JP2001066333A - 周波数偏差測定方法及び周波数偏差測定装置 - Google Patents

周波数偏差測定方法及び周波数偏差測定装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル変調信号に対して、事前に大まか
な周波数を求めて、同期検波を周波数偏差の測定確度を
保持したまま測定範囲を拡げる周波数偏差測定方法及び
周波数偏差測定装置の提供。 【解決手段】 変調信号を入力した周波数スペクトル解
析器(2)で周波数(F)を予め測定し、上記周波数
(F)に基づき同期検波周波数(B)を決定し、上記同
期検波周波数(B)と基準周波数(C)との差(G)を
加算器(7)で求め、上記同期検波周波数(B)を使用
して同期検波したI信号、Q信号から周波数偏差検出器
(6)で位相軌跡法によって周波数偏差(E)を求め、
上記差(G)と上記周波数偏差(E)を加算器(8)で
加えて周波数偏差を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信方式
に対応する移動体通信機器において通信波形の周波数偏
差測定に利用して好適な周波数偏差測定方法及び周波数
偏差検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、移動体通信技術の発達に伴い、携
帯電話等の移動体通信機器を携帯するユーザが急速に普
及している。従来の移動体通信では、その移動体通信方
式(アナログ式あるいはデジタル式)に応じて、無線周
波数帯が規定されており、その規定された無線周波数帯
により同時に通信可能なチャネル数が設定されている。
【0003】近時の移動体通信方式では、同じ無線周波
数帯でも効率よく多くのチャネルが設定できるデジタル
方式が主流であり、このデジタル方式の移動体通信方式
に対応した携帯電話や移動体通信機能を搭載した携帯型
情報通信機器が広く利用されている。
【0004】デジタル方式の通信システムには、TDM
A(Time Division Multiple Access:時分割多元接
続)方式や、最近ではCDMA(Code Division Multip
le Access:符号分割多元接続)方式等が採用されてい
る。このようなデジタル方式の通信装置の測定項目とし
て、周波数偏差測定がある。
【0005】従来の周波数偏差を求める方法としては位
相軌跡法があり、この位相軌跡法では、入力信号の位相
変化量と理想とされる位相成分の位相変化量の時間的に
変化する偏差から周波数偏差が求められる。
【0006】この位相軌跡法に基づいて周波数偏差を求
める機器として、従来は位相検出器が使用されている。
位相検出器では、同期検波された入力信号のI成分とQ
成分の位相を検出して、基準位相差との差から周波数偏
差を求める位相軌跡法により周波数偏差算出結果を出力
するよう構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来方式では、例え
ば、π/4シフトQPSK変調信号の周波数偏差を測定
する場合、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測
定範囲しか持たない。これは、伝送レートの1/10に
相当する周波数が含まれた場合、これに相当する位相成
分が加わり、シンボル点の検出が誤ることにより正確な
位相差が求まらないため、周波数偏差の測定精度を悪化
させるという問題があった。本発明の目的は、周波数偏
差が伝送レートの1/10以上の場合でも、測定精度を
向上させる周波数偏差測定装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は下記手段を採用
することにより前記目的を達成できる。 1.入力された測定対象の変調信号を周波数スペクトル
解析手段により上記変調信号の大まかな周波数を求め、
上記大まかな周波数に基づき、予め定められている同期
検波周波数を決定し、上記同期検波周波数と基準周波数
との差を求め、上記同期検波周波数を使用して同期検波
することによりI信号とQ信号を求め、上記I成分とQ
成分より位相軌跡法により周波数偏差を求め、上記周波
数偏差と上記差を加算することにより、最終的な周波数
偏差値を求めることができる(請求項1)。 2.入力された測定対象の変調信号を周波数スペクトル
解析手段により上記変調信号の大まかな周波数を求め、
上記大まかな周波数を予め定められている上・下限値と
比較し、その結果に基づき予め定められている同期検波
周波数を決定し、上記同期検波周波数と基準周波数との
差を求め、上記同期検波周波数を使用して同期検波する
ことによりI信号とQ信号を求め、上記I成分とQ成分
より位相軌跡法により周波数偏差を求め、上記周波数偏
差と上記差を加算して最終的な周波数偏差値を求めるこ
とができる(請求項2)。 3.入力された測定対象の変調信号を周波数スペクトル
解析手段により上記変調信号の大まかな周波数を求め、
上記大まかな周波数を予め定められている上・下限値と
比較し、その結果に基づき予め定められている同期検波
周波数を決定し、上記変調信号をサンプリングして得ら
れたサンプリングデータと上記同期検波周波数を使用し
て同期検波することによりI信号とQ信号を求め、上記
I成分とQ成分より、位相データを演算し、位相軌跡法
により周波数偏差を求め、上記同期検波周波数と基準周
波数の差を求め、その差に上記周波数偏差を加えること
により、最終的な周波数偏差値を求めることができる
(請求項3)。 4.入力された測定対象の変調信号を周波数スペクトル
解析手段により上記変調信号の大まかな周波数を求め、
上記大まかな周波数を予め定められている上限値及び下
限値のどの範囲にあるかを判定し、上記周波数の下限値
を下回った場合の同期検波周波数を,上限値を上回った
場合の同期検波周波数を,上限・下限値内の場合の同期
検波周波数の同期検波周波数を決定し、上記変調信号を
サンプリングして得られたサンプリングデータと上記同
期検波周波数により、その同期検波タイミングで検波し
て、その同期検波した入力信号のI信号とQ信号を求
め、上記I成分とQ成分より、atan(アークタンジ
