JP2001063326A - タイヤ空気圧警報装置 - Google Patents

タイヤ空気圧警報装置

Info

Publication number
JP2001063326A
JP2001063326A JP24644699A JP24644699A JP2001063326A JP 2001063326 A JP2001063326 A JP 2001063326A JP 24644699 A JP24644699 A JP 24644699A JP 24644699 A JP24644699 A JP 24644699A JP 2001063326 A JP2001063326 A JP 2001063326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle speed
alarm
pressure value
value
tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24644699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3424615B2 (ja
Inventor
Yoshinori Takamura
義徳 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP24644699A priority Critical patent/JP3424615B2/ja
Publication of JP2001063326A publication Critical patent/JP2001063326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3424615B2 publication Critical patent/JP3424615B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車速の変動によりタイヤ空気圧の異常判定用
基準圧力値が頻繁に変更され、タイヤ空気圧の警報の発
生と解除が繰り返されることを回避すること。 【解決手段】 タイヤ空気圧警報装置は、基準圧力値P
Sが低速側基準圧力値PSLであり、車速Vが第1基準
車速VH以上であると判定されると(ステップ215,
220)、基準圧力値PSを高速側基準圧力値PSHに
変更する(ステップ225)。また、基準圧力値PSが
高速側基準圧力値PSHであり、車速Vが第1基準車速
VHより小さい第2基準車速VL以下であると判定され
ると(ステップ215,245)、基準圧力値PSを低
速側基準圧力値PSLに変更する(ステップ250)。
そして、タイヤ空気圧警報装置は上記設定された基準圧
力値PSを用いてタイヤ空気圧Pに関する警報の発生・
解除をステップ230〜240によって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のタイヤ空気
圧を検出し、同検出されたタイヤ空気圧が異常である場
合に警報を発するタイヤ空気圧警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のタイヤ空気圧警報装置の一例
が、日本自動車工業会発行の自動車技術事例集発行番号
98432に開示されている。このタイヤ空気圧警報装
置は、タイヤ空気圧が基準圧力値以下の場合に警報を発
生するものであり、基準圧力値は車速が基準速度よりも
小さい低速走行時には通常の設定閾値に設定され、車速
が基準速度よりも大きい高速走行時には通常の設定閾値
よりも大きい高速用閾値に変更されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、車速が基準速度の近傍にて変動し
同基準速度を頻繁に横切る状態となると、これに伴って
基準圧力値が頻繁に変更される。このため、タイヤ空気
圧が通常の閾値と高速用閾値の間にある場合には、警報
の発生と解除が繰り返されるという問題がある。また、
閾値が変更されない場合であっても、検出した圧力はあ
る程度の幅をもって変動するため、これによっても警報
の発生と解除が繰り返されるという問題がある。
【0004】
【本発明の概要】本発明は、上記課題を解決するために
なされたものであって、その特徴の一は、タイヤ空気圧
を検出する空気圧検出手段と、検出されたタイヤ空気圧
と基準圧力値との比較結果に応じて警報を発生する警報
手段とを備えたタイヤ空気圧警報装置において、車速を
検出する車速検出手段と、検出された車速が第1基準車
速以上であるか否かを判定する第1車速判定手段と、検
出された車速が前記第1基準車速より小さい第2基準車
速以下であるか否かを判定する第2車速判定手段と、検
出された車速が前記第1基準車速以上であると判定され
たときに前記基準圧力値を第1の値から第2の値に変更
し、前記基準圧力値が第2の値とされている状態であっ
て検出された車速が前記第2基準車速以下であると判定
されたときに前記基準圧力値を前記第2の値から前記第
1の値に変更する第1基準圧力値変更手段とを備えたこ
とにある。
【0005】これによれば、車速が第1基準車速の近傍
で変動して第1基準車速を頻繁に横切っても第2基準車
速以下とならなければ、或いは、車速が第2基準車速の
近傍で変動して第2基準車速を頻繁に横切っても第1基
準車速以上とならなければ、基準圧力値が第1の値(低
速側基準圧力値)と第2の値(高速側基準圧力値)との
間で頻繁に切り変わることがないので、タイヤ空気圧が
第1の値と第2の値との間の値であったとしても、タイ
ヤ空気圧が異常であるとの警報及びその解除が頻繁に繰
り返されることはない。
【0006】本発明の他の特徴は、上記のタイヤ空気圧
警報装置において、車両の加速度を検出する加速度検出
手段と、検出された車速が前記第1基準車速より小さい
第3基準車速以上であるか否かを判定する手段と、検出
された加速度が基準加速度以上であるか否かを検出する
加速度判定手段と、検出された車速が前記第3基準車速
以上であって検出された加速度が前記基準加速度以上で
あると判定されたときに前記基準圧力値を前記第1の値
から前記第2の値に変更する第2基準圧力値変更手段と
を備えたことにある。
【0007】これによれば、車速が第1基準車速に至る
以前であっても、車速が第1基準車速に到達することが
予測される時点にて基準圧力値を切りかえることができ
るので、高速走行におけるタイヤ空気圧の不足をより早
く検出して警報を発生することができる。なお、上記第
3基準車速は上記第2基準車速と等しくてもよい。
【0008】本発明の他の特徴は、上記のタイヤ空気圧
警報装置において、車両の減速度を検出する減速度検出
手段と、検出された減速度が基準減速度以上であるか否
かを判定する減速度判定手段と、検出された車速が前記
第1基準車速以下であって検出された減速度が前記基準
減速度以上であると判定されたときに前記基準圧力値を
前記第1の値に変更する第3基準圧力値変更手段とを備
えたことにある。なお、減速度検出手段は上記加速度検
出手段と等価であり、減速度判定手段は、検出された加
速度が負の値であって、その絶対値が基準減速度の絶対
値より大きいか否かを判定する手段と等価である。
【0009】これによれば、車速が第2基準車速以下に
低下する以前であっても、車速が第2基準車速以下に低
下することが予測される時点にて基準圧力値を切りかえ
ることができるので、車両の運転状況に的確に対応した
タイヤ空気圧の警報動作(警報の解除)を行うことがで
きる。
【0010】本発明の他の特徴は、上記の何れかの特徴
を有するタイヤ空気圧警報装置における前記第1車速判
定手段が、検出された車速が前記第1基準車速を第1所
定時間以上継続して超えたときに同検出された車速が前
記第1基準車速以上であると判定するように構成されて
いることにある。
【0011】これによれば、車速が第1基準車速を超え
た場合であっても、その状態が第1所定時間だけ継続し
ない場合には、車速が第1基準車速より大きいとは判定
しない。従って、第1基準車速と第2基準車速との差を
小さく設定せざるを得ないような場合においても、車速
の変動が基準圧力値の変更となって現れ難いので、タイ
ヤ空気圧に関する警報の発生と解除が頻繁に行われる事
態を回避することができる。
【0012】本発明の他の特徴は、上記の何れかの特徴
を有するタイヤ空気圧警報装置における前記第2車速判
定手段が、検出された車速が前記第2基準車速を第2所
