JPH0585241A - 車両用シート構造 - Google Patents

車両用シート構造

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JPH0585241A
JPH0585241A JP3249449A JP24944991A JPH0585241A JP H0585241 A JPH0585241 A JP H0585241A JP 3249449 A JP3249449 A JP 3249449A JP 24944991 A JP24944991 A JP 24944991A JP H0585241 A JPH0585241 A JP H0585241A
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JP
Japan
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seat
child
adult
seat back
frame
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JP3249449A
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English (en)
Inventor
Kunio Nishiyama
国男 西山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幼児等の子供から種々の体格の大人に亘る広
範囲の乗員を対象として適用することができ、しかも着
脱操作が容易かつ確実な車両用シート構造を得ることを
目的である。 【構成】 大人用シートのシートバックはシート装着用
リテーナ42を備え、その保持部42Aへレリーズレバ
ー連結ロッド20が着脱可能に嵌入されている。また、
子供用シート50及び前記シートバックとその形状が異
なる代替用のシートバックも同様に前記リテーナ42を
備え前記ロッド20へ嵌入可能とされている。従って、
シートバックを離脱させることにより、子供用シート5
0及び代替用シートのいずれをも装着させることがで
き、しかもその着脱操作も容易かつ確実に行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に装備された大人
用シートに子供用シートを装着させ、あるいは大人が用
いる場合においてもその体格に応じてシートバックを取
り替えることを可能とした車両用シート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、幼児を車両に乗せる場合に所
謂チャイルドシート等の子供用シートが用いられてお
り、この子供用シートに幼児を着座させて幼児をウエビ
ングで拘束するようにしていた。また、一般に子供用シ
ートは大人用シートのシートクッションへ載置され、こ
の状態で子供用シートが大人用シートへ装着されるよう
になっている(一例として、実開昭60−34026号
公報参照)。
【0003】この公報に開示された構造では、図11に
示されるように、大人が着座する大人用シート100の
シートクッション102にチャイルドシート104が載
置されている。このチャイルドシート104のシートバ
ック106の裏面には、第1の固定具108が配設され
ている。また、チャイルドシート104のシートクッシ
ョン110の側面には、第2の固定具112が配設され
ている。この構造によれば、大人用のウエビング114
を用いてチャイルドシート104が大人用シート100
に装着されるようになっている。すなわち、ショルダウ
エビング114Aをシートバック106の裏面に這わせ
ると共に第1の固定具108へ挿通させ、ラップウエビ
ング114Bをシートバック106の裏面に這わせると
共に第2の固定具112へ挿通させた後、図示しないタ
ングプレートをバックル装置116へ係合させることに
よりウエビング114の張力でチャイルドシート104
を大人用シート100へ装着する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造によると、第1の固定具108へショルダウエビング
114Aを挿通させ、かつ第2の固定具112へラップ
ウエビング114Bを挿通させる操作が必要であり、装
着操作が煩雑化するという問題点が生じる。また、大人
用シート100のウエビングを用いてチャイルドシート
104を装着するため、大人用シート100の所定位置
にチャイルドシート104を装着するための組付作業が