ェント)演算によって位相データを取り出し、所定の正
規化処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法
により周波数偏差を求め、同期検波周波数と基準周波数
の差を求め、その差に上記周波数偏差とを加えることに
より、最終的な周波数偏差値を求めることができる(請
求項4)。 5.前記1〜4の手段の周波数スペクトル解析手段は、
掃引式のスペクトルアナライザである場合も最終的な周
波数偏差値を求めることができる(請求項5)。 6.前記1〜4の手段の周波数スペクトル解析手段は、
FFT方式のスペクトル解析器である場合も最終的な周
波数偏差値を求めることができる(請求項6)。 7.前記1〜6の手段を採用することにより、前記入力
された測定対象の変調信号がπ/4シフトQPSK変調
信号である場合も最終的な周波数偏差値を求めることが
できる(請求項7)。 8.入力された測定対象の変調信号の大まかな周波数を
求める周波数スペクトル解析器と、上記大まかな周波数
に基づき、予め定められている同期検波周波数を決定す
る判定部と、上記同期検波周波数と基準周波数との差を
求める加算器と、上記同期検波周波数を使用して同期検
波することによりI信号とQ信号を出力する準同期検波
器と、上記I成分とQ成分より位相軌跡法により周波数
偏差を求める周波数偏差検出器と、上記周波数偏差と上
記差を加算する加算器とから構成される(請求項8)。 9.入力された測定対象の変調信号の大まかな周波数を
求める周波数スペクトル解析器と、上記大まかな周波数
を判定し同期検波すべき周波数を決定する判定部と、測
定対象の変調信号を格納しておくサンプリングデータメ
モリと、測定対象の変調信号を判定部で決定した周波数
で同期検波する準同期検波器と、同期検波された信号成
分から位相データを算出し、位相データ間の位相差から
位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏差検出器
と、同期検波した周波数と基準周波数との差を求め、周
波数偏差検出器の測定結果を加える加算器とから構成さ
れる(請求項9)。 10.入力された測定対象の変調信号の大まかな周波数
を求める周波数スペクトル解析器と、上記大まかな周波
数を予め定められている上・下限値と比較し、その結果
に基づき予め定められている同期検波周波数を決定する
判定部と、上記周波数と基準周波数との差を計算する加
算器と、上記同期検波周波数を使用して同期検波するこ
とによりI信号とQ信号出力する準同期検波器と、上記
I成分とQ成分より位相軌跡法により周波数偏差を求め
る周波数偏差検出器と、上記周波数偏差と上記差を加算
する加算器とから構成される(請求項10)。 11.入力された測定対象の変調信号の大まかな周波数
を求める周波数スペクトル解析器と、上記大まかな周波
数を予め定められている上・下限値と比較し、その比較
結果に基づき予め定められている同期検波周波数を決定
する判定部と、上記同期検波周波数と基準周波数の差を
計算する加算器と、上記変調信号をサンプリングして得
られたサンプリングデータと上記同期検波周波数を使用
して同期検波することによりI信号とQ信号を出力する
準同期検波器と、上記I成分とQ成分より、位相データ
を演算し、位相軌跡法により周波数偏差(E)を求める
周波数偏差検出器と、上記差と上記周波数偏差を加算す
る加算器とから構成される(請求項12)。 12.入力された測定対象の変調信号の大まかな周波数
を求める周波数スペクトル解析器と、上記大まかな周波
数を予め定められている上限値及び下限値のどの範囲に
あるかを判定し、上記大まかな周波数が下限値を下回っ
た場合の同期検波周波数を,上限値を上回った場合の同
期検波周波数を,上・下限値内の場合の同期検波周波数
の同期検波周波数を決定する判定部と、同期検波周波数
と基準周波数の差を求る加算器と、上記変調信号をサン
プリングして得られたサンプリングデータと同期検波周
波数により、その同期検波タイミングで検波して、その
同期検波した入力信号のI信号とQ信号を出力する準同
期検波器と、上記I成分とQ成分より、atan(アー
クタンジェント)演算によって位相データを取り出し、
所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位
相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏差検出器
と、前記差に上記周波数偏差を加算する加算器とから構
成される(請求項14)。 13.前記8〜12の手段と、測定対象の変調信号を格
納しておくサンプリングデータメモリとから構成される
(請求項11,13,15)。 14.前記8〜13の手段を採用することにより、前記
入力された測定対象の変調信号がπ/4シフトQPSK
変調信号である場合も最終的な周波数偏差値を求めるこ
とができる(請求項16)。 15.前記8〜12の手段の上記周波数スペクトル解析
器は、掃引式のスペクトルアナライザで構成される(請
求項17)。 16.前記8〜12の手段の上記周波数スペクトル解析
器は、FFT方式のスペクトル解析器で構成される(請
求項18)。
【0009】17.入力された測定対象の変調信号に含
まれた信号成分を同期検波し、この同期検波された信号
成分から位相データを算出し、位相データ間の位相差を
検出して位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏
差測定装置において、従来の位相軌跡法による周波数偏
差検出器では、同期検波するローカル周波数を中心に伝
送レートの1/10程度の周波数偏差しか求められない
が、入力された変調信号の周波数を周波数スペクトル解
析器2で、あらかじめ大まかに求め、位相軌跡法によっ
て測定できる範囲にローカル周波数を可変することを特
徴としている。
【0010】18.周波数スペクトル解析器2で入力信
号の周波数を大まかに求めた後、この周波数結果を判定
部3に入力し、周波数検出器に含まれる判定回路にて同
期検波の周波数Bを決定し、判定部3で決定した同期検
波周波数Bを使用して、準同期検波器5に入力された測
