JP2001066759A - Opcマスク欠陥修正方法及び欠陥修正装置 - Google Patents

Opcマスク欠陥修正方法及び欠陥修正装置

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JP2001066759A JP23998199A JP23998199A JP2001066759A JP 2001066759 A JP2001066759 A JP 2001066759A JP 23998199 A JP23998199 A JP 23998199A JP 23998199 A JP23998199 A JP 23998199A JP 2001066759 A JP2001066759 A JP 2001066759A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】OPCマスクの欠陥修正方法において、OPC
マスク欠陥に対する修正形状を最適化し、かつ良否判定
を正確に行うことのできるOPCマスク欠陥修正方法お
よび欠陥修正装置を提供する。 【解決手段】OPCパターンの欠陥部分を含むパターン
領域の画像データを用いて所定条件で光強度分布シミュ
レーションすることにより、該OPCマスクに最適化し
たOPCパターンの修正形状を算出し、その形状に従っ
てパターン修正することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造のリソグ
ラフィ工程に用いられるフォトマスクの欠陥修正工程に
おいて、OPCマスクの欠陥を修正するための欠陥修正
方法及び欠陥修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体LSI回路等の微細回路パターン
の形成に用いられるフォトマスクにおいて、近年目覚ま
しい発展を遂げている微細加工技術に対応するため、O
PC(光近接効果補正)マスクや位相シフトマスクが使
われるようになってきている。
【0003】OPCマスクとは、ウェハー露光転写時に
本来のパターン形状が精度良く転写されるように、OP
Cパターンが付加されているマスクをいう。一般的には
パターン形状が、露光される光の波長程度もしくはそれ
よりも小さいパターンを含む場合、OPCマスクとして
対象となる。OPCパターンとは、投影露光による転写
パターン形状の劣化を光学効果により補い、自らは転写
されない補正パターンである。一般にOPCパターンは
前記のような性能を持つため、本来の回路用パターンよ
りも微細であって、そのためマスク製造工程も非常に高
度な微細加工技術を必要とする。
【0004】図3はOPCマスクの欠陥修正工程を示す
フローである。図3で、まずOPCマスク作製33にお
いてマスクが準備され、このマスクを欠陥検査機にかけ
て欠陥検査34を行う。ここで欠陥が検出された場合
は、修正判定35において欠陥が修正可能か修正不可か
について検査者が判定する。修正可能と判定した場合は
欠陥の修正36において欠陥修正機を用いて欠陥修正を
行う。修正不可と判定した場合はそのマスクを不良品と
して処理する。
【0005】次に欠陥修正後、修正部判定37において
修正者が合格かどうか判定する。合格であれば再度欠陥
検査34を行い、欠陥として検出されないことを確認し
てそのマスクを合格品とする。もし欠陥と認識された場
合には以上の作業を反復する。修正部判定37において
不合格であった場合は、修正不可能であるとして不良品
となる。
【0006】前記のOPCマスクの欠陥修正工程におい
て、欠陥は残留欠陥及び欠損欠陥の2種類に大別され
る。図4にOPCマスクにおけるOPCパターンの欠陥
の例を示す。残留欠陥は図4の欠陥aのように、正常な
パターン以外の部分に遮光膜や異物・汚染物等が残って
いるような欠陥をいう。また欠損欠陥は図4の欠陥bの
ような、正常なパターンの一部分が欠けたり、抜けたり
しているような欠陥をいう。透過光で観察すれば、残留
欠陥は遮光されて黒く見え、欠損欠陥は透過して見え
る。
【0007】このようなOPCマスク上の欠陥が存在し
た場合には、その欠陥の大きさやパターンとの相対位置
にもよるが、一般には半導体回路において致命的な特性
不良となりうる。本来の回路用パターンに欠陥があった
場合は当然であるが、OPCパターンのような補正のた
めのパターンであっても、欠陥があれば本来意図した補
正ができず、転写パターンの形状が劣化するばかりか、
隣接パターンとの接触等の致命不良を引き起こすことが
ありうる。
【0008】従って、そのような致命不良となりうるO
PCパターンの欠陥は可能な限り修正しなければならな
