JP2001062355A - 静電塗装方法及び静電塗装装置 - Google Patents

静電塗装方法及び静電塗装装置

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JP2001062355A
JP2001062355A JP24485699A JP24485699A JP2001062355A JP 2001062355 A JP2001062355 A JP 2001062355A JP 24485699 A JP24485699 A JP 24485699A JP 24485699 A JP24485699 A JP 24485699A JP 2001062355 A JP2001062355 A JP 2001062355A
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electrostatic coating
coated
coating
paint
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JP24485699A
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English (en)
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Ryota Bando
了太 坂東
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装ブース内に余分な飛散塗料がつかない
静電塗装方法を提供する。 【解決手段】 被塗物を連続的に搬送させながら該被塗
物表面に静電塗装機を用いて液状塗料を塗装し塗膜を形
成させる方法において、静電塗装機により被塗物表面に
塗膜を形成させる工程の下流もしくは上流もしくは両方
に静電塗装機と同じ極性を持つ静電発生装置を設けるこ
とにより、静電塗装された飛散塗料粒子のパターン型を
制御することを特徴とする静電塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、被塗物を静電塗
装機を使用して塗装する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】 種々の工業製品に塗料を
塗布する方法として、塗装ブース内でベル型静電塗装
機、エアレス静電塗装機、エアー静電塗装機等の静電ス
プレイ塗装機を用いて被塗物を塗装する方法がある。し
かしながら、これらの従来の方法は、被塗物に付着しな
い塗料ミストが、ブースの壁や床全体及び、ブースの開
口部から、ブース外にまで飛散して、清掃が非常に困難
であった。
【0003】従来の静電塗装方法の一例として、プリン
ト回路基板等の平板状被塗物にソルダーレジスト等の塗
材を塗装する方法を挙げて以下に説明する。該静電塗装
方法として、エアまたはエアレス塗装機を往復運動さ
せ、被塗物をコンベアで搬送しながら塗装する平板状に
塗装する静電塗装装置が特開平4−78459号公報に
開示されている(該公報の図10参照)。しかしなが
ら、このような静電スプレイ塗装は、塗料ミストに−電
荷を印可し、アースされた被塗物に付着させて塗着効率
を高める塗装方法であるが、塗装ブース自体もアースさ
れているので、ブースの壁面、天井、床にも塗料が付着
するといった問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明者は従来からの
問題点を解消するために鋭意研究を重ねた結果、塗装ブ
ース内に−電荷を印可された電極を設けると、塗料ミス
トに−電荷が印可されているために静電反発を起こして
電極周辺に塗料ミストが飛んでこないことを利用して、
塗料ミストの飛散方向をコントロールできることを見出
し、本発明を完成させるに至った。
【0005】即ち、本発明は、 1、被塗物を連続的に搬送させながら該被塗物表面に静
電塗装機を用いて液状塗料を塗装し塗膜を形成させる方
法において、静電塗装機により被塗物表面に塗膜を形成
させる工程の下流もしくは上流もしくは両方に静電塗装
機と同じ極性を持つ静電発生装置を設けることにより、
静電塗装された飛散塗料粒子のパターン型を制御するこ
とを特徴とする静電塗装方法、 2、静電塗装機による液状塗料の塗装が−1〜−100
KVの範囲でありそして、制御電極が−1〜−100K
Vの範囲である上記1に記載の静電塗装方法、 3、被塗物がレジスト用基板である上記1又は2に記載
の静電塗装方法、 4、塗料が体積固有抵抗が1MΩ・cm〜200MΩ・
cmの範囲の塗料である上記1乃至3のいずれか1項に
記載の静電塗装方法、 5、被塗物を連続的に搬送する装置、回転霧化ヘッドに
より往復運動させながら被塗物に液状塗料を塗装する静
電塗装装置、静電塗装装置の下流もしくは上流もしくは
両方に静電塗装機と同じ極性を持つ静電発生装置を有す
る静電塗装装置に係わる。
【0006】
【発明の実施の形態】 本発明方法は、被塗物を連続的
に搬送させながら該被塗物表面に静電塗装機を用いて液
状塗料を塗装し塗膜を形成させる方法において、静電塗
装機により被塗物表面に塗膜を形成させる工程の下流も