定対象の変調信号Aを同期検波し、I,Q成分Dを出力
する。このI、Q成分Dを周波数偏差検出器6に入力
し、周波数偏差検出器6内で、位相成分を取り出し、位
相軌跡法によって周波数偏差Eを求める。ここで求めた
周波数偏差Eと、判定部3で決定した同期検波周波数B
と基準周波数の差を加算器8で加えることによって、測
定対象の変調信号Aの正確な周波数偏差を求めることを
特徴とする。
【0011】19.本発明は、周波数スペクトル解析器
2で、高速に大まかな同期検波周波数Bを求めることを
特徴としている(請求項1〜18)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明を適用した
周波数偏差測定装置の一実施の形態を示す図である。ま
ず構成を説明する。図1は、本実施の形態における周波
数偏差測定装置の要部構成を示すブロック図である。こ
の図1において周波数偏差測定装置は、周波数スペクト
ル解析器2、判定部3、サンプリングデータメモリ4、
準同期検波器5、周波数偏差検出器6、加算器7、加算
器8、により構成されている。
【0013】周波数スペクトル解析器2は、図外の図示
しないπ/4シフトQPSK変調方式に対応する通信シ
ステム内のπ/4シフトQPSK変調器から出力される
変調信号(π/4シフトQPSK変調信号)を掃引式の
スペクトラムアナライザ又はFFT方式のスペクトラム
解析器に入力し、周波数スペクトルから求めた中心周波
数を判定部3に出力する。
【0014】この時、入力信号は、通信中であることが
前提であり、通信中であればランダムに1/0が送信さ
れるため、1/0の発生パターンによって多少バラツキ
はあるモノのある程度の大まかな周波数は特定すること
が可能である。
【0015】判定部3は、周波数スペクトル解析器2か
ら入力された周波数値から判定値(上限値・下限値)周
波数を超えたか否かを判断し、あらかじめ指定されてい
る同期周波数を準同期検波器5と加算器7へ出力する。
【0016】サンプリングデータメモリ4)は、RAM
等の半導体メモリから構成されており、図外の図示しな
いπ/4シフトQPSK変調方式に対応する通信システ
ム内のπ/4シフトQPSK変調器から出力される変調
信号(π/4シフトQPSK変調信号)を所定のサンプ
リングタイミングでサンプリングされたサンプリングデ
ータを、その入力順序で格納するメモリ容量を有し、準
同期検波器5からの読み出し要求によりその格納順序で
サンプリングデータを読み出して準同期検波部5に出力
する
【0017】準同期検波器5は、サンプリングデータ
を、判定部3から入力された周波数により、その同期検
波タイミングで検波して、その同期検波した入力信号の
I信号とQ信号を周波数偏差検出器6に出力する。
【0018】周波数偏差検出器6は、準同期検波器5か
ら入力されたI成分とQ成分より、atan(アークタ
ンジェント)演算によって位相データを取り出し、所定
の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位相軌
跡法により周波数偏差を出力する。
【0019】加算器7は、判定部3より入力した周波数
と通信システムで規定されている基準周波数を加え(又
は、減算し)同期検波器5で指定した周波数の偏差を出
力する。
【0020】加算器8は、周波数スペクトル解析器2で
大まかに求めた周波数を加算器7で偏差とした値と、周
波数検出器6で求めたその同期周波数からの正確な周波
数偏差とを加えることによって、測定結果としての周波
数偏差を出力する。
【0021】次に、本実施の形態の動作を説明する。図
1において、図外のπ/4シフトQPSK変調方式に対
応する通信システム内のπ/4シフトQPSK変調器か
ら出力される変調信号(π/4シフトQPSK変調信
号)を所定のサンプリングタイミングでサンプリングさ
れて入力される入力信号(サンプリングデータ)が、周
波数スペクトル解析器2とサンプリングデータメモリに
入力されると、周波数スペクトル解析器(2は、サンプ
リングデータをフーリエ変換(FFT:高速フーリエ変
換)して周波数スペクトルを求める。そして、この周波
数スペクトルの中心周波数を求めるには、基準周波数を
中心として伝送レートの約3倍以上である帯域内のスペ
クトルの総和を求めて全電力とし、この帯域の最大周波
数から周波数の低い方へ向かって全電力の0.5%にな
る周波数を上限周波数とし、また、この帯域の最小周波
数から周波数の高い方へ向かって全電力の0.5%にな
る周波数を下限周波数として、この後、(上限周波数+
下限周波数)/2を入力信号の中心周波数とし、この中
心周波数を判定部3に出力する。
【0022】次いで、判定部3では、上限値と、下限値
と、入力した周波数の下限値を下回った場合の同期検波
周波数(B1)と、上限値を上回った場合の同期検波周
波数(B2)と、上限値および下限値内の場合の同期検
波周波数(B3)を周波数偏差検出器の測定範囲よって
あらかじめ算出しておき、周波数スペクトル解析器2か
ら入力された周波数を上記判定値で判定して同期検波周
波数(B)を出力する。
【0023】次に、準同期検波器5は、サンプリングデ
ータメモリ4に格納されたデータ順次読み出し、判定部
3から入力された周波数により、その同期検波タイミン
グで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ
信号を周波数偏差検出器6に出力する。
【0024】その後、周波数偏差検出器6は、準同期検
波器5から入力されたI成分とQ成分より、atan
(アークタンジェント)演算によって位相データを取り
出し、所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差
から位相軌跡法により周波数偏差を出力する。
【0025】その後、加算器7は、判定部3より入力し
た周波数と通信システムで規定されている基準周波数を
加え(又は、減算し)同期検波器5で指定した周波数の
偏差を出力する。
【0026】最後に、加算器8で、周波数スペクトル解
析器2で求めた周波数偏差(加算器7の出力)と、周波
数検出器6で求めた周波数偏差とを加えることによっ
て、最終的な周波数偏差値を求める。