い。実際のOPCマスク製造プロセスにおいて最初から
無欠陥のものを製造することは極めて困難であり、それ
では歩留まりが著しく低下してしまうため、通常は欠陥
修正を施すことが必要になる。
【0009】従来、フォトマスクの欠陥修正作業には専
用の修正装置を用いているが、前記残留欠陥と欠損欠陥
とでは修正方法が異なり、装置を使い分ける場合が多
い。例えば図4の欠陥aのような残留欠陥の修正にはレ
ーザー修正装置が使用され、レーザービームを照射して
欠陥を蒸発させることにより除去する。また、図4の欠
陥bのような欠損欠陥の修正には集束イオンビーム(=
FIB)修正装置が用いられ、この装置はカーボン(炭
素)からなる遮光膜を集束イオンビームの照射によるア
シスト作用で選択的に堆積させることにより、欠損部分
を修復する。
【0010】しかし、前述のようにOPCパターンは補
正パターンであって、自らは転写されないように他のパ
ターンに比べて微細であり、一般には回路パターン最小
寸法の1/2〜1/3程度の寸法しかない。そのためO
PCパターンに欠陥がある場合、欠陥修正はかなり高い
加工精度を必要とする。
【0011】また、OPCパターンは投影露光光学系で
の光の回折作用によるパターン近接効果という光学原理
を利用したものであって、本来の回路パターン設計にお
いて設計されたパターンではなく、周囲のパターンとの
相互作用に基づく効果を計算に入れて生成させたパター
ンであるため、マスク修正工程においては正しい修正形
状というものが不明確である場合が多い。例えば、マス
ク上で本来の回路パターンが設計寸法より太めになって
いた場合、OPCパターンが設計通りの寸法に修正され
てしまうと、補正の効果が不足することが考えられる。
逆に、回路パターンが細めであった場合は補正効果が過
大になってしまう。
【0012】すなわち、OPCパターンの修正は、補正
対象となる回路パターンや周囲のパターンとのバランス
を最適に保ったものでなければならない。これが間違っ
ていた場合は、パターンの接触(ショート)不良や断線
不良といった致命不良の原因となりうる。従来のOPC
マスクの欠陥修正工程においては、このような理由から
OPCパターンに欠陥があった場合は修正不可能として
マスク自体が不良品となるという問題があった。
【0013】また、上記の欠陥修正工程において、修正
部分の形状精度は一般には修正者がモニター画面から判
定しなければならず、微小な修正位置のずれが生じた
り、修正形状がよくない場合の良否判定が難しいという
問題があった。修正が不充分な場合には欠陥部分に再度
修正を施す必要があるが、通常2度以上同じ部分を修正
した場合はパターンやマスク基板に与える損傷が大きく
なってしまい、かえって実質的な不良となってしまうこ
とがあった。
【0014】実際には修正装置の修正精度は近年の微細
化が進んだマスクの要求精度に対して必ずしも達してい
ないことが多く、特にOPCパターンに対する修正精度
は仕様外となっている場合がある。また修正形状の良否
判定を修正者が行う場合においても、実際には判定はオ
ペレータの経験的な判断に委ねることになり、本来は露
光転写性能で判定すべきOPCパターンの最終的な保証
にはなっておらず、品質保証上の問題になっていた。
【0015】さらに、近年の半導体回路の微細化の著し
い進展に伴い、フォトマスク欠陥規格が非常に厳しいも
のになっており、欠陥検査機の検出限界に近い欠陥を修
正する必要が生じている。そのため修正精度の要求も厳
しくなり、上記のような問題点がさらにクローズアップ
されてきている。
【0016】上記のように、OPCマスクの欠陥修正精
度が不充分であることに起因した不具合があった場合、
ウェハーへの露光転写の際にマスク修正不良部分による
ウェハーの欠陥が生じてしまう危険があることが大きな
問題であった。特にOPCパターンに欠陥がある場合
は、微細であるため修正は困難な場合が多く、たとえ修
正できたとしても光近接効果補正の性能では不適正な形
状となってしまう不具合があった。また、修正部の良否
判定はオペレータの経験的判断によるため、常に正確な
判断が行える保証がなく、品質保証上の問題もあった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を鑑みてなされたもので、OPCマスク欠陥に対する修
正形状を最適化し、かつ良否判定を正確に行うことので
きるOPCマスク欠陥修正方法および欠陥修正装置を提
供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が提供する手段とは、すなわち、前記請求項1
において、OPCマスクの欠陥修正方法が、OPCパタ
