JP2001064431A - 生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ状緩衝体及びその製造方法 - Google Patents

生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ状緩衝体及びその製造方法

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JP2001064431A
JP2001064431A JP24740699A JP24740699A JP2001064431A JP 2001064431 A JP2001064431 A JP 2001064431A JP 24740699 A JP24740699 A JP 24740699A JP 24740699 A JP24740699 A JP 24740699A JP 2001064431 A JP2001064431 A JP 2001064431A
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foam
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extruded
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JP24740699A
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English (en)
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Motoyasu Nakanishi
幹育 中西
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Suzuki Sogyo Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Sogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生分解性でかつ、製造するのに複雑な工程が
必要でなく、しかも低い充填密度で充分なズリ緩衝能を
発揮し、内容物表面に擦過傷を与えない生分解性樹脂押
出発泡体からなるバラ状緩衝体及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 セルロース・アセテート系樹脂100重
量部と、該樹脂の軟化点より低い温度の融点を有するポ
リカプロラクトン10〜30重量部と、発泡剤としての
水分とを含有する発泡性生分解性樹脂組成物を、押し出
しすると同時に水分の気化膨張力により発泡させること
により製造されることを特徴とする、生分解性樹脂押出
発泡体からなるバラ状緩衝体、及びこの生分解性樹脂押
出発泡体からなるバラ状緩衝体の製造方法を提供した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性樹脂押出
発泡体からなるバラ状緩衝体及びその製造方法に関し、
さらに詳しくは、セルロース・アセテート系樹脂を主原
料とし、水発泡により製造された生分解性樹脂押出発泡
体からなる、ちりめん布様の凸凹を有する、皺方向に交
叉するバラ状緩衝体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂からなる発泡体は、多種
多様のものが製造され、食品包装容器、水質浄化材、断
熱材、緩衝体等の幅広い分野で活用されてきた。近年、
これら合成樹脂発泡体の需要は、年々増加する傾向にあ
り、このため廃棄される量も年々増加して、環境問題、
公害問題として、大きく社会的にクローズアップされて
きている。しかし、廃棄合成樹脂発泡体を再生利用する
には、社会的規模の様々な対応が求められ、一方、焼却
処分するには、有害ガスの発生防止、高熱発生による焼
却炉の劣化防止など、山積されている問題が多く、廃棄
処理が容易である発泡体の開発が強く望まれている。
【0003】一方、合成樹脂発泡体を用いたバラ状緩衝
体は、従来から広く知られていた。このバラ状緩衝体
は、同じ合成樹脂発泡体を緩衝部材とする緩衝分野にあ
