JP2001060673A - 半導体記憶容量素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶容量素子およびその製造方法

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JP2001060673A
JP2001060673A JP11235326A JP23532699A JP2001060673A JP 2001060673 A JP2001060673 A JP 2001060673A JP 11235326 A JP11235326 A JP 11235326A JP 23532699 A JP23532699 A JP 23532699A JP 2001060673 A JP2001060673 A JP 2001060673A
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JP
Japan
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amorphous silicon
film
oxide film
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silicon film
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JP11235326A
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Katsuyoshi Kamihisa
勝義 上久
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗面化した筒状のストレージノードは、その
厚みが薄くなると外壁と内壁の粗面形状が安定しなくな
るので、外壁と内壁の各粗面形状の大きさを個別に制御
できるように自由度をもたせて、安定した容量値を得る
ことができるようにする。 【解決手段】 ストレージノード42の外壁43と内壁
44との間に位置する箇所に粗面化の障壁となる薄い酸
化膜38bを設けている。この酸化膜38bは、SiO
xという組成式で表され、抵抗率が1mΩ・cm程度の
導電性の材料であり、容量の電極の内部に形成しても絶
縁による支障が生じることはない。また、この酸化膜3
8bは、ストレージノード42を粗面化する際のシリコ
ン原子の移動の障壁となるため、外壁42の部分と内壁
44の部分とは、それぞれ独立してその膜厚と不純物濃
度で粗面形状を制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶容量素
子、特に、記憶容量値を確保するためのストレージノー
ドの構造、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子は、加工精度の微細化や高集
積化によって、その性能と機能を向上させている。素子
寸法の微細化は、膜厚方向の微細化が必要になるが、こ
れに伴って、素子の電気的特性や信頼性を損なうことに
もなる。
【0003】特に、半導体記憶容量素子に関しては、微
細化とともに、記憶素子のストレージノードの表面積が
小さくなって電気容量値が少なくなるため、所要の電気
容量値を確保するために、ストレージノードの形状を筒
状にしたり、ストレージノードの表面を粗面化して表面
積を大きくするなどの対策が講じられている。
【0004】このような半導体記憶容量素子におけるス
トレージノードの従来の製造方法について、図19ない
し図26に示す工程順断面図に基づいて説明する。
【0005】図19に示すように、シリコンよりなる基
板101の上に全面にわたって絶縁性酸化膜102、多
結晶シリコン膜103、TEOS酸化膜104を順次堆
積した後、TEOS酸化膜104の上のFETのゲート
電極領域となるべき箇所にフォトリソグラフィーを用い
て所定のパターンに転写された第1のレジストパターン
105を形成する。
【0006】次に、図20に示すように、TEOS酸化
膜104及び多結晶シリコン膜103に対して連続して
エッチングを行なって、ゲート電極106及びキャップ
TEOS107、ゲート絶縁膜108を形成する。その
後、第1のレジストパターン105を除去し、基板10
1全面にわたってTEOS酸化膜109を堆積する。
【0007】次に、図21に示すように、CMPにより
TEOS酸化膜109を平坦にし、全面にSi34より
なる絶縁膜110を堆積し、基板101とのコンタクト
ホールとなるべき領域にフォトリソグラフィーを用いて
所定のパターンに転写された第2のレジストパターン1
12を形成する。
【0008】次に、図22に示すように、絶縁膜110
及びTEOS酸化膜109に対して連続してエッチング
を行い、コンタクトホール112を形成する。その後、
第2のレジストパターン112を除去し、全面に2e2
0/cm3のリンがドープされた多結晶シリコン113
を堆積する。
【0009】次に、図23に示すように、多結晶シリコ
ン113をエッチバックして多結晶シリコンプラグ11
4を形成した後、全面にBPSG酸化膜115を形成す
る。続いて、ストレージノードの筒領域以外の部分に所
定のパターンに転写された第3のレジストパターン11
6を形成する。
【0010】次に、図24に示すように、BPSG酸化
膜115をエッチングをしてストレージノードの筒状部
分となるべき凹部を形成してから、レジストパターン1
16を除く。続いて、全面に2e20のリンがドープさ
れたアモルファスシリコン膜117を堆積し、次に、こ
のアモルファスシリコン膜117の全面にレジスト11
8を塗布する。
【0011】ここで、BPSG酸化膜115上に位置す
るアモルファスシリコン膜を117aとし、BPSG酸
化膜115をエッチングしてできた凹部に堆積したアモ
ルファスシリコン膜を117bとする。また、アモルフ
ァスシリコン膜117bの内部に位置するレジストを1
18bとし、それ以外のレジストを118aとする。
【0012】次に、図25に示すように、全面エッチバ
ックを行い、レジスト118aとアモルファスシリコン
膜117aとをエッチングする。このとき、アモルファ
スシリコン膜117bは、その上にあるレジスト118
bによってエッチングされずに残る。次に、凹部内のレ
ジスト118bを除去し、BPSG酸化膜115をHF
液によって除去して、アモルファスシリコン膜からなる
筒状のストレージノード119を形成する。
【0013】次に、図26に示すように、この筒状のス
トレージノード119を粗面化して、粗面化したストレ
ージノード122を形成する。これにより、ストレージ
ノード122の表面積が増加し、容量値を増加させるこ
とができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、微細化が進むにつれ、図25に示したア
モルファスシリコン膜からなるストレージノード119
の膜厚Dが100nm以下になると、次の工程で粗面化
