JP2001065603A - 回転伝達システムとその制御方法 - Google Patents

回転伝達システムとその制御方法

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JP2001065603A
JP2001065603A JP24154499A JP24154499A JP2001065603A JP 2001065603 A JP2001065603 A JP 2001065603A JP 24154499 A JP24154499 A JP 24154499A JP 24154499 A JP24154499 A JP 24154499A JP 2001065603 A JP2001065603 A JP 2001065603A
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transmission system
rotation transmission
retainer
outer ring
armature
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JP24154499A
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Makoto Yasui
誠 安井
Shiro Goto
司郎 後藤
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NTN Corp
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の削減を実現することができ、か
つ、軸方向寸法も短くできる回転伝達システムを提供す
る。 【解決手段】 内方部材3と外輪4を同軸上に回転可能
に嵌合させ、内方部材3のカム面6と外輪4の円筒面7
間に楔形空間を形成し、その楔形空間内に設けた保持器
8のポケット9にローラ10を組み込んでツーウェイク
ラッチ1を形成し、外輪4に固定されたロータ25と、
保持器8の端部に保持器8とスライド可能、相対回転不
可能に嵌合したアーマチュア20を適当な隙間を介して
重ね合わせ、そのロータ25とアーマチュア20を磁力
により圧接するための電磁コイル27を設けて電磁クラ
ッチ12を形成した回転伝達システムにおいて、前記ロ
ータ25を外輪4の外径側で外輪4と固定することによ
り、回転伝達システムの軸方向のサイズを短縮でき、サ
イズ、消費電力の小さいコイルを使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両等の駆動経
路上において、駆動力の伝達と遮断の切り換えを行う回
転伝達システムとその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種機器や車両において、駆動力の伝達
と遮断を選択的に切り換えるために、動力の伝達経路上
に動力断続装置を組み込み使用する必要がある。たとえ
ば、本出願人は、4WD車の前後輪の動力の断続切り換
え用途として、特開平10−71872号によってロー
ラ型ツーウェイクラッチと電磁クラッチを組み合わせた
回転伝達システムを提案している。
【0003】図6は、上記した先行技術の回転伝達シス
テムにおけるツーウェイクラッチと電磁クラッチの具体
的な構造を示し、ツーウェイクラッチ1は、入力軸2に
固定した内方部材3と外輪4を軸受5を介して同軸上に
回転可能に嵌合させ、内方部材3と外輪4の一方に複数
のカム面6を設け、他方に円筒面7を設け、両面間に楔
形空間を形成し、その楔形空間内に保持器8を設け、保
持器8に形成した複数のポケット9に係合子としてのロ
ーラ10を組み込み、ローラ10が円筒面7とカム面6
に係合しない中立位置へ保持器8を支持付勢するスイッ
チばね11を、保持器8とカム面6を有する内方部材3
間で係止して形成されている。
【0004】また、電磁クラッチ12は、外輪4または
内方部材3に固定された摩擦フランジ13と、保持器8
の端部に該保持器8とスライド可能、相対回転不可能に
嵌合したアーマチュア14を適当な隙間を介して重ね合
わせ、その摩擦フランジ13とアーマチュア14を磁力
により圧接するための電磁コイル15を設け、電磁コイ
ル15への電流をON−OFFすることによって、ロー
ラ10を係合または空転させるようになっている。
