示す。
【0103】IV.帯電ローラ2上のトナー付着による画
像カブリ評価 また、上記の各環境1・2・3において、複数枚画像出
し耐久試験を行った。得られた画像を目視にて観察する
ことによって、帯電ローラ2上にトナーが付着し、それ
が原因となる印字用紙上のかぶりの発生について評価を
行った。
【0104】結果を表2に示す。表中の、◎は得られた
画像が優秀、○は良好、△は実用可、×は実用不可であ
ることを示す。
【0105】その結果、全ての環境下で初期から良好な
画像が得られ、20,000枚の画像出し後でも初期と
ほとんど変わらない画像が得られた。
【0106】(4)実施例2 I.帯電ローラ2 下記の要領で本発明に従う帯電部材としての3層構成2
b・2c・2dの帯電ローラ2を作成した。
【0107】 a)導電性芯金2a=φ6ステンレス製芯金 b)弾性層2b NBR 100重量部 グラファイト 23重量部 炭酸カルシウム 30重量部 酸化亜鉛 5重量部 脂肪酸 2重量部 以上の材料を60℃に調節した密閉型ミキサーにて10
分間混練した後、NBR100重量部に対して DOS可塑剤 15重量部 を加え、20℃に冷却した密閉型ミキサーでさらに20
分間混練し、原料コンパウンドを調整する。
【0108】このコンパウンドに原料ゴムのNBR10
0重量部に対し 硫黄(加硫剤) 1重畳部 ノクセラーTS(加硫促進剤) 3重量部 を加え、20℃に冷却した2本ロール機にて10分間混
練する。
【0109】得られたコンパウンドを前記のφ6ステン
レス製芯金2aの周囲に外径φ12のローラ状になるよ
うにプレス成型機にて加熱加硫成型することにより弾性
層2bを得た。
【0110】c)抵抗層2c 上記弾性層2bの上に以下に示すような抵抗層2cを披
覆形成した。
【0111】抵抗層2cの材料として、 ポリウレタンエラストマー 100重量部 リチウム塩 0.5重量部 をメチルエチルケトン(MEK)溶媒にて分散溶解して
抵抗層用塗料を作成する。
【0112】この塗料を弾性層2b上にディッピング法
にて塗布して膜厚100μmの抵抗層2cを被覆形成し
た。
【0113】d)表面層2d さらに抵抗層2cの上に以下に示す表面層2dを被覆形
成した。
【0114】表面層2dを形成する材料を フルオロオレフィン(3フッ化タイプ) カルボン酸ビニルエステル を共重合させて得られたフッ素樹脂共重合体を用い、そ
の溶液100重量部(固形分50wt%)に対して、イ
ソシアネート(HDI)5重量部を加えた塗料を用い
て、ディッピング法にて塗布して膜厚3μmの表面層2
dを被覆形成して、3層構成2b・2c・2dのローラ
形状の帯電部材(帯電ローラ)2を得た。
【0115】e)帯電ローラの表面層材料の静摩擦係数
μsB 表面層2dを形成した前記塗料と同一の塗料をアルミシ
ート上にコーティングし、静摩擦係数測定用の表面層サ
ンプルシートとした。
【0116】この表面層サンプルシートを用いて表面層
2dの材料の静摩擦係数測定を実施例1の場合と同様に
行った。本実施例のものにおける静摩擦係数は0.26
であった。
【0117】f)帯電ローラ表面の静摩擦係数μs 実施例1と同様に図4に示すような測定装置を用いて静
摩擦係数μsを測定したところ、本実施例の帯電ローラ
の表面の静摩擦係数μsは0.39であった。
【0118】g)表面粗さ(JIS B0601) また、帯電ローラ表面の10点平均表面粗さRzは1.