する場合のシリコン原子の量が少なくなり、その結果、
図26に示す粗面化後のストレージノード122の外壁
122aと内壁122bの形状が異なるようになる。
【0015】このことを、さらに図27に基づいて説明
する。
【0016】図27は、図26の粗面化したストレージ
ノード122の一部を拡大したものである。
【0017】ここで、ストレージノード119の膜厚が
薄くなると、粗面化する際に、外壁122aの粗面化が
先に進むと、内壁122bの粗面化できるシリコン原子
が減少し、十分に粗面化ができない。つまり、外壁12
2aで十分な粗面形状を得ても、内壁122bの粗面化
が不十分になる。これとは逆に、粗面化する際に、内壁
122bの粗面化が先に進むと、外壁122aの粗面化
できるシリコン原子が減少し、十分に粗面化ができな
い。つまり、内壁122bで十分な粗面形状を得ても、
外壁122aの粗面化が不十分になる。その結果、所望
の表面積を得ることができなくなり、安定な容量値を得
ることができないという課題をを有していた。
【0018】本発明は、微細化によってストレージノー
ドの膜厚が薄くなっても、ストレージノードの外壁と内
壁の各粗面形状の大きさを独立して制御できるようにし
て、粗面化の場合の自由度を高め、安定した容量値が得
られるようにすることを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】このために、本発明で
は、次のようにしている。
【0020】本発明の半導体記憶容量素子は、半導体基
板の上面から突出して筒状のストレージノードが形成さ
れており、このストレージノードは、その内壁と外壁が
それぞれ粗面化されるとともに、内壁と外壁とで挟まれ
る中心部分には、電気的に導電性をもち半導体材料が粗
面化するときの障壁となる膜を有している。
【0021】また、本発明の半導体記憶容量素子の製造
方法では、半導体基板上に、第1の絶縁膜を堆積する工
程と、前記第1の絶縁膜上に全面にわたって第2の絶縁
膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜の上におけるス
トレージノード形成領域以外にマスクパターンを形成し
た後、該マスクパターンを用いて前記第1及び第2の絶
縁膜に対して一連のエッチングを行うことにより筒状の
ストレージノードを形成するための凹部を形成する工程
と、前記ストレージノードを形成するための凹部と前記
第2の絶縁膜上全面に第1のアモルファスシリコン膜を
堆積する工程と、前記第1のアモルファスシリコン膜上
に均一な第3の酸化膜を形成する工程と、前記第3の酸
化膜上に第2のアモルファスシリコン膜を堆積する工程
と、前記第1及び第2のアモルファスシリコン膜と第3
の酸化膜のうち前記凹部に形成された部分以外を除去す
る工程と、前記第2の酸化膜を除去して筒状の第1のア
モルファスシリコン膜及び第3の酸化膜及び第2のアモ
ルファスシリコン膜を形成する工程と、第1及び第2の
アモルファスシリコン膜を粗面化してストレージノード
として形成する工程とを備えている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0023】請求項1記載の半導体記憶容量素子は、半
導体基板と、この半導体基板の上面から突出して筒状に
形成されたストレージノードとを備えており、このスト
レージノードは、その内壁と外壁がそれぞれ粗面化され
るとともに、内壁と外壁とで挟まれる中心部分には、電
気的に導電性をもち半導体材料が粗面化するときの障壁
となる膜を有する。
【0024】請求項2記載の半導体記憶容量素子は、請
求項1記載の構成において、前記ストレージノードの中
の障壁となる膜の組成式が、SiOxNyで表されるこ
とを特徴としている。
【0025】請求項3記載の半導体記憶容量素子は、請
求項1または請求項2記載の構成において、前記ストレ
ージノードの中の障壁となる膜の膜厚が0.5nmから
5nmの範囲に設定されていることを特徴としている。
【0026】請求項4記載の半導体記憶容量素子の製造
方法は、半導体基板上に、第1の絶縁膜を堆積する工程
と、前記第1の絶縁膜上に全面にわたって第2の絶縁膜
を形成する工程と、前記第2の絶縁膜の上におけるスト
レージノード形成領域以外にマスクパターンを形成した
後、該マスクパターンを用いて前記第1及び第2の絶縁
膜に対して一連のエッチングを行うことにより筒状のス
トレージノードを形成するための凹部を形成する工程
と、前記ストレージノードを形成するための凹部と前記
第2の絶縁膜上全面に第1のアモルファスシリコン膜を
堆積する工程と、前記第1のアモルファスシリコン膜上
に均一な第3の酸化膜を形成する工程と、前記第3の酸
化膜上に第2のアモルファスシリコン膜を堆積する工程
と、前記第1及び第2のアモルファスシリコン膜と第3
の酸化膜のうち前記凹部に形成された部分以外を除去す
る工程と、前記第2の酸化膜を除去して筒状の第1のア
モルファスシリコン膜及び第3の酸化膜及び第2のアモ
ルファスシリコン膜を形成する工程と、第1及び第2の
アモルファスシリコン膜を粗面化してストレージノード
として形成する工程とを備えている。
【0027】請求項5記載の半導体記憶容量素子の製造
方法は、請求項4記載の構成において、前記第1のアモ
ルファスシリコン膜の膜厚と、第2のアモルファスシリ
コン膜の膜厚とが略同一の厚さになるように堆積するこ
とを特徴としている。
【0028】請求項6記載の半導体記憶容量素子の製造
方法は、製造方法4記載の構成において、前記第1のア
モルファスシリコン膜の膜厚と、第2のアモルファスシ
リコン膜の膜厚とが異なる厚さになるように堆積するこ
とを特徴としている。
【0029】請求項7記載の半導体記憶容量素子の製造
方法は、請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の構
成において、前記第3の酸化膜を、第1のアモルファス
シリコン膜に対する化学洗浄法によって形成することを
特徴としている。
【0030】請求項8記載の半導体記憶容量素子の製造
方法は、請求項7記載の構成において、第1のアモルフ
ァスシリコン膜に対する化学洗浄法は、H22を含む水
溶液か、またはO3を含む水溶液で形成することを特徴
としている。
【0031】請求項9記載の半導体記憶容量素子の製造
方法は、請求項4ないし請求項6のいずれかに前記の構
成において、第3の酸化膜を、請求項7記載の化学洗浄
法に代えて、CVD法により堆積し、同一装置内で第1
のアモルファスシリコン膜、第3の酸化膜、第2のアモ
ルファスシリコン膜を連続して形成することを特徴とし
ている。
【0032】請求項10記載の半導体記憶容量素子の製
造方法は、請求項9記載の構成において、前記CVD法
による前記第3の酸化膜の堆積は、SiH4またはSi2
6等のシリコンを供給するガスと、N2O、NO、
2、O3、H2O等の酸素を供給するガスとの反応を用
いることを特徴としている。
【0033】請求項11記載の半導体記憶容量素子の製