【0027】前述の従来方式では、図2の(A)に示す
ようにシステムで決めたF0(=同期検波周波数F1)を
中心とした F0(=F1)±(1/10)×(Ft) 但し:Ftは伝送速度 が測定範囲である。しかるに、本発明においては、判定
部3で、上限値と、下限値と、入力した大まかな周波数
が上記下限値を下回った場合の同期検波周波数(F
1’)を、上限値を上回った場合の同期検波周波数(F
1”)と、上限値および下限値の範囲内の場合の同期検
波周波数(F1''')を、周波数偏差検出器の測定範囲よ
ってあらかじめ算出してある。おき、入力された変調信
号(A)を周波数スペクトル解析器2により得られた大
まかな周波数Fにある程度の幅を持たせているのでこの
大まかな周波数Fを上記判定値で判定して、上記周波数
(F1’),(F1”),(F1''')のいずれかの周波数
を同期検波周波数(B)としてを出力する。ところで、
上記周波数(F1’),(F1”),(F1''')を同期検
波周波数として使用したときは、それぞれ、(F
1’),(F1”),(F1''')を中心とした(F1’±
α),(F1”±α),(F1'''±α)の測定範囲をも
つのである。 但し:α=(1/10)×(Ft) 従って、本発明の測定範囲は、図2の(A)に示すよう
に、上記従来のシステムで定めたF0を同期検波周波数
F1とする測定範囲よりも、その測定範囲を拡大させる
ことができる。
【0028】以上のように、本実施形態における周波数
偏差測定装置1によれば、周波数スペクトル解析器2で
大まかに求めた周波数偏差と、周波数検出器6で求めた
その同期周波数からの正確な周波数偏差とを加えること
によって、周波数偏差測定範囲を拡げることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、次に記
載のとおりの効果を奏するものである。 1.本発明は、入力された測定対象の変調信号を周波数
スペクトル解析手段により上記変調信号の大まかな周波
数を求め、上記大まかな周波数に基づき、予め定められ
ている同期検波周波数を決定し、上記同期検波周波数と
基準周波数との差を求め、上記同期検波周波数を使用し
て同期検波することによりI信号とQ信号を求め、上記
I成分とQ成分より位相軌跡法により周波数偏差を求
め、上記周波数偏差と上記差を加算することにより、最
終的な周波数偏差値を求めるので、伝送レートの1/1
0程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出
装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析器を用いてお
おまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検
出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度を保
持したまま測定範囲を拡大することができる(請求項
1)。 2.本発明は、入力された測定対象の変調信号を周波数
スペクトル解析手段により上記変調信号の大まかな周波
数を求め、上記大まかな周波数を予め定められている上
・下限値と比較し、その結果に基づき予め定められてい
る同期検波周波数を決定し、上記同期検波周波数と基準
周波数との差を求め、上記同期検波周波数を使用して同
期検波することによりI信号とQ信号を求め、上記I成
分とQ成分より位相軌跡法により周波数偏差を求め、上
記周波数偏差と上記差を加算して最終的な周波数偏差値
を求めるので、伝送レートの1/10程度の周波数偏差
の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、
周波数スペクトル解析器を用いておおまかな周波数を得
て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いることに
よって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲
を拡大することができる(請求項2)。 3.本発明は、入力された測定対象の変調信号を周波数
スペクトル解析手段により上記変調信号の大まかな周波
数を求め、上記大まかな周波数を予め定められている上
・下限値と比較し、その結果に基づき予め定められてい
る同期検波周波数を決定し、上記変調信号をサンプリン
グして得られたサンプリングデータと上記同期検波周波
数を使用して同期検波することによりI信号とQ信号を
求め、上記I成分とQ成分より、位相データを演算し、
位相軌跡法により周波数偏差を求め、上記同期検波周波
数と基準周波数の差を求め、その差に上記周波数偏差を
加えることにより、最終的な周波数偏差値を求めるの
で、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲
を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペ
クトル解析器を用いておおまかな周波数を得て同期検波
をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周
波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大する
ことができる(請求項3)。 4.本発明は、入力された測定対象の変調信号を周波数
スペクトル解析手段により上記変調信号の大まかな周波
数を求め、上記大まかな周波数を予め定められている上
限値及び下限値のどの範囲にあるかを判定し、上記周波
数の下限値を下回った場合の同期検波周波数を,上限値
を上回った場合の同期検波周波数を,上限・下限値内の
場合の同期検波周波数の同期検波周波数を決定し、上記
変調信号をサンプリングして得られたサンプリングデー
タと上記同期検波周波数により、その同期検波タイミン
グで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ
信号を求め、上記I成分とQ成分より、atan(アー
クタンジェント)演算によって位相データを取り出し、
所定の正規化処理した後、理想位相変化点との差から位
