JP2001062644A - 組立作業台 - Google Patents
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- JP2001062644A JP2001062644A JP24337999A JP24337999A JP2001062644A JP 2001062644 A JP2001062644 A JP 2001062644A JP 24337999 A JP24337999 A JP 24337999A JP 24337999 A JP24337999 A JP 24337999A JP 2001062644 A JP2001062644 A JP 2001062644A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手作業によるワークの組み立てにおいて各種
部品の確実な組み込み及び組立速度の標準化を図る。 【解決手段】 ワークWのケースCに対して各種部品P1
〜P7を手作業で順次組み付ける組立作業台1で、テーブ
ル4上にケースCを位置決め保持する治具5を設置し、
テーブル4の周囲に各種部品P1〜P7を個別に収容する複
数の部品収容箱11〜17を配設し、各部品収容箱11〜17か
らの少量の部品を受ける複数の部品取出部11a〜17aを治
具5の近傍に設置し、それぞれの部品取出部11a〜17aの
近傍に各部品の組込順に点灯するランプ60〜67を配設す
ると共に部品の取出動作を検出する取り忘れ防止センサ
ー71〜77を配設し、その検出に基づく取り忘れ警告手段
8を設置し、ランプ60〜67の表示速度に応じて順に部品
の組み込みを行う。
部品の確実な組み込み及び組立速度の標準化を図る。 【解決手段】 ワークWのケースCに対して各種部品P1
〜P7を手作業で順次組み付ける組立作業台1で、テーブ
ル4上にケースCを位置決め保持する治具5を設置し、
テーブル4の周囲に各種部品P1〜P7を個別に収容する複
数の部品収容箱11〜17を配設し、各部品収容箱11〜17か
らの少量の部品を受ける複数の部品取出部11a〜17aを治
具5の近傍に設置し、それぞれの部品取出部11a〜17aの
近傍に各部品の組込順に点灯するランプ60〜67を配設す
ると共に部品の取出動作を検出する取り忘れ防止センサ
ー71〜77を配設し、その検出に基づく取り忘れ警告手段
8を設置し、ランプ60〜67の表示速度に応じて順に部品
の組み込みを行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカート
リッジ等のワークの組み立てにおいて、そのケースに対
して各種部品を手作業で順次組み付ける組立作業台に関
するものである。
リッジ等のワークの組み立てにおいて、そのケースに対
して各種部品を手作業で順次組み付ける組立作業台に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気テープカートリッジは、ケ
ースが上下のハーフに分割され、下ケースに磁気テープ
を巻回したテープリールを載置し、その中心部にブレー
キ機構の解除部材と回転制止部材とブレーキスプリング
を順にセットし、ケースの周壁にライトプロテクタを、
磁気テープ挿通用の開口部分の近傍にピン押さえバネ
を、開口部分にドアスプリングを装着したドアをそれぞ
れ組み込んだ後に、上ケースを載設して仮組立を行い、
これを次工程のネジ締め装置に搬送して上下ケースをネ
ジの締め付けによって締結し、さらに磁気テープの先端
部にリーダピンを固着して組み立てを完了する。
ースが上下のハーフに分割され、下ケースに磁気テープ
を巻回したテープリールを載置し、その中心部にブレー
キ機構の解除部材と回転制止部材とブレーキスプリング
を順にセットし、ケースの周壁にライトプロテクタを、
磁気テープ挿通用の開口部分の近傍にピン押さえバネ
を、開口部分にドアスプリングを装着したドアをそれぞ
れ組み込んだ後に、上ケースを載設して仮組立を行い、
これを次工程のネジ締め装置に搬送して上下ケースをネ
ジの締め付けによって締結し、さらに磁気テープの先端
部にリーダピンを固着して組み立てを完了する。
【0003】上記のようなワークの組み立ては大量生産
を行う場合には、ロボット等の自動組立装置で自動組み
