JP2001058694A - ゴム栓 - Google Patents

ゴム栓

Info

Publication number
JP2001058694A
JP2001058694A JP11233902A JP23390299A JP2001058694A JP 2001058694 A JP2001058694 A JP 2001058694A JP 11233902 A JP11233902 A JP 11233902A JP 23390299 A JP23390299 A JP 23390299A JP 2001058694 A JP2001058694 A JP 2001058694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
plug
recess
rubber stopper
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11233902A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Uchiyama
博信 内山
Junzo Shibata
純三 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Tokuyama Sekisui Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Tokuyama Sekisui Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Tokuyama Sekisui Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP11233902A priority Critical patent/JP2001058694A/ja
Publication of JP2001058694A publication Critical patent/JP2001058694A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Sealing Of Jars (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開栓装置により連続的な開栓操作が良好に行
われ、開栓操作の自動化に適した検査用採血管等の各種
容器のゴム栓を提供する。 【解決手段】 開栓装置により開栓操作を行う容器の開
口部を密封するためのゴム栓10であって、栓頭部11
に上方へ開放された窪み11aが設けられており、上記
窪み11aの内面は、この窪み11aに窪み保持用の治
具32(32a)が挿入押圧された際に、この治具32
(32a)に吸着しない形状の突起11cが設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査用採血管等の
各種容器の開口部を密封するゴム栓に関する。
【0002】
【従来の技術】臨床検査等においては、例えば、ゴム栓
で密封された真空採血管等の検査用採血管に一定量の血
液を採取し、これを必要に応じて遠心分離により血清と
血餅とに分離した後、ゴム栓を採血管から引き抜いて開
栓し、血清等を取り出して検査に供される。
【0003】臨床検査センター等では、一日に数千本も
の採血管を開栓して検査する場合が多く、開栓を迅速に
能率よく行い、しかも開栓作業中に検査技師などが誤っ
て血液に触れて病気に感染しないようにするために、一
般に、開栓操作は手作業によらない自動開栓装置等の開
栓装置を用いて行われている。
【0004】検査用採血管のゴム栓としては、図2の
(A)(断面図)、(B)(上面図)に示すような栓頭
部11と嵌挿部12とからなり、栓頭部11に上方へ開
放された略半球状の窪み11aが設けられたゴム栓1
0′が広く使用されている。そして、このゴム栓10′
の嵌挿部12が採血管の開口部に気密に嵌挿され、それ
により採血管の開口部が密封されている。
【0005】そして、栓頭部11を挟んで引き抜くこと
により開栓が行われる。なお、栓頭部11の窪み11a
は、後述の開栓装置による開栓操作の際に、窪み保持用
の治具(図3の符号32)を挿入押圧するためものであ
る。なお、11bは窪み11aの底部中央に形成された
凹部であって、採血の際に用いられる採血用針のガイド
となり、この凹部11bに採血用針の針刺しが行われ
る。
【0006】開栓装置を用いて、ゴム栓10′により密
封された採血管の開栓を行うには、図3に示すように、
主に、開栓用のクランプ31と窪み保持用の治具32と
を備えた自動開栓装置30が使用される。
【0007】上記開栓用のクランプ31は、ゴム栓1
0′の栓頭部11を両側から締め付ける締付け部31a
を有し、ゴム栓10′にひねりを与えて引き抜くように
構成されている。また、窪み保持用の治具32は、細長
い棒の下端にゴム栓10′の窪み11aと同様な形状の
略半球状の窪み保持部32aを有し、この治具32の窪
み保持部32aがゴム栓10′の窪み11aに挿入押圧
されるように構成されている。
【0008】そして、ゴム栓10′で密封された採血管
40は、管胴部を管ホルダー(図示せず)に保持固定さ
れた状態で開栓装置30に移送され、ここで、真空採血
管40の真上から窪み保持用の治具32が降下し、治具
32の窪み保持部32aがゴム栓10′の窪み11aに
挿入押圧される。
【0009】引き続いて、ゴム栓10′の栓頭部11
に、その両側から互いに接近する方向に開栓用のクラン
プ31が移動して、クランプ31の締付け部31aによ
りゴム栓10′の栓頭部11が締め付けられ、さらにこ
のクランプ31がゴム栓10′の軸方向に回動したあと
上方へ移動することにより、ゴム栓10′にひねりが与
えられるとともにゴム栓10′が採血管40の開口部か
ら引き抜かれる。
【0010】その後、引き抜かれたゴム栓10′は、開
栓装置30の開栓用のクランプ31と窪み保持用の治具
32とにより挟着保持された状態で、ライン上のゴム栓
受け(図示せず)の上方へ横方向に移動し、ここでクラ
ンプ31が互いに離れる方向に移動してクランプ31の
締め付けが解除され、ゴム栓10′は治具32の窪み保
持部32aから自然に離れてゴム栓受け上へ落下する。
こうして、採血管40のゴム栓10′の開栓が自動的に
行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ゴム栓を用いた検査用採血管にあっては、開栓装置の開
栓用のクランプの締付け部による締め付けを解除して
も、採血管の開口部から引き抜かれたゴム栓が窪み保持
用の治具の窪み保持部から自然に離れて落下しないこと
があり、開栓装置による連続的な開栓操作が良好に行わ
れず、自動化の妨げとなっている。
【0012】このような自動化ラインでのトラブルは、
検査用採血管の開栓操作だけでなく、この種のゴム栓を
用いた各種容器を上記のような開栓装置により開栓操作
を行う場合にも、同様に発生する。
【0013】本発明は、上記の問題を解決するもので、
その目的とするところは、開栓装置により連続的な開栓
操作がトラブルなしに良好に行われ、開栓操作の自動化
に適した検査用採血管等の各種容器のゴム栓を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するために、開栓装置の開栓用のクランプにより
引き抜かれたゴム栓が、窪み保持用の治具の窪み保持部
