JP2001064590A - 粉体塗料組成物 - Google Patents

粉体塗料組成物

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JP2001064590A
JP2001064590A JP24625399A JP24625399A JP2001064590A JP 2001064590 A JP2001064590 A JP 2001064590A JP 24625399 A JP24625399 A JP 24625399A JP 24625399 A JP24625399 A JP 24625399A JP 2001064590 A JP2001064590 A JP 2001064590A
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Shoichi Suzuki
祥一 鈴木
Kenji Kawabuchi
健二 河渕
Kenichi Suenaga
憲一 末永
Hideki Yanagi
秀樹 柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2種以上の色相の異なる粉体塗料を用いて、均
一な色相を有する塗膜を形成することができる粉体塗料
組成物、該粉体塗料組成物を用いて均一な色相の塗膜を
得る塗装方法及び該塗装方法を用いる塗膜の製造方法を
提供すること。 【解決手段】2種以上の色相の異なる粉体塗料を含有す
る粉体塗料組成物であって、粉体塗料100重量部と、
体積平均粒子径0.08〜5μmのポリマービーズ0.
02〜0.4重量部とを乾式混合してなる粉体塗料組成
物、該粉体塗料組成物を用いて塗布する塗装方法及び該
塗装方法を用いる塗膜の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2種以上の色相の
異なる粉体塗料を含有する粉体塗料組成物、該粉体塗料
組成物を用いた塗装方法及び該塗装方法を用いる塗膜の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体塗料は、樹脂、硬化剤、添加剤等に
所望の色相を出すための数色の顔料を加え、混合した
後、溶融混練し、その後、冷却、粉砕、分級することに
より、製造されている。そのため、粉体塗料としては要
求される色相毎に塗料を用意せざるを得ず、その品揃え
は膨大な数にのぼっている。
【0003】一方、ポリマービーズを含有した粉体塗料
については、特開平2−178360号公報に、耐ブロ
ッキング性、粉体流動性等の向上を目的として、非架橋
樹脂からなる微粒子を含有した粉体塗料が開示されてい
るものの、2種以上の色相の異なる粉体塗料を用いた塗
装方法に用いられる粉体塗料に関する報告はなされてい
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、2種以上の
色相の異なる粉体塗料を用いて、均一な色相を有する塗
膜を形成することができる粉体塗料組成物、該粉体塗料
組成物を用いて均一な色相の塗膜を得る塗装方法及び該
塗装方法を用いる塗膜の製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、2種以上の色
相の異なる粉体塗料を含有する粉体塗料組成物であっ
て、粉体塗料100重量部と、体積平均粒子径0.08
〜5μmのポリマービーズ0.02〜0.4重量部とを
乾式混合してなる粉体塗料組成物、該粉体塗料組成物を
用いて塗布する塗装方法及び該塗装方法を用いる塗膜の
製造方法に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】2種以上の色相の異なる粉体塗料
を含有する本発明の粉体塗料組成物は、体積平均粒子径
0.08〜5μmのポリマービーズが含有されているこ
とに大きな特徴を有する。ポリマービーズが粉体塗料組