相軌跡法により周波数偏差を求め、同期検波周波数と基
準周波数の差を求め、その差に上記周波数偏差とを加え
ることにより、最終的な周波数偏差値を求めるので、伝
送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持っ
た周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル
解析器を用いておおまかな周波数を得て同期検波をした
後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏
差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することが
できる(請求項4)。 5.本発明は、前期周波数スペクトル解析手段が掃引式
のスペクトルアナライザである場合も、伝送レートの1
/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差
検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析器を用い
ておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏
差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度
を保持したまま測定範囲を拡大することができる(請求
項5)。 6.本発明は、前期周波数スペクトル解析手段がFFT
方式のスペクトル解析器である場合も、伝送レートの1
/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差
検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析器を用い
ておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数偏
差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確度
を保持したまま測定範囲を拡大することができる(請求
項6)。 7.本発明は、前記入力された測定対象の変調信号がπ
/4シフトQPSK変調信号である場合も、伝送レート
の1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数
偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析器を
用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波
数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定
確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる
(請求項7)。 8.本発明は、入力された測定対象の変調信号の大まか
な周波数を求める周波数スペクトル解析器と、上記大ま
かな周波数に基づき、予め定められている同期検波周波
数を決定する判定部と、上記同期検波周波数と基準周波
数との差を求める加算器と、上記同期検波周波数を使用
して同期検波することによりI信号とQ信号を出力する
準同期検波器と、上記I成分とQ成分より位相軌跡法に
より周波数偏差を求める周波数偏差検出器と、上記周波
数偏差と上記差を加算する加算器とから構成されるの
で、伝送レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲
を持った周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペ
クトル解析器を用いておおまかな周波数を得て同期検波
をした後、周波数偏差検出器を用いることによって、周
波数偏差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大する
ことができる(請求項8)。 9.本発明は、入力された測定対象の変調信号の大まか
な周波数を求める周波数スペクトル解析器と、上記大ま
かな周波数を判定し同期検波すべき周波数を決定する判
定部と、測定対象の変調信号を格納しておくサンプリン
グデータメモリと、測定対象の変調信号を判定部で決定
した周波数で同期検波する準同期検波器と、同期検波さ
れた信号成分から位相データを算出し、位相データ間の
位相差から位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数
偏差検出器と、同期検波した周波数と基準周波数との差
を求め、周波数偏差検出器の測定結果を加える加算器と
から構成されるので、伝送レートの1/10程度の周波
数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定範
囲を、周波数スペクトル解析器を用いておおまかな周波
数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用いる
ことによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま測
定範囲を拡大することができる(請求項9)。 10.本発明は、入力された測定対象の変調信号の大ま
かな周波数を求める周波数スペクトル解析器と、上記大
まかな周波数を予め定められている上・下限値と比較
し、その結果に基づき予め定められている同期検波周波
数を決定する判定部と、上記周波数と基準周波数との差
を計算する加算器と、上記同期検波周波数を使用して同
期検波することによりI信号とQ信号出力する準同期検
波器と、上記I成分とQ成分より位相軌跡法により周波
数偏差を求める周波数偏差検出器と、上記周波数偏差と
上記差を加算する加算器とから構成されるので、伝送レ
ートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周
波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析