造方法は、請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の
構成において、前記第3の酸化膜3を、請求項7記載の
化学洗浄法に代えて第1のアモルファスシリコン膜を酸
化することで形成することを特徴としている。
【0034】請求項12記載の半導体記憶容量素子の製
造方法は、請求項11記載の構成において、第1のアモ
ルファスシリコン膜の酸化は、N2O、NO、O2
3、H2O等の酸素を供給するガスによる反応で行うこ
とを特徴としている。
【0035】請求項13記載の半導体記憶容量素子の製
造方法は、請求項4ないし請求項12のいずれかに記載
の構成において、前記第3の酸化膜を形成する前に、予
めHFを含む水溶液で第1のアモルファスシリコン膜上
に形成されている不均一な自然酸化膜を除去することを
特徴としている。
【0036】請求項14記載の半導体記憶容量素子の製
造方法は、請求項4ないし請求項13のいずれかに記載
の構成において、前記第1、第2のアモルファスシリコ
ン膜は、共に不純物濃度が1e15cm-3〜2e20c
-3の範囲に設定されており、かつ、第1、第2のアモ
ルファスシリコン膜を粗面化してストレージノードを得
た後に、不純物をドーピングすることを特徴としてい
る。
【0037】請求項15記載の半導体記憶容量素子の製
造方法は、請求項14記載の構成において、前記ストレ
ージノードの形成後の不純物のドーピングは、気相によ
り行うことを特徴としている。
【0038】請求項16記載の半導体記憶容量素子の製
造方法は、請求項4ないし請求項13のいずれかに記載
の構成において、前記第1、第2のアモルファスシリコ
ン膜を不純物をドーピングせずに形成することを特徴と
している。
【0039】以下、本発明の具体的な実施の形態につい
て、説明する。
【0040】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0041】図1は本発明の実施の形態1に係る半導体
記憶装置のストレージノードの部分の構成を示す断面図
である。
【0042】図1において、符号42は筒状のストレー
ジノードである。このストレージノード42は、シリコ
ンよりなる基板21上にリンをドープした多結晶シリコ
ンプラグ34が設けられ、この多結晶シリコンプラグ3
4の上に形成されている。
【0043】このストレージノード42は、粗面化され
た多結晶シリコンからなる外壁43と、粗面化された多
結晶シリコンからなる内壁44と、両壁43,44の間
に介在された粗面化を抑制するための酸化膜38bとで
構成されている。そして、外壁43と内壁44とは、共
にリン濃度が1.5e20cm−3に制御されている。
【0044】また、酸化膜38bは、SiOxという組
成式で表され、x=1に制御されていいて、その厚さが
2nm程度になっている。この酸化膜38bは、電気的
な絶縁性はなく、抵抗率が1mΩ・cmと導電性の材料
であり、容量の電極の内部に使用した場合、絶縁による
支障が生じることはない。また、このような酸化膜38
bを持つことで、ストレージノード42の外壁43と内
壁43の粗面形状を制御することが可能となり、電極と
して安定した表面積を確保することができ、安定した容
量値を確保することが可能になる。
【0045】なお、26は多結晶シリコンからなるFE
Tゲート電極、28はゲート電極26と基板21を絶縁
するゲート絶縁膜、29はゲート電極26、多結晶シリ
コンプラグ34、およびストレージノード42を絶縁す
る酸化膜である。
【0046】次に、図1に示した半導体記憶容量素子の
ストレージノードの製造方法について、図2ないし図9
までの工程順に示す断面図に基づいて説明する。
【0047】まず、図2に示すように、シリコンよりな
る基板21の上に全面にわたって絶縁性酸化膜22、多
結晶シリコン膜23、第1のTEOS酸化膜24を順次
堆積した後、第1のTEOS酸化膜24の上のFETの
ゲート電極領域となるべき箇所にフォトリソグラフィー
を用いて所定のパターンに転写された第1のレジストパ
ターン25を形成する。
【0048】次に、図3に示すように、第1のTEOS
酸化膜24及び多結晶シリコン膜23に対して連続して
エッチングを行なって、ゲート電極26及びキャップT
EOS27、ゲート絶縁膜28を形成する。その後、第
1のレジストパターン25を除去し、基板21全面にわ
たって第2のTEOS酸化膜29を堆積する。
【0049】次に、図4に示すように、CMPにより第
2のTEOS酸化膜29を平坦にした後、全面にSi3
4よりなる絶縁膜30を堆積し、基板21とのコンタ
クトホールとなるべき領域にフォトリソグラフィーを用
いて所定のパターンに転写された第2のレジストパター
ン32を形成する。
【0050】次に、図5に示すように、Si34よりな
る絶縁膜30及び第2のTEOS酸化膜29に対して連
続してエッチングを行い、コンタクトホール32を形成
する。その後、第2のレジストパターン32を除去して
から、全面に2e20/cm3のリンがドープされた多
結晶シリコン33を堆積する。
【0051】次に、図6に示すように、多結晶シリコン
33をエッチバックして多結晶シリコンプラグ34を形
成し、全面にBPSG酸化膜35を形成する。その後、
ストレージノードとなるべき領域以外の部分に所定のパ
ターンに転写された第3のレジストパターン36を形成
する。
【0052】次に、図7に示すように、BPSG酸化膜
35をエッチングをしてストレージノードの筒状部分と
なるべき凹部を形成してから、第3のレジストパターン
36を除去する。
【0053】引き続いて、筒状のストレージノードの外
壁部分となる第1のアモルファスシリコン膜37を20
nm〜50nm(ここでは、40nm)を堆積する。こ
の場合の第1のアモルファスシリコン膜37のリン濃度
は1e20cm-3〜4e20cm-3(ここでは、1.5
e20cm-3)に制御される。
【0054】その後、50℃の2w%のNH4OHと2
w%のH22の混合液で洗浄してから、前記第1のアモ
ルファスシリコン膜37の表面を酸化して0.2nm〜
3nm(ここでは2nm)厚さの均一な酸化膜38を全面
に形成する。この酸化膜38の膜厚は、NH4OHとH2
2の混合液の濃度、温度及び酸化時間によって調整す
る。なお、酸化膜38を形成する前に、1wt%のHF
洗浄を行って第1のアモルファスシリコン膜37の表面
に形成された不均一な自然酸化膜を除去してもよい。
【0055】さらに続いて、酸化膜38の全面にわたっ
て第2のアモルファスシリコン膜39を、第1のアモル
ファスシリコン膜37と同じ厚さ、つまりここでは40
nm堆積する。この場合の第2のアモルファスシリコン
膜39のリン濃度は1e20cm-3〜4e20cm
-3(ここでは、1.5e20cm-3)に制御される。
【0056】その後、この第2のアモルファスシリコン
膜39の全面に第4のレジスト40を塗布する。
【0057】上記のリンをドープした第1、第2アモル
ファスシリコン膜37,39の堆積方法の一例を示す。
【0058】成膜装置 縦型LPCVD ガス SiH4:1000sccm、1%PH
