JP2001062764A - 部品取出チャック - Google Patents

部品取出チャック

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JP2001062764A
JP2001062764A JP23760599A JP23760599A JP2001062764A JP 2001062764 A JP2001062764 A JP 2001062764A JP 23760599 A JP23760599 A JP 23760599A JP 23760599 A JP23760599 A JP 23760599A JP 2001062764 A JP2001062764 A JP 2001062764A
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Japan
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chuck
pin
work table
unit
forceps
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JP23760599A
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Koichi Yokozawa
浩一 横沢
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り出し部品が微小部品であっても、その取
り出し基準位置を高精度に教示し得る部品取出チャック
を提供する。 【解決手段】 部品保持部を備える部品取出チャックに
おいて、教示用基準穴を設け、この教示用基準穴を介し
て部品供給位置の正確な位置合わせを行うとともに、こ
の位置合わせによって部品の取り出し基準位置の教示を
簡易かつ高精度に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小部品等の取り
出しに使用する部品取出チャックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製品の組立てにおける部品の取り
出しには部品保持部としての吸着部あるいは挟持部を具
備する取出チャックをX―Y方向等の所要の方向に操作
自在に架設したロボットが使用されている。
【0003】また、前記ロボットによる部品の取り出し
には、前記取出チャックを部品供給位置より部品組立位
置間において操作しつつ、前記部品供給位置に供給され
る部品を吸着あるいは挟持保持した後、これを前記部品
組立位置に搬入することにより遂行されている。
【0004】さらに、前記ロボットの取出チャックを部
品供給位置より組立位置間において操作する場合には教
示者の目視による教示に加えて部品供給位置において直
接部品を取出チャックにて保持せしめることにより、そ
の取り出し基準位置をロボットの操作部に教示すること
が通常であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記ロボッ
トの取出チャックによる取り出し基準位置の教示方法に
よれば、前者の教示者の目視による教示によっては正確
性に欠けかつ微小部品等の取り出しに要求される高精度
の教示は不可能であり、また後者の部品供給位置に供給
される部品を直接取出チャックに保持せしめる操作が要
求されることから、部品を実際に取出チャックにて保持
せしめ得る場合には問題ないが、部品が微小部品の場合
等、これを直接取出チャックにて教示することが困難
で、正確な教示を行うことができない欠点を有してい
た。
【0006】本発明は前記従来のロボットにおける部品
取出チャックによる部品の取り出しに際する基準位置の
教示方法の欠点に鑑みてなされたもので、取り出し部品
が微小部品であっても、その取り出し基準位置を高精度
に教示し得る部品取出チャックの提供を目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の部品取出チャックは、部品保持を備える部
品取出チャックにおいて、教示用基準穴を設けることに
より構成したものである。
【0008】本発明の構成にあっては、部品保持具に加
えて設けられた教示用基準穴を介して部品供給位置との
正確な位置合わせが行うことができるとともに、この位
置合わせによって部品の取り出し基準位置の教示を簡易
かつ高精度に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
部品取出チャックの具体的な実施の形態を内視鏡用鉗子
装置の鉗子の自動組立装置に適用した場合について説明
する。
【0010】しかして、図1〜図3は内視鏡用鉗子自動
組立装置の実施の形態を示すもので、図1は概略構成の
平面図、図2は概略構成の斜視図、図3は概略構成の正
面図である。
【0011】内視鏡用鉗子自動組立装置20は、前記し
た鉗子の少なくとも2つの被接続材を連結ピンで回動自
在に支持し、連結ピン端部をレーザにより溶着加工して
内視鏡用鉗子を自動的に組立てするためのもので、図
1,2にて示すごとく、鉗子の少なくとも2つの被接続
材及び連結ピンを載置する部品載置部21と、部品載置
部21から各部品を保持して部品組立用の治具上に移送
するための部品保持搬送部22と、被接続材間の隙間を
治具上で調整する隙間調整部23と、治具にて組立てら
れた組立品をレーザ加工位置に搬送するための搬送部2
4と、搬送部24にて搬送された治具上の被接続材及び
連結ピン端部を溶着するレーザ加工部25と、レーザ加
工部25にて溶着された内視鏡用鉗子を載置した治具を
搬出する搬出部26とより構成してある。図3において
27で示すのは架台、28で示すのはレーザ加工部架
台、29で示すのはレーザ加工部25のX―Yテーブ
ル、30で示すのはX―Yテーブルコントローラ、31
で示すのは部品保持搬送部22のコントローラ、32で
示すのは主コントロールパネルである。
【0012】部品載置部21は、図4,5にて示すごと
くテーブル33上に載置されたマガジン34と、マガジ
ン34上に配設されたピンパレット35、リンクパレッ
ト36、カンシパレット37、及びテーブル33上に載
置された完成品パレット38等より構成してある。