定時間以上継続して下回ったときに同検出された車速が
前記第2基準車速以下であると判定するように構成され
ていることにある。
【0013】これによれば、車速が第2基準車速より小
さくなった場合であっても、その状態が第2所定時間だ
け継続しない場合には、車速が第2基準車速より小さい
とは判定しない。従って、第1基準車速と第2基準車速
との差を小さく設定せざるを得ないような場合において
も、車速の変動が基準圧力値の変更となって現れ難いの
で、タイヤ空気圧に関する警報の発生と解除が頻繁に行
われる事態を回避することができる。
【0014】本発明の他の特徴は、タイヤ空気圧を検出
する空気圧検出手段と、指示に応じて警報を発生又は解
除する警報手段とを有するタイヤ空気圧警報装置におい
て、検出されたタイヤ空気圧が警報発生基準圧力値以下
であるとき前記警報手段に対し警報の発生を指示する警
報発生手段と、前記警報が発生している状態であって検
出されたタイヤ空気圧が警報発生基準圧力値より大きい
警報解除基準圧力値以上であるとき前記警報手段に対し
警報の解除を指示する警報解除手段とを備えたことにあ
る。
【0015】これによれば、タイヤ空気圧が警報発生基
準圧力値以下となったときに警報の発生を開始する。ま
た、警報が発生中であれば、タイヤ空気圧が警報発生基
準圧力値よりも大きい警報解除基準圧力値より大きくな
ったときに警報を解除する。これにより、タイヤ空気圧
が走行状態等によって変動しても、両基準圧力値を短時
間内に頻繁に横切る頻度が低減するため、タイヤ空気圧
に関する警報の発生と解除が頻繁に繰り返されることが
防止できる。
【0016】本発明の他の特徴は、タイヤ空気圧を検出
する空気圧検出手段と、車速を検出する車速検出手段
と、指示に応じて警報を発生又は解除する警報手段と、
検出されたタイヤ空気圧が検出された車速に応じて定め
られる警報発生基準圧力値以下であると判定されたとき
前記警報手段に対し警報の発生を指示する警報発生手段
と、前記警報が発生している状態であって検出されたタ
イヤ空気圧が前記警報発生基準圧力値より大きい警報解
除基準圧力値以上であると判定されたとき前記警報手段
に対し警報の解除を指示する警報解除手段とを備えたタ
イヤ空気圧警報装置において、検出された車速が大きい
ほど前記警報発生基準圧力値と前記警報解除基準圧力値
との差を大きくしたことにある。
【0017】一般に、タイヤ空気圧は車両の走行に伴っ
て次第に増大するが、この傾向はタイヤ空気圧が少なく
且つ高速走行が継続する場合に特に顕著である。このた
め、警報発生基準圧力値と警報解除基準圧力値との差を
車速にかかわらず一定とすると、特に高速走行時におい
てタイヤ空気圧が両基準値の差以上に変動(増大)する
おそれがあり、この場合にはタイヤ空気圧が高速走行に
対して不足しているにもかかわらず警報が解除されるお
それがある。しかしながら、上記他の特徴によれば、警
報発生基準圧力値と警報解除基準圧力値との差が車速の
増大に伴って増大するようになっているので、タイヤ空
気圧が不足しているときにタイヤ空気圧が車両走行によ
って上昇しても警報が解除されることはなく、警報の信
頼性を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるタイヤ空気圧
警報装置の第1実施形態について、図1及び図2を参照
しつつ説明すると、このタイヤ空気圧警報装置は、車両
の各タイヤ毎に装着されるセンサ装置10と、車体に組
み込まれた警報装置本体20とにより構成されている。
【0019】センサ装置10は、図示しないハウジング
をホイールリムに螺着することによりタイヤに装着され
るようになっていて、タイヤ空気圧センサ11と送信回
路12とを備えている。タイヤ空気圧センサ11は、圧
力センサによってタイヤ内の空気圧すなわちタイヤ空気
圧Pを検出し、同タイヤ空気圧Pを表す検出信号を出力
する。送信回路12は、タイヤ空気圧センサ11と接続
されていて、同タイヤ空気圧センサ11が検出したタイ
ヤ空気圧Pに関する情報を含む送信データを所定の時間
毎に形成し、同送信データを変調した後にアンテナ13
を介して送信する。なお、送信データには、センサ装置
10の各々に予め与えられた自己識別番号ID等が含ま
れている。
【0020】警報装置本体20は、バス21にそれぞれ
接続されたCPU22a、ROM22b、RAM22
c、及びタイマ回路22dからなるマイクロコンピュー
タ22を備えている。CPU22aは図2のフローチャ
ートにより示されたプログラム及び図示しないプログラ
ムを実行して、タイヤ空気圧の異常を判定して乗員に通
知する。ROM22bは前述のプログラム及び他の定数
やテーブル等を記憶している。RAM22cはセンサ装
置10から送信されたデータ等を記憶する。タイマ回路
22dは、時間を計測して所定時間の計測毎にCPU2
2aに前述のプログラムを実行させる。
【0021】バス21には、インターフェース回路(I
/O)23を介して受信回路24及び車速センサ25が
接続されているとともに、表示制御回路26を介して表
示器27が接続されている。受信回路24は、アンテナ
24aで受信された受信信号を復調して、センサ装置1
0から送信された送信データを取出す。車速センサ25
は、車速Vを検出し、同車速Vを表す検出信号を出力す
る。表示器27は、警報装置として機能するものであっ
て、運転席近傍のインストルメントパネル等に配置され
ていて、表示制御回路26により制御されてタイヤ空気
圧の異常を表示する。
【0022】次に、上記のように構成したタイヤ空気圧
警報装置の作動について、図2のフローチャート及び図
3のタイムチャートを参照しつつ説明する。なお、実際
の車両においてはセンサ装置10は各タイヤに装着され
ていて、それぞれのタイヤ空気圧の異常警報がなされる
が、以下においては、便宜上その内の一つのタイヤにつ
いてのタイヤ空気圧に関する異常警報の発生及び同警報
の解除について説明する。先ず、イグニッションキーを
「オフ」から「オン」へと変更して車両の運転を開始す
ると(時刻t0)、CPU22aは、所定のタイミング
にてステップ200から処理を開始し、ステップ205
にて現在のタイヤ空気圧Pを取り込み、続くステップ2
10にて現在の車速Vを取りこむ。
【0023】次いで、CPU22aは、ステップ215
に進んで現在の基準圧力値PSが低速側基準圧力値(第
1の値)PSLと等しいか否かを判定する。この基準圧
力値PSはイグニッションキーを「オフ」から「オン」
へと変更したときに実行される図示しないイニシャルル
ーチンにて低速側基準圧力値PSLに設定されている。
従って、現時点においては基準圧力値PSは低速側基準
圧力値PSLと等しいので、CPU22aはステップ2
15を「Yes」と判定してステップ220へと進む。
【0024】ステップ220では、車速Vが第1基準車
速VHより大きいか否かを判定する。現時点は、車両運
転開始直後であって車速Vは第1基準車速VHより小さ
いので、CPU22aはステップ220にて「No」と
判定し、ステップ230へと進む。ステップ230で
は、タイヤ空気圧Pが基準圧力値PSより小さいか否か
を判定する。
【0025】この場合において、タイヤ空気圧Pが正常
であれば同タイヤ空気圧Pは基準圧力値PS(即ち、低
速側基準圧力値PSL)よりも大きいので、CPU22
aはステップ230にて「No」と判定してステップ2
35に進み、同ステップ235にて表示制御回路26に
対して警報を解除するように指示する。なお、この時点
では、表示器27による警報は行われていないので、ス
テップ240の実行は確認的な意義を有する。この後、
CPU22aはステップ295に進んで、本プログラム
の処理を一旦終了する。
【0026】一方、タイヤに何らかの異常が生じてタイ
ヤ空気圧Pが基準圧力値PS(即ち、基準圧力値PS
L)よりも小さくなっていると、CPU22aは上記ス
テップ230にて「Yes」と判定してステップ240
に進み、同ステップ240にて表示制御回路26に対し
て警報を発生するように指示する。これにより、表示器
27は、警報の発生を開始する。この後、CPU22a
はステップ295に進んで、本プログラムの処理を一旦
終了する。
【0027】以降、CPU22aは所定時間毎にステッ
プ200から処理を開始する。従って、車速が第1基準
車速VHに至らない運転状態が継続すれば、以上の処理
が繰り返し実行される。これにより、タイヤ空気圧Pの
異常判定の基準となる基準圧力値PSは低速側基準圧力