8μmであった。
【0119】II.抵抗測定、評価 帯電ローラ2の抵抗測定、各種評価を実施例1と同様に
行った。
【0120】帯電ローラ2の電気抵抗R1 (−250v
印加)、R2 (−1000∨印加)はそれぞれ、 R1 =1.52×106 Ω R2 =0.67×106 Ω であった。即ち、R2 ≧R1 ×(1/100)の条件を
満たしている。
【0121】また、温度15℃・湿度10%の環境下に
おける帯電ローラ2の電気抵抗Rは、R(−500v印
加時)=3.01×106 Ωであった。
【0122】この帯電ローラ2について実施例1と同様
の評価を行い、その結果を表1、表2に示した。
【0123】(5)実施例3 I.帯電ローラ2 下記の要領で本発明の帯電部材としての3層構成2b・
2c・2dの帯電ローラ2を作成した。
【0124】 a)導電性芯金2a=φ6ステンレス製芯金 b)弾性層2b NBR 100重量部 グラファイト 10重量部 導電性カーボンブラック 5重量部 炭酸カルシウム 30重量部 酸化亜鉛 5重量部 脂肪酸 2重量部 以上の材料を60℃に調節した密閉型ミキサーにて10
分間混練した後、NBR100重量部に対して DOS可塑剤 15重量部 を加え、20℃に冷却した密閉型ミキサーでさらに20
分間混練し、原料コンパウンドを調整する。
【0125】このコンパウンドに原料ゴムのNBR10
0重量部に対し 硫黄(加硫剤) 1重量部 ノクセラーTS(加硫促進剤) 3重量部 を加え、20℃に冷却した2本ロール機にて10分間混
練する。
【0126】得られたコンパウンドを前記のφ6ステン
レス製芯金2aの周囲に外径φ12のローラ状になるよ
うにプレス成型機にて加熱加硫成型することにより弾性
層2bを得た。
【0127】c)抵抗層2c 上記弾性層2bの上に以下に示すような抵抗層2cを被
覆形成した。
【0128】抵抗層2cの材料として、 エピクロルヒドリンゴム(三元共重合体) 100重量部 リチウム塩 0.5重量部 をトルエン溶媒にて分散溶解して抵抗層用塗料を作成す
る。
【0129】この塗料を弾性層2b上にディッピング法
にて塗布して膜厚100μmの抵抗層2cを被覆形成し
た。
【0130】d)表面層2d さらに抵抗層2cの上に以下に示す表面層2dを被覆形
成した。
【0131】表面層2dの材料として、 フルオロオレフィン(4フッ化タイプ) ヒドロキシアルキルビニルエーテル カルボン酸ビニルエステル を共重合させて得られたフッ素樹脂共重合体を用い、そ
の溶液100重量部(固形分50wt%)に対して、イ
ソシアネート(HDI)5重量部と導電性酸化チタン5
0重量部を加えた塗料を用いて、ディッピンク法にて塗
布して膜厚3μmの表面層2dを被覆形成して、3層構
成2b・2c・2dのローラ形状の帯電部材(帯電ロー
ラ)2を得た。
【0132】e)表面層2dの材料の静摩擦係数μsB 表面層2dを形成した結着樹脂を塗料化し、その塗料を
アルミシート上にコーティングし、静摩擦係数測定用の
表面層サンプルシートとした。
【0133】この表面層サンプルシートを用いて表面層
2dの静摩擦係数測定を実施例1の場合と同様に行っ
た。本実施例のものにおける静摩擦係数μsB は0.1
0であった。
【0134】f)帯電ローラ表面の静摩擦係数μs 実施例1と同様に帯電ローラ表面の静摩擦係数μsを測
定したところ、本実施例の静摩擦係数μsは0.29で
あった。
【0135】g)表面粗さ(JIS B0601) また、帯電ローラ表面の10点平均表面粗さRzは2.