【0013】マガジン34は、テーブル33上に固定さ
れた位置決め用の固定部材39と、支点40を介してテ
ーブル33上に回動自在に支持されたマガジン位置決め
固定板41とにより、テーブル33上に位置決め固定さ
れている。42で示すのは調整用長孔、43で示すのは
固定ねじである。
【0014】ピンパレット35は、図6にて示すごとき
工程を経てマガジン34上の所定位置にセットされるよ
うになっている。即ち、ピンパレット35は、図6の最
下段部の図にて示すごとく最終的には第1のピンパレッ
ト35aと第2のピンパレット35bとより構成される
が、セット前の段階では、最上段部の図にて示すごとく
ピン44が収納されている第2のピンパレット35bと
外枠45とにより構成されている。この第2のピンパレ
ット35bに余分なピンがあるときには取り除き、詰ま
っていない箇所にはピンセットによりピンを収納し、そ
の後に外枠45を取り外すように設定してある。そし
て、外枠45を取り外された第2のピンパレット35b
上に第1のピンパレット35aを重ね合わせ、しかる後
に重ね合わせられたピンパレット35a,35bを反転
させてこの状態でマガジン34上の所定位置にセットさ
れるようになっている。46で示すのは、第2のピンパ
レット35bの位置決めピン47と嵌合する外枠45側
の孔、48で示すのは位置決めピン47と嵌合する第1
のピンパレット35a側の孔である。
【0015】ピンパレット35の下面部には、図7にて
示すごとく凹部49が凹設してあり、凹部49は図6に
て示すごとくマガジン34側の吸引孔50と連通してあ
る。そして、ピンパレット35に収納されている各ピン
44は、吸引孔50,凹部49を介して吸引保持される
ようになっている。
【0016】リンクパレット36には、図8(a)、
(b)にて示すごとく互いに直交する複数の溝51が一
定ピッチで設けてあり、その直交部に立設された支持ピ
ン52に鉗子部品であるリンクプレート53の孔54が
嵌合し、リンクプレート53が各溝51内に収納される
ようになっている。
【0017】カンシパレット37には、図9(a)、
(b)にて示すごとく水平の溝55が一定ピッチで形設
してあり、各溝55の上部には鉗子カップ56の孔57
と嵌合するカップ保持ピン58が一定ピッチで立設して
ある。そして、各カップ保持ピン58に鉗子カップ56
が各々嵌合保持され、各保持された鉗子カップ56が各
溝55に収納されるようになっている。
【0018】ピンパレット35、リンクパレット36、
カンシパレット37を載置したマガジン34は、図5に
て示すごとくテーブル33上の固定部材39の基準面5
9,60に押し付けられて位置決めされ、この状態でマ
ガジン位置決め固定板41にて固定されるようになって
いる。
【0019】部品保持搬送部22は、部品(ワーク)の
組込み、完成品の取り出し等を行うためのもので、図1
0〜図12にて示すごとく構成してある。図に示すごと
く部品保持搬送部22は、ピン44を吸引保持するため
のピンチャック部61と、リンクプレート53を吸引保
持するためのリンクプレートチャック部62と、鉗子カ
ップ56を吸引保持するための鉗子カップチャック部6
3と、完成ワークを吸引保持するための完成ワークチャ
ック部64と、各チャック部61,62,63,64を
X―Y方向に移動制御するためのX―Yテーブル部65
等より構成してある。
【0020】各チャック部61,62,63,64の構
成は、部品のチャック部を除き同一に構成してあり、以
下鉗子カップチャック部63の構成について説明し、他
のチャック部の構成については説明を省略する。図にお
いて66で示すのは鉗子カップチャック部材で、チャッ
ク保持部材67に固定されており、チャック保持部材6
7は、ガイド部材68を介して上下にスライド自在の構
成となっている。69で示すのは固定ねじである。
【0021】チャック保持部材67は、昇降自在にガイ
ドされた保持板70を介して昇降板71に固定してあ
る。昇降板71は、X―Yテーブル部65に固設された
支持板72に固定保持されたエアーシリンダー73のピ
ストンロッド74に固定してある。75で示すのは、昇
降板71を常時上動させる方向に付勢するための弾機で
ある。76で示すのは、支持板72に固設されたブラケ
ット77に固定された上部ダンパーで、昇降板71の上
昇時の衝撃を緩和するためのものである。78で示すの
は下部ダンパーである。79で示すのは、チャック保持
部材67が鉗子カップ56を吸引保持して上昇したのを
検知するとともに次工程の動作信号を発するためのセン
サーである。
【0022】鉗子カップチャック部材66には、図13
にて示すごとく吸引用の孔80と、NC装置(図示省
略)に加工制御の基準点を教え込ませるための教示用基
準穴としての小孔81が設けてあり、小孔81は、カン
シパレット37におけるカップ保持ピン58と嵌合自在
の構成となし、図14にて示すごとく、小孔81をカン
シパレット37のカップ保持ピン58に嵌合させ、この
ピン58の中心位置を図14,15にて示すごとく眼鏡
82にて確認してNC装置に基準点83を教え込むこと
ができるように構成してある。即ち、まず前記眼鏡82
に予め設けられたクロス線82aの基準点83をカンシ
パレット37におけるカップ保持ピン58の中心に位置
合わせする(図15(b)参照)。
【0023】しかる後、部品保持搬送部22のX―Yテ
ーブル部65を作動せしめつつ各チャック部61,6
2,63,64のうちのチャック部63を図14に示す
ごとく眼鏡82とカンシパレット37上側間に進入せし
めるとともに図15に示すごとく、チャック部63の小
孔81を眼鏡82のクロス線82aの基準点83と位置
合わせすることにより前記NC装置に対してチャック部
63の吸引用孔80による鉗子カップ56の吸引保持の
基準位置を教示することができる。
【0024】また、前記NC装置に対する基準位置の教
示時には、前記教示操作に関連して、前記NC装置をマ
ニュアル操作によって、チャック部63を作動し、実際
にカンシパレット37上にセットされる鉗子カップ56
と吸着保持せしめて確認することにより、前記教示作業
の適確化を計ることができる。
【0025】なお、図16,17はピンチャック部61
とリンクプレートチャック部62のチャック保持部材6
