JP2001065646A - 3軸歯車装置 - Google Patents

3軸歯車装置

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JP2001065646A
JP2001065646A JP23890299A JP23890299A JP2001065646A JP 2001065646 A JP2001065646 A JP 2001065646A JP 23890299 A JP23890299 A JP 23890299A JP 23890299 A JP23890299 A JP 23890299A JP 2001065646 A JP2001065646 A JP 2001065646A
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JP
Japan
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gear
shaft
driven
fixed
driving
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Application number
JP23890299A
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English (en)
Inventor
Junzo Kimura
潤三 木村
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Aisin AI Co Ltd
Original Assignee
Aisin AI Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各軸の配置位置に制約を受けることなく中間軸
の振動及び騒音の発生を抑制し得る3軸歯車装置を提供
する。 【課題手段】3軸歯車装置は、駆動軸11、被駆動軸1
2、及び中間軸13を備えている。駆動軸11上には駆
動歯車14が固定されている。被駆動軸12上には被駆
動歯車15が固定されている。中間軸13の両端部には
それぞれ駆動歯車14及び被駆動歯車15と噛合う第1
及び第2中間歯車16,17が並列に固定されている。
各歯車14,15,16,17は全て同一長の正面法線
ピッチを有する歯車であり、第1及び第2中間歯車1
6,17は、駆動歯車14と第1中間歯車16の噛合い
部、及び第2中間歯車17と被駆動歯車15の噛合い部
における作用線上の接触点が互いに正面法線ピッチの1
/2の位相差にて進行するような相対周方向位置にて中
間軸13上に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のトラ
ンスファ等に適用され、駆動軸上の駆動歯車と被駆動軸
上の被駆動歯車にそれぞれ噛合う中間歯車を中間軸上に
固定した3軸歯車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、上記中間
歯車を単一の歯車により構成したものが市販されてい
る。この場合、例えば特開平2−8537号公報に開示
されているように、駆動歯車と中間歯車の噛合い部、及
び中間歯車と被駆動歯車の噛合い部における作用線上の
接触点が互いに正面法線ピッチの1/2の位相差にて進
行するように各軸を配置することにより、上記各噛合い
部にて噛合った一対の歯の相対的な弾性変形量の変化に
伴いその方向を反転させながらそれぞれ発生する周期的
な噛合い伝達誤差を同各噛合い部間にて相殺し、中間軸
の振動及び騒音の発生を抑制するようにした3軸歯車装
置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記3軸歯車装置にお
いては、上記位相差の付与のために各軸の配置位置が制
約を受けることになる。
【0004】本発明の目的は、各軸の配置位置に制約を
受けることなく中間軸の振動及び騒音の発生を抑制し得
る3軸歯車装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成上の特徴
は、駆動軸上の駆動歯車に噛合せた第1中間歯車と、そ
の正面法線ピッチを前記第1中間歯車と同一に形成して
前記駆動軸と平行な被駆動軸上の被駆動歯車と噛合せた
第2中間歯車とを並列に支持した前記駆動軸及び被駆動
軸と平行な中間軸を備え、前記駆動歯車と第1中間歯車
の噛合い部、及び第2中間歯車と被駆動歯車の噛合い部
における作用線上の接触点が互いに正面法線ピッチの1
/2の位相差にて進行するようにしたことにある。
【0006】
【効果】上記3軸歯車装置においては、第1及び第2中
間歯車の周方向の相対位置の設定のみにより、駆動歯車
と第1中間歯車の噛合い部、及び第2中間歯車と被駆動
歯車の噛合い部における作用線上の接触点の進行に正面
法線ピッチの1/2の位相差が付与されている。したが
って、各軸の配置位置に制約を受けることなく、前記各
