JP2001063615A - サスペンションアーム支持装置 - Google Patents
サスペンションアーム支持装置Info
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Abstract
を著しく強固に支持できるようにする。 【解決手段】 車両前部におけるフロントクロスメンバ
11の左右端部に、断面略コ字状で車幅方向外側へ開口
しロアアームの一端を支持するロアアームブラケット1
5がそれぞれ固着されていると共に、断面略コ字状で車
両後方へ開口しフロントデフの端部を支持するデフマウ
ントブラケット19がそれぞれ固着されて、ロアアーム
ブラケット15及びデフマウントブラケット19が相互
に固着されている一方、フロントクロスメンバ11より
下方で略車幅方向に延びる補強部材aがブラケットdを
介して各デフマウントブラケット19の車幅中心側壁面
19cに連結されている。
Description
ペンションアームを強固に支持するための構成に関す
る。
アーム支持装置は、車幅方向に延びるフロントクロスメ
ンバの左右端部にそれぞれ断面略コ字状で車幅方向外側
へ開口するサスペンションアームブラケットが固着され
て、このサスペンションアームブラケットにサスペンシ
ョンアームの一端が取り付けられ、この場合、各サスペ
ンションアームブラケットは他のブラケット等とは離れ
て独立した状態でフロントクロスメンバの左右端部に固
着されているが、サスペンションアームブラケットが断
面略コ字状で車幅方向外側へ開口しているため、車両旋
回時等にサスペンションアームブラケットに作用する大
きなサスペンション入力、特に車幅方向に作用するサス
ペンション入力に対して、サスペンションアームブラケ
ットは構造的に剛性が比較的低いので、上記サスペンシ
ョン入力を確実に支持するためには、サスペンションア
ームブラケットの剛性をとくに高く設定する必要があ
り、従ってまた、車両の操縦安定性が悪化するおそれが
あった。
れたサスペンションメンバにおいては、車両のいわゆる
クロスメンバであるサスペンションメンバにサスペンシ
ョンアームの一端が直接取り付けられ、車幅方向に間隔
をおいてそれぞれサスペンションメンバ前後側壁間に挟
まれたスペーサがリインホースメントで連結されている
が、この場合のリインホースメントは、上下に大きく屈
曲したサスペンションメンバを補強するものであって、
クロスメンバにサスペンションアームの一端を取り付け
るためクロスメンバに固着され、クロスメンバに比較す
るとはるかに剛性が低いブラケットの補強に関してはな
んら示すところがない。
て、サスペンションアームを著しく強固に支持できるよ
うにしようとするものである。
るサスペンションアーム支持装置は、車両に設置されて
車幅方向に延びるクロスメンバと、断面略コ字状で車幅
方向外側へ開口し上記クロスメンバの左右端部にそれぞ
れ固着されてサスペンションアームの一端が取り付けら
れるサスペンションアームブラケットと、上記両サスペ
ンションアームブラケット間に配置されて略車幅方向に
延び上記両サスペンションアームブラケットを連結する
補強部材とを有している。
ぞれ固着されてサスペンションアームの一端が取り付け
られるサスペンションアームブラケット間に補強部材が
配置され、この補強部材が両サスペンションアームブラ
ケットを略車幅方向に連結しているので、車両旋回時等
にサスペンションアームブラケットへ車幅方向に作用す
るサスペンション入力に対し、補強部材が各サスペンシ
ョンアームブラケットの剛性を格段に高めることができ
る。
て説明する。図1〜図3において、車両の左右でそれぞ
れサイドメンバ10が車両前後方向に延び、両サイドメ
ンバ10の前端が車幅方向に延びる丸パイプ状のフロン
トクロスメンバ11により連結されていると共に、各サ
イドメンバ10の後部から下方へ延びるロアアームブラ
ケット12に車幅方向へ延びるクロスメンバ13の左右
端部がそれぞれ連結されて、フロントクロスメンバ11
から車両後方へ間隔をおいてクロスメンバ13により両
サイドメンバ10が連結されている。
は、ロアアームブラケット12と協同してダブルウイッ
シュボーン型サスペンションにおける二股ロアアーム1
4の一端を支持する断面略コ字状のロアアームブラケッ
ト15が固着されていると共に、フロントデフ16の左
側取付けブラケット17及び右側取付けブラケット18
の車両前方側端部をそれぞれ支持するための断面略コ字
状デフマウントブラケット19がそれぞれ固着されてい
る。
方向外側へ開口しているが、その車幅中心側壁面15´
と車両後方側へ開口した各デフマウントブラケット19
の車幅方向外側壁面19´とがそれぞれ固着されてお
り、壁面19´に固着されたウエルドナット20が壁面