付けを行うか、コンベアラインに作業者を配置してライ
ンを流れるワークに対して順に各部品の組み込みを行う
ようにするのが一般的であるが、製造量の点から又は自
動化が困難なものでは、これらによらずに1人の作業者
によって手作業で部品を順に組み付けることが好適な場
合がある。
を行う場合には、ロボット等の自動組立装置で自動組み
付けを行うか、コンベアラインに作業者を配置してライ
ンを流れるワークに対して順に各部品の組み込みを行う
ようにするのが一般的であるが、製造量の点から又は自
動化が困難なものでは、これらによらずに1人の作業者
によって手作業で部品を順に組み付けることが好適な場
合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにワークの組
み立てを1人の作業者による人手で行う場合に、作業者
の人為ミスによる部品の組み込み忘れ、作業速度の個人
差によるタクト差を可及的になくすことが要望される。
み立てを1人の作業者による人手で行う場合に、作業者
の人為ミスによる部品の組み込み忘れ、作業速度の個人
差によるタクト差を可及的になくすことが要望される。
【0005】上記組み立てにおいては、効率よく部品を
組み込むには各部品を組付位置の近傍に搬送保管し、無
駄な移動量を低減すると共に、組込順の表示及び標準的
な組立速度の目安となるものがあると好適である。ま
た、部品の組み込み忘れを警告する手段が付設されてい
ると、作業者の心理的な負担の軽減が図れると共に、不
良品の発生が防止できて製品の信頼性を高めることがで
きる。
組み込むには各部品を組付位置の近傍に搬送保管し、無
駄な移動量を低減すると共に、組込順の表示及び標準的
な組立速度の目安となるものがあると好適である。ま
た、部品の組み込み忘れを警告する手段が付設されてい
ると、作業者の心理的な負担の軽減が図れると共に、不
良品の発生が防止できて製品の信頼性を高めることがで
きる。
【0006】そこで本発明は上記点に鑑みてなされたも
のであり、手作業によるワークの組み立てにおいて部品
の確実な組み込み及び組立速度の標準化を図るようにし
た組立作業台を提供せんとするものである。
のであり、手作業によるワークの組み立てにおいて部品
の確実な組み込み及び組立速度の標準化を図るようにし
た組立作業台を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の組立作業台は、ワークのケースに対して各種部品を
手作業で順次組み付ける組立作業台であって、テーブル
上にケースを位置決め保持する治具が設置され、前記テ
ーブルの周囲に前記各種部品を個別に収容する複数の部
品収容箱が配設され、各部品収容箱からの少量の部品を
受ける複数の部品取出部が前記治具の近傍に設置され、
それぞれの部品取出部の近傍に各部品の組込順に点灯す
るランプが配設されると共に、前記部品取出部に部品の
取り出し動作を検出する取り忘れ防止センサーが配設さ
れ、該取り忘れ防止センサーの検出に基づく取り忘れ警
告手段が設置されていることを特徴とするものである。
明の組立作業台は、ワークのケースに対して各種部品を
手作業で順次組み付ける組立作業台であって、テーブル
上にケースを位置決め保持する治具が設置され、前記テ
ーブルの周囲に前記各種部品を個別に収容する複数の部
品収容箱が配設され、各部品収容箱からの少量の部品を
受ける複数の部品取出部が前記治具の近傍に設置され、
それぞれの部品取出部の近傍に各部品の組込順に点灯す
るランプが配設されると共に、前記部品取出部に部品の
取り出し動作を検出する取り忘れ防止センサーが配設さ
れ、該取り忘れ防止センサーの検出に基づく取り忘れ警
告手段が設置されていることを特徴とするものである。
【0008】前記ランプの点灯速度を可変に設け、作業
者の習熟度に応じて変更するのが好適である。
者の習熟度に応じて変更するのが好適である。
【0009】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、テーブル
上にケースを位置決め保持する治具を設置すると共に、
周囲に各部品収容箱の部品取出部を配設し、各部品取出
部に組込順に点灯するランプを配設すると共に取り忘れ
防止センサーを設け、その検出に基づく取り忘れ警告手