っても、1つの別の技術分野を形成している。すなわ
ち、例えばポリエチレンの軟質発泡体の平板を使用する
緩衝は、発泡体のもつ弾性の応力吸収で、内容物にかか
る衝撃応力を吸収するのに対し、このバラ状緩衝は、集
合体をなす小形発泡体相互間のズリ変形によって、内容
物にかかる衝撃応力を吸収し、所謂ズリ緩衝分野に適用
される。そして、このバラ状緩衝技術の特質は、緩衝発
泡体を外箱と内容物との間の空間形状に添うように、予
め発泡体を成形加工する必要がない上に、通常の緩衝用
発泡体では、到達し得ない低い密度を、からみ合いの集
合体の嵩密度として形成し得るので、手軽で経済的な緩
衝手段として重用され汎用されるに至っている。
【0004】ところが、このような廃棄処理が容易であ
る発泡体の開発要求に対して、これら従来の合成樹脂を
生分解性の材料で置き換えた発泡体が種々提案されてい
る。そして、特に、緩衝体用途に関しては、例えば、特
開平2−298525号公報では、45%以上のアミロ
ース含有澱粉を90%以上含有する材料を発泡させたバ
ラ状緩衝体が、特開平9−94901号公報では、45
%以上のアミロース含有澱粉を90%以上含有する材料
を発泡させたバラ状緩衝体をポリウレタン接着剤で相互
に接着させたブロック状発泡緩衝体が提案されている。
また、特開平8−302058号公報では、含水した、
ポリオキシアルキレングリコールを含有する酢酸セルロ
ース組成物を、溶融発泡押出する酢酸セルロース系発泡
体の製造法が開示されている。さらに、特開平10−9
5870号公報では、セルロースアセテートと水を押出
機で溶融混練し、ダイ細孔から押出した後、押出物がダ
イ細孔径の3倍を超えて膨化する前に切断する生分解性
発泡体粒子及びその製造方法が開示されている。
【0005】しかしながら、これらの提案にも拘わら
ず、未だ、生分解性であって手軽で経済的な緩衝手段と
してのバラ状発泡体が実用化されていないのが実状であ
る。そのため、生分解性であって、製造するのに複雑な
工程が必要でなく、しかも、低い充填密度で充分なズリ
緩衝能を発揮し、内容物表面に擦過傷を与えない生分解
性発泡体のバラ状緩衝体の技術開発が強く望まれてき
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来のバラ状緩衝体がもつ問題点を解消し、生分解性で
あって、製造するのに複雑な工程が必要でなく、しかも
低い充填密度で充分なズリ緩衝能を発揮し、内容物表面
に擦過傷を与えない生分解性樹脂押出発泡体からなるバ
ラ状緩衝体及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
対し鋭意研究を重ねた結果、セルロース・アセテート系
樹脂と、該樹脂の軟化点より低い温度の融点を有するポ
リカプロラクトンと、発泡剤としての水分とを含有する
特定の発泡性生分解性樹脂組成物を、押し出しすると同
時に水分の気化膨張力により発泡させることにより、二
次成形や切断等の特別な後加工の工程を経なくとも、自
然に緩衝体として最適なバラ状形態の生分解性樹脂押出
発泡体が得られることを見出した。本発明は、これらの
知見に基づいて完成に至ったものである。
【0008】すなわち、本発明によれば、セルロース・
アセテート系樹脂、該樹脂の軟化点より低い温度の融点
を有するポリカプロラクトン、及び発泡剤としての水分
を含有する発泡性生分解性樹脂組成物を、押し出しする
と同時に水分の気化膨張力により発泡させることにより
製造することを特徴とする生分解性樹脂押出発泡体から
なる異形バラ状緩衝体が提供される。さらに、本発明に
よれば、上記発泡性生分解性樹脂組成物は、セルロース
・アセテート系樹脂100重量部、ポリカプロラクトン
10〜30重量部、及び樹脂成分100重量部に対し水
分3〜100重量部を含有することを特徴とする上記の
生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ状緩衝体、或
いは、上記発泡性生分解性樹脂組成物は、さらに、発泡
調整剤として、セルロース・アセテート系樹脂100重
量部に対しタルク5〜50重量部を含有することを特徴
とする上記の生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ
状緩衝体が提供される。さらにまた、本発明によれば、
上記生分解性樹脂押出発泡体は、ちりめん布様の凸凹を
有する、皺方向に交叉したバラ状形態であることを特徴
とする、上記いずれかに記載の生分解性樹脂押出発泡体
からなるバラ状緩衝体が提供される。
【0009】一方、また、本発明によれば、前方にTダ
イを有する筒状容器内に、セルロース・アセテート系樹
脂、該樹脂の軟化点より低い温度の融点を有するポリカ
プロラクトン、及び発泡剤としての水分を含有する発泡
性生分解性樹脂組成物を投入し、該生分解性樹脂組成物
を前記Tダイに押送する間は、昇温させて流動状の加熱
加圧状態とし、その後前記Tダイから押出発泡すること
により、自然に押出発泡体が粉砕され異形バラ状の押出
発泡体を得ることを特徴とする、上記いずれかに記載の
生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ状緩衝体の製
造方法が提供される。さらに、本発明によれば、上記発
泡性生分解性樹脂組成物は、セルロース・アセテート系
樹脂100重量部、ポリカプロラクトン10〜30重量
部、及び樹脂成分100重量部に対し水分3〜100重
量部を含有することを特徴とする上記の生分解性樹脂押
出発泡体からなる異形バラ状緩衝体の製造方法、或い
は、上記発泡性生分解性樹脂組成物は、さらに、発泡調
整剤として、セルロース・アセテート系樹脂100重量
部に対しタルク5〜50重量部を含有することを特徴と
する上記の生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ状
緩衝体の製造方法が提供される。さらにまた、本発明に
よれば、上記生分解性樹脂押出発泡体は、ちりめん布様
の凸凹を有する、皺方向に交叉したバラ状形態であるこ
とを特徴とする、上記の生分解性樹脂押出発泡体からな
るバラ状緩衝体の製造方法が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 1.セルロース・アセテート系樹脂 本発明の生分解性樹脂押出発泡体からなるバラ状緩衝体
に用いられるセルロース・アセテート系樹脂は、天然物
に近い化学構造を持つために環境中の微生物等によって
分解する性能、すなわち生分解性能を持っているもので
あり、セルロース・アセテートを主成分として含むもの
である。副成分として、さらに配合してもよい生分解性
樹脂は、特に限定されるものではなく、一般に生分解性
樹脂として用いられているものならば何でも使用するこ
とができる。これらに該当するものとしては、例えば、
スターチ系、セルロース系などが挙げられる。セルロー
ス・アセテート系樹脂中で主成分として含まれるセルロ
ース・アセテートは、通常、綿の実から得られるリンタ
ー、又は木材パルプのセルロースに酢酸を反応させるこ
とにより製造される。本発明の生分解性樹脂押出発泡体
からなるバラ状緩衝体に用いられるセルロース・アセテ
ートとしては、通常「酢酸セルロース」として市販され
ているグレードのものならば何でもよいが、その中で
も、セルロースの酢酸エステル化度が、セルロースに結
合している酢酸の重量割合で表される酢化度でいって4
5%以上であるようなものがよく、特に酢化度が47〜
60%(セルロース1単位当たりの結合アセチル基の数
は1.9〜2.8)のものが好ましい。酢化度が45%
未満の場合には、溶融温度が高くなりすぎるため、安定
して発泡体に溶融成形することが困難となる。セルロー
ス・アセテートは、物性面では、軟質又は中硬質のもの
がよく、表面硬度がロックウェル硬さで、H=80〜
100のもの、衝撃強度が20〜30kg−cm/cm
のものが好ましく用いられる。さらに、成形加工性の観
点から、軟化して流動を始める軟化点(流出温度)が1
50〜170℃のもの、ASTM D 648に規定さ
れた荷重18.6kgf/cmの条件での熱変形温度
が、44〜55℃のものが好ましく用いられる。一方、
硬質のものでは、安定して発泡体に溶融成形することが
困難となる。また、本発明の生分解性樹脂発泡体に用い
られるセルロース・アセテート系樹脂には、単に酢酸基
をもつアセテートの他に、プロピオン酸或いは酪酸を混
合使用したセルロース・アセトプロピオネートや、セル