器を用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、
周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の
測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができ
る(請求項10) 11.本発明は、入力された測定対象の変調信号の大ま
かな周波数を求める周波数スペクトル解析器と、上記大
まかな周波数を予め定められている上・下限値と比較
し、その比較結果に基づき予め定められている同期検波
周波数を決定する判定部と、上記同期検波周波数と基準
周波数の差を計算する加算器と、上記変調信号をサンプ
リングして得られたサンプリングデータと上記同期検波
周波数を使用して同期検波することによりI信号とQ信
号を出力する準同期検波器と、上記I成分とQ成分よ
り、位相データを演算し、位相軌跡法により周波数偏差
(E)を求める周波数偏差検出器と、上記差と上記周波
数偏差を加算する加算器とから構成されるので、伝送レ
ートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周
波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析
器を用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、
周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の
測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができ
る(請求項12) 12.本発明は、入力された測定対象の変調信号の大ま
かな周波数を求める周波数スペクトル解析器と、上記大
まかな周波数を予め定められている上限値及び下限値の
どの範囲にあるかを判定し、上記大まかな周波数が下限
値を下回った場合の同期検波周波数を,上限値を上回っ
た場合の同期検波周波数を,上・下限値内の場合の同期
検波周波数の同期検波周波数を決定する判定部と、同期
検波周波数と基準周波数の差を求る加算器と、上記変調
信号をサンプリングして得られたサンプリングデータと
同期検波周波数により、その同期検波タイミングで検波
して、その同期検波した入力信号のI信号とQ信号を出
力する準同期検波器と、上記I成分とQ成分より、at
an(アークタンジェント)演算によって位相データを
取り出し、所定の正規化処理した後、理想位相変化点と
の差から位相軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏
差検出器と、前記差に上記周波数偏差を加算する加算器
とから構成されるので、伝送レートの1/10程度の周
波数偏差の測定範囲を持った周波数偏差検出装置の測定
範囲を、周波数スペクトル解析器を用いておおまかな周
波数を得て同期検波をした後、周波数偏差検出器を用い
ることによって、周波数偏差の測定確度を保持したまま
測定範囲を拡大することができる(請求項14) 13.本発明は、前記測定対象の変調信号を格納してお
くサンプリングデータメモリを備えた場合も、伝送レー
トの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波
数偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析器
を用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周
波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測
定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる
(請求項11,13,15) 14.本発明は、前記入力された測定対象の変調信号が
π/4シフトQPSK変調信号である場合も、伝送レー
トの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波
数偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析器
を用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周
波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測
定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる
(請求項16)。 15.本発明は、上記周波数スペクトル解析器が掃引式
のスペクトルアナライザで構成される場合も、伝送レー
トの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波
数偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析器
を用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周
波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測
定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる
(請求項17)。 16.本発明は、上記周波数スペクトル解析器がFFT
方式のスペクトル解析器で構成される場合も、伝送レー
トの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波
数偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析器
を用いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周
波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測