ーンの欠陥部分を含むパターン領域の画像データを用い
て所定条件で光強度分布シミュレーションすることによ
り、該OPCマスクに最適化したOPCパターンの修正
形状を算出し、その形状に従ってパターン修正すること
を特徴とする、OPCマスク欠陥修正方法。
【0019】前記請求項2において、OPCマスクの欠
陥修正方法が、マスクパターンの前記画像データを取り
込んで、別途用意された形成可能な修正OPCパターン
データを前記画像データと合成して、シミュレーション
用パターンデータに変換した後、光強度シミュレーショ
ンを行って解析評価することにより、最適なOPCパタ
ーンの修正形状を算出することを特徴とする。
【0020】前記請求項3において、OPCマスク用の
欠陥修正装置が、マスクパターン画像を取り込んで画像
データとするための画像取込手段と、形成可能な修正パ
ターンのデータをデータベースとして保持する修正パタ
ーンデータベース手段と、前記修正パターンデータベー
スから修正パターンデータを取り出し、前記画像取り込
み手段で得られた画像データと合成するためのパターン
データ合成手段と、前記合成したパターンデータを光強
度シミュレーション用パターンデータに変換するための
画像データ変換手段と、前記変換した画像データと所定
の露光条件とを用いて光強度シミュレーションを行う光
強度シミュレーション手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態の例を詳述する。図1は本発明のOPCマス
クの欠陥修正方法の実施形態例を示すフローである。図
1において、OPCマスク作製1で作製したOPCマス
クを欠陥検査2で欠陥検査機にかけ、欠陥の有無を検査
する。欠陥が検出されなければそのまま良品となり、欠
陥が検出された場合は画像データ取込3においてその欠
陥を含む所定パターン領域の観察画像を画像データとし
て取り込む。
【0022】ここでOPCパターンについては、事前に
パターンのデータベースを準備しておき、該OPCマス
クに該当するOPCパターンの画像データを任意に取り
出すことができる。
【0023】次に、取り込んだ欠陥を含む画像データ
と、OPCパターンデータベース4から取り出した修正
OPCパターンデータとを、コンピュータによる画像処
理によってデータ合成する(画像データ合成5)。この
操作は、例えば図4で示した残留欠陥aがあった場合、
この欠陥部分に対してウェハー上に正常なパターンを形
成する修正OPCパターン画像データと図4の欠陥画像
データを交換するような操作である。修正装置により形
成可能なパターンよりなる数種類のOPCパターンデー
タを用意しておき、それぞれを画像処理により前記欠陥
を含む画像データと合成し、数種類の合成データを作成
する。ここで、OPCパターンデータは少しずつ寸法が
異なるものをデータベースから抽出する。異なる寸法の
OPCパターンを用意する理由は、後述の手順において
最適な形状のパターンデータを見出すためである。これ
により、欠陥のあるパターンに対して、欠陥のない、す
なわちウェハー上に正常なパターンを形成する画像デー
タを作ることができる。
【0024】前記合成した画像データを用いて、次のシ
ミュレーション用データ変換6において光強度シミュレ
ーションのためのデータ形式に変換する。ここで光強度
シミュレーション用パターンデータとは、マスクパター
ンを含む画像データ全体を長方形に整形した後、所定の
大きさの格子に分割し、各格子における濃淡の階調の値
を所定の条件で透過率値に変換したデータである。すな
わち、マスクパターンを透過率の分布データとして表し
たものであり、形式的には数値をマトリックス配列にし
たデータとなる。
【0025】透過率値は、マスクパターンの遮光部分を
0、透過部分を1としたときの値であって、通常のマス
クパターンであれば遮光部と透過部のみからなるため、
0か1の値のみとなる。しかし、例えば実際に観察した
マスクパターンに半透明な膜残りや汚れ等があった場
合、その中間の値をとることがある。また、前記画像デ
ータ取込手段で取り込む際の装置に起因するバックノイ
ズや反射光の処理によっても、中間階調をとってしまう
ことがある。このような場合には、2値化処理やエッジ
検出、平滑化処理等の公知の画像処理技術を利用して最
適なデータ変換処理がなされるように条件設定を行い、
光強度シミュレーション用データに変換すればよい。
【0026】次に、データ変換されたデータを用いて光
強度シミュレーション7を行い、該パターンがウェハー
上に露光転写されたときの光強度分布を算出する。この
とき、シミュレーションするデータは前記画像データ合
