JP2001059308A

JP2001059308A - 天井パネル

Info

Publication number: JP2001059308A
Application number: JP11237949A
Authority: JP
Inventors: Kan Nanba; 敢難波
Original assignee: OIMATSU SANGYO KK
Current assignee: OIMATSU SANGYO KK
Priority date: 1999-08-25
Filing date: 1999-08-25
Publication date: 2001-03-06

Abstract

(57)【要約】【課題】軽量で取扱性に優れ、安価に製造できる点を
維持した天井パネルを提供する。【解決手段】表面及び側面を構成する金属外皮２で軽
量樹脂板４を包み込んだ天井パネルであって、表面から
側面へと折り曲げた金属外皮２は端縁をパネル厚途中か
ら内向きに折り曲げて再度外向きに折り返すことでめく
ら板を差し込む挿入溝５を形成した天井パネル１とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、再利用可能な天井
パネルに関する。

【０００２】

【従来の技術】システム天井と呼ばれる簡易な構成の天
井は、一定の大きさを有する平板状の天井パネルを並べ
て配置することで構築でき、例えば期間限定の工事事務
所や自然災害時の仮設住宅など、簡易建築構造物に対し
て現在広く利用されている。従来は、難燃性建材を固め
た板材(石膏ボード)からなる天井パネルを天井裏の金属
梁に釘留め又はネジ留めして天井を構築していた。

【０００３】釘留め又はネジ留めを減らす目的から、特
開平06-193186号「システム天井」には、天井ハンガーを
利用して嵌め込み式の天井パネルを提示している。例示
された天井パネルは発泡樹脂等の軽量板材からなり、対
向する天井受けに切欠を引っ掛けて保持する天井ハンガ
ーのフランジに、天井パネルの両側端面に形成した溝を
嵌め込み、天井を構成する。すなわち、天井パネルは平
行な天井ハンガーに挟持する形態で保持される。天井パ
ネルは、天井受けに対してのみ、釘留め又はネジ留めす
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】近年、石膏ボードの廃
棄物処理が難しくなり、天井パネルの主材料が発泡樹脂
等の軽量板材へと移行している。また、廃棄処分自体の
制約も増え、とりわけ簡易建築構造物に用いる天井ボー
ドには、再利用可能であることが求められるようにな
り、極力釘留め又はネジ留め等の天井ボードの回収を妨
げる取付手段が避けるようになってきている。こうした
主材料の変遷や要求について従来の天井パネルを鑑みる
と、次のような問題点が挙げらる。

【０００５】第１に耐火性である。構築、撤去を繰り返
し、建物としては比較的短期にしか存在しない簡易建築
構造物であるが、やはり人が出入りし、住居として使用
する場合を考えれば、耐火性は重要である。ところが、
上記のように発泡樹脂等の軽量板材で構成した天井パネ
ルは、耐火性が十分であるとは言えない。

【０００６】第２に構造強度である。発泡樹脂等の軽量
板材は、かなりの板厚を設けても構造強度が低い。組み
付けを終えて天井を構成している時には、まず面に対し
て負荷がかかることはないので、あえて構造強度を問う
必要はないが、組み付け時や運搬、保管時には、外部か
ら負荷がかかることも考えられ、一定程度の構造強度が
あったほうが好ましい。

【０００７】第３に、繰り返し再利用を図るという面か
ら、色褪せ等の劣化をどのように克服するかが課題とし
て挙げられる。例えば、工事事務所用のプレハブに用い
る天井パネルは、確かに色褪せした天井パネルでも、機
能的には問題はないが、新設のプレハブにおいて、天井
がくすんだ色であるのは好ましいことではない。できれ
ば、再利用を図るに際して、塗装をやりなおしたいが、
発泡樹脂等の軽量板材むき出しの従来の天井パネルで
は、塗装のやりなおしは難しい。