成物中に含有されていると、焼き付け時に溶融したポリ
マービーズが粉体塗料中の樹脂と相溶するため、2種以
上の色相の異なる粉体塗料を用いて均一な色相を有する
塗膜を効率よく得ることができる。なお、本明細書でい
う“均一”な色相の塗膜とは、形成された塗膜の色相が
均質であるため、混色した各粉体塗料そのもののの色が
50cm離れた所からは目視により見分けることができ
ないことを意味する。
【0007】本発明におけるポリマービーズとしては、
メチルメタクリレート系樹脂、スチレン系樹脂、ジビニ
ルベンゼン系樹脂、アクリロニトリル系樹脂、エチレン
系樹脂、アクリルゴム/メチルメタクリレート系樹脂等
が挙げられ、これらのなかでは塗膜の色相の均一化の観
点から、メチルメタクリレート系樹脂及びスチレン系樹
脂が好ましく、メチルメタクリレート系樹脂がより好ま
しい。
【0008】ポリマービーズの体積平均粒子径は、塗料
の流動性の観点から0.08μm以上、塗料の混色性の
観点から5μm以下であり、好ましくは0.1〜1μm
である。
【0009】粉体塗料とポリマービーズを乾式混合する
際のポリマービーズの使用量は、各粉体塗料に含有され
る樹脂同士の相溶性を効果的に向上させるために、粉体
塗料100重量部(2種以上の色相の異なる粉体塗料の
総量)に対して、0.02〜0.4重量部、好ましくは
0.05〜0.3重量部である。
【0010】なお、ポリマービーズは、粉体塗料との乾
式混合により、粉体塗料表面に外添されていたり、粉体
塗料間に介在した状態で、本発明の粉体塗料組成物に含
有されているが、さらに、粉体塗料中に内添されていて
もよい。
【0011】本発明で用いる粉体塗料は、従来より粉体
塗料用に用いられている樹脂、着色剤等を含有する粉体
塗料を、特に限定することなく用いることができるが、
より均一な色相で、優れた光沢の塗膜が容易に得られる
点からは、特開平10−212435号公報に記載され
ているような、単独では250℃以下で熱硬化しない
が、他種の粉体塗料と混合塗布することにより250℃
以下で熱硬化する特性を有する粉体塗料が好ましいが、
樹脂と硬化剤を含有して単独で熱硬化する粉体塗料であ
ってもよい。なお、「熱硬化しない」とは示差走査熱量
計(DSC210、セイコー電子工業(株)製)を用
い、昇温速度10℃/分で測定した際、熱硬化に相当す
る発熱ピークが検出できないことを言う。
【0012】従って、本発明で用いる粉体塗料の組み合
わせとしては、異なる粉体塗料に含有される樹脂同士が
加熱溶融時に溶融混合されることにより、250℃以下
で硬化反応を起こす粉体塗料を使用する態様と、樹脂と
樹脂のみでは溶融混合しても250℃以下では硬化反応
を起こさないが、それぞれ硬化剤を併用することによ
り、溶融混合されて250℃以下で硬化反応を起こす粉
体塗料を使用する態様と、それぞれ単独で熱硬化する粉
体塗料を使用する態様とがある。
【0013】(1)樹脂同士が硬化反応を起こす態様 この態様は、各粉体塗料A、Bに含有される樹脂同士が
溶融混合されることにより、互いの樹脂が有する官能基
同士が硬化反応を生じる態様である。従って、この態様
に使用する粉体塗料Aと粉体塗料Bの組み合わせとして
は、例えば、ポリエステル樹脂等のカルボキシル基を有
する樹脂、ポリアミド樹脂等のアミノ基を有する樹脂、
ノボラック樹脂等のフェノール性水酸基を有する樹脂及
び無水酸系樹脂よりなる群から選ばれる1種以上の樹脂
を含有する1種以上の粉体塗料と、エポキシ樹脂等のエ
ポキシ基を有する樹脂、メタクリル酸グリシジル系アク
リル樹脂等のグリシジル基を有する樹脂及び不飽和結合
を有する樹脂よりなる群から選ばれる1種以上の樹脂を
含有する1種以上の粉体塗料との組み合わせが挙げら
れ、好ましくはカルボキシル基又はアミノ基を有する樹
脂を含有する粉体塗料とエポキシ基を有する樹脂を含有
する粉体塗料の組み合わせである。
【0014】単独では250℃以下で熱硬化しないが、
