JP2001062338A - 集塵装置及び集塵装置のクリーニング方法 - Google Patents

集塵装置及び集塵装置のクリーニング方法

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JP2001062338A
JP2001062338A JP23960899A JP23960899A JP2001062338A JP 2001062338 A JP2001062338 A JP 2001062338A JP 23960899 A JP23960899 A JP 23960899A JP 23960899 A JP23960899 A JP 23960899A JP 2001062338 A JP2001062338 A JP 2001062338A
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dust
gas
dust collector
casing
filter
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English (en)
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Kazutaka Tomimatsu
一隆 冨松
Morio Kagami
守男 加賀見
Yasutoshi Ueda
泰稔 上田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵装置において、装置の小型化及び低コス
ト化を図ると共に集塵処理効率の向上を図り、また、ク
リーニング処理の適正化を図る。 【解決手段】 集塵装置11において、ガス導入口12
とガス排出口13とを有する縦形ケーシング14内にバ
グフィルタ15と電気集塵機16とを上下に配設すると
共に、ガス導入口12とガス排出口13とにそれぞれ開
閉ダンパ17,18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用ボイラ、発
電プラント、ごみ焼却炉などからに適用され、排ガスな
どの気体中に含まれる固体または液体の粒子を捕集する
集塵装置及びこの集塵装置のクリーニング方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、排ガスを処理するための集塵装
置としては、電気集塵機、遠心力集塵機、ろ過式集塵機
などがあり、処理する排ガスの種類や各集塵機の特性に
よって最適なものが用いられている。例えば、電気集塵
機は、排ガスの通路に集塵電極板と放電極とを設け、両
者の間に高電圧をかけることでイオンを発生させ、帯電
したガス中の粒子(ダスト)を電気力によって対向する
集塵電極板へ引きつけて捕集するものである。そのた
め、排ガスの圧力損失が少なく、メンテナンスが容易で
あるなどの長所がある。また、ろ過式集塵機は、代表例
として排ガスの通路に袋状のバグフィルタを複数設け、
排ガスがこのバグフィルタを通過するときにダストを捕
集するものである。そのため、非常に微細な粒子のダス
トまで捕集することができ、小型で捕集効率が高いとい
う長所がある。
【0003】ところが、電気集塵機は、上記のような長
所がある反面、装置が大型化してしまうと共に微細な粒
子のダストを捕集することができないというという問題
がある。また、ろ過式集塵機では、ダストの目詰まりに
より圧力損失が高く、フィルタの交換などのメンテナン
スが面倒であるという問題がある。
【0004】そこで、電気集塵機とろ過式集塵機を併用
したものとしては、例えば、特公昭56−3101号公
報に開示されたものがある。この公報に開示された「集
塵装置」は、一端部に含塵ガス導入口が形成されると共
に他端部に清浄ガス出口が形成されたケーシング内に、
電気集塵部とバッグフィルタ部を設けものである。従っ
て、電気集塵部は集塵作用及びダスト帯電作用を兼ね備
え、電気集塵作用とろ過集塵作用とを重ねて得ることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の「集塵装置」にあっては、電気集塵部とバッグフィ
ルタ部とをケーシング内に並設しているために設置スペ
ースが大きくなり、また、各集塵部ごとにダストを溜め
るホッパが必要となって装置が大型化してしまうと共に
製造コストが上昇してしまう。更に、ダストの集塵処理
中に、電気集塵部の集塵電極に付着したダストを槌打に
よりホッパに落下させており、別離したダストの下流側
への再付着を防止するために含塵ガスの流速は低速にす
る必要があり、処理効率が低いという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、装置の小型化及び低コスト化を図ると共に集塵
処理効率の向上を図り、また、クリーニング処理の適正
化を図った集塵装置及び集塵装置のクリーニング方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の集塵装置は、中空形状をなすケー
シングの一方にガス導入口を設けると共に他方にガス排
出口を設けると共に、前記ガス導入口と前記ガス排出口
との少なくともいずれか一方を開閉するダンパを設け、
前記ケーシング内であって前記ガス導入口側に電気集塵
機を設ける一方、前記ガス排出口側に自己形状保持式の
濾過フィルタを設けることで、前記ケーシング内にほぼ
直線状となるガス流通路を形成し、前記ケーシングの下
部に前記電気集塵機及び前記濾過フィルタから離脱した
ダストを受け止める共通のホッパを設けたことを特徴と
するものである。
【0008】また、請求項2の発明の集塵装置は、中空
形状をなして下部にガス導入口を有すると共に上部にガ
ス排出口を有する縦形ケーシングと、該縦形ケーシング
内の上部に設けられた濾過フィルタと、該縦形ケーシン
グ内であって該濾過フィルタの下方に設けられた電気集
塵機と、前記縦形ケーシングの下部に設けられたホッパ
と、前記ガス導入口と前記ガス排出口との少なくともい
ずれか一方を開閉するダンパとを具えたことを特徴とす
るものである。
【0009】また、請求項3の発明の集塵装置は、前記
濾過フィルタをバグフィルタとしたことを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項4の発明の集塵装置は、中空
形状をなして一方にガス導入口を有すると共に他方にガ
ス排出口を有する横形ケーシングと、該横形ケーシング
内の前記ガス導入口側に設けられた電気集塵機と、前記
横形ケーシング内の前記ガス排出口側に設けられた濾過
フィルタと、前記横形ケーシングの下部に設けられたホ
ッパと、前記ガス導入口と前記ガス排出口との少なくと
もいずれか一方を開閉するダンパとを具えたことを特徴
とするものである。
【0011】また、請求項5の発明の集塵装置では、前
記濾過フィルタをセラミックフィルタとしたことを特徴
としている。
【0012】また、請求項6の発明の集塵装置では、前
記各濾過フィルタの表面に付着したダストを払い落とす
払い落とし手段と、前記電気集塵機の集塵電極に付着し
たダストを剥離する剥離手段と、前記ダンパを操作して
前記ケーシング内のガス流速を所定流速以下にしたとき
に前記払い落とし手段及び前記剥離手段を作動させる制
御手段とを設けたことを特徴としている。
【0013】また、請求項7の発明の集塵装置では、前
記電気集塵機の下流側から前記濾過フィルタをバイパス
してガスを前記ケーシングの外部に排出するバイパス通
路と、該バイパス通路を開閉するバイパスダンパとを設
けたことを特徴としている。
【0014】また、請求項8の発明の集塵装置では、前
記ガス導入口には前記ケーシング内に活性炭を供給する
活性炭供給手段が連結されたことを特徴としている。
【0015】また、請求項9の発明の集塵装置では、前
記濾過フィルタの表面に付着した付着物を払い落とす払
い落とし手段と、該払い落とし手段によって前記ホッパ
に落下した付着物の中からダストと前記活性炭とを分離
する分離手段とを設けたことを特徴としている。
【0016】また、請求項10の発明の集塵装置では、
前記濾過フィルタの表面に付着した付着物を払い落とす
払い落とし手段と、前記電気集塵機の放電極を低荷電状
態としてから前記払い落とし手段を作動させる制御手段
とを設けたことを特徴としている。
【0017】また、請求項11の発明の集塵装置では、
請求項6記載の集塵装置を少なくとも左右一対として配
設し、ガス導入通路の下流端部を該各集塵装置のガス導
入口にそれぞれ連結する一方、ガス排出通路の上流端部
を該各集塵装置のガス排出口にそれぞれ連結したことを
特徴としている。
【0018】また、請求項12の発明の集塵装置のクリ
ーニング方法は、ガス導入口及びガス排出口を有するケ
ーシング内に電気集塵機及び濾過フィルタをガス流動方
向に沿って配設した集塵装置が複数並設された集塵ユニ
ットにおいて、まず、前記複数の集塵装置のうちの第1
の集塵装置内を流動するガスの流速を所定流速から低速
にし、該第1の集塵装置における前記電気集塵機及び前
記濾過フィルタに付着したダストを払い落とし、前記ガ
ス流速を所定流速に戻して該第1の集塵装置のクリーニ
ングを終了とし、次に、第2の集塵装置を該第1の集塵
装置と同様にクリーニングを行うことを特徴とするもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1に本発明の第1実施形態に係る集塵装
置の概略構成、図2に集塵装置本体の概略、図3に複数
の集塵装置を組み合わせた集塵ユニットの概略構成、図
4に集塵ユニットの起動運転時の作動を表す概略構成、
図5に集塵ユニットの定常運転時の作動を表す概略構
成、図6に集塵ユニットのクリーニング時の作動を表す
概略構成、図7に集塵ユニットのクリーニング時のタイ
ムチャートを示す。
【0021】本実施形態において、図1及び図2に示す
ように、集塵装置11は、ガス導入口12とガス排出口
13とを有する縦形ケーシング14内に、バグフィルタ
15と電気集塵機(EP:electrostatic precipitato
r)16とが上下に配設されて構成され、排ガスに対し
て電気集塵作用とろ過集塵作用とを重ねて得ることがで
きるようになっている。
【0022】即ち、この集塵装置11において、縦形ケ
ーシング14は四角筒形状をなし、下部側面にガス導入
口12が形成されると共に、このガス導入口12に入口
用開閉ダンパ17が設けられており、縦形ケーシング1
4の上部側面にガス排出口13が形成されると共に、こ
のガス排出口13に出口用開閉ダンパ18が設けられて
いる。そして、ガス導入通路19の下流端部が入口用開
閉ダンパ17を介して縦形ケーシング14のガス導入口
12に連結される一方、ガス排出通路20の上流端部が
出口用開閉ダンパ18を介して縦形ケーシング14のガ
ス排出口13に連結されている。なお、各開閉ダンパ1
7,18は図示しない流体シリンダによって作動するル
ーバー式ダンパ(他のダンパであってもよい)である。
これにより、排ガスがガス導入通路19から入口用開閉
ダンパ17により開放されたガス導入口12を通って縦
形ケーシング14内に入り、電気集塵機16及びバグフ
ィルタ15を通過して集塵処理がなされた後、清浄ガス
が出口用開閉ダンパ18により開放されたガス排出口1
3を通ってガス排出通路20に排出される定常運転時の
ガス流路が形成される。
【0023】縦形ケーシング14内の上部に配設された
バグフィルタ15は、この縦形ケーシング14の上部に
固定された取付板に対して、多数の貫通孔に対応して袋
状のフィルタ21が多数固定されて構成されている。即
ち、このバグフィルタ15は、自重により垂下すること
で補助する部材を不要として自分自身でその円筒形状を
維持することができる自己形状保持式の濾過フィルタと
なっている。そして、このバグフィルタ15の上部に
は、このバクフィルタ15の表面に付着したダストを払
い落とすための逆洗装置22が設けられている。この逆
洗装置22は、コンプレッサ23と、このコンプレッサ
23に開閉弁24を介して連結された圧縮エア供給管2
5と、フィルタ21に位置に対応して圧縮エア供給管2
5に設けられた複数の噴射ノズル26とから構成されて
いる。
【0024】また、縦形ケーシング14内の下部に配設
された電気集塵機16は、この縦形ケーシングの下部に
格子状に取付けられることで複数のガス通路を有する集
塵電極27と、この集塵電極27の各ガス通路に沿って
設けられた放電極28と、放電極28に接続された荷電
装置29とから構成されている。一般に、この荷電装置
29は高圧変圧整流器とこのコントローラとからなって
いる。そして、この電気集塵機16には、集塵電極27
に付着したダストを剥離する剥離手段としての槌打装置
30が設けられている。この槌打装置30は、図示しな
いが、ハンマを有しており、ハンマによって集塵電極2
7を槌打することで、ここに付着したダストをその振動
によって剥離除去する。
【0025】なお、上述した電気集塵機16では、集塵
電極27を格子状としたが、形状はこれに限らずに複数
のガス通路を有していればよく、例えば、ハニカム状で
あってもよい。
【0026】縦形ケーシング14の下部にはバクフィル
タ15のフィルタ21や電気集塵機16の集塵電極27
から脱落としたダストを受け止めるホッパ31が取付け
られており、このホッパ31には溜まったダストを排出
するダスト排出装置が設けられている。
【0027】更に、縦形ケーシング14におけるバクフ
ィルタ15と電気集塵機16との間の側面にはバイパス
用ガス排出口32が形成されると共に、このガス排出口
32にはバイパス用開閉ダンパ33が設けられている。
そして、バイパス通路34の一端部がこの開閉ダンパ3
3を介して縦形ケーシング14のガス排出口32に連結
される一方、他端部がガス排出通路20に連結されてい
る。これにより、排ガスがガス導入通路19から入口用
開閉ダンパ17により開放されたガス導入口12を通っ
て縦形ケーシング14内に入り、電気集塵機16のみを
通過して集塵処理がなされた後、清浄ガスがバグフィル
タ15を通過せずに、バイパス用開閉ダンパ33により
開放されたバイパス用ガス排出口32からバイパス通路
34を通ってガス排出通路20に排出される起動運転時
のガス流路が形成される。
【0028】また、制御装置35は、集塵装置11をコ
ントロールするものであって、各開閉ダンパ17,1
8,33や逆洗装置22における開閉弁24の開閉制
御、荷電装置29や槌打装置30の駆動制御を行う。
【0029】このように構成された集塵装置11は、図
3に示すように、複数(本実施形態では6個)並設され
ることで集塵ユニット41を構成している。即ち、一方
に3つの集塵装置11a,11b,11cが隣接して配
設されると共に、他方に3つの集塵装置11d,11
e,11fが隣接して配設され、その間にガス排出通路
20とガス供給通路19が上下に位置して配設されてい
る。そして、ガス導入通路19の下流側が各集塵装置1
1a〜11fの各ガス導入口12a・・に連結される一
方、ガス排出通路20の上流側が各ガス排出口13a・
・に連結されている。また、各集塵装置11a〜11f
の各バイパス用ガス排出口32a・・とガス排出通路2
0とはバイパス通路34a・・によって連結されてい
る。
【0030】なお、ガス供給通路19と各集塵装置11
a〜11fの各ガス導入口12a・・との間には入口用
開閉ダンパが設けられ、ガス排出通路20と各集塵装置
11a〜11fの各ガス排出口13a・・との間には出
口用開閉ダンパが設けられ、各集塵装置11a〜11f
の各バイパス用ガス排出口32a・・とバイパス通路3
4a・・との間にはバイパス用開閉ダンパが設けられて
いる。
【0031】ここで、上述した本実施形態の複数の集塵
装置11(集塵装置11a〜11f)からなる集塵ユニ
ット41の作動について説明する。なお、図4乃至図6
のガス流通路にて、太線がガス流通状態、細線が停止状
態を表している。
【0032】集塵ユニット41の起動運転時は、図1及
び図4に示すように、制御装置35は荷電装置29を駆
動して放電極28を荷電すると共に、入口用開閉ダンパ
17a〜17f及びバイパス用開閉ダンパ33a〜33
fを開放する一方、出口用開閉ダンパ18a〜18fを
閉止する。この状態で、排ガスをガス導入通路19から
各ガス導入口12a〜12fを通して各集塵装置11a
〜11f内に導入する。各集塵装置11a〜11fの電
気集塵機16では、集塵電極27と放電極28との間に
高電圧が作用することでイオンが発生しており、帯電し
たガス中の粒子(ダスト)が電気力によって対向する集
塵電極27へ引きつけられ、排ガス中のダストの粒子が
捕集される。そして、ダストが捕集されて清浄化された
ガスは、各ガス排出口13a・・が閉止されているため
にバグフィルタ15を通過せずに、バイパス用ガス排出
口32a・・からバイパス通路34a・・を通ってガス
排出通路20に排出される。
【0033】このように集塵ユニット41の起動運転時
には、バグフィルタ15を用いずに電気集塵機16のみ
によって排ガス中のダストの粒子を捕集して清浄化す
る。集塵ユニット41の初期駆動時には、ユニット全体
が暖機されておらず、排ガスはバグフィルタ15に至る
までに所定温度以下に冷却されて水分を含有してしま
う。バグフィルタ15に水滴が付着すると、捕集したダ
ストを溶かした後、高温の排ガスにより固化してしま
い、バグフィルタ15に目詰まりを生じて高い圧力損失
が発生してしまい、安定した運転ができなくなる。その
ため、ユニット全体が暖機されて排ガスが所定温度以上
になるまでは、排ガスがバグフィルタ15をバイパスす
るようにしている。
【0034】そして、ユニット全体が暖機されて排ガス
が所定温度以上になると、集塵ユニット41は定常運転
に移行する。この集塵ユニット41の定常運転時は、図
1及び図5に示すように、制御装置35は入口用開閉ダ
ンパ17a〜17fを開放したままでバイパス用開閉ダ
ンパ33a〜33fを閉止する一方、出口用開閉ダンパ
18a〜18fを開放する。すると、排ガスはガス導入
通路19から各ガス導入口12a〜12fを通して各集
塵装置11a〜11f内に導入する。各集塵装置11a
〜11fの電気集塵機16では、前述と同様に、排ガス
中のダストの粗粒子を捕集する。そして、電気集塵機1
6で集塵処理がなされた排ガスはバグフィルタ15にて
多数のフィルタ21を通過することで、排ガス中のダス
トの微粒子が捕集される。この場合、電気集塵機16で
は捕集できなかったミクロン単位の微小の粒子を捕集で
きる。そして、電気集塵機16及びバグフィルタ15で
ダストが捕集されて清浄化されたガスはガス排出口13
を通ってガス排出通路20に排出される。
【0035】その後、所定期間、集塵ユニット41を定
常運転すると、電気集塵機16及びバグフィルタ15に
ダストが堆積するため、所定期間ごとに、複数の集塵装
置11a〜11fを1個ずつ順番にクリーニング処理す
る。
【0036】集塵ユニット41における集塵装置11a
のクリーニング時は、図1、図6及び図7に示すよう
に、制御装置35は集塵装置11aの荷電装置29のみ
の駆動を停止すると共に、集塵装置11aの入口用開閉
ダンパ17a及び出口用開閉ダンパ18aを閉止する。
すると、ガス導入通路19から集塵装置11a内への排
ガスの導入が停止され、集塵装置11b〜11fのみに
よって排ガスの集塵処理を行う。
【0037】そして、集塵装置11aにて、制御装置3
5は、電気集塵機16の槌打装置30を作動してハンマ
により集塵電極27に付着したダストを剥離する。ま
た、制御装置35は、バグフィルタ15にて、逆洗装置
22を作動、即ち、開閉弁24を開放してコンプレッサ
23からの圧縮エアを圧縮エア供給管25に供給し、各
噴射ノズル26から対応するフィルタ21内へ圧縮エア
を噴射し、バクフィルタ15の表面に付着したダストを
払い落とす。そして、電気集塵機16及びバクフィルタ
15から除去されたダストはホッパ31に溜まり、ダス
ト排出装置によって外部に排出される。
【0038】このようにして集塵装置11aのクリーニ
ング処理が完了すると、入口用開閉ダンパ17a及び出
口用開閉ダンパ18aを開放して内部に排ガスを導入
し、前述と同様に集塵処理を続行する。続いて、集塵装
置11b,11c・・のクリーニングを行う。
【0039】このように本実施形態の集塵装置11にあ
っては、ガス導入口12とガス排出口13とを有する縦
形ケーシング14内にバグフィルタ15と電気集塵機1
6とを上下に配設したことで、排ガスに対して電気集塵
作用とろ過集塵作用とを重ねて得ることができる。即
ち、電気集塵機16にて排ガス中のダストの粗粒子が捕
集され、続いて、バグフィルタ15にて電気集塵機16
では捕集できなかった微粒子が捕集されることとなり、
排ガスは適正に清浄化される。この場合、バグフィルタ
15がミクロン単位の微粒子を捕集するため、電気集塵
機16ではそれよりも大きい粗粒子のみを捕集すればよ
いため、電気集塵機16を通過する排ガスの流速を上げ
ることができ、その結果、排ガスの処理速度を上げて処
理効率を向上できる。また、電気集塵機16を通過した
ダストの微粒子は帯電しているため、バグフィルタ15
で捕集されたとき、微粒子同志が凝集して目詰まりを防
止できる。
【0040】また、この複数の集塵装置11a〜11f
を並設した集塵ユニット41にあっては、集塵装置11
a〜11fを順番に停止してクリーニング処理すること
で、装置自体を停止させずに、他の集塵装置で集塵処理
しながらクリーニング処理が可能となる。
【0041】なお、集塵ユニット41において、集塵装
置11a〜11fのうちの一つをクリーニングすると
き、電気集塵機16の駆動を停止すると共に、入口用開
閉ダンパ及び出口用開閉ダンパを閉止して集塵装置内へ
の排ガスの導入を停止し、集塵処理を行わないようにし
たが、電気集塵機16の駆動を停止せず、且つ、入口用
開閉ダンパ及び出口用開閉ダンパを微開放として集塵装
置内への排ガスの導入を微量導入し、集塵処理の効率を
低下させるようにしてもよい。即ち、集塵装置11a〜
11fのクリーニング時に集塵機能を停止する理由は、
電気集塵機16及びバクフィルタ15から除去されたダ
ストがホッパ31に落下せずに、導入された排ガスの流
動による再付着を防止するためであり、ダストの落下速
度よりも低速の排ガスであれば導入が可能である。
【0042】また、この集塵装置11a〜11fのクリ
ーニング時に、入口用開閉ダンパ及び出口用開閉ダンパ
を閉止して排ガスの導入を停止したり、微開放して流速
を低速としたが、入口用開閉ダンパあるいは出口用開閉
ダンパの一方を閉止、あるいは微開放としてもよい。更
に、集塵ユニット41の起動運転時に、バグフィルタ1
5を用いずに電気集塵機16のみによって排ガス中のダ
ストの粒子を捕集した後、バイパス通路34から排出し
たが、起動運転時以外に、例えば、バグフィルタ15の
交換時などにこのような制御を行ってもよい。また、各
集塵装置11a〜11fのホッパ31a〜31fを共通
のものとしてもよい。
【0043】図8に本発明の第2実施形態に係る集塵装
置の概略構成、図9に集塵装置のクリーニング時のタイ
ムチャートを示す。なお、前述した実施形態で説明した
ものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して
重複する説明は省略する。
【0044】本実施形態において、図8に示すように、
集塵装置11は、ガス導入口12とガス排出口13とを
有する縦形ケーシング14内に、バグフィルタ15と電
気集塵機16とが上下に配設されて構成されており、ガ
ス導入通路19が入口用開閉ダンパ17を介してガス導
入口12に連結され、ガス排出通路20が出口用開閉ダ
ンパ18を介してガス排出口13に連結されている。そ
して、このガス導入通路19(ガス導入口12)には、
縦形ケーシング14内に活性炭を供給する活性炭供給装
置51が連結されている。また、縦形ケーシング14の
ホッパ31には排出された貯溜物をダストと活性炭とに
分離する分離装置52が設けられ、この分離装置52に
は分離した活性炭を活性炭供給装置51に戻す活性炭返
却通路53が設けられている。この分離装置52は、例
えば、サイクロン装置を用いると良い。
【0045】従って、集塵装置11の定常運転時は、図
8に示すように、制御装置35が入口用開閉ダンパ17
及び出口用開閉ダンパ18を開放し、活性炭供給装置5
1を作動させると、排ガス及び活性炭がガス導入通路1
9から各ガス導入口12を通して集塵装置11内に導入
される。集塵装置11の電気集塵機16及びバグフィル
タ15では、前述と同様に、排ガス中のダストの粗粒子
及び微粒子を捕集する。また、活性炭は電気的に低抵抗
であるために定常運転での比較的流速が速い領域では、
電気集塵機16では捕集されずにバグフィルタ15まで
流動して捕集される。そのため、排ガス中のダイオキシ
ンをはじめとする有害物質はバグフィルタ15に付着し
ている活性炭によって効率よく除去することができる。
【0046】そして、集塵装置11のクリーニング時
は、図8及び図9に示すように、制御装置35が集塵装
置11の荷電装置29の駆動を停止すると共に、入口用
開閉ダンパ17及び出口用開閉ダンパ18を閉止し、ガ
ス導入通路19から集塵装置11内への排ガスの導入を
停止する。
【0047】この状態で、まず、電気集塵機16の槌打
装置30を作動してハンマにより集塵電極27に付着し
たダストを剥離し、ダストをホッパ31に落下させてダ
スト排出装置によって外部に排出する。次に、バグフィ
ルタ15の逆洗装置22を作動して圧縮エアによりバク
フィルタ15の表面に付着したダスト及び活性炭を払い
落とし、ホッパ31に落下させる。そして、ホッパ31
内のダスト及び活性炭をダスト排出装置により分離装置
52に排出し、分離装置52としてのサイクロン装置を
用い、ダストの微粒子とこの微粒子よりも大きな活性炭
とを遠心分離作用によって分離する。分離されたダスト
は排出される一方、活性炭は活性炭返却通路53により
活性炭供給装置51に戻されて再利用される。
【0048】このように本実施形態の集塵装置11にあ
っては、ガス導入通路19に活性炭供給装置51を連結
すると共に、縦形ケーシング14のホッパ31に排出さ
れた貯溜物をダストと活性炭とに分離する分離装置52
を設け、この分離装置52と活性炭供給装置51とを活
性炭返却通路53によって連結している。そのため、バ
グフィルタ15に付着した活性炭により排ガス中の有害
物質を除去することができると共に、集塵装置11のク
リーニング時にホッパ31内に落下したダストから活性
炭を分離装置52により分離して活性炭供給装置51に
戻すことで、活性炭を再利用することができ、活性炭の
利用率を高めて有効利用を図ることができる。
【0049】図10に本発明の第3実施形態に係る集塵
装置におけるクリーニング時のタイムチャートを示す。
【0050】本実施形態の集塵装置は、前述した第3実
施形態の集塵装置11と同様に、ガス導入口12とガス
排出口13とを有する縦形ケーシング14内に、バグフ
ィルタ15と電気集塵機16とが上下に配設され、ガス
導入通路19に縦形ケーシング14内に活性炭を供給す
る活性炭供給装置51が連結されている。
【0051】従って、集塵装置11の定常運転時は、図
8に示すように、排ガス及び活性炭がガス導入通路19
からガス導入口12を通して集塵装置11内に導入さ
れ、電気集塵機16及びバグフィルタ15にて排ガス中
のダストが捕集されると共に、バグフィルタ15に付着
した活性炭によって排ガス中のダイオキシンが除去され
る。
【0052】そして、集塵装置11のクリーニング時
は、図10に示すように、電気集塵機16の荷電装置2
9の駆動を停止すると共に、入口用開閉ダンパ17及び
出口用開閉ダンパ18を閉止し、ガス導入通路19から
集塵装置11内への排ガスの導入を停止する。この状態
で、まず、電気集塵機16の槌打装置30を作動して付
着したダストを剥離し、ダストをホッパ31に落下させ
てダスト排出装置によって外部に排出する。次に、電気
集塵機16の荷電装置29により低電圧荷電してから、
バグフィルタ15の逆洗装置22を作動して付着したダ
スト及び活性炭を払い落とする。このとき、ダストは電
気集塵機16を通過してホッパ31に落下するが、活性
炭は粒径及び誘電率がダストの微粒子に比べて大きいた
め、微小な電圧下でもダストに比べて集塵電極27に付
着されやすく、また、この状態では、ガスの流れがない
ために集塵電極27では捕集される割合が高くなる。そ
の後、集塵装置11が定常運転に戻ると、荷電装置29
の荷電圧を上昇すると、ガス導入口12から導入された
排ガスの流速によって集塵電極27に付着した活性炭は
集塵電極27より飛散し、再び、バグフィルタ15に付
着する。
【0053】このように本実施形態の集塵装置にあって
は、バグフィルタ15のクリーニング時に、電気集塵機
16の荷電装置29による荷電圧を低下させることで、
活性炭を一部再捕集することができ、別途分離装置など
を用いることなくダストから活性炭を分離して再利用す
ることができる。
【0054】図11に本発明の第4実施形態に係る集塵
装置の概略正面視、図12に集塵装置本体の概略平面視
を示す。
【0055】本実施形態において、図11及び図12に
示すように、集塵装置61は、ガス導入口62とガス排
出口63とを有する横形ケーシング64内に、セラミッ
クフィルタ65と電気集塵機66とが左右に配設されて
構成され、排ガスに対して電気集塵作用とろ過集塵作用
とを重ねて得ることができるようになっている。
【0056】即ち、この集塵装置61において、横形ケ
ーシング64は四角筒形状をなし、一方の側面にガス導
入口62が形成されると共に、ガス導入口62に入口用
開閉ダンパ67が設けられており、他方の側面にガス排
出口63が形成されると共に、ガス排出口63に出口用
開閉ダンパ68が設けられている。そして、ガス導入通
路69の下流端部が入口用開閉ダンパ67を介して横形
ケーシング64のガス導入口62に連結される一方、ガ
ス排出通路70の上流端部が出口用開閉ダンパ68を介
して横形ケーシング64のガス排出口63に連結されて
いる。
【0057】実際には、横形ケーシング64は内部が6
つのガス流路64a〜64fに分割されており、各ガス
流路64a〜64fにガス導入口62a〜62f及び入
口用開閉ダンパ67a〜67fとガス排出口63a〜6
3f及び出口用開閉ダンパ68a〜68fが設けられる
と共に、セラミックフィルタ65a〜65f及び電気集
塵機66a〜66fが設けられている。これにより、排
ガスがガス導入通路69から各入口用開閉ダンパ67a
〜67fにより開放された各ガス導入口62a〜62f
を通って横形ケーシング64のガス流路64a〜64f
に分岐してに入り込み、電気集塵機66a〜66f及び
セラミックフィルタ65a〜65fを通過して集塵処理
がなされた後、清浄ガスが各出口用開閉ダンパ68a〜
68fにより開放されたガス排出口63a〜63fを通
ってガス排出通路70に排出される定常運転時のガス流
路が形成される。
【0058】横形ケーシング64内のガス排出口63
(63a〜63f)側に配設されたセラミックフィルタ
65(65a〜65f)は、セラミックスを材質とする
ハニカム形状のフィルターであって、自己形状保持式の
濾過フィルタとなっている。そして、このセラミックフ
ィルタ65の上流側には、集塵処理によって付着したダ
ストを払い落とすための逆洗装置72が設けられてい
る。この逆洗装置72は、コンプレッサ73と、このコ
ンプレッサ73に開閉弁74を介して連結された圧縮エ
ア供給管75と、圧縮エア供給管75に設けられた複数
の噴射ノズル76とから構成されている。
【0059】また、横形ケーシング64内のガス導入口
62(62a〜62f)側に配設された電気集塵機66
(66a〜66f)は、波形状をなす複数の集塵電極
と、この集塵電極の間に設けられた放電極と、この放電
極に接続された荷電装置79とから構成されている。そ
して、この電気集塵機66には、集塵電極に付着したダ
ストを剥離する剥離手段としての槌打装置80が設けら
れている。
【0060】横形ケーシング64の下部にはセラミック
フィルタ65や電気集塵機66から脱落としたダストを
受け止めるホッパ81が取付けられており、このホッパ
81には溜まったダストを排出するダスト排出装置が設
けられている。
【0061】更に、横形ケーシング64におけるセラミ
ックフィルタ65と電気集塵機16との間の上部にはバ
イパス用ガス排出口82が形成されると共に、このガス
排出口82にはバイパス用開閉ダンパ83が設けられて
いる。そして、バイパス通路84の一端部がこの開閉ダ
ンパ83を介して横形ケーシング64のガス排出口82
に連結される一方、他端部がガス排出通路70に連結さ
れている。これにより、排ガスがガス導入通路69から
入口用開閉ダンパ67により開放されたガス導入口62
を通って横形ケーシング64内に入り、電気集塵機66
のみを通過して集塵処理がなされた後、清浄ガスがセラ
ミックフィルタ65を通過せずに、バイパス用開閉ダン
パ83により開放されたバイパス用ガス排出口82から
バイパス通路84を通ってガス排出通路70に排出され
る起動運転時のガス流路が形成される。なお、図示しな
いが、ガス排出口82及びバイパス用開閉ダンパ83は
横形ケーシング64内の各ガス流路64a〜64fに対
応して設けられている。
【0062】また、制御装置85は、集塵装置61をコ
ントロールするものであって、各開閉ダンパ67,6
8,83や逆洗装置72における開閉弁74の開閉制
御、荷電装置79や槌打装置80の駆動制御を行う。
【0063】ここで、上述した本実施形態の複数の集塵
装置61の作動について説明する。集塵装置61の起動
運転時、制御装置85は荷電装置89を駆動して放電極
を荷電すると共に、入口用開閉ダンパ67a〜67f及
びバイパス用開閉ダンパ83を開放する一方、出口用開
閉ダンパ68a〜68fを閉止する。この状態で、排ガ
スをガス導入通路69から各ガス導入口62a〜62f
を通して横形ケーシング64内に導入する。横形ケーシ
ング64では、各ガス流路64a〜64fの電気集塵機
66a〜66fにより排ガス中のダストの粒子が捕集さ
れ、ダストが捕集されて清浄化されたガスは、各ガス排
出口63a〜63fが閉止されているためにセラミック
フィルタ65a〜65fを通過せずに、バイパス用ガス
排出口82からバイパス通路84を通ってガス排出通路
70に排出される。
【0064】このように集塵装置61の起動運転時に
は、装置全体が暖機されておらず、排ガスが所定温度以
下となってセラミックフィルタ65に水滴を付着させて
目詰まりを生じてしまう虞があるため、このセラミック
フィルタ65を用いずに電気集塵機66のみによって排
ガス中のダストの粒子を捕集して清浄化する。そして、
装置全体が暖機されて排ガスが所定温度以上になると、
集塵装置61は定常運転に移行する。
【0065】この集塵装置61の定常運転時、制御装置
85は入口用開閉ダンパ67a〜67fを開放したまま
でバイパス用開閉ダンパ63a〜63fを閉止する一
方、出口用開閉ダンパ68a〜68fを開放する。する
と、排ガスはガス導入通路69から各ガス導入口62a
〜62fを通して横形ケーシング64に導入され、電気
集塵機66a〜66fにより排ガス中のダストの粗粒子
が捕集され、セラミックフィルタ65a〜65fにより
排ガス中のダストの微粒子、つまり、電気集塵機66a
〜66fでは捕集できなかったミクロン単位の微小の粒
子が捕集される。そして、ダストの粗粒子や微粒子が捕
集されて清浄化されたガスはガス排出口63を通ってガ
ス排出通路70に排出される。
【0066】また、集塵装置61のクリーニング時、制
御装置85は荷電装置29により電気集塵機66aの駆
動を停止すると共に、入口用開閉ダンパ67a及び出口
用開閉ダンパ68aを閉止する。すると、ガス導入通路
69からガス流路64aへの排ガスの導入が停止され、
ガス流路64b〜64fでのみ排ガスの集塵処理を行
う。
【0067】この集塵装置61のクリーニング処理は、
ガス流路64aにて、制御装置85は、槌打装置80を
作動してハンマにより電気集塵機66aの集塵電極に付
着したダストを剥離する。また、制御装置85は、セラ
ミックフィルタ65aにて、逆洗装置72を作動して各
噴射ノズル76から対応するセラミックフィルタ65a
へ圧縮エアを噴射し、付着したダストを払い落とす。こ
のようにして電気集塵機66a及びセラミックフィルタ
65aから除去されたダストはホッパ81に溜まり、ダ
スト排出装置によって外部に排出される。
【0068】このようにしてガス流路64aでのクリー
ニング処理が完了すると、入口用開閉ダンパ67a及び
出口用開閉ダンパ68aを開放して内部に排ガスを導入
し、前述と同様に集塵処理を続行する。続いて、ガス流
路64b,64c・・のクリーニングを行う。
【0069】このように本実施形態の集塵装置61にあ
っては、側方にガス導入口62とガス排出口63とを有
する横形ケーシング64内にセラミックフィルタ65と
電気集塵機66とをガス流通方向に沿って配設したこと
で、排ガスに対して電気集塵作用とろ過集塵作用とを重
ねて得ることができる。その結果、排ガスの処理速度を
上げて処理効率を向上でき、また、前述した実施形態で
用いたバグフィルタに比べて圧力損失を同等のままでセ
ラミックフィルタ65をガス流通方向に対して薄型に構
成できるため、横形ケーシング64内にセラミックフィ
ルタ65と電気集塵機66を横に並べて配設しても横形
ケーシング64が大型化することはなく、また、ホッパ
71の共用化を可能となり、全体として装置の小型化を
図ることができる。
【0070】また、この横形ケーシング64内複数のガ
ス流路64a〜64fを並設しており、セラミックフィ
ルタ65a〜65fと電気集塵機66a〜66fを順番
に停止してクリーニング処理することで、装置自体を停
止させずに、他のガス流路で集塵処理しながらクリーニ
ング処理が可能となる。
【0071】なお、上述の各実施形態では、縦形ケーシ
ング14内にバグフィルタ15と電気集塵機16を上下
に配設して集塵装置11を構成したり、横形ケーシング
64内にセラミックフィルタ65と電気集塵機66を左
右に配設して集塵装置61を構成したが、縦形ケーシン
グ14内にセラミックフィルタ65を配設したり、横形
ケーシング64内にバグフィルタ15を配設してもよ
い。
【0072】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の集塵装置によれば、中空形状を
なすケーシングにガス導入口とガス排出口を設け、ガス
導入口とガス排出口の少なくともいずれか一方を開閉す
るダンパを設け、ケーシング内であってガス導入口側に
電気集塵機を設ける一方、ガス排出口側に自己形状保持
式の濾過フィルタを設けることで、ケーシング内にほぼ
直線状となるガス流通路を形成し、ケーシングの下部に
電気集塵機及び濾過フィルタから離脱したダストを受け
止める共通のホッパを設けたので、電気集塵機で排ガス
中のダストの粗粒子が捕集され、濾過フィルタで微粒子
が捕集されることとなり、排ガスを適正に清浄化するこ
とができ、また、濾過フィルタが微粒子を捕集するた
め、電気集塵機ではそれよりも大きい粗粒子のみを捕集
すればよく、電気集塵機を通過する排ガスの流速を上げ
ることで集塵処理速度を上げて処理効率を向上すること
ができると共に、濾過フィルタでは電気集塵機で帯電し
た微粒子を捕集するために微粒子同志が凝集して目詰ま
りを防止することができる。
【0073】また、請求項2の発明の集塵装置によれ
ば、中空形状をなして下部にガス導入口を有すると共に
上部にガス排出口を有する縦形ケーシング内の上部に濾
過フィルタを、下部に電気集塵機を設けると共に、ガス
導入口とガス排出口との少なくともいずれか一方を開閉
するダンパを設けたので、電気集塵機で排ガス中のダス
トの粗粒子が捕集され、濾過フィルタで微粒子が捕集さ
れることとなり、排ガスを適正に清浄化することがで
き、また、濾過フィルタが微粒子を捕集するため、電気
集塵機ではそれよりも大きい粗粒子のみを捕集すればよ
く、電気集塵機を通過する排ガスの流速を上げることで
集塵処理速度を上げて処理効率を向上することができる
と共に、濾過フィルタでは電気集塵機で帯電した微粒子
を捕集するために微粒子同志が凝集して目詰まりを防止
することができ、更に、縦形ケーシング内に濾過フィル
タと電気集塵機を縦列配設したことで装置の小型化を図
ることができると共に、設置スペースを減少することが
できる。
【0074】また、請求項3の発明の集塵装置によれ
ば、濾過フィルタをバグフィルタとしたので、簡単な構
成で装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
【0075】また、請求項4の発明の集塵装置によれ
ば、中空形状をなして一方にガス導入口を有すると共に
他方にガス排出口を有する横形ケーシング内のガス導入
口側に電気集塵機を、ガス排出口側に濾過フィルタを設
けると共に、横形ケーシングの下部にホッパを設け、ガ
ス導入口とガス排出口との少なくともいずれか一方を開
閉するダンパを設けたので、電気集塵機で排ガス中のダ
ストの粗粒子が捕集され、濾過フィルタで微粒子が捕集
されることとなり、排ガスを適正に清浄化することがで
き、また、濾過フィルタが微粒子を捕集するため、電気
集塵機ではそれよりも大きい粗粒子のみを捕集すればよ
く、電気集塵機を通過する排ガスの流速を上げることで
集塵処理速度を上げて処理効率を向上することができる
と共に、濾過フィルタでは電気集塵機で帯電した微粒子
を捕集するために微粒子同志が凝集して目詰まりを防止
することができ、
【0076】また、請求項5の発明の集塵装置によれ
ば、濾過フィルタをセラミックフィルタとしたので、装
置の小型化を図ることができると共に、設置スペースを
減少することができる。
【0077】また、請求項6の発明の集塵装置によれ
ば、濾過フィルタの表面に付着したダストを払い落とし
手段と、電気集塵機の集塵電極に付着したダストを剥離
する剥離手段とを設け、制御手段によりダンパを操作し
てケーシング内のガス流速を所定流速以下にしたときに
払い落とし処理及び剥離手段を作動させるようにしたの
で、排ガスが所定流速以下のときにフィルタの払い落と
し処理及び電気集塵機のダスト剥離処理を行っても、除
去されたダストは排ガスの下流側へは流れずにホッパに
落下することとなり、濾過フィルタや電気集塵機へのダ
ストの再付着を防止することができると共に、集塵処理
能力の低下を防止することができる。
【0078】また、請求項7の発明の集塵装置によれ
ば、電気集塵機の下流側から濾過フィルタをバイパスし
てガスをケーシングの外部に排出するバイパス通路と、
このバイパス通路を開閉するバイパスダンパを設けたの
で、低温の排ガスに含有する水分が濾過フィルタに付着
してダストを溶融してその後乾燥風化することで、目詰
まりによる圧力損失の増大を防止することができる。
【0079】また、請求項8の発明の集塵装置によれ
ば、ガス導入口に縦形ケーシング内に活性炭を供給する
活性炭供給手段を連結したので、縦形ケーシング内に供
給された活性炭は電気集塵機を通過して濾過フィルタに
付着することとなり、この活性炭により排ガス中の有害
物質を除去することができる。
【0080】また、請求項9の発明の集塵装置によれ
ば、濾過フィルタの表面に付着した付着物を払い落とす
払い落とし手段と、この払い落とし手段によってホッパ
に落下した付着物の中からダストと活性炭とを分離する
分離手段を設けたので、払い落とし手段によりホッパ内
に落下したダストと活性炭は分離手段により分離される
ため、この活性炭を再利用することができ、活性炭の利
用率を高めて有効利用を図ることができる。
【0081】また、請求項10の発明の集塵装置によれ
ば、濾過フィルタの表面に付着した付着物を払い落とす
払い落とし手段を設け、制御手段が電気集塵機の放電極
を低荷電状態としてから払い落とし手段を作動させるよ
うにしたので、電気集塵機の低荷電状態で濾過フィルタ
の払い落とし処理を行うことで、濾過フィルタから除去
されたダストは電気集塵機を通過してホッパに落下する
が、活性炭はダストに比べて粒径及び誘電率が大きいた
めに電気集塵機に一部捕集されることとなり、別途分離
装置などを用いることなく活性炭を一部再利用すること
ができる。
【0082】また、請求項11の発明の集塵装置によれ
ば、請求項4記載の集塵装置を少なくとも左右一対とし
て配設し、ガス導入通路の下流端部を各集塵装置のガス
導入口にそれぞれ連結する一方、ガス排出通路の上流端
部を各集塵装置のガス排出口にそれぞれ連結したので、
複数の集塵装置のうちの一つを停止してクリーニング処
理を行いながら、他の集塵装置で排ガスの集塵処理を行
うことができ、装置自体を停止させずに集塵処理を行う
ことで処理効率の向上を図ることができる。
【0083】また、請求項12の発明の集塵装置のクリ
ーニング方法によれば、まず、複数の集塵装置のうちの
第1の集塵装置内を流動するガスの流速を所定流速から
低速にし、第1の集塵装置における電気集塵機及び濾過
フィルタに付着したダストを払い落とし、ガス流速を所
定流速に戻して第1の集塵装置のクリーニングを終了と
し、次に、第2の集塵装置を第1の集塵装置と同様にク
リーニングを行うようにしたので、複数の集塵装置のう
ちの一つを停止してクリーニング処理を行うながら、他
の集塵装置で排ガスの集塵処理を行うことができ、この
とき、クリーニング処理を行う集塵機では、ケーシング
内のガス流速を所定流速以下で濾過フィルタ払い落とし
処理及び電気集塵機槌打処理を行うことで、除去された
ダストは排ガスの下流側へは流れずにホッパに落下する
こととなり、濾過フィルタや電気集塵機へのダストの再
付着を防止することができる。その結果、集塵処理を行
うことで処理効率の向上を図ることができる。なお、ク
リーニング中に電気集塵機の荷電を切ることで電極の付
着ダストを電気的な付着力の作用しない条件での槌打に
より効率的に払い落とすことができるため、電極の終時
的な汚染を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る集塵装置の概略構
成図である。
【図2】集塵装置本体の概略図である。
【図3】複数の集塵装置を組み合わせた集塵ユニットの
概略構成図である。
【図4】集塵ユニットの起動運転時の作動を表す概略構
成図である。
【図5】集塵ユニットの定常運転時の作動を表す概略構
成図である。
【図6】集塵ユニットのクリーニング時の作動を表す概
略構成図である。
【図7】集塵ユニットのクリーニング時のタイムチャー
トである。
【図8】本発明の第2実施形態に係る集塵装置の概略構
成である。
【図9】集塵装置のクリーニング時のタイムチャートで
ある。
【図10】本発明の第3実施形態に係る集塵装置におけ
るクリーニング時のタイムチャートである。
【図11】本発明の第4実施形態に係る集塵装置の概略
正面図である。
【図12】集塵装置本体の概略図平面である。
【符号の説明】
11,61 集塵装置 12,62 ガス導入口 13,63 ガス排出口 14,64 縦形ケーシング 15 バグフィルタ 16,66 電気集塵機 17,67 入口用開閉ダンパ 18,68 出口用開閉ダンパ 19,69 ガス導入通路 20,70 ガス排出通路 22,72 逆洗装置(払い落とし手段) 27 集塵電極 28 放電極 29,69 荷電装置 30,80 槌打装置 31,81 ホッパ 32,82 バイパス用ガス排出口 33,83 バイパス用開閉ダンパ 34,84 バイパス通路 35,85 制御装置 41 集塵ユニット 51 活性炭供給装置 52 分離装置 53 活性炭返却通路 65 セラミックフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 泰稔 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 4D054 AA02 BA01 BA09 BB02 BC06 DA02 DA08 DA11 DA15 DA18 DA19 EA08 EA09 EA14 EA15 EA22 EA27

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空形状をなすケーシングの一方にガス
    導入口を設けると共に他方にガス排出口を設けると共
    に、前記ガス導入口と前記ガス排出口との少なくともい
    ずれか一方を開閉するダンパを設け、前記ケーシング内
    であって前記ガス導入口側に電気集塵機を設ける一方、
    前記ガス排出口側に自己形状保持式の濾過フィルタを設
    けることで、前記ケーシング内にほぼ直線状となるガス
    流通路を形成し、前記ケーシングの下部に前記電気集塵
    機及び前記濾過フィルタから離脱したダストを受け止め
    る共通のホッパを設けたことを特徴とする集塵装置。
  2. 【請求項2】 中空形状をなして下部にガス導入口を有
    すると共に上部にガス排出口を有する縦形ケーシング
    と、該縦形ケーシング内の上部に設けられた濾過フィル
    タと、該縦形ケーシング内であって該濾過フィルタの下
    方に設けられた電気集塵機と、前記縦形ケーシングの下
    部に設けられたホッパと、前記ガス導入口と前記ガス排
    出口との少なくともいずれか一方を開閉するダンパとを
    具えたことを特徴とする集塵装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の集塵装置において、前記
    濾過フィルタをバグフィルタとしたことを特徴とする集
    塵装置。
  4. 【請求項4】 中空形状をなして一方にガス導入口を有
    すると共に他方にガス排出口を有する横形ケーシング
    と、該横形ケーシング内の前記ガス導入口側に設けられ
    た電気集塵機と、前記横形ケーシング内の前記ガス排出
    口側に設けられた濾過フィルタと、前記横形ケーシング
    の下部に設けられたホッパと、前記ガス導入口と前記ガ
    ス排出口との少なくともいずれか一方を開閉するダンパ
    とを具えたことを特徴とする集塵装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の集塵装置において、前記
    濾過フィルタをセラミックフィルタとしたことを特徴と
    する集塵装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の集塵装置において、前記
    各濾過フィルタの表面に付着したダストを払い落とす払
    い落とし手段と、前記電気集塵機の集塵電極に付着した
    ダストを剥離する剥離手段と、前記ダンパを操作して前
    記ケーシング内のガス流速を所定流速以下にしたときに
    前記払い落とし手段及び前記剥離手段を作動させる制御
    手段とを設けたことを特徴とする集塵装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の集塵装置において、前記
    電気集塵機の下流側から前記濾過フィルタをバイパスし
    てガスを前記ケーシングの外部に排出するバイパス通路
    と、該バイパス通路を開閉するバイパスダンパとを設け
    たことを特徴とする集塵装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の集塵装置において、前記
    ガス導入口には前記ケーシング内に活性炭を供給する活
    性炭供給手段が連結されたことを特徴とする集塵装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の集塵装置において、前記
    濾過フィルタの表面に付着した付着物を払い落とす払い
    落とし手段と、該払い落とし手段によって前記ホッパに
    落下した付着物の中からダストと前記活性炭とを分離す
    る分離手段とを設けたことを特徴とする集塵装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の集塵装置において、前
    記濾過フィルタの表面に付着した付着物を払い落とす払
    い落とし手段と、前記電気集塵機の放電極を低荷電状態
    としてから前記払い落とし手段を作動させる制御手段と
    を設けたことを特徴とする集塵装置。
  11. 【請求項11】 請求項6記載の集塵装置を少なくとも
    左右一対として配設し、ガス導入通路の下流端部を該各
    集塵装置のガス導入口にそれぞれ連結する一方、ガス排
    出通路の上流端部を該各集塵装置のガス排出口にそれぞ
    れ連結したことを特徴とする集塵装置。
  12. 【請求項12】 ガス導入口及びガス排出口を有するケ
    ーシング内に電気集塵機及び濾過フィルタをガス流動方
    向に沿って配設した集塵装置が複数並設された集塵ユニ
    ットにおいて、まず、前記複数の集塵装置のうちの第1
    の集塵装置内を流動するガスの流速を所定流速から低速
    にし、該第1の集塵装置における前記電気集塵機及び前
    記濾過フィルタに付着したダストを払い落とし、前記ガ
    ス流速を所定流速に戻して該第1の集塵装置のクリーニ
    ングを終了とし、次に、第2の集塵装置を該第1の集塵
    装置と同様にクリーニングを行うことを特徴とする集塵
    装置のクリーニング方法。
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