JP2001062824A - 隙間充填用モルタルの製造方法 - Google Patents

隙間充填用モルタルの製造方法

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JP2001062824A
JP2001062824A JP23962899A JP23962899A JP2001062824A JP 2001062824 A JP2001062824 A JP 2001062824A JP 23962899 A JP23962899 A JP 23962899A JP 23962899 A JP23962899 A JP 23962899A JP 2001062824 A JP2001062824 A JP 2001062824A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増粘剤を均一に分散したモルタルを製造する
こと。 【解決手段】 モルタルを製造する際には、増粘剤Bを
除くモルタルの構成材料、セメントC,砂などの細骨材
s,各種混和材Aと水W1とを、それぞれ所定量ずつ練混
ぜプラントのモルタルミキサ10内に投入して混練し、
増粘剤Bを除いた所定配合比のモルタルMを製造する。
モルタルMは、その後、生コン車12の回転ドラム14
に移し変えられる。一方、増粘剤Bは、ミキサ16内に
所定量の水W2とともに投入されて、これらを混合した
増粘剤スラリーDが作製される。増粘剤スラリーDの濃
度は、10%程度に設定されている通常使用濃度よりも
低く設定される。増粘剤スラリーDは、モルタルMが収
容されている生コン車12の回転ドラム14内に投入
し、回転ドラム14をアジテータで回転駆動することに
より、モルタルMと増粘剤スラリーDとを攪拌混合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、隙間充填用モル
タルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】構造物と構造物との間の隙間や、機械を
設置した際の、機械と基礎コンクリートとの間の隙間、
さらには、耐震補強のためにコンクリート構造物の周り
を鋼鈑で囲んだ際の、構造物と鋼鈑との間の隙間などに
は、モルタルを充填して、隙間を埋めて両者間の一体化
を図ることが行われている。
【0003】このような隙間に充填するモルタルには、
ブリーデングの発生防止や、砂分の沈降を防止するた
め、練混ぜ水に粘性を与える増粘剤が通常使用されてい
る。
【0004】このような隙間充填用モルタルを製造する
際には、練混ぜプラントのミキサの内部に、増粘剤を残
さないで添加するために、まず、増粘剤を除いたモルタ
ルの構成材料を練混ぜプラントのミキサで混練して、増
粘剤を含まないモルタルを作製する。
【0005】そして、作製したモルタルを生コン車に搭
載し、生コン車のドラム中に、増粘剤と水とを混合した
増粘剤スラリーを添加し、生コン車のアジテータで練混
ぜる方法(スラリー添加方法)が、広く採用されている。
【0006】しかしながら、このような従来の隙間充填
用モルタルの製造方法には、特に、増粘剤を添加する際
に、以下に説明する技術的な課題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、前述した従
来のスラリー添加方法では、通常、10%程度の濃度の
増粘剤スラリーを用いているが、生コン車のドラム内に
増粘剤スラリーを添加すると、増粘剤スラリーがアルカ
リ分に接触して、スラリーがゼリー状に固まり、いわゆ
るダマ状態になって、モルタル中に均一に分散させるこ
とが、非常に難しくなり、その結果、増粘剤の持つブリ
ーディングの発生防止や沈降防止効果を一部しか発揮さ
せることができなかった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、増
粘剤を均一に分散することができる隙間充填用モルタル
の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、増粘剤を含む隙間充填用モルタルの製造
方法において、前記増粘剤を除いた構成材料を混練した
モルタルに、前記増粘剤を水に混合した増粘剤スラリー
を添加した後に練り混ぜる方法であって、前記増粘剤ス
ラリーの濃度を、通常使用濃度よりも低く設定するよう
にした。増粘剤と水とを混合した増粘剤スラリーの濃度
が10%程度の通常使用濃度の場合には、セメントと水
が混合することにより生成するアルカリ分と増粘剤スラ
リーとが接触することにより、急激にスラリーの粘性が
増加してダマになり、そのほぐしが非常に難しくなる
が、本発明の隙間充填用モルタルの製造方法によれば、
増粘剤スラリーの濃度を、通常使用濃度よりも低く設定
するので、粘性増加の程度が状らいの方法よりも緩やか
になり、ダマが発生してもその強度が低く、練混ぜによ
り、増粘剤を均一に分散することが可能になる。前記増
粘剤スラリーの濃度を、前記通常使用濃度の1/3以下
とすることにより、より一層増粘剤の均一分散が容易に
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1
は、本発明にかかる隙間充填用モルタルの製造方法の一
実施例を示している。
【0011】同図に示した方法で製造される隙間充填用
モルタルは、例えば、構造物と構造物との間の隙間、機
械を設置した際の、機械と基礎コンクリートとの間の隙
間、耐震補強のために橋脚などのコンクリート構造物の
外周に鋼鈑補強を施した場合の、構造物と鋼鈑との間の
隙間などに充填使用される。
【0012】このような用途に用いる隙間充填用モルタ
ルは、特に、ブリーディングの発生防止や、砂,セメン
ト粒子などの固形分の沈下を防止するために、増粘剤B
が含まれている。
【0013】この増粘剤Bを含む隙間充填用モルタルを
製造する際には、増粘剤Bを除くモルタルの構成材料、
セメントC,砂などの細骨材s,高性能減水剤などの各種
混和材Aと水W1とを、それぞれ所定量ずつ練混ぜプラ
ントのコンクリートミキサまたはモルタルミキサ10内
に投入して混練し、増粘剤Bを除いた所定配合比のモル
タルMを製造する。
【0014】このようにして作製されたモルタルMは、
その後、生コン車12の回転ドラム14に移し変えられ
る。一方、増粘剤Bは、ミキサ16内に所定量の水W2
とともに投入されて、これらを混合した増粘剤スラリー
Dが作製される。
【0015】このときの増粘剤スラリーDの濃度は、1