他種の粉体塗料と混合塗布することにより250℃以下
で熱硬化する特性を有する粉体塗料に含有される樹脂
は、従来より知られている各種樹脂が限定されることな
く使用可能であるが、樹脂の溶融温度は250℃以下、
好ましくは90〜180℃であり、混合された粉体塗料
の硬化温度以下となるように調整されることが好まし
い。
【0015】また、樹脂のガラス転移点は、貯蔵安定性
を考慮して40℃以上、粉体塗料の溶融温度を考慮して
90℃以下であることが好ましい。
【0016】また、この態様の粉体塗料に、硬化剤や硬
化触媒は特に必要とされないが、必要に応じて硬化剤や
硬化触媒が含有されていてもよい。この場合、各粉体塗
料に使用するそれぞれの樹脂に適した硬化剤や硬化触媒
を他方の粉体塗料に添加し、単独では熱硬化しない粉体
塗料を調製する。
【0017】なお、硬化剤としては公知のブロックトイ
ソシアネート系硬化剤、エポキシ系硬化剤、アルコキシ
シラン系硬化剤、ポリアジリジン系硬化剤、オキサゾリ
ン系硬化剤、イミダゾール系硬化剤等を対応する樹脂の
官能基にあわせ適宜選択すればよい。
【0018】本態様において使用される粉体塗料A、B
の配合比率(重量比)は、それぞれの樹脂中に存在する
官能基の量にもよるが、10/90〜90/10である
ことが望ましい。
【0019】(2)樹脂と樹脂のみでは250℃以下で
は硬化反応を起こさない態様 この態様は、各粉体塗料C、Dに使用するそれぞれの樹
脂に適した硬化剤を他方の粉体塗料に添加する態様であ
る。従って、粉体塗料C及びDにおける、樹脂と硬化剤
の組み合わせの好ましい具体例としては、例えば、エポ
キシ樹脂及びオキサゾリン系硬化剤を含有した粉体塗料
と、フェノール性以外の末端水酸基のポリエステル樹脂
及びイミダゾール系硬化剤を含有した粉体塗料との組み
合わせが挙げられる。
【0020】粉体塗料C、Dの配合比率(重量比)は1
0/90〜90/10が好ましく、硬化剤の配合量は、
反応する樹脂の官能基当量に対し、0.8〜1.2倍に
調整することが好ましい。
【0021】(3)各粉体塗料が単独で熱硬化する態様 この態様は、互いに反応して熱硬化する樹脂と硬化剤を
含有した粉体塗料を組み合わせる態様である。従って、
この態様に使用する粉体塗料としては、ポリエステル樹
脂とトリグリシジルイソシアヌレート(TGIC)とを
含有した粉体塗料の組み合わせ等が挙げられる。
【0022】本発明に用いられる粉体塗料に含有される
着色剤の基本色としては、イエロー、マゼンタ、シア
ン、白、黒等が挙げられ、それぞれの基本色に使用され
る着色剤としては、例えば、イエローではジスアゾエロ
ー、アセト酢酸アリールアミド系モノアゾ黄色顔料、マ
ゼンタではカーミン6B、ピグメントレッド、シアンで
は銅フタロシアニン、白では酸化チタン、黒ではカーボ
ンブラック等が挙げられる。着色剤の含有量は、樹脂1
00重量部に対して、0.1〜60重量部が好ましい。
【0023】粉体塗料には、必要に応じて、アクリレー
ト重合体等の流展剤、各種触媒や有機系スズ化合物等の
架橋促進剤、ベンゾイン等のワキ防止剤等の添加剤等が
含有されていてもよい。
【0024】粉体塗料は、例えば、樹脂、着色剤、硬化
剤等を押出機等で溶融混練し、冷却後、例えば、ハンマ
ーミル、ジェット衝撃ミル等の粉砕装置を用いて物理的
粉砕を行い、ついで空気分級機、マイクロン・クラッシ
ファイアー等の分級機を用いて分級することにより、調
製することができる。更に、粉体の表面には、シリカ、
アルミナ、チタニア又はジルコニア等の流動性調整剤が
添加されていてもよい。なお、粉体塗料中にポリマービ
ーズを含有させる場合は、ポリマービーズを樹脂、着色
剤等とともに混練して、粉体塗料を調製する。
【0025】このようにして得られる粉体塗料の体積平
均粒子径は、好ましくは3〜80μm、より好ましくは
7〜50μmである。なお、3〜10μmの小粒径の粉
体塗料は、20〜50μmの粒子径とした凝集粒子とし
て用いてもよい。
【0026】本発明の粉体塗料組成物は、例えば、粉体
塗料とポリマービーズとを、ヘンシェルミキサー、スー
パーミキサー等の高速攪拌機で乾式混合することによ
り、調製することができる。なお、2種以上の粉体塗料
を混合するに際して、混合割合等は目的とする色相によ
り適宜選択される。
【0027】本発明の塗装方法は、本発明の粉体塗料組
成物を塗布し、焼き付け、塗膜を形成させる方法であれ
ば、特に限定されない。粉体塗料組成物を塗布する方法
としては、静電スプレー、電子ガン等を用いる塗布方
法、流動浸漬法、プラスチック溶射法等の方法があげら
れる。焼き付けの際の温度、時間等は、粉体塗料に含有
される樹脂の種類、組み合わせた粉体塗料の混合物の硬
化開始温度等によって異なるため、一概には決定できな
いが、温度は120〜200℃程度、時間は10〜30
分程度が好ましい。
【0028】以上説明した本発明の塗装方法を用いて、
容易に均一な色相の塗膜を製造することができる。
【0029】
【実施例】樹脂製造例1 エチレングリコール186g、ネオペンチルグリコール
728g、テレフタル酸1494g、無水トリメリット
酸192g及び酸化ジブチル錫2gを窒素雰囲気下、2
20℃で攪拌しつつ、ASTM E28−67による軟
化点が90℃に達するまで反応させて、樹脂Aを得た。
JIS K0070の方法により測定した樹脂Aの酸価
は52.4mgKOH/gであった。
【0030】 粉体塗料の製造例1 樹脂A 100重量部 酸化チタン(タイペークCR−90、石原産業社製) 10重量部 ジスアゾエロー 4重量部 (ピグメントイエローECY−210、大日精化社製) TGIC(アラルダイトPT−810、チバガイギー社製) 15重量部 流展剤(Acronal 4F、BASF社製) 2重量部
【0031】上記原料組成物を、スーパーミキサーにて
良く混合した後、ブスーコニーダー(ブス社製)を使用
して混練し、冷却したのちPJM粉砕機(日本ニューマ
チック社製)を使用して粉砕し、体積平均粒子径25μ
mの粉体塗料(1)を得た。
【0032】粉体塗料の製造例2 ジスアゾエローの代わりに、カーミン6B(スミカプリ
ント・カーミン6B、住友化学工業社製)4重量部を使
用した以外は、粉体塗料の製造例1と同様にして、粉体
塗料(2)を得た。
【0033】粉体塗料の製造例3 TGICを使用しなかった以外は、粉体塗料の製造例1
と同様にして、粉体塗料(3)を得た。
【0034】粉体塗料の製造例4 樹脂Aの代わりにエポキシ樹脂(エピコート1004A
F、油化シェル社製)100重量部を使用し、TGIC
を使用しなかった以外は、粉体塗料の製造例2と同様に
して、粉体塗料(4)を得た。
【0035】実施例1 粉体塗料(1)及び粉体塗料(2)100重量部のそれ
ぞれと、ポリマービーズ〔メチルメタクリレート系樹脂
微粒子;体積平均粒子径:0.4μm;MP−1000
(綜研化学(株)製)〕0.3重量部及び疎水性シリカ
(R972、日本アエロジル社製)0.3重量部とをヘ
ンシェルミキサーを使用して均一に混合し、粉体塗料
(1a)及び粉体塗料(2a)を得た。
【0036】同重量の粉体塗料(1a)と粉体塗料(2
a)を混合して、粉体塗料組成物を得た。得られた粉体
塗料組成物を脱脂したスチール板に静電スプレーにて塗
装し、その後180℃で20分間焼き付け、塗膜を得
た。
【0037】実施例2 粉体塗料(1)及び粉体塗料(2)の代わりに、粉体塗
料(3)及び粉体塗料(4)をそれぞれ100重量部用
いた以外は、実施例1と同様にして、粉体塗料組成物を
調製し、塗膜を得た。
【0038】実施例3 メチルメタクリレート系樹脂微粒子の代わりにスチレン
系樹脂微粒子〔体積平均粒子径:0.3μm;E−31
01(日本ペイント(株)製)〕を各粉体塗料100重
量部に対して0.3重量部用いた以外は、実施例1と同
様にして、粉体塗料組成物を調製し、塗膜を得た。
【0039】実施例4 メチルメタクリレート系樹脂微粒子の代わりにスチレン
系樹脂微粒子〔体積平均粒子径:0.3μm;E−31
01(日本ペイント(株)製)〕を各粉体塗料100重
量部に対して0.3重量部用いた以外は、実施例2と同
様にして、粉体塗料組成物を調製し、塗膜を得た。
【0040】比較例1 メチルメタクリレート系樹脂微粒子を使用しなかった以
外は、実施例1と同様にして、粉体塗料組成物を調製
し、塗膜を得た。
【0041】比較例2 メチルメタクリレート系樹脂微粒子を使用しなかった以
外は、実施例2と同様にして、粉体塗料組成物を調製
し、塗膜を得た。
【0042】比較例3 メチルメタクリレート系樹脂微粒子の使用量を、各粉体
塗料100重量部に対して1重量部に変更した以外は、
実施例1と同様にして、粉体塗料組成物を調製し、塗膜
を得た。
【0043】試験例1 実施例1〜4及び比較例1〜3で得られた塗膜の色相の
均一性を以下の評価基準に従って評価した。結果を表1
に示す。
【0044】〔色相の均一性の評価基準〕視力1.0の
観察者が塗膜から10〜100cm離れて観察した際
に、 5:10cmでも均一に見える。 4:10cmでは不均一に見えるが、30cmでは均一
に見える。 3:30cmでは不均一に見えるが、50cmでは均一
に見える。 2:50cmでは不均一に見えるが、100cmでは均
一に見える。 1:100cmでも不均一に見える。
【0045】
【表1】
【0046】以上の結果より、実施例1〜4の塗膜は、
均一な朱色の色相を有していることが分かる。これに対
して、ポリマービーズを含有していない粉体塗料組成物
を塗布して得られた比較例1、2及びポリマービーズを
多量に含有した粉体塗料組成物を塗布して得られた比較
例3の塗膜は、色相の均一性に欠けていることが分か
る。
【0047】
【発明の効果】本発明により、2種以上の色相の異なる
粉体塗料を用いて、均一な色相を有する塗膜を形成する
ことが可能となった。従って、原色を含む数種の色調の
粉体を用意することで、あらゆる色調の粉体を得ること
ができ、従来のように、数多くの色調の粉体塗料を品揃
えする必要がなくなった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末永 憲一 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 (72)発明者 柳 秀樹 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 Fターム(参考) 4J038 CC022 CG142 EA011 KA20 MA02 PA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種以上の色相の異なる粉体塗料を含有
    する粉体塗料組成物であって、粉体塗料100重量部
    と、体積平均粒子径0.08〜5μmのポリマービーズ
    0.02〜0.4重量部とを乾式混合してなる粉体塗料
    組成物。
  2. 【請求項2】 ポリマービーズがメチルメタクリレート
    系樹脂又はスチレン系樹脂である請求項1記載の粉体塗
    料組成物。
  3. 【請求項3】 粉体塗料が単独では250℃以下で熱硬
    化しないが、他種の粉体塗料と混合塗布することにより
    250℃以下で熱硬化する特性を有する請求項1又は2
    記載の粉体塗料組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載の粉体塗料組
    成物を用いて塗布する塗装方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の塗装方法を用いる塗膜の
    製造方法。
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