【０００８】このほか、施工を容易にするために、使用
する天井パネルの枚数を減らすように個々の天井パネル
を大きくすると、各天井パネルの微妙な歪みが天井の平
坦性を損なわせる問題がある。天井パネルの歪みは、隣
り合う天井パネルの密着性をも阻害して隙間を発生さ
せ、天井の断熱性等を低下させる問題をも引き起こす。
そこで、軽量で取扱性に優れ、安価に製造できる点を維
持しながら、上記各問題点を解決する天井パネルを開発
するため、検討した。

【０００９】

【課題を解決するための手段】検討の結果開発したもの
が、表面及び側面を構成する金属外皮で軽量樹脂板を包
み込んだ天井パネルであって、表面から側面へと折り曲
げた金属外皮は端縁をパネル厚途中から内向きに折り曲
げて再度外向きに折り返すことでめくら板を差し込む挿
入溝を形成した天井パネルである。本発明の天井パネル
は、軽量樹脂板を金属外皮で包み込むことで、軽量樹脂
板単独に比べた耐火性及び構造強度の向上を図る。金属
外皮は、塗装のやりなおしを可能にし、再利用を前提と
した天井パネルを外観上新品同様に保てるようにする。
隣り合う天井パネルの隙間は、向かい合う挿入溝にわた
ってめくら板を差し込むことで塞ぐことができる。

【００１０】金属外皮は、少なくとも外面に多数の凹凸
からなる模様を形成した鋼鈑からなるとよい。凹凸から
なる模様として、梨地模様を例示できる。多数の凹凸が
一種のリブ構造となり、鋼鈑の構造強度、ひいては天井
パネルの構造強度を向上させる。鋼鈑単体の構造強度が
向上することから、より薄い鋼鈑の使用を可能にし、軽
量樹脂板単独の天井パネルに比べた重量増加を抑えるこ
とができる。また、外面に形成した凹凸は、天井パネル
を床面等に置いた場合の接触面積を軽減し、擦れ合い等
による外面の劣化、破損を低減できる。これは、特に天
井パネル同士の積み重ねに際して利点となる。

【００１１】より具体的な挿入溝は、パネル厚途中から
内向きに折り曲げた金属外皮の端縁を再度パネル厚以下
の範囲で外向きに折り返し、更に側面及び裏面から突出
しない範囲で表面へ向かって突な凸部又は凸条を前記端
縁に形成した形状とする。パネル厚途中から内、外と折
り返して形成した挿入溝は、天井パネル裏面から突出せ
ず、天井パネルを積み重ねた際に挿入溝による天井パネ
ルの外面の損傷を防止する。側面及び裏面から突出しな
い範囲で形成した凸部又は凸条は、挿入溝の入口にあた
る端縁を外方に向かって広がる断面を構成し、めくら板
の挿入を容易にする。また、外向きに折り返した端縁に
凸部又は凸条を設けることで、挿入溝に差し込んだめく
ら板を凸部又は凸条で押さえることができ、しっかりと
しためくら板の挟持のほか、天井パネルのガタツキを防
止する。

【００１２】軽量樹脂板は、従来同様の材料を用いるこ
とができるが、難燃剤を混入することにより、天井パネ
ルとしての耐火性を高めることができる。金属外皮をも
って初期出火の炎を食い止めることができるが、長時間
火炎にさらされた金属外皮自身が高温となり、軽量樹脂
板や他の部材の発火の原因ともなりかねない。この場合
でも、軽量樹脂板が耐火性を有すれば、延焼を防止でき
る。