ロース・アセトブチレートも含まれ、溶融点、吸水率、
溶剤に対する溶解性等の観点から酸の混合比率を適宜選
択して使用できる。
【0011】2.ポリカプロラクトン成分 本発明の生分解性樹脂発泡体からなるバラ状緩衝体に、
必須成分として用いられるポリカプロラクトン成分は、
前記セルロース・アセテート系樹脂の軟化点より低い温
度の融点を有するポリカプロラクトンからなる。このよ
うなポリカプロラクトンとしては、次の一般式で表され
る脂肪族ポリエステルが挙げられるが、この脂肪族ポリ
エステルの市販品としては、例えば、日本ユニカー株式
会社販売の「トーン」(商品名)がある。
【0012】
【化1】 (式中、Rは、脂肪族部分を表し、nは正の整数であ
る。)
【0013】本発明に用いられるポリカプロラクトン
は、生分解性であるばかりでなく、非水溶性であり、さ
らに、好都合なことには、加熱によりセルロース・アセ
テート系樹脂を可塑化する働きがあるため、通常生分解
性樹脂発泡体を製造する際に必要な可塑剤を何ら添加し
なくても、生分解性樹脂発泡体が得られ、その上、水溶
性可塑剤を用いていないため、水分との接触による可塑
剤の溶出といった弊害をも回避することができる。ま
た、本発明に用いられるポリカプロラクトンは、上記の
ように、融点がセルロース・アセテート系樹脂の軟化点
以下であることが必要である。そのうち、好ましい融点
は、100℃以下、特に好ましい融点は、60℃近傍で
ある。このような融点を有するポリカプロラクトンを用
いることにより、セルロース・アセテート系樹脂を可塑
化し、接着する働きが一層向上するため、生分解性樹脂
発泡体からなるバラ状緩衝体を製造する際の制御をより
容易にすることができる。このポリカプロラクトンは、
耐衝撃性を向上させ、内容物表面に擦過傷を与えないと
いう緩衝体としての特性を向上させる。一方、融点がセ
ルロース・アセテート系樹脂の軟化点以上であるポリカ
プロラクトンを用いると、生分解性であっても、可塑化
する働きをしないため、良好な生分解性樹脂発泡体が得
られない。
【0014】本発明において、ポリカプロラクトンの配
合量は、セルロース・アセテート系樹脂100重量部に
対して、10〜30重量部、好ましくは15〜25重量
部の範囲であることが重要である。配合量が10重量部
未満であると、セルロース・アセテート系樹脂を可塑化
し接着する働きが乏しく、満足する発泡体が得られな
い。一方、30重量部を超えると、その可塑化し接着す
る効果が過度になり、Tダイから押出されたものが、シ
ート状になり、そのままでは自然に粉砕されないため、
バラ状の発泡体が得られない。特に、ポリカプロラクト
ンの好ましい配合量である15〜25重量部の範囲にあ
ると、得られた発泡体は、ちりめん布様の凸凹を有す
る、皺方向に交叉した異形バラ状となり、その結果、バ
ラ状緩衝体として最適な低い充填密度で充分なズリ緩衝
能を発揮し、内容物(被緩衝品)表面に擦過傷を与えな
い面で優れたものとなる。このメカニズムは、明確にな
っていないが、ポリカプロラクトンの配合量が10〜3
0重量部、特に15〜25重量部であると、セルロース
・アセテート系樹脂を可塑化し、接着する働きが充分で
なく、驚くべきことには、本来ならば、シート状の発泡
体となるものが、発泡時に粉砕されてちりめん布様の凸
凹を有する異形バラ状の発泡体となったものと推察され
ている。従来品である合成樹脂発泡体を用いたバラ状緩
衝体は、通常、球状や棒状などの形状であるため、ズリ
緩衝に際して相互に滑り易いのに対し、本発明の異形バ
ラ状の緩衝体は、ズリ緩衝に際して相互に滑り難く、ズ
リ緩衝能に優れるという利点もある。
【0015】3.発泡性生分解性樹脂組成物 本発明の生分解性樹脂発泡体からなるバラ状緩衝体に用
いられる発泡性生分解性樹脂組成物は、前記した如く、
セルロース・アセテート系樹脂に、所定量のポリカプロ
ラクトンと、発泡剤としての水分を配合することにより
調製される。発泡剤としての水分の配合割合は、セルロ
ース・アセテート系樹脂とポリカプロラクトンとの樹脂
成分100重量部に対して、3〜100重量部、好まし
くは5〜50重量部である。この発泡剤としての水分の
配合量も、ポリカプロラクトンの配合量と同様に、本発
明の好ましい実施態様であるちりめん布様の凸凹を有す
る異形バラ状の緩衝体を製造する場合の重要なファクタ
