JP2001019906A - 粉体調色方法、複合粉体塗料組成物および粉体塗装方法 - Google Patents

粉体調色方法、複合粉体塗料組成物および粉体塗装方法

Info

Publication number
JP2001019906A
JP2001019906A JP11192446A JP19244699A JP2001019906A JP 2001019906 A JP2001019906 A JP 2001019906A JP 11192446 A JP11192446 A JP 11192446A JP 19244699 A JP19244699 A JP 19244699A JP 2001019906 A JP2001019906 A JP 2001019906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
coating
powder coating
less
toning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP11192446A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Osada
功一 長田
Kazuhiro Hamuro
和弘 羽室
Makoto Suzuki
鈴木  誠
Tasaburo Ueno
太三郎 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP11192446A priority Critical patent/JP2001019906A/ja
Publication of JP2001019906A publication Critical patent/JP2001019906A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】調色が簡易である粉体調色方法、および、得ら
れる塗膜外観に色相斑が見られない混合粉体塗料組成物
ならびに粉体塗装方法を提供することにある。 【解決手段】それぞれ異なる色相および/または色調を
有する2種類以上の粉体塗料を乾式混合することによ
り、色合わせを行う粉体調色方法であって、 1)上記2種類以上の粉体塗料の90%粒子径が、いず
れも20μmより大きく30μm以下であり 、 2)上記2種類以上の粉体塗料を各々単独で用いて形成
した塗膜のうち、任意に選ばれた2種類の塗膜のΔL値
が15以下であり、かつ、ΔE値が30以下であること
を特徴とする粉体調色方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、均一な色相および
色調を得るための粉体調色方法、複合粉体塗料組成物お
よび粉体塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体塗料は、大気中に放出される有機溶
剤を含まないことから、無公害、地球環境、省資源指向
に適合した塗料として注目を浴びており、その使用量は
増加の傾向にあるとともに、利用分野も拡大の傾向にあ
る。
【0003】粉体塗料の調色は、一般には、樹脂、硬化
剤および添加剤等に、設計した色相および色調が得られ
るように2種類以上の着色成分を原料として、原料混合
工程、溶融混練工程、粉砕工程および分級工程からなる
粉体塗料製造工程(1)、塗装工程、加熱工程からなる
塗膜形成工程(2)、および、色相および色調確認工程
(3)を通じて行われている。上記の色相および色調確
認工程(3)において、設計した色相および色調と合致
しなければ、上記の原料混合工程における原料の配合量
または着色剤種等を変更し、再び上記の粉体製造工程
(1)、塗膜形成工程(2)および色相および色調確認
工程(3)を繰り返し行う必要がある。
【0004】このような作業の煩雑さを軽減するため
に、粉体塗料を乾式混合することにより、色合わせを行
う調色方法が進められている。
【0005】ところが、色相および/または色調の異な
る2種類以上の粉体塗料を乾式混合して、混合粉体塗料
を製造した後、塗装して塗膜を形成すると、乾式混合し
たそれぞれの粉体塗料が均一に混ざり合わないため、色
相斑と呼ばれるまだら模様が塗膜表面に発生し、塗膜外
観を著しく低下させてしまう。
【0006】そのため、特表平4−504431号公報
には、好ましくは10μm以下の数種の着色粉体を混合
した後に、凝集させて15〜75μmの粒子に複合化さ
せる方法が開示されている。また、特開平7−1885
86号公報には、平均粒子径10μm以下の原色粉体塗
料を2種類以上乾式混合することで調色を行い、30〜
50μmまで造粒する方法が開示されている。
【0007】しかしながら、これらの方法を用いても、
混合する2種以上の粉体塗料の色相および/または色調
によっては、塗膜表面に色相斑が発生し、均一な色相お
よび色調の塗膜を得ることは困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、調色作業が簡易な粉体調色方法、および、得ら
れる塗膜に色相斑が認められない複合粉体塗料組成物な
らびに粉体塗装方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、それぞれ異な
る色相および/または色調を有する2種類以上の粉体塗
料を乾式混合することにより、色合わせを行う粉体調色
方法であって、 1)2種類以上の粉体塗料の90%粒子径が、いずれも
20μmより大きく30μm以下であり、 2)2種類以上の粉体塗料を各々単独で用いて形成した
塗膜のうち、任意に選ばれた2種類の塗膜のΔL値がい
ずれも15以下であり、かつ、ΔE値がいずれも30以
下であることを特徴とする粉体調色方法を提供するもの
である。ここで、例えば、各々単独で用いて形成した塗
膜のL値が、いずれも65以上である。また、例えば、
2種類以上の粉体塗料の体積平均粒子径が、いずれも1
8μm以下である。
【0010】また、本発明は、それぞれ異なる色相およ
び/または色調を有する2種類以上の粉体塗料を含んで
いる複合粉体塗料組成物であって、 1)2種類以上の粉体塗料の90%粒子径が、いずれも
20μmより大きく30μm以下であり、 2)2種類以上の粉体塗料を各々単独で用いて形成した
塗膜のうち、任意に選ばれた2種類の塗膜のΔL値がい
ずれも15以下であり、かつ、ΔE値がいずれも30以
下であることを特徴とする複合粉体塗料組成物を提供す
るものである。
【0011】さらに、本発明は、被塗装物に対して、そ
れぞれ異なる色相および/または色調を有する2種類以
上の粉体塗料を用いて塗布し、加熱する粉体塗装方法で
あって、 1)2種類以上の粉体塗料の90%粒子径が、いずれも
20μmより大きく30μm以下であり、 2)2種類以上の粉体塗料を各々単独で用いた形成した
塗膜のうち、任意に選ばれた2種類の塗膜のΔL値がい
ずれも15以下であり、かつ、ΔE値がいずれも30以
下であることを特徴とする粉体塗装方法を提供するもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】粉体調色方法 本発明の粉体調色方法は、それぞれ異なる色相および/
または色調を有する2種類以上の粉体塗料を乾式混合す
ることにより、色合わせを行う粉体調色方法であって、
上記2種類以上の粉体塗料の90%粒子径がいずれも2
0μmより大きく30μm以下であり、上記2種類以上
の粉体塗料を各々単独で用いて形成した塗膜のうち、任
意に選ばれた2種類の塗膜のΔL値がいずれも15以下
であり、かつ、ΔE値がいずれも30以下であることを
特徴とするものである。
【0013】本発明の粉体調色方法に用いられる2種類
以上の粉体塗料は、その90%粒子径が、いずれも20
μmより大きく30μm以下である。上記90%粒子径
が上記範囲外である場合は、調色後塗装して得られる塗
膜表面に色相斑が認められ、塗膜外観が低下する。な
お、本発明で用いられる90%粒子径とは、レーザー光
散乱法によって粉体塗料の粒度分布を測定した際に計算
される、小さい粒子径からの累積重量90%における粒
子径を表している。
【0014】粉体塗料の調色方法の条件として、一般的
に用いられている粉体塗料の最大粒子径による規定は、
その最大粒子径が粒子1個1個の測定の累積解析によっ
て求められるため、測定回数に依存して変化する傾向が
あることはよく知られているが、上記粉体塗料の粒子の
90%粒子径による粒子径の規定は、そのような測定回
数に依存する傾向がない。従って、90%粒子径で規定
した粒子径を有する粉体塗料を用いることを粉体塗料の
調色方法の条件とすることは、良好な塗膜外観を得るた
めには必要不可欠である。
【0015】さらに、本発明の粉体調色方法に用いられ
る2種類以上の粉体塗料の体積平均粒子径は、いずれも
18μm以下であることが好ましく、5〜18μmであ
ることがさらに好ましい。上記いずれかの粉体塗料の体
積平均粒子径が18μmより大きい場合は、調色後得ら
れる塗膜表面に色相斑が認められ、塗膜外観が低下する
恐れがある。また、上記いずれかの粉体塗料の体積平均
粒子径が5μmより小さい場合は、上記粉体塗料の製造
効率、塗装時の塗着効率や塗装作業性および粉体塗料自
体の流動性が低下する恐れがある。
【0016】本発明の粉体調色方法に用いられる2種類
以上の粉体塗料は、これらの粉体塗料を各々単独で用い
て形成した塗膜のうち、任意に選ばれた2種類の塗膜の
ΔL値がいずれも15以下であり、13以下であること
が好ましい。上記ΔL値が15より大きい場合は、得ら
れる塗膜表面に色相斑が認められ、塗膜外観が低下す
る。なお、このことは、上記2種類以上の粉体塗料を各
々単独で用いて形成した2種類以上の塗膜における、各
々塗膜のL値のうちの最大値と最小値との差が15以下
であることを意味する。
【0017】また、これらの粉体塗料を各々単独で用い
て形成した塗膜のうち、任意に選ばれた2種類の塗膜の
ΔE値がいずれも30以下であり、好ましくは28以下
である。上記ΔE値が30より大きい場合においても、
得られる塗膜表面に色相斑が認められ、塗膜外観が低下
する。なお、本発明で用いられるΔL値およびΔE値と
は、それぞれハンターダイヤグラムにおける色空間ab
座標とL軸による色のa値、b値、L値から計算される
値である。また、上記ΔL値とは、選ばれた2種類の塗
膜のL値の差の絶対値であり、上記ΔE値とは、((選
ばれた2種類の塗膜のL値の差)2+(選ばれた2種類
の塗膜のa値の差)2+(選ばれた2種類の塗膜のb値
の差)21/2によって計算される値である。なお、得ら
れる塗膜のL値、a値およびb値の測定方法は、特に限
定されるものではなく、分光光度測定法等、当業者によ
ってよく知られた方法を挙げることができる。
【0018】さらに、本発明の粉体調色方法に用いられ
る2種類以上の粉体塗料を各々単独で用いて形成した塗
膜のL値が、いずれも65以上であることが好ましい。
上記いずれかの塗膜のL値が65より小さい場合は、得
られる塗膜表面に色相斑が認められ、塗膜外観を低下さ
せる恐れがある。
【0019】本発明の粉体調色方法に用いられる2種類
以上の粉体塗料の種類としては、具体的には、熱硬化性
粉体塗料および熱可塑性粉体塗料を挙げることができ
る。
【0020】上記熱硬化性粉体塗料は、熱硬化性樹脂を
含んでいる。このような熱硬化性樹脂としては、種々の
ものがあるが、例えば、硬化官能基を有するポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂およびエポキシ樹脂等を例示する
ことができる。上記硬化官能基を有するポリエステル樹
脂としては、多価カルボン酸を主成分とした酸成分と、
多価アルコールを主成分としたアルコール成分とを原料
として通常の方法により縮重合することにより得ること
ができる。上記酸成分としては、特に限定されず、例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸およびこれ
らの無水物、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7
−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸類お
よびこれらの無水物、コハク酸、アジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸
類およびこれらの無水物、γ−ブチロラクトン、ε−カ
プロラクトン等のラクトン類、p−オキシエトキシ安息
香酸等の芳香族オキシモノカルボン酸類、これらに対応
するヒドロキシカルボン酸等を例示することができる。
上記酸成分は2種類以上であってもよい。
【0021】上記アルコール成分としては、特に限定さ
れず、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,5−ヘキサンジオール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、1,4−シクロヘキ
サンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
ビスフェノールAアルキレンオキシド付加物、ビスフェ
ノールSアルキレンオキシド付加物、1,2−プロパン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,2−ブタンジ
オール、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジ
オール、2,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタン
ジオール、1,4−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサ
ンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、
1,2−ドデカンジオール、1,2−オクタデカンジオ
ール等の側鎖を有する脂肪族グリコール類、トリメチロ
ールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等の
3価以上の多価アルコール類等を例示することができ
る。上記アルコール成分は2種類以上であってもよい。
【0022】また、上記硬化官能基を有するアクリル樹
脂としては、具体的には、共重合中に互いに硬化反応し
ないエチレン性不飽和基含有モノマーを通常の方法によ
り共重合したものを挙げることができる。上記エチレン
性不飽和基含有モノマーとしては、特に限定されず、例
えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒド
ロキシブチルアクリレート、プラクセルFM(FA)シ
リーズ(商品名、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レートとポリカプロラクトンとの付加物、ダイセル化学
工業社製)、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート類などの水酸基含有モノマー、グリシジルア
クリレート、グリシジルメタクリレート、2−メチルグ
リシジルメタクリレートなどのエポキシ基含有モノマ
ー、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレートなどのアミノ基
含有モノマー、(メタ)アクリルアミド、N−メチル
(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N−メチルアクリルアミドなどのアク
リルアミド系モノマー、(メタ)アクリル酸等のカルボ
ン酸基含有モノマーなどの硬化官能基含有モノマーを必
須とし、として、アクリロニトリル、酢酸ビニル、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i
so−ブチル、(メタ)アクリル酸tert−ブチル、
スチレン、ビニルトルエン、p−クロロスチレンなどの
その他の中性モノマーを例示することができる。上記エ
チレン性不飽和基含有モノマーは2種類以上であっても
よい。
【0023】さらに、上記硬化官能基を有するエポキシ
樹脂としては、具体的には、1分子内に2個以上のエポ
キシ基を有する化合物が好ましく用いることができ、例
えば、グリシジルエステル樹脂、ビスフェノールAとエ
ピクロロヒドリンとの縮合反応物や、ビスフェノールF
とエピクロロヒドリンとの縮合反応物などのグリシジル
エーテル型樹脂、脂環式エポキシ樹脂、線状脂肪族エポ
キシ樹脂、含ブロムエポキシ樹脂、フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂などを例示することができる。
【0024】なお、上記熱硬化性粉体塗料は、上記熱硬
化性樹脂を2種類以上含んでいてもよい。
【0025】また、上記熱硬化性粉体塗料は、通常、硬
化剤を含有している。このような硬化剤としては、粉体
塗料の分野で周知のものを用いることができ、上記熱硬
化性樹脂が有する硬化官能基に応じて選択される。上記
硬化剤の融点としては、特に限定されず、粉体塗料の分
野において用いることができる範囲のものを挙げること
ができる。
【0026】上記熱硬化性樹脂が硬化官能基として水酸
基を有する場合には、上記硬化剤としては、具体的に
は、脂肪族多価カルボン酸、脂肪族酸無水物、アミノ樹
脂、上記エポキシ樹脂やエポキシ基を有する上記アクリ
ル樹脂および上記ポリエステル樹脂、トリグリシジルイ
ソシアヌレート等のポリエポキシ化合物、ブロックイソ
シアネート、グリコールウリル硬化剤を挙げることがで
き、上記熱硬化性樹脂が硬化官能基としてカルボン酸基
を有する場合には、上記硬化剤としては、具体的には、
上記エポキシ樹脂、エポキシ基を有する上記アクリル樹
脂、トリグリシジルイソシアヌレート等のポリエポキシ
化合物、ポリヒドロキシ化合物、ヒドロキシアルキルア
ミド等を挙げることができる。
【0027】また、上記熱硬化性樹脂が硬化官能基とし
てエポキシ基を有する場合には、上記硬化剤としては、
具体的には、デカンジカルボン酸やセバチン酸などの脂
肪族多価カルボン酸、多価カルボン酸酸無水物、ジシア
ンジアミド、ブロックイソシアネート、アミン系硬化
剤、カルボン酸基含有の上記アクリル樹脂、ポリアミド
系硬化剤、フェノール樹脂、イミダゾール類およびイミ
ダゾリン類等を挙げることができる。なお、上記硬化剤
は2種類以上であってもよい。
【0028】上記硬化剤を用いる場合の、上記熱硬化性
樹脂の硬化官能基/上記硬化剤の硬化官能基のモル比率
としては、特に限定されず、当業者によって、得られる
塗膜の性能や物性および各硬化性官能基に応じて適宜設
定することができる。
【0029】本発明の粉体調色方法に用いられる2種類
以上の粉体塗料の1つとして用いることができる熱可塑
性粉体塗料は、ポリオレフィン樹脂等の熱可塑性樹脂か
らなるものである。上記ポリオレフィン樹脂としては、
例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ
ブテン樹脂、ポリイソブチレン樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体樹脂
等、粉体塗料分野で周知のポリオレフィン樹脂を例示す
ることができる。
【0030】本発明の粉体調色方法で用いられる上記2
種類以上の粉体塗料としては、得られる塗膜の性能およ
び物性の観点から、いずれも上記熱硬化性粉体塗料であ
ることが好ましい。
【0031】本発明の粉体調色方法に用いられる2種類
以上の粉体塗料は、通常、顔料を含んでいる。上記顔料
としては、例えば、二酸化チタン、弁柄、黄色酸化鉄、
カーボンブラック、フタロシアニンブルー、フタロシア
ニングリーン、キナクリドン系顔料、アゾ系顔料などの
着色顔料、各色のメタリック顔料、各色のパール顔料、
金属粉末およびそれに表面処理を施したもの、タルク、
シリカ、炭酸カルシウム、沈降性硫酸バリウム等の体質
顔料などを例示することができる。
【0032】本発明の粉体調色方法に用いられる上記2
種類以上の粉体塗料は、さらに、必要に応じて各種添加
剤等を含んでいてもよい。上記添加剤としては、例え
ば、ジメチルシリコーンやメチルシリコーンなどのシリ
コーン類およびアクリルオリゴマーなどの表面調整剤、
ベンゾインやベンゾイン誘導体などのベンゾイン類に代
表される発泡防止剤、硬化促進剤(または硬化触媒)、
可塑剤、帯電制御剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、顔料
分散剤、難燃剤等を例示することができる。
【0033】本発明の粉体調色方法に用いられる2種類
以上の粉体塗料は、上記成分を原料として、ヘンシェル
ミキサー等で混合した後、エクストルーダー等で当業者
によって周知の条件において溶融混練し、冷却後、粉砕
分級する方法等を用いて得ることができる。
【0034】さらに、上記粉体塗料の表面には流動付与
剤が外添されていてもよい。上記流動付与剤は、粉体塗
料自体に流動性を与えるだけでなく、耐ブロッキング性
も向上させることができる。上記流動付与剤としては、
例えば、AEROSIL 130、AEROSIL 2
00、AEROSIL 300、AEROSIL R−
972、AEROSIL R−812、AEROSIL
R−812S、二酸化チタンT−805、二酸化チタ
ンP−25、Alminum Oxide C(日本ア
エロジル社製)、カープレックスFPS−1(塩野義製
薬社製)等を例示することができる。上記流動付与剤の
添加量としては、付与される効果と塗膜の平滑性および
塗着効率の観点から、粉体塗料100重量部に対して好
ましくは0.05〜1.0重量部、さらに好ましくは
0.1〜0.5重量部に設定されるのが好ましい。
【0035】本発明の粉体調色方法に用いられる2種類
以上の粉体塗料は、それぞれ同じ樹脂系のものであるこ
とが好ましいが、塗装した際に得られる塗膜の性能、物
性および外観に不具合がなければ、異なる樹脂系のもの
であってもよい。
【0036】本発明の粉体調色方法は、上記2種類以上
の粉体塗料を乾式混合するものである。上記乾式混合す
る方法とは、溶媒を用いたり、溶融したりすることなく
混合する方法である。上記混合する方法としては、各種
ディスパー、スーパーミキサー、ヘンシェルミキサー、
アトマイザー、V型混合機、ペイントシェーカー、コニ
カルブレンダー、ナウターミキサ−,SVミキサー、ド
ラムミキサー、シェーカーミキサー、プロシェアーミキ
サー、万能ミキサー、リボン型混合機、リボンミキサ
ー、コンテナミキサー等、粉体塗料分野で周知の方法を
用いることができる。
【0037】本発明の粉体調色方法においては、上記2
種類以上の粉体塗料の混合比率を調整することにより目
的とする色相および色調を有する粉体塗料を得ることが
できる。
【0038】複合粉体塗料組成物 本発明の複合粉体塗料組成物は、それぞれ異なる色相お
よび/または色調を有する2種類以上の粉体塗料を含ん
でいて、上記2種類以上の粉体塗料の90%粒子径がい
ずれも20μmより大きく30μm以下であり、上記2
種類以上の粉体塗料を各々単独で用いて形成した塗膜の
うち、任意に選ばれた2種類の塗膜のΔL値がいずれも
15以下であり、かつ、ΔE値がいずれも30以下であ
るものである。
【0039】本発明の複合粉体塗料組成物に含まれる上
記2種類以上の粉体塗料としては、具体的には、粉体調
色方法の項で述べたものを用いることができる。
【0040】本発明の複合粉体塗料組成物に含まれる上
記2種類以上の粉体塗料の含有比率は、上記2種類以上
の粉体塗料を用いて調整できる色相および色調の範囲内
で、目的とする色相および色調を得ることができるよう
に、適宜調節することができる。
【0041】本発明の複合粉体塗料組成物の製造方法と
しては、特に限定されず、具体的には、上記2種類以上
の粉体塗料を乾式混合する方法を挙げることができる。
上記乾式混合する方法としては、具体的には、粉体調色
方法の項で述べたものを用いることができる。
【0042】粉体塗装方法 本発明の粉体塗装方法は、被塗装物に対して、それぞれ
異なる色相および/または色調を有する2種類以上の粉
体塗料を用いて塗布し、加熱するものであって、上記2
種類以上の粉体塗料の90%粒子径が、いずれも20μ
mより大きく30μm以下であり、かつ、各々単独で用
いて形成した塗膜のうち、任意に選ばれた2種類の塗膜
のΔL値がいずれも15以下であり、かつ、ΔE値がい
ずれも30以下であるものである。
【0043】本発明の粉体塗装方法に用いられる2種類
以上の粉体塗料としては、具体的には、粉体調色方法の
項で述べたものを挙げることができる。
【0044】上記被塗装物としては、特に限定されず、
プラスチックおよび鉄板、鋼板、アルミニウム板および
それらの表面処理板等を挙げることができる。また、上
記被塗装物には下塗りや中塗りが施されていてもよい。
上記下塗りおよび中塗りを施すために用いられる下塗り
塗料および中塗り塗料としては、電着塗料、プライマー
およびチッピングプライマーなどの公知のものを用いる
ことができる。
【0045】本発明の粉体塗装方法は、上記2種類以上
の粉体塗料を予め混合した後に用いてもよいし、予め混
合せずに用いてもよい。上記2種類以上の粉体塗料を予
め混合した後に用いる場合には、混合して得られた混合
粉体塗料組成物を塗装することになる。上記2種類以上
の粉体塗料を混合する方法としては、特に限定されず、
具体的には、粉体調色方法の項で述べたものを挙げるこ
とができる。また、上記混合粉体塗料組成物は、具体的
には、複合粉体塗料組成物の項で述べたものを挙げるこ
とができる。この場合、上記塗布する方法としては、特
に限定されるものではなく、粉体塗装分野で通常用いら
れる粉体塗装方法、具体的には、静電塗装方法、流動浸
漬法等の塗装方法を挙げることができる。
【0046】一方、上記2種類以上の粉体塗料を予め混
合せずに用いる場合には、上記2種類以上の粉体塗料が
塗装時に用いられる塗装機内で混合された後に塗装する
ことになる。この場合、上記塗布する方法としては、具
体的には、塗装機を用いた方法を挙げることができ、例
えば、スプレー塗装方法、静電塗装方法等を例示するこ
とができる。
【0047】なお、塗装時の乾燥膜厚は、得られる塗装
物の用途によって適宜設定される。また、塗装後の加熱
温度および加熱時間は、用いられる上記2種類以上の粉
体塗料の種類および塗装膜厚に応じて調節することがで
き、当業者によって適宜設定することができる。
【0048】
【実施例】 製造例1 熱硬化性粉体塗料組成物C1の調製 ファインディック M8020 60.0重量部 (大日本インキ化学工業社製ポリエステル樹脂) アダクト B−1530 10.0重量部 (ヒュルス社製ε−カプロラクタムブロック化イソシアネート) ネオスタン U−100 0.3重量部 (日東化成社製硬化触媒) ベンゾイン 1.0重量部 R−960 40.0重量部 (石原産業社製二酸化チタン) 上記原料をスーパーミキサー(日本スピンドル社製)を
用いて約3分間混合し、さらにコニーダー(ブス社製)
を用いて約100℃で溶融混練した。得られた溶融混練
物を室温まで冷却し、アトマイザー(不二パウダル社
製)を用いて粗粉砕し、さらにクリプトロン(神戸製鋼
社製)を用いて微粉砕した後、150メッシュの篩を用
いて分級し、90%粒子径が30μm、体積平均粒子径
が18μmである熱硬化性粉体塗料組成物C1を得た。
なお、90%粒子径および体積平均粒子径の測定は、マ
イクロトラックHRA X−100(日機装社製)を用
いた。
【0049】得られた粉体塗料を80mm×150mm
×0.8mmのリン酸亜鉛処理鋼板上に、硬化膜厚が7
0〜80μmになるように静電スプレー塗装し、180
℃に設定された焼き付け乾燥炉に投入し20分間焼き付
け硬化させて塗膜を得た。得られた塗膜の色相および色
調をSMカラーコンピュータSM−7(スガ試験器社製
カラーコンピュータ、測定孔30φ)にて測定したとこ
ろ、L値が95.68、a値が−1.05、b値が0.
79であった。
【0050】製造例2 熱硬化性粉体塗料組成物C2の
調製 製造例1のR−960を40.0重量部の代わりに、R
−960を34.5重量部およびMA−100(三菱化
学社製カーボンブラック)を0.11重量部としたこと
以外は、製造例1と同様にして、90%粒子径が30μ
m、体積平均粒子径が18μmである熱硬化性粉体塗料
組成物C2を得た。得られた粉体塗料を、製造例1と同
様にして塗膜を得て、測色したところ、L値が67.7
9、a値が−0.64、b値が−1.24であった。
【0051】製造例3 熱硬化性粉体塗料組成物C3の
調製 製造例1のR−960を40.0重量部の代わりに、R
−960を34.5重量部およびHY−100(チタン
工業社製黄色酸化鉄)を2.35重量部としたこと以外
は、製造例1と同様にして、90%粒子径が30μm、
体積平均粒子径が18μmである熱硬化性粉体塗料組成
物C3を得た。得られた粉体塗料を、製造例1と同様に
して塗膜を得て、測色したところ、L値が83.15、
a値が6.05、b値が22.82であった。
【0052】製造例4 熱硬化性粉体塗料組成物C4の
調製 製造例1のR−960を40.0重量部の代わりに、R
−960を34.5重量部およびルビクロンレッド40
0RGS(東ソー社製キナクリドンレッド)を0.55
重量部としたこと以外は、製造例1と同様にして、90
%粒子径が30μm、体積平均粒子径が18μmである
熱硬化性粉体塗料組成物C4を得た。得られた粉体塗料
を、製造例1と同様にして塗膜を得て、測色したとこ
ろ、L値が71.03、a値が29.51、b値が−
6.19であった。
【0053】製造例5 熱硬化性粉体塗料組成物C5の
調製 製造例4のR−960を39.4重量部およびルビクロ
ンレッド400RGS(東ソー社製キナクリドンレッ
ド)を0.06重量部としたこと以外は、製造例4と同
様にして、90%粒子径が30μm、体積平均粒子径が
18μmである熱硬化性粉体塗料組成物C5を得た。得
られた粉体塗料を、製造例1と同様にして塗膜を得て、
測色したところ、L値が87.30、a値が9.79、
b値が−3.62であった。
【0054】製造例6 熱硬化性粉体塗料組成物C6の
調製 製造例4のルビクロンレッド400RGS(東ソー社製
キナクリドンレッド)をファーストゲンブルーNK(大
日本インキ化学工業社製銅フタロシアニンブルー)とし
たこと以外は、製造例4と同様にして、90%粒子径が
30μm、体積平均粒子径が18μmである熱硬化性粉
体塗料組成物C6を得た。得られた粉体塗料を、製造例
1と同様にして塗膜を得て、測色したところ、L値が8
4.36、a値が−12.48、b値が−11.81で
あった。
【0055】製造例7 熱硬化性粉体塗料組成物C7の
調製 製造例3のR−960を39.4重量部およびHY−1
00(チタン工業社製黄色酸化鉄)を0.24重量部と
したこと以外は、製造例3と同様にして、90%粒子径
が30μm、体積平均粒子径が18μmである熱硬化性
粉体塗料組成物C7を得た。得られた粉体塗料を、製造
例1と同様にして塗膜を得て、測色したところ、L値が
92.10、a値が0.37、b値が9.99であっ
た。
【0056】製造例8 熱硬化性粉体塗料組成物C8の
調製 製造例6の微粉砕条件を変更したこと以外は、製造例6
と同様にして、90%粒子径が45μm、体積平均粒子
径が30μmである熱硬化性粉体塗料組成物C8を得
た。得られた粉体塗料を、製造例1と同様にして塗膜を
得て、測色したところ、L値が84.31、a値が−1
2.53、b値が−11.78であった。
【0057】実施例1 製造例1の熱硬化性粉体塗料組成物C1を90重量部と
製造例6の熱硬化性粉体塗料組成物C6を10重量部と
をスーパーミキサー(日本スピンドル社製)にて2分間
混合して調色した。得られた複合粉体塗料を80mm×
150mm×0.8mmのリン酸亜鉛処理鋼板上に、硬
化膜厚が70〜80μmになるように静電スプレー塗装
し、180℃に設定された焼き付け乾燥炉に投入し20
分間焼き付け硬化させて塗膜を得た。
【0058】実施例2〜4および比較例1〜3 表1に示した配合に基づき、実施例1と同様にして各色
に調色し、各複合粉体塗料組成物を得、さらに塗膜を得
た。
【0059】評価試験 実施例1〜4および比較例1〜3によって得られた各塗
膜の外観を評価した。評価結果を表1に示す。
【0060】<外観> 得られた各塗膜から30cm離れて、塗膜表面の色相斑
を目視にて評価した。なお、評価基準は以下の通りとし
た。 ◎:色相斑が見られず、良好である ○:色相斑が若干見られるが、特に支障はない ×:色相斑が見られる
【0061】
【表1】
【0062】表1の評価結果からも明らかなように、そ
れぞれ異なる色相および/または色調を有する2種類以
上の粉体塗料を乾式混合することにより、色合わせを行
う粉体調色方法であって、上記2種類以上の粉体塗料の
90%粒子径が、いずれも20μmより大きく30μm
以下であり、かつ、上記2種類以上の粉体塗料を各々単
独で用いて形成した塗膜のうち、任意に選ばれた2種類
の塗膜のΔL値がいずれも15以下であり、かつ、ΔE
値がいずれも30以下であることを特徴とする粉体調色
方法(実施例1〜4)を用いることによって、塗膜表面
にまだら模様等の不具合を発生させることなく均一な外
観の塗膜を得ることができる。
【0063】
【発明の効果】本発明の粉体調色方法は、用いる2種類
以上の粉体塗料の粒子径と、それぞれ色相および色調差
を規定しているので、それらを乾式混合することによっ
て、塗装後得られる塗膜表面に色相斑が認められない粉
体塗料を調色することができる。
【0064】本発明の粉体調色方法を用いることによ
り、少ない原色によって、塗膜外観に不具合のない、様
々な色相および色調の塗膜を形成する粉体塗料を得るこ
とができ、いろいろな色の粉体塗料を揃えておく必要が
なくなる。また、従来のように、調色毎に溶融混練等の
粉体塗料の製造を行うことなく、簡単に粉体塗料の調色
ができるため、工場に限らず、ディーラー、調色センタ
ーおよびユーザーでも調色を簡単に行うことが可能とな
る。
【0065】また、本発明の粉体調色方法を用いること
により、塗装機内で混合しながら塗装する場合、塗装し
て得られる塗膜の色相および色調を確認しながら微妙な
調色をすることも可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 太三郎 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 Fターム(参考) 4J038 CB011 CB051 CB061 CB071 CB081 CB131 CG031 CG141 CG171 CH121 CH141 CH171 CH201 DB001 DB031 DB041 DB061 DB081 DB131 DD001 DD061 DD071 DD081 LA06 MA02 MA14 NA01 PA02 PA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ異なる色相および/または色調を
    有する2種類以上の粉体塗料を乾式混合することによ
    り、色合わせを行う粉体調色方法であって、 1)前記2種類以上の粉体塗料の90%粒子径が、いず
    れも20μmより大きく30μm以下であり 、 2)前記2種類以上の粉体塗料を各々単独で用いて形成
    した塗膜のうち、任意に選ばれた2種類の塗膜のΔL値
    がいずれも15以下であり、かつ、ΔE値がいずれも3
    0以下であることを特徴とする粉体調色方法。
  2. 【請求項2】前記各々単独で用いて形成した塗膜のL値
    が、いずれも65以上である請求項1に記載の粉体調色
    方法。
  3. 【請求項3】前記2種類以上の粉体塗料の体積平均粒子
    径が、いずれも18μm以下である請求項1または2に
    記載の粉体調色方法。
  4. 【請求項4】それぞれ異なる色相および/または色調を
    有する2種類以上の粉体塗料を含んでいる複合粉体塗料
    組成物であって、 1)前記2種類以上の粉体塗料の90%粒子径が、いず
    れも20μmより大きく30μm以下であり 、 2)前記2種類以上の粉体塗料を各々単独で用いて形成
    した塗膜のうち、任意に選ばれた2種類の塗膜のΔL値
    がいずれも15以下であり、かつ、ΔE値がいずれも3
    0以下であることを特徴とする複合粉体塗料組成物。
  5. 【請求項5】被塗装物に対して、それぞれ異なる色相お
    よび/または色調を有する2種類以上の粉体塗料を用い
    て塗布し、加熱する粉体塗装方法であって、 1)前記2種類以上の粉体塗料の90%粒子径が、いず
    れも20μmより大きく30μm以下であり、 2)前記2種類以上の粉体塗料を各々単独で用いた形成
    した塗膜のうち、任意に選ばれた2種類の塗膜のΔL値
    がいずれも15以下であり、かつ、ΔE値がいずれも3
    0以下であることを特徴とする粉体塗装方法。
JP11192446A 1999-07-07 1999-07-07 粉体調色方法、複合粉体塗料組成物および粉体塗装方法 Abandoned JP2001019906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11192446A JP2001019906A (ja) 1999-07-07 1999-07-07 粉体調色方法、複合粉体塗料組成物および粉体塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11192446A JP2001019906A (ja) 1999-07-07 1999-07-07 粉体調色方法、複合粉体塗料組成物および粉体塗装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001019906A true JP2001019906A (ja) 2001-01-23

Family

ID=16291449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11192446A Abandoned JP2001019906A (ja) 1999-07-07 1999-07-07 粉体調色方法、複合粉体塗料組成物および粉体塗装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001019906A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004083320A1 (ja) * 2003-03-17 2004-09-30 Nippon Paint Co., Ltd. 艶消し粉体塗料組成物
JP2008031349A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Nippon Paint Co Ltd 粉体塗料組成物の製造方法
CN103146240A (zh) * 2013-03-26 2013-06-12 成都新柯力化工科技有限公司 一种干粉状乳胶漆及制备方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004083320A1 (ja) * 2003-03-17 2004-09-30 Nippon Paint Co., Ltd. 艶消し粉体塗料組成物
JPWO2004083320A1 (ja) * 2003-03-17 2006-06-22 日本ペイント株式会社 艶消し粉体塗料組成物
JP2008031349A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Nippon Paint Co Ltd 粉体塗料組成物の製造方法
CN103146240A (zh) * 2013-03-26 2013-06-12 成都新柯力化工科技有限公司 一种干粉状乳胶漆及制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2006057241A1 (ja) 複合粉体塗料、その製造方法及び粉体塗料の調色方法
EP1561787A1 (en) Powder coating, method for production thereof, method for using said powder coating and coated article
KR20010053257A (ko) 분체 도료 조성물
JPH0578605A (ja) 凹凸模様を与える粉体塗料、その製造方法、製造装置、塗装方法および塗膜
US20080022899A1 (en) Method for producing powder coating composition
US20040157961A1 (en) Curable coating powders and powder coatings formed therefrom
EP1902104B1 (en) Thermosetting powder paints
EP0536791B1 (en) Powdered paint
JP2003522272A (ja) 粉末被覆組成物
JP2001019906A (ja) 粉体調色方法、複合粉体塗料組成物および粉体塗装方法
JP2001019905A (ja) 粉体調色方法、複合粉体塗料組成物および粉体塗装方法
JP4754056B2 (ja) 光輝性塗膜形成方法
JP2001302981A (ja) 粉体調色方法、複合粉体塗料組成物および粉体塗装方法
TW538106B (en) Powder coating compositions
JP4012099B2 (ja) 粉体塗料
JP2002053810A (ja) 粉体塗料の調色方法
KR20010108289A (ko) 분체 도료 조성물
JP2004352945A (ja) 粉体塗料
JP2001070874A (ja) 塗装方法
JP2001342382A (ja) 斑点模様塗膜形成用粉体塗料の調色方法、粉体塗料および塗装物
JP2001062385A (ja) 塗装方法
JP3547066B2 (ja) マーブル調模様塗膜の形成方法及びその塗膜の形成された物品
JP4118502B2 (ja) 粉体塗料の調色方法
JP4000203B2 (ja) 粉体塗料
JP2004331732A (ja) 熱硬化性粉体塗料用原料マスターバッチ及びその製造方法、該マスターバッチを用いた熱硬化性粉体塗料及びその製造方法、並びに該熱硬化性粉体塗料を塗装して得られた塗装物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040519

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20051027