煩わしい等の問題点が生じる。
【0005】一方、最近では、大人が大人用シートに着
座する場合において、大人用シートのシートバックの形
状と乗員の体格とが合わない場合に、容易に乗員の体格
に適合させることができるようにしたいという要請があ
る。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、幼児等の子供
から種々の体格の大人に亘る広範囲の乗員を対象として
適用することができ、しかも着脱操作が容易かつ確実な
車両用シート構造を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用シー
ト構造は、車両に装備された大人用シートにおいてシー
トクッションに対して傾倒可能とされかつ標準となる乗
員の体格に合わせた形状の標準シートバックが該標準シ
ートバックを支持する支持手段に着脱可能に設けられ、
前記支持手段に着脱可能に設けられた子供用シート及び
前記標準となる乗員の体格と異なる乗員の体格に合わせ
た形状の代替用シートバックのいずれかが前記標準シー
トバックの前記支持手段からの離脱状態で前記支持手段
に装着されることを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明に係る車両用シート構造では、大人用シ
ートのシートクッションに標準となる乗員の体格と略一
致する体格の乗員が着座する大人用シートの通常の使用
状態では、標準シートバックが支持手段に装着された状
態とされる。この状態から、子供用シートを大人用シー
トに装着させる場合には、大人用シートの標準シートバ
ックが支持手段から離脱されて、替わりに子供用シート
が支持手段に装着される。一方、着座する大人の乗員の
体格が標準となる乗員の体格と異なる場合、この標準シ
ートバックでは乗員の体格に適合しない。そこで、標準
シートバックが支持手段から離脱されて、替わりにこの
乗員の体格に適合する形状の代替用シートバックが支持
手段に装着される。
【0009】このように大人用シートの標準シートバッ
ク、子供用シート及び代替用シートバックが支持手段に
着脱可能に設けられているので、必要に応じて適宜これ
らの内のいずれかを選択して乗員の体格に応じた車両用
シートの使用状態を得ることが可能となる。
【0010】また、子供用シートを支持手段に装着させ
た場合には、従来のように大人用のウエビングを用いて
子供用シートを大人用シートに装着する構造に比し、子
供用シートの大人用シートへの着脱操作が容易になると
共に子供用シートの大人用シートに対する組付位置を画
一的に決めることができる。
【0011】一方、大人用として用いる場合において、
着座する乗員の体格と標準シートバックの形状とが適合
しないときには、代替用シートバックを支持手段に装着
させれば、この乗員の体格に適合した車両用シートの使
用状態を得ることができるので、乗員の体格がいかよう
であっても快適な着座感が得られる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図10を用いて、本発明に係る
車両用シート構造について説明する。なお、これらの図
において適宜示される矢印FRは車両前方側、矢印UP
は車両上方側、矢印INは車両室内側をそれぞれ示して
いる。
【0013】図8、図9及び図10には車両に装備され
る大人用シート10が示されている。大人用シート10
は、シートレール82との間にコンターマット88が介
在されたシートクッション12、車両後方側の面にバッ
クバネ24が配置された標準シートバックとしてのシー
トバック14及び下部に開口部80が設けられたヘッド
レスト16を備えている。これらの部材は、シートレー
ル82の車両後方側に配設された一対のラチェット84
にビス86で固定される後述するバックフレーム22に
組付けられている。また、大人用シート10は図示しな
いリクライニング装置を備え、サイドサポートガーニッ
シュ17に設けられたレリーズレバー18を操作するこ
とにより、支持手段の一部であるレリーズレバー連結ロ
ッド20(図3参照)により左右のラチェット84とポ
ールを介してシートバック14はシートクッション12
に対して傾倒可能とされている。なお、この大人用シー
ト10回りには、図示しない3点式シートベルト装置が
装備されており、シートクッション12に大人が着座し
た場合にウエビング装着状態となることができる。
【0014】また、シートバック14及びヘッドレスト
16の車両後方側の面には支持手段の他の一部であるバ
ックフレーム22が配設されている。図1、図2、図9