0%程度に設定されている通常使用濃度よりも低く設定
され、例えば、通常使用濃度の1/3以下の3%程度に
設定する。
【0016】この場合、増粘剤スラリーDの作製に使用
する水W2と、モルタルMの作製ときに使用する水W1
との合計が、所定の水セメント比になるように予め設定
する。
【0017】つまり、所定の水セメント比を確保するた
めの水分量の合計から、予め、増粘剤スラリーDに加え
る水W2を減算した水W1をモルタルMの作製ときに添
加する。
【0018】そして、通常使用濃度よりも低濃度の増粘
剤スラリーDが作製されると、この増粘剤スラリーD
は、モルタルMが収容されている生コン車12の回転ド
ラム14内に投入し、回転ドラム14をアジテータで回
転駆動することにより、モルタルMと増粘剤スラリーD
とを攪拌混合する。
【0019】さて、以上のように構成した隙間充填用モ
ルタルの製造方法によれば、増粘剤スラリーDの濃度が
10%程度の通常使用濃度の場合には、セメントCと水
Wが混合することにより生成するアルカリ分と増粘剤ス
ラリーDとが接触することにより、急激に粘性が増加し
てダマになり、そのほぐしが非常に難しくなるが、増粘
剤スラリーDの濃度を、通常使用濃度よりも低く設定す
るので、粘性増加の程度が従来ほど急激でなくなり、ダ
マが発生してもその強度が低く、生コン車12のアジテ
ータの攪拌混合でも、ダマを破壊して、増粘剤Bをモル
タルM中に均一に分散することが可能になる。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかる隙間充填用モルタルの製造方法によれば、増粘剤
を均一に分散することで、ブリーディングや沈降防止効
果を全体に亘って有効に発揮させることができる。
【0021】また、本発明の隙間充填用モルタルの製造
方法によれば、プラント側に設置してあるモルタルミキ
サやコンクリートミキサに増粘剤を付着残留させること
なく、増粘剤入りモルタルが製造できる。
【0022】このため、増粘剤がミキサ内に残留して、
次に練り混ぜる普通コンクリートやモルタルに少量の増
粘剤が混ざり込んで、コンクリートやモルタルのスラン
プや空気量の安定化に影響を及ぼすことがなくなり、ま
た、このような影響を排除するための洗浄も不要にな
り、本発明のように増粘剤をスラリー添加すると、一般
コンクリートの出荷に支障を来すことなく、増粘剤を添
加したモルタルの製造が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる隙間充填用モルタルの製造方法
の一実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 モルタルミキサ 12 生コン車 14 回転ドラム 16 ミキサ C セメント s 細骨材 A 混和材 B 増粘剤 D 増粘剤スラリー M モルタル W1,W2 水
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月10日(2000.7.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】このような隙間に充填するモルタルには、
ブリーディングの発生防止や、砂分の沈降を防止するた
め、練混ぜ水に粘性を与える増粘剤が通常使用されてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、増粘剤を含み、所定の水セメント比に設
定される隙間充填用モルタルの製造方法において、前記
増粘剤を除いた構成材料を混練したモルタルに、前記増
粘剤を水に混合した増粘剤スラリーを添加した後に練り
混ぜる方法であって、前記モルタルの混練に用いる水W
1と、前記増粘剤スラリーに用いる水W2との合計が前
記水セメント比になるように設定され、前記モルタルを
生コン車の回転ドラムに移送し、前記増粘剤スラリーの
濃度が、10%程度の通常使用濃度よりも低くなるよう
に設定した前記水W2を添加して前記増粘剤スラリーを
作製し、この増粘剤スラリーを前記回転ドラム内に投入
して混合攪拌するようにした。増粘剤と水とを混合した
増粘剤スラリーの濃度が10%程度の通常使用濃度の場
合には、セメントと水とを混合することにより生成する
アルカリ分と増粘剤スラリーとが接触することにより、
急激にスラリーの粘性が増加してダマになり、そのほぐ
しが非常に難しくなるが、本発明の隙間充填用モルタル
の製造方法によれば、増粘剤スラリーの濃度が、通常使
用濃度よりも低くなるように設定した水W2を添加して
作製するので、粘性増加の程度が従来の方法よりも緩や
かになり、ダマが発生してもその強度が低く、練混ぜに
より、増粘剤を均一に分散することが可能になる。前記
増粘剤スラリーの濃度を、前記通常使用濃度の1/3以
下とすることにより、より一層増粘剤の均一分散が容易
になる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増粘剤を含む隙間充填用モルタルの製造
    方法において、前記増粘剤を除いた構成材料を混練した
    モルタルに、前記増粘剤を水に混合した増粘剤スラリー
    を添加した後に練り混ぜる方法であって、 前記増粘剤スラリーの濃度を、通常使用濃度よりも低く
    設定することを特徴とする隙間充填用モルタルの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記増粘剤スラリーの濃度を、前記通常
    使用濃度の1/3以下とすることを特徴とする請求項1
    記載の隙間充填用モルタルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2376462A (en) * 2001-06-08 2002-12-18 Rmc Readymix Ltd A low cement concrete composition
CN112025978A (zh) * 2020-08-11 2020-12-04 李寿阳 一种混凝土转运装置

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GB2376462A (en) * 2001-06-08 2002-12-18 Rmc Readymix Ltd A low cement concrete composition
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