3/N2:40sccm、N2:300sccm 温度 500℃ 圧力 200Pa ここで、前記BPSG酸化膜35の上に堆積した第1の
アモルファスシリコン膜を37a、この第1のアモルフ
ァスシリコン膜37aの上に形成された酸化膜を38
a、この酸化膜38aの上に堆積した第2のアモルファ
スシリコン膜を39a、この第2のアモルファスシリコ
ン39aの上側に位置する第4レジストを40aとす
る。また、BPSG酸化膜35をエッチングしてできた
凹部の内側に堆積した第1のアモルファスシリコン膜を
37b、この第1のアモルファスシリコン膜37bの上
側に形成された酸化膜を38b、この酸化膜38bの上
側に堆積した第2のアモルファスシリコン膜を39b、
この第2のアモルファスシリコン膜39bの上側に位置
する第4のレジストを40bとする。
【0059】次に、図8に示すように、全面エッチバッ
クを行い、レジスト40aと筒状となる部分以外の第2
のアモルファスシリコン膜39a、酸化膜38a、第1
のアモルファスシリコン膜37aをエッチングする。こ
のとき、筒状部分になる第1のアモルファスシリコン3
7b、酸化膜38b、および第2のアモルファスシリコ
ン膜39bは、いずれも凹部内にある第4のレジスト4
0bによってエッチングされずに残る。
【0060】次に、凹部内にある第4のレジスト40b
を除去し、さらに、BPSG酸化膜35をHF液によっ
て除去することで、筒状のストレージノード41を形成
する。
【0061】この場合のストレージノード41は、ここ
では全体が円筒状をしていて、第1のアモルファスシリ
コン膜37b、酸化膜38b、および第2のアモルファ
スシリコン膜39bからなる。そして、このストレージ
ノード41は、基板21の上面に対する角度が60〜1
20度の範囲で上方に突出したものとなっている。
【0062】次に、図9に示すように、共に同じ厚さを
有する第1、第2の各アモルファスシリコン膜37b,
39bを共に粗面化することで、粗面化したストレージ
ノード42を形成する。
【0063】ここで、第1、第2の各アモルファスシリ
コン膜37b,39bを粗面化するには、たとえば方法
を採用することができる。
【0064】各アモルファスシリコン37b,39bの
表面に形成した不均一な自然酸化膜を1%のHF水によ
って除去し、続いて、580℃に制御された高真空装置
反応室に搬送し、アモルファスシリコン膜37b,39
bの表面を圧力が0.5Paに制御されたSiH4ガス
雰囲気に1〜2分間おく。その後、in−situで
0.1Pa以下の高真空アニールを施すことにより、ア
モルファスシリコン膜37b,39bが粗面化した多結
晶シリコン43,44へと変わる。
【0065】したがって、このストレージノード42
は、第1のアモルファスシリコン膜37bを粗面化して
できた多結晶シリコンの外壁43と、第2のアモルファ
スシリコン膜39bを粗面化してできた多結晶シリコン
の内壁44との間に、酸化膜38bが介在された構成と
なっている。
【0066】この酸化膜38bは、電気的には絶縁性は
なく、抵抗率が100mΩ・cm以下であり、半導体容
量の電極として問題は生じない。
【0067】また、この酸化膜38bは、第1、第2の
各アモルファスシリコン膜37b,39bをいずれも粗
面化する際のシリコン原子の移動の障壁となる。このた
め、多結晶シリコンの外壁43は、第1のアモルファス
シリコン膜37bの膜厚と不純物濃度で粗面形状が決定
される。同様に、多結晶シリコンの内壁44は、第2の
アモルファスシリコン膜39bの膜厚と不純物濃度で粗
面形状が決定される。つまり、多結晶シリコンの外壁4
3と内壁44とは、相互の影響を受けることなく、それ
ぞれ独立して粗面形状が決定される。
【0068】したがって、図8に示す状態において、酸
化膜38bを挟む第1、第2の各アモルファスシリコン
膜37b,39bが同じ厚さになるように予め形成して
おけば、各アモルファスシリコン膜37b,39bによ
って粗面化して得られる多結晶シリコンの外壁43と内
壁44とは、共に同じ大きさの粗面形状となり、ストレ
ージノード42の表面積が安定する。従って、安定した
容量値を供給することが可能となる。
【0069】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2について、図面を参照しながら説明する。
【0070】上記の実施の形態1では、ストレージノー
ド42の外壁43と内壁44を形成するための第1、第
2のストレージノード37b,39bを略同一にしてい
るが、この実施の形態2では、ストレージノードの外壁
と内壁とを形成するためのアモルファスシリコン膜の膜
厚を異ならせるようにしている。
【0071】以下、本発明の実施の形態2に係る半導体
記憶容量素子の製造方法について、図10ないし図17
までの工程順に示す断面図に基づいて説明する。
【0072】まず、図10に示すように、シリコンより
なる基板51の上に全面にわたって絶縁性酸化膜52、
多結晶シリコン膜53、第1のTEOS酸化膜54を順
次堆積した後、第1のTEOS酸化膜54の上のFET
のゲート電極領域となるべき箇所にフォトリソグラフィ
ーを用いて所定のパターンに転写された第1のレジスト
パターン55を形成する。
【0073】次に、図11に示すように、第1のTEO
S酸化膜54及び多結晶シリコン膜53に対して連続し
てエッチングを行なって、ゲート電極56及びキャップ
TEOS57、ゲート絶縁膜58を形成する。その後、
第1のレジストパターン55を除去し、基板51全面に
わたって第2のTEOS酸化膜59を堆積する。
【0074】次に、図12に示すように、CMPにより
第2のTEOS酸化膜59を平坦にし、全面にSi34
よりなる絶縁膜60を堆積し、基板51とのコンタクト
ホールとなるべき領域にフォトリソグラフィーを用いて
所定のパターンに転写された第2のレジストパターン6
1を形成する。
【0075】次に、図13に示すように、Si34より
なる絶縁膜60及び第2のTEOS酸化膜59に対して
連続してエッチングを行い、コンタクトホール62を形
成する。その後、第2のレジストパターン61を除去し
てから、全面に2e20/cm3のリンがドープされた
多結晶シリコン63を堆積する。
【0076】次に、図14に示すように、多結晶シリコ
ン63をエッチバックして多結晶シリコンプラグ64を
形成し、全面にBPSG酸化膜65を形成する。その
後、ストレージノードの領域以外の部分に所定のパター
ンに転写された第3のレジストパターン66を形成す
る。
【0077】次に、図15に示すように、BPSG酸化
膜65をエッチングをして、ストレージノードの筒状部
分となるべき凹部を形成し、第3のレジストパターン6
6を除去する。
【0078】引き続いて、筒状のストレージノードの外
壁部分となる第1のアモルファスシリコン膜67を40
nm〜70nm(ここでは、50nm)を堆積する。こ
の場合の第1のアモルファスシリコン膜67のリン濃度
は、1e20cm-3〜4e20cm-3(ここでは、1.