段を設置したことにより、ランプの点灯順にまたその点
灯速度に応じて部品を順に組み込むことで、部品の組み
込み忘れの防止と組立速度の管理が行え、作業者の負担
を軽減しつつ効率のよい組み立てが行えると同時に、部
品の組み込み忘れが生じた場合にはその警告が行え、不
良品の発生を防止して信頼性を高めることができる。
上にケースを位置決め保持する治具を設置すると共に、
周囲に各部品収容箱の部品取出部を配設し、各部品取出
部に組込順に点灯するランプを配設すると共に取り忘れ
防止センサーを設け、その検出に基づく取り忘れ警告手
段を設置したことにより、ランプの点灯順にまたその点
灯速度に応じて部品を順に組み込むことで、部品の組み
込み忘れの防止と組立速度の管理が行え、作業者の負担
を軽減しつつ効率のよい組み立てが行えると同時に、部
品の組み込み忘れが生じた場合にはその警告が行え、不
良品の発生を防止して信頼性を高めることができる。
【0010】また、前記ランプの点灯速度を可変に設け
ると、初心者には組立作業に慣れるまで点灯速度を遅く
設定し、その習熟度に応じて速度を高めるようにする
と、習熟課程が段階的に明確となる。
ると、初心者には組立作業に慣れるまで点灯速度を遅く
設定し、その習熟度に応じて速度を高めるようにする
と、習熟課程が段階的に明確となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は一つの実施の形
態にかかる組立作業台の斜視図、図2はその要部斜視図
である。
づいて本発明を詳細に説明する。図1は一つの実施の形
態にかかる組立作業台の斜視図、図2はその要部斜視図
である。
【0012】組立作業台1は、作業者が立ち作業でワー
クW(磁気テープカートリッジ)を組み立てるのに使用
し、カートリッジケースが上下に分割され、その下ケー
スCに対して順に各種部品P1〜P7を組み付けた後
に、図示しない上ケースを組み付けるものである。
クW(磁気テープカートリッジ)を組み立てるのに使用
し、カートリッジケースが上下に分割され、その下ケー
スCに対して順に各種部品P1〜P7を組み付けた後
に、図示しない上ケースを組み付けるものである。
【0013】この組立作業台1は、床面に設置されるベ
ースプレート2に立設された左右の支柱3に高さ位置調
整可能に取り付けられたテーブル4を備える。このテー
ブル4には略中央に下ケースCを位置決め保持する治具
5が設置されている。この治具5は、図2に示すよう
に、磁気テープ(図示せず)を巻回したテープリールR
を載置した下ケースCを保持する。このテープリールR
がセットされた下ケースCは、組立作業台1の近傍に搬
入された図示しないパレットに収容され、このパレット
から取り出して上記治具5に載置する。
ースプレート2に立設された左右の支柱3に高さ位置調
整可能に取り付けられたテーブル4を備える。このテー
ブル4には略中央に下ケースCを位置決め保持する治具
5が設置されている。この治具5は、図2に示すよう
に、磁気テープ(図示せず)を巻回したテープリールR
を載置した下ケースCを保持する。このテープリールR
がセットされた下ケースCは、組立作業台1の近傍に搬
入された図示しないパレットに収容され、このパレット
から取り出して上記治具5に載置する。
【0014】上記治具5には下ケースCの大きさに相当
する保持凹部51(位置決め溝)が設けられ、該保持凹
部51の左部には上ケースを組み付ける際に、該上ケー
スの側辺及び上下辺を案内するガイド突起52が設置さ
れ、右部及び上下には上記下ケースCのセット及び取出
用のハンドリング溝53が凹設されている。
する保持凹部51(位置決め溝)が設けられ、該保持凹
部51の左部には上ケースを組み付ける際に、該上ケー
スの側辺及び上下辺を案内するガイド突起52が設置さ
れ、右部及び上下には上記下ケースCのセット及び取出
用のハンドリング溝53が凹設されている。
【0015】なお、上記治具5には、前記下ケースCが
載置されたことを検出するケース検出センサ(図示せ
ず)が配設されている。
載置されたことを検出するケース検出センサ(図示せ
ず)が配設されている。
【0016】さらに、上記治具5には手前側に部品押さ
え54(ドア押さえ)が設置され、この部品押さえ54