【0005】また、上記した先行技術の回転伝達システ
ムにおいて、回転伝達システムをロックさせるには、電
磁コイル15に電源電圧を投入すればよいが、直結4W
D走行時等で常時回転伝達システムをロック(係合)に
保持する場合には、消費電力を下げるために、図7に示
すように、スイッチばねより僅かに上回る程度の摩擦力
を発生させるための小さな電流に設定できることも提案
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構造の
回転伝達システムにおいては、電磁クラッチ12の電流
がOFFのときは、スイッチばね11によってローラ1
0が係合しない中立位置に保持されているが、外部コン
トローラ等の制御によって電流をONしたとき、ローラ
10が素早く係合位置に移動し、回転伝達システムが駆
動状態になることが望まれており、そのために、スイッ
チばね11のばね力に打ち勝つための大きな磁力を発生
させる必要があり、図8に示したように、コイル15の
消費電力が大きいという問題があった。
【0007】また、その電流によって回転伝達時はコイ
ル15の発熱も大きいという問題があった。
【0008】一方、図7で示したように、電流を小さく
するために、スイッチばね11のトルクより僅かに上ま
わる程度の摩擦力を発生させるだけの小さな電圧または
電流になるよう設定することはできるが、そのために電
源をONしてからローラ10が係合するまでの応答時間
が長くなってしまうという問題があった。
【0009】そこで、この発明の課題は、上記方式の回
転伝達装置の消費電力の削減を実現することができ、か
つ、軸方向寸法も短くできる回転伝達システムを提供す
ることにある。
【0010】また、上記回転伝達システムのフリーから
ロック状態に至る応答時間を速くしたまま、消費電力を
削減することができる制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、内方部材と外輪を同軸上
に回転可能に嵌合させ、内方部材または外輪の内、一方
に複数のカム面、他方に円筒面を設けて両面間に楔形空
間を形成し、その楔形空間内に保持器を設け、保持器に
形成した複数のポケットに係合子を組み込み、係合子が
円筒面とカム面に係合しない中立位置へ保持器を支持付
勢する弾性部材を、保持器とカム面を有する内方部材、
または外輪との間で係止してツーウェイクラッチを形成
し、外輪に固定された摩擦部材と、保持器の端部に保持
器とスライド可能、相対回転不可能に嵌合したアーマチ
ュアを適当な隙間を介して重ね合わせ、その摩擦部材と
アーマチュアを磁力により圧接するための電磁コイルを
設けて形成される回転伝達システムにおいて、前記摩擦
部材が外輪の外径側で外輪と固定されている構成を採用
したものである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記摩擦部材が内径側に非磁性体を介して外輪に固
定されている構成を採用したものである。
【0013】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記摩擦部材のアーマチュアに対する摩擦
面が外輪の端面より軸方向に突出している構成を採用し
たものである。
【0014】請求項4の発明は、内方部材と外輪を同軸
上に回転可能に嵌合させ、内方部材または外輪の内、一
方に複数のカム面、他方に円筒面を設けて両面間に楔形
空間を形成し、その楔形空間内に保持器を設け、保持器
に形成した複数のポケットに係合子を組み込み、係合子
が円筒面とカム面に係合しない中立位置へ保持器を支持
付勢する弾性部材を、保持器とカム面を有する内方部
材、または外輪との間で係止してツーウェイクラッチを
形成し、外輪に固定された摩擦部材と、保持器の端部に
保持器とスライド可能、相対回転不可能に嵌合したアー
マチュアを適当な隙間を介して重ね合わせ、その摩擦部
材とアーマチュアを磁力により圧接するための電磁コイ
ルを設けて形成される回転伝達システムにおいて、回転
伝達システムを非係合状態から係合状態に移行させると
き、電磁コイルへの電源電圧を投入するが、回転伝達シ
ステムが係合状態に移行した後は、初期電源電圧に対し
て電磁コイルへの電力を制限し、初期電源電圧による消
費電力よりも下まわる第2の電流値に設定する構成を採
用したものである。
【0015】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記第2の電流値の設定は、電源電圧をパルス幅変
調制御によって電圧を間歇的にかけ、その電流値によっ
て摩擦部材とアーマチュア間に生じる摩擦力がクラッチ
の弾性部材のトルクよりも僅かに打ち勝つレベルに設定
する構成を採用したものである。
【0016】請求項6の発明は、請求項4または5の発
明において、前記回転伝達システムが係合状態に移行し
たことを認識する手段が、初期電圧投入からの時間であ
る構成を採用したものである。
【0017】請求項7の発明は、請求項4または5の発
明において、前記回転伝達システムが係合状態に移行し
たことを認識する手段が、回転伝達システムの入出力側
に設けられた回転センサーまたはトルクセンサーである
構成を採用したものである。
【0018】請求項8の発明は、請求項4または5の発
明において、前記回転伝達システムが係合状態に移行し
たことを認識する手段が、動力源に設けられた負荷状態
を示すセンサーである構成を採用したものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0020】図1乃至図4に示す回転伝達システムにお
いて、ツーウェイクラッチに関しては、図6で示した先
行技術と同一であるので、同一部分に同一符号を付して
説明する。
【0021】図1乃至図4の回転伝達システムにおい
て、ツーウェイクラッチ1は、入力軸2のカム内輪とな
る内方部材3と外輪4を軸受5を介して同軸上に回転可
能に嵌合させ、内方部材3の外径面に複数のカム面6を
設け、外輪4の内周面に円筒面7を設け、両面間に楔形
空間を形成し、その楔形空間内に保持器8を設け、保持
器8に形成した複数のポケット9に係合子としてのロー
ラ10が組み込まれている。
【0022】上記保持器8の一端側に配置したスイッチ
ばね11は、その両端が保持器8と内方部材3のそれぞ
れに設けた切り欠き16、17に係止され、ローラ10
をカム面6の中立位置に保持しており、この状態では、
ローラ10はカム面6に係合できず、回転伝達システム
は空転を維持している。
【0023】電磁クラッチ12は、上記保持器8の他端
側において、内方部材3と外輪4とに軸受18等を介し
て回転自在に嵌合し、この保持器8の他端側に設けた筒
状の延長部19に、外輪4よりも大径となるアーマチュ
ア20が、延長部19に設けた切り欠き21に内周の突
部22を係合させることにより、スライド可能、相対回
転不可能に嵌合しており、アーマチュア20は延長部1
9に設けた止め輪23によって軸方向の移動量が制限さ
れ、波ばね24によって軸方向の外側に移動する弾性が
付勢されている。前記外輪4の外径面には、摩擦部材
(摩擦フランジ)となるカップ状のロータ25がアルミ
や樹脂等の非磁性体のリング26を介して圧入固定され
ており、垂直の摩擦面25aが外輪4の端面より外方に
突出していると共に、前記アーマチュア20との対向面
間に一定の間隔aを有した配置になっている。
【0024】上記ロータ25内には電磁コイル27が設
けられ、電磁コイル27はケース等の固定部材28に固
定されている。
【0025】この発明の回転伝達システムは、上記のよ
うな構成であり、電磁コイル27への通電がOFFの時
は、ローラ10は中立位置にあり、回転伝達システムは
空転可能である。また、電磁コイル27への通電をON
にすると、電磁コイル27により発生する磁力によって
アーマチュア20はロータ25に吸引され摩擦力を発生
する。
【0026】この状態で、外輪4が内方部材3に対して
相対回転しようとすると、それと同時に、外輪4に固定
されているロータ25は、保持器8に連結されているア
ーマチュア20を摩擦力によって回転させるため、ロー
ラ10は係合位置に移動し、内方部材3のカム面6およ
び外輪4の内径面に係合し、入力軸2と外輪4は一体に
回転する。
【0027】また、入力軸2と外輪4が一体に回転する
結合状態で、電磁コイル27への通電をOFFにする
と、アーマチュア20はロータ25による吸引が解かれ
て離反し、スイッチばね11の作用で保持器8が回転し
てローラ10が中立位置に移動し、入力軸2と外輪4は
結合が解かれた空転状態になる。
【0028】なお、図示のツーウェイクラッチ1は、係
合子としてローラ10を用いた例を示したが、係合子と
してスプラグを採用しても同じ作用が得られる。
【0029】次に、上記した回転伝達システムの制御の
方法を図5を用いて説明する。
【0030】図5で示したように、回転伝達システムを
車両の状況に応じて非係合状態から係合状態に制御する
とき、電磁クラッチ12の電磁コイル27に最初は最大
電流が流れるよう電源電圧をかけっぱなしにするが、一
定時間後に電磁コイル27への電流を下げるように変化
させるために、パルス幅変調手段によって電圧を間歇的
にかけ、その電流値によって摩擦フランジとなるロータ
25とアーマチュア20間に生じる摩擦力がスイッチば
ね11のトルクよりも僅かに打ち勝つレベルの第2の電
流値に設定するようにしている。
【0031】すなわち、回転伝達システムの非係合状態
から係合状態に切り換えるときのシステムの応答性を最
大限引き出すと共に、係合後に余分な電流を減らすため
に、スイッチばね11のトルクよりも僅かに大きい摩擦
力が得られる程度の吸引力が発生するようにすればよ
く、パルス幅変調手段により、そのパルスのデューティ
ー比を下げることで、電圧を下げるのと等価にしてい
る。
【0032】もちろん、電流を上記電流に下げてもスイ
ッチばね11よりは電磁クラッチ12の摩擦力が勝って
いるので、ロック(係合)状態は保持できる。
【0033】例えば、この回転伝達システムに12Vの
電圧をかけたとき、アーマチュア20が吸引されて摩擦
力が発生し、ローラ10を係合させるまでの時間は約5
0〜100msであり、したがって、余裕をみて電圧投
入後200ms後に、パルス幅変調手段で電流を減らせ
ば、係合への応答速度は速く、しかも、初期の僅かな時
間後は消費電力を少なくした状態で係合を保持できるの
である。
【0034】また、上記制御方法では、時間によって係
合したと判断して電力を下げたが、入出側の回転差が無
くなったことで判断してもよく、入力側または出力側に
回転またはトルクを感知する回転センサーまたはトルク
センサを取り付けて、トルクが発生したときをもって係
合状態と判断し、電力を下げることもできる。
【0035】また、エンジン等の動力源になるものの負
荷の変化をセンサーで感知して、回転伝達システムが係
合したと判断することもできる。
【0036】なお、上記各認識手段は、単独使用だけで
なく、組み合わせて使用してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、電磁
クラッチを構成する電磁コイルおよび摩擦部材を外輪の
外径側でツーウェイクラッチに対して径方向に設けたの
で、回転伝達装置の軸方向のサイズを短縮できる。
【0038】また、摩擦部材とアーマチュアの接触面の
直径が大径になり、同じ吸引力であっても摩擦トルクは
大きくなり、従って、逆に先行技術よりもサイズ、消費
電力の小さいコイルを使用することができる。
【0039】更に、外輪の外部にコイルを設けることに
より、コイルの放熱性がよくなり、コイルの発熱による
熱損を防止できる。
【0040】また、回転伝達システムの非係合空転状態
から係合ロック状態に制御するとき、係合ロック状態に
至る応答時間の速さを確保したまま、消費電力を最小限
に抑えて係合状態を継続することができ、電力消費の削
減による発電機やバッテリーの負担を小さくすると共に
経済性の向上が図れ、電磁コイルの発熱を抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転伝達システムの縦断正面図
【図2】図1の矢印II−IIに沿う縦断面図
【図3】図1の矢印III −III に沿う縦断面図
【図4】図1の矢印IV−IVに沿う縦断面図
【図5】回転伝達システムの制御方法を示す説明図
【図6】(A)は先行技術の回転伝達システムの縦断正
面図、(B)は(A)の矢印b−bに沿う断面図
【図7】先行技術の回転伝達システムの制御方法を示す
説明図
【図8】先行技術の回転伝達システムの制御方法におけ
る電力消費を示す説明図
【符号の説明】
1 ツーウェイクラッチ 2 入力軸 3 内方部材 4 外輪 6 カム面 7 円筒面 8 保持器 9 ポケット 10 ローラ 11 スイッチばね 12 電磁クラッチ 13 摩擦フランジ 14 アーマチュア 15 電磁コイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内方部材と外輪を同軸上に回転可能に嵌
    合させ、内方部材または外輪の内、一方に複数のカム
    面、他方に円筒面を設けて両面間に楔形空間を形成し、
    その楔形空間内に保持器を設け、保持器に形成した複数
    のポケットに係合子を組み込み、係合子が円筒面とカム
    面に係合しない中立位置へ保持器を支持付勢する弾性部
    材を、保持器とカム面を有する内方部材または外輪との
    間で係止してツーウェイクラッチを形成し、外輪に固定
    された摩擦部材と、保持器の端部に保持器とスライド可
    能、相対回転不可能に嵌合したアーマチュアを適当な隙
    間を介して重ね合わせ、その摩擦部材とアーマチュアを
    磁力により圧接するための電磁コイルを設けて形成され
    る回転伝達システムにおいて、前記摩擦部材が外輪の外
    径側で外輪と固定されていることを特徴とする回転伝達
    システム。
  2. 【請求項2】 前記摩擦部材がその内径側に非磁性体を
    介して外輪に固定されていることを特徴とする請求項1
    に記載の回転伝達システム。
  3. 【請求項3】 前記摩擦部材のアーマチュアに対する摩
    擦面が外輪の端面より軸方向に突出していることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の回転伝達システム。
  4. 【請求項4】 内方部材と外輪を同軸上に回転可能に嵌
    合させ、内方部材または外輪の内、一方に複数のカム
    面、他方に円筒面を設けて両面間に楔形空間を形成し、
    その楔形空間内に保持器を設け、保持器に形成した複数
    のポケットに係合子を組み込み、係合子が円筒面とカム
    面に係合しない中立位置へ保持器を支持付勢する弾性部
    材を、保持器とカム面を有する内方部材または外輪との
    間で係止してツーウェイクラッチを形成し、外輪に固定
    された摩擦部材と、保持器の端部に保持器とスライド可
    能、相対回転不可能に嵌合したアーマチュアを適当な隙
    間を介して重ね合わせ、その摩擦部材とアーマチュアを
    磁力により圧接するための電磁コイルを設けて形成され
    る回転伝達システムにおいて、回転伝達システムを非係
    合状態から係合状態に移行させるとき、電磁コイルへの
    電源電圧を投入するが、回転伝達システムが係合状態に
    移行した後は、初期電源電圧に対して電磁コイルへの電
    力を制限し、初期電源電圧による消費電力よりも下まわ
    る第2の電流値に設定することを特徴とする回転伝達シ
    ステムの制御方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の電流値の設定は、電源電圧を
    パルス幅変調制御によって電圧を間歇的にかけ、その電
    流値によって摩擦部材とアーマチュア間に生じる摩擦力
    がクラッチの弾性部材のトルクよりも僅かに打ち勝つレ
    ベルに設定することを特徴とする請求項4に記載の回転
    伝達システムの制御方法。
  6. 【請求項6】 前記回転伝達システムが係合状態に移行
    したことを認識する手段が、初期電圧投入からの時間で
    あることを特徴とする請求項4または5に記載の回転伝
    達システムの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記回転伝達システムが係合状態に移行
    したことを認識する手段が、回転伝達システムの入出力
    側に設けられた回転センサーまたはトルクセンサーであ
    ることを特徴とする請求項4または5に記載の回転伝達
    システムの制御方法。
  8. 【請求項8】 前記回転伝達システムが係合状態に移行
    したことを認識する手段が、動力源に設けられた負荷状
    態を示すセンサーであることを特徴とする請求項4また
    は5に記載の回転伝達システムの制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005337486A (ja) * 2004-04-27 2005-12-08 Ntn Corp 回転伝達装置
JP2007210799A (ja) * 2006-01-12 2007-08-23 Toyota Industries Corp 産業車両の荷役装置

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