値PSLに維持され、タイヤ空気圧Pがこの基準圧力値
PSより小さい場合には警報を発生し、タイヤ空気圧P
が基準圧力値PSより大きい場合には警報を解除する。
以上が、図3の時刻t0〜t1における作動である。
【0028】次に、運転開始後に車速が上昇して第1基
準車速VHを超える場合(時刻t1)について説明する
と、CPU22aは、所定のタイミングにてステップ2
00から処理を開始し、ステップ205,210にて現
在のタイヤ空気圧Pと現在の車速Vを取り込んでステッ
プ215へと進む。この段階では、基準圧力値PSは低
速側基準圧力値PSLに設定されているので、CPU2
2aはステップ215にて「Yes」と判定してステッ
プ220に進む。
【0029】一方、車速Vは時刻t1にて第1基準車速
VHよりも大きくなっている。従って、CPU22aは
ステップ220にて「Yes」と判定してステップ22
5に進み、同ステップ225にて基準圧力値PSに低速
側基準圧力値PSLよりも大きい高速側基準圧力値PS
H(第2の値)を設定する。なお、高速側基準圧力値P
SHが低速側基準圧力値PSLよりも大きいのは、高速
走行時には低速走行時よりも大きいタイヤ空気圧Pが安
定した走行上必要とされるためである。
【0030】次いで、CPU22aはステップ230に
進み、タイヤ空気圧Pが高速側基準圧力値PSHとされ
ている基準圧力値PSより小さいか否かを判定する。こ
のとき、タイヤ空気圧Pが基準圧力値PSよりも小さけ
れば、タイヤ空気圧Pが不足していると判断されるの
で、CPU22aはステップ240に進んで表示制御回
路26に対し警報を発生するように指示する。この後、
CPU22aはステップ295に進んで、本プログラム
の処理を一旦終了する。また、上記ステップ230の判
定時において、タイヤ空気圧Pが高速側基準圧力値PS
Hとされている基準圧力値PSより大きければ、CPU
22aはステップ235に進んで表示制御回路26に対
し警報の解除を指示し、ステップ295にて本プログラ
ムを一旦終了する。
【0031】この状態、即ち基準圧力値PSが高速側基
準圧力値PSHとなっている状態において、CPU22
aが再びステップ200から処理を開始すると、ステッ
プ205,210にてタイヤ空気圧Pと車速Vを取込
む。また、基準圧力値PSは高速側基準圧力値PSHと
なっているので、CPU22aはステップ215にて
「No」と判定してステップ245へと進み、車速Vが
第1基準車速VHよりも小さい第2基準車速VLより小
さいか否かを判定する。このとき、車速Vが第2基準車
速VLまで低下していなければ、CPU22aはステッ
プ245にて「No」と判定して前述のステップ230
以降に進み、タイヤ空気圧Pと高速側基準圧力値PSH
との比較結果に応じた警報の開始・解除を行う。このよ
うな処理は、車速Vが第1基準車速VHより大きくなっ
た時刻t1から、車速Vが第2基準車速VLより小さく
なる時刻t2まで繰り返し実行される。
【0032】その後、車速Vが低下して第2基準車速V
Lより小さくなると(時刻t2)、CPU22aはステ
ップ245にて「Yes」と判定し、ステップ250に
て基準圧力値PSに低速側基準圧力値PSLを設定す
る。換言すれば、CPU22aは基準圧力値PSを高速
側基準圧力値PSHから低速側基準圧力値PSLに変更
する(低速側基準圧力値PSLから高速側基準圧力値P
SHへの変更を解除する)。そして、ステップ230に
てタイヤ空気圧Pと低速側基準圧力値PSLとされた基
準圧力値PSとを比較し、タイヤ空気圧Pが基準圧力値
PSより小さいときステップ240にて警報を開始し、
又はタイヤ空気圧Pが基準圧力値PSより大きいときス
テップ235にて同警報の解除を行って本プログラムを
一旦終了する。
【0033】この状態は、前述した車両運転開始直後と
同様な状態であり、基準圧力値PSは低速側基準圧力値
PSLとなっている。従って、CPU22aが再び本プ
ログラムを実行すると、ステップ215にて「Yes」
と判定し、以降は車速Vが再び第1基準車速VHを越え
るまで基準圧力値PSを低速側基準圧力値PSLに維持
し、この基準圧力値PSに基づいてタイヤ空気圧Pに関
する警報の開始及び警報の解除を行う。以上が、時刻t
2〜時刻t3における作動である。
【0034】このように、第1実施形態においては、検
出されたされた車速Vが第1基準車速VH以上であるか
否かをステップ220にて判定し、検出された車速Vが
前記第1基準車速VHより小さい第2基準車速VL以下
であるか否かをステップ245にて判定するようになっ
ていて、基準圧力値PSが低速側基準圧力値PSLであ
るとステップ215にて判定され、且つ検出されたされ
た車速Vが第1基準車速VH以上であるとステップ22
0にて判定されたとき、ステップ225にて基準圧力値
PSを低速側基準圧力値PSL(第1の値)から高速側
基準圧力値PSH(第2の値)に変更する。また、ステ
ップ215にて基準圧力値PSが高速側基準圧力値PS
Hとされている状態であると判定され、且つステップ2
45にて検出された車速Vが第2基準車速VL以下であ
ると判定されたとき、ステップ250にて基準圧力値P
Sを高速側基準圧力値PSHから低速側基準圧力値PS
Lに変更し、これらの作動により設定された基準圧力値
PSを用いてタイヤ空気圧Pに関する警報の発生・解除
をステップ230〜240によって行う。
【0035】これにより、車速Vが第1基準車速VHの
近傍で変動して第1基準車速VHを頻繁に横切っても、
或いは車速Vが第2基準車速VLの近傍で変動して第2
基準車速VLを頻繁に横切っても、基準圧力値PSが高
速側基準圧力値PSHと低速側基準圧力値PSLの間で
切り替わることがないので、タイヤ空気圧Pが低速側基
準圧力値PSLと高速側基準圧力値PSHとの間の値で
あったとしても、タイヤ空気圧Pが異常であるとの警報
及びその解除が頻繁に繰り返されることはない。
【0036】次に、本発明によるタイヤ空気圧警報装置
の第2実施形態について説明すると、第2実施形態は第
1実施形態においてCPU22aが実行する図2のプロ
グラムを図4のプログラムに変更した点においてのみ第
1実施形態と相違する。従って、以下、図4とその作動
をタイムチャートにて示した図5とを参照しつつ第2実
施形態の作動について説明する。なお、図4において、
図2に示したプログラムと同一の処理を行うステップに
ついては図2と同一符号を付している。
【0037】先ず、イグニッションキーを「オフ」から
「オン」へと変更して車両の運転を開始すると、CPU
22aは、所定のタイミングにてステップ400から処
理を開始し、続くステップ205にて現在のタイヤ空気
圧Pを取り込み、続くステップ210にて現在の車速V
を取り込む。次いで、CPU22aはステップ405に
進み、車両加速度ΔVを計算する。加速度ΔVは、例え
ば一定(所定)時間前の車速Vと現在の車速Vとの差
(ΔV=現在の車速V−一定時間前の車速V)をとるこ
とにより求められる。このようにすれば、加速度ΔVが
負の値であるときは、減速度を表していることになる。
なお、加速度センサ(及び減速度センサ)を車両に装着
し、同センサにより加速度(減速度)ΔVを直接検出し
てもよい。
【0038】次に、CPU22aはステップ215に進
み、現在の基準圧力値PSが低速側基準圧力値(第1の
値)PSLと等しいか否かを判定する。この基準圧力値
PSはイグニッションキーを「オフ」から「オン」へと
変更したときに実行される図示しないイニシャルルーチ
ンにて低速側基準圧力値PSLに設定されている。従っ
て、現時点においては基準圧力値PSは低速側基準圧力
値PSLと等しいので、CPU22aはステップ215
を「Yes」と判定してステップ220へと進む。ステ
ップ220では、車速Vが第1基準車速VHより大きい
か否かを判定する。現時点は、車両運転開始直後であっ
て車速Vは第1基準車速VHより小さいので、CPU2
2aはステップ220にて「No」と判定し、ステップ
410へと進む。
【0039】CPU22aは、ステップ410にて車速
Vが第1基準車速VHよりも小さい第2基準車速VL以
上であるか否かを判定する。現時点においては、車両運
転開始直後であるために車速Vは第2基準車速VLより
小さい。従って、CPU22aはステップ410にて
「No」と判定してステップ230へと進み、同ステッ
プ230にてタイヤ空気圧Pが低速側基準圧力値PSL
に設定されている基準圧力値PSより小さいか否かを判
定する。
【0040】この場合において、タイヤ空気圧Pが正常