成5において準備された数種類のOPCパターンデータ
である。そして、これらをシミュレーションし、その結
果を比較評価し解析することによって、最適な結果を得
るパターンデータが求められる。すなわち、光強度シミ
ュレーション7の結果を解析評価することによって、欠
陥のない正常なパターンと同等となる修正後の形状デー
タが抽出できることになる(最適修正形状の算出8)。
【0027】光強度シミュレーションとは、フォトマス
クを露光装置に装着してウェハー上に露光転写した際の
ウェハー上の露光分布、言い換えれば光強度分布を光学
系モデルを適用したシミュレーション計算により求める
ものである。光強度シミュレーションは露光装置の光学
系のパラメータで表した所定の露光条件と前記光強度シ
ミュレーション用パターンデータから計算される。な
お、光強度シミュレーションの基礎となる理論は、例え
ばH.Hopkinsらによる結像光学理論(参考文献
としてBorn,Wolf著「光学の原理」(197
5)など)がある。
【0028】次に、求めた最適形状に従い、該OPCマ
スクを修正装置に装着し、欠陥の修正9を行う。ここで
の修正は、残留欠陥か欠損欠陥かによって適切な修正装
置を選択する。一般には残留欠陥のみであれば前述の従
来技術で述べたレーザー修正装置を選択し、そうでない
場合は集束イオンビーム修正装置を用いればよい。
【0029】修正後、修正部判定10において修正部が
良好な形状であれば合格として、再度欠陥検査2を行い
欠陥が検出されないことを確認すれば、良品となる。も
し修正部の形状が良くなければ、不合格で不良品として
処置する。以上の手順により、OPCパターンの欠陥修
正に関して、画像データをもとにして最適な修正形状を
光強度シミュレーションを用いて求め、その結果に従っ
て修正を施すことによって、露光転写した際に正常パタ
ーンと同等な転写性能を発揮するようなマスクパターン
が得られる。
【0030】なお、本実施の形態の例では、欠陥を含む
画像データと修正OPCパターンデータを合成してから
シミュレーションデータへの変換を実行するがこれを逆
にしても良い。すなわち画像データと修正OPCパター
ンデータをそれぞれシミュレーションデータへ変換して
からデータ合成し、シミュレーションする事もできる。
【0031】次に、図2は本発明の欠陥修正装置の構成
を示すブロック図である。図2において、試料となるO
PCマスク21に対し、欠陥修正手段22と画像データ
取込手段23が接続され、さらにこれらの手段をコンピ
ュータ制御するためのコントロールプロセッサ25が接
続されている。さらに前記コントロールプロセッサ25
を通じて、画像データ変換手段24、光強度シミュレー
ション26、モニター27、入力手段28、出力手段2
9、情報記録手段30が接続されている。
【0032】以下、図2を用いて装置の構成を説明す
る。まず、試料となるOPCマスク21を準備する。こ
のマスクは既に欠陥検査を行い、修正を要する欠陥が検
出されているものとする。欠陥位置情報等については欠
陥検査機から出力されており、その情報は欠陥情報読取
手段31によって読みとられ、コントロールプロセッサ
25を通じて欠陥修正手段22で修正処理ができるよう
にマスク位置が制御される。欠陥部分を含むパターン領
域が装置の観察視野に入り画像観察されると、画像デー
タ取込手段23によってコンピュータ処理可能な画像デ
ータが取り込まれる。取り込んだ画像データは、画像デ
ータ合成・変換手段24において、前記観察画像とOP
Cパターンデータベース32から取り出されたパターン
データとを合成した後、光強度シミュレーション用パタ
ーンデータに変換される。
【0033】変換されたパターンデータを用いて、光強
度シミュレーション26が実行される。さらに前記のよ
うにシミュレーション結果を解析評価して、最適修正形
状が求められることにより、欠陥修正手段22を用いて
修正処理を行う。これらの処理はすべてコントロールプ
ロセッサ25の制御により行われるが、その操作はモニ
ター27により画面で確認でき、操作指示はキーボード
等による入力手段28を用いて行い、結果や処理状況は
プリンタ等の出力手段29により実行される。さらに、
以上の画像データや処理結果等の情報については、外部
記憶装置を用いた情報記録手段30によって記録保存で
きる。
【0034】なお、本実施の形態の欠陥修正装置では、
欠陥を含む画像データと修正OPCパターンデータを合
成してからシミュレーションデータへの変換を実行する
がこれを逆にしても良い。すなわち画像データと修正O
PCパターンデータをそれぞれシミュレーションデータ
へ変換してからデータ合成し、シミュレーションする事
