JP2001059656A - ヒートポンプサイクル - Google Patents
ヒートポンプサイクルInfo
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- JP2001059656A JP2001059656A JP11233358A JP23335899A JP2001059656A JP 2001059656 A JP2001059656 A JP 2001059656A JP 11233358 A JP11233358 A JP 11233358A JP 23335899 A JP23335899 A JP 23335899A JP 2001059656 A JP2001059656 A JP 2001059656A
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- refrigerant
- heat exchanger
- way valve
- air
- flow direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B13/00—Compression machines, plants or systems, with reversible cycle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 サイクル構成部品をシンプルにしてコストの
低減を図り、外部からの制御を不要又は削減することで
信頼性のあるヒートポンプサイクルを提供する。 【解決手段】 冷媒を圧縮するコンプレッサと、室外コ
ンデンサ6と、空調ユニット内に配されたエバポレータ
2及びサブコンデンサ3と、エバポレータの流入側に設
けられる膨張手段と、室外コンデンサ6の一方の側及び
サブコンデンサ3の一方の側と、コンプレッサ7との間
に設けられて、暖房運転時と冷房運転時との冷媒の流方
向を規制する第1の流方向規制手段と、室外コンデンサ
6の他方の側及びサブコンデンサ3の他方の側と、エバ
ポレータ2との間に設けられて、運転モードに拘わらず
膨張手段を介してエバポレータ2の流入側から冷媒を導
入するよう冷媒の流方向を規制する第2の流方向規制手
段との少なくとも一方を4つの逆止弁をブリッジ接続し
た構成する。
低減を図り、外部からの制御を不要又は削減することで
信頼性のあるヒートポンプサイクルを提供する。 【解決手段】 冷媒を圧縮するコンプレッサと、室外コ
ンデンサ6と、空調ユニット内に配されたエバポレータ
2及びサブコンデンサ3と、エバポレータの流入側に設
けられる膨張手段と、室外コンデンサ6の一方の側及び
サブコンデンサ3の一方の側と、コンプレッサ7との間
に設けられて、暖房運転時と冷房運転時との冷媒の流方
向を規制する第1の流方向規制手段と、室外コンデンサ
6の他方の側及びサブコンデンサ3の他方の側と、エバ
ポレータ2との間に設けられて、運転モードに拘わらず
膨張手段を介してエバポレータ2の流入側から冷媒を導
入するよう冷媒の流方向を規制する第2の流方向規制手
段との少なくとも一方を4つの逆止弁をブリッジ接続し
た構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用空調装置
などに用いられるヒートポンプサイクル、より具体的に
は、サイクルの冷媒方向を規制する規制手段を逆止弁に
よって構成したヒートポンプサイクルに関する。
などに用いられるヒートポンプサイクル、より具体的に
は、サイクルの冷媒方向を規制する規制手段を逆止弁に
よって構成したヒートポンプサイクルに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平6−278451号公報
などに示されるように、従来のヒートポンプ式サイクル
においては、暖房運転時と冷房運転時とで冷媒の流れを
変更することで対応しており、このため、この冷媒の流
れを変更するために四方弁若しくは二方向弁が用いられ
ている。
などに示されるように、従来のヒートポンプ式サイクル
においては、暖房運転時と冷房運転時とで冷媒の流れを
変更することで対応しており、このため、この冷媒の流
れを変更するために四方弁若しくは二方向弁が用いられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、四方弁
は概して高価であり、これを数多く用いれば空調装置の
システムとして廉価な構成を実現することが難しくな
り、また、四方弁の切り換え制御や二方向弁の開閉制御
を行うには外部からの電気信号を制御する機構が不可欠
となり、システムとしても大掛かりになる。また、四方
弁や二方向弁の制御機構を備えていることから、四方弁
や二方向弁の故障とは別に制御機構が故障してもサイク
ルとして正常に機能しなくなる。
は概して高価であり、これを数多く用いれば空調装置の
システムとして廉価な構成を実現することが難しくな
り、また、四方弁の切り換え制御や二方向弁の開閉制御
を行うには外部からの電気信号を制御する機構が不可欠
となり、システムとしても大掛かりになる。また、四方
弁や二方向弁の制御機構を備えていることから、四方弁
や二方向弁の故障とは別に制御機構が故障してもサイク
ルとして正常に機能しなくなる。
【0004】そこで、この発明においては、冷媒の流方
向の切り替えに四方弁や二方向弁の使用を不要、又は、
削減することでサイクル構成の簡略化を図ると共に、コ
ストの低減を図り、また、外部からの制御を不要又は削
減することで信頼性のあるヒートポンプサイクルを提供
することを課題としている。
向の切り替えに四方弁や二方向弁の使用を不要、又は、
削減することでサイクル構成の簡略化を図ると共に、コ
ストの低減を図り、また、外部からの制御を不要又は削
減することで信頼性のあるヒートポンプサイクルを提供
することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明に係るヒートポンプサイクルは、冷媒を圧
縮するコンプレッサと、空調ユニット外に配された放熱
機能を有する第1の熱交換器と、前記第1空調ユニット
内に配された吸熱機能を有する第2の熱交換器及び少な
くとも放熱機能を有する第3の熱交換器と、前記第2の
熱交換器の流入側に設けられる膨張手段と、前記第1の
熱交換器の冷媒が流出入する一方の側及び前記第3の熱
交換器の冷媒が流出入する一方の側と、前記コンプレッ
サとの間に設けられて、前記コンプレッサの吐出側から
冷媒を供給する熱交換器と前記コンプレッサの吸入側へ
冷媒を戻す熱交換器とが切り換えられて暖房運転時と冷
房運転時との冷媒の流方向を規制する第1の流方向規制
手段と、前記第1の熱交換器の冷媒が流出入する他方の
側及び第3の熱交換器の冷媒が流出入する他方の側と、
前記第2の熱交換器との間に設けられて、前記第1及び
第3の熱交換器のうち、前記第2の熱交換器の流入側に
前記第1の膨張手段を介して接続する熱交換器と前記第
2の熱交換器の流出側に接続する熱交換器とが切り換え
られて、運転モードに拘わらず前記膨張装置を介して前
記第2の熱交換器の流入側から冷媒を導入するよう冷媒
の流方向を規制する第2の流方向規制手段とを有し、前
記流方向規制手段の少なくとも一方を複数の逆止弁の組
合せによって構成したことを特徴としている(請求項