【００１３】軽量樹脂板は、金属外皮と別体に製造され
たものを用いてもよいが、製造上、予め挿入溝を成形し
た金属外皮に直接発泡樹脂を充填して軽量樹脂板とする
と、各部材の組み付けに別途接着剤が必要なくなり、都
合がよい。この場合、金属外皮に包まれない裏面を薄膜
外皮で覆って、この薄膜外皮が平面を保つように押さえ
ながら、金属外皮内へと発泡樹脂を充填する。この薄膜
外皮は紙(クラフト紙)や不織布でよいが、アルミ箔を用
いると、薄膜外皮自体に防火性を付加できる。薄膜外皮
は、前記紙、不織布、アルミ箔の一種又はこれらの組み
合わせることができ、金属外皮と別体に製造した合成樹
脂板材を用いる場合、金属外皮に包まれない軽量樹脂板
裏面を保護する目的で、前記裏面を薄膜外皮で覆っても
よい。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図を参照しながら説明する。図１は本発明の天井パ
ネル１の一例を裏面(天井裏側)方向から見た斜視図、図
２は同天井パネル１を表面(視認できる天井面)方向から
見た斜視図である。本例の天井パネル１は、表面及び側
面を梨地模様を形成した鋼鈑(化粧鋼鈑又はステンレス
鋼鈑)からなる金属外皮２、裏面をクラフト紙からなる
薄膜外皮３で、発泡樹脂からなる軽量樹脂板４を包み込
んだ例である。

【００１５】図１及び図２に見られるように、表面から
側面へと折り曲げた金属外皮２は端縁をパネル厚途中か
ら内向きに折り曲げて再度外向きに折り返すことで挿入
溝５を形成している。天井パネル１は、図示の便宜上一
部の表示に留めているが、実際には両側縁の挿入溝５の
幅で、挿入溝５の延在方向に長尺のものを作る(図４参
照)。

【００１６】図３は図１中Ａ部拡大正面図である。図３
に見られるように、挿入溝５、そして端縁に設ける凸条
８を天井パネル１の外形に収まる範囲で形成しているの
で、天井パネル１,１を積み重ねた時、上段の天井パネ
ル１の表面を下段の天井パネル１の挿入溝５及び凸条８
が傷つけない。

【００１７】本例のように、金属外皮２に梨地模様を施
した化粧鋼鈑を用いると、摩擦抵抗が減り、重ねた天井
パネル１,１相互での擦れ合いによる損傷が軽減され
る。梨地模様は小さな凹凸の繰り返しであり、一種のリ
ブ構造として、金属外皮２、ひいては天井パネル１の構
造強度の向上をもたらす。また、梨地模様に代表される
小さな凹凸は音又は光を乱反射させて拡散し、室内の音
を速やかに低減したり、天井全体をぼんやりと明るくし
て目に優しい照明をもたらす。

【００１８】図４は本例の天井パネル１の設置手順を示
した斜視図で、図５はめくら板６のフランジ７に挿入溝
５を差し込んだ状態を表した図１中Ａ部相当正面図であ
る。天井は、図４に見られるようにチャンネル鋼からな
る天井受け12を対向に配し、天井パネル１の挿入溝５を
形成してない側縁を各天井受け12内面へ嵌め込み、隣り
合う天井パネル１,１の挿入溝にわたってめくら板６を
差し込む手順を繰り返して構築する。

【００１９】本例のめくら板６は、図５に明らかなよう
に、フランジ７と起立部13とからなる合成樹脂製略Ｔ状
断面部材で、挿入溝５へはフランジ７を差し込み、配列
した天井パネル１,１間の隙間を隠し、天井の断熱性を
確保する。起立部13は、嵌め込んだ天井パネル１と天井
受け12内面との隙間に嵌め込み、復元しようとする起立
部13の力で、天井パネル１を天井受け12内面下側に押し
付ける。これにより、配列した天井パネル１下面を同一
面に揃え、天井の平坦面を実現する。このように、天井
パネル１自体は、釘留め等を用いずに簡単に設置でき、
傷付かないので再利用可能である。構造物の解体に際し
ても分離が容易であり、回収した天井パネル１は金属外
皮２表面を洗浄、必要により塗装をやり直して再利用で
きる。

【００２０】挿入溝５は、上述のような折り返し構造で
あるが、更に詳細に説明すれば、図５に見られるよう
に、全体として内向きに若干上向いた傾斜した断面を有
し、挿入溝５入口に位置する金属外皮２端縁に、表面に
向かって突な凸条８を天井パネル１の長尺方向に延在し
て一体に成形している。これにより、係止溝５入口を広
げ、めくら板６のフランジ７を差し込みやすくするほ
か、凸条８がしっかりとフランジ７を挟持できるように
なる。しかも、挿入溝５全体がフランジ７からの抜け方
向に対して上向いているので、めくら板６に対して天井
パネル１が抜け落ちる虞れもない。

【００２１】本発明の天井パネルは、大きく２通りの手
順によって簡単に製造できる。第１が予め挿入溝を形成
した金属外皮に対して発泡樹脂を充填する方法(一体法)
であり、第２は別途製造した軽量樹脂板を金属外皮で包
む方法(別体法)である。図６〜図９は両者の製造方法を
示した図１相当斜視図であり、図６は金属外皮２の両側
に挿入溝５,５を形成している段階(一体法、別体法共
通)、図７は一体法の手順として裏面を覆う薄膜外皮(ク
ラフト紙)３を挿入溝５,５間に差し込んだ段階を、図８
は薄膜外皮２を平面に押さえ付けながら、金属外皮２及
び薄膜外皮３に囲まれる範囲に発泡樹脂９を充填してい
る段階を示し、図９は別体法の手順として二つ折れにな
った軽量樹脂板10,10を金属外皮２に嵌め込んでいる段
階を示している。

【００２２】所定長に切断した金属外皮２は、図６のよ
うに予め挿入溝５を形成しておく。この手順は、一体法
及び別体法共通であり、形成には従来公知の各種機械加
工手段を用いることができる。一体法では、こうして挿
入溝５を形成した金属外皮２に対し、まず図７に見られ
るように裏面を覆う薄膜外皮(クラフト紙)３の両端縁を
挿入溝５の内側に差し込む。このように薄膜外皮３を宛
てがった状態で、図８に見られるように、金属外皮２及
び薄膜外皮３で囲まれる範囲へと発泡樹脂９を充填し、
密に満たす。この充填に際し、薄膜外皮３を平面を保つ
ように、上方から治具11で押圧する。難燃剤は、充填す
る発泡樹脂９に混入しておくとよい。この一体法は、充
填する発泡樹脂９が金属外皮２と薄膜外皮３とを相互に
接着し、全部材を一体にする利点がある。開放した側面
から溢れる発泡樹脂９は、後工程にて金属外皮２に沿っ
て切除すればよい。こうして図１に見られるような天井
パネル１を得ることができる。

【００２３】別体法では、挿入溝５を形成した金属外皮
２(図６参照)に対して、別途製造しておいた軽量樹脂板
10,10を嵌め込めばよい。この場合、金属外皮２の断面
形状に加工した軽量樹脂板であっても、実際には金属外
皮側方から差し込むことは難しい。そこで、図９に見ら
れるように、密な形状に加工した軽量樹脂板10,10を山
形に突き合わせ、中央部を押さえるように嵌め込むとよ
い。軽量樹脂板10は、両端部を金属外皮２の側面内側へ
滑り込ませていき、簡単かつ確実に金属外皮２に収める
ことができる。この場合、金属外皮２内面又は軽量樹脂
板10外面に、部材同士の接合を図る接着剤を塗布してお
く。また、軽量樹脂板10を別途製造するので、この別体
法による天井パネルに薄膜外皮は必須ではないが、例え
ば防火性を高めるために、軽量樹脂板10裏面にアルミ箔
等を貼ってもよい。

【００２４】

【発明の効果】本発明の天井パネルは、次のような効果
を有している。第１に、施工が簡単な天井パネルの簡便
性を十二分に発揮できる点である。金属外皮は薄く、本
体重量は軽量樹脂板で決定されるため、施工材料として
極めて軽量であり、天井受けに対して嵌め込むだけで天
井を構築できる。また、挿入溝をパネル外形からはみ出
ない形状にすることにより、取扱いに際する注意が軽減
でき、施工時に作業者が手を傷つけることがない。この
ように、本発明は、天井パネルの簡便性をいかんなく発
揮できる。

【００２５】第２に、再利用に適した天井パネルの提供
を実現する点である。金属外皮は軽量樹脂材を保護し、
天井パネルとしての構造強度を高める働きを有している
が、この金属外皮が色褪せのない天井パネルを実現して
いる。また、塗装のやり直しが可能であるため、再利用
に際して外面を新品同様に再生することもできる利点が
ある。仮に、使用済み天井パネルを廃棄する場合でも、
各部を分離することで適切に廃棄できるので、環境面で
心配がない。旧来の石膏ボードからなる天井パネルは、
環境保護の観点から既に廃棄処分が規制されているか
ら、こうした廃棄が容易な点も優れている。

【００２６】第３に、天井パネルの機能の向上である。
軽量樹脂板を包む金属外皮は、機能的に断熱性、耐火性
を天井パネルに付加する。また、この金属外皮の少なく
とも外面に多数の凹凸からなる模様(例えば梨地模様)を
設けると、構造強度をより高めるほかに、天井パネルに
室内の音の速やかな低減や天井パネル全体が柔らかな照
明をもたらす等の効果がある。裏面にアルミ箔からなる
薄膜外皮を割り当てると、断熱性、耐火性が向上する。

【００２７】このほか、生産性の向上や構築し終えた天
井の平坦性の確保等も効果として挙げることができる。
本発明の天井パネルは、金属外皮で軽量樹脂板を包んだ
簡素な構造であり、材料も極めて安価である。また、製
造方法には一体法、別体法と大きく２種類あり、いずれ
も手順は簡単で、一体法では連続的な製造が可能であ
る。これから、本発明の天井パネルは、極めて費用対効
果が高い製品となっている。また、略Ｔ状断面等のめく
ら板を用いることで、各天井パネルを押さえ付けて配列
できるので、構築した天井の平坦性を確保できる。こう
して、見栄えのよい天井を構築できるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の天井パネルの一例を裏面(天井裏側)方
向から見た斜視図である。

【図２】同天井パネルを表面(視認できる天井面)方向か
ら見た斜視図である。

【図３】図１中Ａ部拡大正面図である。

【図４】本例の天井パネルの設置手順を示した斜視図で
ある。

【図５】めくら板のフランジに挿入溝を差し込んだ状態
を表した図１中Ａ部相当正面図である。

【図６】金属外皮の両側に挿入溝を形成している段階を
示した図１相当斜視図である。

【図７】裏面を覆う薄膜外皮を挿入溝間に差し込んだ段
階を示した図１相当斜視図である。

【図８】薄膜外皮を平面に押さえ付けながら、金属外皮
及び薄膜外皮に囲まれる範囲に発泡樹脂を充填している
段階を示した図１相当斜視図である。

【図９】二つ折れになった合成樹脂板材を金属外皮に嵌
め込んでいる段階を示した図１相当斜視図である。

【符号の説明】

１天井パネル２金属外皮３薄膜外皮４軽量樹脂板５挿入溝

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表面及び側面を構成する金属外皮で軽量
樹脂板を包み込んだ天井パネルであって、表面から側面
へと折り曲げた金属外皮は端縁をパネル厚途中から内向
きに折り曲げて再度外向きに折り返すことでめくら板を
差し込む挿入溝を形成してなる天井パネル。
【請求項２】金属外皮が、少なくとも外面に多数の凹
凸からなる模様を形成した鋼鈑からなる請求項１記載の
天井パネル。
【請求項３】挿入溝は、パネル厚途中から内向きに折
り曲げた金属外皮の端縁を再度パネル厚以下の範囲で外
向きに折り返し、更に側面及び裏面から突出しない範囲
で表面へ向かって突な凸部又は凸条を前記端縁に形成し
てなる請求項１記載の天井パネル。
【請求項４】軽量樹脂板に難燃剤を混入してなる請求
項１記載の天井パネル。
【請求項５】金属外皮に包まれない軽量樹脂板裏面を
薄膜外皮で覆ってなり、該薄膜外皮が紙、不織布又はア
ルミ箔の一種又はこれらの組み合わせからなる請求項１
記載の天井パネル。