JP2001063759A - 液体収納容器及びその製造方法、並びにインクジェットカートリッジ及びインクジェット記録装置 - Google Patents

液体収納容器及びその製造方法、並びにインクジェットカートリッジ及びインクジェット記録装置

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JP2001063759A JP2000160402A JP2000160402A JP2001063759A JP 2001063759 A JP2001063759 A JP 2001063759A JP 2000160402 A JP2000160402 A JP 2000160402A JP 2000160402 A JP2000160402 A JP 2000160402A JP 2001063759 A JP2001063759 A JP 2001063759A
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wall
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container
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省三 服部
Hidehisa Matsumoto
英久 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物流時においてはシールテープやキャップ等
を用いることなく液体の漏れを防止し、使用時において
も液体収納容器と記録ヘッドとの間における液体の漏れ
を防止する。 【解決手段】 液体収容部に収納された液体を外部に供
給するためのインク供給口103が、液体収容部を形成
する内壁102のみによって封止されており、液体収納
容器が記録ヘッドに装着される際、インク供給口103
の内壁102が記録ヘッドに設けられたインク供給管に
よって破られ、その後は、液体収容部内の液体がなくな
るまで液体収納容器と記録ヘッドとの離脱が禁止されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク吐出部など
液体収納容器の外部部材へ液体を供給するために負圧を
利用する液体収納容器、該容器の製造方法及び該容器を
用いるインクジェットカートリッジ、インクジェット記
録装置に関し、具体的には、インクタンク自体をブロー
成形によって成形するインクタンクを適用したインクジ
ェット記録分野に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット記録装置の小型化
により、キャリッジ上にインクタンクを設け、また、ラ
ンニングコストの軽減からインクタンク部を記録ヘッド
に対して着脱可能にする構成がとられている。
【0003】このようなインクタンクは、物流時に供給
口からのインク漏れ、インクの蒸発を防止するために、
密閉する必要がある。このシールに関しては従来、供給
口部にシールテープ、またはキャップ部材を設けること
が一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなシール
構成の場合、ユーザーがインクタンク使用時にインクタ
ンクからシール部材を離脱する。離脱したシールテープ
やキャップ部材はそのまま廃棄されてしまうため、環境
上、またコスト上の問題点がある。
【0005】また、シールの構成によっては物流時に離
脱することによりインク漏れ、インクの蒸発が起こる虞
れがある。
【0006】本発明の目的は、交換可能な液体収納容器
(インクタンク)において、物流時などにインク漏れ等
のなく、また、使用時にも廃棄物のない簡易なシール構
成を有する液体収納容器を提供することである。
【0007】また、本発明の目的は、上記シール構成を
簡易な製法により、低コストで製造可能な液体収納容器
の製造方法を提供することである。
【0008】さらに、別の目的は、上記液体収納容器を
搭載可能なインクジェット記録装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の液体収納容器は、略多角柱形状であって、該
多角柱の3面の延長部がなす角部を有するとともに筐体
を構成する強度を有する外壁と、該外壁内面と同等もし
くは相似形の外面および、前記外壁の角部に対応した角
部を具備し、内部に液体を収容可能な液体収納部を形成
する前記外壁より強度の弱い内壁と、前記液体収納部に
収納された液体を外部へ供給するための液体供給部とを
有する液体収納容器であって、前記液体供給部は、前記
内壁のみにより封止されていることを特徴とする。
【0010】また、本発明の液体収納容器の製造方法
は、外殻を構成する強度を有する外壁と、該外壁内面と
同等の外面および、内部に液体を収納可能な液体収容部
を具備するとともに前記外壁より強度の弱い内壁と、該
液体収容部に収納された液体を外部に供給する液体供給
部と、前記液体収容部に対して液体を注入する液体収入
口と、を有し、断面が多角形により構成される液体収納
容器の製造方法であって、前記外壁用の第1のパリソン
と前記内壁用の第2のパリソンとを用意する工程と、内
部にエアを注入して前記第1及び第2のパリソンを膨張
させて型に沿わせ、前記内壁と前記外壁とを略相似に形
成する工程と、前記内壁を前記外壁から剥離させる工程
と、前記外壁の一部を切除することで前記液体供給部を
形成する工程と、を有することを特徴とする。
【0011】また、本発明は上述の容器を用いるインク
ジェットカートリッジ、及びインクジェット記録装置に
ついても提供するものである。
【0012】本発明のインクジェットカートリッジは、
液体が収納される液体収納容器と、該液体収納容器と連
結され記録信号に応じて液体を吐出する記録ヘッド部と
からなるインクジェットカートリッジにおいて、該記録
ヘッド部は、液体を吐出する記録ヘッドと、記録ヘッド
に液体を供給するための液体供給部と、大気と連通する
大気連通部とを有し、内部に液体を保持可能な負圧発生
部材を収納する負圧発生部材収納室と、を備え、該液体
収納容器は、略多角柱形状であって、該多角柱の3面の
延長部がなす角部を有するとともに筐体を構成する強度
を有する外壁と、該外壁内面と同等もしくは相似形の外
面および、前記外壁の角部に対応した角部を具備し、内
部に液体を収容可能な液体収納部を形成する前記外壁よ
り強度の弱い内壁と、前記液体収納部に収納された液体
を外部へ供給するための液体供給部とを有し、前記液体
供給部は、前記内壁のみにより封止されているととも
に、前記液体収納容器は前記負圧発生部材収納室に対し
て着脱可能であることを特徴とする。
【0013】また、本発明のインクジェット記録装置
は、液体が収納される液体収納容器と、該液体収納容器
と連結され記録信号に応じて液体を吐出する記録ヘッド