0μmであった。
【0136】II.抵抗測定、評価 帯電ローラ2の抵抗測定、各種評価を実施例1と同様に
行った。
【0137】帯電ローラ2の電気抵抗R1 (−250v
印加)、R2 (−1000∨印加)はそれぞれ、 R1 =0.96×106 Ω R2 =0.37×106 Ω であった。即ち、R2 ≧R1 ×(1/100)の条件を
満たしている。
【0138】また、温度15℃・湿度10%の環境下に
おける帯電ローラ2の電気抵抗Rは、R(−500v印
加時)=2.09×106 Ωであった。
【0139】この帯電ローラ2について実施例1と同様
の評価を行い、その結果を表1、表2に示した。
【0140】(6)実施例4 I.帯電ローラ2 下記の要領で本発明に従う帯電部材としての3層構成2
b・2c・2dの帯電ローラ2を作成した。
【0141】 a)導電性芯金2a=φ6ステンレス製芯金 b)弾性層2b エピクロルヒドリンゴム(三元共重合体) 100重量部 グラファイト 20重量部 炭酸カルシウム 30重量部 酸化亜鉛 5重量部 脂肪酸 2重量部 以上の材料を60℃に調節した密閉型ミキサーにて10
分間混練した後、エピクロルヒドリンゴム100重量部
に対して エーテルエステル系可塑剤 15重量部 を加え、20℃に冷却した密閉型ミキサーでさらに20
分間混練し、原料コンパウンドを調整する。
【0142】このコンパウンドに原料ゴムのエピクロル
ヒドリンゴム100重量部に対し 硫黄(加硫剤) 1重量部 ノクセラーDM(加硫促進剤) 1重量部 ノクセラーTS(加硫促進剤) 0.5重量部 を加え、20℃に冷却した2本ロール機にて10分間混
練する。
【0143】得られたコンパウンドを前記のφ6ステン
レス製芯金2aの周囲に外径φ12のローラ状になるよ
うにプレス成型機にて加熱加硫成型することにより弾性
層2bを得た。
【0144】c)抵抗層2c 上記弾性層2bの上に以下に示すような抵抗層2cを被
覆形成した。
【0145】抵抗層2cの材料として、 エピクロルヒドリンゴム(三元共重合体) 100重量部 をトルエン溶媒にて分散溶解して抵抗層用塗料を作成す
る。
【0146】この塗料を弾性層2b上にディッピング法
にて塗布して、膜厚100μmの抵抗層2cを被覆形成
した。
【0147】d)表面層2d さらに抵抗層2cの上に以下に示す表面層2dを被覆形
成した。
【0148】表面層2dの材料として、 ポリエステルウレタンエラストマー 100重量部 酸化錫 30重量部 を加えた塗料を用いて、ディッピング法にて塗布して膜
厚3μmの表面層2dを被覆形成して、3層構成2b・
2c・2dのローラ形状の帯電部材(帯電ローラ)2を
得た。
【0149】e)表面層2dの材料の静摩擦係数μsB 表面層2dを形成した結着樹脂を塗料化し、その塗料を
アルミシート上にコーティングし、静摩擦係数測定用の
表面層サンプルシートとした。
【0150】この表面層サンプルシートを用いて表面層
2dの結着樹脂材料の静摩擦係数測定を実施例1の場合
と同様に行った。本実施例のものにおける静摩擦係数μ
Bは0.28であった。
【0151】f)帯電ローラ表面の静摩擦係数μs 実施例1と同様に帯電ローラ表面の静摩擦係数μsを測
定したところ、本実施例の静摩擦係数μsは0.43で
あった。
【0152】g)表面粗さ(JIS B0601) また、帯電ローラ表面の10点平均表面粗さRzは2.
6μmであった。
【0153】II.抵抗測定、評価 帯電ローラ2の抵抗測定、各種評価を実施例1と同様に
行った。
【0154】帯電ローラ2の電気抵抗R1 (−250v
印加)、R2 (−1000∨印加)はそれぞれ、 R1 =3.06×106 Ω R2 =0.77×106 Ω であった。即ち、R2 ≧R1 ×(1/100)の条件を
満たしている。
【0155】また、温度15℃・湿度10%の環境下に
おける帯電ローラ2の電気抵抗Rは、R(−500v印
加時)=8.13×106 Ωであった。
【0156】この帯電ローラ2について実施例1と同様
の評価を行い、その結果を表1、表2に示した。
【0157】(7)比較例1 I.帯電ローラ2 下記の要領で比較例としての3層構成2b・2c・2d
の帯電ローラ2を作成した。
【0158】 a)導電性芯金2a=φ6ステンレス製芯金 b)弾性層2b EPDM 100重量部 導電性カーボンブラック 37重量部 酸化亜鉛 5重量部 脂肪酸 2重量部 以上の材料を60℃に調節した密閉型ミキサーにて10
分間混練した後、EPDM100重量部に対して パラフィンオイル 15重量部 を加え、20℃に冷却した密閉型ミキサーでさらに20
分間混練し、原料コンパウンドを調整する。
【0159】このコンパウンドに原料ゴムのEPDM1
00重量部に対し 硫黄(加硫剤) 0.5重量部 MBT(加硫促進剤) 1重量部 TMTD(加硫促進剤) 1重量部 ZnMDC 1.5重量部 を加え、20℃に冷却した2本ロール機にて10分間混
練する。
【0160】得られたコンパウンドを前記のφ6ステン
レス製芯金2aの周囲に外径φ12のローラ状になるよ
うにプレス成型機にて加熱加硫成型することにより弾性
層2bを得た。