であれば同タイヤ空気圧Pは基準圧力値PSよりも大き
いので、CPU22aはステップ230にて「No」と
判定してステップ235に進み、表示制御回路26に対
して警報を解除するように指示する。その後、CPU2
2aはステップ495に進み、本プログラムの処理を一
旦終了する。また、タイヤに何らかの異常が生じてタイ
ヤ空気圧Pが基準圧力値PSより小さいと、CPU22
aは上記ステップ230にて「Yes」と判定してステ
ップ240に進み、同ステップ240にて表示制御回路
26に対して警報を発生するように指示し、その後ステ
ップ495に進んで本プログラムの処理を一旦終了す
る。
【0041】以降、CPU22aは、車速Vが第2基準
車速VLより大きくなるまで、以上の処理を繰り返し実
行する。これにより、タイヤ空気圧Pの異常判定の基準
となる基準圧力値PSは低速側基準圧力値PSLに維持
され、タイヤ空気圧Pがこの基準圧力値PSより小さい
場合には警報が発生され、タイヤ空気圧Pが基準圧力値
PSより大きい場合には警報が解除される。以上が、図
5の時刻t0〜t1における作動である。
【0042】次に、加速度ΔVが所定の基準加速度αを
超えない範囲内に留まりながら、車速Vが第2基準車速
VLを超え、更に第1基準車速VHを超える場合(時刻
t1〜t2)について説明する。先ず、車速Vが第2基
準車速VLを超えた直後(時刻t2直後)のタイミング
においては、CPU22aはステップ400,205,
210及びステップ405を実行した後にステップ21
5へと進む。この段階では、基準圧力値PSは低速側基
準圧力値PSLに設定されている。従って、CPU22
aはステップ215にて「Yes」と判定してステップ
220に進む。
【0043】この時点(第2基準車速VLを超えた時
点)においては、車速Vは第2基準車速VLより大きい
が第1基準車速VHより小さい。従って、CPU22a
はステップ220にて「No」と判定してステップ41
0に進み、ステップ410にて「Yes」と判定してス
テップ415に進む。
【0044】CPU22aは、ステップ415にて加速
度ΔVが正の基準加速度α以上であるか否かを判定す
る。この場合、加速度ΔVは正の基準加速度α以下であ
る。従って、CPU22aはステップ415にて「N
o」と判定して前述のステップ230以降へと進み、ス
テップ230〜ステップ240の実行によりタイヤ空気
圧Pと低速側基準圧力値PSLに維持された基準圧力値
PSとの比較結果に基づく警報の開始及び警報の解除を
行い、ステップ495に進んで本プログラムを一旦終了
する。
【0045】以降、CPU22aは所定時間毎にステッ
プ220,410及びステップ415を繰り返し実行す
ることになり、ステップ220にて車速Vが第1基準車
速VHより大きくなったか否かをモニターし、ステップ
410及びステップ415にて車速Vが第2基準車速V
L以上であって且つ加速度ΔVが基準加速度α以上とな
ったか否かをモニターする。この間、CPU22aは、
基準圧力値PSを低速側基準圧力値PSLに維持し、タ
イヤ空気圧Pとこの基準圧力値PSとの比較結果に基づ
く警報の開始及び警報の解除を継続する。
【0046】その後、車速Vは増大していくが、加速度
ΔVは基準加速度αを超えない。そのため、ステップ4
15にて「Yes」と判定されることはなく、所定の時
間が経過して車速Vが第1基準車速VHを超えると、C
PU22aはステップ220にて「Yes」と判定して
ステップ225に進み、同ステップ225にて基準圧力
値PSに低速側基準圧力値PSLよりも大きい高速側基
準圧力値PSHを設定する(時刻t2)。これにより、
以降、CPU22aは、タイヤ空気圧Pと高速側基準圧
力値PSHとなった基準圧力値PSとの比較結果に基づ
く警報の開始及び警報の解除を実行する。
【0047】次に、基準圧力値PSに高速側基準圧力値
PSHが設定されている場合に、加速度ΔVが負の基準
加速度βより小さくならない範囲内に留まりながら、車
速Vが第1基準車速VH以上から第2基準車速VL以下
にまで減少する場合について説明する。
【0048】先ず、車速が第1基準車速VHよりも大き
い場合から説明すると、CPU22aは、ステップ40
0,205,210,及びステップ405を実行した後
にステップ215へと進む。この段階では、基準圧力値
PSは高速側基準圧力値PSHに設定されている。従っ
て、CPU22aはステップ215にて「No」と判定
してステップ245に進む。
【0049】CPU22aは、ステップ245にて車速
Vが第2基準車速VLより小さいか否かを判定する。こ
の場合、車速Vは第2基準車速VLより大きいので、C
PU22aは同ステップ245にて「No」と判定して
ステップ420に進む。CPU22aは、ステップ42
0にて車速Vが第1基準車速VHより小さいか否かを判
定する。この場合、車速Vは第1基準車速VHより大き
いので、CPU22aは同ステップ420にて「No」
と判定してステップ230以降に進む。この結果、ステ
ップ230〜ステップ240によりタイヤ空気圧Pと高
速側基準圧力値PSHに維持されている基準圧力値PS
との比較結果に基づく警報の開始及び警報の解除が継続
される。
【0050】所定の時間が経過すると、車速Vが低下し
て第1基準車速VHより小さくなる(時刻t3)。この
場合、CPU22aは、ステップ400,205,21
0,405及びステップ215を経由してステップ24
5に進み、同ステップ245にて車速Vが第2基準車速
VLより小さいか否かを判定するが、車速Vは第1基準
車速VHを下回った直後であるために第2基準車速VL
より大きい。従って、CPU22aは同ステップ245
にて「No」と判定してステップ420に進み、車速V
が第1基準車速VHより小さいか否かを判定する。
【0051】この時点においては、車速Vは第1基準車
速VHより小さいので、CPU22aはステップ420
にて「Yes」と判定してステップ425へと進み、ス
テップ425にて、加速度ΔVが負の基準加速度βより
小さくなったか否か(減速度の絶対値が基準減速度βの
絶対値よりも大きくなったか否か)を判定する。この場
合、加速度ΔVは負の基準加速度βよりも大きい。従っ
て、CPU22aはステップ425にて「No」と判定
して前述のステップ230以降へと進み、ステップ23
0〜ステップ240の実行によりタイヤ空気圧Pと高速
側基準圧力値PSHに維持された基準圧力値PSとの比
較結果に基づく警報の開始及び警報の解除を行い、ステ
ップ495に進んで本プログラムを一旦終了する。
【0052】以降、CPU22aは所定時間毎にステッ
プ245,420及びステップ425を繰り返し実行す
ることになり、ステップ245にて車速Vが第2基準車
速VLより小さくなったか否かをモニターし、ステップ
420及びステップ425にて車速Vが第1基準車速V
H以下であって且つ加速度ΔVが負の基準加速度βより
小さくなったか否かをモニターする。この間、CPU2
2aは、基準圧力値PSを高速側基準圧力値PSHに維
持し、タイヤ空気圧Pとこの基準圧力値PSとの比較結
果に基づく警報の開始及び警報の解除を継続する。
【0053】その後、車速Vは減少していくが、加速度
ΔVは負の基準加速度βより小さくならないので、ステ
ップ425にて「Yes」と判定されることはない。そ
して、車速Vが第2基準車速VLより小さくなると(時
刻t4)、CPU22aはステップ245にて「Ye
s」と判定してステップ250に進み、同ステップ25
0にて基準圧力値PSに低速側基準圧力値PSLを設定
する。これにより、以降、CPU22aは、ステップ2
15にて「Yes」と判定するようになり、前述のステ
ップ220、及びステップ410とステップ415とに
よる車速V及び加速度ΔVのモニターを開始するととも
に、タイヤ空気圧Pと低速側基準圧力値PSLとなった
基準圧力値PSとの比較結果に基づく警報の開始及び警
報の解除を実行する。
【0054】ところで、上述したように、基準圧力値P
Sが低速側基準圧力値PSLに設定されている場合にお
いては、CPU22aはステップ220にて車速Vが第
1基準車速VHより大きくなったか否かをモニターし、
ステップ410及びステップ415にて車速Vが第2基
準車速VL以上であって且つ加速度ΔVが基準加速度α
以上となったか否かをモニターしている。従って、車速
Vが第2基準車速VLより大きく、且つ第1基準車速V
Hより小さい状態にあるときに、加速度ΔVが基準加速
度αを超えると、CPU22aはステップ415にて
