JP2001060620A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001060620A
JP2001060620A JP11233407A JP23340799A JP2001060620A JP 2001060620 A JP2001060620 A JP 2001060620A JP 11233407 A JP11233407 A JP 11233407A JP 23340799 A JP23340799 A JP 23340799A JP 2001060620 A JP2001060620 A JP 2001060620A
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Japan
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stopper layer
insulating film
interlayer insulating
etching
opening
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JP11233407A
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Tetsuji Nagayama
哲治 長山
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルフアラインデュアルダマシンプロセスに
おいて、トレンチ下に形成される接続孔の開口径を安定
化させ、接続孔内の配線抵抗を安定化させる。 【解決手段】 第1層間絶縁膜104上の絶縁性材料か
らなる第1ストッパ層105に孔状の開口部105aを
形成する。開口部105aの側壁にオーバーハング形状
のサイドウォール202aを形成し、開口部105aを
埋め込む状態で、第1ストッパ層105上に第2層間絶
縁膜106を形成する。開口部105に連通するトレン
チ106aを第2層間絶縁膜106に形成した後、レジ
ストパターン107と第1ストッパ層105及びサイド
ウォール202aをマスクにして第1層間絶縁膜104
をエッチングし、トレンチ106a下部の第1層間絶縁
膜104部分に接続孔104aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特にはセルフアラインデュアルダマシン法
に適用される半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSI等に見られる様な半導体
装置の高集積化及び高機能化の進展に伴い、酸化シリコ
ン(SiO2 )系材料層のドライエッチングに対する技
術的要求がますます厳しくなっている。特に、コンタク
トホールやヴィアホールと呼ばれる接続孔を形成するた
めのドライエッチングに関しては、高速性、高選択性、
低損傷の他に、集積度向上につながる微細加工が求めら
れており、配線幅0.18μmの銅(Cu)配線を使う
デバイス世代では、さらに難易度の高いエッチングが要
求されることになる。
【0003】Cu配線の形成においては、デュアルダマ
シンプロセスが注目されている。このデュアルダマシン
プロセスは、絶縁膜に形成された配線用のトレンチとそ
の下方の接続孔との内部に同時に配線材料を埋め込んだ
後、化学的機械研磨(Chemical Mechanical Polishing
、以下CMPと記す)法によって絶縁膜上の余分な配
線材料を除去する方法であり、配線材料の埋め込みやそ
の後のCMP工程が1回で済むことから、コスト的な利
点が高い。デュアルダマシンプロセスのフローとして
は、トレンチ形成後に接続孔を形成するフロー、接続孔
形成後にトレンチを形成するフロー、セルフアラインに
よりトレンチと接続孔とを同時に形成するフローがあ
る。その中でも、接続孔形成後にトレンチを形成するフ
ローは、逆の手順に比べて低アスペクト比でのエッチン
グとなり、比較的容易な方法と言える。ただし、このフ
ローは、リソグラフィーのマージンが小さくなり、トレ
ンチと接続孔との合わせズレが起きやすいという欠点が
ある。
【0004】そこで注目されているのが、トレンチと接
続孔とを同時に形成するセルフアラインデュアルダマシ
ンプロセスである。この方法は、先ず、図7(1)に示
すように、下層配線101とこれらの間に埋め込まれた
絶縁膜102上に、下層ストッパ層103を介して第1
層間絶縁膜104を形成し、この第1層間絶縁膜104