定確度を保持したまま測定範囲を拡大することができる
(請求項18)。 17.入力された測定対象の変調信号に含まれた信号成
分を同期検波し、この同期検波された信号成分から位相
データを算出し、位相データ間の位相差を検出して位相
軌跡法により周波数偏差を求める周波数偏差測定装置に
おいて、従来の位相軌跡法による周波数偏差検出器で
は、同期検波するローカル周波数を中心に伝送レートの
1/10程度の周波数偏差しか求められないが、入力さ
れた変調信号の周波数を周波数スペクトル解析器2で、
あらかじめ大まかに求め、位相軌跡法によって測定でき
る範囲にローカル周波数を可変するので、伝送レートの
1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った周波数偏
差検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解析器を用
いておおまかな周波数を得て同期検波をした後、周波数
偏差検出器を用いることによって、周波数偏差の測定確
度を保持したまま測定範囲を拡大することができる。 18.本発明は、周波数スペクトル解析器2で入力信号
の周波数を大まかに求めた後、この周波数結果を判定部
3に入力し、周波数検出器に含まれる判定回路にて同期
検波の周波数Bを決定し、判定部3で決定した同期検波
周波数Bを使用して、準同期検波器5に入力された測定
対象の変調信号Aを同期検波し、I,Q成分Dを出力
し、このI、Q成分Dを周波数偏差検出器6に入力し、
周波数偏差検出器6内で、位相成分を取り出し、位相軌
跡法によって周波数偏差Eを求める。ここで求めた周波
数偏差Eと、判定部3で決定した同期検波周波数Bと基
準周波数の差を加算器8で加えることによって、測定対
象の変調信号Aの正確な周波数偏差を求めるので、伝送
レートの1/10程度の周波数偏差の測定範囲を持った
周波数偏差検出装置の測定範囲を、周波数スペクトル解
析器を用いておおまかな周波数を得て同期検波をした
後、周波数偏差検出器を用いることによって、周波数偏
差の測定確度を保持したまま測定範囲を拡大することが
できる。19.本発明は、周波数スペクトル解析器2
で、高速に大まかな同期検波周波数Bを求めることがで
きる(請求項1〜18)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成を示すブロック図
【図2】測定範囲拡大の原理説明図
【符号の説明】
1 周波数偏差測定装置 2 周波数スペクトル解析器 3 判定部 4 サンプリングデータメモリ 5 準同期検波器 6 周波数偏差検出器 7 加算器 8 加算器 F0 システムで決めた周波数 F1 同期検波周波数 Ft 伝送速度 F1’,F1” ローカル周波数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 27/00 H04L 27/00 A

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された測定対象の変調信号を周波数
    スペクトル解析手段により上記変調信号の大まかな周波
    数を求め、 上記大まかな周波数に基づき、予め定められている同期
    検波周波数を決定し、 上記同期検波周波数と基準周波数との差を求め、 上記同期検波周波数を使用して同期検波することにより
    I信号とQ信号を求め、 上記I成分とQ成分より位相軌跡法により周波数偏差を
    求め、 上記周波数偏差と上記差を加算して最終的な周波数偏差
    値を求めることを特徴とする周波数偏差測定方法。
  2. 【請求項2】 入力された測定対象の変調信号を周波数
    スペクトル解析手段により上記変調信号の大まかな周波
    数を求め、 上記大まかな周波数を予め定められている上・下限値と
    比較し、その結果に基づき予め定められている同期検波
    周波数を決定し、 上記同期検波周波数と基準周波数との差を求め、 上記同期検波周波数を使用して同期検波することにより
    I信号とQ信号を求め、 上記I成分とQ成分より位相軌跡法により周波数偏差を
    求め、 上記周波数偏差と上記差を加算して最終的な周波数偏差
    値を求めることを特徴とする周波数偏差測定方法。
  3. 【請求項3】 入力された測定対象の変調信号を周波数
    スペクトル解析手段により上記変調信号の大まかな周波
    数を求め、 上記大まかな周波数を予め定められている上・下限値と
    比較し、その結果に基づき予め定められている同期検波
    周波数を決定し、 上記変調信号をサンプリングして得られたサンプリング
    データと上記同期検波周波数を使用して同期検波するこ
    とによりI信号とQ信号を求め、 上記I成分とQ成分より、位相データを演算し、位相軌
    跡法により周波数偏差を求め、 上記同期検波周波数と基準周波数の差を求め、 その差に上記周波数偏差を加えることにより最終的な周
    波数偏差値を求めることを特徴とする周波数偏差測定方
    法。
  4. 【請求項4】 入力された測定対象の変調信号を周波数
    スペクトル解析手段により上記変調信号の大まかな周波
    数を求め、 上記大まかな周波数を予め定められている上限値及び下
    限値のどの範囲にあるかを判定し、上記周波数の下限値
    を下回った場合の同期検波周波数を,上限値を上回った
    場合の同期検波周波数を,上限・下限値内の場合の同期
    検波周波数の同期検波周波数を決定し、 上記変調信号をサンプリングして得られたサンプリング
    データと上記同期検波周波数により、その同期検波タイ
    ミングで検波して、その同期検波した入力信号のI信号
    とQ信号を求め、 上記I成分とQ成分より、atan(アークタンジェン
    ト)演算によって位相データを取り出し、所定の正規化
    処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法によ
    り周波数偏差を求め、 同期検波周波数と基準周波数の差を求め、 その差に上記周波数偏差とを加えることにより最終的な