「Yes」と判定してステップ225に進み、同ステッ
プ225にて基準圧力値PSに高速側基準圧力値PSH
を設定する(時刻t6)。これにより、以降CPU22
aは、タイヤ空気圧Pと高速側基準圧力値PSHとなっ
た基準圧力値PSとの比較結果に基づく警報の開始及び
警報の解除を実行する。
【0055】同様に、基準圧力値PSが高速側基準圧力
値PSHに設定されている場合においては、CPU22
aはステップ245にて車速Vが第2基準車速VLより
小さくなったか否かをモニターし、ステップ420及び
ステップ425にて車速Vが第1基準車速VH以下であ
って且つ加速度ΔVが負の基準加速度βより小さくなっ
たか否かをモニターしている。従って、車速Vが第1基
準車速VHより小さく加速度ΔVが負の基準加速度βよ
り小さくなると、CPU22aはステップ425にて
「Yes」と判定してステップ250に進み、同ステッ
プ250にて基準圧力値PSに低速側基準圧力値PSL
を設定する(時刻t9)。これにより、以降CPU22
aは、タイヤ空気圧Pと低速側基準圧力値PSLとなっ
た基準圧力値PSとの比較結果に基づく警報の開始及び
警報の解除を実行する。
【0056】以上説明したように、第2実施形態は、第
1実施形態と同様、検出された車速Vが第1基準車速V
H以上であるか否かをステップ220にて判定し、検出
された車速Vが前記第1基準車速VHより小さい第2基
準車速VL以下であるか否かをステップ245にて判定
するようになっていて、基準圧力値PSが低速側基準圧
力値PSLであるとステップ215にて判定され、且つ
検出されたされた車速Vが第1基準車速VH以上である
とステップ220にて判定されたとき、ステップ225
にて基準圧力値PSを低速側基準圧力値PSL(第1の
値)から高速側基準圧力値PSH(第2の値)に変更す
る。また、ステップ215にて基準圧力値PSが高速側
基準圧力値PSHとされている状態であると判定され、
且つステップ245にて検出された車速Vが第2基準車
速VL以下であると判定されたとき、ステップ250に
て基準圧力値PSを高速側基準圧力値PSHから低速側
基準圧力値PSLに変更し、これらの作動により設定さ
れた基準圧力値PSを用いてタイヤ空気圧Pに関する警
報の発生・解除をステップ230〜240によって行
う。
【0057】これにより、車速Vが第1基準車速VHの
近傍で変動して第1基準車速VHを頻繁に横切っても、
或いは車速Vが第2基準車速VLの近傍で変動して第2
基準車速VLを頻繁に横切っても、基準圧力値PSが高
速側基準圧力値PSHと低速側基準圧力値PSLの間で
頻繁に切り変わることがないので、タイヤ空気圧Pが低
速側基準圧力値PSLと高速側基準圧力値PSHとの間
の値であったとしても、タイヤ空気圧Pが異常であると
の警報及びその解除が頻繁に繰り返されることはない。
【0058】さらに、第2実施形態においては、車両の
加速度ΔVをステップ405にて検出し、検出された車
速が第1基準車速VHより小さいか否かをステップ22
0にて判定するとともに同車速Vが第2基準車速VLよ
り大きいか否かをステップ410にて判定し、車速Vが
第1基準車速VH以下で且つ第2基準車速VL以上であ
り、検出された加速度ΔVが基準加速度α以上であると
ステップ415にて判定されたとき、ステップ225に
て基準圧力値PSを低速側基準圧力値PSLから高速側
基準圧力値PSHに変更する。
【0059】これによって、車速Vが第1基準車速VH
に至る以前であっても、車速Vが第1基準車速VHに到
達することが予測される時点にて基準圧力値PSを切り
替えることができ、高速走行におけるタイヤ空気圧の不
足をより早く検出して警報を発生することができる。な
お、上記実施形態においては、ステップ410にて車速
Vと比較する基準車速を第2基準車速VLとしたが、こ
の基準車速は第1基準車速VHより小さい他の車速(第
3基準車速)とすることもできる。
【0060】同様に、第2実施形態においては、ステッ
プ215にて基準圧力値PSが低速側基準圧力値PSL
か否かを判定(即ち、高速側基準圧力値PSHであるか
否かを判定)し、基準圧力値PSが高速側基準圧力値P
SHとなっている場合には、ステップ245及びステッ
プ420により車速が第2基準車速VLよりも大きく且
つ第1基準車速VHよりも小さいか否かを判定する。そ
して、車速が第2基準車速VLよりも大きく且つ第1基
準車速VHよりも小さいと判定され、減速度が基準減速
度以上(加速度ΔVが負の値βより小さい)であるとス
テップ425にて判定されたとき、ステップ250にて
基準圧力値PSを高速側基準圧力値PSHから低速側基
準圧力値PSLに変更する。
【0061】これによって、車速Vが第2基準車速VL
以下に低下する以前であっても、車速Vが第2基準車速
VL以下に低下することが予測される時点にて基準圧力
値PSを切り替えることができ、車両の運転状況に的確
に対応したタイヤ空気圧の警報動作を行うことができ
る。
【0062】また、第2実施形態において、基準圧力値
PSを高速側基準圧力値PSHに切り替えるための加速
度ΔVを利用した条件は車速Vが第1基準車速VHに到
達すると予測されることであり、高速側基準圧力値PS
Hから低速側基準圧力値PSLに切り替える加速度ΔV
(減速度)を利用した条件は車速Vが第1基準車速VH
よりも低い第2基準車速VL以下に低下すると予測され
ることであるので、車速Vが変動しても基準圧力値PS
が頻繁に切り替わる可能性は小さく、警報のハンチング
が防止できる。
【0063】次に、本発明によるタイヤ空気圧警報装置
の第3実施形態について説明すると、第3実施形態は第
1実施形態においてCPU22aが実行する図2のプロ
グラムを図6及び図7のプログラムに変更した点におい
てのみ第1実施形態と相違する。従って、以下、図6及
び図7とその作動をタイムチャートにて示した図8を参
照しつつ、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
なお、図6において、図2に示したプログラムと同一の
処理を行うステップについては図2と同一符号を付し、
その詳細な説明を省略する。
【0064】第3実施形態において、CPU22aが実
行する図6により示したプログラムは、図2により示し
たプログラムのステップ220をステップ605に、ス
テップ245をステップ610に置き換えたものであ
る。
【0065】より詳細には、基準圧力値PSが低速側基
準圧力値PSLに設定されている場合(ステップ215
にて「Yes」と判定される場合)に実行されるステッ
プ605においては、フラグFVHが「1」であるか否
かが判定される。このフラグFVHは、車速Vが第1基
準車速VHを第1所定時間TW以上継続して上回ったと
きに「1」に設定され、第1基準車速VHよりも小さく
なったときに直ちに「0」に設定されるフラグである。
また、基準圧力値PSが高速側基準圧力値PSHに設定
されている場合(ステップ215にて「No」と判定さ
れる場合)に実行されるステップ610においては、フ
ラグFVLが「1」であるか否かが判定される。このフ
ラグFVLは、車速Vが第2基準車速VLを第2所定時
間TR以上継続して下回ったときに「1」に設定され、
第2基準車速VLよりも大きくなったときに直ちに
「0」に設定されるフラグである。
【0066】従って、第3実施形態によれば、基準圧力
値PSが低速側基準圧力値PSLに設定されているとき
は、基準圧力値PSは、車速Vが第1基準車速VHを第
1所定時間TW以上継続して上回る時点まで低速側基準
圧力値PSLに維持され、タイヤ空気圧Pと低速側基準
圧力値PSLとの比較結果に応じた警報の開始・解除が
行われる。以上が、図8の時刻t1〜t6における作動
である。
【0067】一方、基準圧力値PSが高速側基準圧力値
PSHに設定されているときは、基準圧力値PSは、車
速Vが第2基準車速VLを第2所定時間TR以上継続し
て下回るまわる時点まで高速側基準圧力値PSHに維持
され、タイヤ空気圧Pと高速側基準圧力値PSH側との
比較結果に応じた警報の開始・解除が行われる。以上
が、時刻t6〜t12における作動である。
【0068】図7は、上述したフラグFVHとフラグF
VLの操作を行うためのプログラムをフローチャートに
て示したものであって、CPU22aが所定時間毎にス
テップ700から処理を開始すると、ステップ705に
て車速Vが第1基準車速VHより大きいか否かを判定す
る。車速Vが第1基準速度VHより大きい場合には、C