7a,67bに固定したピンチャック部材66a,リン
クプレートチャック部材66bを示しており、それぞれ
のピンチャック部材66a,リンクプレートチャック部
材66bには、前記鉗子カップチャック部材66に設け
られた教示用基準穴としての小孔81に相当する教示用
基準穴としての小孔81a並びに半円孔81bを設ける
ことにより構成されている。
【0026】これらの教示方法としては、前記鉗子カッ
プ56のチャック部63と同様の操作により遂行するこ
とができるが、前記教示用基準穴としての小孔81,8
1a,半円孔81bの構成は図示の実施の形態の構成に
限定されず、同効作用を得られる長孔、溝状孔等、チャ
ック部が保持せんとする部品の形状あるいは部品を位置
決めする位置決めピン、その他の位置決め部材の形状等
の構成に対応せしめた構成により実施し得るものであ
る。図14において84で示すのは眼鏡支持アーム、8
5で示すのはアーム保持ロッドである。眼鏡部86は、
基準点83をNC装置に教え込んだ後に取り外すように
設定してある。
【0027】各チャック部61,62,63,64は、
図10〜図12に示すごとく、X―Yテーブル部65の
Xテーブル87に固定されたチャックテーブル88に固
設してある。X―Yテーブル部65は、互いに直交する
Xテーブル87とYテーブル89とより構成してある。
Xテーブル87は、DCサーボモータ90を介してX方
向91に移動制御自在の構成となっており、Yテーブル
89は、DCサーボモータ92を介してY方向93に移
動制御自在の構成となっている。従って、各チャック部
61,62,63,64は、Xテーブル87,Yテーブ
ル89を介して所定位置に移動制御できるようになって
いる。
【0028】部品載置部21の側方部には、図1,2に
て示すごとく、組立品をレーザ加工部25方向に搬送す
るための搬送部24と、レーザ加工の完了した完成品を
搬出するための搬出部26とが配設してあり、搬送部2
4、搬出部26とはベルトコンベアーにて構成してあ
る。搬出部26のベルト26a上の部品載置部21側に
は、図4において、想像線で示すようにワーク台(部品
組立用治具)100が載置してあり、ワーク台100の
有無は、近接センサー101を介して検出されるように
設定してある。そして、センサー101にてワーク台1
00があるのを検知した際には、ベルト26aの上方位
置まで移動制御されている部品保持搬送部22のワーク
台チャックユニット部102を介してワーク台100が
保持されて図2,図5にて示すワーク組込部103に搬
送されるようになっている。
【0029】ワーク台チャックユニット部102は、図
18にて示すごとく構成している。即ち、ワーク台チャ
ックユニット部102は、一対のチャック爪105,1
05を有する平行チャック104を備えており、この平
行チャック104はチャックホルダー106を介して保
持されている。平行チャック104にはエアーシリンダ
ー107が装備してあり、一対のチャック爪105,1
05はこのエアーシリンダー107を介して水平方向に
開閉自在の構成となっている。チャックホルダー106
は、X―Yテーブル部65に立設固定されたガイドベー
ス108に対してスライド自在に嵌装されたスライドベ
ース109に固設してある。110で示すのはガイドレ
ールである。
【0030】スライドベース109は、連結部材111
を介してシリンダー112のピストンロッド113に固
設してあり、平行チャック104はシリンダー112を
介して昇降制御し得るように設定してある。114で示
すのは、連結部材111に装備されたショックアブソー
バーで、平行チャック104の下降端での衝撃を緩和し
得るように設定してある。シリンダー112は、図11
にて示すごとく、X―Yテーブル部65上に固設された
支持テーブル115に固定されている。
【0031】ガイドレール110は、図11にて示すご
とくガイドべース108の両面部に設けてあり、ワーク
台チャックユニット部102をガイド支持する側と反対
側のガイドレール110には、ワーク台操作ユニット部
116が昇降自在にガイド支持されている。
【0032】ワーク台操作ユニット部116は、図19
にて示すごとくねじ操作ユニット部117,ピン押しユ
ニット部118,完成ワーク有無センサー部119、及
び固定板操作ユニット部120等より構成してある。
【0033】ねじ操作ユニット部117は、ワーク台1
00における固定板121(図21,22参照)のねじ
122(図21,22参照)を回動操作してねじ締め、
ねじ緩め操作するためのもので、支持べース(支持板)
123上に固装してある。ねじ操作ユニット部117
は、ねじ122を回動操作するためのねじ回転軸124
と、ねじ回転軸124を正逆回転するためのステッピン
グモータ125等より構成してある。
【0034】ねじ回転軸124は、図20にて示すごと
く支持べース123に固設されたハウジング126によ
り上下動自在に支持されており、ねじ回転軸124の下
端部はねじ122の頭部と係合するねじ係止部124a
に形設してある。ねじ回転軸124は、軸受127を介
してハウジング126に支持された管状のスリーブ12
8内に貫挿してあり、ねじ回転軸124は、ねじ回転軸
124の下部に設けられたフランジ部124bとスリー
ブ128下端部間に弾装された圧縮コイルばねのごとき
弾機129を介して常時下方向に付勢される構成となっ
ている。130で示すのはストッパー部である。ネジ回
転軸124の上端部には、上部検出用の近接スイッチ1
31、下部検出用の近接スイッチ132と協働してねじ
回転軸124の上限、下限作動位置を検出するための円
板133が固設してある。
【0035】両近接スイッチ131,132は、センサ
ー保持部材134に保持されており、センサー保持部材
134は支持べース123に固設されたブラケット13
5に固定されている。スリーブ128には、プーリー1
36が固設してあり、ステッピングモータ125の駆動
軸137に固設したプーリー138とプーリー136と
の間にはVベルト139が巻回してある。
【0036】支持べース123には立設部140が一体
的に又は固定して設けてあり、支持べース123はこの
立設部140を介してスライドべース141に固定して
ある。支持べース123には、ねじ操作ユニット部11
7の他、図19に示すごとく、前述のピン押しユニット
部118、完成ワーク有無センサー部119、及び固定
板操作ユニット部120が固定装備してあり、従って、
各部117,118,119,120はスライドべース
141を介して上下方向に可動自在の構成となってい
る。
【0037】スライドべース141と立設部140には
連結部材142が固定してあり、連結部材142はシリ
ンダー143のピストンロッド144に連結されてい
る。シリンダー143は、図11にて示すごとく、X―
Yテーブル部65上に固設された支持テーブル115に
固定されている。連結部材142にはショックアブソー
バー145が装備され、支持べース123の下動時の衝
撃を緩和し得るようになっている。
【0038】ピン押しユニット部118は、ワーク台1
00に組込まれた組込み品の隙間調整が完了した後に組
込み品である被接続部材連結用のピンを下方に押すため
のもので、図19に示すごとく、シリンダー146と、
シリンダー146のピストンロッド147先端部に設け
られたピン押し部148とより構成してある。
【0039】完成ワーク有無センサー部119は、ワー
ク台100上に完成ワークがあるか否かを検出するとと
もに2種類あるリンクプレート53のいずれかであるか
を検出するためのものであり、いずれのリンクプレート
53であるかの検出は、リンクプレート53の面取り加
工部の方向により検出するようになっている。
【0040】固定板操作ユニット部120は、X―Yテ
ーブル部65上の支持板72に固設してある。固定板操
作ユニット部120は、ワーク台100の固定板121
(図21,22参照)の開孔150(図21,22参
照)と係合して固定板121を移動操作するための固定
板操作ピン151と、固定板操作ピン151を作動する
ためのエアーシリンダー152と、エアーシリンダー1
52を支持するための保持板149と、保持板149を
支持板72に固定するための取付け板153とより構成
してある。154で示すのは、ワーク台100のフラグ
155(鉗子カップ56とリンクプレート53の組み合
せに応じてフラグ位置を切り換えるもので、図21参
照)を検出するためのフラグ検出ピンで、支持べース1
23に固設されたシリンダー156により作動されるよ
うになっている。
【0041】被接続材であるリンクプレート53や鉗子
カップ56、及び接続用のピン44を組立てるためのワ
ーク台100は、図21〜図23にて示すごとく構成し
てある。即ち、ワーク台100は、枢着ピン44と鉗子
カップ56及びリンクプレート53を載置する台本体1
60と基台161とを一体的にビスで結合してある。
【0042】台本体160の上面のほぼ中央部には枢着
ピン44と鉗子カップ56及びリンクプレート53を位
置決めする凹入縁162を設けた凸状の案内部163が
形成され、この凹入縁162の近傍のねじ122によっ
て、鉗子カップ56の基部、リンクプレート53を台本
体160に押されて固定する固定板121が設けられて
いる。また台本体160の上面には、固定板121を案
内部163の上面及び側面に密着して案内させるべく固
定されたガイドプレート165と、鉗子カップ56とリ
ンクプレート53の組み合せに応じて、フラグ位置を切
り換えできる摺動自在なフラグ155が設けられてい
る。
【0043】固定板121には、その先端部に開孔16
7と、中央部にねじ122を挿通する長孔168と、他
端部にこの固定板121を進退すべく牽引手段と係合す
る開孔150が設けられている。なお、固定板121の
下面には、前記先端部の開孔167が前記台本体160
の凹入縁162内に載置された枢着ピン44を臨む位置
に達したときに、凸状の案内部163端面に当接する係
止片170が設けられている。
【0044】台本体160の前記凸状の案内部163と
平行な2側面160a,160bにはそれぞれチャック
挟持用の凹部171が設けられ、他の側面160c(固
定板121の下方の面)には略H状の自動組立搬送時に
チャックされる鍔部材172が固定されている。
【0045】基台161の側面(台本体160の凹部1
71を設けた面と同じ面)には、溝173が設けられ、
他の側面(略H状の鍔部材172を固定した面)には切
欠きした段部174が設けられている。この段部174
には、溝173の一端173aに対して45°傾けて切
欠いた平坦面174aが設けられている。この平坦面1
74aに対応する基台161の稜線部分161aには、
稜線を形成する面に対して45°傾けて切欠いた切欠面
173bが形成されている。
【0046】台本体160の前記凹入縁162の適所に
おいて、ワーク台100に穿設した案内孔175の上部
には第1押し上げピン176を突出入自在に配し、この
ピン176を下方に常時付勢しているばね177が第1
押し上げピン176の基部176aと台本体160との
間に配設されている。押し上げピン176の基部176
aの下側には、太径部の軸方向に長孔178を設けたピ
ストンロッド179(以下、Pロッドと呼ぶ)を縦動自
在に収容され、Pロッド179の細径部の下部において
基台161に嵌合するとともに係止されている。
【0047】Pロッド179の太径部の側面は、切欠い
た平坦面180が設けられてこの平坦面180に垂直に
前記長孔178が穿設されている。前記基台161に設
けた平坦面174aと切欠面173bとの間には、前記
案内孔175に貫通した垂直な横案内孔181が穿設さ
れ、この横案内孔181にPロッド179の長孔178
に貫通した係止ピン182が設けられている。係止ピン
182の頭部182aは横案内孔181内に配したばね
183により付勢され、Pロッド179の平坦面180
に押圧され、軸部182bはPロッド179の長孔17
8を貫通してその端部を押し棒184に埋設固定されて
いる。
【0048】基台161の底面161aには、前記案内
孔175に平行な吸引用の小孔185が穿設され、基台
161と台本体160とで形成されている空室186に
開口している。台本体160の底部160dには、前記
第1押し上げピン176の基部176aと台本体160
とで形成される空室186に連通する小孔187が穿設
されている。従って、基台161の小孔185を介し
て、押し上げピン176と台本体160の案内孔175
の間隙から、凹入縁162に載置されるピン44が吸引
吸着されることになる。
【0049】台本体160の案内部163に設けた凹入
縁162は、押し上げピン176の突出入する開口部分
に設けたピン44の頭部44bと嵌合する凹部162a
と、鉗子カップ56の基部とリンクプレート53を受け
る載置部162bと鉗子カップ56の頭部を受ける頭部
受け部162cより構成されている。188で示すの
は、凹入縁162の鉗子カップ56の頭部受け溝189
を形成し、鉗子カップ56が倒れないように規制した受
け部材である。190で示すのは、台本体160の案内
部163を摺動する固定板121の動きを滑らかにすべ
く介挿されたばねである。
【0050】図18に示すごとく、ワーク台チャックユ
ニット部102のチャック爪105を介して保持(チャ
ッキング)されたワーク台100は、X―Yテーブル部
65を介してワーク組込部103位置の直前まで移動さ
れて下降し、下降動作を確認した後に図4、図24、図
25にて示すごとくワーク組込部103位置まで移動さ
れるようになっている。そして、チャック爪105が開
作動されワーク台100の保持を解除するように設定し
てある。200で示すのは、ワーク組込部103にセッ
トされたワーク台100をクランプ(固定保持)するた
めのワーク台クランプで、クランプ軸201の先端部に
固設されたクランプヘッド202、クランプヘッド20
2を進退操作するためのエアーシリンダー203、支持
板204、及びシリンダークランプ205とより構成し
てある。
【0051】ワーク台クランプ200を介してクランプ
されたワーク台100のねじ122は、ワーク台操作ユ
ニット部116のねじ操作ユニット部117を介して緩
められるようになっており、その後ワーク台操作ユニッ
ト部116の固定板操作ユニット部120を介して固定
板121が図21にて示す矢印方向に移動操作されるよ
うになっている。そして、空状態のワーク台100に
は、図23にて示すごとくピン44、リンクプレート5
3、鉗子カップ56がこの順序で供給され、リンクプレ
ート53と鉗子カップ56がピン44で連結された状態
で組立てられるようになっている。206で示すのは、
ワーク台100上に組立てられているピン44、リンク
プレート53、鉗子カップ56の組立てられた状態を保
持するためのレバーで、ロータリーシリンダーのごとき
レバー駆動装置207を介して回動駆動されるように設
定してある。即ち、レバー206がレバー駆動装置20
7を介して図24において時計方向に回動された際に
は、レバー206先端部に装備したローラー208(図
25参照)がワーク台100の固定板121を押してワ
ーク台100上に組立てられているピン44、リンクプ
レート53、鉗子カップ56を保持するように設定して
ある。209で示すのは、レバー駆動装置207の支持
台である。
【0052】ワーク台100は、平行に配設したガイド
部210,210とストッパー部211とにより位置決
めされるようになっており、ストッパー部211には、
ワーク台100確認用の近傍スイッチ212が取り付け
てある。213で示すのは、組立てが完了したクランプ
状態が解除されたワーク台100を隙間調整部23方向
に移送するためのワーク台移送シリンダーで、ピストン
ロッド214の先端部にはワーク台移送ヘッド部215
が固設してある。216で示すのは吸引孔、217で示
すのは組立べース台である。218で示すのはレバー2
06の回転検出用の近接センサーである。
【0053】隙間調整部23は図26〜図31にて示す
ごとく基台230上に載置され、ステッピングモータ2
31、隙間調整ユニット232及び基台230の上がり
部230a上に固設されている押し上げピンクランプユ
ニット233から構成されている。隙間調整ユニット2
32のワークテーブル234は底板230bとビス(図
29参照)により一体的に構成され、ワークテーブル2
34の上面にはワーク台載置面235及びワーク台10
0の位置を規制する壁面236が形成され、このワーク
台載置面235を残し蓋体237で被われている。
【0054】さらに上記ワークテーブル234の上面に
はコの字状のワーク台クランプ爪238を回転自在に支
持するための突起239が形成され、ワーク台クランプ
爪238を支軸240により回動自在に支持している。
上記ワーク台クランプ爪238にはコイルばね241を
支持する筒242が一体的に設けられ、コイルばね24
1を蓋体237の裏面とで支持し、ワーク台クランプ爪
238を反時計方向に付勢している。またワーク台クラ
ンプ爪238の爪部238aはワーク台載置面235上
に延出している。
【0055】ワークテーブル234内にはシリンダー室
243及び隙間調整機構室244が形成されている。シ
リンダー室243はワークテーブル234を貫通してお
り、下方の開口部には図29にて示すごとくOリング2
45を介して栓体246が固着されている。上記栓体2
46上にはピストン247がOリング248を介してス
ライド可能に設けられ、ピストン247と一体に形成さ
れている軸249の上端が上記ワーク台クランプ爪23
8の裏面に当接し、コイルばね241よりピストン24
7を下方に押し下げている。また、シリンダー室243
の周壁のピストン247の下方にはエアー供給孔250
が形成されエアー供給パイプ251が接続されている。
【0056】隙間調整機構室244には偏心カム252
を固設した駆動軸253が横設され、ワークテーブル2
34を貫通し回動自在に支持され、この軸253の一端
に固設されているプーリー254とステッピングモータ
231に固設されているプーリー255に掛け渡されて
いるタイミングベルト256により回転するようになっ
ている。さらに同室244内に位置するL字状レバー2
57は底板230bに形成されている突起258に平面
的に見て十字状にビス259で固設された板ばね260
の各々にビス261で固設され、この板ばね260の交
叉点を回動支点として回動するようになっている。
【0057】上記L字状レバー257の水平部257a
は上記偏心カム252に当接するとともに下面は底板2
30bに穿設された凹部262に配置されているコイル
ばね263に当接し、上面はワーク台載置面235に穿
設されている孔264に嵌入しコイルばね265で押し
下げられている押し上げ棒266と当接されている。さ
らに水平部257aの先端部に形成されている傾斜面2
57bには、図28に示すごとく、ワークテーブル23
4に螺設されている調整ねじ267の先端に当接し、L
字状レバー257の位置を調整できるようになってい
る。上記L字状レバー257の垂直部257cはワーク
テーブル234に穿設されている孔268及び蓋体23
7に設けられている孔269を貫通し上面に突出されて
いる。
【0058】上記ワークテーブル234には、電気マイ
クロメータ270を支持する支持体271が垂直に形成
されている。この支持体271の上端にはすり割り27
2及びすり割り272と連続して電気マイクロメータ2
70の挿入口273が設けられ止めネジ274により電
気マイクロメータ270が固設されるようになってい
る。上記電気マイクロメータ270の接触子275は、
上記L字状レバー257の垂直部257cと接触してい
る。
【0059】上記蓋体237の上面にはワーク台100
を検知する非接触形のセンサー276が固設され、この
センサー276の信号によりステッピングモータ231
が作動するようになっている。上記モータ231、プー
リー254,255及びタイミングベルト256は、図
28に示すごとく蓋体277で被われている。
【0060】上記軸押し上げピンクランプユニット23
3はエアーシリンダー278により前後動する軸279
と、この軸に嵌合しワーク台100の角部を押圧する押
圧シリンダー280とから構成されている。
【0061】上記軸279はワーク台100の押し棒1
84(図22参照)を押圧し、この軸279の移動に追
随しコイルばね281により押圧シリンダー280が前
進しワーク台100をワーク台載置面235に設けた壁
面236に押圧するようになっている。
【0062】隙間調整部23にて隙間調整作業が完了し
たワーク台100は、図26に示す部品保持搬送部24
のワーク台チャックユニット部102を介して保持さ
れ、搬送部(供給コンベアー)24のベルト24a(往
ベルト)の上に移送載置されるようになっている。そし
て、ベルト24aにてレーザ加工部25方向に搬送され
るようになっている。
【0063】レーザ加工部25は、図2に示すごとくカ
バー290で被われ、このカバー290に往ベルト24
a、搬出部26の復ベルト26a(図4参照)に面した
部分に設けた開口291と、テーブル292上に移動テ
ーブル293、テーブル294上の移動テーブル295
に面した開口296が設けられている。カバー291の
側面の蓋291aは蝶番297によって開閉できる。
【0064】なお、レーザ加工装置25の上部には、レ
ーザ照射モニター298が設けてあり、被接続部材の枢
着ピン等にレーザ光が照射されたことが確認できるよう
になっている。
【0065】次に、上記構成に基づいて内視鏡用鉗子を
自動組立てする作用について説明するに、図32は自動
組立工程を示すフローチャート図で、まず、図32のス
テップ500にてピン44、リンクプレート53、鉗子
カップ56をそれぞれ収納したピンパレット35、リン
クパレット36、カンシパレット37をマガジン34上
にセットし、マガジン34をテーブル33上に載せる。
この際、ピンパレット35の下面に設けた凹部49とマ
ガジン34上面に設けた凹部とが一致し、マガジン34
に設けた吸引孔50によりピン44を吸引保持する。次
に、ステップ501に示すようにワーク台100を復ベ
ルト26a上に載置する。このワーク台100の有無は
センサー101にて検出される。
【0066】次に、ステップ502に示すように部品保
持搬送部22のスタート位置を定める。この場合には、
前述したごとく、前記眼鏡82に予め設けられたクロス
線82aの基準点83をカンシパレット37におけるカ
ップ保持ピン58の中心に位置合わせする(図15
(b)参照)。
【0067】しかる後、部品保持搬送部22のX―Yテ
ーブル部65を作動せしめつつ各チャック部61,6
2,63,64のうちのチャック部63を図14に示す
ごとく眼鏡82とカンシパレット37上側に進入せしめ
るとともに図15(a)に示すごとく、チャック部63
の小孔81を眼鏡82のクロス線82aの基準点83と
位置合わせすることにより前記NC装置に対してチャッ
ク部63の吸引用孔80による鉗子カップ56の吸引保
持の基準位置を教示することができる。
【0068】そして、この鉗子カップ56の吸引保持の
基準位置の教示により、その他の基準位置、即ちピンチ
ャック部61、リンクプレートチャック部62によるピ
ン44、リンクプレート53の吸着保持の基準位置及び
その他の部品保持搬送部22における組立部位の基準位
置をも前記教示の位置基準から割り出ることになる。
【0069】逆に、前記鉗子カップ56の基準位置の教
示に換えて、他のピン44あるいはリンクプレート53
の吸着保持の基準位置を前記各チャック部61あるいは
62に備える小孔81a、半円孔81bを介して教示す
ることにより遂行する方法もある。
【0070】次に、ステップ503に示すようにスター
ト信号にてスタートし、ステップ504にて部品保持搬
送部22のピンチャック部61がピン44を吸着保持す
る。この際には、ピン44を吸着していることをセンサ
ーで検出し、ピンチャック部61が上昇するとともにこ
の上昇をセンサー79が検知する。
【0071】同様にして、ステップ505,506にて
リンクプレート53、鉗子カップ56をリンクプレート
チャック部62、鉗子カップチャック部63にて吸着保
持して上昇し、この各上昇をセンサー79にて検知す
る。この場合、組立品がある場合にはステップ507の
工程が入るが、最初の工程においては、ステップ509
にてワーク台チャックユニット部102が復ベルト26
a上へ移動する。ワーク台チャックユニット部102
は、センサー101がワーク台100の有ることを検知
したときに下降してワーク台100をステップ510に
てチャックし、チャックした後に上昇する。ワーク台チ
ャックユニット部102の上昇をシリンダーに設けたセ
ンサー(図示省略)にて確認するとステップ511にて
示すごとくワーク台100がワーク組込部103の直前
位置に搬送されて載置される。
【0072】ワーク台チャックユニット部102の下降
が確認されると、ワーク台チャックユニット部102が
ワーク台100をワーク組込部103位置まで移動さ
せ、ワーク台100を解放して上昇する。
【0073】ワーク台チャックユニット部102の上昇
確認信号によりワーク台クランプ200のシリンダー2
03が作動し、ワーク台100がステップ512にて、
ワーク組込部103に保持される。
【0074】ワーク台100が有るのを近接センサー1
01にて確認すると、ステップ513にて部品保持搬送
部22のねじ操作ユニット117がワーク台100にお
ける固定板121のねじ122を緩める。
【0075】ねじ操作ユニット部117が上昇すると、
ステップ514にて固定板操作ピン151が固定板12
1を図21の矢印方向に移動させる。
【0076】次に、ステップ515にて完成ワーク有無
センサー部119を介して完成ワークの有無を検知する
とともに、完成品がある場合にはリンクプレート(2種
類ある)53の面取り方向がいずれの種類のリンクプレ
ート53であるかを確認する。完成品がない場合には、
の工程に入るが、完成品がある場合には、ステップ5
16にてフラグ検出ピン154が下降し、完成品のリン
クプレート53と対応するフラグ位置にフラグ155が
有ることを確認する。
【0077】次に、ステップ517にて示すように完成
ワークチャック部64が完成ワークを吸着し、ステップ
518にて上昇する。
【0078】完成ワークがない場合には、ピンチャック
部61にて保持しているピン44をステップ519にて
ワーク台100上に載置し、吸引を解除して上昇する。
この吸引解除時には破壊バルブをON―OFFし、解除
を確実化させる。
【0079】同様にして、ステップ520,521にて
リンクプレート53、鉗子カップ56をワーク台100
上に載置し、被接続体であるリンクプレート53と鉗子
カップ56とをピン44にて連結(接続)組立てする。
【0080】鉗子カップチャック部63が上昇すると、
その信号によりレバー駆動装置207を駆動し、レバー
206を時計方向に回動する。このレバー206によ
り、ステップ522にて固定板121が図21の矢印方
向と反対方向に移動され、リンクプレート53、鉗子カ
ップ56及びピン44が組立てられた状態で固定セット
される。
【0081】次に、ねじ操作ユニット部117を下降せ
しめ、ステップ523にて固定板121のねじ122を
締め付けて固定板121を固定する。
【0082】ねじ操作ユニット部117の上昇信号によ
りフラグ検出ピン154が下降し、ステップ524にて
フラグ155を他方向(例えば、図21にて示すように
フラグ155がA位置にあった場合にはB位置方向)に
移動せしめてフラグ切換えを行う。
【0083】次に、ステップ525にてワーク台クラン
プ200によるワーク台100のクランプを解除し、ワ
ーク台100をフリー状態にする。そして、ステップ5
26にてワーク台100をワーク台移送シリンダー21
3を介して隙間調整部23方向に移送する。
【0084】隙間調整部23に移送されたワーク台10
0は、ステップ527にて示すようにエアーシリンダー
278の押圧リンク280を介してクランプ固定され
る。
【0085】次に、隙間調整ユニット232のシリンダ
ー室243内にエアー供給孔250からエアーが供給さ
れ、ピストン247が上昇し、ステップ528にてワー
ク台100がコ字状のワーク台クランプ爪238を介し
て固定される。
【0086】そして、非接触形センサー276にてワー
ク台100の有無を確認する。このステップを529に
て示す。ワーク有りの信号にてステッピングモータ23
1が回転し、偏心カム252が回転する。この偏心カム
252の回転により、L字状レバー257が図10にお
いて時計方向に回動し、押し上げ棒266が上動せしめ
られる。これによりワーク台100の第1押し上げピン
176が押し上げられ、この操作にてリンクプレート5
3と鉗子カップ56との間の隙間がゼロとなる。このス
テップを530に示す。一方、L字状レバー257が電
気マイクロメータ270を押し、ストップした位置を隙
間ゼロ位置とする。
【0087】次に、ステッピングモータ231を隙間
0.02mm分だけ逆転させ、押し上げ棒266を下降
させる。なお、隙間0.02mmは製品により異なる。
このステップを532に示す。
【0088】次にエアーシリンダー278を収縮し、押
し上げピンクランプユニット233を解除する。このス
テップを532に示す。
【0089】以上により隙間ステップが完了する。この
ステップを533に示す。
【0090】次に、ワーク台操作ユニット部116のピ
ン押し部148が下降し、ワーク台100上のピン44
を押す。このステップを534に示す。
【0091】次に、押し上げピンクランプユニット23
3をOFF操作し、ワーク台100をワーク台チャック
ユニット部102にて保持して往ベルト24aに供給す
る。このステップを535に示す。
【0092】そして、ワーク台チャックユニット部10
2に上昇信号にて指定個数カウントし、カウントUPし
たらスタート位置に戻る。このステップを536に示
す。
【0093】以上の工程により、内視鏡用鉗子の枢着ピ
ン44、リンク53、鉗子カップ56を組立てしたワー
ク台100を往ベルト24aによってレーザ加工部25
内に搬入されるとともにレーザ加工部25に装備される
セット手段(図示しない)にてレーザ加工位置にセット
される。このセット状態は光学系314を介してテレビ
モニター313により映像確認される。
【0094】しかる後、レーザ照射部(図示しない)が
前記レーザ加工位置に位置合わせされてセットされ、か
つこのレーザ照射部からのレーザ光が図34にて示すピ
ン44の溶着部44aを照射し、ピン44にて鉗子カッ
プ56の連結片56bとリンクプレート53を回動自在
に枢着する。
【0095】さらに、前記ワーク台100がレーザ加工
部25に装備される搬出手段(図示しない)にて復ベル
ト26aを介して同加工部25外に搬出される。他方、
前記と同様の工程にて前記ワーク台100にて加工され
た図34の組立部品の鉗子カップ56と対をなす鉗子カ
ップ56が組立てられ、図35に示すごとく、両者が互
いに対向状態下に組み合わされ、かつそのリンクプレー
ト53,53間に操作ワイヤ6を連結した継手金具7が
組込まれ、枢着ピン12にて枢支された状態にて両鉗子
カップ56がワーク台(図示しない)にセットされ再び
移動テーブル293を介してレーザ加工部25内に搬入
