JP2001065724A - 空気弁 - Google Patents

空気弁

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JP2001065724A
JP2001065724A JP23849899A JP23849899A JP2001065724A JP 2001065724 A JP2001065724 A JP 2001065724A JP 23849899 A JP23849899 A JP 23849899A JP 23849899 A JP23849899 A JP 23849899A JP 2001065724 A JP2001065724 A JP 2001065724A
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JP
Japan
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air
valve
cover
air hole
lid
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JP23849899A
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English (en)
Inventor
Ikuo Yokoyama
郁生 横山
Seiji Yamamoto
誠治 山元
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Asahi Yukizai Corp
Original Assignee
Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管の一部に取付けられ、水の飛散防止と異
物の侵入防止の機能を有し、それ自体の外径寸法を保ち
ながら多量排気能を向上させ、作動状況の確認や分解点
検が容易に行える空気弁を提供する。 【解決手段】 流体を輸送する配管1に連通して取付け
られた弁箱2と、弁箱に固定された空気孔8を有する蓋
体9と、弁箱の内部に収容された空気孔5を有する遊動
弁体6及びフロート弁4と、蓋体に装着したカバー13
とを具備し、配管1内の空気を吸排気する空気弁におい
て、前記カバー13が蓋体9に、配管1内の空気の排気
圧により自動的に開放されるよう取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を輸送する配
管に取付けられ、通水の際は管内から排気を行い、該配
管から送水する際は管内への吸気を行い、さらに配管内
が加圧された満水状態では水中から分離した空気を排気
する空気弁に関するものであり、さらに詳しくは、改良
されたカバー取付け構造を有する空気弁に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、水道、農水用などの流体の輸送配
管ラインにおいては、排水時に該配管内へ空気を導入し
たり、該配管内を流れる流体中に含まれる空気の排気を
行うために空気弁が設けられる。該空気弁は、図7に示
すように、配管1に連通して取付けられた弁箱2と、弁
箱2の上部に大径空気孔8が設けてありボルトを介して
固定される蓋体9と、弁箱2の内部に大径空気孔8と同
心状に収容された案内3と、該案内3の内部に、小径空
気孔5を有する遊動弁体6とともにフロート弁体4が昇
降自在に配設されており、遊動弁体6が大径空気孔8
を、フロート弁体4が小径空気孔5を開閉するように構
成されている。
【0003】上記空気弁では、複数のボルトを介して、
蓋体9に装着したカバー13により大径空気孔8を覆う
ことで、配管の通水時において大径空気孔8が遊動弁体
6により閉塞される前段で大径空気孔8から水が上方へ
飛散するのを防止するのとともに、弁箱2の内部にゴミ
などの異物が侵入するのを防止している。
【0004】しかしながら、空気が大量に排出される際
は、空気は弁箱2内に設けられた流路、大径空気孔8、
蓋体9とカバー13の間を順次通って外部へ放出される
が、この時、大径空気孔8を通った空気の勢いがカバー
13により減勢される状態になり、必然的に多量排気能
を低下させる。
【0005】また、異物を多く含む流体の配管に取付け
られて使用される場合は、弁箱2内部の作動状況の確認
や分解点検などを行う際に、カバーを取外すためには複
数本のボルトを取り外さなければならないという煩わし
い作業が必要となる。
【0006】これらの問題点を解決した空気弁として、
例えば、特開平9−159041号公報や特開平10−
318397号公報等に記載されている構造のものが知
られている。前者の空気弁では、弁箱を適当容積にて形
成して、弁箱内に流入して上方へ流れる水が、遊動弁体
をともに上昇せしめる適当速度に減勢されるように構成
されている。後者の空気弁では、カバー周辺部の一箇所
に、カバーを弁箱に対して浮動開閉可能に枢支するヒン
ジ部材を設けるとともに、この枢支部に対向するカバー
の周辺部と弁箱とに、えび金具式の固定錠を設け、この
えび金具式固定錠を介してカバーを弁箱に対して締付固