上に中間ストッパ層105を形成してこの中間ストッパ
層105に接続孔パターンとなる開口部105aを形成
する。その後、中間ストッパ層105上に第2層間絶縁
膜106を形成し、この第2層間絶縁膜106上にトレ
ンチパターンとなる開口溝107aを有するレジストパ
ターン107を形成する。この開口溝107aは、中間
ストッパ層105に形成した開口部105a上に配置さ
れるようにする。以上の後、図7(2)に示すように、
レジストパターン107をマスクに用いて、第2層間絶
縁膜106をエッチングし、引き続き中間ストッパ層1
05の開口部105a下の第1層間絶縁膜104をエッ
チングする。これによって、第2層間絶縁膜106にト
レンチ106aを形成し、このトレンチ106a下の第
1層間絶縁膜104部分に接続孔104aを形成する。
その後、ここでの図示は省略したが、第1層間絶縁膜1
04から露出した下層ストッパ層103をエッチング除
去し、トレンチ106a内及び接続孔104a内に配線
材料を埋め込み、第2層間絶縁膜106上の余分な配線
材料をCMP法によって除去する。このセルフアライン
デュアルダマシンプロセスでは、比較的平坦な面でリソ
グラフィーを行えるため、合わせズレが起きにくいとい
う利点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
セルフアラインデュアルダマシンプロセスを適用した半
導体装置の製造方法では、接続孔104aを形成するた
めの第1層間絶縁膜104のエッチングが、高アスペク
ト比になる。また、トレンチ106aから接続孔104
aにかけて被エッチング面積が著しく減少するため、接
続孔104a内にラジカルが入射しずらい。これらのこ
とから、エッチング形状の制御が難しいという問題があ
った。
【0006】その一例として、接続孔104aを形成す
るための第1層間絶縁膜104のエッチングにおいて
は、エッチングストッパとなる中間ストッパ層105の
開口部105aが肩落ちして開口部105aの開口径が
広がり、これによって第1層間絶縁膜104に形成され
る接続孔104aの開口径も当初の狙い寸法よりも大き
くなるといった問題がある。このため、接続孔104a
内に埋め込まれる配線材料の体積が変化し、配線抵抗が
大幅に変動してしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の半導体装置の製造方法は、次のように
行うことを特徴としている。先ず、第1層間絶縁膜上に
絶縁性材料からなる第1ストッパ層を形成した後、この
第1ストッパ層に孔状の開口部を形成する。次に、この
開口部の側壁にサイドウォールを形成する。このサイド
ウォールは、第1ストッパ層の開口部を覆う部分がオー
バーハング形状になるように形成された第2ストッパ層
をエッチバックして形成される。次いで、開口部を埋め
込む状態で第1ストッパ層上に第2層間絶縁膜を形成す
る。その後、この第2層間絶縁膜上にレジストパターン
を形成し、第1ストッパ層及びサイドウォールをストッ
パにしてレジストパターンの上方から該第2層間絶縁膜
をエッチングし、開口部に連通するトレンチを第2層間
絶縁膜に形成する。さらに、レジストパターンと第1ス
トッパ層及びサイドウォールをマスクにして第1層間絶
縁膜をエッチングすることによって、トレンチ下部の第
1層間絶縁膜部分に接続孔を形成する。
【0008】このような方法では、第1ストッパ層の開
口部にサイドウォールを設けたことで、当該開口部の開
口径が狭められる。そして、第1層間絶縁膜をエッチン
グする際に、第1ストッパ層とこのサイドウォールとを
マスクにすることで、このエッチングにおいては、この
マスクの開口部が肩落ちしてサイドウォールが除去され
る。このため、最終的には第1ストッパ層に形成した開
口部の開口径と同程度の開口径で、第1層間絶縁膜に接
続孔が形成される。また、サイドウォールは、開口部を
覆う部分がオーバーハング形状になるように形成された
第2ストッパ層をエッチバックしたものであるため、こ
のサイドウォールもオーバーハング形状を有している。
このため、第1層間絶縁膜のエッチングにおいては、開
口部の肩部が削られても、開口部の径が広がり難くな
り、エッチングによる肩落ちが第1ストッパ層に及び難
くなり、第1ストッパ層の開口部が後退することが防止
され、最終的にサイドウォール部分がけずられて第1ス
トッパ層に形成した開口部と同程度の開口径を有する接
続孔が形成されるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置の製造