されるとともにセット手段にてレーザ加工位置に固定
後、レーザ照射部にて枢着ピン12の溶着部15が溶着
される。
【0096】さらにその後、図36に示すごとく、前記
図35状態に加工後の鉗子カップ56の連結部の外側に
可撓管1のすり割開口カバー8が装着されるとともに鉗
子カップ56の前端枢着部56aに枢着ピン14を装入
した状態にて、ワーク台(図示しない)にセットした
後、レーザ加工部25の移動テーブル295を介してレ
ーザ加工部25内に搬入し、かつセット手段にてこのワ
ーク台をレーザ加工位置に固定後、レーザ照射部にて枢
着ピン14の溶着部15を照射して溶着することにより
図33に示す鉗子カップ装置2を製作することができ
る。
【0097】なお、図1,2にて示す315はレーザ加
工位置における加工状態をモニター313に映像する場
合の照射用のファイバーバンドル、318はテーブル、
349は移動テーブル293,295のスライド溝部、
360は移動テーブル293にセットされる操作ワイヤ
6の案内棒、362は移動テーブル295にセットされ
る可撓管1の支持ピン、459,471は隙間調整部を
示すものである。
【0098】以上の実施の形態については、本発明部品
取出チャックについて、内視鏡用鉗子装置の自動組立装
置における鉗子カップ、リンクプレート及び鉗子カップ
とリンクプレートを枢着するピンの三者を、それぞれの
供給位置より組立位置間に保持する各チャック部に適用
した場合について説明したのであるが、同様にして、医
療機器、電気機器等の微小部品の組立て作用に使用する
ロボットのチャックについても実施することができると
ともに部品の保持については、吸着して保持する実施の
形態について述べたが、これをチャック爪にて挟持する
チャックについても同様に実施し得るもので、部品の保
持手段については前述してきた実施の形態に限定される
ものではない。
【0099】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よれば、微小部品の部品供給位置における保持及び保持
後の所要位置への搬送並びに組込み等の動作の位置決め
精度を向上し得るとともにこの種作業の適確化を向上し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品取出チャックを適用した内視鏡用
鉗子自動組立装置を示す概略構成の平面図である。
【図2】本発明の部品取出チャックを適用した内視鏡用
鉗子自動組立装置を示す概略構成の斜視図である。
【図3】本発明の部品取出チャックを適用した内視鏡用
鉗子自動組立装置を示す概略構成の正面図である。
【図4】部品組込部の斜視図である。
【図5】部品組込部の平面図である。
【図6】ピンパレットに対するピンのセット工程図であ
る。
【図7】ピンパレットに対するピンのセット状態を示す
部分断面図である。
【図8】図8(a)はリンクパレットの一部を省略した
平面図、図8(b)はリンクパレットのセット状態を示
す部分拡大図である。
【図9】図9(a)はカンシパレットの一部を省略した
平面図、図9(b)はカンシパレットの一部を省略した
部分拡大図である。
【図10】チャック部の部分斜視図である。
【図11】チャック部の一部を破断した平面図である。
【図12】チャック部の一部を破断した側断面図であ
る。
【図13】カンシチャック部の一部を破断した平面図で
ある。
【図14】挟持状態を示す斜視図である。
【図15】眼鏡拡大図である。
【図16】ピンチャック部の一部を破断した平面図であ
る。
【図17】リンクプレートチャック部の一部を破断した
平面図である。
【図18】ワーク台チャックユニット部の斜視図であ
る。
【図19】ワーク台操作ユニット部の斜視図である。
【図20】ねじ操作ユニット部の断面図である。
【図21】ワーク台の斜視図である。
【図22】ワーク台の断面図である。
【図23】ワーク台の台本体における鉗子カップとリン
クプレート及びピンのセット状態を示す断面図である。
【図24】ワーク組立部の平面図である。
【図25】ワーク組立部の側面図である。
【図26】押し上げピンクランプユニットの斜視図であ
る。
【図27】隙間調整部の斜視図である。
【図28】隙間調整部の一部を破断した側面図である。
【図29】隙間調整部の一部を破断した側面図である。
【図30】L字状のレバーの斜視図である。
【図31】L字状のレバーの側面図である。
【図32】部品組立工程を示すフローチャート図であ
る。
【図33】鉗子の組立状態を示す一工程図である。
【図34】鉗子の組立状態を示す一工程図である。
【図35】鉗子の組立状態を示す一工程図である。
【図36】鉗子の組立状態を示す一工程図である。
【符号の説明】
61,62,63,64 チャック部 65 X―Yテーブル 66 鉗子カップチャック部材 66a ピンチャック部材 66b リンクプレートチャック部材 80 吸引用孔 81,81a 教示用基準穴としての小孔 81b 教示用基準穴としての半円孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品保持部を備える部品取出チャックに
    おいて、教示用基準穴を設けることにより構成したこと
    を特徴とする部品取出チャック。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105089A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Komatsu Sanki Kk 搬送ローダおよびその制御方法
JP2009018007A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Olympus Corp 生検鉗子先端部の自動組立機とその組立方法

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JP2009018007A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Olympus Corp 生検鉗子先端部の自動組立機とその組立方法

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