から自然に離れない原因について種々検討した。その結
果、窪み保持用の治具の窪み保持部にゴム栓の窪みが吸
盤作用により吸着されやすくなっていることが主要な原
因であることが判った。
【0015】本発明は、上記の知見に基づいてなされた
もので、請求項1に記載の発明では、開栓装置により開
栓操作を行う容器の開口部を密封するためのゴム栓であ
って、栓頭部に上方へ開放された窪みが設けられてお
り、上記窪みの内面は、この窪みに窪み保持用の治具が
挿入押圧された際に、この治具に吸着しない形状となさ
れていることを特徴とするゴム栓が提供される。
【0016】また、請求項2に記載の発明では、開栓装
置により開栓操作を行う容器の開口部を密封するための
ゴム栓であって、栓頭部に上方へ開放された窪みが設け
られており、上記窪みの内面には少なくとも一個の突起
が設けられていることを特徴とするゴム栓が提供され
る。
【0017】さらに、請求項3に記載の発明では、容器
が検査用採血管からなることを特徴とする請求項1又は
2に記載のゴム栓が提供される。
【0018】
【作用】本発明のゴム栓を用いた検査用採血管等の容器
を開栓装置により開栓する場合、ゴム栓の栓頭部の窪み
の内面には、例えば突起などを設けることにより吸盤作
用が生じることがなく、この窪みに窪み保持用の治具が
挿入押圧された際に、この治具に吸着しない形状となさ
れているので、上記容器から引き抜かれたゴム栓は上記
治具から極めて容易に離れて自然落下する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例を参照し
ながら、本発明を詳しく説明する。図1は本発明のゴム
栓の一例を示し、(A)は断面図、(B)は上面図であ
る。
【0020】図1において、10はゴム栓であって、栓
頭部11と嵌挿部12とからなり、ブチルゴム等のゴム
状樹脂から作製されている。また、栓頭部11には上方
へ開放された略半球状の窪み11aが設けられている。
11bは半球状の窪み11aの底部中央に形成された凹
部であって、採血の際に用いられる採血用針のガイドと
なり、この凹部11b小穴部分に採血用針の針刺しが行
われる。しかし、凹部11bは形成しなくてもよい。
【0021】上記栓頭部11の窪み11aには、図3に
示す開栓装置30による開栓操作の際に、窪み保持用の
治具32の窪み保持部32aが挿入押圧される。このよ
うな治具32を使用することにより、ゴム栓10の栓頭
部11が開栓用のクランプ31の締付け部31aにより
強く挟着されても、栓頭部11の窪み11aが変形せず
に良好に原形に保持され、開栓操作に支障をきたすこと
がない。
【0022】しかして、栓頭部11の窪み11aの内面
には、三個の略半球状(直径1mm程度)の突起11c
が均等な間隔をおいて設けられている。突起11cは一
個であってもよく、二個であってもよく、四個以上であ
ってもよい。また、ランダムな間隔おいて設けられてい
てもよい。なお、突起11cは略半球状に限らず、イボ
状、直方体状、円柱状、円錐状、四角錐状、載頭四角錐
状などどのような形状の突起であってもよい。
【0023】このような、突起11cを設けたゴム栓1
0を用いた真空採血管等の容器は、これを開栓装置によ
り開栓する場合、ゴム栓10の栓頭部11の窪み11a
に窪み保持用の治具32の窪み保持部32aが挿入押圧
された際に、ゴム栓10の窪み11aと治具32の窪み
保持部32aとの間における吸盤作用の発生が防止さ
れ、開栓されたゴム栓10は上記治具から極めて容易に
離れて自然落下する。
【0024】上記実施例に示すゴム栓10においては、
窪み11aの内面に突起11cを設けることにより、こ
の窪み11aに治具32の窪み保持部32aが挿入押圧
された際に、窪み保持部32aに吸着しないような形状
になされているが、本発明のゴム栓において、上記窪み
11aの内面は、この窪み11aに治具32の窪み保持
部32aが挿入押圧された際に、窪み保持部32aに吸
着しないような形状になされておればよく、上記のよう
な突起11cに限定されない。
【0025】本発明のゴム栓10は、真空採血管のみな
らず、その他の各種容器の開口部に嵌挿されて容器が密
封される。例えば、ゴム栓で密封された真空採血管の採
血管の開栓を行うには、図3に示すように、主に、開栓
用のクランプ31と窪み保持用の治具32とを備えた自
動開栓装置30が使用される。開栓装置30による開栓
操作は従来と同様に行われる。この開栓操作は従来技術
の説明の項で述べたので、ここではその説明を省略す
る。
【0026】
【発明の効果】上述の通り、本発明のゴム栓によれば、
従来と同様に真空採血管等の各種容器の開口部を良好に
密封することができる。しかも、開栓装置により連続的
な開栓操作がトラブルなしに良好に行われ、開栓操作の
自動化に適した真空採血管等の各種容器のゴム栓が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴム栓の一例を示し、(A)は断面
図、(B)は上面図である。
【図2】従来のゴム栓の一例を示し、(A)は断面図、
(B)は上面図である。
【図3】本発明及び従来のゴム栓を用いて密封された真
空採血管の開栓操作を説明する側面図である。
【符号の説明】
10 ゴム栓 11 栓頭部 11a 嵌挿部 11b 小穴 11c 突起 30 開栓装置 31 開栓用のクランプ 31a 締付け部 32 窪み保持用の治具 32a 窪み保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 純三 大阪府三島郡島本町百山2−1 積水化学 工業株式会社内 Fターム(参考) 3E080 AA01 BB02 CC01 4C038 TA01 UA06 UD04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開栓装置により開栓操作を行う容器の開
    口部を密封するためのゴム栓であって、栓頭部に上方へ
    開放された窪みが設けられており、上記窪みの内面は、
    この窪みに窪み保持用の治具が挿入押圧された際に、こ
    の治具に吸着しない形状となされていることを特徴とす
    るゴム栓。
  2. 【請求項2】 開栓装置により開栓操作を行う容器の開
    口部を密封するためのゴム栓であって、栓頭部に上方へ
    開放された窪みが設けられており、上記窪みの内面には
    少なくとも一個の突起が設けられていることを特徴とす
    るゴム栓。
  3. 【請求項3】 容器が検査用採血管からなることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のゴム栓。
JP11233902A 1999-08-20 1999-08-20 ゴム栓 Pending JP2001058694A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11233902A JP2001058694A (ja) 1999-08-20 1999-08-20 ゴム栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11233902A JP2001058694A (ja) 1999-08-20 1999-08-20 ゴム栓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001058694A true JP2001058694A (ja) 2001-03-06