1)。
に、この発明に係るヒートポンプサイクルは、冷媒を圧
縮するコンプレッサと、空調ユニット外に配された放熱
機能を有する第1の熱交換器と、前記第1空調ユニット
内に配された吸熱機能を有する第2の熱交換器及び少な
くとも放熱機能を有する第3の熱交換器と、前記第2の
熱交換器の流入側に設けられる膨張手段と、前記第1の
熱交換器の冷媒が流出入する一方の側及び前記第3の熱
交換器の冷媒が流出入する一方の側と、前記コンプレッ
サとの間に設けられて、前記コンプレッサの吐出側から
冷媒を供給する熱交換器と前記コンプレッサの吸入側へ
冷媒を戻す熱交換器とが切り換えられて暖房運転時と冷
房運転時との冷媒の流方向を規制する第1の流方向規制
手段と、前記第1の熱交換器の冷媒が流出入する他方の
側及び第3の熱交換器の冷媒が流出入する他方の側と、
前記第2の熱交換器との間に設けられて、前記第1及び
第3の熱交換器のうち、前記第2の熱交換器の流入側に
前記第1の膨張手段を介して接続する熱交換器と前記第
2の熱交換器の流出側に接続する熱交換器とが切り換え
られて、運転モードに拘わらず前記膨張装置を介して前
記第2の熱交換器の流入側から冷媒を導入するよう冷媒
の流方向を規制する第2の流方向規制手段とを有し、前
記流方向規制手段の少なくとも一方を複数の逆止弁の組
合せによって構成したことを特徴としている(請求項
1)。
【0006】特に、複数の逆止弁を組合せた有効な構成
としては、4つの逆止弁をブリッジ接続した構成が考え
られる(請求項2)。
としては、4つの逆止弁をブリッジ接続した構成が考え
られる(請求項2)。
【0007】したがって、第1及び第2の流方向規制手
段は、四方弁や二方向弁によって構成することも可能で
あるが、これを複数の逆止弁によって実現することで、
わざわざ高価な四方弁を用いたり、コントロールユニッ
トによって外部から電気的に制御する要素を削除、又
は、低減することができ、このため、上記課題を達成す
ることが可能となる。
段は、四方弁や二方向弁によって構成することも可能で
あるが、これを複数の逆止弁によって実現することで、
わざわざ高価な四方弁を用いたり、コントロールユニッ
トによって外部から電気的に制御する要素を削除、又
は、低減することができ、このため、上記課題を達成す
ることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1において、本発明に係るヒート
ポンプサイクルを車両用空調装置に用いた構成例が示さ
れている。車両用空調装置は、空調ユニット1の空調通
路にエバポレータ2、サブコンデンサ3、ヒータコア4
が配置され、ヒータコア4の上流側に配置された図示し
ないエアミックスドアによってヒータコア4を通過する
空気とバイパスする空気との割合が調節されるようにな
っている。ここで、エバポレータ2とサブコンデンサ3
は、通路断面全体を遮るように通風方向に並設され、上
流から送られてくる空気を全て通過するようになってお
り、サブコンデンサ3は、エバポレータ2の下流側に配
置され、暖房時には放熱機能を有し、冷房時には吸熱機
能を有している。また、ヒータコア4は、サブコンデン
サ3の下流側に配されてユニット内の一部を2分してな
る一方の通路上を遮るように設けられている。
面により説明する。図1において、本発明に係るヒート
ポンプサイクルを車両用空調装置に用いた構成例が示さ
れている。車両用空調装置は、空調ユニット1の空調通
路にエバポレータ2、サブコンデンサ3、ヒータコア4
が配置され、ヒータコア4の上流側に配置された図示し
ないエアミックスドアによってヒータコア4を通過する
空気とバイパスする空気との割合が調節されるようにな
っている。ここで、エバポレータ2とサブコンデンサ3
は、通路断面全体を遮るように通風方向に並設され、上
流から送られてくる空気を全て通過するようになってお
り、サブコンデンサ3は、エバポレータ2の下流側に配
置され、暖房時には放熱機能を有し、冷房時には吸熱機
能を有している。また、ヒータコア4は、サブコンデン
サ3の下流側に配されてユニット内の一部を2分してな
る一方の通路上を遮るように設けられている。
【0009】実際においては、図には示されていない
が、最上流側にはインテーク装置が配置され、内気入口
と外気入口との開口割合がインテークドアによって調整
されるようになっており、また、内気入口と外気入口と
に臨むように送風機5が収納され、この送風機5の回転
により吸引された空気をエバポレータ2へ圧送するよう
にしている。また、ヒータコア4よりも下流側には、デ
フロスト吹出口、ベント吹出口、およびヒート吹出口に
分かれて車室に開口し、その分かれた部分にモードドア
が設けられ、このモードドアを操作することにより吹出
モードが切り換えられるようになっている。
が、最上流側にはインテーク装置が配置され、内気入口
と外気入口との開口割合がインテークドアによって調整
されるようになっており、また、内気入口と外気入口と
に臨むように送風機5が収納され、この送風機5の回転
により吸引された空気をエバポレータ2へ圧送するよう
にしている。また、ヒータコア4よりも下流側には、デ
フロスト吹出口、ベント吹出口、およびヒート吹出口に
分かれて車室に開口し、その分かれた部分にモードドア
が設けられ、このモードドアを操作することにより吹出
モードが切り換えられるようになっている。
【0010】ヒータコア4は、温水を熱源として通過空
気を加熱するもので、温水としては、エンジン冷却水又
は車室外に配された温水供給装置から供給される温水が
用いられる。
気を加熱するもので、温水としては、エンジン冷却水又
は車室外に配された温水供給装置から供給される温水が
用いられる。
【0011】空調ユニット外の例えばエンジンルームに
は、室外コンデンサ6やコンプレッサ7等が配置され、
このサイクルにおいては、四方弁8を用いてその接続部
(α、β、γ、δ)をα−β、γ−δの連通状態(暖房
時連通状態:HOT)と、α−δ、β−γの連通状態
(冷房時連通状態:COLD)とに切り替えることで、
暖房運転と冷房運転とが切り換えられるようになってお
り、また、複数の逆止弁9a,9b,9c,9dの組合
せによって前記運転モードの切り替えによって異なる冷
媒の流方向を一方向に整えている。
は、室外コンデンサ6やコンプレッサ7等が配置され、
このサイクルにおいては、四方弁8を用いてその接続部
(α、β、γ、δ)をα−β、γ−δの連通状態(暖房
時連通状態:HOT)と、α−δ、β−γの連通状態
(冷房時連通状態:COLD)とに切り替えることで、
暖房運転と冷房運転とが切り換えられるようになってお
り、また、複数の逆止弁9a,9b,9c,9dの組合
せによって前記運転モードの切り替えによって異なる冷
媒の流方向を一方向に整えている。
【0012】即ち、この例におけるサイクル構成では、
エバポレータ2の冷媒流入側に膨張装置10が設けら
れ、コンプレッサ7の吐出側(D)を四方弁8のα接続
部に接続し、この四方弁31のδ接続部を室外コンデン
サ6の冷媒が流出入する一方の側に接続し、γ接続部を
コンプレッサ7の吸入側(S)に接続し、β接続部をサ
ブコンデンサ3の冷媒が流出入する一方の側に接続して
いる。
エバポレータ2の冷媒流入側に膨張装置10が設けら
れ、コンプレッサ7の吐出側(D)を四方弁8のα接続