しくは上流もしくは両方に静電塗装機と同じ極性を持つ
静電発生装置を設けたものである。
【0007】本発明方法において、制御電極が設けられ
る以外は、従来から公知の被塗物を連続的に搬送させな
がら該被塗物表面に静電塗装機を用いて液状塗料を塗装
し塗膜を形成させる塗装方法を適用することができる。
即ち、被塗物は静電塗装されるものであれば特に制限さ
れずに従来から公知の被塗物を使用することができる。
静電塗装機としては、従来から公知の液状塗料を塗装す
る静電塗装機、例えば、空気霧化式塗装機、エアーレス
霧化式塗装機、電気式霧化式塗装機等の静電塗装装置等
が挙げられる。静電塗装機による液状塗料の塗装は−1
KV〜−100KV、特に−10KV〜−90KVの範
囲が好ましい。−1KV未満になると塗着効率が低下
し、一方、−100KVを越えるとアース放電を生じ危
険なので好ましくない。
【0008】また、液状塗料としては、従来から静電塗
装される液状塗料を使用することができるが、特に体積
固有抵抗が1MΩ・cm〜200MΩ・cm、好ましく
は2MΩ・cm〜100MΩ・cmの範囲のものを使用
することが好ましい。体積固有抵抗が1MΩ・cm未満
になると漏電による電圧低下が起りやすく、一方、体積
固有抵抗が200MΩ・cmを越えると塗着効率が低下
するので好ましくない。
【0009】本発明において使用される静電発生装置
は、静電塗装機により被塗物表面に塗膜を形成させる工
程の下流もしくは上流もしくは両方に静電塗装機と同じ
極性を持つ静電発生装置である。該静電発生装置として
は、従来から公知の静電発生装置を使用することができ
る。具体的には、例えば、等が挙げられる。該静電発生
装置として、例えば、塗装に使用される上記静電塗装機
と同じものも使用することができる。静電発生装置の印
可電圧は、−1kv〜−100kv、好ましくは−10
kv〜−50kvの範囲内が好ましい。印可電圧が−1
kv未満になると静電塗装された飛散塗料粒子のパター
ン型を制御することができずに塗装ブースの壁、床、搬
送装置等の塗装が必要とされない部分に塗装されるため
好ましくない、一方、−100kvを越えると塗装ブー
ス内で放電現象が起こって大変危険である。
【0010】本発明に係わる塗装方法について、被塗物
としてプリント回路基板等の平板状被塗物を使用した一
実施形態について以下に説明する。使用できるプリント
回路基板等の平板状被塗物としては、従来から公知のプ
リント回路基板で使用されるもの、例えば、貫通穴及び
/又は非貫通穴を有する平板基板、これらの穴を有さな
い平板基板を使用することができる。また、従来から公
知のプリント回路基板において基板の板厚が0.4mm
〜1.6mmのものを使用することが好ましい。また、
該基板として貫通穴及び/又は非貫通穴を有する平板基
板を使用することが好ましい。
【0011】プリント回路基板としては、例えば、電気
絶縁性のガラスーエボキシ板などのプラスチックフィル
ム等の基材表面に、銅、アルミニウムなどの金属箔を接
着することによって、あるいは基材表面に銅などの金属
又は酸化インジウム-錫(ITC)に代表される導電性酸化
物などの化合物の導電性皮膜を真空蒸着などの方法を用
いて形成することによって、表面を導電性とした基材
に、スルーホール部を設けそのスルーホール部内面に、
例えば、銅メッキなどの方法によって導電性皮膜を形成
してなる基板;該基板に写真法等により導電性回路パタ
ーンを形成した基板;また金属などの導電体パターンを
形成した基板上に、絶縁性樹脂層を設け、この樹脂層に
レーザー加工又は写真法などにより非貫通穴開けを行
い、ついで銅メッキなどの方法によって非貫通穴部内面
を含む絶縁性樹脂層表面に導電性皮膜を形成してなる基
板;該基板に写真法等により導電性回路パターンを形成
した基板;該基板にネガ型フォトレジスト、ポジ型フォ
トレジストの液レジストやドライフィルムレジストを現
像処理して導電性回路パターンを形成した基板などを挙
げることができる。
【0012】該被塗物には液状レジストが静電塗装され
る。該液状レジストは、導電性付与剤が塗装された被塗
物の表面又は導電性付与剤が塗装された被塗物の裏面、
又は導電性付与剤が塗装された被塗物の表面及び裏面に
塗装される。液状レジストは、従来から公知の静電塗装
用の液状レジストを使用することができる。静電塗装方
法は、従来から公知の静電塗装機、例えば、空気霧化式
塗装機、エアーレス霧化式塗装機、電気式霧化式塗装機
等の静電塗装装置を用いて行なうことができる。
【0013】該液状レジストの膜厚は、乾燥膜厚で通
常、1〜100μm、特に2〜50μmの範囲が好まし
い。本発明の静電塗装方法は、特に特開平4−784
59号公報に記載の平板状被塗物のための静電塗装装置
において、該静電塗装の下流もしくは上流もしくはその
両方に、静電塗装機と同じ極性を持つ静電発生装置を設
けること、特開平6−339662号公報に記載の線
状材料の塗布方法において、回転霧化装置の静電塗装の
下流もしくは上流もしくはその両方に、静電塗装機と同
じ極性を持つ静電発生装置を設けることにより実施でき
る。
【0014】上記方法について、静電発生装置を使用
する以外は該公報に記載されているので、下記説明をも