方法をセルフアラインデュアルダマシンプロセスに適用
した各実施の形態を、図1〜図3の断面工程図に基づい
て説明する。尚、図7を用いて説明した従来の技術と同
一の構成要素には同一の符号を付して説明を行うことと
する。
【0010】また、この実施形態におけるエッチングに
は、開口径の高精度制御や高アスペクトパターンの開口
という観点から、低圧でかつ高密度にエッチング種(プ
ラズマ)を供給可能なエッチング装置を好適に用いるこ
ととする。このようなエッチング装置としては、図4に
示すRF(Radio Frequency :高周波)バイアス印加型
のECR(electron cyclotron resonance)プラズマエ
ッチング装置、図5に示すICP(inductive coupled
plasma;誘導結合プラズマ) タイプのエッチング装置、
さらには図6に示すヘリコン波プラズマタイプのエッチ
ング装置等がある。
【0011】図4に示したECRプラズマエッチング装
置は、マグネトロン21で発生したマイクロ(μ)波
が、導波管22、石英ベルジャー23を介してウエハス
テージ24上のウエハWに到達する構成になっている。
この際、導波管22や石英ベルジャ23の側周に設けら
れた電磁石25によって形成された磁場との相互作用
で、低圧での放電が可能になっている。
【0012】また、図5に示したICPプラズマエンチ
グ装置では、ウエハステージ24と対向させてヒータ2
6を備えた上部電極27が設けられ、ウエハステージ2
4が内設されたチャンバ28の側壁に誘導結合コイル2
9が巻き付けられ、この誘導結合コイル29に高周波電
源30からRF(2MHz)を印加することによって、
ウエハステージ24の上方に高密度プラズマを発生させ
る構成になっている。
【0013】そして、図6に示したヘリコン波プラズマ
エッチング装置は、ウエハステージ24が内設されたチ
ャンバ28の側壁にマルチポール磁石31が設けられ、
チャンバ28の上方にはソースチャンバ32が接続さ
れ、このソースチャンバ32の側壁にアンテナ33と電
磁石34とが設けられており、ソース電源35によって
アンテナ33にRF(13.56MHz)を印加するこ
とで、電磁石34によって形成さた磁場との相互作用で
ソースチャンバ32内にヘリコン波が発生し、この結果
として生じた高密度プラズマがウエハステージ24上の
ウエハWに達する構成になっている。
【0014】以上の図4〜図6に示したエッチング装置
のウエハステージ24には、高周波電源24aが接続さ
れており、また温度制御用の冷媒(例えば商品名フロリ
ナート)を循環させる冷媒管や静電チャック機構、また
はクランプ24bが設けられていることとする。以下
に、このような構成のエッチング装置を用いた実施の形
態を説明する。
【0015】(第1実施形態)先ず、図1(1)に示す
ように、ウエハ(図示省略)上に、下層配線101と下
層配線101間を埋め込む状態で酸化シリコンからなる
絶縁膜102を形成し、これらの上方に窒化シリコンか
らなる下層ストッパ層103を成膜してなるサンプルを
用意する。
【0016】次に、この下層ストッパ層103上に、T
EOS(tetraethoxy silane)ガスを用いたプラズマC
VD(Chemical Vapor Deposition )法によって、酸化
シリコンからなる第1層間絶縁膜104を500nm程
度の膜厚に形成する。その後、第1層間絶縁膜104上
に、プラズマCVD法によって、窒化シリコン膜からな
る中間ストッパ層(すなわち、第1ストッパ層)105
を40nm程度の膜厚に形成する。尚、この第1ストッ
パ層105は、第1層間絶縁膜104及び後の工程で形
成される第2層間絶縁膜に対してエッチング選択性が低
い絶縁性材料で構成されることとし、このような材料の
一例として窒化シリコンを用いるととする。
【0017】次に、リソグラフィー法によって、第1ス
トッパ層105上にレジストパターン201を形成す
る。ここでは、KrFエキシマレーザステッパを用いた
レジスト膜の露光及びその後の現像処理によって、開口
径0.20μmの矩形形状の開口部201aを有するレ
ジストパターン201を得る。
【0018】その後、図1(2)に示すように、このレ
ジストパターン201をマスクに用いて、第1ストッパ
層105をエッチングし、この第1ストッパ層105に
矩形形状の開口部105aを形成する。ここでは、図4
に示したECRプラズマエッチング装置を用いた第1ス