ーである。得られた発泡体が異形バラ状とならずにシー
ト状となった場合は、水分の配合量を増加させることに
より、発泡を過大にし、シート状の発泡体を粉砕させ
て、ちりめん布様の凸凹を有する異形バラ状にすること
ができる。本発明に用いられる生分解性樹脂組成物に
は、前述したように、ポリカプロラクトンがセルロース
・アセテート系樹脂を可塑化する働きをするため、他の
可塑剤を添加しなくても、バラ状の生分解性樹脂発泡体
を得ることができるが、さらに必要に応じて、本発明の
目的を損なわない範囲で、他の可塑剤を配合してもよ
い。可塑剤としては、加熱により、生分解性樹脂を可塑
化するものであれば、特に限定されないが、例えば、生
分解性樹脂がセルロース・アセテート系樹脂の場合に
は、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価アル
コール;フタル酸メチル等のフタル酸エステル;リン酸
トリブチル等のリン酸エステル;セバシン酸ジオクチ
ル、アジピン酸ジオクチル等の二塩基酸エステルなどが
適宜選ばれる。しかし、この可塑剤を添加する場合に
は、発泡体がちりめん布様の凸凹を有する異形バラ状に
ならない恐れがあるので、特に注意が必要である。そう
した場合には、ポリカプロラクトン又は添加する可塑剤
を高粘度のものにすることにより、高粘度の生分解性樹
脂組成物を調製したのち、通常の圧ではスムーズな押出
しが困難となるため、通常より高圧で押出発泡すること
により、シート状の発泡体が粉砕されて、ちりめん布様
の凸凹を有する異形バラ状にすることができる。
【0016】さらに、上記生分解性樹脂組成物には、本
発明の目的を損なわない範囲で、他の添加剤等を配合し
てもよく、例えば、熱安定剤、発泡調整剤、発泡助剤、
増量材等が挙げられる。なかでも、タルク、酸化珪素、
酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、珪
酸カルシウム等の無機系微粒子、セルロース粉末、キチ
ン、キトサン、木粉、ステアリン酸金属塩等の有機系微
粒子などの発泡調整剤、特にタルクは、該生分解性樹脂
組成物に、好適な発泡性を付与することができるので、
均一でかつ高度に発泡した発泡体が容易に得られる。こ
のような発泡調整剤は、それぞれ単独で用いてもよく、
2種類以上を併用してもよい。さらに発泡性を向上させ
たり、発泡体製造時に副生される酸性物質を中和させる
と共にガスを発生させる目的で、例えば炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸カルシウム等の無機微粒子を併用してもよい。
また、増量材として、オカラ、木粉、麩(小麦の皮)、
米粉、古紙等を添加することもできる。本発明に用いら
れる生分解性樹脂組成物の好ましい態様として、セルロ
ース・アセテート系樹脂に、ポリカプロラクトンと、発
泡調整剤としてタルク、及び発泡剤としての水分からな
る生分解性樹脂組成物が挙げられ、また、この生分解性
樹脂組成物には、上記した増量材を添加してもよい。こ
の発泡調整剤としてタルクの生分解性樹脂組成物に対す
る配合量は、セルロース・アセテート系樹脂100重量
部に対して、5〜50重量部、好ましくは10〜30重
量部の範囲である。配合量が5重量部未満であると、タ
ルクを配合した効果が現れず、不均一で粗い発泡体が形
成されやすく、一方50重量部を超えると、タルクの2
次凝集が起こりやすくなるため、やはり不均一で粗い発
泡体が形成されやすくなる。
【0017】4.生分解性樹脂発泡体(押出発泡体)及
びその製造方法 本発明のバラ状緩衝体に用いられる生分解性樹脂発泡体
は、前記の発泡性生分解性樹脂組成物をTダイから押し
出しすると同時に水分の気化膨張力により発泡させるこ
とにより、二次成形や切断等の特別な後加工の工程を経
なくとも、自然にバラ状となり、簡単かつ容易に製造さ
れる。そのため、本発明の生分解性樹脂発泡体からなる
バラ状緩衝体は、生分解性樹脂をセルロース・アセテー
トを主成分として含むものにより構成したことを特徴と
するものであるが、さらに次の特徴を有している。 水によって発泡させている。 素材がすべて生分解性であるため、汎用プラスチック