定および固定解除可能に構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
空気弁においては、弁箱を適当容積にて形成しているた
め空気弁自体の外径寸法が大きくなるという問題があ
る。また、後者の空気弁では、えび金具式固定錠を介し
てカバーを弁箱に対して締付固定しているため、分解点
検の際、該カバーの開閉に要する手間を非常に少なくで
きるが、排気の際は従来の空気弁と同様に、多量排気能
を低下させるという問題がある。
【0008】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的は、水の飛散防止と、
異物の侵入防止の機能を有し、空気弁自体の外径寸法を
保ちながら多量排気能を大幅に向上させ、かつ作動状況
の確認や分解点検が容易に行える空気弁を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、流体を輸送する配管に連通して取付けら
れた弁箱と、弁箱に固定された空気孔を有する蓋体と、
弁箱の内部に収容された空気孔を有する遊動弁体及びフ
ロート弁と、蓋体に装着したカバーとを具備し、配管内
の空気を吸排気する空気弁において、前記カバーを前記
蓋体に、配管内の空気の排気圧により自動的に開放する
よう取付けたことを特徴としている。
【0010】本発明によれば、上記のカバーを自動的に
開放する手段は、カバーを蓋体の一側に枢着し、上下方
向に回動できるように構成される。またカバーを蓋に上
下に並進運動できるように取付けてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
縦断面図である。図2は、図1の排気作用時を示す縦断
面図である。図3は、同じく大径空気孔を閉じた状態の
縦断面図である。また、図4は、本発明の他の実施例を
示す縦断面図である。図5は、図4の排気作用時を示す
縦断面図である。図6は、同じく大径空気孔を閉じた状
態の縦断面図である。なお、前記図7の従来例と同一も
しくは相当部分には、同一の符号を付して説明する。
【0012】図1において、本発明の空気弁は、配管1
に連通して取付けられる弁箱2と、弁箱2の内部の案内
3とを有し、案内3の内部にはフロート弁体4と該フロ
ート弁体4に被冠されて上部に小径空気孔5が形成され
た遊動弁体6とが昇降自在に設けられ、この遊動弁体6
の外周部に上向きのシート部7が形成されている。弁箱
2の上端には、吸気・排気用の大径空気孔8を有する蓋
体9がボルト・ナットを介して取付けられており、大径
空気孔8の周縁部には、遊動弁体6のシート部7に対向
する弁座10が下向きに取付けられている。また、蓋体
9の上面のボルト・ナット固定位置に干渉しない位置に
は、枢支部11が設けられ、枢支部11の径方向に相対
する位置には、支持部12が設けられている。蓋体9の
上方には、大径空気孔8を十分に覆う大きさのカバー1
3が配設され、カバー13は、蓋体9に設けられた枢支
部11とこれに対向する位置に設けられたカバー13の
枢支部14とにピン15を挿入することにより回動可能
に取付けられている。作動状況の確認や分解点検に際し
ては、カバー13を回動して開放し空気の吸気・排気の
作動状況の確認および大径空気孔が遊動弁体により閉塞
された状況での洩水の有無などの点検を行うことができ
る。
【0013】次に、本実施例の作用について図1、図
2、図3に基づいて説明する。配管1の施工が完了した
初期の状態では、フロート弁体4と遊動弁体5は、図1
に示す開弁位置に保持され弁を開放する。このため、配
管1への通水時、該配管1内の空気は、弁箱2から案内
3上部の切欠(図示省略)および大径空気孔8を通っ
て、蓋体9とカバー14との間の隙間を経て外部へ急速
に排出される。このとき、図2に示されているごとく、
大径空気孔8より排出される空気の勢いで、カバー13
が停止位置まで押し上げられる。そのため、空気の流れ
は矢印で示されているごとく、カバー13に沿って斜め
上方へ排出されるため減勢されることがない。また、配
管1への通水にともない弁箱2内へ水が流入すると、フ
ロート弁体4に浮力が発生し、フロート弁体4および遊
動弁体6が案内3内を浮上して、遊動弁体5のシート部
7が弁座10に密着して大径空気孔8を閉塞して弁箱2
内部を止水する。通水完了時には、図3に示されている
ごとく、上記大径空気孔8が遊動弁体6により閉塞され
ることで、上記カバー14を押し上げていた空気が遮断
され、該カバー13はピン15を軸に支持部12の位置
まで自然に落下して、外部からの異物が弁箱2内へ侵入
するのを防ぐ。この状態、すなわち加圧された満水状態
において、配管1内に流れる水に混入している空気が弁
箱2内の上部にたまり、弁箱2内の水位が徐々に下がる
と、フロート弁体4が下がり小径空気孔5が開放され、
小径空気孔5より空気が排気される。空気の排気が完了
すると、弁箱2内の水位が上がりフロート弁体4が再び
上昇して小径空気孔5を閉塞する。
【0014】図4は本発明の他の実施例を示す縦断面図
である。前記実施例と異なる点は、弁箱2と蓋体9はボ
ルト・ナット(図示省略)を介して固定され、上記ボル
ト・ナット位置に干渉しない位置に弁箱2、蓋体9、カ
バー13を連通する連通孔16を有し、連通孔16にシ