15´に形成された孔部21内に配置されていて、ウエ
ルドナット20にねじ込まれてデフマウントブラケット
19に取り付けられた図示しないボルトにより左右取付
けブラケット17、18の車両前方側端部がそれぞれデ
フマウントブラケット19に支持されている。
けブラケット18の車両後方側端部を支持するためのデ
フマウントブラケット22が固着されていて、フロント
クロスメンバ11に固着された両デフマウントブラケッ
ト19とデフマウントブラケット22との3個所でそれ
ぞれ左右取付けブラケット17、18を介しフロントデ
フ16が支持されていると共に、クロスメンバ13に固
着された図示しないブラケットによりフロントデフ16
が支持されている。
近で下方に屈曲した丸パイプ製補強部材aがフロントク
ロスメンバ11より下方に配置され、補強部材aの左右
両端部がそれぞれ偏平につぶされてフランジbを形成し
ていて、各デフマウントブラケット19の車幅中心側壁
面19cにそれぞれ固着されたブラケットdの下面へ各
フランジbがボルト止めされており、左右のロアアーム
ブラケット15は二股ロアアーム14一端の支持点と略
同じ高さで、それぞれ左右のデフマウントブラケット1
9を介して補強部材aにより車幅方向に連結されてい
る。なお、eは、フロントクロスメンバ11と補強部材
aとの間に装備されたインタクーラ配管等の補機類であ
る。
部における車両前方側には、車両後方に開口する断面略
コ字状のスタビライザブラケット23と、スタビライザ
ブラケット23の上方を覆ってスタビライザブラケット
23の上端部に溶着された補機ブラケット24とがそれ
ぞれ配置され、箱形に一体化されたスタビライザブラケ
ット23及び補機ブラケット24のうち、各スタビライ
ザブラケット23の後端縁がそれぞれフロントクロスメ
ンバ11、ロアアームブラケット15及びデフマウント
ブラケット19に溶着されていると共に、各補機ブラケ
ット24の後端縁がそれぞれフロントクロスメンバ11
に溶着されており、各スタビライザブラケット23の前
面25には、車幅方向に延びるスタビライザ26が取付
け具27により取り付けられている一方、補機ブラケッ
ト24には図示しないラジエータ、オイルクーラ、ター
ボ付きエンジンの吸気用インタクーラ、あるいは、冷房
用冷媒コンデンサ等の補機が取り付けられている。
ブルウイッシュボーン型サスペンションの図示しない二
股アッパーアームを取り付けるためのアッパーアームブ
ラケット28が車両前後方向に間隔をおいてそれぞれ固
着されていると共に、車幅方向外側へ延びるバンプスト
ッパブラケット29の基端部が固着され、バンプストッ
パブラケット29の先端に設けられた受け板30と、二
股ロアアーム14の上面に設置されたバンプゴム31と
が略上下に配置されて、バンプストップ機構が形成され
ており、二股ロアアーム14の上方揺動に伴う受け板3
0及びバンプゴム31の衝突により二股ロアアーム14
の上方変位が制約されることとなる。
バ11に固着されて二股ロアアーム14の一端が取り付
けられた左右のロアアームブラケット15は、断面略コ
字状で車幅方向外側へ開口しているが、断面略コ字状で
フロントクロスメンバ11に固着されて車両後方側へ開
口するデフマウントブラケット19の壁面19´へ、車
幅中心側壁面15´が固着されていると共に、左右のデ
フマウントブラケット19を介して補強部材aにより車
幅方向に連結され、各デフマウントブラケット19及び
補強部材aによって車幅方向に補強されており、とく
に、補強部材aは丸パイプ製であって車幅方向の剛性が
高く、しかも、各ロアアームブラケット15による二股
ロアアーム14の支持点と略同じ高さで両ロアアームブ
ラケット15を連結しているため、車両旋回時等にロア
アームブラケット15に作用する大きなサスペンション
入力、特に車幅方向に作用するサスペンション入力に対
し、各ロアアームブラケット15の剛性を効果的に、か
つ、格段に高めて、二股ロアアーム14を著しく強固に
支持させることができるようになる。
せることができると同時に、二股ロアアーム14の一端
とロアアームブラケット15との間に配置されるゴムブ
ッシュを比較的柔らかく設定することができて、車両の
乗り心地を簡単に向上させることが可能となる。
ントクロスメンバ11より下方に配置されているので、
オフロード車の悪路走行時等において、フロントクロス
メンバ11と補強部材aとの間に配置された補機類eを
補強部材aが確実に保護することができる実用的利点が
ある。
ームブラケットがそれぞれデフマウントブラケットを介
して補強部材により車幅方向に連結されているが、デフ
マウントブラケットの介在を省略して、両ロアアームブ
ラケットを適宜補強部材で車幅方向に連結するようにし
ても、上記実施形態例と同様な作用効果を奏することが
できるものである。
けるものであるが、車両の後部にも同様に実施すれば、
上記各実施形態例と同等の作用効果を奏することができ
るのはいうまでもない。
持装置にあっては、クロスメンバの左右端部にそれぞれ
固着されてサスペンションアームの一端が取り付けられ
るサスペンションアームブラケット間に補強部材が配置
され、この補強部材が両サスペンションアームブラケッ
トを略車幅方向に連結していて、車両旋回時等にサスペ
ンションアームブラケットへ車幅方向に作用するサスペ
ンション入力に対し、補強部材が各サスペンションアー
ムブラケットの剛性を格段に高めることができるので、
各サスペンションアームブラケットがサスペンションア
ームを著しく強固に支持することにより車両の操縦安定
性を確実に向上させることが可能となる。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両に設置されて車幅方向に延びるクロ
スメンバと、断面略コ字状で車幅方向外側へ開口し上記
クロスメンバの左右端部にそれぞれ固着されてサスペン
ションアームの一端が取り付けられるサスペンションア
ームブラケットと、上記両サスペンションアームブラケ
ット間に配置されて略車幅方向に延び上記両サスペンシ
ョンアームブラケットを連結する補強部材とを有するサ
スペンションアーム支持装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記クロスメンバに
固着されると共に上記各サスペンションアームブラケッ
トの車幅中心側壁面にそれぞれ固着されデフ装置が取り
付けられるデフマウントブラケットを有し、上記補強部
材が上記各デフマウントブラケットを介して上記両サス
ペンションアームブラケットを連結したサスペンション
アーム支持装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
補強部材がパイプ材により形成されて、上記クロスメン
バより下方に配置されたサスペンションアーム支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24249399A JP3673892B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | サスペンションアーム支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24249399A JP3673892B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | サスペンションアーム支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001063615A true JP2001063615A (ja) | 2001-03-13 |
JP3673892B2 JP3673892B2 (ja) | 2005-07-20 |
Family
ID=17089915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24249399A Expired - Lifetime JP3673892B2 (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | サスペンションアーム支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3673892B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100384856B1 (ko) * | 2001-03-22 | 2003-05-23 | 기아자동차주식회사 | 전륜구동자동차의 제1디프마운팅 브라켓트 강성보강구조 |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24249399A patent/JP3673892B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100384856B1 (ko) * | 2001-03-22 | 2003-05-23 | 기아자동차주식회사 | 전륜구동자동차의 제1디프마운팅 브라켓트 강성보강구조 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3673892B2 (ja) | 2005-07-20 |
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