って詳細な説明に代える。該方法は、搬送方向が反対
で、平行で、間隔2Rを空けられた長さLの2本の直線部
分を有し、上記L及び上記RがL≧2Rの関係を有する、
平板状被塗物を搬送するコンベア装置と、一方の直線部
分から送られてきた平板状被塗物を受け取り、上記平板
状被塗物を反転して、他方の直線部分に供給する反転装
置と、回転軸線が、該コンベア装置の上記直線部分の中
央に位置し且つ鉛直方向に延びている回転霧化ヘッド
と、上記回転軸線に沿って該回転霧化ヘッドを往復運動
せしめる支持装置と、平板状被塗物に液状レジストを静
電塗装する装置を有する装置であって、該静電塗装の
工程の後工程である下流もしくは前工程である上流もし
くはその両方に、静電塗装機と同じ極性を持つ静電発生
装置を設けてなる方法である。
【0015】上記した方法について図1及び2を掲げて
説明する。図1及び2は特開平4−78459号公報に
記載の平板状被塗物のための静電塗装装置の簡略平面図
に本発明の静電発生装置を付与した平面図である。図1
及び2において、8及び9は静電発生装置である。該静
電発生装置は霧化装置の前後に位置する静電塗装ブース
7内の天井に設置することが好ましい。天井に静電発生
装置8及び9を設けることにより回転霧化ヘッド4を往
復運動させて塗装された余分な塗料が天井に付着するの
を防止することができる。上記方法について、静電発
生装置8及び9を使用する以外は該公報に記載されてい
るので、下記説明をもって詳細な説明に代える。
【0016】該方法は、ほぼ垂直に保持し、かつ2列に
して該回路基板をお互いに対向させつつ同方向に搬送す
る被塗物の相互間に、回転することにより液状材料を霧
化させる回転霧化装置を設け、前記回転霧化ヘッドを上
下に往復運動させながら対向する被塗物の面に液状材料
を塗布する液状材料の塗布方法であって、該回転霧化
装置の工程の後工程である下流もしくは前工程である上
流もしくはその両方に、回転霧化装置と同じ極性を持つ
静電発生装置を設けてなる方法である。上記した方法に
ついて図3を掲げて説明する。図3は特開平4−784
59号公報に記載の液状材料の塗布状態を示す平面図に
本発明の静電発生装置8及び9を付与した平面図であ
る。図3において、8及び9は静電発生装置である。該
静電発生装置8及び9は回転霧化装置の前後に位置する
静電塗装ブース7内の天井に設置することが好ましい。
天井に静電発生装置8及び9を設けることにより回転霧
化ヘッド4を往復運動させて塗装された余分な塗料が天
井に付着するのを防止することができる。
【0017】
【発明の効果】 本発明に従うと、塗装ブース内に−電
荷を印可された電極を設けると、塗料ミストに−電荷が
印可されているために静電反発を起こして電極周辺に塗
料ミストが飛んでこないので塗料ミストの飛散方向をコ
ントロールできることから、塗装ブース内に余分な塗料
を付着することを防止することができるといった、顕著
な効果を発揮することができる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の好適実施例に従う平板状被
塗物の塗装方法のための塗装装置の簡略平面図。
【図2】 図2は、図1の装置の部分断面図。
【図3】 図3は、本発明の好適実施例に従う平板状被
塗物の塗装方法のための塗装装置の簡略平面図。
【図4】 図4は、従来の塗装方法の簡略平面図。
【図5】 図5は、従来の塗装方法の簡略平面図。
【符号の説明】
1 平板状被塗物 2 コンベア装置 3 反転装置 4 回転霧化ヘッド 5 霧化装置 6 支持装置 7 塗装ブース 8 静電発生装置 9 静電発生装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗物を連続的に搬送させながら該被塗物
    表面に静電塗装機を用いて液状塗料を塗装し塗膜を形成
    させる方法において、静電塗装機により被塗物表面に塗
    膜を形成させる工程の下流もしくは上流もしくは両方に
    静電塗装機と同じ極性を持つ静電発生装置を設けること
    により、静電塗装された飛散塗料粒子のパターン型を制
    御することを特徴とする静電塗装方法。
  2. 【請求項2】静電塗装機による液状塗料の塗装が−1〜
    −100KVの範囲でありそして、静電発生装置による
    印可電圧が−1〜−100KVの範囲である請求項1項
    に記載の静電塗装方法。
  3. 【請求項3】被塗物がレジスト用基板である請求項1又
    は2に記載の静電塗装方法。
  4. 【請求項4】塗料が体積固有抵抗が1MΩ・cm〜20
    0MΩ・cmの範囲の塗料である請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載の静電塗装方法。
  5. 【請求項5】被塗物を連続的に搬送する装置、回転霧化
    ヘッドにより往復運動させながら被塗物に液状塗料を塗
    装する静電塗装装置、静電塗装装置の下流もしくは上流
    もしくは両方に静電塗装機と同じ極性を持つ静電発生装
    置を有する静電塗装装置。
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