及び図10に示されるように、バックフレーム22は略
枠状とされており、シートバック14の高さ方向に沿っ
て互いに平行とされた一対の側部フレーム22A、側部
フレーム22A間に横架された上端部水平フレーム22
B、上部水平フレーム22C、中間部水平フレーム22
D、下端部水平フレーム22Eを備えている。バックフ
レーム22の上部水平フレーム22Cと下端部水平フレ
ーム22Eとの間には、バックバネ24(図1、図10
参照)が張設されている。
【0015】また、ヘッドレスト16はこのバックフレ
ーム22に固定されているが、シートバック14はバッ
クフレーム22に着脱可能とされている。なお、シート
バック14のバックフレーム22への着脱構成について
は後述する。
【0016】大人用シート10のシートバック14の車
両前方側の表面は、シートバックカバー26で覆われて
いる。図7に示されるように、シートバックカバー26
の両側部には、平板状のカバー側部用リテーナ28が逢
着されている。このカバー側部用リテーナ28は、バッ
クフレーム22の側部フレーム22Aに形成されたU字
形状のフック30に嵌入されている。これにより、シー
トバックカバー26の両側部がバックフレーム22に係
止されている。
【0017】また、図6に示されるように、シートバッ
クカバー26の上端部には、U字形状のカバー上部用リ
テーナ32が逢着されている。このカバー上部用リテー
ナ32へは、バックフレーム22の上部水平フレーム2
2Cの下端部に嵌入されている。これにより、シートバ
ックカバー26の上端部がバックフレーム22に係止さ
れている。なお、図6において二点鎖線で示されるアン
カープレート36は大人用シート10のシートバック1
4がバックフレーム22から離脱された状態でかつ後述
する子供用シート50をバックフレーム22に装着させ
た状態を示しており、その詳細は後述する。
【0018】さらに、図3に示されるように、シートバ
ックカバー26の下端部には、平板状のカバー下部用リ
テーナ38が逢着されている。このカバー下部用リテー
ナ38は、シートバック14のバックパッド40内に埋
設された次に説明するシート装着用リテーナ42のカバ
ー係止部42Bに嵌入されている。これにより、シート
バックカバー26の下端部がシート装着用リテーナ42
に係止されている。
【0019】シート装着用リテーナ42は、両先端が弾
性変形可能なU字形状の保持部42Aを備えている。ま
た、このシート装着用リテーナ42には、保持部42A
に隣接する位置(車両前方側)にU字形状のカバー係止
部42Bが形成されている。保持部42A及びカバー係
止部42Bの開口端はいずれも車両下方側を向いてい
る。さらに、シート装着用リテーナ42には、保持部4
2Aの車両後方側の先端部42Cが車両後方側へ向けて
屈曲されている。
【0020】シート装着用リテーナ42の車両後方側の
先端部42Cは、バックフレーム22の下端部水平フレ
ーム22Eに沿って延ばされている。なお、バックフレ
ーム22の下端部水平フレーム22Eの下端部には、バ
ックフレーム22の背面部を覆う背裏カバー44(図1
0にも示される)が係止されている。すなわち、背裏カ
バー44の下端部裏面には、U字形状のフレームカバー
用リテーナ46が逢着されており、このフレームカバー
用リテーナ46へは下端部水平フレーム22Eが嵌入さ
れている。従って、シート装着用リテーナ42の車両後
方側の先端部42Cは、フレームカバー用リテーナ46
と接した状態となり、シート装着用リテーナ42がはず
れるのを防止していると共に隙間が見えるのを防止して
いる。なお、背裏カバー44の側部は、クリップ47で
バックフレーム22の側部22Aに弾性的に係止されて
いる(図7参照)。
【0021】また、シート装着用リテーナ42の保持部
42Aには、図示しないリクライニング装置のレリーズ
レバー連結ロッド20が嵌入されている。これにより、
シートバック14はレリーズレバー連結ロッド20を介
してバックフレーム22へ装着されて支持されている。
【0022】一方、図1及び図2には、大人用シート1
0のシートバック14がバックフレーム22から離脱さ
れて子供用シート50が装着された状態が示されてい
る。この子供用シート50は、所謂チャイルドシートと
いわれるもので1才位から3才未満程度の幼児を乗せる
ものである。子供用シート50はシートクッション52
とシートバック54とが一体とされている。また、シー
トクッション52からはバックル装置56が立設されて
おり、子供拘束用ベルト58がパッド59を介してタン
グプレート60と係合可能とされている。この子供拘束