とからなるインクジェットカートリッジと、該カートリ
ッジを着脱自在に搭載し、走査されるキャリッジとを有
してなるインクジェット記録装置において、前記液体収
納容器は、略多角柱形状であって、該多角柱の3面の延
長部がなす角部を有するとともに筐体を構成する強度を
有する外壁と、該外壁内面と同等もしくは相似形の外面
および、前記外壁の角部に対応した角部を具備し、内部
に液体を収容可能な液体収納部を形成する前記外壁より
強度の弱い内壁と、前記液体収納部に収納された液体を
外部へ供給するための液体供給部とを有し、前記液体供
給部は、前記内壁のみにより封止されているとともに、
前記液体収納容器が前記記録ヘッドに装着された際に、
内部の液体がなくなるまで前記記録ヘッドからの離脱が
禁止されていることを特徴とする。
【0014】上記のように構成された本発明において
は、液体収容部に収納された液体が外部に供給される液
体供給口が、液体収容部を形成する内壁のみによって封
止されており、記録ヘッドに装着される際、液体供給口
の内壁が記録ヘッドに設けられたインク供給管によって
破られ、その後、液体収容部内の液体がなくなるまで液
体収納容器と記録ヘッドとの離脱が禁止される。
【0015】これにより、物流時においてはシールテー
プやキャップ等を用いることなく液体の漏れが防止さ
れ、また、使用時においては液体収容部内の液体がなく
なるまで液体収納容器と記録ヘッドとの離脱が禁止され
て液体の漏れが防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図1は、本発明の液
体収納容器の第1の実施の形態であるインクタンクの構
造を示す模式的概略図である。また、図2は、図1に示
したインクタンクにインクを収容し、インクタンクのイ
ンク供給部からインクを導出したときの変化を示す図で
ある。
【0018】図1(a)に示されるインクタンク100
において、符号101はインクタンクの外壁を示し、符
号102はインクタンクの内壁を示す。インクは、内壁
102によって囲まれる領域であるインク収容部に収納
される。また、外壁101はインク収容部に収容されて
いるインクが不用意な内壁の変形によって外部に漏れる
ことがないようインク収容部を保護している。
【0019】符号103は容器内部から外部へのインク
供給部を示しており、インク供給部103は不図示のイ
ンクジェットヘッド側のインク導入部との接続部分とな
る。
【0020】本形態のインクタンクは、初期状態におい
て、内壁の角部(角部の定義については後述する)が外
壁の角部に対応していることで、インクタンク外壁10
1に対してインクタンク内壁102が相似形となり、イ
ンクタンク内壁102を筐体となるインクタンク外壁1
01の形状に所定範囲の間隔で沿わせることができる。
すなわち、従来の筐体内部に袋状容器を収容した場合に
みられたデッドスペースをなくすことができ、インクタ
ンク外壁内の単位体積あたりのインク収容量を多くする
(インク収容効率を高くする)ことができる。
【0021】符号104は内壁102が密閉空間を形成
するためのピンチオフ部を示す。このピンチオフ部10
4は、後述するブロー成形時に、インクタンクの壁を形
成するためのパリソンを金型で挟み込むことにより形成
されるものであり、内壁102同士は溶着しており、外
壁101に係合する形で密着しているので、後述するよ
うに、内壁102を支持する支持部として兼用される。
本形態では、ピンチオフ部104の形状は、側面から見
て直線形状になっているが、後述する製造工程におい
て、型からインクタンクが容易に抜き出せるようになっ
ていれば、単純な直線形状でなくてもよい。また、その
長さも、本形態に提示されているものに限られず、側面
からはみ出さなければよい。
【0022】符号105は、内壁102が内部のインク
の消費に伴って、体積が減少し変形した場合に、内壁1
02と外壁101の間へ空気を導入するための外気連通
口を示しており、単純な開口とする場合と、開口及び空
気流入弁で構成する場合がある。図1に示す形態では単
純な開口とした大気連通口の場合を示した。
【0023】符号106はインクを注入するためのイン
ク注入口を示し、インク注入口106は、インク供給口
103の面に対して後述する製法上から直交する面に位
置する。なお、タンク上面または下面でもかまわない
が、インク残量の点から本形態のように上面に位置して
いる方がより好ましい。
【0024】符号103はインクジェットヘッドとの接
続部分となるインク供給口であり、接続された部分は、
内壁102がむき出しの状態になっており、インクは密
閉されている。
【0025】インクジェット側のインク導入部が挿入さ
れた時点で内壁102が破れ、気密状態を保ちながらイ
ンク収容部内のインクの導出を可能とする。
【0026】また、インクジェット側のインク導入部が
挿入される際、インク供給口103の内壁102は、押
圧力を受けるが、インクタンク100内への落ち込みを
防止するための段形状である内壁受け107が形成され
ている。
【0027】本形態において、内壁受け107は1段に
なっているが、複数有することで、内壁102の落ち込
みを確実に防止できる。
【0028】なお、図1においては、内壁102が模式
的に1層からなる構造となっているが、本形態において
は互いに分離不能な3層構造のものが用いられ、内壁1
02を構成する最も内側の接液層の材質としてポリプロ
ピレン、中間の弾性率支配層の材質として環状オレフィ
ンコポリマ、最も外側のガスバリア層の材質としてEV
OH(EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂)のけ
ん化物)が用いられている。ここで、弾性率支配層に機
能性接着樹脂材料を含ませることは、互いの層間に接着
層を特別に備える必要がないため、内壁102の厚みを
薄くすることができ、好ましい。外壁101の材質とし
ては、内壁102の最内層と同じポリプロピレンが用い
られている。
【0029】尚、図1及び図2は模式的概略図であるた
め、インクタンクの外壁101とインクタンク内壁10
2との位置関係は空間を隔てたように描かれているが、
実際は分離可能な状態になっていればよく、内壁と外壁
が接触していても、微少な空間を隔てて配置されるよう
に構成されていてもよい。したがって、いずれの場合に
おいても初期状態において、インクタンクは、外壁10
1の内面の形状に沿って、少なくとも外壁101の角部
α1、β1に対応した位置に内壁102の角部α2、β
2がくるように成形されている(図2(a1)、(a
2))。
【0030】ここで、角部とは、略多面体により構成さ
れるインクタンクにおいて、少なくとも3つの面、より
好ましくは3つの平面の交差する交差部分、あるいはそ
の延長面の交差部に対応する部分を含む意味である。角
部の符号の意味は、αがインク供給口を有する面により
形成される角部、βはそれ以外の角部であり、添字1が
外壁であること、添字2が内壁であることを表してい
る。また、インク供給部は略円筒状に形成されている
が、ここで円筒の曲面と、実質的な平面との交差部分を
γで表すと、この交差部分においても外壁と内壁は対応
した位置にあり、それぞれを以下γ1、γ2と表記す
る。なお、角部には微小曲面部を設けて構成しても良
い。この時の面の定義は、多面体の微小曲面部を角部と
してとらえ、微小曲面部を除いた平面として定義する。
【0031】インクジェット記録手段のインクジェット
記録ヘッドからインクが吐出された後、インク収容部の
インクは消費されはじめると、内壁102は、インク収
容部の体積が減少する方向に、面積最大の面の中央部か
ら変形をはじめる。ここで、外壁は内壁の角部の変位を
抑制する働きをする。本インクタンクは上述の角部α
2、β2によって区分された角部の位置変動がほとんど
ないので、インク収容部はインク消費による変形の作用
力と初期状態の形状に戻ろうとする作用力とが働き、負
圧を安定化せしめる方向に機能する。
【0032】この時、外気連通口105から、内壁10
2と外壁101との間に空気が導入され、内壁の変形を
阻害することなく、インク使用時における安定した負圧
の維持をはかる働きをする。つまり、内壁と外壁の空間
は、外気連通口105を介して外気に連通している。こ
の後、内壁の力と、記録ヘッドの吐出口におけるメニス
カスの力が釣り合うことにより、インク収容部内にイン
クが保持される(図2(b1)、(b2))。
【0033】さらにインク収容部のかなりのインクが外
部に導出される(図2(c1)、(c2))と、前述と
同様にインク収容部が変形し、インク収容部の中央部分
が内方に向かう安定した潰れかたが維持される。さら
に、ピンチオフ部104も、内壁の変形規制部分とな
り、最大面積を有する面に隣接する面について、相対的
にピンチオフ部104を有する領域より、ピンチオフ部
を有していない部分が先に変形を始め、外壁から離間す
る。
【0034】しかし、上記の内壁変形規制部分だけで
は、インク供給部近傍の内壁が変形することでインク供
給部を塞いでしまい、インク収容部に収容されたインク
を十分使いきることができなくなる恐れがある。
【0035】本発明では、図1に示す内壁の角部α2
は、初期状態において外壁の角部α1に沿って形成され
ているので、内壁が変形する際に、内壁の他の部分に比
べて内壁の角部α2は変形しにくく、内壁の変形を規制
することができる。尚、本インクタンクの内壁は、複数
の角部α2のなす角度が90度として表現されている。
【0036】ここで、内壁の角部α2の角度を、外壁の
角部α1を構成する実質的に平面形状をなす少なくとも
3面のうちの2面のなす角度、すなわち、2面の延長の
交差部分の角度として定義した。内壁の角部の角度を外
壁の角部の角度により定義するのは、後述する製造工程
において、外壁を基準に製造するためであり、すでに述
べたように内壁と外壁は初期状態においてほぼ相似形で
あるためである。
【0037】このように、図2(c1)、(c2)にお
いては、図1に示す内壁の角部α2が対応する外壁の角
部α1に分離可能な状態で位置しており、一方、インク
供給口を有する面により形成される角部以外の内壁の角
部β2については、α2に比べるとやや対応する外壁の
角部β1から離れるようになる。しかし、図1および図
2に示す実施形態では、対向する位置にあるβについて
も、そのなす角度が90度以下により構成されているも
のが多い。したがって、インク収容部を形成する他の内
壁の領域に比べれば、対応する外壁との位置関係を初期
状態に近い位置に保つことができるので、内壁の補助的
な支持を実現している。
【0038】さらに、図2(c1)、(c2)において
は、後述する表面積最大の対向する面が、ほぼ同時に変
形を行うので、インク収容部の中心部が互いに接するよ
うになる。この中心部の接触部分(図2(c1)、(d
1)の斜線部)は、更なるインクの導出によりさらに広
がるようになる。すなわち、本発明のインクタンクは、
インクを導出するときに最大面積の面と、最大面積の面
に隣接する面とが形成するエッジが折れ曲がる前に、最
大面積の面が対向面と接触することになる。
【0039】やがてインク収容部に収容されていたイン
クのほぼ全体を使い終える(以下、最終状態と称する)
が、この時の状態を図2(d1)、(d2)に示す。
【0040】この状態において、インク収容部の接触部
分は、インク収容部のほぼ全域にわたり、内壁の角部β
2の中には、対応する外壁の角部β1から完全に離れる
ものも存在するようになる。一方、内壁の角部α2は、
最終状態においても対応する外壁の角部α1に分離可能
な状態で位置しており、最後まで内壁の変形規制部分と
なる。
【0041】更に、この状態の場合、内壁の厚さによっ
ては、ピンチオフ部104が外壁から離れることが起こ
りうるが、その場合、ピンチオフ部104は長さ成分を
持っているため、変形する方向は限定される。従って、
溶着部が外壁から外れる場合でも、その変形は不規則で
はなく、バランスをとりながら変形を行うことになる。
【0042】本発明のインクタンクのインク収容部にイ
ンクを収容し、インク供給部からインクを導出したとき
の変化は以上の通りであり、最大面積の面から変形をは
じめ、最大面積の面と隣接する面が形成するエッジが折
れ曲がる前に最大面積の面が対向する面と接触し、イン
ク供給部を有する面により構成される角部以外の角部が
移動することで、インクタンクの変形の際に変形の優先
順位を有する構成となっている。
【0043】次に、本形態の製造方法について詳細に説
明する。
【0044】本発明で提供されるインクタンクは、成形
樹脂材料からなる互いに分離可能な二重壁構造を採用
し、外壁を厚くして強度を持たせ、一方で、内壁に柔ら
かい材質を用い、さらに薄くすることで内部に収容され
たインクの体積変動に追従可能としている。それぞれの
壁に用いられる材質としては、内壁を耐インク性を持つ
ものとし、外壁を耐衝撃性等を持つものとすることが望
ましい。
【0045】本形態においては、インクタンクを製造す
る方法としてブローイングエアーを用いるブロー成形を
採用した。これは、インクタンクを構成する壁を実質的
に延伸していない樹脂で構成するためであり、これによ
りインク収容部を構成するインクタンク内壁をどの方向
に対してもほぼ均一な負荷に耐えられるようにしてい
る。従って、特にある程度インクを消費した状態でイン
クタンク内壁により収容されたインクがどの方向に揺動
しても確実にインクタンク内壁はインクを保持すること
ができ、総合的なインクタンクの耐久性を向上させてい
る。
【0046】このブロー成形方法としては、インジェク
ションブローを用いる方法、ダイレクトブローを用いる
方法、ダブルウォールブローを用いる方法などがある。
【0047】本発明のダイレクトブロー成形を用いる方
法について、製造工程を詳細に説明する。
【0048】図3は、図1に示したインクタンクの製造
工程を示す図であり、また、図4は、インクタンクの製
造手順を示すフローチャートである。また、図5は、図
3及び図4に示した製造方法におけるパリソン位置を示
す図である。
【0049】図3で、符号211は内壁樹脂を供給する
主アキュムレータ、符号212は内壁樹脂を押し出す主
押出機、符号213a,213bは外壁樹脂を供給する
副アキュムレータ、符号214a,214bは外壁樹脂
を押し出す副押出機を示している。まず、インジェクシ
ョンノズルを多層ノズルとして、内側の樹脂と外側の樹
脂を型内に同時に射出して第1、第2パリソンが一体化
したものを用意する。この場合、樹脂の供給は内側の樹
脂と外側の樹脂が接触していてもよく、また全部が接触
していなくても良い、また樹脂の一部が接触する様な構
造でも良い。なお、この場合には、内側の樹脂と外側の
樹脂の接触する面は樹脂同士が溶着しない材質をそれぞ
れ選択するか、型に供給する際にどちらか一方の樹脂に
化合物を加えることで分離可能に成形することが必要で
ある。また、インクに対する接液性や形状により同系統
の材質が必要となる場合には、内側の材質あるいは外側
の材質を多層構成として接触面に異種材料が位置するよ
うに樹脂を供給してもよい。なお、内側の樹脂の供給は
全周均一である事が理想であるが、部分的に薄くして内
部圧力の変動に追従し易くしても良い。部分的に薄くす
る方法は、インクタンクの内部の構造により選択する
が、型内に供給する樹脂の供給方向に添った構成とす
る。
【0050】上記のような内側樹脂および外側樹脂の供
給が行われ(ステップS311,S312,)、パリソ
ン217が押し出される(ステップS313)。
【0051】次に、パリソン217に対して、これを挟
むように配置された金型218が図3(b)に示す状態
から図3(c)に示す状態となるように移動してパリソ
ン217を挟み込む(ステップS314)。なお、パリ
ソン位置は、インクタンクのインク注入口付近に配置す
る(図5参照)。
【0052】続いて、図3(c)に示すようにエアノズ
ル219よりエアの注入がなされて金型218に合った
形状にブロー成形される(ステップS315)。インク
供給口は、パリソン217の位置から遠いためにブロー
された形状が形成された状態で肉厚は薄くなる(図5参
照)。
【0053】この後、タンクを金型より分離し(ステッ
プS316)、内壁を吸引または吸着によって供給口部
で外壁と剥離させる(ステップS317)。
【0054】次に、供給口の外壁を切断し(ステップS
318)、内壁を再ブローする(ステップS319)。
【0055】そして、インクを注入し(ステップS32
0)、注入口を密閉する(ステップS321)。なお、
注入口の密閉の方法として、内壁を直接溶着する方法と
別部材(ゴム栓、フィルム、キャップ)による密閉等が
ある。
【0056】なお、上述の製造方法において、インク供
給口とインク注入口とを個別に形成しているが、インク
タンクの内壁で塞がれているインク供給口がインク注入
口を兼ねるようにしても良い。その場合、インク注入の
際に一度開封したインク供給口の内壁面を、再度溶着に
より閉じる必要がある。本実施形態のようにインク供給
口とインク注入口とを個別に設ける場合、インク注入口
を図5に示すようにパリソンの開口部を利用して形成す
ることで、インク供給口部の形状の自由度が増すほか、
インクを注入する際にインク注入口を開ける必要がなく
なるので、より容易に液体収納容器を製造することがで
きるとともに、インク供給口からのインク漏れを容易か
つ確実に防止することができる。
【0057】次に、図1に示したインクタンクを、記録
ヘッドに接続する場合を説明する。
【0058】図6は、図1に示したインクタンクの記録
ヘッドへの接続を示す図であり、(a)はインクタンク
と接続可能な記録手段である記録ヘッドの概略図、
(b)はこの記録ヘッドとインクタンクとの接続状態に
おける断面概略図である。
【0059】図6(a)において、符号401は記録手
段としての記録ヘッドユニットを示し、ユニット401
は、フルカラー印刷が可能なように、ブラック、イエロ
ー、シアン、マゼンタ各色用の記録ヘッドが一体的な構
成となるように組み立てられている。これらの記録ヘッ
ドは、インクを吐出するための吐出口を有する液流路
と、前記インク吐出口からインクを吐出するための発熱
抵抗素子とを有している。
【0060】符号402は、それぞれの記録ヘッド部に
インクを導入するためのインク導入部としてのインク供
給管を示しており、このインク供給管402の端部には
気泡やゴミをトラップするためのフィルタ403が設け
られている。
【0061】インクタンク100とインク供給管402
の装置において、インク供給管は針または鋭利なパイプ
であって、インクタンク100の供給口103は前述の
製法のように薄く形成され、さらには、薄膜のたるみに
よって、より結合しやすい形態となっている。
【0062】この記録ヘッドユニット401に対して前
述したインクタンク100を装着する場合、図6(b)
に示したように、インク供給管402がインクタンク1
00に接続されることによりインク供給が可能となる。
【0063】そして、インクタンク装着後には不図示の
記録装置に設けられた回復手段等により記録ヘッド側に
インクタンク内部のインクを導入し、インク連通状態が
形成される。この後、印字動作中には記録ヘッドに設け
られたインク吐出部404からインクが吐出され、イン
クタンク内壁102内に保持されたインクが消費される
ことになる。
【0064】ここで、本発明のインクタンクは、インク
供給部がインクタンクの中心から下方に設けられてい
る。このことにより、インクタンク中のインク残量の変
化に伴う、記録ヘッド側の吐出力の調整を行う必要がな
く、また、実際に使用できるインクの使用効率を高める
ことができる。
【0065】(第2の実施の形態)図7は、本発明の液
体供給システムを適用可能なインクタンクの概略説明図
であり、(a)は斜視図、(b)はインクタンクを記録
ヘッドに接続した場合の断面図である。
【0066】インクタンク1は、負圧発生部材収納室1
0と、インク収納室50とにより構成されており、イン
ク収納室50は連通管(気液交換通路)14を介して負
圧発生部材収納室10に対し分離可能な構成となってい
る。
【0067】負圧発生部材収納室10は、液体を吐出口
61から吐出して記録を行なう記録ヘッド部60等の外
部へインク(処理液などの液体を含む)を供給するイン
ク供給口12を有する筺体11と、筺体内部に収納され
るポリウレタンフォームなどの多孔質部材から構成され
る負圧発生部材13、負圧発生部材と接するとともに液
体収納室50から液体を導入するための連通管(気液交
換通路)14を備えている。筺体11はさらに、連通管
の近傍の側壁面内側に、後述する気液交換を促進するた
めの大気導入溝17と、内部に収納した負圧発生部材と
外気とを連通させるための大気連通口15を備えてお
り、この大気連通口15の近傍には筺体内面から突出し
たリブにより形成されたバッファ部16が設けられてい
る。本実施例においては、気液交換通路14は、負圧発
生部材13と当接するとともに、その端部は大気導入溝
17とも連続しており、後述する液体供給動作をスムー
ズに実現することが可能となっている。
【0068】一方、インク収納室50は、室を構成する
筺体(外壁)51と、筺体内面と同等もしくは相似形の
内面を有する壁(内壁)54により構成され内部にイン
クを収納するインク収納部53、負圧発生部材収納室の
気液交換通路14と接続し、液体収納部53の液体を負
圧発生部材収納室へ導出するためのインク導出口52を
備えている。本実施例ではインク導出口52と気液交換
通路14との接続部分に、例えばOリングなどの不図示
のシール部材が設けられており、接続部からのインク漏
れ及び大気の導入を防止している。シール部材はインク
収納室側、負圧発生部材収納室側のいずれかに設けられ
ていればよく、シール性を高めるために双方に設けられ
ていてもよい。また、インク収納室及び負圧発生部材収
納室のそれぞれとは独立して設けられ、結合時に双方の
接続部分に嵌合するようにしてもよい。内壁54は可撓
性を有しており、インク収納部53は、内部に収納され
たインクの導出に伴い変形可能である。また、内壁54
は溶着部(ピンチオフ部)56を有し、この溶着部で内
壁は外壁に係合する形で支持されている。また、外壁に
は外気連通口55が設けられており、内壁と外壁との間
に大気を導入可能となっている。
【0069】なお、図7を含め以下の各断面図におい
て、負圧発生部材がインクを保持している領域について
は斜線部で示す。また、インク収納部や大気導入溝、気
液交換通路などのような空間内に収納されているインク
を網線部で示す。
【0070】ここで、本形態のインク収納室は、略直方
体形状をなす6つの平面から構成され、円筒状のインク
導出口52が曲面として付加されたものであり、この直
方体形状の最大面積面は、図7上で間接的に表示されて
いる。そして、内壁54の厚さは、直方体の各面の中央
域より頂点部分(頂点部分が微小曲面形状をなす場合も
含め、以下、角部と称する)を構成する部分の方が薄
く、各面の中央域から前記角部それぞれに向かって徐々
に減少しており、インク収納部内側に凸の形状を有して
いる。この方向は、言い換えると面の変形方向と同じで
あり、後述する変形を促進させる効果を有する。
【0071】また、内壁の角部は3面により構成されて
いるので、結果として内壁の角部全体の強度は中央域の
強度に比べ相対的には強くなっている。また、面の延長
から見れば、中央域に比べて厚さは薄いので後述する面
の移動を許容する。この内壁の角部を構成する部分は、
それぞれ略同等の厚さであることが望ましい。
【0072】なお、図7は模式的概略図であるため、イ
ンク収納室の外壁51と内壁54との位置関係は空間を
隔てたように描かれているが、実際は分離可能な状態に
なっていればよく、内壁と外壁が接触していても、微少
な空間を隔てて配置されるように構成されていてもよ
い。
【0073】上述のインクタンクは、インク収納室を負
圧発生部材収納室に対して交換可能な構成としている。
そこで、まず、インク収納室を負圧発生部材収納室に接
続したときのそれぞれの室の状態について、図8を用い
て説明する。
【0074】図8は、図7に示したインクタンクのイン
ク収納室と負圧発生部材収納室との接続動作におけるそ
れぞれの室の変化の一例を(a)〜(c)の順に示す概
略説明図であり、添字1は図7(b)と同じ断面による
断面図、添字2は図7(b)に示す液体収納室のA−A
断面図を示している。
【0075】図8(a1)、(a2)は、接続前の負圧
発生部材収納室及びインク収納室を示す説明図である。
このとき、液体収納室50のインク導出口52には、イ
ンク収納部に収納されたインクの導出を防止するために
密閉手段57(例えばフィルムなど)が設けられ、液体
収納室のインク収納部は大気に対して密閉状態を維持し
ている。また、インク収納部を構成する内壁54は、筐
体(外壁)51の内面形状に沿って、少なくとも外壁の
角部に内壁の角部がくるように成形されている。(この
状態を、初期状態と称する)。
【0076】このとき、インク収納部内については、密
閉手段を開封した際にインク導出口がわずかに負圧とな
るよう、インク収納部に収納可能なインク量よりわずか
に少ないインクを収納しておくと、外力、温度変化、気
圧の変化から密閉手段開封時にインクが外部に漏出する
ことをより確実に防ぐことができる。
【0077】また、このような環境変化に対する観点か
ら、負圧発生部材収納室へ接続前のインク収納部に収納
される空気の量は極めて少ないことが望ましい。インク
収納部内に収納される空気量を減らすためには、例えば
特開平10−175311号公報に開示されるような液
体注入方法を用いればよい。
【0078】一方、図8(a1)において、負圧発生部
材収納室の負圧発生部材は、その一部にインクを保持し
ている。図8(a1)では、負圧発生部材に収納されて
いるインクの界面は大気導入溝より低い場合を示してお
り、大気導入溝は負圧発生部材を介して大気と連通して
いる。
【0079】ここで、負圧発生部材に収納されるインク
量は、後述するインク収納室の交換時に負圧発生部材に
収納されていたインク量によるので、多少のばらつきが
あってもよく、必ずしも図示するように均一な状態でイ
ンクを保持していなくてもよい。また、大気導入溝及び
気液交換通路に関しては、必ずしも液体で充填されてい
る必要はなく、図8(a1)に示すように空気を含んで
いてもよい。
【0080】次に、図8(b1)及び(b2)に示すよ
うに、インク収納室を負圧発生部材収納室と接続させ
る。このとき、負圧発生部材収納室とインク収納室の圧
力が等しくなるまで図8(b1)の矢印に示すようにイ
ンクが移動し、図8(c1)及び図8(c2)に示すよ
うに、インク供給口12における圧力が負となる状態で
平衡状態になる(この状態を、使用開始状態と称す
る。)。
【0081】そこで、この平衡状態となるためのインク
移動について、詳細に説明する。
【0082】図8(b1)に示すようにインク収納室の
インク導出口52に負圧発生部材収納室の気液交換通路
14を挿入すると、密閉手段57による封止が解除され
る。このとき、接続部は前述したシール手段によりシー
ルされているので、接続部からインクが漏れ出たり、接
続部から外気が直接インク収納室へ入ることはなく、イ
ンク収納部は気液交換通路14を除いて実質的な密閉状
態となる。
【0083】すると、インク収納部53内のインクが気
液交換通路14へ流れて負圧発生部材収納室の負圧発生
部材13との間にインクパスが形成される。インクパス
が形成されると、負圧発生部材の毛細管力により、図8
(b1)に示すようにインク収納部から負圧発生部材へ
のインク移動が開始され、その結果、負圧発生部材の界
面が上昇する。また、内壁54は、インク収納部53の
体積が減少する方向に、面積最大の面の中央部から変形
をはじめようとする。
【0084】ここで、外壁51は内壁54の角部の変位
を抑制する働きをするため、インク収納部はインク消費
による変形の作用力と初期状態(図8(a1),(a
2))の形状に戻ろうとする作用力とが働き、急激な変
化をすることなく、変形の度合いに応じた負圧を発生す
るようになる。内壁と外壁の空間は、外気連通口55を
介して外気に連通しているので、上記変形に応じて内壁
54と外壁51との間に空気が導入される。
【0085】なお、図8(a1)で空気が気液交換通路
14内に存在していても、インク収納部内のインクが負
圧発生部材に接触することでインクパスが形成される
と、インクの導出に伴いインク収納部が変形するので、
空気はインク収納部53へと容易に移動することができ
る。
【0086】また、大気導入溝へのインク導入について
は、本実施例のようにインク収納部の発生する負圧より
大気導入溝の毛管力が大きい場合はインクが充填され
る。
【0087】インク移動が開始され、負圧発生部材にイ
ンクが充填されていくと、図8(c1)に示すように、
大気導入溝の上端部より上方にもインクが充填されるよ
うになり、大気導入溝は大気とは連通しなくなる。
【0088】すると、インク収納室は負圧発生部材収納
室を介してのみインク及び大気のやり取りを行なうよう
になるため、インク収納室の気液交換通路における静負
圧と、負圧発生部材収納室の気液交換通路における静負
圧とが等しくなるように、さらなるインクの移動が行な
われる。
【0089】図8(c1)に示す場合では、大気導入溝
が大気と連通しなくなったときの負圧発生部材収納室側
の負圧がインク収納室側の負圧より大きいので、両者の
負圧が等しくなるまで、インク収納室から負圧発生部材
収納室へ更なるインク移動が行なわれ、それに伴い負圧
発生部材収納室の負圧発生部材が保持するインク量が増
大している。
【0090】以上説明したように、インク収納室と負圧
発生部材収納室との接続におけるインク収納室から負圧
発生部材収納室へのインクの移動は、インク収納室に負
圧発生部材を介した気体の導入をすることなく行われ
る。平衡状態となった時のそれぞれの室の静負圧は、イ
ンク供給口に接続される記録ヘッドなどの液体吐出記録
手段(不図示)からインクが漏れ出ないよう、接続する
液体吐出記録手段の種類に応じて適切な値となるように
設定すればよい。
【0091】インク収納部から移動可能なインク量の下
限は、大気導入溝の上限レベル(後述する気液界面)ま
で負圧発生部材をインク充填する時のインク量であり、
上限は負圧発生部材を完全にインク充填する時のインク
量となる。従って、接続前に負圧発生部材に保持される
インク量のばらつきを考慮したうえで、これらの上限、
下限のインク量から負圧発生部材へ移動するインク量を
決定すると、このインク量と平衡状態での負圧の値αを
もとに負圧発生部材に対応したインク収納部の材料、厚
さを適切に選択することができる。
【0092】また、接続前に負圧発生部材に保持される
インク量のばらつきが存在するため、図8(c1),
(c2)に示すように平衡状態に達した場合でも、負圧
発生部材にインクが充填されない領域が残っていること
がある。この領域は、バッファ部とあわせ、後述する温
度や圧力の変化に対するバッファ領域として利用するこ
とができる。
【0093】さて、上述の各実施の形態においては、筐
体としての強度を有する外壁と、内部にインクを収容す
るために耐インク性やガスバリア性に優れた内壁との界
面は、少なくとも分離可能な材質によって形成されてい
る。そのため、内壁により形成されたインク収納部内部
のインクの導出に伴い、内壁が変形することでインクジ
ェット記録ヘッドに適した負圧を発生することができる
ものである。
【0094】これに対し、外壁、内壁のそれぞれの物理
的な性質はそのままで、それぞれの材料を適宜選択する
ことで、両者を分離不能な材質によって形成することも
可能である。内壁と外壁とが分離不能なため、第1の実
施形態にこのような構成のインクタンクを適用すること
は難しいが、図8に示した効果を期待しない場合には、
第2の実施の形態には適用可能である。上述の構成は、
供給口部のシールが、強度の弱い内壁だけで構成されて
いるために、中空針などで容易に供給口のシールを必要
なときに開封することができるという利点があり、イン
クジェット記録分野以外の液体(ドレッシングなどの調
味料や飲料水など)を収納する容器全般に適用可能であ
る。
【0095】<液体吐出記録装置>以下に、図1に示し
たインクタンクを搭載して記録を行うインクジェット記
録装置について説明する。図9は、図1に示したインク
タンクを搭載するインクジェット記録装置の概略図であ
る。
【0096】図9において、ヘッドユニット(不図示)
及びインクタンク100は、インクジェット記録装置本
体にキャリッジ4520の位置決め手段(不図示)と所
定軸廻りに回動する接続板5300によって固定支持さ
れるとともに、該キャリッジに対してそれぞれ着脱可能
な形で装着される。駆動モータ5130の正逆回転は駆
動伝達ギア5110、5090を介してリードスクリュ
ー5040に伝達され、これを回転させ、またキャリッ
ジ4520はリードスクリュー5040の螺旋溝505
0に係合するピン(不図示)を有する。これによって、
キャリッジ4520は装置長手方向に往復移動される。
【0097】符号5020は記録ヘッドユニット内の各
記録ヘッドの前面をキャッピングするキャップを示し、
キャップ5020は、不図示の吸引手段によりキャップ
内開口を介して記録ヘッドの吸引回復を行うために用い
られる。キャップ5020はギア5080等を介して伝
達される駆動力により移動して各記録ヘッドの吐出口面
を覆うことができる。キャップ5020の近傍には、不
図示のクリーニングブレードが設けられ、このブレード
は図の上下方向に移動可能に支持されている。ブレード
は、この形態に限られず、周知のクリーニングブレード
が本例に適用できることは言うまでもない。
【0098】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジ4520がホームポジションに移
動したときにリードスクリュー5050の作用によって
それらの対応位置で所望の処理が行えるように構成され
ているが、周知のタイミングで所望の動作を行うように
すれば、本例にはいずれも適応できる。
【0099】ここで、このような往復移動をするキャリ
ッジに本願発明のインクタンクを搭載する場合の利点に
ついて説明する。
【0100】本願発明のインクタンクは、インク収納室
が変形可能な部材となっているため、キャリッジの走査
によるインクの揺動をインク収納部の変形により緩和す
ることができる。このようなキャリッジの走査に対して
負圧の変動を発生させないようにするためには、インク
収納部の角部の一部が対応する筐体内面から離脱してい
ないか、離脱していても近傍に位置することが望まし
い。また、本実施例のように対向する一組の最大面積面
を有するインク収納部については、その対向する最大面
積面を、キャリッジの走査方向に対して略直交する方向
となるようにキャリッジに搭載することで、上述のイン
ク揺動の緩和効果をより一層効果的なものとすることが
できる。
【0101】また、記録装置にインク収納室の外壁を介
して内壁を加圧する加圧回復手段4510を搭載しても
よい。この場合、インク収納室に光を透過させ、その反
射の状態によりインクの有無を検知する発光手段と受光
手段とを備える液体有無検知検知手段5060と、記録
ヘッドの不吐出を検知する不吐出検知手段Xと、制御手
段Yとを備えると、例えば次のようなシーケンスを採用
することにより、負圧発生部材の気液交換経路近傍領域
からインク供給口近傍領域でインク切れを解消すること
ができる。
【0102】まず、インク収納室を交換した場合、キャ
ップ5020を利用した通常の吸引回復処理後に、交換
したインク収納室に対応するヘッドのノズルで不吐出が
検知される場合、加圧回復手段4510による加圧回復
動作を行うことで通常の状態に復帰することができる。
また、使用途中に、液体有無検知検知手段で「インクあ
り」の状態が、不吐出検知手段によって対応するヘッド
のノズルに「不吐出」の状態がそれぞれ検知され、通常
の吸引回復処理で不吐出が解消されない場合にも、加圧
回復手段4510による加圧回復動作を行うことで通常
の状態に復帰することができる。いずれの場合も、加圧
回復を行うインクタンクに対応する記録ヘッド部はキャ
ップによりキャッピングを行ない、記録ヘッド部からの
不用意なインク漏れを防止することが好ましい。
【0103】なお、液体有無検知検知手段は上述した光
学式のものだけではなく、ドットカウント方式など他の
方式を適用してもよいし、いくつかの方法を組合わせて
もよい。
【0104】さらに、上述の各実施の形態の液体収納容
器においては、記録ヘッドに装着後、使用途中の状態で
着脱を繰り返すと容器からインク漏れの恐れがあるた
め、制御手段Yにより、記録ヘッドに対して一度装着し
た後は、インクが無くなるまで交換を禁止することがよ
り望ましい。具体的には、液体収納容器の交換を、キャ
リッジが容器の交換ポジションにいるときのみ可能とす
るとともに、液体有無検知検知手段5060によって液
体がないことが検知されてはじめて液体収納容器の交換
ポジションに移動するような本体シーケンスを採用する
構成が挙げられる。また、液体有無検知検知手段506
0の検知結果に基づき、液体がなくなった時点で液体収
納容器を固定するカバー5300のロック5310が解
除され、交換を可能としてもよい。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体収納
容器及びこれを用いるインクジェットカートリッジによ
れば、液体収容部に収納された液体が外部に供給される
液体供給口が、液体収容部を形成する内壁のみによって
封止されており、記録ヘッドに装着される際、液体供給
口の内壁が記録ヘッドに設けられたインク供給管によっ
て破られ、記録ヘッドへの液体供給が可能になる。その
ため、従来のように供給口にシールテープやキャップ部
材を設ける構成と異なり、物流時に液体漏れのおそれが
なく、また使用時においても廃棄物のない容器を提供で
きる。
【0106】また、本発明のインクジェット記録装置に
おいては、液体収納容器が弁機構を必要としないため、
残量検知によってインクがなくなった時点で液体収納容
器の交換ポジションに移動しない限り、液体収納容器の
交換ができないように本体シーケンスを採用することに
より、液体の漏れを防止することができる。または、残
量検知によって、液体がなくなった時点で液体収納容器
を固定するレバー及びカバーのロックが解除され、交換
を可能とすることで、液体の漏れを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体収納容器の第1の実施の形態であ
るインクタンクの構造を示す模式的概略図である。
【図2】図1に示したインクタンクにインクを収容し、
インクタンクのインク供給部からインクを導出したとき
の変化を示す図である。
【図3】図1に示したインクタンクの製造工程を示す図
である。
【図4】インクタンクの製造手順を示すフローチャート
である。
【図5】図3及び図4に示した製造方法におけるパリソ
ン位置を示す図である。
【図6】図1に示したインクタンクの記録ヘッドへの接
続を示す図であり、(a)はインクタンクと接続可能な
記録手段である記録ヘッドの概略図、(b)はこの記録
ヘッドとインクタンクとの接続状態における断面概略図
である。
【図7】本発明の液体供給システムを適用可能なインク
タンクの概略説明図であり、(a)は斜視図、(b)は
インクタンクを記録ヘッドに接続した場合の断面図であ
る。
【図8】図7に示したインクタンクのインク収納室と負
圧発生部材収納室との接続動作におけるそれぞれの室の
変化の一例を(a)〜(c)の順に示す概略説明図であ
る。
【図9】図1に示したインクタンクを搭載するインクジ
ェット記録装置の概略図である。
【符号の説明】
1,100 インクタンク 10 負圧発生部材収納室 11 筐体 12,106 インク供給口 13 負圧発生部材 14 気液交換通路 15 大気連通口 16 バッファ室 17 大気導入溝 50 インク収納室 51,101 外壁 52 インク導入口 53 インク収納部 54,102 内壁 55 外気連通口 57 密閉手段 60 記録ヘッド部 61 吐出口 103 インク供給部 104 ピンチオフ部 105 外気連通口 107 内壁受け 211 主アキュムレータ 212 主押出機 203a,203b 副アキュムレータ 214a,214b 副押出機 215 リング 216 ダイ 217 パリソン 218 金型 219 エアノズル 401 記録ヘッドユニット 402 インク供給管 403 フィルタ 404 インク吐出部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略多角柱形状であって、該多角柱の3面
    の延長部がなす角部を有するとともに筐体を構成する強
    度を有する外壁と、 該外壁内面と同等もしくは相似形の外面および、前記外
    壁の角部に対応した角部を具備し、内部に液体を収容可
    能な液体収納部を形成する前記外壁より強度の弱い内壁
    と、 前記液体収納部に収納された液体を外部へ供給するため
    の液体供給部とを有する液体収納容器であって、 前記液体供給部は、前記内壁のみにより封止されている
    ことを特徴とする液体収納容器。
  2. 【請求項2】 前記外壁と前記内壁との界面は少なくと
    も分離可能な材質であるとともに、前記外壁に、外壁と
    内壁との間に大気を導入するための大気連通部を具備す
    ることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  3. 【請求項3】 前記液体供給部の内壁は該液体供給部の
    外壁端面よりも外側に突出していることを特徴とする請
    求項1に記載の液体収納容器。
  4. 【請求項4】 前記液体供給部の内壁は、たるみ部を有
    することを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  5. 【請求項5】 前記内壁及び外壁は、前記液体供給部が
    設けられている面を除いた面に最大面積となる面を有し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の液体収納容
    器。
  6. 【請求項6】 前記最大面積となる面を除いた面に、前
    記内壁が一体となる部分が外壁に挟持されているピンチ
    オフ部を有するとともに、該ピンチオフ部は、前記液体
    供給部を有する面と交差する面に設けられていることを
    特徴とする請求項5に記載の液体収納容器。
  7. 【請求項7】 前記ピンチオフを有する面と対向する面
    に、前記液体収納部に対して液体を注入する液体注入口
    を有することを特徴とする請求項6に記載の液体収納容
    器。
  8. 【請求項8】 前記内壁は、ピンチオフ部を除く部分が
    前記外壁に対して物理的に分離されていることを特徴と
    する請求項6に記載の液体収納容器。
  9. 【請求項9】 前記液体供給口部の内壁を挟んで前記液
    体収納部側に、前記液体供給部の内壁が前記液体収納部
    側に押された場合に前記液体供給部の内壁が前記液体収
    納部内に落ち込むことを防止する内壁受け面を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液体収納容器。
  10. 【請求項10】 前記内壁受け面は複数段にて形成され
    ていることを特徴とする請求項9に記載の液体収納容
    器。
  11. 【請求項11】 外殻を構成する強度を有する外壁と、 該外壁内面と同等の外面および、内部に液体を収納可能
    な液体収容部を具備するとともに前記外壁より強度の弱
    い内壁と、 該液体収容部に収納された液体を外部に供給する液体供
    給部と、 前記液体収容部に対して液体を注入する液体収入口と、
    を有し、 断面が多角形により構成される液体収納容器の製造方法
    であって、 前記外壁用の第1のパリソンと前記内壁用の第2のパリ
    ソンとを用意する工程と、 内部にエアを注入して前記第1及び第2のパリソンを膨
    張させて型に沿わせ、前記内壁と前記外壁とを略相似に
    形成する工程と、 前記内壁を前記外壁から剥離させる工程と、 前記外壁の一部を切除することで前記液体供給部を形成
    する工程と、を有することを特徴とする液体収納容器の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 前記液体供給部が、前記第1及び第2
    のパリソンの供給方向と略平行の面に設けられることを
    特徴とする請求項11に記載の液体収納容器の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記液体注入口が、前記第1及び第2
    のパリソンの供給方向と略垂直の面に設けられることを
    特徴とする請求項11に記載の液体収納容器の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記第1及び第2のパリソンの幅は、
    前記液体注入口の幅と略同一であることを特徴とする請
    求項11に記載の液体収納容器の製造方法。
  15. 【請求項15】 液体が収納される液体収納容器と、該
    液体収納容器と連結され記録信号に応じて液体を吐出す
    る記録ヘッド部とからなるインクジェットカートリッジ
    において、 該記録ヘッド部は、液体を吐出する記録ヘッドと、 記録ヘッドに液体を供給するための液体供給部および、
    大気と連通する大気連通部を有し、内部に液体を保持可
    能な負圧発生部材を収納する負圧発生部材収納室と、を
    備え、該液体収納容器は、略多角柱形状であって、該多角
    柱の3面の延長部がなす角部を有するとともに筐体を構
    成する強度を有する外壁と、 該外壁内面と同等もしくは相似形の外面および、前記外
    壁の角部に対応した角部を具備し、内部に液体を収容可
    能な液体収納部を形成する前記外壁より強度の弱い内壁
    と、 前記液体収納部に収納された液体を外部へ供給するため
    の液体供給部とを有し、 前記液体供給部は、前記内壁のみにより封止されている
    とともに、前記液体収納容器は前記負圧発生部材収納室
    に対して着脱可能であることを特徴とするインクジェッ
    トカートリッジ。
  16. 【請求項16】 液体が収納される液体収納容器と、該
    液体収納容器と連結され記録信号に応じて液体を吐出す
    る記録ヘッドとからなるインクジェットカートリッジ
    と、 該カートリッジを着脱自在に搭載し、走査されるキャリ
    ッジとを有してなるインクジェット記録装置において、 前記液体収納容器は、 略多角柱形状であって、該多角柱の3面の延長部がなす
    角部を有するとともに筐体を構成する強度を有する外壁
    と、 該外壁内面と同等もしくは相似形の外面および、前記外
    壁の角部に対応した角部を具備し、内部に液体を収容可
    能な液体収納部を形成する前記外壁より強度の弱い内壁
    と、 前記液体収納部に収納された液体を外部へ供給するため
    の液体供給部とを有し、 前記液体供給部は、前記内壁のみにより封止されている
    とともに、前記液体収納容器が前記記録ヘッドに装着さ
    れた際に、内部の液体がなくなるまで前記記録ヘッドか
    らの離脱が禁止されていることを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  17. 【請求項17】 前記キャリッジは、前記液体収納容器
    内部の液体がなくなった後に、交換ポジションに位置す
    ることを特徴とする請求項16に記載のインクジェット
    記録装置。
  18. 【請求項18】 前記液体収納容器は、前記キャリッジ
    上に固定され、内部の液体がなくなるまで固定されてい
    ることを特徴とする請求項16に記載のインクジェット
    記録装置。
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