部に接続し、この四方弁31のδ接続部を室外コンデン
サ6の冷媒が流出入する一方の側に接続し、γ接続部を
コンプレッサ7の吸入側(S)に接続し、β接続部をサ
ブコンデンサ3の冷媒が流出入する一方の側に接続して
いる。
【0013】この四方弁8によって第1の流方向規制手
段が構成され、第2の流方向規制手段は、1つの四方弁
によって構成することも可能であるが、この例では、4
つの逆止弁9a,9b,9c,9dを用いて代替され、
四方弁の各接続部(α〜δ)を対応させた場合に、γ接
続部からβ接続部とδ接続部とに向かう流れのみを許容
し、β接続部とδ接続部とからα接続部に向かう流れの
みを許容するように各逆止弁9a,9b,9c,9dを
接続したブリッジ回路9に構成されている。
段が構成され、第2の流方向規制手段は、1つの四方弁
によって構成することも可能であるが、この例では、4
つの逆止弁9a,9b,9c,9dを用いて代替され、
四方弁の各接続部(α〜δ)を対応させた場合に、γ接
続部からβ接続部とδ接続部とに向かう流れのみを許容
し、β接続部とδ接続部とからα接続部に向かう流れの
みを許容するように各逆止弁9a,9b,9c,9dを
接続したブリッジ回路9に構成されている。
【0014】サブコンデンサ3の他方の側はβ接続部
(逆止弁9bの流出側と逆止弁9dの流入側との間)に
接続され、γ接続部はエバポレータ2の冷媒流出側に、
δ接続部は室外コンデンサ3の冷媒が流出入する他方の
側に、α接続部は、膨張装置10を介してエバポレータ
2の冷媒流入側に接続されている。
(逆止弁9bの流出側と逆止弁9dの流入側との間)に
接続され、γ接続部はエバポレータ2の冷媒流出側に、
δ接続部は室外コンデンサ3の冷媒が流出入する他方の
側に、α接続部は、膨張装置10を介してエバポレータ
2の冷媒流入側に接続されている。
【0015】ここで、膨張装置10は、電気的に弁開度
が制御される電気制御式膨張弁であっても、感温筒によ
って弁開度が制御される非電気制御式の膨張弁であって
も、さらには、弁開度の調節を不用として配管途中の流
路面積を絞って形成されるオリフィスによって構成され
るものであってもよい。
が制御される電気制御式膨張弁であっても、感温筒によ
って弁開度が制御される非電気制御式の膨張弁であって
も、さらには、弁開度の調節を不用として配管途中の流
路面積を絞って形成されるオリフィスによって構成され
るものであってもよい。
【0016】上記構成において、暖房運転時には、四方
弁8を暖房時連通状態(HOT)とし、送風機5を所望
の送風能力で駆動する。すると、冷媒の流れは、コンプ
レッサ7の吐出側(D)から、図2の太線に示されるよ
うに、四方弁8を介してサブコンデンサ3へ直接供給さ
れ、ブリッジ回路9の逆止弁9dを介して膨張装置10
へ導かれる。そして、膨張装置10へ供給された冷媒
は、ここで減圧された後にエバポレータ2に入り、この
エバポレータ2からブリッジ回路9の逆止弁9aを通っ
て室外コンデンサ6へ送られ、しかる後に四方弁8を介
してコンプレッサ7へ戻される。
弁8を暖房時連通状態(HOT)とし、送風機5を所望
の送風能力で駆動する。すると、冷媒の流れは、コンプ
レッサ7の吐出側(D)から、図2の太線に示されるよ
うに、四方弁8を介してサブコンデンサ3へ直接供給さ
れ、ブリッジ回路9の逆止弁9dを介して膨張装置10
へ導かれる。そして、膨張装置10へ供給された冷媒
は、ここで減圧された後にエバポレータ2に入り、この
エバポレータ2からブリッジ回路9の逆止弁9aを通っ
て室外コンデンサ6へ送られ、しかる後に四方弁8を介
してコンプレッサ7へ戻される。
【0017】よって、空調ユニット1内に導入される空
気は、エバポレータ2で除湿され、サブコンデンサ3で
暖められ、エアミックスドアの開度に応じて更にヒータ
コア4を通過して加熱され、全体として除湿された温か
い空気として車室に供給される。
気は、エバポレータ2で除湿され、サブコンデンサ3で
暖められ、エアミックスドアの開度に応じて更にヒータ
コア4を通過して加熱され、全体として除湿された温か
い空気として車室に供給される。
【0018】また、冷房運転時においては、四方弁8を
冷房時連通状態(COLD)とし、送風機5を所望の送
風能力で駆動する。すると、コンプレッサ7から吐出し
た高温高圧冷媒は、図3の太線で示されるように、四方
弁8を通って直接室外コンデンサ6に入って放熱し、そ
の後、ブリッジ回路9の逆止弁9cを通って膨張装置1
0へ至り、ここで減圧されてエバポレータ2に入る。そ
して、エバポレータ2から流出した冷媒はブリッジ回路
9の逆止弁9bを通過してサブコンデンサ3に入り、こ
こで、さらに吸熱した後に四方弁8を介してコンプレッ
サ7へ戻される。
冷房時連通状態(COLD)とし、送風機5を所望の送
風能力で駆動する。すると、コンプレッサ7から吐出し
た高温高圧冷媒は、図3の太線で示されるように、四方
弁8を通って直接室外コンデンサ6に入って放熱し、そ
の後、ブリッジ回路9の逆止弁9cを通って膨張装置1
0へ至り、ここで減圧されてエバポレータ2に入る。そ
して、エバポレータ2から流出した冷媒はブリッジ回路
9の逆止弁9bを通過してサブコンデンサ3に入り、こ
こで、さらに吸熱した後に四方弁8を介してコンプレッ
サ7へ戻される。
【0019】よって、空調ユニット1内に導入される空
気は、エバポレータ2で冷却され、さらにサブコンデン
サ3で冷却された後に、空調ユニット1のエアミックス
ドアが導入空気をヒータコア4へ導かない位置に設定さ
れていれば、ヒータコア4を通過することなく車室に供
給される。
気は、エバポレータ2で冷却され、さらにサブコンデン
サ3で冷却された後に、空調ユニット1のエアミックス
ドアが導入空気をヒータコア4へ導かない位置に設定さ
れていれば、ヒータコア4を通過することなく車室に供
給される。
【0020】以上のように、暖房運転時には、ブリッジ
回路9によってβとαとの間、γとδとの間が連通する
ことから四方弁を用いた場合と同様の冷媒の流れを確保
することができる。この際、δ→α、γ→βの流れ方向
も逆止弁の順方向であるが、δ接続部側の冷媒圧よりも
α接続部側の冷媒圧の方が高いのでδ→αの流れはな
く、また、γ接続部側の冷媒圧よりもβ接続部側の冷媒
圧の方が高いのでγ→βの流れは生じない。冷房運転時
においても、δ→α、γ→βの流れが達成されることか
ら四方弁を用いた場合と同様の冷媒の流れを確保するこ
とができる。この場合にあっても、β→α、γ→δの流
れ方向も逆止弁の順方向であるが、β接続部側の冷媒圧
よりもα接続部側の冷媒圧の方が高いのでβ→αの流れ
はなく、また、γ接続部側の冷媒圧よりもδ接続部側の
冷媒圧の方が高いのでγ→δの流れは生じない。
回路9によってβとαとの間、γとδとの間が連通する
ことから四方弁を用いた場合と同様の冷媒の流れを確保
することができる。この際、δ→α、γ→βの流れ方向
も逆止弁の順方向であるが、δ接続部側の冷媒圧よりも
α接続部側の冷媒圧の方が高いのでδ→αの流れはな
く、また、γ接続部側の冷媒圧よりもβ接続部側の冷媒
圧の方が高いのでγ→βの流れは生じない。冷房運転時
においても、δ→α、γ→βの流れが達成されることか
ら四方弁を用いた場合と同様の冷媒の流れを確保するこ
とができる。この場合にあっても、β→α、γ→δの流