発泡体からなるに比べて様々な廃棄処理に対処できる。 非溶出性のため、水分と接触しても可塑剤等の溶出と
いった問題がない。 発泡体がちりめん布様の凸凹を有する異形バラ状であ
るため、緩衝体として、低い充填密度で充分なズリ緩衝
能を発揮する。 スターチ系の生分解性樹脂発泡体などに比べて雰囲気
湿度によって衝撃性能が変動しなくて、強度的に優れて
おり、また、発泡体自体が表面平滑性に優れているた
め、緩衝体として内容物(被緩衝品)表面に擦過傷を与
えない。
【0018】上記の生分解性樹脂発泡体からなるバラ状
緩衝体は、前述の如く、発泡性生分解性樹脂組成物を押
し出しすると同時に水分の気化膨張力により発泡させる
ことにより製造されるが、さらに、この製法を詳記する
と、以下のようになる。セルロース・アセテート系樹
脂、ポリカプロラクトンおよび水分(発泡剤)を含有す
る発泡性生分解性樹脂組成物は、所定の割合で調製され
た後、前方にTダイを有する筒状容器内(例えば、混練
押出機)に投入される。筒状容器内に水分を投入する方
法としては、発泡用の生分解性樹脂組成物に予め所定量
の水分を含有させるようにしてもよいし、或いは生分解
性樹脂やポリカプロラクトンの生分解性樹脂配合物と共
に水そのものをホッパ内に直接添加してもよく、生分解
性樹脂配合物と水分とが一緒に供給されさえすればよ
い。また、その投入割合は、前記したように、樹脂成分
100重量部に対して水分が3〜100重量部、好まし
くは5〜50重量部であることが望ましい。次いで、こ
の生分解性樹脂組成物は、前記Tダイに押送するまでの
間に、120〜250℃、好ましくは180〜220℃
の温度で加熱溶融混練され、その結果、流動状の加熱加
圧状態とされた後、リップ幅又は細孔口径が例えば0.
5〜5mmのTダイから押し出される。溶融混練時間
は、単位時間当たりの吐出量、溶融混練温度などにより
異なってくるので一概に決定することはできないが、該
混合物が均一に溶融混練されるに十分な時間であればよ
い。また、吐出部のTダイの温度は、前記溶融混練温度
と同じでもよいが、吐出できる範囲内で該温度よりも低
温にしてもよい。ここで、溶融混練に使用される押出機
は、高温高圧下となって水分がセルロースアセテート中
に無理やり溶解されるようになっている限り、どのよう
なタイプの押出機でもよいが、通常は1軸又は2軸のス
クリュータイプの押出機が用いられる。その後、Tダイ
から吐出された溶融生分解性樹脂組成物は、その温度及
び水分量によって発泡開始位置が異なるが、通常はダイ
部より約0.1mm離れた位置から発泡が開始され、発
泡を終えた後あるいは発泡の途中において、自然に発泡
体が粉砕され、その結果、バラ状形態の発泡体となる。
このように、バラ状の発泡体は、二次成形や切断等の特
別な後加工の工程を経なくとも、上記した水発泡を行う
だけで、本来はシート状の発泡体となるものが自然と轢
断された状態となって、ちりめん布様(換言すると、鱗
片状、波形ポテトチップ状)の凸凹を有する、皺方向に
交叉した形態になる。そして、その異形バラ状の形態
は、Tダイの押出し口の形状によって若干異なり、緩衝
体としての目的に応じて、細孔や異形のものにすること
もでき、適宜選択すればよい。
【0019】本発明により得られた生分解性樹脂発泡体
からなるバラ状緩衝体は、前述したように、種々の特徴
・利点を有している。すなわち、生分解性であって、焼
却処理をしても有毒ガスや焼却炉劣化の問題がなく、し
かも、ちりめん布様の凸凹を有する異形バラ状であるた
め、緩衝体として、低い充填密度で充分なズリ緩衝能を
発揮し、その上、他の生分解性樹脂発泡体などに比べて
雰囲気湿度によって衝撃性能が変動しなくて、強度的に
優れている。また、発泡体自体が表面平滑性に優れてい
るという特性を有している。そのため、本発明により得
られた緩衝体は、それらの特徴を生かし、バラ状緩衝体
しての各種用途に用いることができる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明について実施例及び比較例を
挙げてさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実
施例に特に限定されるものではない。
【0021】実施例1[バラ状緩衝体の製造] 生分解性樹脂として、軟質の帝人株式会社製セルロース