PU22aはステップ710にてタイマTHを「1」だ
け増加する。なお、タイマTHはイグニッションキーを
「オフ」から「オン」に変更したときに実行されるイニ
シャルルーチンにて「0」に設定される。続いて、CP
U22aはステップ715に進み、タイマTHが第1所
定時間TWよりも大きいか否かを判定し、その判定が
「Yes」であればステップ720にてフラグFVHを
「1」に設定し、ステップ735に進む。また、ステッ
プ715での判定が「No」である場合には、ステップ
735に直接進む。
【0069】一方、上記ステップ705の処理を実行す
るとき、車速Vが第1基準車速VHよりも小さければ、
CPU22aはステップ725に進んでタイマTHに
「0」を設定するとともにステップ730にてフラグF
VHを「0」に設定し、ステップ735へと進む。以上
により、タイマTHは車速Vが第1基準車速VHよりも
大きくなっている継続時間を計測することとなり、タイ
マTHが第1所定時間以上を計測したとき、即ち、車速
Vが第1基準車速VHを継続して第1所定時間TW以上
上回ったときに、フラグFVHが「1」に設定されるこ
とになる。
【0070】次に、フラグFVLの操作を説明すると、
CPU22aは所定時間毎にステップ735を実行し、
同ステップ735にて車速Vが第2基準車速VLより小
さいか否かを判定する。車速Vが第2基準車速VLより
小さい場合には、CPU22aはステップ740に進ん
で、タイマTLを「1」だけ増加する。なお、タイマT
Lはイグニッションキーを「オフ」から「オン」に変更
したときに実行されるイニシャルルーチンにて「0」に
設定される。続いて、CPU22aはステップ745に
進み、タイマTLが第2所定時間TRよりも大きいか否
かを判定し、その判定が「Yes」であればステップ7
50に進んでフラグFVLを「1」に設定し、その後ス
テップ795に進んで本プログラムを一旦終了する。ま
た、上記ステップ745での判定が「No」である場合
には、ステップ795に直接進む。
【0071】一方、上記ステップ735を実行すると
き、車速Vが第2基準車速VLよりも大きければ、CP
U22aはステップ755に進んでタイマTLに「0」
を設定するとともにステップ760にてフラグFVLを
「0」に設定し、ステップ795へと進んで、本プログ
ラムを一旦終了する。以上により、タイマTLは車速V
が第2基準車速VLよりも小さくなっている継続時間を
計測することとなり、タイマTLが第2所定時間TR以
上を計測したとき、即ち、車速Vが第2基準車速VLを
継続して第2所定時間TR以上下回ったときに、フラグ
FVLが「1」に設定されることになる。
【0072】以上に説明したように、第3実施形態によ
れば、車速Vの判定にいわゆるディレイが付与される。
即ち、図8の時刻t1〜t2及び時刻t3〜t4のよう
に車速Vが第1基準車速VHを上回る時間が第1所定時
間TWより短い場合には、車速Vが第1基準車速VHよ
り大きいとは判定しない。同様に、時刻t7〜t8及び
時刻t9〜t10のように車速Vが第2基準車速VLを
下回る時間が第2所定時間TRより短い場合には、車速
Vが第2基準車速VLより小さいとは判定しない。ま
た、フラグFVH及びフラグFVLはこのような判定結
果に従って変更され、基準圧力値PSはこれらのフラグ
FVH及びフラグFVLに基づいて変更される。
【0073】従って、第3実施形態は、第1基準車速V
Hと第2基準車速VLとの差を小さく設定せざるを得
ず、車速が短時間内に両基準車速を横切るように振動す
るような場合においても、車速Vの変動が基準圧力値P
Sの変更となって現れ難くなっている。このため、第3
実施形態は、第1実施形態による効果に加え、タイヤ空
気圧に関する警報の発生と解除が頻繁に行われてしまう
ことがないという効果を奏する。なお、第3実施形態に
おいて、図7のステップ705〜ステップ730までを
第1車速判定手段と称し、同図のステップ735〜76
0までを第2車速判定手段と称することもできる。ま
た、第3実施形態においては、上記判定のディレイを第
1基準車速VH及び第2基準車速VLの両方に付与して
いるが、いずれか一方の基準車速に対してのみディレイ
を付与するように構成してもよい。
【0074】次に、本発明によるタイヤ空気圧警報装置
の第4実施形態について説明すると、第4実施形態は第
1実施形態においてCPU22aが実行する図2のプロ
グラムを図9のプログラムに変更した点においてのみ第
1実施形態と相違する。従って、以下、図9を参照しつ
つ、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0075】第4実施形態においては、第1〜第3実施
形態と異なり、基準圧力値PSの変更を行う基準車速に
第1基準車速VH及び第2基準車速VLからなるヒステ
リシスを設けていない。その一方、第4実施形態はタイ
ヤ空気圧の警報を開始する基準圧力値PSと、警報を解
除する基準圧力値PSとの間に差(ヒステリシス)を設
けている。
【0076】具体的には、先ず、警報が発生していない
場合から説明すると、CPU22aは所定時間毎に図9
に示したプログラムのステップ900から処理を開始
し、ステップ905にて車速Vを取込む。次いで、CP
U22aはステップ910に進み、基準圧力値PSを決
定する。より詳細には、ROM22bは、車速Vと基準
圧力値PS(警報発生基準圧力値PSL及び警報解除基
準圧力値PSH)との関係をステップ910の枠中に示
したようにテーブル化して記憶していて、CPU22a
はこのテーブルから車速Vに応じた警報発生基準圧力値
PSLと警報解除基準圧力値PSHとを読み出す。
【0077】ROM22bが記憶している上記テーブル
は、警報発生基準圧力値PSL及び警報解除基準圧力値
PSHの何れもが車速Vの増大に伴って階段状に増大す
るように設定されている。また、警報発生基準圧力値P
SL及び警報解除基準圧力値PSHとの差(車速が小さ
い方から順に、ΔPM,ΔPH,ΔPSH)は、車速V
が増大するほど大きくなるように設定されている。
【0078】次いで、CPU22aはステップ915へ
と進んで現在のタイヤ空気圧Pを取込み、続くステップ
920にてフラグFWが「1」であるか否かを判定す
る。このフラグFWは、値「1」のとき警報中であるこ
とを示し、値「0」であるとき警報がなされていないこ
とを示す。従って、現時点において警報中でなければ、
CPU22aはステップ920にて「No」と判定し、
ステップ925に進んでタイヤ空気圧Pが上記ステップ
910にて決定された警報発生基準圧力値PSLより小
さいか否かを判定する。
【0079】そして、タイヤ空気圧Pが警報発生基準圧
力値PSLより小さいとき、CPU22aはステップ9
25にて「Yes」と判定してステップ930に進み、
同ステップ930にて警報を発生するよう表示制御回路
26に指示する。次いで、CPU22aはステップ93
5にてフラグFWが警報中であることを示すようにフラ
グFWを「1」に設定し、ステップ995に進んで本プ
ログラムを一旦終了する。一方、上記ステップ925の
判定時において、タイヤ空気圧Pが警報発生基準圧力値
PSLより大きいとき、CPU22aはステップ925
にて「No」と判定してステップ995に進み、本プロ
グラムを一旦終了する。
【0080】次に、警報が発生している場合について説
明すると、CPU22aは上述のステップ900〜91
5を実行してステップ920に進む。この場合、フラグ
FWは「1」となっている。従って、CPU22aはス
テップ920にて「Yes」と判定してステップ940
へと進み、同ステップ940にてタイヤ空気圧Pが警報
解除基準圧力値PSHより大きいか否かを判定する。
【0081】そして、タイヤ空気圧Pが警報解除基準圧
力値PSHより大きいと、CPU22aはステップ94
0にて「Yes」と判定してステップ945に進み、同
ステップ945にて表示制御回路26に対し警報を解除
するように指示する。次いで、CPU22aはステップ
950にてフラグFWが警報が行われていないことを示
すようにフラグFWを「0」に設定し、ステップ995
に進んで本プログラムを一旦終了する。一方、上記ステ
ップ940の判定時において、タイヤ空気圧Pが警報解
除基準圧力値PSHより小さいとき、CPU22aはス
テップ940にて「No」と判定してステップ995に
進み、本プログラムを一旦終了する。
【0082】以上に説明したように、第4実施形態によ
れば、警報が発生していないときはタイヤ空気圧Pが警