    周波数偏差値を求めることを特徴とする周波数偏差測定
    方法。
  5. 【請求項5】 上記周波数スペクトル解析手段は、掃引
    式のスペクトルアナライザであることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の周波数偏差測定方法。
  6. 【請求項6】 上記周波数スペクトル解析手段は、FF
    T方式のスペクトル解析器であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の周波数偏差測定方法。
  7. 【請求項7】 前記入力された測定対象の変調信号がπ
    /4シフトQPSK変調信号であることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の周波数偏差測定方法。
  8. 【請求項8】 入力された測定対象の変調信号の大まか
    な周波数を求める周波数スペクトル解析器と上記大まか
    な周波数に基づき、予め定められている同期検波周波数
    を決定する判定部と、 上記同期検波周波数と基準周波数との差を求める加算器
    と、 上記同期検波周波数を使用して同期検波することにより
    I信号とQ信号を出力する準同期検波器と、 上記I成分とQ成分より位相軌跡法により周波数偏差を
    求める周波数偏差検出器と、 上記周波数偏差と上記差を加算する加算器と、 からなることを特徴とする周波数偏差測定装置。
  9. 【請求項9】 入力された測定対象の変調信号の大まか
    な周波数を求める周波数スペクトル解析器と上記大まか
    な周波数を判定し同期検波すべき周波数を決定する判定
    部と、 測定対象の変調信号を格納しておくサンプリングデータ
    メモリと、 測定対象の変調信号を判定部で決定した周波数で同期検
    波する準同期検波器と、 同期検波された信号成分から位相データを算出し、位相
    データ間の位相差から位相軌跡法により周波数偏差を求
    める周波数偏差検出器と、 同期検波した周波数と基準周波数との差を求め、周波数
    偏差検出器の測定結果を加える加算器と、 を備えたことを特徴とする周波数偏差測定装置。
  10. 【請求項10】 入力された測定対象の変調信号の大ま
    かな周波数を求める周波数スペクトル解析器と上記大ま
    かな周波数を予め定められている上・下限値と比較し、
    その結果に基づき予め定められている同期検波周波数を
    決定する判定部と、 上記周波数と基準周波数との差を計算する加算器と、 上記同期検波周波数を使用して同期検波することにより
    I信号とQ信号出力する準同期検波器と、 上記I成分とQ成分より位相軌跡法により周波数偏差を
    求める周波数偏差検出器と、 上記周波数偏差と上記差を加算する加算器と、 からなることを特徴とする周波数偏差測定装置。
  11. 【請求項11】 測定対象の変調信号を格納しておくサ
    ンプリングデータメモリを備えたことを特徴とする請求
    項10記載の周波数偏差測定装置。
  12. 【請求項12】 入力された測定対象の変調信号の大ま
    かな周波数を求める周波数スペクトル解析器と 上記大まかな周波数を予め定められている上・下限値と
    比較し、その比較結果に基づき予め定められている同期
    検波周波数を決定する判定部と、 上記同期検波周波数と基準周波数の差を計算する加算器
    と、 上記変調信号をサンプリングして得られたサンプリング
    データと上記同期検波周波数を使用して同期検波するこ
    とによりI信号とQ信号を出力する準同期検波器と、 上記I成分とQ成分より、位相データを演算し、位相軌
    跡法により周波数偏差(E)を求める周波数偏差検出器
    と、 上記差と上記周波数偏差を加算する加算器と、 からなることを特徴とする周波数偏差測定装置。
  13. 【請求項13】 測定対象の変調信号を格納しておくサ
    ンプリングデータメモリを備えたことを特徴とする請求
    項12記載の周波数偏差測定装置。
  14. 【請求項14】 入力された測定対象の変調信号の大ま
    かな周波数を求める周波数スペクトル解析器と上記大ま
    かな周波数を予め定められている上限値及び下限値のど
    の範囲にあるかを判定し、上記大まかな周波数が下限値
    を下回った場合の同期検波周波数を,上限値を上回った
    場合の同期検波周波数を,上・下限値内の場合の同期検
    波周波数の同期検波周波数を決定する判定部と、 同期検波周波数と基準周波数の差を求る加算器と、 上記変調信号をサンプリングして得られたサンプリング
    データと同期検波周波数により、その同期検波タイミン
    グで検波して、その同期検波した入力信号のI信号とQ
    信号を出力する準同期検波器と、 上記I成分とQ成分より、atan(アークタンジェン
    ト)演算によって位相データを取り出し、所定の正規化
    処理した後、理想位相変化点との差から位相軌跡法によ
    り周波数偏差を求める周波数偏差検出器と、 前記差に上記周波数偏差を加算する加算器と、 からなることを特徴とする周波数偏差測定装置。
  15. 【請求項15】 測定対象の変調信号を格納しておくサ
    ンプリングデータメモリを備えたことを特徴とする請求
    項14記載の周波数偏差測定装置。
  16. 【請求項16】 前記入力された測定対象の変調信号が
    π/4シフトQPSK変調信号であることを特徴とする
    請求項8〜15のいずれかに記載の周波数偏差測定装
    置。
  17. 【請求項17】 上記周波数スペクトル解析器は、掃引
    式のスペクトルアナライザであることを特徴とする請求
    項8〜15のいずれかに記載の周波数偏差測定方法。
  18. 【請求項18】 上記周波数スペクトル解析器は、FF
    T方式のスペクトル解析器であることを特徴とする請求
    項8〜15のいずれかに記載の周波数偏差測定方法。
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