JP2001062301A - 深度脱硫軽油の製造方法 - Google Patents
深度脱硫軽油の製造方法Info
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
m以下の深度脱硫軽油を製造する方法を提供する。 【解決手段】 異性化触媒と脱硫触媒を用いて軽油留分
を処理する。前段に異性化触媒、後段に脱硫触媒を用
い、軽油留分を2段処理してもよいし、前段に脱硫触
媒、中段に異性化触媒、後段に脱硫触媒を用い、軽油留
分を3段処理してもよい。脱硫触媒が、アルミナ又はア
ルミナを主成分とする複合酸化物に、ニッケル、コバル
トの少なくとも一方と、モリブデンと、リンとを担持し
たものであり、異性化触媒が、ゼオライトとアルミナ
の複合酸化物、該複合酸化物にコバルト、ニッケルの
少なくとも一方を担持した触媒、該触媒に周期律表6
族金属の少なくとも一種を触媒基準、酸化物換算で0.
1〜30質量%担持した触媒から選ばれる少なくとも1
つである。
Description
として、硫黄分が50ppm以下の深度脱硫軽油を製造
する方法に関する。
規制値が世界的に厳しくなる傾向にあり、既に、北欧諸
国の一部では、軽油の品質規制を硫黄分50ppm以
下、芳香族分5%以下とする強化が始まっており、この
ような規制強化は、今後、更に厳しくなるものと予想さ
れる。我が国においても、近い将来、軽油について、硫
黄分の規制強化が見込まれている。
されている酸化触媒、窒素酸化物(NOx)還元触媒、
ディーゼル排気微粒子除去フィルタ等の後処理装置の耐
久性に悪影響を及ぼす懸念があるため、規制強化の第一
対象とされている。
更なる低硫黄化への要請があり、従来の深度脱硫技術の
より一層の改善が求められている。軽油の深度脱硫技術
では、4,6−ジメチルジベンゾチオフェン(4,6−
DMDBT)のような難脱硫性硫黄化合物をいかに効率
よく除去するかが課題となっている。これらの物質が脱
硫され難いのは、アルキル置換基の位置が硫黄原子の近
傍にあるため、触媒の活性点と接触する際に、該アルキ
ル置換基による立体障害が起こるためと考えられてい
る。従って、硫黄分50ppm以下の深度脱硫領域で効
率的に脱硫反応を行わせるには、脱硫活性点への立体障
害を有するこれらの物質を、立体障害の無い物質に変え
て、該物質を脱硫処理する方法が、効率的と考えられ
る。
して、従来、アルキル置換基を異性化して立体障害を緩
和する技術の検討もなされており、異性化触媒も種々開
発されてはいるが、前述の規制強化に対応した技術には
至っておらず、異性化と脱硫とを組み合わせた実用的な
技術の開発が急務とされている。
媒と異性化触媒とを組み合わせて、軽油留分を硫黄分5
0ppm以下まで深度脱硫する実用化方法を提供するこ
とを目的とする。
に検討を重ねた結果、脱硫能の高い触媒と、異性化能の
高い触媒とを、特定の態様で組合せ、特定の反応条件で
軽油留分を処理することにより、4,6−DMDBTを
効率良く除去し、深度脱硫能力を予想以上に向上できる
との知見を得た。
化触媒と脱硫触媒を体積比1:9〜6:4で用い、温度
300〜420℃、液空間速度(LHSVと記すことも
ある。通油量《mL/h》/全触媒量《mL》)(な
お、本明細書において、Lはリットルを、mLはミリリ
ットルを表す))0.2〜5.0hr−1、水素圧力2
〜10MPa、水素/油比10〜5000L/Lの条件
で、軽油留分を処理することを特徴とする。このとき、
〔1〕前段に異性化触媒、後段に脱硫触媒を用い、軽油
留分を2段処理してもよいし、〔2〕脱硫触媒を前段と
後段とに分けて用い、この間の段(中段)に異性化触媒
を用い、前段と後段の脱硫触媒の体積比を5:5〜8:
2として、軽油留分を3段処理してもよく、〔3〕これ
ら〔1〕と〔2〕の処理方法において、異性化触媒での
処理を、脱硫触媒での処理より、20〜30℃高温で行
うことが好ましい。
(1)混合して、あるいは(2)前・後の2段階に分け
て、更には(3)脱硫触媒を2段階に分け、この間に異
性化触媒の段を設ける等して使用することができる。異
性化触媒と脱硫触媒との使用比率は、体積比で、異性化
触媒:脱硫触媒=1:9〜6:4であり、好ましくは
2:8〜4:6である。異性化触媒が少なすぎると、異
性化能力が不足して、脱硫能力が向上せず、多すぎる
と、異性化能力は向上するが、脱硫能力が低下する。
分ける場合の使用比率は、上記と同様とすればよい。す
なわち、前段の異性化触媒:後段の脱硫触媒=1:9〜
6:4、好ましくは2:8〜4:6とする。
用い、これら両脱硫触媒の間の段に異性化触媒を用いる
場合は、前・後の2段の脱硫触媒の合計と、中段の異性
化触媒の使用比率は、上記の通り、体積比で、異性化触
媒:脱硫触媒=1:9〜6:4、好ましくは2:8〜
4:6であり、前・後の脱硫触媒の比率は、体積比で、
前段:後段=5:5〜8:2とする。これは、前段(1
段目)の脱硫触媒による処理で除去できなかった難脱硫
性化合物を、中段(2段目)の異性化触媒による処理で
異性化して除去し易い硫黄化合物に変え、後段(3段
目)の脱硫触媒による処理で除去するため、1段目の脱
硫触媒の使用量を多くしてできるだけ多量の硫黄化合物
を予め除去しておくことが、2段目の異性化反応を効率
良く進行させる上で好ましいことによる。
使用する場合は、難脱硫性硫黄化合物の異性化反応と同
時あるいは直後に脱硫反応が生じ、深度脱硫領域での脱
硫が可能となる。
いる場合は、前段で主として異性化反応を生じさせ、後
段で主として脱硫反応を生じさせるものであるが、用い
る異性化触媒によっては、異性化反応と同時あるいは直
後に脱硫反応をも生じさせることができる。
に異性化触媒を用いる場合には、1段目で大部分の硫黄
化合物を除去し、2段目で難脱硫性化合物を異性化し、
3段目でこの異性化した硫黄化合物を除去するものであ
り、上記の異性化触媒と脱硫触媒とを2段階に分けて用
いる場合に比して、脱硫効率をより向上させることかで
きる。このとき、2段目に用いる異性化触媒によって
は、異性化と同時あるいは直後に脱硫をも進行させるこ
とができるため、より一層高い脱硫効率を得ることがで
きる。
媒とを混合して使用する場合、2段階に分けて使用する
場合、3段階に分けて使用する場合のいずれにおいて
も、それぞれの触媒層を単層としてもよいし、複数層と
することもできる。
反応条件は、温度が300〜420℃、好ましくは32
0〜400℃、液空間速度が0.2〜5.0hr−1、
好ましくは0.5〜3.0hr−1、水素圧力が2〜1
0MPa、好ましくは3〜8MPa、水素/油比が50
〜1000L/L、好ましくは100〜800L/L、
より好ましくは100〜500L/Lとする。異性化触
媒と脱硫触媒とを分けて用いる場合は、上記温度範囲に
おいて、異性化触媒層を脱硫触媒層より20〜30℃高
く設定する。例えば、脱硫触媒層を300℃とする場合
は、異性化触媒層を320〜330℃とし、また脱硫触
媒層を390℃とする場合は、異性化触媒層を410〜
420℃とすることが好ましい。異性化反応は高温で有
利に進行するが、脱硫反応は、余り高温であると、生成
油の色相が悪化したり、触媒劣化を加速する等の悪影響
を及ぼすおそれがある。
反応温度は、次式により求められる平均温度(WAB
T)を意味する。
+触媒層2の温度×触媒層2の質量+・・・)/全触媒
層の質量
合、少なくとも異性化触媒層と脱硫触媒層との間にクエ
ンチ用の水素を導入し、各反応による発熱を抑制するこ
とが望ましい。クエンチ用水素の導入量は、水素/油比
で20〜200L/Lとすることが適している。
ミナ又は、アルミナ90〜99.5質量%とゼオライ
ト、ボリア、シリカ、ジルコニア、チタニアの少なくと
も1種を0.5〜10質量%とからなる複合酸化物に、
触媒基準、酸化物換算で、ニッケル、コバルトの少なく
とも一方2〜8質量%と、モリブデン15〜25質量%
と、リン0.5〜5質量%とを担持したものであって、
窒素吸着法による比表面積170〜300m2/g、細
孔容積0.5〜0.7mL、水銀圧入法による平均細孔
直径70〜120Å、平均細孔直径±15Åの範囲の細
孔容積が全細孔容積の70%以上のものを使用すること
が好ましい。
化触媒としては、 ゼオライトとアルミナの質量比が5:95〜30:7
0の複合酸化物、 この複合酸化物に、コバルト、ニッケルの少なくとも
一方を、触媒基準、酸化物換算で、0.05〜10質量
%担持した触媒 このの触媒に、更に周期律表6族金属の少なくとも
一種を、触媒基準、酸化物換算で、0.1〜30質量%
担持した触媒から選ばれる少なくとも1つを使用するこ
とが好ましく、 上記の触媒との触媒は、更にリンを、触媒基準、
酸化物換算で、0.01〜10質量%担持していること
が好ましい。
しては、フォージャサイトX型ゼオライト、フォージャ
サイトY型ゼオライト、βゼオライト、モルデナイト型
ゼオライト、ZSM系ゼオライト(ZSM−4,5,
8,11,12,20,21,23,34,35,3
8,46等がある)、MCM−22、MCM−41、M
CM−48、SSZ−33、UTD−1、CIT−5、
VPI−5、TS−1、TS−2等が使用でき、特にY
型ゼオライト、安定化Y型ゼオライト、βゼオライトが
好ましい。また、プロトン型のゼオライトが好ましい。
ゼオライトの粒子径は、平均粒子径が2〜6μm、粒子
径6μm以下のものがゼオライト全粒子に対して占める
割合が70%以上であることが好ましい。
の軽油留分は、沸点範囲150〜450℃、硫黄分0.
1〜3質量%、芳香族化合物分5〜90容量%の範囲の
ものであり、具体的には、原油を常圧あるいは減圧蒸留
して得られる直留軽油の他、水素化処理軽油、脱硫処理
軽油、接触分解軽油、熱分解軽油、あるいはこれらと他
の炭化水素油を混合したもので、上記範囲の性状を有す
るものである。沸点が450℃より高い原料油では、
4,6−DMDBT等の難脱硫性硫黄化合物の量が著し
く増加し、異性化触媒で処理する際の温度を高くしなけ
ればならず、生成油の色相が悪化する。逆に、沸点が1
50℃未満の原料油では、生成油のセタン価が著しく低
下する。
記した脱硫触媒、異性化触媒の固定床、移動床、あるい
は流動床式の触媒層を反応塔内に形成し、この反応塔内
に上記の原料油を導入し、上記の条件で処理を行えばよ
い。最も一般的には、固定床式触媒層を反応塔内に形成
し、原料油を反応器の上部に導入し、固定床を上から下
に通過させ、反応塔の下部から生成物を流出させるもの
か、反対に原料油を反応塔の下部に導入し、固定床を下
から上に通過させ、反応塔の上部から生成物を流出させ
るものである。
化の両触媒を上記した使用態様で単独の反応塔に充填し
て行ってもよいし、幾つかの反応塔に上記した使用態様
で充填して行ってもよい。後者の場合、例えば、2つの
反応塔を直列に繋ぎ、前段の反応塔に異性化触媒層を形
成し、後段の反応塔に脱硫触媒層を形成して行ったり、
あるいは異性化触媒層及び脱硫触媒層を形成する反応塔
を夫々複数塔とし、これらを直列に繋いで行うこともで
きる。更に、後者の場合、3つの反応塔を直列に繋ぎ、
1段目の反応塔に脱硫触媒層を形成し、2段目の反応塔
に異性化触媒層を形成し、3段目の反応塔に脱硫触媒層
を形成して行ったり、あるいは1〜3段目の反応塔を夫
々複数塔とし、これらを直列に繋いで行うこともでき
る。
積334m2/g、平均細孔直径69Åのアルミナ(γ
−Al2O3、直径1/16インチの柱状成型物)50
gを投入し、そこへイオン交換水38.5gに炭酸コバ
ルト3.09gとモリブドリン酸15.12gとオルト
リン酸1.95gを溶解させた溶液をピペットで添加
し、約25℃で1時間浸漬後、窒素気流中で風乾し、マ
ッフル炉中120℃で約1時間乾燥させ、次いで500
℃で4時間焼成し、表1に示す性状の触媒Aを得た。
アルミナ50gを投入し、そこへイオン交換水34.8
gに酢酸ニッケル6.49gとモリブドリン酸15.1
2gとオルトリン酸1.95gを溶解させた溶液を添加
し、触媒Aの調製と同様の条件で浸漬、風乾、乾燥、焼
成を行い、表1に示す性状の触媒Bを得た。
(平均粒子径3.5μm、粒子径6μm以下のものがゼ
オライト全粒子の87%)とアルミナ水和物を混練し、
押出成形後、600℃で2時間焼成して、直径1/16
インチの柱状成型物で、表1に示す性状の触媒C(ゼオ
ライト/アルミナ質量比=20/80)を得た。
へイオン交換水40.0gに炭酸コバルト5.51gと
モリブドリン酸19.02gとオルトリン酸1.95g
を溶解させた溶液を添加し、触媒Aの調製と同様の条件
で浸漬、風乾、乾燥、焼成を行い、表1に示す性状の触
媒Dを得た。
へイオン交換水40.0gに酢酸ニッケル10.82g
とモリブドリン酸19.02gとオルトリン酸1.95
gを溶解させた溶液を添加し、触媒Aの調製と同様の条
件で浸漬、風乾、乾燥、焼成を行い、表1に示す性状の
触媒Eを得た。
装置に充填して固定床式触媒層を形成し、表2に示す性
状の原料油を用い、LHSV1.5h−1、水素分圧
4.9MPa、水素/油比200L/Lの条件下、29
0℃で15時間、続いて320℃で15時間、触媒の硫
化処理を行った後、反応温度360℃、水素分圧4.9
MPa、水素/油比200L/L、表3に示すLHSV
の条件で処理を行った。結果を表3に示す。
して触媒層を形成する以外は実施例1と同様にして処理
を行った。結果を表3に示す。
して触媒層を形成する以外は実施例1と同様にして処理
を行った。結果を表3に示す。
後段触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる以外
は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3に示
す。
後段触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる以外
は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3に示
す。
後段触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる以外
は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3に示
す。
mLで2段目触媒層を形成し、さらに触媒A9.6mL
で3段目触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
mLで2段目触媒層を形成し、さらに触媒A8.4mL
で3段目触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
mLで2段目触媒層を形成し、さらに触媒A8.4mL
で3段目触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
して触媒層を形成する以外は実施例1と同様にして処理
を行った。結果を表3に示す。
して触媒層を形成する以外は実施例1と同様にして処理
を行った。結果を表3に示す。
して触媒層を形成する以外は実施例1と同様にして処理
を行った。結果を表3に示す。
後段触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる以外
は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3に示
す。
後段触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる以外
は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3に示
す。
後段触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる以外
は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3に示
す。
mLで2段目触媒層を形成し、さらに触媒B9.6mL
で3段目触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
mLで2段目触媒層を形成し、さらに触媒B8.4mL
で3段目触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
mLで2段目触媒層を形成し、さらに触媒B8.4mL
で3段目触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
mLで2段目触媒層を形成し、さらに触媒A8.4mL
で3段目触媒層を形成した高圧流通式反応装置を用いる
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
以外は実施例1と同様にして脱硫反応を行った。結果を
表3に示す。
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
以外は実施例1と同様にして処理を行った。結果を表3
に示す。
填して触媒層を形成する以外は実施例1と同様にして処
理を行った。結果を表3に示す。
較例1の反応速度を100としたときの反応速度の相対
値、表3の2では比較例2の反応速度を100としたと
きの反応速度の相対値であり、反応速度は、以下の式で
計算される。
(√原料油S濃度)}×LHSV
A及び触媒B)と異性化触媒(触媒C〜E)を組み合わ
せた場合、各触媒を単独で用いる場合と比較して脱硫活
性が向上していることが判る。また、比較例6のよう
に、脱硫触媒同士を組合せても脱硫活性の向上効果は得
られないことも明らかである。
れば、軽油留分に含まれる難脱硫性硫黄化合物をも実用
的に除去することができ、硫黄分50ppm以下の軽油
を効率良く得ることができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 異性化触媒と脱硫触媒を体積比1:9〜
6:4で用い、温度300〜420℃、液空間速度0.
2〜5.0hr−1、水素圧力2〜10MPa、水素/
油比10〜5000L/Lの条件で、軽油留分を処理す
ることを特徴とする深度脱硫軽油の製造方法。 - 【請求項2】 前段に異性化触媒、後段に脱硫触媒を用
い、軽油留分を2段処理することを特徴とする請求項1
記載の深度脱硫軽油の製造方法。 - 【請求項3】 前段に脱硫触媒、中段に異性化触媒、後
段に脱硫触媒を用い、前段と後段の脱硫触媒の体積比を
5:5〜8:2として、軽油留分を3段処理することを
特徴とする請求項1記載の深度脱硫軽油の製造方法。 - 【請求項4】 異性化触媒での処理を、脱硫触媒での処
理より、20〜30℃高温で行うことを特徴とする請求
項2又は3記載の深度脱硫軽油の製造方法。 - 【請求項5】 脱硫触媒が、アルミナ又は、アルミナ9
0〜99.5質量%とゼオライト、ボリア、シリカ、ジ
ルコニア、チタニアの少なくとも1種0.5〜10質量
%とからなる複合酸化物に、触媒基準、酸化物換算で、
ニッケル、コバルトの少なくとも一方2〜8質量%と、
モリブデン15〜25質量%と、リン0.5〜5質量%
とを担持したものであって、窒素吸着法による比表面積
170〜300m2/g、細孔容積0.5〜0.7m
L、水銀圧入法による平均細孔直径70〜120Å、平
均細孔直径±15Åの範囲の細孔容積が全細孔容積の7
0%以上であることを特徴とする請求項1〜4の何れか
に記載の深度脱硫軽油の製造方法。 - 【請求項6】 異性化触媒が、 ゼオライトとアルミナの質量比が5:95〜30:7
0の複合酸化物、 この複合酸化物にコバルト、ニッケルの少なくとも一
方を触媒基準、酸化物換算で0.05〜10質量%担持
した触媒 このの触媒に更に周期律表6族金属の少なくとも一
種を触媒基準、酸化物換算で0.1〜30質量%担持し
た触媒 から選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請
求項1〜5の何れかに記載の深度脱硫軽油の製造方法。 - 【請求項7】 の触媒及びの触媒がそれぞれ、リン
を触媒基準、酸化物換算で0.01〜10質量%担持し
ていることを特徴とする請求項6記載の深度脱硫軽油の
製造方法。
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