・ジアセテート(表面硬度(H):85、衝撃強度:
25kgf・cm/cm、流出温度:155℃、熱変
形温度:48℃、酢化度:57%)(基準:100重量
部)と、日本ユニカー株式会社販売のポリカプロラクト
ン(商品名:TONEポリマー P−767、融点:6
0℃、密度:1.145g/cm、分子量:4万)
(20重量部)とを用い、発泡調整剤として、タルク
(14重量部)を添加して、生分解性樹脂配合物とし、
これに、発泡剤として、水分(31重量部)を添加し
て、混練押出機のホッパーに供給し、180℃の温度で
加熱溶融混練した後、ダイ幅500mm、リップ幅4m
mを有するTダイ部から押し出して、生分解性樹脂の発
泡体を得た。そしてこの得た生分解性樹脂の発泡体は、
図1に示すようなちりめん布様の凸凹を有する、皺方向
に交叉した異形バラ状であった。組成及び物性を表1に
示す。
【0022】
【表1】
【0023】比較例1、2[シート状発泡体の製造] 比較例1は、ポリカプロラクトンの配合量を40重量部
とした以外は、実施例1と同様の方法で、生分解性樹脂
の発泡体を得た。そしてこの得た生分解性樹脂の発泡体
は、図2に示すようなシート状であった。組成及び物性
を表1に示す。比較例2は、ポリカプロラクトンの替わ
りに、可塑剤として平均分子量400のポリエチレング
リコール(40重量部)を用いた以外は、実施例1と同
様の方法で、生分解性樹脂の発泡体を得た。そしてこの
得た生分解性樹脂の発泡体も、比較例1の場合と同様
に、図2に示すようなシート状であった。組成及び物性
を表1に示す。
【0024】比較例3 比較例3は、市販されている円柱形合成樹脂発泡体のバ
ラ状緩衝体である。
【0025】得られた実施例と比較例の発泡体につい
て、以下の評価試験を実施した。結果を表1に示す。詰め込み作業性 :各々の評価用包装体作成時の、詰め込
み嵩密度に到達する発泡体の詰め込み作業に要した時間
を相対評価で示した。なお、評価は、強固な木製箱(4
0cm×40cm×30cm)に、被包装物(内容物)
(30cm×30cm×15cmの木箱)と発泡体の充
填作業で行う。 ○:良好 △:普通 ×:悪い
【0026】詰め込み嵩密度:上記詰め込み作業時に詰
め込まれた各発泡体の充填量で、充填予定空間体積に対
する実充填発泡体重量の比で示す。
【0027】これらの評価結果から、セルロース・アセ
テート系樹脂に対して、該樹脂の軟化点より低い温度の
融点を有するポリカプロラクトンの添加量(40重量
部)が多すぎると、ちりめん布様の凸凹を有する異形バ
ラ状の発泡体が得られず、緩衝体として用いることに支
障が出ることが判明した。また、ポリカプロラクトンの
替わりに、可塑剤としてポリエチレングリコールを用い
た場合も、同様に、ちりめん布様の凸凹を有する異形バ
ラ状の発泡体が得られず、緩衝体として用いることに支
障が出ることが判明した。また、本発明の生分解性樹脂
発泡体からなるバラ状発泡体は、市販されている円柱形
合成樹脂発泡体のバラ状緩衝体と比較しても、緩衝体と
しての性能が優れていることも判明した。
【0028】
【発明の効果】本発明の生分解性樹脂発泡体からなるバ
ラ状発泡体は、セルロース・アセテート系樹脂に、該樹
脂の軟化点より低い融点を有するポリカプロラクトンを
特定量配合してなる生分解性樹脂配合物を原料とし、か
つ発泡剤として水分を用いる特殊な発泡体製法を適用し
たことにより、従来の生分解性樹脂に比較して生分解性
能に優れ、環境にも優しく、焼却処理しても有毒ガスや
焼却炉劣化の問題が少ない。しかも、ちりめん布様の凸
凹を有する、皺方向に交叉した異形バラ状であるため、
緩衝体として、低い充填密度で充分なズリ緩衝能を発揮
し、かつ他の生分解性樹脂発泡体などに比べて雰囲気湿
度によって衝撃性能が変動しなくて、強度的に優れてお
り、また、発泡体自体が表面平滑性に優れているため、
緩衝体として内容物(被緩衝品)表面に擦過傷を与えな
いという優れた性能も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例により製造されたバラ状緩衝体
の外観を示す図である。
【図2】本発明の比較例により製造されたシート状発泡