5e20cm-3)に制御される。
【0079】その後、50℃の2w%のNH4OHと2
w%のH22との混合液で洗浄してから、第1のアモル
ファスシリコン膜67の表面を酸化して0.2nm〜3
nm(ここでは2nm)厚さの均一な酸化膜68を全面に
形成する。この酸化膜68の膜厚は、NH4OHとH2
2の混合液の濃度、温度及び酸化時間によって調整す
る。なお、酸化膜68を形成する前に、1wt%のHF
洗浄を行って第1のアモルファスシリコン膜67の表面
に形成された不均一な自然酸化膜を除去してもよい。
【0080】さらに続いて、酸化膜68の全面にわたっ
て第2のアモルファスシリコン膜69を、第1のアモル
ファスシリコン膜67よりも薄くなるように10nm〜
40nm(ここでは20nm)堆積する。この場合の第
2のアモルファスシリコン膜69のリン濃度は1e20
cm-3〜4e20cm-3(ここでは、1.5e20cm
-3)に制御される。
【0081】その後、この第2のアモルファスシリコン
膜69の全面に第4のレジスト70を塗布する。
【0082】ここで、BPSG酸化膜65の上に堆積し
た第1のアモルファスシリコン膜67を67a、第1の
アモルファスシリコン膜67aの上に形成された酸化膜
68を68a、酸化膜68aの上に堆積した第2のアモ
ルファスシリコン69を69a、第2のアモルファスシ
リコン69aの上に位置する第4レジスト70を70a
とする。また、BPSG酸化膜65をエッチングしてで
きた凹部の内側に堆積した第1のアモルファスシリコン
膜を67b、この第1のアモルファスシリコン膜67b
の上側に形成された酸化膜を68b、この酸化膜68b
の上側に堆積した第2のアモルファスシリコンを69
b、この第2のアモルファスシリコン69bの上側に位
置する第4のレジストを70bとする。
【0083】次に、図16に示すように、全面エッチバ
ックを行い、レジスト70aと筒状となる部分以外の第
2のアモルファスシリコン膜69a、酸化膜68a、お
よび第1のアモルファスシリコン67aをエッチングす
る。このとき、筒状部分になる第1のアモルファスシリ
コン67b、酸化膜68b、および第2のアモルファス
シリコン69bは、いずれも凹部内にある第4のレジス
ト70bによってエッチングされずに残る。
【0084】次に、凹部内にある第4のレジスト70b
を除去し、さらに、BPSG酸化膜65をHF液によっ
て除去することで、筒状のストレージノード71を形成
する。したがって、このストレージノード71は、第1
のアモルファスシリコン膜67b、酸化膜68b、およ
び第2のアモルファスシリコン膜69bからなる。
【0085】次に、図17に示すように、第1のアモル
ファスシリコン膜67bおよび第2のアモルファスシリ
コン膜69bを共に粗面化して、粗面化したストレージ
ノード72を形成する。
【0086】したがって、このストレージノード72
は、第1のアモルファスシリコン67bを粗面化してで
きた多結晶シリコンの外壁73と、第2のアモルファス
シリコン69bを粗面化してできた多結晶シリコンの内
壁74との間に、酸化膜68bが介在された構成となっ
ている。
【0087】この酸化膜68bは、電気的には絶縁性は
なく、抵抗率が100mΩ・cm以下であり、半導体容
量の電極として問題は生じない。
【0088】また、この酸化膜68bは、第1、第2の
各アモルファスシリコン膜67b,69bをいずれも粗
面化する際のシリコン原子の移動の障壁となる。このた
め、多結晶シリコンの外壁73は、第1のアモルファス
シリコン膜67bの膜厚と不純物濃度で粗面形状が決定
される。同様に、多結晶シリコンの内壁74は、第2の
アモルファスシリコン膜69bの膜厚と不純物濃度で粗
面形状が決定される。つまり、この実施の形態2の場合
も、多結晶シリコンの外壁43と内壁44とは、相互の
影響を受けることなく、それぞれ独立して粗面形状が決
定される。
【0089】したがって、図16の状態において、酸化
膜68bを挟む第1のアモルファスシリコン膜67bの
膜厚よりも第2のアモルファスシリコン膜69bの膜厚
が小さくなるように予め形成しておけば、各アモルファ
スシリコン膜37b,39bを粗面化した場合には、多
結晶シリコンの外壁43の粗面形状よりも、多結晶シリ
コンの内壁44の粗面形状の方が小さくなり、粗面化し
た場合に、内壁44どうしが過剰に接触して空間部が無
くなるなどの不都合を無くすことができる。
【0090】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3について説明する。
【0091】上記の実施の形態2では、ストレージノー
ド72の外壁73と内壁74を粗面形成する場合に、そ
のための第1アモルファスシリコン膜67bの膜厚より
も、第2アモルファスシリコン膜69bの方を薄く設定
しているが、この実施の形態3では、その逆に、第1ア
モルファスシリコン膜67bの膜厚よりも、第2アモル
ファスシリコン膜69bの方を厚くなるように設定して
いる。
【0092】すなわち、この実施の形態3では、図15
に示した工程において、第1のアモルファスシリコン膜
67のリン濃度を1e20cm-3〜4e20cm-3(こ
こでは1.5e20cm-3)に制御しつつ、膜厚10n
m〜40nm(ここでは20nm)の厚さに堆積する。
【0093】その後、50℃の2w%のNH4OHと2
w%のH22の混合液で洗浄して第1のアモルファスシ
リコン膜67の表面を酸化して0.2nm〜3nm(こ
こでは2nm)の均一な酸化膜68を全面に形成する。
【0094】次に、第2のアモルファスシリコン膜69
をリン濃度を1e20cm-3〜4e20cm-3(ここで
は1.5e20cm-3)に制御しつつ、第1のアモルフ
ァスシリコン膜67より厚い40nm〜70nm(ここ
では50nm)の厚さに堆積する。
【0095】このようにすれば、粗面化して得られるス
トレージノード72は、図18に示すような形状とな
る。すなわち、各アモルファスシリコン膜37b,39
bを粗面化した場合には、多結晶シリコンの内壁74の
粗面形状よりも、多結晶シリコンの外壁73の粗面形状
の方が小さくなる。
【0096】(その他の変形例)上記の各実施の形態1〜
3について、次のような各種の変形例が考えられる。 (1) ストレージノード42,72の中の障壁となる酸
化膜38b,68bは、膜厚を2nm、組成式をSiO
xで表したときのxを1としたが、膜厚を0.2nmか
ら5nmの範囲に、またx=0.3〜2の範囲であって
も、その抵抗率が100mΩ・cm以下であれば、同様
の効果が得られる。
【0097】(2) ストレージノード42,72の中の
障壁となる膜38b,68bの組成式は、SiOxで表
されるものに限らず、窒素元素を含有したSiOxNy
で表されるものであってもよい。
【0098】(3) 上記の各実施の形態1〜3では、酸
化膜38,68を形成する工程において、NH4OHと
22の混合液で洗浄して第1のアモルファスシリコン
膜37,67の表面を酸化するという化学的処理を行っ
ているが、これに代えて、CAV法によって、同一装置
内で酸化膜38,68を堆積して形成することも可能で
ある。
【0099】ここで、酸化膜38,68は、たとえば、
第1のアモルファスシリコン膜37,67の堆積温度の
500℃でSiH4ガスとN2Oガスを混合して形成す
る。ここで、SiH4とN2Oの流量比を変えることで酸
化膜の組成比SiOxにおいて、x=0.5〜1.5の
範囲で変動する。たとえば、x=1になる条件は、堆積
温度が500℃の時、SiH4=100sccm、N2
=400sccmである。
【0100】このようにすれば、第1のアモルファスシ
リコン37,67から酸化膜38,68の形成を経て第
2のアモルファスシリコン39,69を形成するまで
を、すべて同一の装置内で連続して処理することができ
るため、工程の単純化を図り、かつ、工程単価を低くす
ることができる。
【0101】さらに、このCVD法では、SiH4ガス
とN2Oガスを用いる他に、SiH4やSi26等のシリ
コンを供給するガスと、N2O、NO、O2、O3、H2
等の酸素を供給するガスとを用いて酸化膜38,68を
形成することが可能である。(4) また、酸化膜38,
68は、上記の化学的処理やCVD法による形成に代え
て、第1のアモルファスシリコン37,67の成膜温度
の510℃以下の同じ温度に設定した上で、圧力2kP
aでO2ガスで酸化することにより形成することも可能
である。
【0102】このようにすれば、CVD法の場合と同様
に、第1のアモルファスシリコン37,67から酸化膜
38,68の形成を経て第2のアモルファスシリコン3
9,69を形成するまでを、すべて同一の装置内で連続
して処理することができるため、工程の単純化を図り、
かつ、工程単価を低くすることができる。
【0103】さらに、この酸化法では、Oガスを用いる
他に、たとえば、N2OやNO、O3、H2Oなど他の酸
素を含むガスを使用することも可能である。
【0104】また、酸化膜38,68を形成する場合の
酸化温度は、第1のアモルファスシリコン膜37,67
が結晶化しない510℃以下の温度であればよく、ま
た、反応圧力は大気圧下での酸化でも可能である。
【0105】(5) 上記の各実施の形態1〜3では、
第1,第2のアモルファスシリコン膜37,39、また
は67,69の不純物(リン)濃度を1e20cm-3〜4
e20cm-3の範囲としているが、粗面化を抑止する不
純物のリンの影響を低減するために、これよりもリン濃
度を低くして、たとえば1e15cm-3〜2e20cm
-3の範囲、たとえば、1e19cm-3に設定してもよ
い。
【0106】そして、このように不純物であるリン濃度
を低くした場合には、ストレージノード42,72に導
電性をもたせるために、不純物としてのリンをドープす
る。このストレージノード42,72の形成後にリンを
ドープするには、たとえば、ストレージノード42,7
2の表面に不均一に形成されている自然酸化膜を1%H
F液で除去し、続いて750℃に制御された減圧装置反
応室に搬送し、圧力が50kPaに制御された水素ガス
を3slm、1%のPH3ガスを300sccm雰囲気
に3〜5分間おくことにより、多結晶シリコンであるス
トレージノード42,72内部に1〜8e20cm-3
リンをドープする。
【0107】なお、粗面形状を有するストレージノード
42,72を形成後に不純物のドープをするため、その
前には不純物をドーピングしていない第1、第2の各ア
モルファスシリコン膜37,39または67,69を形
成してもよい。
【0108】また、粗面形状に形成した後に不純物をド
ーピングするためのガスとしては、PH3の他に、As
3、B26などのように、他の不純物を含むガスでド
ーピングしても、同様の効果が得られる。さらに、粗面
形状後の不純物のドーピングには、気相法やイオン注入
法を用いることができる。
【0109】(6) 上記の各実施の形態1〜3において
は、ストレージノード42,72を円筒形状を前提とし
ているが、これに限らず、楕円形状など他の筒状のスト
レージノードであれば同様の効果が得られる。
【0110】(7) 上記の各実施の形態1〜3におい
て、ストレージノード42,72と基板21,51のコ
ンタクトに多結晶シリコンプラグ34,64を用いた
が、これに限らず、ストレージノード42,72と基板
21,51とを電気的に導通させることが可能な部材よ
りなる他の導電材料を用いたり、基板21,51上に直
接ストレージノード42,72を形成してもよい。
【0111】(8) 上記の各実施の形態1〜3におい
て、ゲート電極26,56の絶縁に酸化膜28,58や
酸化膜29,59を用いたが、基板21,51、多結晶
シリコンプラグ34,64、ストレージノード42,7
2、ゲート電極26,56を互いに電気的に絶縁するこ
とが可能な他の絶縁膜を用いることが可能である。
【0112】(9) 上記の各実施の形態1〜3におい
て、他の素子のFETゲート電極26,56を多結晶シ
リコンとしたが、金属やシリサイドなどの他の部材であ
っても、またソース電極やドレイン電極や抵抗素子など
他の素子であってもよい。
【0113】(10) 上記の各実施の形態1〜3におい
て、ストレージノード42,72のシリコン膜に対する
不純物にリンを用いたが、これに限らず、砒素、硼素又
はアンチモンなど他の不純物を用いることが可能であ
る。
【0114】(11) 上記の各実施の形態1〜3におい
て、基板21,51にシリコンを用いたが、SiGeな
ど他の半導体基板を用いることが可能である。
【0115】(12) 上記の実施の形態1〜3におい
て、円筒形状を形成するのに第4のレジスト40,70
を塗布してエッチバックを行って形成しているが、CM
Pなどの方法で第1のアモルファスシリコン37a,6
7a、酸化膜38a,68a、第2のアモルファスシリ
コン39a,69aを除去する方法を用いても同様の効
果が得られる。
【0116】(13) 上記の実施の形態1〜3におい
て、円筒形状を作るのに使用したBPSG膜35は、S
34膜30,60とのエッチング選択比が大きいTE
OS酸化膜やSiH4ガスとN2Oガスで堆積するCVD
酸化膜等、他の酸化膜を用いても同様の効果を得られ
る。
【0117】(14) 上記の実施の形態1〜3におい
て、BPSG膜35,65を除去するのに1%のHF液
を使用しているが、Si34膜30とBPSG膜35と
の選択比が高く、かつアモルファスシリコンとBPSG
膜35との選択比が高いHF液であれば、0.5%〜4
0%のHF液や、0.5%〜40%のHFとNH4Fの
混合液等のHFが含んだ洗浄液でBPSG膜35,65
を除去する方法を用いても同様の効果が得られる。
【0118】(15) 上記の実施の形態1〜3におい
て、BPSG膜35,65を除去するのに1%のHF液
を使用しているが、Si34膜30,60とBPSG膜
35,65との選択比が高く、かつアモルファスシリコ
ンとBPSG膜35,65との選択比が高い窒素ガスで
希釈した10〜60%の無水フッ化水素を含んだ混合ガ
スでBPSG膜35,65を除去する方法を用いても同
様の効果が得られる。
【0119】(16) 上記の実施の形態1〜3におい
て、窒素ガスで希釈した10〜60%の無水フッ化水素
を含んだ混合ガスでBPSG膜35,65を除去する場
合、Si 34膜30,60の代わりに、BPSG膜3
5,65に対し選択比が大きいTEOS膜などの不純物
をドーピングしていない酸化膜を用いても同様の効果が
得られる。
【0120】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0121】(1) 本発明に係わる半導体記憶装置は、
ストレージノードの筒の壁の内部に粗面化の時に障壁と
なる膜を有しているため、その外壁と内壁の粗面化がそ
れぞれ影響を受けることなく独立して行うことができ
る。したがって、外壁と内壁の粗面化を均一に行うこと
が可能となり、十分に安定した表面積を得ることがで
き、安定した容量値を確保することが可能となる。
【0122】(2) 本発明に係わる半導体記憶容量素子
の製造方法は、ストレージノードを得るために粗面化さ
れるアモルファスシリコンは、粗面化の時に障壁となる
膜を挟んで配置されているために、互いに干渉せずに独
立して粗面化でき、したがって、ストレージノードの外
壁と内壁の粗面形状を均一にしたり、粗面形状を互いに
異ならせたりするなど、粗面化の際の自由度が高くな
る。しかも、酸化膜は、電気的には導電性のある材質の
ため、電極として悪影響を及ぼすことはなく、また、電
極の多数キャリアを十分確保することができる。
【0123】(3) 本発明に係わる半導体記憶容量素子
の製造方法は、CVD法や酸化を利用すれば、第1のア
モルファスシリコンと第3の酸化膜と第2のアモルファ
スシリコンとを連続して形成することができるため、工
程を単純化させ、かつ、製造コストを削減できる。
【0124】(4) 本発明に係わる半導体記憶容量素子
の製造方法は、粗面化されるアモルファスシリコンは、
粗面化を阻害する不純物濃度を1e15cm-3〜2e2
0cm -3程度に低く抑えるか、あるいは不純物をドーピ
ングしないようにすることで、不純物がある場合よりも
粗面化が進んで表面積を大きくすることができる。しか
も、粗面形状に形成した後に不純物をドーピングするた
め、電極の多数キャリアを十分確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における半導体記憶装
置のストレージノードの部分の構成を示す断面図
【図2】 本発明の実施の形態1における半導体記憶容
量素子の製造方法における製造手順を説明するための断
面図
【図3】 図2の工程に続く製造手順を説明するための
断面図
【図4】 図3の工程に続く製造手順を説明するための
断面図
【図5】 図4の工程に続く製造手順を説明するための
断面図
【図6】 図5の工程に続く製造手順を説明するための
断面図
【図7】 図6の工程に続く製造手順を説明するための
断面図
【図8】 図7の工程に続く製造手順を説明するための
断面図
【図9】 図8の工程に続く製造手順を説明するための
断面図
【図10】 本発明の実施の形態2における半導体記憶
容量素子の製造方法における製造手順を説明するための
断面図
【図11】 図10の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図12】 図11の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図13】 図12の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図14】 図13の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図15】 図14の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図16】 図15の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図17】 図16の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図18】 本発明の実施の形態3における半導体記憶
容量素子の製造方法における製造手順を説明するための
断面図
【図19】 従来において、半導体記憶容量素子の製造
方法における製造手順を説明するための断面図
【図20】 図19の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図21】 図20の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図22】 図21の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図23】 図22の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図24】 図23の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図25】 図24の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図26】 図25の工程に続く製造手順を説明するた
めの断面図
【図27】 図26のストレージノード部分を拡大して
示す断面図
【符号の説明】 21,51 基板 26,56 ゲート電極 28,58 ゲート絶縁膜 30,60 絶縁膜 34,64 多結晶シリコンプラグ 37,67 第1のアモルファスシリコン 38,68 酸化膜 38a,68a 円筒部分以外の酸化膜 38b,68b 円筒部分の酸化膜 39,69 第2のアモルファスシリコン 42,72 ストレージノード 43,73 ストレージノードの外壁 44,74 ストレージノードの内壁

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上面から突出して筒状のス
    トレージノードが形成されており、このストレージノー
    ドは、その内壁と外壁がそれぞれ粗面化されるととも