用ベルト58の車両後方側の端部は、シートバック54
の上部に設けられたまくら部54Aの下端を挿通しバッ
クフレーム22へ案内されている。なお、まくら部54
Aの凸部54Bはヘッドレスト16の開口部80へ嵌め
込まれて固定されている。
【0023】図1に示されるように、シートクッション
52のクッションパッド61の肉厚方向中間部には平面
視でコ字形枠状のクッションフレーム62が埋設されて
いる。図1及び図4に示されるように、クッションフレ
ーム62の自由端部62Aはシートクッション52及び
シートバック54を貫通しており、かつヒンジピン64
を介してロックプレート66に連結されている。このロ
ックプレート66は長手方向中間部で直角に屈曲されて
おり、その屈曲端部66Aはバックフレーム22の下端
部水平フレーム22Eに固着された差込み部68の係合
溝70へ着脱可能に係合されている。
【0024】また、図1、図5及び図6に示されるよう
に、各子供拘束用ベルト58の先端部には略三角形状の
アンカープレート36が係止されている。アンカープレ
ート36の中央部には小径円孔72Aと大径円孔72B
とが一部重合した形状の係合孔72が形成されている。
このアンカープレート36に対応して、バックフレーム
22の上部水平フレーム22Cには段付ボルトとされた
アンカーボルト74が一部突出した状態に螺合されてい
る。このアンカーボルト74の頭部74Aは係合孔72
の大径円孔72Bを貫通可能であるが小径円孔72Aは
貫通不可能とされており、また軸方向中間部74Bは大
径円孔72Bのみならず小径円孔72Aをも貫通可能と
されている。従って、子供(図1に二点鎖線で示され
る)の子供用シート50への着座状態で子供の上体移動
により子供拘束用ベルト58が図6の矢印A方向へ引っ
張られた場合にアンカープレート36がアンカーボルト
74から離脱することはない。
【0025】また、図3に示される前述したシート装着
用リテーナ42は、子供用シート50におけるシートバ
ック54のバックパッド76の下部にも同様に埋設され
ている。なお、子供用シート50に埋設されるシート装
着用リテーナ42の構成については、既に説明した大人
用シート10の場合と同様であるので省略する。
【0026】また、大人用シート10のシートバック1
4のバックパッド40の形状と異なる形状とされた図示
しない代替用のシートバックにも、シートバック14と
同一構成のシート装着用リテーナ42等が設けられてお
り、シートバック14と交換することが可能とされてい
る。
【0027】以下に、本実施例の作用を説明する。標準
の大人用シート10として使用する場合には、図8及び
図9に示されるように標準シートバックであるシートバ
ック14が装着された状態とされる。すなわち、シート
バック14のシート装着用リテーナ42の保持部42A
へレリーズレバー連結ロッド20が嵌入されてバックフ
レーム22に支持された状態とされる。この状態では、
大人がシートクッション12に着座することが可能であ
る。
【0028】一方、この状態から子供用シート50を装
着させるには、まず大人用シート10のシートバック1
4がバックフレーム22から離脱される。
【0029】すなわち、カバー上部用リテーナ32がバ
ックフレーム22の上部水平フレーム22Cから離脱さ
れ、カバー側部用リテーナ28が側部フレーム22Aの
フック30から離脱され、更にレリーズレバー連結ロッ
ド20からシートバック14と一体となったシート装着
用リテーナ42が離脱される。これにより、シートバッ
クカバー26とバックパッド40から成るがシートバッ
ク14が、バックフレーム22から離脱される。シート
バック14が離脱された状態では、大人用シート10の
内、残された部分はシートクッション12とバックフレ
ーム22とヘッドレスト16となり、シートバック14
が装着されていた部分に開口部が形成されることにな
る。
【0030】シートバック14の離脱操作が終了した
後、子供用シート50の装着操作が行われる。まず、子
供用シート50のシート装着用リテーナ42の保持部4
2Aを弾性変形させながら、レリーズレバー連結ロッド
20へ嵌入させる。次に、図4に示されるように、クッ
ションフレーム62のロックプレート66の屈曲端部6
6Aが差込み部68の係合溝70へ係合される。続い
て、図5及び図6に示されるように、子供拘束用ベルト
58のアンカープレート36とアンカーボルト74とを
係合させる。具体的には、アンカープレート36の大径
円孔72Bへアンカーボルト74をその頭部74Aから
挿通させた後、アンカープレート72を若干図6の矢印
A方向へ引き込んで小径円孔72Aへアンカーボルト7
4の軸方向中間部74Bを係合させる。次に、シートバ
ックカバー26の上端部、側部のカバー上部用リテーナ
32、カバー側部用リテーナ28が、バックフレーム2
2の上部水平フレーム22Cの先端部、側部フレーム2
2Aのフック30に引っ掛けられる。なお、子供用シー
ト50のまくら部54Aは、その後面側に突出した凸部
54Bがヘッドレスト16の開口部80に嵌まり込むこ
とにより固定される。以上の操作により、子供用シート
50がレリーズレバー連結ロッド20に連結されてバッ
クフレーム22に支持される。
【0031】子供を子供用シート50に着座させる場合
には、バックル装置56からタングプレート60が離脱
された後、シートクッション52に子供を着座させる。
その後、タングプレート60がバックル装置56に係合
される。これにより、子供は、子供拘束用ベルト58の
装着状態となる。
【0032】なお、子供用シート50をバックフレーム
22から離脱させて大人用シート10にする場合には、
前述した操作と逆の操作を行えばよい。
【0033】一方、大人用シート10のシートバック1
4のクッションパッド40の形状が着座する乗員の体格
に適合しない場合には、クッションパッドの形状が異な
る代替用シートバックが装着される。代替用シートバッ
クのバックフレーム22への装着操作は、前述したシー
トバック14の離脱操作と逆に行えばよい。
【0034】このように本実施例では、大人用シート1
0のシートバック14、代替用シートバックの着脱操作
及び子供用シート50の着脱操作が、基本的にはシート
装着用リテーナ42とレリーズレバー連結ロッド20と
の嵌入操作のみで行われるので、子供用シート50の大
人用シート10への装着操作及びシートバック14と代
替用シートバックとの代替操作を容易かつ確実に行うこ
とができると共に幼児等の子供から種々の体格の大人に
亘る広範囲の乗員を対象として適用することができる。
【0035】また、従来のように大人用シート10のウ
エビングを用いて子供用シート50を装着させるのでは
なく、基本的な装着構成として前述したシート装着用リ
テーナ42とレリーズレバー連結ロッド20との嵌入操
作を用い、補助的な装着構成としてアンカープレート3
6とアンカーボルト74との係合操作、ロックプレート
66と差込み部68との係合操作を用いているので、子
供用シート50の大人用シート10への装着位置がずれ
ることなく所定位置に装着させることができる。
【0036】また、大人用シート10のシートバック1
4を離脱可能としたので、シートバック14が組み込ま
れた状態の大人用シート10に子供用シート50を装着
させる場合に比し、子供用シート50の装着状態の外観
品質を向上させることができる。
【0037】さらに、子供用シートを内蔵した大人用シ
ート(一例として、実開昭60−65135号公報参
照)では、大人が着座した場合に内蔵物により異物感が
あったり、内蔵される子供用シートと大人用シートとの
組付誤差等により異音が生じたり、コストアップを招く
等の不具合があるが、本実施例の子供用シート50は大
人用シート10と別体とされているので、そのような不
具合は生じない。さらに、子供用シート10を別体にし
たので、子供専用シートとして設計(クッション性能
等)及び製造することができ、例えば標準の大人用シー
ト10と同様の構成で同一のパッド厚さとすることも可
能となり、子供にとって最適の座り心地を確保すること
ができる。
【0038】また、本実施例では、シートバックカバー
28のバックフレーム22への取付が、上下左右共に係
止構成(上端部についてはカバー上部用リテーナ32及
びバックフレーム22の上部水平フレーム22C、両側
部についてはカバー側部用リテーナ28及びフック3
0)としているので、シートバックカバー28の取付け
及び取外しを容易かつ適正に行うことができる。
【0039】さらに、本実施例では、子供用シート50
として所謂チャイルドシートを適用したが、例えば、3
才以上の子供用の所謂ジュニアシート(シートクッショ
ンのみの構成)を適用することも可能であり、子供の年
齢に合わせてチャイルドシート、ジュニアシートを装着
させることができる。この点を補足すると、ジュニアシ
ートにクッションフレーム62、ロックプレート66を
配設し、大人用シート10のシートバック14の下部に
クッションフレーム62挿通用のスリットを形成する
か、あるいはクッションフレーム62の先端部62Aを
屈曲させてシートバック14を迂回させることにより、
ジュニアシートを大人用シート10に装着させることが
可能になる。
【0040】なお、本実施例では、大人用シート10及
び子供用シート50のシート装着用リテーナ42をレリ
ーズレバー連結ロッド20に嵌入させるように構成して
いるが、これに限らず、バックフレーム22の下端部水
平フレーム22E等に直接連結するように構成してもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両用
シート構造は、シートクッションに対して傾倒可能とさ
れた標準シートバックが支持手段に着脱可能に設けら
れ、同じく支持手段に着脱可能に設けられた子供用シー
ト及び代替用シートバックのいずれかが、標準シートバ
ックの離脱状態で装着されるように構成したので、幼児
等の子供から種々の体格の大人に亘る広範囲の乗員を対
象として適用することができ、しかも着脱操作が容易か
つ確実であるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シート構造が適用された一
実施例に係り、子供用シートとしての使用状態を示す車
両側方から見た図2の1−1線断面図である。
【図2】子供用シートが装着された状態を示す図1の斜
視図である。
【図3】シート装着用リテーナを中心に示す図1の3線
矢視拡大図である。
【図4】クッションフレームとバックフレームとの係合
構成を両者の非係合状態で示す図1の4線矢視部分の拡
大斜視図である。
【図5】子供拘束用ベルトとバックフレームとの係合構
成を両者の非係合状態で示す斜視図である。
【図6】図5のアンカープレート及びアンカーボルトを
中心に示す図1の5線矢視拡大図である。
【図7】シートバックカバーの側部とバックフレームと
の係止状態を示す図8の7−7線断面図である。
【図8】標準の大人用シートとしての使用状態を示した
図2に対応する斜視図である。
【図9】標準の大人用シートとしての使用状態を図8の
矢印9方向から見た状態で示す斜視図である。
【図10】図8及び図9に示される標準の大人用シート
の分解斜視図である。
【図11】従来例に係り、大人用シートに子供用シート
が装着された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 大人用シート 12 シートクッション 14 シートバック(標準シートバック) 20 レリーズレバー連結ロッド(支持手段) 22 バックフレーム(支持手段) 36 アンカープレート 42 シート装着用リテーナ 50 子供用シート 62 クッションフレーム 66 ロックプレート 68 差込み部 74 アンカーボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に装備された大人用シートにおいて
    シートクッションに対して傾倒可能とされかつ標準とな
    る乗員の体格に合わせた形状の標準シートバックが該標
    準シートバックを支持する支持手段に着脱可能に設けら
    れ、前記支持手段に着脱可能に設けられた子供用シート
    及び前記標準となる乗員の体格と異なる乗員の体格に合
    わせた形状の代替用シートバックのいずれかが前記標準
    シートバックの前記支持手段からの離脱状態で前記支持
    手段に装着されることを特徴とする車両用シート構造。
JP3249449A 1991-09-27 1991-09-27 車両用シート構造 Pending JPH0585241A (ja)

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JP (1) JPH0585241A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007195722A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
KR200474682Y1 (ko) * 2012-04-23 2014-10-07 주식회사 아이코치 접이식 센서모듈이 구비된 골프 시뮬레이션 장치

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JP2007195722A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
KR200474682Y1 (ko) * 2012-04-23 2014-10-07 주식회사 아이코치 접이식 센서모듈이 구비된 골프 시뮬레이션 장치

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