体又は緩衝体の外観を示す図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース・アセテート系樹脂、該樹脂
    の軟化点より低い温度の融点を有するポリカプロラクト
    ン、及び発泡剤としての水分を含有する発泡性生分解性
    樹脂組成物を、押し出しすると同時に水分の気化膨張力
    により発泡させることにより製造することを特徴とす
    る、生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ状緩衝
    体。
  2. 【請求項2】 発泡性生分解性樹脂組成物は、セルロー
    ス・アセテート系樹脂100重量部、ポリカプロラクト
    ン10〜30重量部、及び樹脂成分100重量部に対し
    水分3〜100重量部を含有することを特徴とする、請
    求項1記載の生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ
    状緩衝体。
  3. 【請求項3】 発泡性生分解性樹脂組成物は、さらに、
    発泡調整剤として、セルロース・アセテート系樹脂10
    0重量部に対しタルク5〜50重量部を含有することを
    特徴とする、請求項2記載の生分解性樹脂押出発泡体か
    らなる異形バラ状緩衝体。
  4. 【請求項4】 生分解性樹脂押出発泡体は、ちりめん布
    様の凸凹を有する、皺方向に交叉したバラ状形態である
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の
    生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ状緩衝体。
  5. 【請求項5】 前方にTダイを有する筒状容器内に、セ
    ルロース・アセテート系樹脂、該樹脂の軟化点より低い
    温度の融点を有するポリカプロラクトン、及び発泡剤と
    しての水分を含有する発泡性生分解性樹脂組成物を投入
    し、該生分解性樹脂組成物を前記Tダイに押送する間
    は、昇温させて流動状の加熱加圧状態とし、その後前記
    Tダイから押出発泡することにより、自然に押出発泡体
    が粉砕され異形バラ状の押出発泡体を得ることを特徴と
    する、請求項1乃至4のいずれかに記載の生分解性樹脂
    押出発泡体からなる異形バラ状緩衝体の製造方法。
  6. 【請求項6】 発泡性生分解性樹脂組成物は、セルロー
    ス・アセテート系樹脂100重量部、ポリカプロラクト
    ン10〜30重量部、及び樹脂成分100重量部に対し
    水分3〜100重量部を含有することを特徴とする、請
    求項5記載の生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ
    状緩衝体の製造方法。
  7. 【請求項7】 発泡性生分解性樹脂組成物は、さらに、
    発泡調整剤として、セルロース・アセテート系樹脂10
    0重量部に対しタルク5〜50重量部を含有することを
    特徴とする、請求項6記載の生分解性樹脂押出発泡体か
    らなる異形バラ状緩衝体の製造方法。
  8. 【請求項8】 生分解性樹脂押出発泡体は、ちりめん布
    様の凸凹を有する、皺方向に交叉したバラ状形態である
    ことを特徴とする、請求項5乃至7のいずれかに記載の
    生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ状緩衝体の製
    造方法。
JP24740699A 1999-09-01 1999-09-01 生分解性樹脂押出発泡体からなる異形バラ状緩衝体及びその製造方法 Pending JP2001064431A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11827772B2 (en) 2019-12-10 2023-11-28 Ticona Llc Cellulose ester composition containing bloom resistant or bio-based plasticizer

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