ャフト17が上下動可能に配設されており、シャフト1
7の両端には上下動を規制するストッパ18が設けら
れ、カバー13は上記シャフト17に上下動可能に支持
されている点である。
【0015】次に、本実施例の作用について図4、図
5、図6に基づいて説明する。配管1の施工が完了した
初期の状態では、フロート弁体4と遊動弁体5は、図4
に示す開弁位置に保持され弁を開放する。このため、配
管1への通水時、該配管1内の空気は、矢印で示されて
いるごとく、弁箱2から案内3上部の切欠(図示省略)
および大径空気孔8を通って、蓋体9とカバー13との
間の隙間を経て外部へ急速に排出される。このとき、大
径空気孔8より排出される空気の勢いで、カバー13が
シャフト17を案内に図5に示されているごとく、スト
ッパ18の位置まで押し上げられ、空気の流路面積を大
きく増加させるので空気の流れが減勢されることがな
い。また、配管1への通水にともない弁箱2内へ水が流
入すると、フロート弁体4に浮力が発生し、フロート弁
体4および遊動弁体6が案内3内を浮上して、遊動弁体
5のシート部7が弁座10に密着して大径空気孔8を閉
塞して弁箱2内を止水する。通水完了時には、図6に示
されているごとく、上記大径空気孔8が遊動弁体6によ
り閉塞されることで、上記カバー13を押し上げていた
空気が遮断され、該カバー13はシャフト17を案内に
支持部12の位置まで自然に落下して、外部からの異物
が弁箱2内へ侵入するのを防ぐ。加圧された満水状態に
おける作用については前記第1の実施例と同様であるの
で省略する。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、カバー
が配管内の空気の排気圧により自動的に開放されるよう
に設けられているので、空気弁自体の外径寸法を従来の
大きさに保ちながら、多量排気能を向上させることがで
きる。また、同一空気弁において、作動状況の確認や分
解点検の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の排気作用時を示す縦断面図である。
【図3】同じく大径空気孔を閉じた状態を示す縦断面図
である。
【図4】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図5】図4の排気作用時を示す縦断面図である。
【図6】同じく大径空気孔を閉じた状態を示す縦断面図
である。
【図7】従来の空気弁を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1…配管 2…弁箱 3…案内 4…フロート弁体 5…小径空気孔 6…遊動弁体 7…シート部 8…大径空気孔 9…蓋体 10…弁座 11…枢支部 12…支持部 13…カバー 14…枢支部 15…ピン 16…連通孔 17…シャフト 18…ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を輸送する配管に連通して取付けら
    れた弁箱と、弁箱に固定された空気孔を有する蓋体と、
    弁箱の内部に収容された空気孔を有する遊動弁体及びフ
    ロート弁と、蓋体に装着したカバーとを具備し、配管内
    の空気を吸排気する空気弁において、前記カバーを前記
    蓋体に、配管内の空気の排気圧により自動的に開放する
    よう取付けたことを特徴とする空気弁。
  2. 【請求項2】 前記カバーが蓋体に上下に回動するよう
    枢着されている請求項1に記載の空気弁。
  3. 【請求項3】 前記カバーが蓋体に上下に並進運動する
    よう取付けられている請求項1に記載の空気弁。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097576A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2009121609A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2009168089A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Tlv Co Ltd 排気弁
KR101009522B1 (ko) * 2010-07-06 2011-01-18 수자원기술 주식회사 접이식 공기 밸브
KR101195874B1 (ko) 2010-11-12 2012-10-30 수자원기술 주식회사 접이식 공기 밸브의 플로터

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097576A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2009121609A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2009168089A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Tlv Co Ltd 排気弁
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