トッパ層105のエッチング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:3フッ化メタン(CHF3)=30sccm、 酸素 (O2 )=10sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.2Pa、 μ波出力 (2.45GHz):1200W、 RFバイアス ( 800kHz): 150W、 ウエハ温度 : 20℃、 オーバーエッチング : 20%。
【0019】以上の後、レジストパターン201を剥離
除去する。
【0020】次に、図1(3)に示すように、RFスパ
ッタ法によって、第1ストッパ層105を覆う状態で、
窒化シリコンからなる第2ストッパ層202を成膜す
る。この際、第1ストッパ層105の開口部105aを
覆う第2ストッパ層202部分がオーバーハング形状に
なるように、第2ストッパ層202を成膜することとす
る。このため、ここではRFスパッタ法によって第2ス
トッパ層202を成膜することとする。以下に、RFス
パッタ法による第2ストッパ層202の成膜条件の一例
を示す。 ターゲット :4窒化3シリコン(Si3N4 ) スパッタリングガス及び流量:アルゴン(Ar) =20sccm、 成膜雰囲気内圧力 :0.1Pa、 RF出力 :1kW、 成膜時間 :1分。
【0021】尚、この第2ストッパ層202は、第1層
間絶縁膜104及び後の工程で形成される第2層間絶縁
膜に対してエッチング選択性が低い材料で構成されるこ
ととし、このような材料の一例としてここでは窒化シリ
コンを用いた。しかし、この第2ストッパ層202は、
後に導電性材料を埋め込む際には除去されるかまたは導
電性材料で埋め込まれる位置にのみ残されるため、導電
性を有する材質であっても良い。
【0022】その後、図2(1)示すように、第2スト
ッパ層(202)を、全面エッチバックし、第1ストッ
パ層105の開口部105aの側壁に第2ストッパ層
(202)からなるオーバーハング形状(逆テーパ形
状)のサイドウォール202aを形成する。以下に、図
4に示したECRプラズマエッチング装置を用いた第2
ストッパ層202のエッチング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:3フッ化メタン(CHF3)=30sccm、 酸素 (O2 )=10sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.2Pa、 μ波出力 (2.45GHz):1200W、 RFバイアス ( 800kHz): 50W、 ウエハ温度 : 20℃、 オーバーエッチング : 10%。
【0023】次に、図2(2)に示すように、第1スト
ッパ層105及びサイドウォール202aを覆う状態
で、TEOSガスを用いたプラズマCVD法によって、
酸化シリコンからなる第2層間絶縁膜106を500n
m程度の膜厚になるように成膜する。
【0024】次に、リソグラフィー法によって、第2層
間絶縁膜106上にレジストパターン107を形成す
る。ここでは、KrFエキシマレーザステッパを用いた
レジスト膜の露光及びその後の現像処理によって、開口
幅0.20μm〜3.00μm程度の開口溝107aを
有するレジストパターン107を得る。
【0025】その後、図2(3)に示すように、レジス
トパターン107をマスクに用いて、第2層間絶縁膜1
06をエッチングし、第2層間絶縁膜106にトレンチ
106aを形成する。以下に、図4に示したECRプラ
ズマエッチング装置を用いた第2層間絶縁膜106のエ
ッチング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:8フッ化シクロブタン(C4F8)=50sccm、 酸素 (O2 )=10sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.2Pa、 μ波出力 (2.45GHz):1200W、 RFバイアス ( 800kHz): 300W、 ウエハ温度 : 20℃。
【0026】その後、図3(1)に示すように、第2層
間絶縁膜106のエッチングに引き続き、ECRプラズ
マエッチング装置を用いて開口部105a下の第1層間
絶縁膜104をエッチングし、トレンチ106a下部の
第1層間絶縁膜104部分に接続孔104aを形成す
る。ここでは、レジストパターン107と共に、第1ス
トッパ層105及びサイドウォール(202a)をエッ
チングマスクにしてエッチングを行う。以下に、エッチ