れ方向も逆止弁の順方向であるが、β接続部側の冷媒圧
よりもα接続部側の冷媒圧の方が高いのでβ→αの流れ
はなく、また、γ接続部側の冷媒圧よりもδ接続部側の
冷媒圧の方が高いのでγ→δの流れは生じない。
【0021】さらに、このような構成によれば、四方弁
を逆止弁のブリッジ回路9によって代替することができ
るので、1つの四方弁が4つの逆止弁よりも高価である
ことを考えれば、安価にサイクルを構成することがで
き、また、逆止弁のブリッジ回路9を用いることから、
切り換え制御の必要がなくなり、空調装置としてのシス
テム構成を簡単にすることができると共に、弁を制御す
る機構が不要となることから不測の故障が生じる度合を
低減することができ、耐久性を持たせることができる。
しかも、本来1つの四方弁で代用できるところを単に逆
止弁に置き換えただけであることから、四方弁を用いた
サイクル構成に比べてサイクルのレイアウトを損なうこ
とも無い。
を逆止弁のブリッジ回路9によって代替することができ
るので、1つの四方弁が4つの逆止弁よりも高価である
ことを考えれば、安価にサイクルを構成することがで
き、また、逆止弁のブリッジ回路9を用いることから、
切り換え制御の必要がなくなり、空調装置としてのシス
テム構成を簡単にすることができると共に、弁を制御す
る機構が不要となることから不測の故障が生じる度合を
低減することができ、耐久性を持たせることができる。
しかも、本来1つの四方弁で代用できるところを単に逆
止弁に置き換えただけであることから、四方弁を用いた
サイクル構成に比べてサイクルのレイアウトを損なうこ
とも無い。
【0022】尚、上述の例では、第2の流方向規制手段
を4つの逆止弁9a,9b,9c,9dで構成し、第1
の流方向規制手段を四方弁8で構成した場合を示した
が、このサイクル構成の第1の流方向規制手段も4つの
逆止弁に置き換えるようにしても、第1の流方向規制手
段のみを4つの逆止弁に置き換えるようにしてもよい。
を4つの逆止弁9a,9b,9c,9dで構成し、第1
の流方向規制手段を四方弁8で構成した場合を示した
が、このサイクル構成の第1の流方向規制手段も4つの
逆止弁に置き換えるようにしても、第1の流方向規制手
段のみを4つの逆止弁に置き換えるようにしてもよい。
【0023】図4にこの発明の他の構成例が示され、こ
の構成例では、車室の前席側領域を空調するフロント空
調ユニット11aと、後席側領域を空調するリア空調ユ
ニット11bとを備えている。
の構成例では、車室の前席側領域を空調するフロント空
調ユニット11aと、後席側領域を空調するリア空調ユ
ニット11bとを備えている。
【0024】フロント空調ユニット11aは、空調通路
にエバポレータ12、フロントサブコンデンサ13、フ
ロントヒータコア14が配置され、フロントヒータコア
14の上流側に配置された図示しないエアミックスドア
によってフロントヒータコア14を通過する空気とバイ
パスする空気との割合が調節されるようになっている。
ここで、エバポレータ12とフロントサブコンデンサ1
3は、通路断面全体を遮るように通風方向に並設され、
上流から送られてくる空気を全て通過するようになって
おり、フロントサブコンデンサ13は、エバポレータ1
2の下流側に配置され、暖房時には放熱機能を有し、冷
房時には吸熱機能を有している。また、フロントヒータ
コア14は、フロントサブコンデンサ13の下流側に配
されてユニット内の一部を2分してなる一方の通路上を
遮るように設けられている。
にエバポレータ12、フロントサブコンデンサ13、フ
ロントヒータコア14が配置され、フロントヒータコア
14の上流側に配置された図示しないエアミックスドア
によってフロントヒータコア14を通過する空気とバイ
パスする空気との割合が調節されるようになっている。
ここで、エバポレータ12とフロントサブコンデンサ1
3は、通路断面全体を遮るように通風方向に並設され、
上流から送られてくる空気を全て通過するようになって
おり、フロントサブコンデンサ13は、エバポレータ1
2の下流側に配置され、暖房時には放熱機能を有し、冷
房時には吸熱機能を有している。また、フロントヒータ
コア14は、フロントサブコンデンサ13の下流側に配
されてユニット内の一部を2分してなる一方の通路上を
遮るように設けられている。
【0025】この構成においても、図には示されていな
いが、最上流側にはインテーク装置が配置され、内気入
口と外気入口との開口割合がインテークドアによって調
整されるようになっており、また、内気入口と外気入口
とに臨むように送風機15が収納され、この送風機15
の回転により吸引された空気をエバポレータ12へ圧送
するようにしている。また、フロントヒータコア14よ
りも下流側には、デフロスト吹出口、ベント吹出口、お
よびヒート吹出口に分かれて前席側領域に開口し、その
分かれた部分にモードドアが設けられ、このモードドア
を操作することにより吹出モードが切り換えられるよう
になっている。
いが、最上流側にはインテーク装置が配置され、内気入
口と外気入口との開口割合がインテークドアによって調
整されるようになっており、また、内気入口と外気入口
とに臨むように送風機15が収納され、この送風機15
の回転により吸引された空気をエバポレータ12へ圧送
するようにしている。また、フロントヒータコア14よ
りも下流側には、デフロスト吹出口、ベント吹出口、お
よびヒート吹出口に分かれて前席側領域に開口し、その
分かれた部分にモードドアが設けられ、このモードドア
を操作することにより吹出モードが切り換えられるよう
になっている。
【0026】これに対して、リア空調ユニット11b
は、送風機16によって内気のみを空調通路に吸引する
もので、送風機16の下流側には、リアサブコンデンサ
17及びリアヒータコア18が配置され、リアヒータコ
ア18の上流側に配置された図示しないエアミックスド
アによってリアヒータコア18を通過する空気とバイパ
スする空気との割合が調節されるようになっている。リ
アサブコンデンサ17は、空調通路の通路断面全体を遮
るように設けられ、上流から送られてくる空気を全て通
過するようになっており、暖房時には放熱機能を有し、
冷房時には吸熱機能を有するもので、その切り替えは、
後述するようになっている。また、リアヒータコア18
は、リアサブコンデンサ17よりも下流側に配置され、
ユニット内の一部を2分してなる一方の通路上を遮るよ
うに設けられている。
は、送風機16によって内気のみを空調通路に吸引する
もので、送風機16の下流側には、リアサブコンデンサ
17及びリアヒータコア18が配置され、リアヒータコ
ア18の上流側に配置された図示しないエアミックスド
アによってリアヒータコア18を通過する空気とバイパ
スする空気との割合が調節されるようになっている。リ
アサブコンデンサ17は、空調通路の通路断面全体を遮
るように設けられ、上流から送られてくる空気を全て通
過するようになっており、暖房時には放熱機能を有し、
冷房時には吸熱機能を有するもので、その切り替えは、
後述するようになっている。また、リアヒータコア18
は、リアサブコンデンサ17よりも下流側に配置され、
ユニット内の一部を2分してなる一方の通路上を遮るよ
うに設けられている。
【0027】この例におけるサイクル構成では、エバポ
レータ12の冷媒流入側に第1の膨張装置19が設けら
れ、リアサブコンデンサ16の冷媒が流出入する一方の
側に、第2の膨張装置20と第1の二方向弁21とを並
列に接続して構成された並列回路23が接続され、コン
プレッサ7の吐出側(D)を四方弁8のα接続部に接続
し、この四方弁8のδ接続部を室外コンデンサ6の冷媒
が流出入する一方の側に接続し、γ接続部をアキュムレ
ータ24を介してコンプレッサ7の吸入側(S)に接続
し、β接続部を2系統に分岐して、一方を第2の二方向
弁22を介してフロントサブコンデンサ13の冷媒が流
出入する一方の側に接続すると共に、他方をリアサブコ
ンデンサ17の他方の側に接続している。
レータ12の冷媒流入側に第1の膨張装置19が設けら
れ、リアサブコンデンサ16の冷媒が流出入する一方の
側に、第2の膨張装置20と第1の二方向弁21とを並
列に接続して構成された並列回路23が接続され、コン
プレッサ7の吐出側(D)を四方弁8のα接続部に接続
し、この四方弁8のδ接続部を室外コンデンサ6の冷媒
が流出入する一方の側に接続し、γ接続部をアキュムレ
ータ24を介してコンプレッサ7の吸入側(S)に接続
し、β接続部を2系統に分岐して、一方を第2の二方向
弁22を介してフロントサブコンデンサ13の冷媒が流
出入する一方の側に接続すると共に、他方をリアサブコ
ンデンサ17の他方の側に接続している。
【0028】前記構成例と同様に4つの逆止弁9a,9
b,9c,9dを組合せてγ接続部からβ接続部とδ接
続部とに向かう流れのみを許容し、β接続部とδ接続部
からα接続部に向かう流れのみを許容するブリッジ回路
9が構成されており、フロントサブコンデンサ13の他
方の側はブリッジ回路9のβ接続部に接続され、このブ
リッジ回路9のγ接続部はエバポレータ12の冷媒流出
側に、δ接続部は室外コンデンサ6の冷媒が流出入する
他方の側に、α接続部は、第1の膨張装置19を介して
エバポレータ12の冷媒流入側に接続されると共に並列
回路23を介してリアサブコンデンサ17の一方の側に
接続されている。
b,9c,9dを組合せてγ接続部からβ接続部とδ接
続部とに向かう流れのみを許容し、β接続部とδ接続部
からα接続部に向かう流れのみを許容するブリッジ回路
9が構成されており、フロントサブコンデンサ13の他
方の側はブリッジ回路9のβ接続部に接続され、このブ
リッジ回路9のγ接続部はエバポレータ12の冷媒流出
側に、δ接続部は室外コンデンサ6の冷媒が流出入する
他方の側に、α接続部は、第1の膨張装置19を介して
エバポレータ12の冷媒流入側に接続されると共に並列
回路23を介してリアサブコンデンサ17の一方の側に
接続されている。
【0029】ここで、第1の膨張装置19と第2の膨張
装置20は、電気的に弁開度が制御される電気制御式膨
張弁であっても、感温筒によって弁開度が制御される非
電気制御式の膨張弁であっても、さらには、弁開度の調
節を不用として配管途中の流路面積を絞って形成される
オリフィスによって構成されるものであってもよい。
装置20は、電気的に弁開度が制御される電気制御式膨
張弁であっても、感温筒によって弁開度が制御される非
電気制御式の膨張弁であっても、さらには、弁開度の調
節を不用として配管途中の流路面積を絞って形成される
オリフィスによって構成されるものであってもよい。
【0030】ここで、図中、四方弁8が第1の流方向規
制手段に相当しており、この流方向規制手段によってコ
ンプレッサ7からの吐出冷媒及び吸入冷媒の流方向を規
制するようにしている。即ち、コンプレッサ7の吐出口
や吸入口は決まっていることから、第1の流方向規制手
段(四方弁8)によって吐出冷媒が直接流入する熱交換
器を空調ユニット内の熱交換器とするか、室外コンデン
サ6とするかを適宜切り換えることで、暖房運転を構成
する冷媒の流れ(暖房回路)と冷房運転を構成する冷媒
の流れ(冷房回路)とを結合してこれを適宜切り換える
機能を持たせている。そして、四方弁8によって暖房回
路が選択された場合に、第2の二方向弁22によって、
後述する前席優先暖房と後席優先暖房とを切り換える機
能を持たせている。また、4つの逆止弁9a,9b,9
c,9dによって構成されたブリッジ回路9が第2の流
方向規制手段に相当しており、この流方向規制手段によ
って冷房運転と暖房運転とで異なる冷媒の流れを一方向
に整えてエバポレータ12に対して必ず第1の膨張弁1
9が設けられた流入側から冷媒を流入させる機能を持た
せている。
制手段に相当しており、この流方向規制手段によってコ
ンプレッサ7からの吐出冷媒及び吸入冷媒の流方向を規
制するようにしている。即ち、コンプレッサ7の吐出口
や吸入口は決まっていることから、第1の流方向規制手
段(四方弁8)によって吐出冷媒が直接流入する熱交換
器を空調ユニット内の熱交換器とするか、室外コンデン
サ6とするかを適宜切り換えることで、暖房運転を構成
する冷媒の流れ(暖房回路)と冷房運転を構成する冷媒
の流れ(冷房回路)とを結合してこれを適宜切り換える
機能を持たせている。そして、四方弁8によって暖房回
路が選択された場合に、第2の二方向弁22によって、
後述する前席優先暖房と後席優先暖房とを切り換える機
能を持たせている。また、4つの逆止弁9a,9b,9
c,9dによって構成されたブリッジ回路9が第2の流
方向規制手段に相当しており、この流方向規制手段によ
って冷房運転と暖房運転とで異なる冷媒の流れを一方向
に整えてエバポレータ12に対して必ず第1の膨張弁1
9が設けられた流入側から冷媒を流入させる機能を持た
せている。
【0031】さらに、このサイクル構成において特徴的
であるのは、リアサブコンデンサ17の冷媒が流出入す
る一方の側を並列回路23を介してブリッジ回路9のα
接続部と第1の膨張装置19との間に接続した点にあ
り、このような箇所でフロント空調ユニット側の経路と
リア空調ユニット側の経路とを接続したことによって、
リア空調ユニット11bに配されたリアサブコンデンサ
17を放熱器として用いたり吸熱器として用いることが
できるようになっている。
であるのは、リアサブコンデンサ17の冷媒が流出入す
る一方の側を並列回路23を介してブリッジ回路9のα
接続部と第1の膨張装置19との間に接続した点にあ
り、このような箇所でフロント空調ユニット側の経路と
リア空調ユニット側の経路とを接続したことによって、
リア空調ユニット11bに配されたリアサブコンデンサ
17を放熱器として用いたり吸熱器として用いることが
できるようになっている。
【0032】上記構成において、通常暖房運転時及び前
席優先暖房運転時には、第1の二方向弁21を開、第2
の二方向弁22を開にする。また、第1の四方弁31を
暖房時連通状態(HOT)とし、通常暖房運転時におい
ては、各空調ユニットの送風機15、16を所望の送風
能力で駆動し、前席優先暖房運転時においては、フロン
ト空調ユニット11aの送風機15を駆動、リア空調ユ
ニット11bの送風機16を停止させる。
席優先暖房運転時には、第1の二方向弁21を開、第2
の二方向弁22を開にする。また、第1の四方弁31を
暖房時連通状態(HOT)とし、通常暖房運転時におい
ては、各空調ユニットの送風機15、16を所望の送風
能力で駆動し、前席優先暖房運転時においては、フロン
ト空調ユニット11aの送風機15を駆動、リア空調ユ
ニット11bの送風機16を停止させる。
【0033】すると、冷媒の流れは、コンプレッサ7の
吐出側(D)から、図5の太線に示されるように、四方
弁8及び第2の二方向弁22を介してフロントサブコン
デンサ13へ直接供給され、その後、ブリッジ回路9の
逆止弁9dを介して第1の膨張装置19へ導かれる。ま
た、コンプレッサ7から吐出した高温高圧冷媒は、四方
弁8を介してリアサブコンデンサ17へ直接供給され、
その後、第1の二方向弁21を通って第1の膨張装置1
9へ導かれる。そして、この第1の膨張装置19で減圧
された後にエバポレータ12に入り、このエバポレータ
12からブリッジ回路9の逆止弁9aを通って室外コン
デンサ6へ送られ、しかる後に四方弁8を介してアキュ
ムレータ24へ至り、ここで気液分離された後に気相冷
媒のみがコンプレッサ7へ戻される。
吐出側(D)から、図5の太線に示されるように、四方
弁8及び第2の二方向弁22を介してフロントサブコン
デンサ13へ直接供給され、その後、ブリッジ回路9の
逆止弁9dを介して第1の膨張装置19へ導かれる。ま
た、コンプレッサ7から吐出した高温高圧冷媒は、四方
弁8を介してリアサブコンデンサ17へ直接供給され、
その後、第1の二方向弁21を通って第1の膨張装置1
9へ導かれる。そして、この第1の膨張装置19で減圧
された後にエバポレータ12に入り、このエバポレータ
12からブリッジ回路9の逆止弁9aを通って室外コン
デンサ6へ送られ、しかる後に四方弁8を介してアキュ
ムレータ24へ至り、ここで気液分離された後に気相冷
媒のみがコンプレッサ7へ戻される。
【0034】よって、通常暖房運転時においては、フロ
ント空調ユニット11aでは、ユニット内に導入される
空気が、エバポレータ12で除湿され、フロントサブコ
ンデンサ13で暖められた後に更にエアミックスドアの
開度に応じてフロントヒータコア14を通過して加熱さ
れ、全体として除湿された温かい空気として前席側領域
に供給される。また、リア空調ユニット11bでは、通
常暖房運転時であれば、コンプレッサ7から吐出した高
温高圧の冷媒が直接供給されるので、リア空調ユニット
内に導入される空気は、リアサブコンデンサ17を通過
する際に加熱され、更に、エアミックスドアの開度に応
じてリアヒータコア18を通過して加熱されて後席側領
域へ供給される。これに対して、前席優先暖房運転時で
あれば、通常暖房運転時と同様にリアサブコンデンサ1
7に対して冷媒は供給されるが、送風機16が停止して
いることから、リア空調ユニット11bへ強制的に導入
される空気はなく、リア空調ユニット11bのリアサブ
コンデンサ17やリアヒータコア18によって加熱され
た空気が後席側領域へ積極的に供給されることがなく、
後席側での暖房は抑えられた状態となる。
ント空調ユニット11aでは、ユニット内に導入される
空気が、エバポレータ12で除湿され、フロントサブコ
ンデンサ13で暖められた後に更にエアミックスドアの
開度に応じてフロントヒータコア14を通過して加熱さ
れ、全体として除湿された温かい空気として前席側領域
に供給される。また、リア空調ユニット11bでは、通
常暖房運転時であれば、コンプレッサ7から吐出した高
温高圧の冷媒が直接供給されるので、リア空調ユニット
内に導入される空気は、リアサブコンデンサ17を通過
する際に加熱され、更に、エアミックスドアの開度に応
じてリアヒータコア18を通過して加熱されて後席側領
域へ供給される。これに対して、前席優先暖房運転時で
あれば、通常暖房運転時と同様にリアサブコンデンサ1
7に対して冷媒は供給されるが、送風機16が停止して
いることから、リア空調ユニット11bへ強制的に導入
される空気はなく、リア空調ユニット11bのリアサブ
コンデンサ17やリアヒータコア18によって加熱され
た空気が後席側領域へ積極的に供給されることがなく、
後席側での暖房は抑えられた状態となる。
【0035】また、後席優先暖房運転時においては、第
1の二方向弁21を開、第2の二方向弁22を閉にす
る。また、四方弁8を暖房時連通状態(HOT)とし、
所望の送風能力で両空調ユニットの送風機15,16を
駆動する。
1の二方向弁21を開、第2の二方向弁22を閉にす
る。また、四方弁8を暖房時連通状態(HOT)とし、
所望の送風能力で両空調ユニットの送風機15,16を
駆動する。
【0036】すると、冷媒の流れは、図6の太線に示さ
れるように、四方弁8を介してリアサブコンデンサ17
へ直接供給され、その後、第1の二方向弁21を通過
し、第1の膨張装置19で減圧された後にエバポレータ
12に入り、このエバポレータ12からブリッジ回路9
の逆止弁9aを通って室外コンデンサ6へ送られる。そ
して、この室外コンデンサ6を通過した後に四方弁8を
介してアキュムレータ24へ送られ、ここで気液分離さ
れた後に気相冷媒のみがコンプレッサ7へ戻される。こ
の場合には、フロントサブコンデンサ13へは冷媒は供
給されない。
れるように、四方弁8を介してリアサブコンデンサ17
へ直接供給され、その後、第1の二方向弁21を通過
し、第1の膨張装置19で減圧された後にエバポレータ
12に入り、このエバポレータ12からブリッジ回路9
の逆止弁9aを通って室外コンデンサ6へ送られる。そ
して、この室外コンデンサ6を通過した後に四方弁8を
介してアキュムレータ24へ送られ、ここで気液分離さ
れた後に気相冷媒のみがコンプレッサ7へ戻される。こ
の場合には、フロントサブコンデンサ13へは冷媒は供
給されない。
【0037】よって、フロント空調ユニット11aで
は、ユニット内に導入される空気が、エバポレータ12
で除湿され、フロントサブコンデンサ13で熱交換され
ることなくエアミックスドアの開度に応じてフロントヒ
ータコア14を通過して加熱され、全体として除湿され
た温かい空気として前席側領域に供給される。また、リ
ア空調ユニット11bでは、ユニット内に導入される空
気がリアサブコンデンサ17で加熱され、更に、エアミ
ックスドアの開度に応じてリアヒータコア18を通過し
て加熱されて後席側領域へ供給される。したがって、フ
ロント空調ユニット11aではフロントヒータコア14
のみによって加熱されるので、フロントヒータコア14
へ供給される温水の温度が低ければ暖房能力は小さい
が、リア空調ユニット11bではリアサブコンデンサ1
7とリアヒータコア18とによって加熱されるので、前
席側よりも優先して吹出空気温度を高めることができ、
また、リアヒータコア18へ供給される温水の温度が低
い場合でもリアサブコンデンサ17によってこれを補う
ことができる。
は、ユニット内に導入される空気が、エバポレータ12
で除湿され、フロントサブコンデンサ13で熱交換され
ることなくエアミックスドアの開度に応じてフロントヒ
ータコア14を通過して加熱され、全体として除湿され
た温かい空気として前席側領域に供給される。また、リ
ア空調ユニット11bでは、ユニット内に導入される空
気がリアサブコンデンサ17で加熱され、更に、エアミ
ックスドアの開度に応じてリアヒータコア18を通過し
て加熱されて後席側領域へ供給される。したがって、フ
ロント空調ユニット11aではフロントヒータコア14
のみによって加熱されるので、フロントヒータコア14
へ供給される温水の温度が低ければ暖房能力は小さい
が、リア空調ユニット11bではリアサブコンデンサ1
7とリアヒータコア18とによって加熱されるので、前
席側よりも優先して吹出空気温度を高めることができ、
また、リアヒータコア18へ供給される温水の温度が低
い場合でもリアサブコンデンサ17によってこれを補う
ことができる。
【0038】これに対して、冷房運転時においては、第
1の二方向弁21を閉、第2の二方向弁22を開にす
る。また、四方弁8を冷房時連通状態(COLD)と
し、所望の送風能力で両ユニットの送風機15,16を
駆動する。
1の二方向弁21を閉、第2の二方向弁22を開にす
る。また、四方弁8を冷房時連通状態(COLD)と
し、所望の送風能力で両ユニットの送風機15,16を
駆動する。
【0039】すると、コンプレッサ7から吐出した高温
高圧冷媒は、図7の太線で示されるように、四方弁8を
通って直接室外コンデンサ6に入って放熱し、その後、
ブリッジ回路9の逆止弁9cを通って第1の膨張装置1
9へ至り、ここで減圧されてエバポレータ12に入る。
また、室外コンデンサ6から流出した冷媒は、ブリッジ
回路9の逆止弁9cを通って第2の膨張装置20へ至
り、ここで減圧されてリアサブコンデンサ17に入る。
そして、エバポレータ12から流出した冷媒はブリッジ
回路9の逆止弁9b、フロントサブコンデンサ13、及
び、第2の二方向弁22を通過してリアサブコンデンサ
17から流出した冷媒と合流し、第1の四方弁8を介し
てアキュムレータ24へ送られ、ここで気液分離された
後に気相冷媒のみがコンプレッサ7へ戻される。
高圧冷媒は、図7の太線で示されるように、四方弁8を
通って直接室外コンデンサ6に入って放熱し、その後、
ブリッジ回路9の逆止弁9cを通って第1の膨張装置1
9へ至り、ここで減圧されてエバポレータ12に入る。
また、室外コンデンサ6から流出した冷媒は、ブリッジ
回路9の逆止弁9cを通って第2の膨張装置20へ至
り、ここで減圧されてリアサブコンデンサ17に入る。
そして、エバポレータ12から流出した冷媒はブリッジ
回路9の逆止弁9b、フロントサブコンデンサ13、及
び、第2の二方向弁22を通過してリアサブコンデンサ
17から流出した冷媒と合流し、第1の四方弁8を介し
てアキュムレータ24へ送られ、ここで気液分離された
後に気相冷媒のみがコンプレッサ7へ戻される。
【0040】よって、フロント空調ユニット11aで
は、ユニット内に導入される空気が、エバポレータ12
で冷却され、さらにフロントサブコンデンサ13で冷却
された後に、フロント空調ユニット11aのエアミック
スドアが導入空気をフロントヒータコア14へ導かない
位置に設定されていれば、フロントヒータコア14を通
過することなく前席側領域に供給される。また、リア空
調ユニット11bでは、ユニット内に導入される空気
は、リアサブコンデンサ17で冷却され、リア空調ユニ
ット11bのエアミックスドアが導入空気をリアヒータ
コア18へ導かない位置に設定されていれば、リアヒー
タコア18を通過することなくそのまま後席側領域に供
給される。
は、ユニット内に導入される空気が、エバポレータ12
で冷却され、さらにフロントサブコンデンサ13で冷却
された後に、フロント空調ユニット11aのエアミック
スドアが導入空気をフロントヒータコア14へ導かない
位置に設定されていれば、フロントヒータコア14を通
過することなく前席側領域に供給される。また、リア空
調ユニット11bでは、ユニット内に導入される空気
は、リアサブコンデンサ17で冷却され、リア空調ユニ
ット11bのエアミックスドアが導入空気をリアヒータ
コア18へ導かない位置に設定されていれば、リアヒー
タコア18を通過することなくそのまま後席側領域に供
給される。
【0041】以上のように、暖房運転時には、ブリッジ
回路9によってβ→α、γ→δの流れが達成されること
から四方弁を用いた場合と同様の冷媒の流れを確保する
ことができる。この際、δ→α、γ→βの流れ方向も逆
止弁の順方向であるが、δ接続部側の冷媒圧よりもα接
続部側の冷媒圧の方が高いのでδ→αの流れはなく、ま
た、γ接続部側の冷媒圧よりもβ接続部側の冷媒圧の方
が高いのでγ→βの流れは生じない。冷房運転時におい
ても、δ→α、γ→βの流れが達成されることから四方
弁を用いた場合と同様の冷媒の流れを確保することがで
きる。この場合にあっても、β→α、γ→δの流れ方向
も逆止弁の順方向であるが、β接続部側の冷媒圧よりも
α接続部側の冷媒圧の方が高いのでβ→αの流れはな
く、また、γ接続部側の冷媒圧よりもδ接続部側の冷媒
圧の方が高いのでγ→δの流れは生じない。
回路9によってβ→α、γ→δの流れが達成されること
から四方弁を用いた場合と同様の冷媒の流れを確保する
ことができる。この際、δ→α、γ→βの流れ方向も逆
止弁の順方向であるが、δ接続部側の冷媒圧よりもα接
続部側の冷媒圧の方が高いのでδ→αの流れはなく、ま
た、γ接続部側の冷媒圧よりもβ接続部側の冷媒圧の方
が高いのでγ→βの流れは生じない。冷房運転時におい
ても、δ→α、γ→βの流れが達成されることから四方
弁を用いた場合と同様の冷媒の流れを確保することがで
きる。この場合にあっても、β→α、γ→δの流れ方向
も逆止弁の順方向であるが、β接続部側の冷媒圧よりも
α接続部側の冷媒圧の方が高いのでβ→αの流れはな
く、また、γ接続部側の冷媒圧よりもδ接続部側の冷媒
圧の方が高いのでγ→δの流れは生じない。
【0042】また、このような構成によれば、四方弁を
逆止弁のブリッジ回路9によって代替することができる
ので、安価にサイクルを構成することができ、また、逆
止弁のブリッジ回路9を用いることから、切り換え制御
の必要がなくなり、空調装置としてのシステム構成を簡
単にすることができると共に、四方弁を単に逆止弁に置
き換えただけであることから、四方弁を用いたサイクル
構成に比べてサイクルのレイアウトを損なうことは無
い。
逆止弁のブリッジ回路9によって代替することができる
ので、安価にサイクルを構成することができ、また、逆
止弁のブリッジ回路9を用いることから、切り換え制御
の必要がなくなり、空調装置としてのシステム構成を簡
単にすることができると共に、四方弁を単に逆止弁に置
き換えただけであることから、四方弁を用いたサイクル
構成に比べてサイクルのレイアウトを損なうことは無
い。
【0043】尚、上述の例では、第2の流方向規制手段
を4つの逆止弁で構成した例を示したが、第1の流方向
規制手段を構成する四方弁8も4つの逆止弁に置き換え
るようにしても、第1の流方向規制手段だけを4つの逆
止弁に置き換えるようにしてもよい。
を4つの逆止弁で構成した例を示したが、第1の流方向
規制手段を構成する四方弁8も4つの逆止弁に置き換え
るようにしても、第1の流方向規制手段だけを4つの逆
止弁に置き換えるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、この発明において
は、暖房運転時と冷房運転時との冷媒の流方向を規制す
る第1の流方向規制手段と、運転モードに拘わらず膨張
装置を介して第2の熱交換器の流入側から冷媒を導入す
るよう冷媒の流方向を規制する第2の流方向規制手段と
を有するヒートポンプサイクルにおいて、流方向規制手
段の少なくとも一方を複数の逆止弁の組合せによって構
成するようにしたので、冷媒の流方向の切り替えに四方
弁や二方向弁の使用を不要、又は、削減することでサイ
クル構成の簡略化を図ると共に、コストの低減を図るこ
とができる。また、外部からの制御を不要又は削減する
ことができるので、信頼性のあるヒートポンプサイクル
を提供することが可能となる。
は、暖房運転時と冷房運転時との冷媒の流方向を規制す
る第1の流方向規制手段と、運転モードに拘わらず膨張
装置を介して第2の熱交換器の流入側から冷媒を導入す
るよう冷媒の流方向を規制する第2の流方向規制手段と
を有するヒートポンプサイクルにおいて、流方向規制手
段の少なくとも一方を複数の逆止弁の組合せによって構
成するようにしたので、冷媒の流方向の切り替えに四方
弁や二方向弁の使用を不要、又は、削減することでサイ
クル構成の簡略化を図ると共に、コストの低減を図るこ
とができる。また、外部からの制御を不要又は削減する
ことができるので、信頼性のあるヒートポンプサイクル
を提供することが可能となる。
【0045】この際、複数の逆止弁の組合せを、4つの
逆止弁のブリッジ接続によって構成すれば、1つの四方
弁を4つの逆止弁に置きかえることができ、配管を1つ
の弁に集中させなくてすむため、配管のレイアウトの自
由度が大きくなる。
逆止弁のブリッジ接続によって構成すれば、1つの四方
弁を4つの逆止弁に置きかえることができ、配管を1つ
の弁に集中させなくてすむため、配管のレイアウトの自
由度が大きくなる。
【図1】図1は、本発明に係る車両用空調装置の構成例
を示す図である。
を示す図である。
【図2】図2は、図1に構成例において、暖房運転時の
冷媒経路を太線で強調して描いた図である。
冷媒経路を太線で強調して描いた図である。
【図3】図3は、図1の構成例において、冷房運転時の
冷媒経路を太線で強調して描いた図である。
冷媒経路を太線で強調して描いた図である。
【図4】図4は、本発明に係る車両用空調装置の他の構
成例を示す図である。
成例を示す図である。
【図5】図5は、図4の構成例において、通常暖房運転
時及び前席優先暖房運転時の冷媒経路を太線で強調して
描いた図である。
時及び前席優先暖房運転時の冷媒経路を太線で強調して
描いた図である。
【図6】図6は、図4の構成例において、後席優先暖房
運転時の冷媒経路を太線で強調して描いた図である。
運転時の冷媒経路を太線で強調して描いた図である。
【図7】図7は、図4の構成例において、冷房運転時の
冷媒経路を太線で強調して描いた図である。
冷媒経路を太線で強調して描いた図である。
1 空調ユニット 2、12 エバポレータ 3 サブコンデンサ 4 ヒータコア 5、15、16 送風機 6 室外コンデンサ 7 コンプレッサ 8 四方弁 9 ブリッジ回路 9a,9b,9c,9d 逆止弁 11a フロント空調ユニット 11b リア空調ユニット 13 フロントサブコンデンサ 14 フロントヒータコア 17 リアサブコンデンサ 18 リアヒータコア
Claims (2)
- 【請求項1】 冷媒を圧縮するコンプレッサと、 空調ユニット外に配された放熱機能を有する第1の熱交
換器と、 前記空調ユニット内に配された吸熱機能を有する第2の
熱交換器及び少なくとも放熱機能を有する第3の熱交換
器と、 前記第2の熱交換器の流入側に設けられる膨張手段と、 前記第1の熱交換器の冷媒が流出入する一方の側及び前
記第3の熱交換器の冷媒が流出入する一方の側と、前記
コンプレッサとの間に設けられて、前記コンプレッサの
吐出側から冷媒を供給する熱交換器と前記コンプレッサ
の吸入側へ冷媒を戻す熱交換器とが切り換えられて暖房
運転時と冷房運転時との冷媒の流方向を規制する第1の
流方向規制手段と、 前記第1の熱交換器の冷媒が流出入する他方の側及び第
3の熱交換器の冷媒が流出入する他方の側と、前記第2
の熱交換器との間に設けられて、前記第1及び第3の熱
交換器のうち、前記第2の熱交換器の流入側に前記第1
の膨張手段を介して接続する熱交換器と前記第2の熱交
換器の流出側に接続する熱交換器とが切り換えられて、
運転モードに拘わらず前記膨張装置を介して前記第2の
熱交換器の流入側から冷媒を導入するよう冷媒の流方向
を規制する第2の流方向規制手段とを有し、 前記流方向規制手段の少なくとも一方を複数の逆止弁の
組合せによって構成したことを特徴とするヒートポンプ
サイクル。 - 【請求項2】 前記複数の逆止弁の組合せは、4つの逆
止弁をブリッジ接続したものである請求項1記載のヒー
トポンプサイクル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233358A JP2001059656A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | ヒートポンプサイクル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233358A JP2001059656A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | ヒートポンプサイクル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001059656A true JP2001059656A (ja) | 2001-03-06 |
Family
ID=16953908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11233358A Pending JP2001059656A (ja) | 1999-08-20 | 1999-08-20 | ヒートポンプサイクル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001059656A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101907355A (zh) * | 2010-08-24 | 2010-12-08 | 江苏天舒电器有限公司 | 一种自适应、自调控节能型热泵热水机及其运行方法 |
CN103629868A (zh) * | 2012-08-28 | 2014-03-12 | 陈君 | 一种高能效比家用空调 |
KR101621523B1 (ko) * | 2014-12-05 | 2016-05-17 | 하이에어공조 주식회사 | 도장건조용 히트펌프형 제습시스템 |
-
1999
- 1999-08-20 JP JP11233358A patent/JP2001059656A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101907355A (zh) * | 2010-08-24 | 2010-12-08 | 江苏天舒电器有限公司 | 一种自适应、自调控节能型热泵热水机及其运行方法 |
CN103629868A (zh) * | 2012-08-28 | 2014-03-12 | 陈君 | 一种高能效比家用空调 |
CN103629868B (zh) * | 2012-08-28 | 2015-10-14 | 陈君 | 一种高能效比家用空调 |
KR101621523B1 (ko) * | 2014-12-05 | 2016-05-17 | 하이에어공조 주식회사 | 도장건조용 히트펌프형 제습시스템 |
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