JP2001060801A - 誘電体共振器装置、誘電体フィルタ、複合誘電体フィルタ装置、誘電体デュプレクサおよび通信装置 - Google Patents
誘電体共振器装置、誘電体フィルタ、複合誘電体フィルタ装置、誘電体デュプレクサおよび通信装置Info
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Abstract
ビティの線膨張係数の違いによるTM01δモードの共
振周波数の温度特性を安定化させ、またTM01δモー
ドとTE01δモードとを多重化した場合の、温度変化
に伴う周波数特性の変動を抑制する。 【解決手段】 キャビティ本体1の内部に段差部Sを設
けて、誘電体コア3の外周面とキャビティ内壁面との間
隙Geと、誘電体コア3の支持台取付面の外周部と段差
部Sとの間隙Gbとを、温度変化に伴って互いに逆方向
に増減させて、温度変化に対するTM01δモードの共
振周波数変化を抑える。
Description
誘電体コアを設けてなる誘電体共振器装置と、それを用
いた誘電体フィルタ、複合誘電体フィルタ装置、誘電体
デュプレクサおよび通信装置に関するものである。
易にした誘電体共振器として、特願平10−22037
1号および特願平10−220372号を出願してい
る。これらの出願に係る誘電体共振器は、略直方体形状
の誘電体コアを略直方体形状のキャビティ内に配置し、
誘電体コアを多重モードで共振させるようにしたもので
ある。
ら分離された誘電体コアを配置する誘電体共振器装置の
典型的な構成例は、上記の出願の実施形態にも示したよ
うに、誘電体共振器をキャビティ内の所定位置に支持台
を介して支持するようにしたものである。その例を図1
6および図17に示す。図16はその分解斜視図、図1
7は縦方向の中央断面図である。両図において3は直方
体形状の誘電体共振器であり、低誘電率の支持台4を介
してキャビティ本体1の内底面に取り付け、キャビティ
本体1の上部開口面にキャビティ蓋2を被せている。
における誘電体コア3がTM01δ-xモードまたはTM
01δ-yモードで共振する場合、それらの共振周波数
は、図17においてコンデンサの記号で示すように、誘
電体コア3の端面が対向するキャビティ内壁面間の静電
容量の変化に応じて変化する。したがって、誘電体コア
およびその支持台の線膨張係数がキャビティの線膨張係
数と異なっていれば、温度変化に応じて、誘電体コア端
部とキャビティ内壁面との間の静電容量が変化して共振
周波数が変化する。また、誘電体コアの温度係数に応じ
ても共振周波数が変化する。
(A)において、横軸は時刻、縦軸は25℃のときの共
振周波数に対する共振周波数の変化量である。また
(B)において、横軸は温度、縦軸は25℃のときの共
振周波数に対する共振周波数の変化量である。この例で
は、誘電体共振器装置の温度を−30℃にしたとき、T
M01δ-xモードとTM01δ-yモードの共振周波数は
0.5〜0.6MHz低下し、+85℃にしたとき、こ
の2つのモードの共振周波数は0.7〜0.8MHz上
昇する。
るためには、キャビティに、インバーや42%ニッケル
鉄合金などの低線膨張係数の材料を用いればよいが、高
価になる。また、図16,図17に示したような構造の
誘電体共振器装置において、誘電体コアのTE01δモ
ードも利用する場合には、そのモードの温度特性も問題
となる。すなわちTE01δモードの共振周波数は、誘
電体コア端部とキャビティ内壁面との間の静電容量には
直接関係がなく、キャビティの大きさと誘電体コアの温
度係数によって決定される。図18に示した例では、T
E01δモードの共振周波数は、−30℃のとき、約
0.3MHzだけ上昇し、+85℃にしたとき約0.4
MHzだけ低下する。この変化はTM01δ-xモードや
TM01δ -yモードの変化方向と全く逆である。従って
上記TM01δモードとTE01δモードとでは共振周
波数の温度特性が異なり、温度変化によって、共振器装
置全体の周波数特性が変化する、という別の問題も生じ
る。
台の線膨張係数とキャビティの線膨張係数の違いによ
る、TMモードの共振周波数の温度特性を安定化させた
誘電体共振器装置と、それを用いた誘電体フィルタ、複
合誘電体フィルタ装置、誘電体デュプレクサおよび通信
装置を提供することにある。
とTEモードの両方を用いて多重化した場合の、温度変
化に伴う周波数特性の変動を防止した誘電体共振器装置
と、それを用いた誘電体フィルタ、複合誘電体フィルタ
装置、誘電体デュプレクサおよび通信装置を提供するこ
とにある。
装置は、導電性を有するキャビティ内にTMモードで共
振する誘電体コアを設け、その誘電体コアを支持台を介
してキャビティ内に固定するとともに、キャビティ内の
支持台固定面と、誘電体コアの支持台取付面との間の所
定位置に誘電体コアの支持台取付面の外周部との間で静
電容量が生じる、キャビティと同電位の電極を設ける。
ティ内壁面との間隙と、誘電体コアの支持台取付面の外
周部と上記電極との間隙は、温度変化に伴って互いに逆
方向に変化する。そのため誘電体コアとキャビティとの
間の静電容量の変化が抑えられ、TMモードの共振周波
数が安定化される。
ャビティの内部に段差部を設けて、その段差部の面を誘
電体コアの支持台取付面の外周部に対向させることによ
って、段差部を上記電極とする。
ャビティの内面に、誘電体コアの支持台取付面の外周部
に対向する導体板を設けて、その導体板を上記電極とす
る。
ャビティ内にネジを突出させて、そのネジを上記電極と
する。
記誘電体コアが、略同一共振周波数のTM01δモード
とTE01δモードでそれぞれ共振するものとし、温度
変化に対するTM01δモードの共振周波数の変化方向
がTE01δモードの共振周波数の変化方向に一致する
ように、誘電体コア、キャビティおよび静電容量設定用
電極の形状と寸法を定める。すなわちTE01δモード
の共振周波数は、誘電体コア端部とキャビティとの間ま
たは誘電体コアの外周部と静電容量設定用電極との間の
静電容量には直接関係せず、キャビティの大きさと、誘
電体コアの温度係数により定まるが、温度変化に対する
TM01δモードの共振周波数変化方向と、TE01δ
モードの共振周波数変化方向(極性)とを一致させるこ
とによって、誘電体共振器装置全体の温度変化に対する
周波数特性の崩れを抑制する。
共振器装置の誘電体コアに結合する手段を設けて、その
結合手段により信号の入出力を行うようにする。
は、上記誘電体フィルタを複数組設けて構成する。
第2のフィルタを設けて、第1のフィルタの入力ポート
を送信信号入力ポートとし、第2のフィルタの出力ポー
トを受信信号出力ポートとし、第1と第2のフィルタの
共用の入出力ポートをアンテナポートとする。
体フィルタ、複合誘電体フィルタ装置または誘電体デュ
プレクサを用いて、例えば移動体通信システムにおける
基地局用の通信装置を構成する。
器の構成を図1〜図7を参照して説明する。図1は誘電
体共振器装置の分解斜視図、図2は同誘電体共振器装置
の中央縦断面図である。両図において、3は誘電体材料
からなる略直方体形状の誘電体コアである。1は金属製
のキャビティ本体、2はキャビティ本体1の開口面を覆
う金属製のキャビティ蓋である。誘電体コア3は支持台
4を介してキャビティ本体1の内底面に接合している。
この支持台4と誘電体コア3との間も接着剤により、ま
たは焼き付けにより接合している。また、キャビティ蓋
2はキャビティ本体1の開口面にネジ止め固定してい
る。(図においてはネジおよびネジ穴を省略してい
る。)なお、キャビティ本体1およびキャビティ蓋2
は、金属以外にセラミック材や樹脂材などの基材に導体
膜を形成したものを用いてもよい。
差部を設けている。この構造により、誘電体コア3の端
面とキャビティ本体1の内壁面との間には間隙Geが生
じ、誘電体コアの支持台固定面(誘電体コアの図におけ
る下面)とキャビティ本体1の段差部Sとの間に間隙G
bが生じるようにしている。
を示している。キャビティの内空間の寸法は段差部を除
けば、50×50×50mmであり、誘電体コア3の寸
法は45×45×7mmである。
-xモードの電磁界分布の例を示している。また、図5は
上記誘電体コアに生じるTM01δ-yモードの電磁界分
布の例を示している。図中の実線の矢印は電界ベクト
ル、破線の矢印は磁界ベクトル、ドット記号および×記
号は電界または磁界の方向を示している。ここでモード
表記は、θを周回方向、rを放射(半径)方向、hを伝
搬方向にとって、それぞれの電磁界強度分布の波の数
を、TMθrhの順に表すものとする。さらに、伝搬方
向を添字で表すものとする。したがって、TM01δ-x
モードは、誘電体コアのy−z面に平行に磁界ベクトル
が回るモード、TM01δ-yモードは、誘電体コアのx
−z面に平行に磁界ベクトルが回るモードである。な
お、“δ”は1未満の数字であること、すなわち伝搬方
向に波が完全には乗っていないが、強度の変化があるこ
とを表すものである。
成し、誘電体コア3を誘電セラミック、支持台4を絶縁
セラミックで構成した場合に、一般に線膨張係数はキャ
ビティの方が大きい。そのため、誘電体共振器装置の温
度上昇に伴い、キャビティ本体1の内壁面は図2におい
て破線で示すように変位する。その結果、誘電体コア3
の端面とキャビティ内壁面との間隙Geは広くなり、誘
電体コアの支持台取付面と段差部Sとの間隙Gbは狭く
なる。逆に、誘電体共振器装置の温度が低下した場合に
は、Geが狭くなり、Gbが広くなる方向に変化する。
従って、間隙Ge部分に生じる静電容量の変化と、間隙
Gb部分に生じる静電容量の変化とが相殺されて、TM
01δモードの共振周波数の温度変化に対する変動が抑
えられる。
-zモードの電磁界分布を示している。図中の実線の矢印
は電界ベクトル、破線の矢印は磁界ベクトル、ドット記
号および×記号は電界または磁界の方向を示している。
TE01δモードは、その電界エネルギーの殆どが誘電
体コア内に閉じ込められるため、誘電体コアの外周部付
近とキャビティ内壁面との間の静電容量には殆ど影響を
受けない。そのため、TE01δモードは、その磁界が
広がるキャビティの空間の大きさの変化と誘電体コアの
温度係数Tf(温度変化による誘電率の変化係数)によ
って、その共振周波数が変動する。
度特性を示している。図6において横軸は時刻、縦軸は
25℃のときの共振周波数に対する共振周波数の変化量
である。この例では、TM01δモードの共振周波数は
誘電体共振器装置の温度を−30℃にしたとき、+0.
4MHzだけ変化し、+85℃にしたとき、−0.5M
Hzだけ変化する。一方のTE01δモードについて
は、−30℃にしたとき、+0.5MHz、+85℃に
したとき−0.6MHzだけ変化する。このようにTM
01δモードの共振周波数の温度特性をTE01δモー
ドの特性に略一致させることによって、誘電体共振器装
置全体の温度変化による周波数特性の変動を抑える。
材料から成る誘電体コアを用いた場合について示した
が、誘電体コアの温度係数Tfによる周波数変化とキャ
ビティの変形による周波数変化とが互いに相殺するよう
に設計すれば、誘電体共振器装置は温度に依存せずに常
に一定の周波数特性を示すことになる。
に蓄積される電界エネルギーに差があるので、この点を
考慮すれば、上記温度変化による周波数特性の安定性を
さらに高めることができる。すなわち、誘電体コア内に
蓄積される電界エネルギーは、TE01δモードの場合
ほぼ100%、TM01δモードの場合ほぼ60%であ
る。そのため、誘電体コアの温度係数Tfによる周波数
変動の割合は、前者を100としたとき、後者は60と
なる。そこで、温度変化にともなうキャビティの変形に
よる共振周波数の変動が、TE01δモードを100と
したとき、TM01δモードが60の割合となるよう
に、誘電体コアの形状・寸法および誘電体材料を定める
とともに、キャビティの形状・寸法を定める。
おいて(A)は誘電体コアの温度係数Tfによる周波数
変化、(B)はキャビティの変形による周波数変化、
(C)は両者の足し合わせによる周波数変化の特性を示
している。これらの図において、横軸は温度、縦軸は2
5℃のときの共振周波数に対する共振周波数の変化量で
ある。ここでは、図2に示した間隙Gbを1.5mmと
して、図6に示した特性を得る場合より、間隙Gbを広
くしている。
fは4.4ppm/℃であり、この温度係数による周波
数変化は、図7の(A)に示すように、TE01δモー
ドの場合、−30℃にしたとき−0.5MHz、+85
℃にしたとき+0.5MHzだけ変化する。一方のTM
01δモードの共振周波数は、−30℃にしたとき−
0.3MHzだけ変化し、+85℃にしたとき+0.3
MHzだけ変化する。これに合わせて、(B)に示すよ
うに、キャビティの変形によるTE01δモードの周波
数変化が、−30℃のとき+0.5MHz、+85℃の
とき−0.5MHzとなるように、キャビティの大きさ
と誘電体コアの大きさおよび誘電率を定める。また、T
M01δモードの共振周波数が、−30℃のとき+0.
3MHzだけ変化し、+85℃のとき−0.3MHzだ
け変化するように(TM01δモードの共振周波数のキ
ャビティの変形による変化量がTE01δモードの場合
の60%になるように)図2に示した間隙Ge,Gbお
よび間隙部の対向面積を定める。
の総合的な温度特性は、図7の(A)の特性と(B)の
特性を合成したものとなり、(C)に示すように一定と
なる。
タの構成を図8および図9を参照して説明する。この誘
電体フィルタは、第1の実施形態で示した誘電体共振器
装置に対して、共振モードに結合する結合手段を設けた
ものである。図8の(A)は誘電体コアと結合手段であ
る結合ループとの位置関係を示している。二点鎖線はキ
ャビティの概略形状を示しているが、キャビティの構造
および誘電体コアの支持構造は第1の実施形態に示した
ものと同様である。
の共振モードの電磁界分布、(C)は上記3つの共振モ
ードを3段の共振器として用いる際の、段間結合の様子
を示している。(A)に示した結合ループ7aは、TM
01δ-xモードと磁界結合し、結合ループ7bはTM0
1δ-yモードと磁界結合する。これらの結合ループ7
a,7bの一端はキャビティに接続し、他端は例えば同
軸コネクタの中心導体に接続する。
びh23を形成している。図8(C)の左側の図に示す
ように、A点とB点での電界の強さのバランスを崩すこ
とによって、TM01δ-xモードからTE01δ-zモー
ドへのエネルギーが移る。この関係を利用して結合調整
用孔h12の大きさによって1段目と2段目の共振器間
の結合係数k12を定める。また図8(C)の右側の図
に示すように、C点とD点での電界の強さのバランスを
崩すことによって、TE01δ-zモードからTM01δ
-yモードへエネルギーが移る。この関係を利用して結合
調整用孔h23によって2段目と3段目の共振器間の結
合係数k23を定める。
通過型の誘電体フィルタを構成する。図9は上記誘電体
フィルタの周波数特性を示している。誘電体フィルタの
温度変化があったとき、上記3段の共振器の各共振周波
数は同一方向に変化するため、通過特性および反射特性
は略同一の形を保ったまま周波数軸上を僅かにシフトす
ることになる。上記3つのモードの共振周波数の温度特
性が図6に示したものと同様である場合、誘電体フィル
タの温度が上昇するに伴って通過帯域の中心周波数は低
い方へシフトすることになる。また、第1の実施形態で
も述べたように、上記3つの共振モードの共振周波数の
総合的な温度特性が、図7の(C)に示したようにほぼ
一定であれば、誘電体フィルタの温度変化に関わらず、
通過特性および反射特性は広い温度範囲に亘ってほぼ一
定となる。
装置の構成を図10および図11を参照して説明する。
第1の実施形態では、キャビティの内部に段差部を設け
て、その段差部の面と誘電体コアの外周部との間で静電
容量を生じさせたが、この図10および図11に示すよ
うに、キャビティに段差部を設ける代わりにキャビティ
の内面に導体板を取り付けてもよい。図10は誘電体共
振器装置の分解斜視図、図11はその中央縦断面図であ
る。両図において5はキャビティ本体1の内面に取り付
けた導体板である。すなわち、誘電体コア3の支持台取
付面の外周部と導体板4との間の間隙Gb部分に静電容
量を生じさせるようにしている。
より設けても、キャビティの内部に段差部を設けた場合
と同様に、誘電体共振器装置の温度変化に伴う、間隙G
e,Gbの変化方向が逆であるので、誘電体コアの端部
付近とキャビティ内壁面との間に生じる静電容量の変化
が抑制されて、TM01δモードの共振周波数の温度係
数が低く抑えられる。
装置の構成を図12を参照して説明する。図12は誘電
体共振器装置の中央縦断面図である。図12において3
は略直方体形状の誘電体コアであり、支持台4を介して
キャビティ本体1の内底面に接合固定している。キャビ
ティ本体1の上部開口面にはキャビティ蓋2を取り付け
ている。この例では、キャビティ本体1の支持台固定面
(内底面)に、内面にネジ溝を刻んだブッシュ8を取り
付けるとともに、それにネジ6を螺合させている。ネジ
6の頂部には、誘電体コア3の支持台取付面(下面)と
の間に生じる静電容量を稼ぐために偏平部分を設けてい
る。
とネジ6の線膨張係数が、誘電体コア3と支持台4の線
膨張係数より大きい場合に、誘電体共振器装置の温度変
化があっても、誘電体コア端部とキャビティ本体1の内
壁面間の間隙Geと、誘電体コア下面の外周部とネジ6
の頂部間の間隙Gbとは互いに逆方向に変化するため、
TM01δモードの共振周波数の温度特性をTE01δ
モードの特性に略一致させることができ、このことによ
って、誘電体共振器装置の温度変化による周波数特性の
変動を抑えることができる。
定用電極との間隙を容易に調整できるような構造とする
ことにより、その間の間隙を調整することによって、間
隙Geの静電容量変化に対するGbの静電容量変化によ
る相殺作用の程度を調整することができ、これによっ
て、温度変化によるTM01δモードの共振周波数の安
定性を最適にすることができる。
量の調整によって、誘電体コア下面の外周部とネジとの
間の間隙を調整するように構成したが、例えばネジをキ
ャビティ本体1の図における垂直面に取り付け、ネジの
回転調整によって誘電体コア下面の外周部とネジとの対
向面積を調整できるようにし、その間の静電容量を設定
できるようにしてもよい。
タの構成を図13を参照して説明す図13の(A)にお
いて、3a,3bは2辺が略同一長さで他の1辺が2辺
の長さより短い正方形板状の誘電体コアであり、3重モ
ードの誘電体共振器として用いる。二点鎖線はキャビテ
ィの概略形状を示しているが、キャビティの構造および
誘電体コアの支持構造は第1の実施形態に示したものと
同様である。ここでは、図13の(B)に示したとお
り、TM01δ-(x-y)モード、TE01δ-zモード、T
M01δ-(x+y)モードの3つのモードを用いる。(C)
は上記3つの共振モードを3段の共振器として用いる際
の、段間結合の様子を示している。
結合ループ7aの一端はキャビティに接続し、他端はた
とえば同軸コネクタ(不図示)の中心導体に接続してい
る。誘電体コア3aによるTM01δ-(x-y)モードの磁
界(磁力線)が結合ループ7aのループ面を過る向きに
結合ループ7aを配置することによって、結合ループ7
aは誘電体コア3aによるTM01δ-(x-y)モードに磁
界結合する。結合ループ7cの一方の端部付近は誘電体
コア3aのTM01δ-(x+y)モードに磁界結合する向き
に延びていて、他方の端部付近は誘電体コア3bのTM
01δ-(x-y)モードに磁界結合する向きに延びている。
そして、結合ループ7cの両端をキャビティに接続して
いる。結合ループ7cの一方の端部付近は誘電体コア3
bのTM01δ-(x+y)モードに磁界結合する向きに延び
ていて、他方の端部は同軸コネクタ(不図示)の中心導
体に接続している。
共振器および誘電体コア3bによる3重モードの誘電体
共振器には結合調整用孔h1〜h4をそれぞれ形成して
いる。図13の(C)に示したように、結合調整用孔h
2とh3のバランスを崩すことによりTM01δ-(x-y)
モードからTE01δ-zモードへエネルギーが移るよう
にし、結合調整用孔h1とh4のバランスを崩すことに
より、TE01δ-zモードからTM01δ-(x+y)モード
へエネルギーが移るようにしている。これにより、誘電
体コア3a,3bはそれぞれ3段の共振器が接続された
共振器回路を構成する。したがって、全体として6段の
共振器を接続して成る誘電体フィルタとして作用する。
す。ここで送信フィルタと受信フィルタは上記誘電体フ
ィルタの構成から成る帯域通過フィルタであり、送信フ
ィルタは送信信号の周波数を、受信フィルタは受信信号
の周波数を通過させる。送信フィルタの出力ポートと受
信フィルタの入力ポートとの接続位置は、その接続点か
ら、送信フィルタの最終段の共振器の等価的な短絡面ま
での電気長が、受信信号の周波数の波長で1/4波長の
奇数倍となり、且つ上記接続点から、受信フィルタの初
段の共振器の等価的な短絡面までの電気長が、送信信号
の周波数の波長で1/4波長の奇数倍となる関係として
いる。これにより、送信信号と受信信号とを確実に分岐
させる。
ポートとの間に複数の誘電体フィルタを設けることによ
って、同様にしてダイプレクサやマルチプレクサを構成
することができる。
を用いた通信装置の構成を示すブロック図である。この
ように、送信フィルタの入力ポートに送信回路、受信フ
ィルタの出力ポートに受信回路をそれぞれ接続し、デュ
プレクサの入出力ポートにアンテナを接続することによ
って、通信装置の高周波部を構成する。
プレクサ、合成器、分配器等の回路素子を上記誘電体共
振器装置で構成して、これらの回路素子を用いて通信装
置を構成することにより、広い温度範囲に亘って、所定
の通信特性を示す通信装置を得ることができる。
コア端面とキャビティ内壁面との間隙と、誘電体コアの
支持台取付面の外周部と上記電極との間隙は、温度変化
に伴って互いに逆方向に変化するため、温度変化による
誘電体コアとキャビティとの間の静電容量の変化が抑え
られ、TM01δモードの共振周波数が安定化される。
ィに誘電体コアの支持台取付面の外周部に対向する電極
部分を設けるだけであるので、部品点数を増すことな
く、特性の改善を図ることができる。
取付によって上記電極を設けるので、導体板取付前のキ
ャビティの構造は単純化され、その製造が容易となる。
また、複数種の導体板を選択的に取り付けることによっ
て、特性の切り替えや調整を行うことも可能となる。
整によって誘電体共振器装置の温度特性を容易に最適化
することができる。
δモードとTE01δモードの多重化を行う場合に、T
M01δモードの共振周波数の温度特性がTE01δモ
ードの共振周波数の温度特性に近くなって、温度変化に
よる周波数特性の崩れがなくなる。
温度変化に対する周波数特性の安定性が優れたものとな
り、また広い温度範囲での使用が可能となる。
に対する通信特性の安定性が優れたものとなり、また広
い温度範囲での使用が可能となる。
斜視図
例を示す図
例を示す図
例を示す図
度変化に対する共振周波数変化の例を示す図
度変化に対する共振周波数変化の他の例を示す図
示す図
解斜視図
断面図
を示す図
視図
温度変化に対する共振周波数変化の例を示す図
Claims (9)
- 【請求項1】 導電性を有するキャビティ内に、TMモ
ードで共振する誘電体コアを設けた誘電体共振器装置に
おいて、 前記誘電体コアを、支持台を介して前記キャビティ内に
固定し、前記キャビティ内の支持台固定面と、前記誘電
体コアの支持台取付面との間の所定位置に、前記誘電体
コアの前記支持台取付面の外周部との間で静電容量が生
じる、前記キャビティと同電位の静電容量設定用電極を
設けたことを特徴とする誘電体共振器装置。 - 【請求項2】 前記静電容量設定用電極を前記キャビテ
ィの段差部の面で構成した請求項1に記載の誘電体共振
器装置。 - 【請求項3】 前記静電容量設定用電極を前記キャビテ
ィの内面に取り付けた導体板で構成した請求項1に記載
の誘電体共振器装置。 - 【請求項4】 前記静電容量設定用電極を、前記キャビ
ティ内に突出するネジで構成した請求項1に記載の誘電
体共振器装置。 - 【請求項5】 前記誘電体コアが、略同一共振周波数の
TM01δモードとTE01δモードでそれぞれ共振す
るものとし、温度変化に対する前記TM01δモードの
共振周波数の変化方向が前記TE01δモードの共振周
波数の変化方向に一致するように、前記誘電体コア、前
記キャビティおよび前記静電容量設定用電極の形状と寸
法を定めたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれ
かに記載の誘電体共振器装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれかに記載の誘
電体共振器装置の共振器モードに結合する結合手段を設
け、該結合手段により信号の入出力を行うようにした誘
電体フィルタ。 - 【請求項7】 請求項6に記載の誘電体フィルタを複数
組設けて成る複合誘電体フィルタ装置。 - 【請求項8】 請求項6に記載の誘電体フィルタを2組
設け、第1のフィルタの入力ポートを送信信号入力ポー
トとし、第2のフィルタの出力ポートを受信信号出力ポ
ートとし、第1と第2のフィルタの共用の入出力ポート
をアンテナポートとしてなる誘電体デュプレクサ。 - 【請求項9】 請求項6に記載の誘電体フィルタ、請求
項7に記載の複合誘電体フィルタ装置または請求項8に
記載の誘電体デュプレクサを設けて成る通信装置。
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