【0161】c)抵抗層2c 上記弾性層2bの上に以下に示すような抵抗層2cを被
覆形成した。
【0162】抵抗層2cの材料として、 ポリウレタン樹脂 100重量部 導電性カーボンブラック 20重量部 をメチルエチルケトン(MEK)溶媒にて分散溶解して
抵抗層用塗料を作成する。
【0163】この塗料を弾性層2b上にディッピング法
にて塗布して、膜厚100μmの抵抗層2cを被覆形成
した。
【0164】d)表面層2d さらに抵抗層2cの上に以下に示す表面層2dを被覆形
成した。
【0165】表面層2dの材料として、 SEBS(スチレン−エチレンブチレン−スチレン) 100重量部 導電性カーボンブラック 10重量部 をトルエン溶媒にて分散溶解して表面層用塗料を作成す
る。この塗料を用いて、ディッピング法にて塗布して膜
厚3μmの表面層2dを被覆形成して、3層構成2b・
2c・2dのローラ形状の帯電部材(帯電ローラ)2を
得た。
【0166】e)表面層2dの材料の静摩擦係数μsB 表面層2dを形成した結着樹脂を塗料化し、その塗料を
アルミシート上にコーティングし、静摩擦係数測定用の
表面層サンプルシートとした。
【0167】この表面層サンプルシートを用いて表面層
2dの結着樹脂材料の静摩擦係数測定を実施例1の場合
と同様に行った。本実施例のものにおける静摩擦係数μ
Bは0.62であった。
【0168】f)帯電ローラ表面の静摩擦係数μs 実施例1と同様に帯電ローラ表面の静摩擦係数μsを測
定したところ、本実施例の静摩擦係数μsは1.16で
あった。
【0169】g)表面粗さ(JIS B0601) また、帯電ローラ表面の10点平均表面粗さRzは1.
9μmであった。
【0170】II.抵抗測定、評価 帯電ローラ2の抵抗測定、各種評価を実施例1と同様に
行った。
【0171】帯電ローラ2の電気抵抗R1 (−250v
印加)、R2 (−1000∨印加)はそれぞれ、 R1 =2.26×106 Ω R2 =0.01×106 Ω であった。即ち、R2 ≧R1 ×(1/100)の条件か
ら外れている。
【0172】また、温度15℃・湿度10%の環境下に
おける帯電ローラ2の電気抵抗Rは、R(−500v印
加時)=0.38×106 Ωであった。
【0173】この帯電ローラ2について実施例1と同様
の評価を行い、その結果を表1、表2に示した。
【0174】この帯電ローラを用いた画像形成装置によ
り出力した画像には局部帯電ムラが原因となる横白スジ
や白ポチが発生していた。
【0175】また、複数枚画像出し耐久試験においてト
ナー付着が原因となる画像濃度ムラが発生していた。
【0176】
【表1】
【0177】
【表2】
【0178】(8)その他 1)帯電部材としての帯電ローラ2は被帯電体1に対し
て速度差を付けて回転駆動させることもできる。
【0179】2)ローラタイプに限られず、回動ベルト
タイプなど他の回転体の形態にすることもできる。ブレ
ードタイプ・パッドタイプなど非回転の固定部材の形態
にすることもできる。
【0180】3)帯電部材2の層構成は実施例に示した
3層構成2b・2c・2dのものに限られるものではな
く、図2の(b)のような2層構成2b・2dのもの、
(c)のような4層構成2b・2c・2e・2dのも
の、その他所望の機能層を具備させた多層構成のものに
することができる。
【0181】4)本発明に係る帯電部材、帯電装置は画
像形成装置の像担持体以外の被帯電体の帯電処理にも効
果的であることは勿論である。
【0182】5)画像形成装置において、像担持体とし
ての感光体の帯電面に対する情報書き込み手段としての
像露光手段はレーザー走査露光手段以外にも、例えば、
LEDのような固体発光素子アレイを用いたデジタル露
光手段であってもよい。ハロゲンランプや蛍光灯灯を原
稿照明用光源とするアナログ画像露光手段であってもよ
い。要するに、画像情報に対応した静電潜像を形成でき
るものであればよい。
【0183】像担持体は静電記録誘電体などであっても
よい。この場合は該誘電体面を一様に帯電した後、その
帯電面を除電針アレイヘッドや電子銃等の除電手段で選
択的に除電して画像情報に対応した静電潜像を書き込み
形成する。
【0184】6)画像形成装置において、静電潜像のト
ナー現像方式・手段は任意である。正規現像方式でも反
転現像方式でもよい。
【0185】転写手段はローラ転写に限られず、ベルト
転写やコロナ放電転写など任意である。
【0186】転写ドラムや転写ベルト等の中間転写体な
どを用いて、単色画像ばかりでなく、多重転写等により
多色やフルカラー画像を形成する画像形成装置であって
もよい。
【0187】転写方式の画像形成装置に限られず、直接
方式の画像形成装置であってもよいし、画像表示装置
(ディスプレイ装置)としての画像形成装置であっても
よい。
【0188】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、直流
電圧のみを印加して被帯電体を接触帯電方式により帯電
処理する帯電部材において、感光体などの被帯電体面が
所望の帯電電位以上に過剰に帯電されることがなく、局