    に、内壁と外壁とで挟まれる中心部分には、電気的に導
    電性をもち半導体材料が粗面化するときの障壁となる膜
    を有することを特徴とする半導体記憶容量素子。
  2. 【請求項2】 前記ストレージノードの中の障壁となる
    膜の組成式が、SiOxNyで表されることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体記憶容量素子。
  3. 【請求項3】 前記ストレージノードの中の障壁となる
    膜の膜厚が0.5nmから5nmの範囲に設定されてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導
    体記憶容量素子。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に、第1の絶縁膜を堆積す
    る工程と、 前記第1の絶縁膜上に全面にわたって第2の絶縁膜を形
    成する工程と、 前記第2の絶縁膜の上におけるストレージノード形成領
    域以外にマスクパターンを形成した後、該マスクパター
    ンを用いて前記第1及び第2の絶縁膜に対して一連のエ
    ッチングを行うことにより筒状のストレージノードを形
    成するための凹部を形成する工程と、 前記ストレージノードを形成するための凹部と前記第2
    の絶縁膜上全面に第1のアモルファスシリコン膜を堆積
    する工程と、 前記第1のアモルファスシリコン膜上に均一な第3の酸
    化膜を形成する工程と、 前記第3の酸化膜上に第2のアモルファスシリコン膜を
    堆積する工程と、 前記第1及び第2のアモルファスシリコン膜と第3の酸
    化膜のうち前記凹部に形成された部分以外を除去する工
    程と、 前記第2の酸化膜を除去して筒状の第1のアモルファス
    シリコン膜及び第3の酸化膜及び第2のアモルファスシ
    リコン膜を形成する工程と、 第1及び第2のアモルファスシリコン膜を粗面化してス
    トレージノードとして形成する工程と、 を備えていることを特徴とする半導体記憶容量素子の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のアモルファスシリコン膜の膜
    厚と、第2のアモルファスシリコン膜の膜厚とが略同一
    の厚さになるように堆積することを特徴とする請求項4
    記載の半導体記憶容量素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のアモルファスシリコン膜の膜
    厚と、第2のアモルファスシリコン膜の膜厚とが異なる
    厚さになるように堆積することを特徴とする請求項4記
    載の半導体記憶容量素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第3の酸化膜を、第1のアモルファ
    スシリコン膜に対する化学洗浄法によって形成すること
    を特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれかに記載
    の半導体記憶容量素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 第1のアモルファスシリコン膜に対する
    化学洗浄法は、H22を含む水溶液か、またはO3を含
    む水溶液で形成することを特徴とする請求項7記載の半
    導体記憶容量素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第3の酸化膜を、請求項7記載の化
    学洗浄法に代えて、CVD法により堆積し、同一装置内
    で第1のアモルファスシリコン膜、第3の酸化膜、第2
    のアモルファスシリコン膜を連続して形成することを特
    徴とする請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の半
    導体記憶容量素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記CVD法による前記第3の酸化膜
    の堆積は、SiH4またはSi26等のシリコンを供給
    するガスと、N2O、NO、O2、O3、H2O等の酸素を
    供給するガスとの反応を用いることを特徴とする請求項
    9記載の半導体記憶容量素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第3の酸化膜3を、請求項7記載
    の化学洗浄法に代えて第1のアモルファスシリコン膜を
    酸化することで形成することを特徴とする請求項4ない
    し請求項6のいずれかに記載の半導体記憶容量素子の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 第1のアモルファスシリコン膜の酸化
    は、N2O、NO、O2、O3、H2O等の酸素を供給する
    ガスによる反応で行うことを特徴とする請求項11記載
    の半導体記憶容量素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第3の酸化膜を形成する前に、予
    めHFを含む水溶液で第1のアモルファスシリコン膜上
    に形成されている不均一な自然酸化膜を除去することを
    特徴とする請求項4ないし請求項12のいずれかに記載
    の半導体記憶容量素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1、第2のアモルファスシリコ
    ン膜は、共に不純物濃度が1e15cm-3〜2e20c
    -3の範囲に設定されており、かつ、第1、第2のアモ
    ルファスシリコン膜を粗面化してストレージノードを得
    た後に、不純物をドーピングすることを特徴とする請求
    項4ないし請求項13のいずれかに記載の半導体記憶容
    量素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記ストレージノードの形成後の不純
    物のドーピングは、気相により行うことを特徴とする請
    求項14記載の半導体記憶容量素子の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第1、第2のアモルファスシリコ
    ン膜を不純物をドーピングせずに形成することを特徴と
    する請求項4ないし請求項13のいずれかに記載の半導
    体記憶容量素子の製造方法。
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