は後述の第7の部品P7としてのドアを組み付ける際
に、外れやすいドアを押さえて保持するものであり、ボ
タン54aを押すと舌片54bが突出してドアを押さえ
て固定する。上ケース載置後にボタン54aを解放操作
すると、内蔵したバネの力で舌片54bが収納されるよ
うになっている。
え54(ドア押さえ)が設置され、この部品押さえ54
は後述の第7の部品P7としてのドアを組み付ける際
に、外れやすいドアを押さえて保持するものであり、ボ
タン54aを押すと舌片54bが突出してドアを押さえ
て固定する。上ケース載置後にボタン54aを解放操作
すると、内蔵したバネの力で舌片54bが収納されるよ
うになっている。
【0017】前記テーブル4の周囲には、各部品P1〜
P7を個別に収容する第1〜第7の部品収容箱11〜1
7が配設されている。
P7を個別に収容する第1〜第7の部品収容箱11〜1
7が配設されている。
【0018】第1〜第5の部品収容箱11〜15は、前
記左右の支柱3に横方向に固着された支持部材31に取
り付けられて治具5の前方に、右から第5の部品P5
(ピン押さえバネ)を収容する第5の部品収容箱15、
第1の部品P1(ブレーキ機構の解除部材)を収容する
第1の部品収容箱11、第2の部品P2(ブレーキ機構
の回転制止部材)を収容する第2の部品収容箱12、第
3の部品P3(ブレーキスプリング)を収容する第3の
部品収容箱13、第4の部品P4(ライトプロテクタ)
を収容する第4の部品収容箱14がそれぞれ配置されて
いる。
記左右の支柱3に横方向に固着された支持部材31に取
り付けられて治具5の前方に、右から第5の部品P5
(ピン押さえバネ)を収容する第5の部品収容箱15、
第1の部品P1(ブレーキ機構の解除部材)を収容する
第1の部品収容箱11、第2の部品P2(ブレーキ機構
の回転制止部材)を収容する第2の部品収容箱12、第
3の部品P3(ブレーキスプリング)を収容する第3の
部品収容箱13、第4の部品P4(ライトプロテクタ)
を収容する第4の部品収容箱14がそれぞれ配置されて
いる。
【0019】また、テーブル4の左方に第6の部品P6
(ドアスプリング)を収容する第6の部品収容箱16
が、テーブル4の手前の中央に第7の部品P7(ドア)
を収容する第7の部品収容箱17が配設されている。
(ドアスプリング)を収容する第6の部品収容箱16
が、テーブル4の手前の中央に第7の部品P7(ドア)
を収容する第7の部品収容箱17が配設されている。
【0020】前記第1の部品収容箱11及び第2の部品
収容箱12は、上部及び前部の上半分が開放した箱状
で、その前部には樋状の部品取出部11a,12aが連
接され、上記部品収容箱11,12からの少量の部品を
受ける。また、第3の部品収容箱13は、上部及び前部
の上半分が開放した箱状で、その前部にはプレート状の
部品取出部13aが連接され、同様に上記部品収容箱1
3からの少量の部品を受ける。つまり、第1〜第3の部
品収容箱11〜13に比較的多い量の各部品P1〜P3
が収容され、その一部が前方の部品取出部11a〜13
aに移載され、作業者はこの部品取出部11a〜13a
から1個の第1〜第3の部品P1〜P3を取り出して組
み込むものである。
収容箱12は、上部及び前部の上半分が開放した箱状
で、その前部には樋状の部品取出部11a,12aが連
接され、上記部品収容箱11,12からの少量の部品を
受ける。また、第3の部品収容箱13は、上部及び前部
の上半分が開放した箱状で、その前部にはプレート状の
部品取出部13aが連接され、同様に上記部品収容箱1
3からの少量の部品を受ける。つまり、第1〜第3の部
品収容箱11〜13に比較的多い量の各部品P1〜P3
が収容され、その一部が前方の部品取出部11a〜13
aに移載され、作業者はこの部品取出部11a〜13a
から1個の第1〜第3の部品P1〜P3を取り出して組
み込むものである。
【0021】前記第4の部品収容箱14は、上部及び前
部の上半分が開放した箱状で、その前部には傾斜レール
状の部品供給路14bが接続され、この部品供給路14
bは前記治具5の側方に配設された部品取出部14aに
連接され、作業者はこの部品取出部14aから第4の部
品P4を1個取り出す。上記部品取出部14aの残量が
一定量以下になると、第4の部品収容箱14の下部に設
置したシリンダー(図示せず)が作動して該部品収容箱
14に振動を与え、それに収容した部品P4を部品供給
路14bを介して部品取出部14aに自動供給するよう
に設けられている。
部の上半分が開放した箱状で、その前部には傾斜レール
状の部品供給路14bが接続され、この部品供給路14
bは前記治具5の側方に配設された部品取出部14aに
連接され、作業者はこの部品取出部14aから第4の部
品P4を1個取り出す。上記部品取出部14aの残量が
一定量以下になると、第4の部品収容箱14の下部に設
置したシリンダー(図示せず)が作動して該部品収容箱
14に振動を与え、それに収容した部品P4を部品供給
路14bを介して部品取出部14aに自動供給するよう
に設けられている。
【0022】また、前記第1〜第3の部品収容箱11〜
13についても、上記と同様に振動により各部品P1〜
P3を部品取出部11a〜13aに自動供給するように
設けてもよい。
13についても、上記と同様に振動により各部品P1〜
P3を部品取出部11a〜13aに自動供給するように
設けてもよい。
【0023】次に、右側の第5の部品収容箱15は、上
部及び前部の上半分が開放した箱状で、その前部にはテ
ーブル4上に前後方向に延びて設置されたガイドレール
15bに沿って移動可能な搬送箱15cが設けられ、上
記ガイドレール15bの前部側方でかつ前記治具5の側
方に、プレート状の部品取出部15aが設置されてい
る。上記搬送箱15cは横方向に傾斜可能で、後退位置
で第5の部品収容箱15から振動により部品P5が移載
された搬送箱15cが、作業者によって前方に移動さ
れ、前部位置で横に倒されて部品取出部15aに供給さ
れる。作業者はこの部品取出部15aから第4の部品P
4を1個取り出す。なお、上記ガイドレール15bには
定張力バネ(コンストンバネ)が内蔵され、搬送箱15
cがそのバネ力によって後退位置に自動的に戻るように
設けられている。
部及び前部の上半分が開放した箱状で、その前部にはテ
ーブル4上に前後方向に延びて設置されたガイドレール
15bに沿って移動可能な搬送箱15cが設けられ、上
記ガイドレール15bの前部側方でかつ前記治具5の側
方に、プレート状の部品取出部15aが設置されてい
る。上記搬送箱15cは横方向に傾斜可能で、後退位置
で第5の部品収容箱15から振動により部品P5が移載
された搬送箱15cが、作業者によって前方に移動さ
れ、前部位置で横に倒されて部品取出部15aに供給さ
れる。作業者はこの部品取出部15aから第4の部品P
4を1個取り出す。なお、上記ガイドレール15bには
定張力バネ(コンストンバネ)が内蔵され、搬送箱15
cがそのバネ力によって後退位置に自動的に戻るように
設けられている。
【0024】第6の部品収容箱16は、テーブル4の前
部に箱状に設置され、その前方下部におけるテーブル4
の前縁部に樋状の部品取出部16aが配設され、前記と
同様に部品収容箱16に比較的多い量の部品P6が収容
され、その一部が前方の部品取出部16aに移載され、
作業者はこの部品取出部16aから1個の第6の部品P
6を取り出して組み込むものである。
部に箱状に設置され、その前方下部におけるテーブル4
の前縁部に樋状の部品取出部16aが配設され、前記と
同様に部品収容箱16に比較的多い量の部品P6が収容
され、その一部が前方の部品取出部16aに移載され、
作業者はこの部品取出部16aから1個の第6の部品P
6を取り出して組み込むものである。
【0025】第7の部品収容箱17は上記第6の部品取
出部16aに隣接して樋状に配設され、この第7の部品
収容箱17は手前側の縁部が部品取出部17aを兼ねて
形成され、直接部品P7が取り出される。
出部16aに隣接して樋状に配設され、この第7の部品
収容箱17は手前側の縁部が部品取出部17aを兼ねて
形成され、直接部品P7が取り出される。
【0026】なお、最終段階で組み付ける上ケースは、
組立作業台1の近傍にパレットに収納されて搬送され
る。
組立作業台1の近傍にパレットに収納されて搬送され
る。
【0027】また、前記第7の部品収容箱17の側方に
連続するテーブル4の前縁部にも、樋状の部品受け18
が設けられている。この部品受け18に上記第7の部品
P7を収容し、上記第7の部品収容箱17をその部品取
出部としてもよい。
連続するテーブル4の前縁部にも、樋状の部品受け18
が設けられている。この部品受け18に上記第7の部品
P7を収容し、上記第7の部品収容箱17をその部品取
出部としてもよい。
【0028】前記テーブル4の前縁の第6の部品取出部
16a、第7の部品収容箱17及び部品受け18は、テ
ーブル4上を転がる部品が床に落下しないように受ける
機能を有する。
16a、第7の部品収容箱17及び部品受け18は、テ
ーブル4上を転がる部品が床に落下しないように受ける
機能を有する。
【0029】そして、前記各部品取出部11a〜17a
の近傍には、その取出順を示す点灯表示を行う第1〜第
7のランプ61〜67がそれぞれ配設されている。ま
た、前記治具5には、下ケースCのセット用のスタート
ランプ60が同様に設置されている。各ランプ60〜6
7は、下ケースC及び各部品P1〜P7の組込順に点灯
するように、図示しないコントローラで制御される。上
記ランプ60〜67の点灯速度は作業者の組立速度に沿
って設定され、その速度は前記支柱3の上部に固着され
た横部材32に設置された切替スイッチ68によって可
変に設けられている。なお、前記治具5のスタートラン
プ60の設置は省略してもよい。
の近傍には、その取出順を示す点灯表示を行う第1〜第
7のランプ61〜67がそれぞれ配設されている。ま
た、前記治具5には、下ケースCのセット用のスタート
ランプ60が同様に設置されている。各ランプ60〜6
7は、下ケースC及び各部品P1〜P7の組込順に点灯
するように、図示しないコントローラで制御される。上
記ランプ60〜67の点灯速度は作業者の組立速度に沿
って設定され、その速度は前記支柱3の上部に固着され
た横部材32に設置された切替スイッチ68によって可
変に設けられている。なお、前記治具5のスタートラン
プ60の設置は省略してもよい。
【0030】つまり、前記ランプ60〜67は、組込順
と組込速度のペースメーカーとして機能し、所定のタク
トで1つのワークWの組み立てが完了するように設定さ
れる。また、作業者の習熟度によってペースメーカーと
しての表示速度を前記切替スイッチ68で切り替え、レ
ベルアップが図れる。
と組込速度のペースメーカーとして機能し、所定のタク
トで1つのワークWの組み立てが完了するように設定さ
れる。また、作業者の習熟度によってペースメーカーと
しての表示速度を前記切替スイッチ68で切り替え、レ
ベルアップが図れる。
【0031】さらに、前記各部品取出部11a〜17a
には、その部品取出位置に取り忘れ防止センサー71〜
77が配設されている。この取り忘れ防止センサー71
〜77は、投光部と受光部を有する光センサーで構成さ
れ、作業者の手が光を遮断するのを検出して、各部品P
1〜P7の取り忘れを検出するようになっている。この
取り忘れ防止センサー71〜77の検出に基づく取り忘
れ警告手段8が設置されている。
には、その部品取出位置に取り忘れ防止センサー71〜
77が配設されている。この取り忘れ防止センサー71
〜77は、投光部と受光部を有する光センサーで構成さ
れ、作業者の手が光を遮断するのを検出して、各部品P
1〜P7の取り忘れを検出するようになっている。この
取り忘れ防止センサー71〜77の検出に基づく取り忘
れ警告手段8が設置されている。
【0032】上記警告手段8としては、前記支柱3の横
部材32に各取り忘れ防止センサー71〜77に対応す
る複数のワーニングランプ81及びブザー(図示せず)
が配設され、取り忘れた際の部品番号表示とブザーによ
る警告を行う。
部材32に各取り忘れ防止センサー71〜77に対応す
る複数のワーニングランプ81及びブザー(図示せず)
が配設され、取り忘れた際の部品番号表示とブザーによ
る警告を行う。
【0033】さらに、上記横部材32には表示パネル9
(操作パネル)が設置され、組み立て完了ワーク数、サ
イクルタイム表示を行う。
(操作パネル)が設置され、組み立て完了ワーク数、サ
イクルタイム表示を行う。
【0034】前記治具5に設置されたケース検出センサ
ーは、この治具5に下ケースCをセットしてから次の下
ケースCをセットするまでのサイクルを計測するための
リセット用に、及び取り忘れ防止センサー71〜77の
リセット用に設けられている。
ーは、この治具5に下ケースCをセットしてから次の下
ケースCをセットするまでのサイクルを計測するための
リセット用に、及び取り忘れ防止センサー71〜77の
リセット用に設けられている。
【0035】上記のような実施の形態によるワークWの
組み立ては、まずスタートランプ60の点灯に対応して
治具5にテープリールRと共に下ケースCをセットし、
続いてテープリールRの中心部に第1〜第3の部品P1
〜P3をランプ61〜63の表示に対応して各部品取出
部11a〜13aから順に部品P1〜P3を取り出して
セットし、続いて、同様に下ケースCの周壁各部に第4
〜第7の部品P4〜P7をそれぞれランプ64〜67の
点灯に対応して各部品取出部14a〜17aから順に取
り出して組み込み、ドアP7の組み付けには部品押さえ
54を使用し、その後に上ケースを載設し、部品押さえ
54を解除した後にこのワークWを治具5から外してパ
レットに移載する(図2参照)。
組み立ては、まずスタートランプ60の点灯に対応して
治具5にテープリールRと共に下ケースCをセットし、
続いてテープリールRの中心部に第1〜第3の部品P1
〜P3をランプ61〜63の表示に対応して各部品取出
部11a〜13aから順に部品P1〜P3を取り出して
セットし、続いて、同様に下ケースCの周壁各部に第4
〜第7の部品P4〜P7をそれぞれランプ64〜67の
点灯に対応して各部品取出部14a〜17aから順に取
り出して組み込み、ドアP7の組み付けには部品押さえ
54を使用し、その後に上ケースを載設し、部品押さえ
54を解除した後にこのワークWを治具5から外してパ
レットに移載する(図2参照)。
【0036】本実施の形態によれば、ランプ60〜67
が組込順に点灯することで部品P1〜P7の組み込み忘
れがなくなり、ペースメーカーの役目にもなるのでタク
トの管理ができ、生産が計画的に行える。切替スイッチ
68により点灯速度を切り替えると、習熟度によって表
示スピードを切り替え、さらなるレベルアップが図れ
る。各部品取出部11a〜17aに設置した取り忘れ防
止センサー71〜77により、1サイクルの間に部品取
出部11a〜17aから部品P1〜P7が取り出された
かを監視し、取り忘れた場合の取り忘れ警告手段8によ
る異常表示及びブザーで作業者に警告して、取り忘れに
よる組み込み忘れの発生がより一層防止できる。
が組込順に点灯することで部品P1〜P7の組み込み忘
れがなくなり、ペースメーカーの役目にもなるのでタク
トの管理ができ、生産が計画的に行える。切替スイッチ
68により点灯速度を切り替えると、習熟度によって表
示スピードを切り替え、さらなるレベルアップが図れ
る。各部品取出部11a〜17aに設置した取り忘れ防
止センサー71〜77により、1サイクルの間に部品取
出部11a〜17aから部品P1〜P7が取り出された
かを監視し、取り忘れた場合の取り忘れ警告手段8によ
る異常表示及びブザーで作業者に警告して、取り忘れに
よる組み込み忘れの発生がより一層防止できる。
【0037】また、表示パネル9により組込数、サイク
ルタイムの表示を行うことで、目標処理数の終了や、目
標サイクルタイムとの差が目で見て判り作業者の意識向
上につながる。また、治具5により下ケースCの位置決
めが簡易に行え、このばらつきの大きい作業を安定化
し、個人差なく一定タクトでの組み込みが可能となる。
ルタイムの表示を行うことで、目標処理数の終了や、目
標サイクルタイムとの差が目で見て判り作業者の意識向
上につながる。また、治具5により下ケースCの位置決
めが簡易に行え、このばらつきの大きい作業を安定化
し、個人差なく一定タクトでの組み込みが可能となる。
【0038】特に部品収納箱11〜17及び部品取出部
11a〜17aの配置に伴い、部品取出位置を治具5に
対し最短距離に配置することで、無駄な動きを低減して
作業効率を高めてタクト時間の短縮を図ることができ
る。また、テーブル4に直接部品を置くことがないので
手に複数の部品が付着して、余分な部品がワークW内に
混入するのが防止できる。
11a〜17aの配置に伴い、部品取出位置を治具5に
対し最短距離に配置することで、無駄な動きを低減して
作業効率を高めてタクト時間の短縮を図ることができ
る。また、テーブル4に直接部品を置くことがないので
手に複数の部品が付着して、余分な部品がワークW内に
混入するのが防止できる。
【0039】さらに、立ち作業が基本となるので、作業
者の背の高さにテーブル4の高さを合わせることによ
り、作業の安定化、疲労防止が図れる。
者の背の高さにテーブル4の高さを合わせることによ
り、作業の安定化、疲労防止が図れる。
【0040】なお、組込順を表示するランプ60〜67
の点灯動作と、取り忘れ防止検出センサー71〜77と
の検出作動とを連係させ、組込順及びペースメーカー用
の点灯と取り忘れ警告表示とを組み合わせて行うように
してもよい。
の点灯動作と、取り忘れ防止検出センサー71〜77と
の検出作動とを連係させ、組込順及びペースメーカー用
の点灯と取り忘れ警告表示とを組み合わせて行うように
してもよい。
【図1】本発明の一つの実施の形態による組立作業台の
斜視図
斜視図
【図2】治具部分の要部斜視図
1 組立作業台 3 支柱 4 テーブル 5 治具 8 取り忘れ警告手段 9 表示パネル 11〜17 部品収納部 11a〜17a 部品取出部 51 保持凹部 52 ガイド突起 53 ハンドリング溝 54 部品押さえ 60〜67 ランプ 68 切替スイッチ 71〜77 取り忘れ防止センサー W ワーク C ケース P1〜P7 部品
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークのケースに対して各種部品を手作
業で順次組み付ける組立作業台であって、 テーブル上にケースを位置決め保持する治具が設置さ
れ、前記テーブルの周囲に前記各種部品を個別に収容す
る複数の部品収容箱が配設され、各部品収容箱からの少
量の部品を受ける複数の部品取出部が前記治具の近傍に
設置され、 それぞれの部品取出部の近傍に各部品の組込順に点灯す
るランプが配設されると共に、前記部品取出部に部品の
取り出し動作を検出する取り忘れ防止センサーが配設さ
れ、該取り忘れ防止センサーの検出に基づく取り忘れ警
告手段が設置されていることを特徴とする組立作業台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24337999A JP2001062644A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 組立作業台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24337999A JP2001062644A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 組立作業台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001062644A true JP2001062644A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17102989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24337999A Withdrawn JP2001062644A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 組立作業台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001062644A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5634633B1 (ja) * | 2014-05-26 | 2014-12-03 | 株式会社ハウスギア | 接合金物の供給制御システムとその制御プログラムと記録媒体 |
-
1999
- 1999-08-30 JP JP24337999A patent/JP2001062644A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5634633B1 (ja) * | 2014-05-26 | 2014-12-03 | 株式会社ハウスギア | 接合金物の供給制御システムとその制御プログラムと記録媒体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |