JP2001063428A

JP2001063428A - チャイルド・シート・アンカレッジ

Info

Publication number: JP2001063428A
Application number: JP24238599A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Arai; 善雄荒井
Original assignee: Tachi S Co Ltd
Current assignee: Tachi S Co Ltd
Priority date: 1999-08-30
Filing date: 1999-08-30
Publication date: 2001-03-13

Abstract

(57)【要約】【課題】乗り物シートのシート・クッションに簡単に
取り外し可能に止められ、そのシート・クッションのフ
レームにチャイルド・シートのロック装置を簡単で確実
にかみ合わせ結合できて安全性を確保でき、そして、シ
ート・バックが後方に倒されてフルフラットに使用され
る際、チャイルド・シート・アンカに邪魔されずに安息
可能にする。【解決手段】それは、シート・クッション・フレーム
２５のフレーム・リア２６に取り外し可能に止められる
ブラケット１１と、そのブラケット１１のトップに突き
出されてそのブラケット１１に固定的に支持されるアン
カ・ワイヤ１２と、前面１４にチャイルド・シート・ロ
ック差込み口１６を開口し、その差込み口１６にそのア
ンカ・ワイヤ１２を突き出させ、そして、そのブラケッ
ト１１に固定的に支持されてそのアンカ・ワイヤ１２を
覆う樹脂フォームド・ブロック１３とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の関係する分野】この発明は、乗り物シートにチ
ャイルド・シートを取り付けるチャイルド・シート・ア
ンカレッジに関する。

【０００２】

【背景技術】最近、チャイルド・シートは、背裏の下端
にロック装置を突き出し、そして、そのロック装置で自
動車シートのシート・クッションに取り付けられる構造
を採用する傾向にある。その自動車シートは、また、そ
のチャイルド・シートのそのロック装置に対応してその
シート・クッションの着座面の後方部分に一対のチャイ
ルド・シート・アンカ・ワイヤを左右方向に所定の間隔
を置いて突き出し、そして、そのアンカ・ワイヤにその
ロック装置をかみ合わせてそのシート・クッションにそ
のチャイルド・シートを取り付け可能にする。したがっ
て、その自動車シートがシート・バックを後方に倒して
フルフラットで使用される際、そのチャイルド・シート
・アンカ・ワイヤは安息を邪魔する不具合があった。

【０００３】

【発明の課題】この発明の課題は、乗り物シートのシー
ト・クッションに簡単に取り外し可能に止められ、その
シート・クッションのフレームにチャイルド・シートの
ロック装置を簡単で確実にかみ合わせ結合できて安全性
を確保でき、そして、シート・バックが後方に倒されて
フルフラットに使用される際、チャイルド・シート・ア
ンカに邪魔されずに安息可能にするところのチャイルド
・シート・アンカレッジの提供にある。

【０００４】

【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明は、
シート・クッション・フレームのフレーム・リアに取り
外し可能に止められるブラケットと、そのブラケットの
トップに突き出されてそのブラケットに固定的に支持さ
れるアンカ・ワイヤと、前面にチャイルド・シート・ロ
ック差込み口を開口し、その差込み口にそのアンカ・ワ
イヤを突き出させ、そして、そのブラケットに固定的に
支持されてそのアンカ・ワイヤを覆う樹脂フォームド・
ブロックとを含み、そして、チャイルド・シートの装着
時には、その差込み口にそのチャイルド・シートのロッ
ク装置を差し込んでそのアンカ・ワイヤにそのロック装
置をかみ合わせでき、また、そのチャイルド・シートの
非装着時には、取り付けたままに置かれても、また、取
り外しもできる。

【０００５】

【具体例の説明】以下、特定されて図示された具体例に
基づいて、この発明のチャイルド・シート・アンカレッ
ジを説明するに、図１ないし図７は、ワゴンのリア・シ
ート２０に活用されるところのこの発明のチャイルド・
シート・アンカレッジの具体例１０，１０，１０，１０
を示し、そして、そのリア・シート２０は、スプリット
・シートでシート・クッション２１、左右のシート・バ
ック２２，２２および左右のヘッド・レストレイント２
３，２３から組み立てられ、そして、そのシート・クッ
ション２１のリアにそのチャイルド・シート・アンカレ
ッジ１０，１０，１０，１０を用いる。勿論、そのチャ
イルド・シート・アンカレッジ１０，１０，１０，１０
は、その左右のシート・バック２２，２２に対応して左
右に対をなしてそのシート・クッション２１に配置され
る。さらに具体的には、そのチャイルド・シート・アン
カレッジ１０，１０，１０，１０は、そのシート・クッ
ション２１がその後面の左右のそれぞれに一対のチャイ
ルド・シート・アンカ取付け口２７，２７および２７，
２７を左右方向に所定の間隔を置き、そして、シート・
クッション・フレーム２５のフレーム・リア２６を部分
的に露呈させて切欠き状に開口するので、そのチャイル
ド・シート・アンカ取付け口２７，２７，２７，２７に
はめ込んでそのフレーム・リア２６にねじ止めされる。
また、その左右のシート・バック２２，２２は、左右の
リクライニング・デバイス２８，２８およびセンタ・フ
リー・ヒンジ２９でそのシート・クッション２１にヒン
ジ結合されて角度調整可能にも後方に倒されてフルフラ
ット可能にもされる。

【０００６】このチャイルド・シート・アンカレッジ１
０では、ブラケット１１が、そのシート・クッション・
フレーム２５のそのフレーム・リア２６に取り外し可能
に止められ、また、アンカ・ワイヤ１２が、そのブラケ
ット１１のトップに突き出されてそのブラケット１１に
固定的に支持され、さらに、樹脂フォームド・ブロック
１３が、前面１４にチャイルド・シート・ロック差込み
口１６を開口し、その差込み口１５にそのアンカ・ワイ
ヤ１２を突き出させ、そして、そのブラケット１１に固
定的に支持されてそのアンカ・ワイヤ１２を覆う。

【０００７】そのブラケット１１は、所定の厚さの鋼板
を切断したブランクを用い、そして、最初にそのブラン
クにフランジを折り曲げたアングル・プレートに成形さ
れ、そして、所定の位置にボルト穴１７を明けて作られ
る。

【０００８】そのアンカ・ワイヤ１２は、太い鋼線から
引き手形、すなわち、略Ｕ字形に折り曲げられ、そし
て、図５に示されたようにそのブラケット１１のトップ
に突き出されて両端でそのブラケット１１に溶接され
る。

【０００９】その樹脂フォームド・ブロック１３は、予
めそのアンカ・ワイヤ１２を溶接したそのブラケット１
１がセットされたところの型の中でウレタンからそのブ
ラケット１１に一体発泡され、そして、図２に示された
ようにそのシート・クッション２１のその取付け口２７
にそのシート・クッション２１の着座面２４を補う外形
でその前面１４から後面１５にその差込み口１６を通し
て開口させる縦断面形状のブロックに成形される。

【００１０】したがって、チャイルド・シート４０の装
着には、そのリア・シート２０は、図２および図３に示
されたようにその取付け口２７，２７にそのチャイルド
・シート・アンカレッジ１０，１０を取り付けて活用さ
れる。すなわち、予め、そのチャイルド・シート・アン
カレッジ１０，１０は、その取付け口２７，２７にはめ
込まれ、そのシート・クッション・フレーム２５のその
フレーム・リア２６の溶接ナット３０，３０にそのブラ
ケット１１，１１のそのボルト穴１７，１７を合わせ、
そして、そのナット３０，３０にボルト３１，３１をね
じ込み、そして、締め付けてそのシート・クッション２
１のその取付け口２７，２７に取り付けられる。そのチ
ャイルド・シート４０は、その差込み口１６，１６にロ
ック装置４１，４１を差し込んでそのアンカ・ワイヤ１
２，１２にそのロック装置４１，４１をかみ合わせる。
そのようにしてそのチャイルド・シート４０はそのリア
・シート２０、すなわち、そのシート・クッション２１
に簡単で確実に外れ止めされてセットされ、そして、安
全性が確保される。

【００１１】そのチャイルド・シート４０の非装着に
は、そのリア・シート２０はそのシート・クッション２
１のその取付け口２７，２７にそのチャイルド・シート
・アンカレッジ１０，１０を取り付けたままで使われて
もかまわない。そのアンカ・ワイヤ１２がその樹脂フォ
ームド・ブロック１３で覆われているので、そのリア・
シート２０がそのシート・バック２２を後に倒してフル
フラットの状態で安息に使われても乗員はそのアンカ・
ワイヤ１２の硬さに邪魔されずにゆったりくつろげる。
また、そのリア・シート２０はそのボルト３１，３１を
緩めてそのチャイルド・シート・アンカレッジ１０，１
０を取り外して使用される。そのようにそのチャイルド
・シート・アンカレッジ１０，１０はそのボルト３１，
３１で簡単に取り付けられ、また、取り外される。

【００１２】そのチャイルド・シート・アンカレッジ１
０はそのシート・クッション２１に取り付けられてその
リア・シート２０に外観を確保する。さらに、そのチャ
イルド・シート・アンカレッジ１０はそのシート・クッ
ション２１に色違いで取り付けられると、そのリア・シ
ート２０の外観は向上される。また、そのチャイルド・
シート・アンカレッジ１０はその樹脂フォームド・ブロ
ック１３がそのシート・クッション２１に同じ表皮で覆
われるところの構造にも作られる。

【００１３】先に図面を参照して説明されたところのこ
の発明の特定された具体例から明らかであるように、こ
の発明の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この発明の内容は、その発明の性質（ｎａ
ｔｕｒｅ）および本質（ｓｕｂｓｔａｎｃｅ）に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容
は、その発明の課題に相応し（ｂｅｃｏｍｍｅｎｓｕ
ｒａｔｅｗｉｔｈ）、そして、その発明の成立に必須
である。

【００１４】

【発明の便益】上述から理解されるように、この発明の
チャイルド・シート・アンカレッジは、シート・クッシ
ョン・フレームのフレーム・リアに取り外し可能に止め
られるブラケットと、そのブラケットのトップに突き出
されてそのブラケットに固定的に支持されるアンカ・ワ
イヤと、前面にチャイルド・シート・ロック差込み口を
開口し、その差込み口にそのアンカ・ワイヤを突き出さ
せ、そして、そのブラケットに固定的に支持されてその
アンカ・ワイヤを覆う樹脂フォームド・ブロックとを含
むので、この発明のチャイルド・シート・アンカレッジ
では、乗り物シートのシート・クッションに簡単に取り
外し可能に止めることが可能になり、チャイルド・シー
トのロック装置がそのシート・クッション・フレームに
簡単で確実にかみ合い結合できて安全性が確保され、そ
して、シート・バックが後に倒されてフルフラットの状
態に使用される際、乗員はそのアンカ・ワイヤに邪魔さ
れずに十分に安息可能になり、さらに、その乗り物シー
トの外観が向上され、その結果、自動車シートにとって
非常に有用で実用的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のチャイルド・シート・アンカレッジ
の具体例を用いるところのワゴンのリア・シートを示し
た分解斜視図である。

【図２】図１に示されたそのリア・シートを前から見て
示した部分斜視図である。

【図３】図１に示されたそのリア・シートを後から見て
示した部分斜視図である。

【図４】図２の４−４線に沿って示した断面図である。

【図５】そのチャイルド・シート・アンカレッジのブラ
ケットおよびアンカ・ワイヤを示した斜視図である。

【図６】そのチャイルド・シート・アンカレッジが取り
付されたところのそのリア・シートを前から見た部分斜
視図である。

【図７】そのチャイルド・シート・アンカレッジが取り
外されたところのそのリア・シートを後から見た部分斜
視図である。

【符号の説明】

１１ブラケット１２アンカ・ワイヤ１３樹脂フォームド・ブロック１４前面１６チャイルド・シート・ロック差込み口

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シート・クッション・フレームのフレー
ム・リアに取り外し可能に止められるブラケットと、そ
のブラケットのトップに突き出されてそのブラケットに
固定的に支持されるアンカ・ワイヤと、前面にチャイル
ド・シート・ロック差込み口を開口し、その差込み口に
そのアンカ・ワイヤを突き出させ、そして、そのブラケ
ットに固定的に支持されてそのアンカ・ワイヤを覆う樹
脂フォームド・ブロックとを含むチャイルド・シート・
アンカレッジ。
【請求項２】そのフォームド・ブロックが、表皮で覆
われる請求項１に記載のチャイルド・シート・アンカレ
ッジ。