JPH0938527A - 被塗物の粉体塗装法 - Google Patents
被塗物の粉体塗装法Info
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Abstract
についても、均一な塗膜を形成することができ、しか
も、所望する薄膜化が実現でき、生産性も向上できる粉
末塗装法を提供する。 【解決手段】 ブース内にある被塗物に粉体塗料を塗着
する際に、被塗物をアースした状態に置き、ブース内の
雰囲気に、帯電させた粉体塗料を充満させて、被塗物に
塗着させることを特徴とする。
Description
塗物に対して粉体塗料を塗着するための粉体塗装法に関
する。
る塗装法には、予め被塗物を予熱して置き、そこに粉体
塗料を吹き付けて、融着する方法、粉体流動層の中に上
記被塗物を浸漬して塗着する方法、高電圧発生器でブー
ス内の雰囲気をイオン化し、その雰囲気内に粉体塗料
を、エアガンなどを用いて、噴霧して、帯電した粉体塗
料を、予めアースした被塗物の表面に付着させる方法な
どが知られている。
の方法では、粉体塗料を融着するために、被塗物表面に
粉体塗料が過剰に付着する虞があり、また、その膜厚に
も可成りのバラツキがあるという欠点が避けられない。
また、後者の方法では、被塗物に対して直接、粉体を噴
射し、付着させるものであるから、平面部の塗装には対
応できるが、奥行きがあるものは、ガンの飛距離によっ
て、膜厚が大きく異なり、特に、ガン距離が短いと、絶
縁破壊のために被塗物表面に肌荒れが生じるなどの問題
があり、また、ファラデー効果のために、穿孔部などの
内部コーナーに粉体塗料が入り込まないために、塗膜の
均一化が困難であった。
て、そこから粉体塗料を吹き上げ、ブース内部に設置し
た高電圧発生器によって、粉体塗料を帯電させ、予めア
ースされた被塗物の表面に付着させる方法も提案されて
いる。しかし、この方法も、ブース内の粉体濃度が不均
一であり、特に、ブースの高さ方向に関して、被塗物の
膜厚に大きな違いが生じる欠点がある。また、ブース内
の粉体の濃度をコントロールするには、吹き上げの流動
エアーの作用のみに頼らざるを得ず、ブース内で被塗物
を移動するコンベアの速度を上げて、生産効率を向上さ
せようとする場合には、所望の厚さで、均一な塗膜を形
成することが困難である。
で、被塗物に対して、特に、ブース内の高さ方向につい
ても、均一な塗膜を形成することができ、しかも、所望
する薄膜化が実現でき、生産性も向上できる粉末塗装法
を提供しようとするものである。
ブース内にある被塗物に粉体塗料を塗着する際に、被塗
物をアースした状態に置き、ブース内の雰囲気に、帯電
させた粉体塗料を充満させて、被塗物に塗着させること
を特徴とする。
設置した多数の静電塗装ガンから噴射され、また、ブー
ス内の雰囲気が均一に粉体塗料で充満されるように、上
記静電塗装ガンの設置個所を設定してあることにより、
ブース内における雰囲気の濃度を均一にできる。
した多数のエアーガンから噴射され、また、ブース内の
雰囲気が均一に粉体塗料で充満されるように、上記エア
ーガンの設置個所を設定してあり、ブース内の雰囲気
は、高電圧発生器でイオン化されていることにより、同
じく、ブース内が均一に粉体塗料で充満されるように、
上記静電塗装ガンの設置個所を設定してあることによ
り、ブース内における雰囲気の濃度を均一にできる。
て、ブース内壁に設置した多数の流動床に供給され、各
流動床に設けたエアーブロアーからのエアーで吹き上げ
られ、また、上記流動床は、ブース内の雰囲気が均一に
粉体塗料で充満されるように、その設置個所を設定して
あり、ブース内の雰囲気は、高電圧発生器でイオン化さ
れていることにより、同じく、ブース内における雰囲気
の濃度を均一にできる。
の形態を、図面を参照して、具体的に説明する。図1お
よび図2は、本発明の粉末塗装法で塗装される被塗物W
の正面および裏面の斜視図である。ここでは、ブース1
内にある被塗物Wに粉体塗料を塗着する際に、被塗物W
をアースした状態に置き、ブース1内の雰囲気に、帯電
させた粉体塗料を充満させて、被塗物Wに塗着させる。
なお、図中、●印は、後述する実施例の膜厚測定点であ
る。
5のような、静電塗装ガンによる粉末塗装法が採用され
ている。なお、ここで、静電塗装ガン2は、従来のよう
に、被塗物Wに対して放出されるのではなく、ブース1
内の雰囲気での粉末塗料の濃度を均一化するために用意
されている。
に設置した多数の静電塗装ガン2から噴射され、また、
ブース1内の雰囲気が均一に粉体塗料で充満されるよう
に、上記静電塗装ガン2の設置個所を設定してある。
吊り下げ式のチェン・コンベアであり、ここに、フック
(図示せず)を介して、被塗物Wが吊持され、一定時間
で、ブース1内を通過し、その間に塗装される。この
際、被塗物Wは、フックおよびチェンを介して、電気的
に接地(アース)される。
ンク4に供給された空気と共に、供給塗料タンク4から
インジェクター5を介して、静電塗装ガン2へと供給さ
れ、ブース1内に噴射されるが、その途中の経路7にお
いて、高電圧発生器8により、空気をイオン化し、その
中の粉末塗料の粒子を帯電させる。このため、ブース1
内では、粉末塗料が雰囲気中に均等に分散されており、
静電的に被塗物Wに付着される。
あり、ブース1内の雰囲気をサイクロン10に送り、バ
グフィルター11を介して、粉末塗料の回収を行う。な
お、図中、符号12は、振動ふるいであって、供給塗料
タンク4に粉末塗料を分散供給するのである。
6および図7に示すように、上記粉体塗料は、ブース1
の内壁に設置した多数のエアーガン2Bから噴射され、
また、ブース1内の雰囲気が均一に粉体塗料で充満され
るように、エアーガン2Bの設置個所を設定してあり、
ブース1内の雰囲気は、高電圧発生器8Bでイオン化さ
れている。
8Bは、ブース1内に配置された金網で構成されたトン
ネル状の帯電物13に接続されており、この中を、チェ
ン・コンベア3およびこれに吊持される被塗物Wが通過
するのである。なお、供給塗料タンク4、ブロアー9、
サイクロン10、バグフィルター11、および、振動ふ
るい12は、前述の実施の形態と同じである。
8および図9に示すように、上記粉体塗料は、フィーダ
ー14を介して、ブース1の内壁に設置した、多数の流
動床2Cに供給され、各流動床2Cに設けたエアーブロ
アーからのエアーで(多孔板15を介して供給され
る)、吹き上げられ、また、流動床2Cは、ブース1内
の雰囲気が均一に粉体塗料で充満されるように、その設
置個所を設定してあり、ブース1内の雰囲気は、高電圧
発生器8Cでイオン化されている。
8Cは、ブース1内に配置された金網で構成されたトン
ネル状の帯電物13Cに接続されており、この中を、チ
ェン・コンベア3およびこれに吊持される被塗物Wが通
過するのである。なお、供給塗料タンク4、ブロアー
9、サイクロン10、バグフィルター11、振動ふるい
12などは、前述の実施の形態と同じである。特に、ブ
ース1の底部には多孔板16を備えており、底部に供給
された空気を、多孔板16の穴を介して、ブース1内に
供給している。
での条件、成果を、従来の静電吹き付け、流動槽浸漬、
粉体のエアー吹き付けの各方法と対峙して、下記の表1
に示している。
面からも、また、薄膜化の面からも、本発明の実施の形
態が優れている。また、ブース1内の雰囲気の濃度は適
当に設定できるから、コンベア速度を適当に変えること
で、膜厚の調整ができ、その結果、高速での塗装が可能
で、生産性が向上する。
ース内にある被塗物に粉体塗料を塗着する際に、被塗物
をアースした状態に置き、ブース内の雰囲気に、帯電さ
せた粉体塗料を充満させて、被塗物に塗着させることに
より、被塗物に対して、特に、ブース内の高さ方向につ
いても、均一な塗膜を形成することができ、しかも、所
望する薄膜化が実現でき、生産性も向上できるなどの優
れた効果が得られる。
斜視図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ブース内にある被塗物に粉体塗料を塗着
する際に、被塗物をアースした状態に置き、ブース内の
雰囲気に、帯電させた粉体塗料を充満させて、被塗物に
塗着させることを特徴とする被塗物の粉体塗装法。 - 【請求項2】 上記粉体塗料は、ブース内壁に設置した
多数の静電塗装ガンから噴射され、また、ブース内の雰
囲気が均一に粉体塗料で充満されるように、上記静電塗
装ガンの設置個所を設定してあることを特徴とする請求
項1に記載の被塗物の粉体塗装法。 - 【請求項3】 上記粉体塗料は、ブース内壁に設置した
多数のエアーガンから噴射され、また、ブース内の雰囲
気が均一に粉体塗料で充満されるように、上記エアーガ
ンの設置個所を設定してあり、ブース内の雰囲気は、高
電圧発生器でイオン化されていることを特徴とする請求
項1に記載の被塗物の粉体塗装法。 - 【請求項4】 上記粉体塗料は、フィーダーを介して、
ブース内壁に設置した多数の流動床に供給され、各流動
床に設けたエアーブロアーからのエアーで吹き上げら
れ、また、上記流動床は、ブース内の雰囲気が均一に粉
体塗料で充満されるように、その設置個所を設定してあ
り、ブース内の雰囲気は、高電圧発生器でイオン化され
ていることを特徴とする請求項1に記載の被塗物の粉体
塗装法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198583A JP3009026B2 (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 被塗物の粉体塗装法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198583A JP3009026B2 (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 被塗物の粉体塗装法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0938527A true JPH0938527A (ja) | 1997-02-10 |
JP3009026B2 JP3009026B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=16393597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7198583A Expired - Fee Related JP3009026B2 (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 被塗物の粉体塗装法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3009026B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002143729A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-05-21 | Inoac Corp | 電界流動粉体塗装装置及び搬送用ローラの製造方法 |
WO2010074107A1 (ja) | 2008-12-24 | 2010-07-01 | 本田技研工業株式会社 | 粉体塗装装置及び粉体塗装方法 |
JP2013233501A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Asahi Sunac Corp | 粉体塗装方法 |
JP2016150307A (ja) * | 2015-02-17 | 2016-08-22 | 東レエンジニアリング株式会社 | エレクトロスプレー装置 |
-
1995
- 1995-08-03 JP JP7198583A patent/JP3009026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002143729A (ja) * | 2000-11-15 | 2002-05-21 | Inoac Corp | 電界流動粉体塗装装置及び搬送用ローラの製造方法 |
JP4647082B2 (ja) * | 2000-11-15 | 2011-03-09 | 株式会社イノアックコーポレーション | 電界流動粉体塗装装置及び搬送用ローラの製造方法 |
WO2010074107A1 (ja) | 2008-12-24 | 2010-07-01 | 本田技研工業株式会社 | 粉体塗装装置及び粉体塗装方法 |
JP2013233501A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Asahi Sunac Corp | 粉体塗装方法 |
JP2016150307A (ja) * | 2015-02-17 | 2016-08-22 | 東レエンジニアリング株式会社 | エレクトロスプレー装置 |
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---|---|
JP3009026B2 (ja) | 2000-02-14 |
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