報発生基準圧力値PSL以下と判定されたときに警報の
発生を開始する。また、警報が発生中であれば、タイヤ
空気圧Pが警報発生基準圧力値PSLよりも大きい警報
解除基準圧力値PSHより大きくなったと判定されたと
きに警報を解除する。これにより、タイヤ空気圧Pが走
行状態等によって変動しても、タイヤ空気圧に関する警
報の発生と解除が頻繁に繰り返されることが防止でき
る。
【0083】また、第4実施形態においては、警報発生
基準圧力値PSL及び警報解除基準圧力値PSHが、車
速Vの増大に伴って大きくなるように設定されているの
で、タイヤ空気圧Pが各車速Vに応じた適切な範囲にあ
るか否かが判定される。これにより、より適切なタイヤ
空気圧Pに関する警報が行われ得る。
【0084】一般に、タイヤ空気圧は車両の走行に伴っ
て次第に増大するが、この傾向はタイヤ空気圧が少なく
且つ高速走行が継続する場合に特に顕著である。このた
め、警報発生基準圧力値と警報解除基準圧力値との差を
車速にかかわらず一定とすると、特に高速走行時におい
てタイヤ空気圧が両基準値の差以上に変動(増大)する
おそれがあり、この場合にはタイヤ空気圧が高速走行に
対して不足しているにもかかわらず警報が解除されるお
それがある。しかしながら、第4実施形態においては、
警報発生基準圧力値PSLと警報解除基準圧力値PSH
との差が、車速Vの増大に伴って増大するように設定さ
れているので、そのような問題を回避することができ
る。また、走行によりタイヤ空気圧Pが両基準値の差以
上に変動してしまう可能性が低下するため、警報の発生
・解除が頻繁になることが回避され得る。
【0085】以上に説明したように、本発明によるタイ
ヤ空気圧警報装置の各実施形態は、タイヤ空気圧が異常
であるか否かの判定を行う基準値を切り替えるための車
速の基準値にヒステリシスを付与しており、又は、タイ
ヤ空気圧が異常であるか否かの判定を行う基準値自体に
ヒステリシスを付与しているので、タイヤ空気圧の警報
を安定して行うことができる。なお、本発明の範囲内で
種々の変形例が採用可能であり、例えば第2実施形態と
第3実施形態を組合せたもの、第1実施形態と第4実施
形態を組合せたもの等、上記実施形態の中から任意に選
択した2以上の実施形態を組合せたものも本発明の範囲
に当然に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るタイヤ空気圧警
報装置の概略構成図である。
【図2】 図1に示したCPUが実行するプログラムの
フローチャートである。
【図3】 本発明の第1実施形態の作動を示すタイムチ
ャートである。
【図4】 本発明の第2実施形態においてCPUが実行
するプログラムのフローチャートである。
【図5】 本発明の第2実施形態の作動を示すタイムチ
ャートである。
【図6】 本発明の第3実施形態においてCPUが実行
するプログラムのフローチャートである。
【図7】 本発明の第3実施形態においてCPUが実行
するプログラムのフローチャートである。
【図8】 本発明の第3実施形態の作動を示すタイムチ
ャートである。
【図9】 本発明の第4実施形態においてCPUが実行
するプログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10…センサ装置、11…タイヤ空気圧センサ、12…
送信回路、20…警報装置本体、21…バス、22…マ
イクロコンピュータ、22a…CPU、22b…RO
M、22c…RAM、22d…タイマ回路、24…受信
回路、25…車速センサ、26…表示制御回路、27…
表示器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤ空気圧を検出する空気圧検出手段
    と、 検出されたタイヤ空気圧と基準圧力値との比較結果に応
    じて警報を発生する警報手段とを備えたタイヤ空気圧警
    報装置において、 車速を検出する車速検出手段と、 検出された車速が第1基準車速以上であるか否かを判定
    する第1車速判定手段と、 検出された車速が前記第1基準車速より小さい第2基準
    車速以下であるか否かを判定する第2車速判定手段と、 検出された車速が前記第1基準車速以上であると判定さ
    れたときに前記基準圧力値を第1の値から第2の値に変
    更し、前記基準圧力値が第2の値とされている状態であ
    って検出された車速が前記第2基準車速以下であると判
    定されたときに前記基準圧力値を前記第2の値から前記
    第1の値に変更する第1基準圧力値変更手段とを備えた
    ことを特徴とするタイヤ空気圧警報装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のタイヤ空気圧警報装置に
    おいて、 車両の加速度を検出する加速度検出手段と、 検出された車速が前記第1基準車速より小さい第3基準
    車速以上であるか否かを判定する手段と、 検出された加速度が基準加速度以上であるか否かを検出
    する加速度判定手段と、 検出された車速が前記第3基準車速以上であって検出さ
    れた加速度が前記基準加速度以上であると判定されたと
    きに前記基準圧力値を前記第1の値から前記第2の値に
    変更する第2基準圧力値変更手段とを備えたことを特徴
    とするタイヤ空気圧警報装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のタイヤ空気圧警報装置に
    おいて、 車両の減速度を検出する減速度検出手段と、 検出された減速度が基準減速度以上であるか否かを判定
    する減速度判定手段と、 検出された車速が前記第1基準車速以下であって検出さ
    れた減速度が前記基準減速度以上であると判定されたと
    きに前記基準圧力値を前記第1の値に変更する第3基準
    圧力値変更手段とを備えたことを特徴とするタイヤ空気
    圧警報装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載
    のタイヤ空気圧警報装置において、 前記第1車速判定手段は、検出された車速が前記第1基
    準車速を第1所定時間以上継続して超えたときに同検出
    された車速が前記第1基準車速以上であると判定するよ
    うに構成されていることを特徴とするタイヤ空気圧警報
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載
    のタイヤ空気圧警報装置において、 前記第2車速判定手段は、検出された車速が前記第2基
    準車速を第2所定時間以上継続して下回ったときに同検
    出された車速が前記第2基準車速以下であると判定する
    ように構成されていることを特徴とするタイヤ空気圧警
    報装置。
  6. 【請求項6】タイヤ空気圧を検出する空気圧検出手段
    と、 指示に応じて警報を発生又は解除する警報手段とを有す
    るタイヤ空気圧警報装置において、 検出されたタイヤ空気圧が警報発生基準圧力値以下であ
    るとき前記警報手段に対し警報の発生を指示する警報発
    生手段と、 前記警報が発生している状態であって検出されたタイヤ
    空気圧が前記警報発生基準圧力値より大きい警報解除基
    準圧力値以上であるとき前記警報手段に対し警報の解除
    を指示する警報解除手段とを備えたことを特徴とするタ
    イヤ空気圧警報装置。
  7. 【請求項7】タイヤ空気圧を検出する空気圧検出手段
    と、 車速を検出する車速検出手段と、 指示に応じて警報を発生又は解除する警報手段と、 検出されたタイヤ空気圧が検出された車速に応じて定め
    られる警報発生基準圧力値以下であると判定されたとき
    前記警報手段に対し警報の発生を指示する警報発生手段
    と、 前記警報が発生している状態であって検出されたタイヤ
    空気圧が前記警報発生基準圧力値より大きい警報解除基
    準圧力値以上であると判定されたとき前記警報手段に対
    し警報の解除を指示する警報解除手段とを備えたタイヤ
    空気圧警報装置において、 検出された車速が大きいほど前記警報発生基準圧力値と
    前記警報解除基準圧力値との差を大きくしたことを特徴
    とするタイヤ空気圧警報装置。
JP24644699A 1999-08-31 1999-08-31 タイヤ空気圧警報装置 Expired - Fee Related JP3424615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24644699A JP3424615B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 タイヤ空気圧警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24644699A JP3424615B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 タイヤ空気圧警報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001063326A true JP2001063326A (ja) 2001-03-13
JP3424615B2 JP3424615B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=17148578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24644699A Expired - Fee Related JP3424615B2 (ja) 1999-08-31 1999-08-31 タイヤ空気圧警報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3424615B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004039837A1 (de) * 2004-08-17 2006-03-09 Siemens Ag System zur Überwachung des Reifenluftdrucks eines Fahrzeugs
JP2008535733A (ja) * 2005-04-13 2008-09-04 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン タイヤの圧力をモニタする方法及び装置
JP2012171470A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Tokai Rika Co Ltd タイヤ空気圧監視システム
JP2012171464A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Denso Corp タイヤ空気圧検出装置
JP2012171463A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Denso Corp タイヤ空気圧検出装置
JP2013525174A (ja) * 2010-04-24 2013-06-20 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー ホイールタイヤ内の圧力を監視するための方法及び監視システム
US9783012B2 (en) 2015-11-10 2017-10-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Tire air pressure monitoring device

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004039837A1 (de) * 2004-08-17 2006-03-09 Siemens Ag System zur Überwachung des Reifenluftdrucks eines Fahrzeugs
DE102004039837B4 (de) * 2004-08-17 2016-05-19 Continental Automotive Gmbh System zur Überwachung des Reifenluftdrucks eines Fahrzeugs
JP2008535733A (ja) * 2005-04-13 2008-09-04 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン タイヤの圧力をモニタする方法及び装置
JP2013525174A (ja) * 2010-04-24 2013-06-20 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー ホイールタイヤ内の圧力を監視するための方法及び監視システム
JP2012171470A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Tokai Rika Co Ltd タイヤ空気圧監視システム
JP2012171464A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Denso Corp タイヤ空気圧検出装置
JP2012171463A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Denso Corp タイヤ空気圧検出装置
US9783012B2 (en) 2015-11-10 2017-10-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Tire air pressure monitoring device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3424615B2 (ja) 2003-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1810887B1 (en) Vehicle control unit and vehicle control method
US8742936B2 (en) Method and control device for recognising inattentiveness according to at least one parameter which is specific to a driver
US5978722A (en) Apparatus for determining collision for air bag
EP3323688B1 (en) Start control device and start control method
JP2001063326A (ja) タイヤ空気圧警報装置
JPH06340244A (ja) 安全装置の起動時期決定方法
JPH07164843A (ja) タイヤ空気圧低下警報装置
JPH094496A (ja) 酸素濃度センサの異常判定装置
JP2591526B2 (ja) 二輪車用のブレーキスイッチ異常検出装置
JP2000289485A (ja) 車両の危険運転判定装置
KR100569056B1 (ko) 엔진의 아이들-스탑 제어 방법 및 장치
JPH05162562A (ja) 居眠り運転検出装置
JP3482435B2 (ja) エアバッグ展開制御装置
JPH0858502A (ja) 車両安全装置用制御装置
US6848712B2 (en) Method of triggering a vehicle occupant restraining device
JPH0835852A (ja) センサ出力値のノイズ除去装置
JP2006104977A (ja) エコラン制御装置、エコラン制御方法
KR100625435B1 (ko) 차량의 급발진 방지장치
JP2002187479A (ja) エンジンストップ警告装置
JP3119408B2 (ja) 車載用マイクロコンピュータの誤動作防止装置
JPH0986221A (ja) 車体の転倒判定装置
JPH04287747A (ja) 信号処理システム
JPH0561726A (ja) 故障検出装置
JPH08318782A (ja) 車両用制動報知装置
JP2003155942A (ja) 速度制限装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130502

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140502

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees