JP2001064510A - 活性エネルギー線硬化組成物およびその被膜形成方法 - Google Patents
活性エネルギー線硬化組成物およびその被膜形成方法Info
- Publication number
- JP2001064510A JP2001064510A JP24500299A JP24500299A JP2001064510A JP 2001064510 A JP2001064510 A JP 2001064510A JP 24500299 A JP24500299 A JP 24500299A JP 24500299 A JP24500299 A JP 24500299A JP 2001064510 A JP2001064510 A JP 2001064510A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- component
- active energy
- parts
- energy ray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
を開発する。 【解決手段】下記成分 (A)1分子中に3個以上のアルコキシシリル基を有す
る重量平均分子量230〜50,000のアルコキシシ
ラン化合物 (B)1分子中に2個以上の(メタ)アクリロイル基を
有する重量平均分子量190〜5,000のアクリル系
化合物 (C)光カチオン重合開始剤 (D)光ラジカル重合開始剤 を含有し、かつ上記(A)成分/上記(B)成分の割合
が両者の総合計重量%換算で95/5〜10/90の範
囲であり、そして上記(A)成分と上記(B)成分との
総合計量100重量部に対し、上記(C)成分が0.0
5〜20重量部、及び上記(D)成分が0.05〜20
重量部含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化
組成物。
Description
ルギー線硬化組成物およびその被膜形成方法に係わるも
のである。
ギー線により硬化する活性エネルギー線硬化型組成物
は、例えば、塗料、インキ、接着剤等の用途に幅広く利
用されている。一般的に、熱硬化型塗料やラッカー等の
塗料は、仕上がり直後の塗膜硬化が充分でないため一定
時間経過(冷却、乾燥等)してから製品の巻き取、積み
重、および運搬等が行われているので生産性が劣るとい
った欠点がある。これに対して、活性エネルギー線硬化
型組成物は、秒単位で硬化できるとともに加熱を必要と
しないので、熱硬化型塗料やラッカータイプではなし得
なかった高速硬化乾燥を可能とし、これに適した用途に
幅広く利用されている。しかしながら、従来からの活性
エネルギー線硬化型組成物は酸素により硬化阻害を受け
るため、通常、窒素のような不活性ガスの存在下で活性
エネルギー線により硬化させている。このために、特別
な設備が必要になるためコストが高くなることや不活性
ガスが人体によくないといった問題があった。活性エネ
ルギー線硬化型組成物として、活性エネルギー線照射に
より硬化する不飽和基含有組成物が知られているが、素
材に対する付着性が劣ったり、空気中の酸素阻害の影響
を受けやすく硬化に必要な照射エネルギーが多くなり生
産コストが高くなったり、安全性が悪くなったりすると
いった問題点があった。
下での硬化性や、被膜の表面硬度、付着性、耐薬品性に
優れた被膜を形成する活性エネルギー線硬化型組成物を
開発することを目的としてなされたものである。
題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、アルコキ
シシラン化合物、不飽和化合物、光カチオン重合開始剤
及び光ラジカル重合開始剤を特定量含有してなる組成物
が、被膜硬度が高く、付着性、耐薬品性、耐摩耗性に優
れた活性エネルギー線硬化被膜を提供するものであるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明
は、 1、下記成分 (A)1分子中に3個以上のアルコキシシリル基を有す
る重量平均分子量230〜50,000のアルコキシシ
ラン化合物 (B)1分子中に2個以上の(メタ)アクリロイル基を
有する重量平均分子量190〜5,000のアクリル系
化合物 (C)光カチオン重合開始剤 (D)光ラジカル重合開始剤 を含有し、かつ上記(A)成分/上記(B)成分の割合
が両者の総合計重量%換算で95/5〜10/90の範
囲であり、そして上記(A)成分と上記(B)成分との
総合計量100重量部に対し、上記(C)成分が0.0
5〜20重量部、及び上記(D)成分が0.05〜20
重量部含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化
組成物、 2、上記の組成物を被塗物に塗布して、活性エネルギー
線を照射して硬化被膜を得ることを特徴とする被膜形成
方法に係わる。 本発明の組成物は、活性エネルギー線により光カチオン
重合開始剤がラジカル的に分解し、生成したカチオンラ
ジカルがヒドロキシシリル基(アルコキシシリル基の加
水分解物)にエネルギー移動や電子移動が行われてヒド
ロキシシリル基が励起され、ヒドロキシシリル基同士の
脱水縮合反応により高分子化することにより高硬度の被
膜が形成されることと、光ラジカル重合開始剤により、
アクリレートのラジカル重合反応が同時的に進行すると
考えられる。光カチオン反応と光ラジカル反応が同時的
に進行するので、ラジカル反応の欠点である塗膜表面の
乾燥は、アルコキシシリル基の反応によって著しく改良
される。またアルコキシシリル基の反応だけで硬化した
塗膜は耐アルカリ性が劣る。本発明の方法によれば、表
面硬化性に優れ、硬度、耐薬品性の良好な塗膜が得られ
た。
ラン化合物(A)は、1分子中に3個以上のアルコキシ
シリル基を有する重量平均分子量230〜50,00
0、好ましくは500〜20,000のアルコキシシラ
ン化合物である。重量平均分子量が230未満になると
耐薬品性が劣り、一方、50,000を越えると塗装作
業性が劣る。該化合物(A)としては、例えば、ビニル
トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γ−フェニルアミノプ
ロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシランの共重合体、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリエトキシシランの共重合体、3−アクリロキシプ
ロピルトリメトキシシランの共重合体、3−アクリロキ
シプロピルトリエトキシシランの共重合体、ビニルトリ
エトキシシランの共重合体、ビニルトリメトキシシラン
の共重合体、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シ
ランの共重合体などが挙げられる。本発明で使用するア
クリル系化合物(B)は、1分子中に2個以上の(メ
タ)アクリロイル基を有する重量平均分子量190〜
5,000、好ましくは280〜2,000のアクリル
系化合物(B)である。重量平均分子量が190未満に
なると揮発性が高くなり臭気が強くなり、また、塗膜機
械的性質が低下し、一方、5,000を越えると塗装粘
度が高くなるので塗装作業性が劣る。該化合物(B)と
しては、例えば、ジエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリエチレングリコールジ(メタ)クリレー
ト、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジ
プロピレングリコールジ(メタ)クリレート、トリプロ
ピレングリコールジ(メタ)クリレート、ポリエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオール(メ
タ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レート、ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリシク
ロデカンジメチロイルジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパンジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ
(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)クリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパンエトキシトリ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパンEO変性(エチレン
オキサイド)トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロー
ルプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ビスフェノー
ルA−ジエポキシアクリル酸付加物、ビスフェノールA
−エチレンオキサイド付加物のジ(メタ)アクリレー
ト、ポリエステルジアクリレートなどが挙げられる。上
記した(A)成分/上記(B)成分の割合は両者の総合
計重量%換算で95/5〜10/90、好ましくは80
/20〜20/80の範囲である。(A)成分が95重
量%を超え、そして(B)成分が5重量%未満になる
と、耐薬品性、特に耐アルカリ性が劣り、一方、(A)
成分が10重量%未満となり、そして(B)成分が90
重量%を超えると、塗膜の表面硬化性が劣るので好まし
くない。本発明の組成物で使用する光カチオン重合開始
剤(C)としては、従来から公知のものを使用すること
ができる。開始剤(C)としては、例えば、アリールジ
アゾニウム塩、アリールヨードニウム塩、アリールスル
ホニウム塩等が好ましいものとして挙げられる。具体的
には、商品名として例えば、サイラキュアUVI−69
70、サイラキュアUVI−6974、サイラキュアU
VI−6990、サイラキュアUVI−6950(以
上、米国ユニオンカーバイド社製、商品名)、イルガキ
ュア261(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、
商品名)、SP−150、SP−170(以上、旭電化
工業株式会社製、商品名)、CG−24−61(チバ・
スペシャルティ・ケミカルズ社製、商品名)、DAIC
AT−II(ダイセル化学工業社製、商品名)、CI−2
734、CI−2758、CI−2855(以上、日本
曹達社製、商品名)、PI−2074(ローヌプーラン
社製、商品名、ペンタフルオロフェニルボレートトルイ
ルクミルヨードニウム塩)、FFC509(3M社製、
商品名)、BBI102(ミドリ化学社製、商品名)等
が挙げられる。光カチオン重合開始剤(C)の配合割合
は、上記(A)+(B)成分の総合計量100重量部に
対して、0.01〜20重量部、好ましくは0.5〜1
0重量部である。(C)成分が0.01重量部未満にな
ると硬化性が劣り、一方、(C)成分が20重量部を超
えると、耐薬品性が劣るので好ましくない。本発明の組
成物で使用する光ラジカル開始剤(D)としては、従来
から公知のものを使用することができる。具体的には、
例えば、2,4−トリクロロメチル−(4′−メトキシ
フェニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチ
ル−(4′−メトキシナフチル)−6−トリアジン、
2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリ
アジン、2,4−トリクロロメチル−(4′−メトキシ
スチリル)−6−トリアジン、2−〔2−(5−メチル
フラン−2−イル)エテニル〕−4,6−ビス(トリク
ロロメチル)−S−トリアジン、2−〔2−(フラン−
2−イル)エテニル〕−4,6−ビス(トリクロロメチ
ル)−S−トリアジン、2−〔2−(4−ジメチルアミ
ノ−2−メチルフェニル)エテニル〕−4,6−ビス
(トリクロロメチル)−S−トリアジン、2−〔2−ジ
メチルアミノエチル)アミノ〕−4,6−ビス(トリク
ロロメチル)−S−トリアジン、2−〔2−(3,4−
ジメトキシフェニル)エテニル〕−4,6−ビス(トリ
クロロメチル)−S−トリアジン、2−(4−メトキシ
フェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−S−
トリアジン、2−メチル−4,6−ビス(トリクロロメ
チル)−S−トリアジン、2,4,6−トリス(トリク
ロロメチル)−S−トリアジン、トリス(クロロメチ
ル)トリアジンなどのトリアジン系化合物、4−フェノ
キシジクロロアセトフェノン、4−tert−ブチル−ジク
ロロアセトフェノン、4−tert−ブチル−トリクロロア
セトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロ
キシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、
1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−
2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフ
ェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−
オン、4−(2−ヒドロキシフェノキシ)−フェニル
(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、1−ヒドロ
キシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−
〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロ
パン−1などのアセトフェノン系化合物、チオキサント
ン、2−クロルチオキサントン、2−メチルチオキサン
トン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエ
チルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、
2,4−ジクロロチオキサントンなどのチオキサントン
系化合物、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテルなど
のベンゾイン系化合物、ジメチルベンジルケタール、ア
シルホスフィンオキシドなどが挙げられる。光ラジカル
重合開始剤(D)の配合割合は、上記(A)+(B)成
分の総合計量100重量部に対して、0.01〜20重
量部、好ましくは0.5〜10重量部である。(D)成
分が0.01重量部未満になると硬化性が劣り、一方、
(D)成分が20重量部を超えると耐候性が劣るので好
ましくない。本発明の組成物は必要に応じて、上記以外
の樹脂、光増感剤(例えば、アントラセン系化合物、ア
ントラキノン系化合物、フルオレフィン系化合物、ナフ
タレン系化合物、ピレン系化合物等)、充填剤、着色
剤、顔料、顔料分散剤、流動調整剤、レベリング剤、消
泡剤、光安定剤、酸化防止剤、ゲル粒子、微粒子粉など
を配合しても一向に差し支えない。本発明の組成物は、
金属、缶、プラスチック、紙、木質材、無機質材、PE
Tなどのフィルムおよびこれらの組合せなどの基材に塗
料材、インキ材として適用することができる。塗布手段
は、従来から公知の方法、例えば、スプレー、ロールコ
ーター、グラビアコーター、スクリーン、スピンコータ
ー、フローコーター、静電塗装等で行うことができる。
本発明の塗膜形成方法は、上記した基材の表面に、上記
活性エネルギー線硬化組成物を塗布量が硬化膜厚で0.
5〜100μmになるように塗布し、ついで活性エネル
ギー線を照射して硬化させることができる。本発明でい
う活性エネルギー線とは、例えば、低圧水銀灯、中圧水
銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、白熱電球、キセノン
ランプ、カーボンアーク灯、メタルハライドランプ、蛍
光灯、タングステンランプ、ガリウムランプ、エキシマ
ー、レーザー、電子線、γ線などが使用できる。
に説明する、なお実施例及び比較例に記載の「部」は
「重量部」を示す。 実施例1 β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチルトリ
メトキシシラン(日本ユニカー社製、商品名A−18
6)50部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート
(東亜合成社製、商品名アロニックスM−450)50
部、UAC1591(ダイセル・ユーシーピ社製、光カ
チオン重合開始剤)4部、イルガキュア184(チバ・
スペシャルティ・ケミカルズ社製、光ラジカル重合開始
剤)4部を混合溶解して、実施例1の活性エネルギー線
硬化組成物を得た。この組成物を電着塗装した鉄板の上
に厚さ10μmとなるように塗装し、メタルハライドラ
ンプで250mJ/cm2の紫外線を照射した。得られた塗膜
の鉛筆硬度は8H、付着性は10点で良好であった。 実施例2 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(日本ユ
ニカー社製、商品名A−187)50部、ペンタエリス
リトールテトラアクリレート(M−450)30部、
1,6−ヘキサジオールジアクリレート20部、サイラ
キュアUVI−6990(ユニオンカーバイド社製、商
品名)5部、イルガキュア184を4部を添加混合し
て、実施例2の活性エネルギー線硬化組成物を得た。得
られた組成物をプライマー処理したアルミニウム板の上
に厚さ15μmとなるように塗装し、メタルハライドラ
ンプにより、400mJ/cm2の紫外線を照射して塗膜の硬
化を行った。得られた塗膜のゲル分率は98%で、鉛筆
硬度は4Hであった。付着性は10点で良好であった。 実施例3 ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトアセテー
ト)432部、3−アクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン(信越化学工業社製、商品名KBM−5103)
930部、ホウフッ化Zn1部を添加混合して反応を行
い、アルコキシシラン含有化合物を得た。この化合物4
0部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート60
部、CI−2758(日本曹達社製、光カチオン重合開
始剤)4部、イルガキュア184を5部、二酸化チタン
30部、2,4−ジエチルテオキサントン(日本化薬社
製、カヤキュアDETX)2部を添加、混合分散して、
実施例3の活性エネルギー線硬化塗料組成物を得た。鉄
板にPETフィルムをラミネートした基材をコロナ処理
して、得られた組成物を厚さ7μmとなるように塗布
し、メタルハライドランプで500mJ/cm2の紫外線を照
射して塗膜を硬化させた。この塗膜の鉛筆硬度は4Hで
良好であった。 実施例4 スチレン500部、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン(信越化学工業社製、商品名KBM−50
3)とを常法により共重合して重量平均分子量5,00
0の樹脂を得た。この樹脂50部、1,6−ヘキサンジ
オールジアクリレート50部、CI−2758を5部、
イルガキュア184を5部を添加混合して、実施例4の
活性エネルギー線硬化塗料組成物を得た。得られた組成
物をポリカーボネート板の上に厚さ15μmとなるよう
に塗布し、400mJ/cm2の紫外線を照射した。得られた
塗膜の鉛筆硬度は3Hであり、耐酸性及び耐アルカリ性
はいずれも◎で良好であった。上記実施例及び比較例に
おいて、鉛筆硬度及び付着性は次のようにして試験を行
なった。 鉛筆硬度:試験方法JIS K−5400で鉛筆引っ掻
き試験をおこないやぶれ法で評価した。 付着性:試験方法JIS K−5400 8.5.2碁
盤目テープ法に基づいて試験、評価した。 ゲル分率%:硬化させた遊離被膜をアセトン溶媒を用い
て還流温度で2時間抽出させた後、次式に従ってゲル分
率の算出を行なった。ゲル分率(%)=(抽出した後の
重量/抽出前の試料の重量)×100 耐酸性:5重量%の硫酸水溶液に試験片を浸漬し、20
℃20時間浸漬後の塗膜を目視で評価を行った。◎は全
く異常なし、○はごくわずか白化、△は少し白化、×は
著しく白化を示す。 耐アルカリ性:5重量%苛性ソーダー水溶液に試験片を
浸漬し、20℃20時間浸漬後の塗膜を目視で評価を行
った。◎は全く異常なし、○はごくわずか白化、△は少
し白化、×は著しく白化を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】下記成分 (A)1分子中に3個以上のアルコキシシリル基を有す
る重量平均分子量230〜50,000のアルコキシシ
ラン化合物 (B)1分子中に2個以上の(メタ)アクリロイル基を
有する重量平均分子量190〜5,000のアクリル系
化合物 (C)光カチオン重合開始剤 (D)光ラジカル重合開始剤 を含有し、かつ上記(A)成分/上記(B)成分の割合
が両者の総合計重量%換算で95/5〜10/90の範
囲であり、そして上記(A)成分と上記(B)成分との
総合計量100重量部に対し、上記(C)成分が0.0
5〜20重量部、及び上記(D)成分が0.05〜20
重量部含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化
組成物。 - 【請求項2】 請求項1の組成物を被塗物に塗布して、
活性エネルギー線を照射して硬化被膜を得ることを特徴
とする被膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24500299A JP2001064510A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 活性エネルギー線硬化組成物およびその被膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24500299A JP2001064510A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 活性エネルギー線硬化組成物およびその被膜形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001064510A true JP2001064510A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17127127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24500299A Pending JP2001064510A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 活性エネルギー線硬化組成物およびその被膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001064510A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001261918A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-26 | Kansai Paint Co Ltd | 硬化性組成物およびその被膜形成方法 |
JP2007225802A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Sanyo Chem Ind Ltd | 感光性樹脂組成物 |
JP2008107543A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 感光性樹脂組成物及びガラスパターンの形成方法 |
JP2009084398A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Nidek Co Ltd | 樹脂組成物、及び樹脂組成物の製造方法 |
CN109312076A (zh) * | 2016-06-08 | 2019-02-05 | 迪睿合株式会社 | 光固化性树脂组合物、以及图像显示装置及其制造方法 |
JP2021070783A (ja) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | 古河電気工業株式会社 | 被膜材、これを用いた樹脂被膜構造及び端子付き電線 |
-
1999
- 1999-08-31 JP JP24500299A patent/JP2001064510A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001261918A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-26 | Kansai Paint Co Ltd | 硬化性組成物およびその被膜形成方法 |
JP2007225802A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Sanyo Chem Ind Ltd | 感光性樹脂組成物 |
JP4568237B2 (ja) * | 2006-02-22 | 2010-10-27 | 三洋化成工業株式会社 | 感光性樹脂組成物 |
JP2008107543A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 感光性樹脂組成物及びガラスパターンの形成方法 |
JP2009084398A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Nidek Co Ltd | 樹脂組成物、及び樹脂組成物の製造方法 |
KR101497409B1 (ko) * | 2007-09-28 | 2015-03-03 | 가부시키가이샤 니데크 | 수지 조성물 |
CN109312076A (zh) * | 2016-06-08 | 2019-02-05 | 迪睿合株式会社 | 光固化性树脂组合物、以及图像显示装置及其制造方法 |
JP2021070783A (ja) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | 古河電気工業株式会社 | 被膜材、これを用いた樹脂被膜構造及び端子付き電線 |
JP7370816B2 (ja) | 2019-11-01 | 2023-10-30 | 古河電気工業株式会社 | 被膜材、これを用いた樹脂被膜構造及び端子付き電線 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1657268B1 (en) | Photosensitive composition and cured product thereof | |
JP5483810B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
US20160152002A1 (en) | Transparent conductive laminated film, method for manufacturing same, and touch panel | |
JP4951337B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性コーティング用組成物および保護被膜形成方法 | |
JP6523986B2 (ja) | 光硬化性組成物及び電子部品の製造方法 | |
JP2001064510A (ja) | 活性エネルギー線硬化組成物およびその被膜形成方法 | |
WO2016098797A1 (ja) | 光硬化性組成物及び電子部品の製造方法 | |
JP2013129778A (ja) | 金属酸化物粒子分散体の製造方法、エネルギー線硬化性樹脂組成物、及びフィルム | |
WO2015137279A1 (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及び自動車ヘッドランプレンズ | |
JP2008120870A (ja) | 活性エネルギー線硬化性組成物、及び積層体 | |
JPH11302563A (ja) | 印刷可能なベースコート用光硬化型塗料組成物 | |
JP3735857B2 (ja) | 剥離基材 | |
JPS59152922A (ja) | 高エネルギ−線硬化型樹脂組成物 | |
JPH08134116A (ja) | 硬化性樹脂組成物、及び樹脂硬化物の製造方法 | |
JP4313906B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性組成物およびその被膜形成方法 | |
JP3475528B2 (ja) | 紫外線硬化型樹脂組成物およびこれを含む被覆剤 | |
JP7172298B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 | |
JPH1135846A (ja) | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及びそれを使用した被膜形成方法 | |
JP2000007992A (ja) | 活性エネルギー線硬化型組成物およびその被膜形成方法 | |
JP2001131378A (ja) | 活性エネルギー線硬化組成物およびその被膜形成方法 | |
JP2003261817A (ja) | 紫外線硬化型塗料組成物 | |
JPH11217518A (ja) | 紫外線硬化型ホワイトコート用塗料組成物 | |
JP2001139872A (ja) | 木材被覆用硬化型塗料組成物 | |
JP2022049578A (ja) | 活性エネルギー線硬化型組成物 | |
JP2022187440A (ja) | 硬化膜を有する基材の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060817 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080815 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080909 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091006 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100223 |