ング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:8フッ化シクロブタン(C4F8)=50sccm、 酸素 (O2 )= 2sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.2Pa、 μ波出力 (2.45GHz):1200W、 RFバイアス ( 800kHz): 250W、 ウエハ温度 : 20℃、 オーバーエッチング : 50%。
【0027】以上によって、第2層間絶縁膜106にト
レンチ106aを形成し、トレンチ106a底面の第1
層間絶縁膜104に接続孔104aを形成する。
【0028】その後、図3(2)に示すように、接続孔
104a底面の下層ストッパ層103とトレンチ106
a底面の第1ストッパ層105とを除去すると共に、レ
ジストパターン(107a)を除去する。
【0029】しかる後、例えばRFスパッタ法によっ
て、トレンチ106a及び接続孔104aの内壁を覆う
状態で窒化チタン(TiN)からなるバリア膜203を
形成し、トレンチ106a及び接続孔104aの内部を
埋め込む状態で銅(Cu)からなる配線層204を形成
する。次いで、CMP(Chemical Mechanical Polishin
g)法による研磨を行うことによって、第2層間絶縁膜1
06上の配線層204及びバリア膜203を除去し、ト
レンチ106a内及び接続孔104a内にのみ配線層2
04及びバリア膜203を残す。これによって、下層配
線101に接続された埋め込み配線204aが形成され
る。
【0030】このような製造方法では、第1ストッパ層
105の開口部105aにサイドウォール202aを設
けたことで、開口部105aの開口径が狭められた状態
になる。そして、第1層間絶縁膜104をエッチングす
る際に、第1ストッパ層105とこのサイドウォール2
02aとをマスクにすることで、このエッチングにおい
ては、このマスクの開口部が肩落ちしてサイドウォール
202aが除去される。このため、最終的には第1スト
ッパ層105に形成した開口部105aの開口径と同程
度の開口径(0.20μm)で、第1層間絶縁膜104
に接続孔104aが形成される。
【0031】また、サイドウォール202aは、オーバ
ーハング形状を有しているため、第1層間絶縁膜104
のエッチングにおいては、サイドウォール202aを含
む開口部105a部分の肩部が削られても、開口径が広
がり難くなる。したがって、エッチングによる肩落ちが
第1ストッパ層105に及び難くなり、最終的にサイド
ウォール202a部分が削られた第1ストッパ層105
に形成した開口部105aと同程度の開口径を有する接
続孔104aを形成することが可能になる。
【0032】しかも、サイドウォール202aの形成に
よって開口部105aの開口径を狭めているため、リソ
グラフィーの解像限界を越えてさらに開口部105aの
開口径を狭めることが可能になる。したがって、第1ス
トッパ層105にリソグラフィーの解像限界程度の開口
径を有する開口部105aを形成した場合であっても、
この開口部105aと同程度の開口径を有する接続孔1
04a、すなわち、リソグラフィーの解像限界と同程度
に小さい開口径を有する接続孔を得ることが可能にな
る。
【0033】(第2実施形態)本第2実施形態と第1実
施形態との異なるところは、図1(3)を用いて説明し
た工程で第2ストッパ層202を成膜する際、RFスパ
ッタ法に換えてプラズマCVD法によって第2ストッパ
層202を成膜するところにあり、他の工程は第1実施
形態と同様に行うこととする。
【0034】以下に、プラズマCVD法による第2スト
ッパ層202の成膜条件の一例を示す。 成膜ガス及び流量 :シラン (SiH4) = 355sccm、 アンモニア(NH3 ) = 135sccm、 窒素 (N2 ) =4500sccm、 成膜雰囲気内圧力 :700Pa、 RF出力(13.56MHz):800W、 ステージ温度 :400℃、 成膜時間 :4秒。
【0035】以上のようなプラズマCVD法による成膜
を行った場合であっても、第1実施例と同様に、第1ス
トッパ層105の開口部105aを覆う部分がオーバー
ハング形状になるように第2ストッパ層202が成膜さ
れる。このため、開口部105aの側壁には第2ストッ
パ層202からなるオーバーハング形状のサイドウォー
ル202aが形成され、これによって開口部105aの
開口径が狭められる。したがって、第1実施形態と同様
に、第1ストッパ層105に形成した開口部105aの
開口径と同程度の開口径の接続孔104aを第1層間絶
縁膜104に形成することが可能になる。
【0036】(第3実施形態)本第3実施形態と第1実
施形態との異なるところは、図1(2)、図2(1)、
図2(3)及び図3(1)を用いて説明した工程で、図
5に示したICPエッチング装置を用いてエッチングを
行うところにあり、その他の工程は第1実施形態と同様
に行うこととする。
【0037】このうち先ず、図1(2)を用いて説明し
たように、レジストパターン201をマスクに用いて第
1ストッパ層105をエッチングし、この第1ストッパ
層105に開口部105aを形成する場合のICPエッ
チング装置を用いたエッチング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:3フッ化メタン(CHF3)=100sccm、 アルゴン (Ar )=200sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.4Pa、 ソース出力 ( 2MHz) :1500W、 RFバイアス(1.8MHz) : 100W、 ウエハ温度 : 20℃、 上部電極温度 : 150℃、 オーバーエッチング : 20%。
【0038】また、図2(1)を用いて説明したよう
に、第2ストッパ層(202)を全面エッチバックし、
第1ストッパ層105の開口部105aの側壁に第2ス
トッパ層(202)からなるオーバーハング形状のサイ
ドウォール202aを形成する場合のICPエッチング
装置を用いたエッチング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:3フッ化メタン(CHF3)=100sccm、 アルゴン (Ar )=200sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.4Pa、 ソース出力 ( 2MHz) :1500W、 RFバイアス(1.8MHz) : 70W、 ウエハ温度 : 20℃、 上部電極温度 : 150℃、 オーバーエッチング : 10%。
【0039】そして、図2(3)を用いて説明したよう
に、レジストパターン107をマスクに用いて第2層間
絶縁膜106をエッチングし、第2層間絶縁膜106に
トレンチ106aを形成する場合のICPエッチング装
置を用いたエッチング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:3フッ化メタン(CHF3)=100sccm、 アルゴン (Ar )=200sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.4Pa、 ソース出力 (2MHz) :1500W、 RFバイアス(1.8MHz) : 250W、 ウエハ温度 : 20℃、 上部電極温度 : 150℃。
【0040】また、図3(1)を用いて説明したよう
に、レジストパターン107、第1ストッパ層105及
びサイドウォール(202a)をマスクに用いて第1層
間絶縁膜104をエッチングし、第1層間絶縁膜104
に接続孔104aを形成する場合のICPエッチング装
置を用いたエッチング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:8フッ化シクロブタン(C4F8)= 30sccm、 アルゴン (Ar )=100sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.4Pa、 ソース出力 ( 2MHz) :2000W、 RFバイアス(1.8MHz) : 200W、 ウエハ温度 : 20℃、 上部電極温度 : 150℃、 オーバーエッチング : 50%。
【0041】以上の第3実施形態であっても、第1実施
例と同様に、第1ストッパ層105の開口部105aに
オーバーハング形状のサイドウォール202aが形成さ
れ、第1ストッパ層105及びサイドウォール202a
をマスクに用いたエッチングによってトレンチ106a
下部の第1層間絶縁膜104に接続孔104aが形成さ
れる。したがって、第1実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0042】(第4実施形態)先ず、図1(1)に示す
工程及び図1(2)に示す工程を、第3実施形態と同様
に行い、第1層間絶縁膜104上の第1ストッパ層10
5に開口部105aを形成した後、レジストパターン2
01を剥離除去する。
【0043】次に、図1(3)に示すように、第1スト