もできる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、OPCマスクの欠陥修正
において、本発明のOPCマスク欠陥修正方法及び欠陥
修正装置を用いることにより、欠陥修正部の画像データ
及びOPCパターンデータを取り込んで光強度シミュレ
ーションを行って修正部の露光転写性を評価することが
可能となった。
【0036】さらに光強度シミュレーション結果を利用
して、最適な露光転写性を持つような修正形状を探索し
最適修正形状を求めることにより、OPCパターンの本
来の露光転写における光近接効果補正の性能を最大に発
揮できるような修正が行えるので、従来の修正装置より
も露光転写性において信頼性の高い欠陥修正が可能とな
った。
【0037】すなわち、本発明の方法によれば、従来の
ようにOPCパターンの欠陥に対してオペレータの経験
的判断による、光近接効果を考慮しない不適切な修正を
施してしまうようなことがなく、実際の画像データを用
いたシミュレーション結果に基づく光近接効果を考慮し
た修正が行える。さらに修正形状はOPCパターンデー
タベースから抽出したデータを適用してシミュレーショ
ンにより最適な形状を求めることにより、光近接効果補
正の性能を最適にした修正を行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるOPCマスク欠陥修正
方法の手順を説明するフローチャートである。
【図2】本発明の実施形態による欠陥修正装置の構成を
説明するブロック図である。
【図3】従来のOPCマスク欠陥修正方法の手順を説明
するフローチャートである。
【図4】OPCパターンの欠陥の種類を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・OPCマスク作製 2・・・欠陥検査 3・・・画像データ取込 4・・・OPCパターンデータベース 5・・・画像データ合成 6・・・シミュレーション用データ変換 7・・・光強度シミュレーション 8・・・最適修正形状の算出 9・・・修正 10・・・修正部判定 21・・・OPCマスク 22・・・欠陥修正手段 23・・・画像データ取込手段 24・・・画像データ合成・変換手段 25・・・コントロールプロセッサ 26・・・光強度シミュレーション 27・・・モニター 28・・・入力手段 29・・・出力手段 30・・・情報記録手段 31・・・欠陥情報読取手段 32・・・OPCパターンデータベース 33・・・OPCマスク作製 34・・・欠陥検査 35・・・修正判定 36・・・修正 37・・・修正部判定 a・・・OPCパターン残留欠陥 b・・・OPCパターン欠損欠陥

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】OPCマスクの欠陥修正方法において、O
    PCパターンの欠陥部分を含むパターン領域の画像デー
    タを用いて所定条件で光強度分布シミュレーションする
    ことにより、該OPCマスクに最適化したOPCパター
    ンの修正形状を算出し、その形状に従ってパターン修正
    することを特徴とする、OPCマスク欠陥修正方法。
  2. 【請求項2】前記請求項1のOPCマスクの欠陥修正方
    法において、マスクパターンの前記画像データを取り込
    んで、別途用意された形成可能な修正OPCパターンデ
    ータを前記画像データと合成して、シミュレーション用
    パターンデータに変換した後、光強度シミュレーション
    を行って解析評価することにより、最適なOPCパター
    ンの修正形状を算出することを特徴とする、OPCマス
    ク欠陥修正方法。
  3. 【請求項3】OPCマスク用の欠陥修正装置において、
    マスクパターン画像を取り込んで画像データとするため
    の画像取込手段と、形成可能な修正パターンのデータを
    データベースとして保持する修正パターンデータベース
    手段と、前記修正パターンデータベースから修正パター
    ンデータを取り出し、前記画像取り込み手段で得られた
    画像データと合成するためのパターンデータ合成手段
    と、前記合成したパターンデータを光強度シミュレーシ
    ョン用パターンデータに変換するための画像データ変換
    手段と、前記変換した画像データと所定の露光条件とを
    用いて光強度シミュレーションを行う光強度シミュレー
    ション手段とを設けたことを特徴とする、欠陥修正装
    置。
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