噛合い部にてそれぞれ発生する噛合い伝達誤差を同各噛
合い部間にて相殺し、中間軸の振動及び騒音の発生を抑
制し得る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図1に示した車両のトランスファ
に適用した3軸歯車装置は、同トランスファのケーシン
グT1にそれぞれ互いに平行に軸支した駆動軸11、被
駆動軸12、及び中間軸13を備えている。
【0008】駆動軸11はケーシングT1の上部に配設
されてこの車両の図示しない変速機から回転駆動力を入
力されるものであり、同駆動軸11上には駆動歯車14
が固定されている。被駆動軸12はケーシングT1の下
部に配設されてこの車両の図示しない前後輪にそれぞれ
回転駆動力を出力するものであり、同被駆動軸12上に
は被駆動歯車15が固定されている。中間軸13はケー
シングT1の中間部に配設されており、同中間軸13の
両端部にはそれぞれ駆動歯車14及び被駆動歯車15と
噛合う第1及び第2中間歯車16,17が並列に固定さ
れている。
【0009】各歯車14,15,16,17は全て同一
の正面法線ピッチを有するはすば歯車であり、特に、駆
動歯車14と被駆動歯車15の歯数は互いに同一であ
り、第1及び第2中間歯車16,17の歯数は互いに同
一である。また、第1及び第2中間歯車16,17は、
駆動歯車14と第1中間歯車16の噛合い部、及び第2
中間歯車17と被駆動歯車15の間の噛合い部における
作用線上の接触点が互いに正面法線ピッチの1/2の位
相差にて進行するような相対周方向位置にて中間軸13
上に固定されている。
【0010】なお、このトランスファは、中間軸13の
支持機構に作動油を供給するオイルポンプT2、及び回
転駆動力の出力先を全輪と後輪のみとで選択するための
切換えスリーブ等により構成される伝達機構T3も備え
ている。
【0011】上記のように構成したトランスファにおい
ては、3軸歯車装置の駆動軸11に入力された回転駆動
力が、まず駆動歯車14と第1中間歯車16の噛合いに
より中間軸13に伝達され、次に第2中間歯車17と被
駆動歯車15の噛合いにより被駆動軸12に伝達されて
出力される。この場合、第1及び第2中間歯車16,1
7が、上記各歯車14,16,17,15間の各噛合い
部における作用線上の接触点が互いに正面法線ピッチの
1/2の位相差にて進行するような相対周方向位置にて
中間軸13上に固定されているため、上記各噛合い部に
て噛合った一対の歯の相対的な弾性変形量の変化に伴い
その方向を反転させながらそれぞれ発生する周期的な噛
合い伝達誤差が同各噛合い部間にて相殺され、中間軸1
3の振動及び騒音の発生が抑制される。
【0012】上述のように、上記実施形態においては、
第1及び第2中間歯車16,17の間の周方向の相対位
置の設定のみにより、駆動歯車14と第1中間歯車16
の噛合い部、及び第2中間歯車17と被駆動歯車15の
噛合い部における作用線上の接触点の進行に正面法線ピ
ッチの1/2の位相差が付与されている。したがって、
各軸11,12,13の配置位置に制約を受けることな
く、中間軸13の振動及び騒音の発生を抑制し得る。
【0013】なお、上記実施形態は本発明による3軸歯
車装置を車両のトランスファに適用した例であったが、
同3軸歯車装置は、例えば車両のエンジンの回転変動を
抑制するバランサギアや、トランスアクスル等、他の装
置に対しても同様に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る3軸歯車装置を組込
んだ車両のトランスファの縦断面図である。
【符号の説明】
11…駆動軸、12…被駆動軸、13…中間軸、14…
駆動歯車、15…被駆動歯車、16…第1中間歯車、1
7…第2中間歯車。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸上の駆動歯車に噛合せた第1中間歯
    車と、その正面法線ピッチを前記第1中間歯車と同一に
    形成して前記駆動軸と平行な被駆動軸上の被駆動歯車と
    噛合せた第2中間歯車とを並列に支持した前記駆動軸及
    び被駆動軸と平行な中間軸を備え、前記駆動歯車と第1
    中間歯車の噛合い部、及び第2中間歯車と被駆動歯車の
    噛合い部における作用線上の接触点が互いに正面法線ピ
    ッチの1/2の位相差にて進行するようにしたことを特
    徴とする3軸歯車装置。
JP23890299A 1999-08-25 1999-08-25 3軸歯車装置 Pending JP2001065646A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103089921A (zh) * 2011-10-31 2013-05-08 北京精密机电控制设备研究所 一种机电伺服系统平行式结构齿轮减速器

Cited By (1)

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