ッパ層105を覆う状態で、窒化シリコンからなる第2
ストッパ層202を成膜する。第2ストッパ層202の
膜質は、第1実施形態と同様であることとする。この
際、第1ストッパ層105の開口部105aを覆う部分
がオーバーハング形状になるような第2ストッパ層20
2を形成するため、第1実施形態と同様のRFスパッタ
法によって第2ストッパ層202を成膜することとす
る。ただし、第1実施形態とは異なるターゲットを用い
ることとする。以下に、RFスパッタ法による第2スト
ッパ層202の成膜条件の一例を示す。 ターゲット :窒化チタン(TiN) スパッタリングガス及び流量:アルゴン(Ar) =20sccm、 成膜雰囲気内圧力 :0.1Pa、 RF出力 : 1kW、 成膜時間 : 1分。
【0044】その後、図2(1)示すように、第2スト
ッパ層202を、全面エッチバックし、第1ストッパ層
105の開口部105aの側壁に第2ストッパ層202
からなるオーバーハング形状のサイドウォール202a
を形成する。以下に、図6に示したヘリコン波プラズマ
エッチング装置を用いた第2ストッパ層202のエッチ
ング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:塩素 (Cl2 )= 50sccm、 アルゴン (Ar )=100sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.2Pa、 ソース出力 (13.56MHz):1000W、 RFバイアス( 400kHz): 150W、 ウエハ温度 : 20℃、 オーバーエッチング : 10%。
【0045】次に、図2(2)に示すように、第1スト
ッパ層105及びサイドウォール202aを覆う状態で
酸化シリコンからなる第2層間絶縁膜106を500n
m程度の膜厚で成膜し、次いで、この第2層間絶縁膜1
06上に開口溝107aを有するレジストパターン10
7を形成する。この工程は、第1実施形態と同様に行
う。
【0046】その後、図2(3)に示すように、レジス
トパターン107をマスクに用いて、第2層間絶縁膜1
06をエッチングし、第2層間絶縁膜106にトレンチ
106aを形成する。以下に、図6に示したヘリコン波
プラズマエッチング装置を用いた第2層間絶縁膜106
のエッチング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:8フッ化シクロブタン(C4F8)=50sccm、 酸素 (O2 )= 5sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.2Pa、 ソース出力 (13.56MHz):1500W、 RFバイアス( 400kHz): 250W、 ウエハ温度 : 20℃。
【0047】その後、図3(1)に示すように、第2層
間絶縁膜106のエッチングに引き続き、ヘリコン波プ
ラズマエッチング装置を用いて第1層間絶縁膜104を
エッチングし、トレンチ106aの底面から下方に延設
される接続孔104aを形成する。ここでは、レジスト
パターン107と共に、第1ストッパ層105及びサイ
ドウォール(202a)がエッチングマスクになる。以
下に、図6に示したヘリコン波プラズマエッチング装置
を用いた第1層間絶縁膜104のエッチング条件の一例
を示す。 エッチングガス及び流量:8フッ化シクロブタン(C4F8 )=50sccm、 2フッ化メタン (CH2F2 )=10sccm、 エッチング雰囲気内圧力: 0.2Pa、 ソース出力 (13.56MHz):2000W、 RFバイアス( 400kHz): 200W、 ウエハ温度 : 20℃、 オーバーエッチング : 50%。
【0048】以上によって、第2層間絶縁膜106にト
レンチ106aを形成し、トレンチ106a下部の第1
層間絶縁膜104に接続孔104aを形成し、その後、
第1実施形態と同様にして、下層配線101に接続され
た埋め込み配線204aを形成する。
【0049】以上の実施形態においても、第1実施例と
同様に、第1ストッパ層105の開口部105aを覆う
第2ストッパ層202部分がオーバーハング形状になる
ように、第2ストッパ層202が成膜されるため、開口
部105aの側壁には第2ストッパ層202からなるオ
ーバーハング形状のサイドウォール202aが形成され
る。したがって、第1実施形態と同様に、第1ストッパ
層105に形成した開口部105aの開口径と同程度の
開口径の接続孔104aを第1層間絶縁膜104に形成
することが可能になる。
【0050】尚、各実施形態においては、図4〜図6に
示したエッチング装置を用いた場合の各エッチング条件
を説明した。しかし、本発明は、これらのエッチング装
置及びエッチング条件に限定されることはなく、所定の
エッチング状態を確保できる範囲で、適宜エッチング装
置及びエッチング条件を選択可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法によれば、第1層間絶縁膜上の第1ストッパ
層の開口部にサイドウォールを設けて開口径を狭め、こ
の第1ストッパ層上の第2層間絶縁膜に形成したトレン
チの底面の第1層間絶縁膜を第1ストッパ層とサイドウ
ォールとをマスクに用いてエッチングして接続孔を形成
する構成にしたことで、エッチングのマスクの開口部を
肩落ちさせてサイドウォールを除去しながらも、第1ス
トッパ層の開口部が後退することを防止でき、トレンチ
の底面の第1層間絶縁膜に第1ストッパ層の開口部と同
程度の開口径の接続孔を形成することが可能になる。こ
の結果、トレンチと接続孔とを同時に形成するセルフア
ラインデュアルダマシンプロセスにおいては、接続孔の
開口形状を安定化させることができ、接続孔に埋め込ま
れる配線材料の抵抗値を安定な値にすることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための断面工程図
(その1)である。
【図2】本発明の実施形態を説明するための断面工程図
(その2)である。
【図3】本発明の実施形態を説明するための断面工程図
(その3)である。
【図4】実施形態で用いるECRプラズマエッチング装
置の構成図である。
【図5】実施形態で用いるICPプラズマエッチング装
置の構成図である。
【図6】実施形態で用いるヘリコン波プラズマエッチン
グ装置の構成図である。
【図7】従来の半導体装置の製造方法の一例を説明する
ための断面図である。
【符号の説明】
104…第1層間絶縁膜、104a…接続孔、105…
第1ストッパ層、105a…開口部、106…第2層間
絶縁膜、106a…トレンチ、107…レジストパター
ン、202…第2ストッパ層、202a…サイドウォー
フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA11 BA15 BA20 BB13 BB14 CA04 CA06 DA00 DA16 DA26 DB03 DB07 EA07 EA12 EA27 EB01 EB03 5F033 HH11 HH33 JJ11 JJ33 MM02 MM12 MM13 QQ09 QQ12 QQ25 QQ28 QQ31 RR04 RR06 SS01 SS02 SS04 SS08 SS15 TT06 XX03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1層間絶縁膜上に絶縁性材料からなる
    第1ストッパ層を形成し、当該第1ストッパ層に孔状の
    開口部を形成する工程と、 前記開口部の側壁にサイドウォールを形成する工程と、 前記開口部を埋め込む状態で、前記第1ストッパ層上に
    第2層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第2層間絶縁膜上にレジストパターンを形成し、前
    記第1ストッパ層及び前記サイドウォールをストッパに
    して当該レジストパターンの上方から当該第2層間絶縁
    膜をエッチングし、前記開口部に連通するトレンチを当
    該第2層間絶縁膜に形成する工程と、 前記レジストパターンと前記第1ストッパ層及び前記サ
    イドウォールをマスクにして前記第1層間絶縁膜をエッ
    チングすることによって、前記トレンチ下部の当該第1
    層間絶縁膜部分に接続孔を形成する工程とを行うことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記サイドウォールは、前記第1ストッパ層の開口部を
    覆う部分がオーバーハング形状になるように形成された
    第2ストッパ層をエッチバックして形成されることを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第2ストッパ層の形成は、スパッタ法またはプラズ
    マCVD法によって行うことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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