部帯電ムラの発生しない均一帯電を実現することができ
る。
【0189】本発明の帯電部材を画像形成装置に用いる
ことで高画質化を達成することができる。
【0190】また、本発明の画像形成装置は、帯電部材
表面へのトナー付着が少ないので、トナー付着が原因と
なる画像カブリおよび画像濃度ムラが生じなくなる。そ
の結果、画像形成装置の総印字枚数が大幅に増え、耐久
安定性が向上する。
【0191】また、低温低湿環境においてもトナー付着
が原因となる画像カブリが生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置例の概略構成模型図
【図2】 (a)・(b)・(c)はそれぞれ接触帯電
部材としての帯電ローラの層構成模型図
【図3】 帯電ローラの抵抗値測定要領の説明図
【図4】 帯電ローラ表面の摩擦係数測定装置の概略図
【図5】 摩擦係数測定装置より得られたチャートの一
【符号の説明】
1;像担持体(電子写真感光体、被帯電体)、2;接触
帯電部材(帯電ローラ)、3;像露光手段、4;現像手
段、5;転写手段(転写ローラ)、6;クリーニング手
投、Sl・S2・S3;バイアス印加電源、P;転写
材、11:円筒電極(金属ローラ)、12;固定抵抗
器、13:テスタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電体に接触させ、電圧を印加して被
    帯電体を帯電する帯電部材において、該帯電部材の電圧
    印加部分と被帯電体に接する部分との間の抵抗値が、測
    定電圧−250〜−1000vにおいて、測定電圧DC
    電圧V1 =−250vの時の帯電部材の抵抗値をR1
    DC電圧V2 =−1000vの時の抵抗値をR2 とする
    と、R1 ≧R2 であり、R2 がR1 の1/100以内の
    値 R2 ≧R1 ×(1/100) であることを特徴とする帯電部材。
  2. 【請求項2】 前記帯電部材が導電性支持体上に導電性
    弾性層を形成するととともに、前紀導電性弾性層上に少
    なくとも表面層を形成して構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の帯電部材。
  3. 【請求項3】 前記帯電部材は、温度15℃・湿度10
    %において、測定電圧DC=−500vの時の抵抗値が
    5×107 Ω以下であることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の帯電部材。
  4. 【請求項4】 前記帯電部材の表面の静摩擦係数が1.
    0以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか
    に記載の帯電部材。
  5. 【請求項5】 前記帯電部材の十点平均表面粗さRzが
    10μm以下であることを特敢とする請求項1乃至4の
    何れかに記載の帯電部材。
  6. 【請求項6】 前記帯電部材がローラ形状であることを
    特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の帯電部材。
  7. 【請求項7】 被帯電体に接触させ、電圧を印加した帯
    電部材により被帯電体を帯電する帯電装置において、前
    記帯電部材が請求項1乃至6の何れかに記載の帯電部材
    であることを特徴とする帯電装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも、被帯電体と、前記被帯電体
    に接触して被帯電体面を帯電する帯電部材と、前記帯電
    部材によって帯電された被帯電体表面に潜像を形成する
    情報書き込み手段と、該潜像を可視像化する現像手段と
    を備えた画像形成装置において、前記帯電部材が請求項
    1乃至6の何れかに記載の帯電部材であることを特徴と
    する画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記情報書き込み手段が露光手段である
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008299109A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Canon Inc 導電性ローラ、その製造方法、電子写真装置及びプロセスカートリッジ
JP2009271328A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Bando Chem Ind Ltd 電子写真装置用導電性エラストマー部材
JP2010197590A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Ricoh Co Ltd 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

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