Family

ID=16962382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11233902A Pending JP2001058694A (ja) 1999-08-20 1999-08-20 ゴム栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001058694A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5199398B2 (ja) 毛管作用採集装置および容器アセンブリ
JPH0225611B2 (ja)
US4152269A (en) Collection and separation device
US5257984A (en) Blood collector
US20060057027A1 (en) Fluid collection and testing device
US20120132015A1 (en) Method of Sampling Specimen, Test Method and Dropping Pipette and Specimen Sampler to be Used Therein
WO2006119371A2 (en) Collection device for a fluid specimen
JPS63500679A (ja) 血液から血清/プラスマを分離するための方法および装置
JP2008089604A (ja) 液体試料用容器蓋
JP2001057969A (ja) 採集アセンブリ
US5132232A (en) Method and apparatus for preparation of liquids for examination
JP4358304B2 (ja) 万能プラグ
JPH0457379B2 (ja)
US4364903A (en) Contamination-free separation device
JPS621906B2 (ja)
JP2001058694A (ja) ゴム栓
JP2005009888A (ja) 血液検査用容器及び血液検査方法
US20230271176A1 (en) Specimen collection tube system and method
US11090647B2 (en) Double bottom test tube kit and method therefore
JP2003057233A (ja) 真空の管および尿沈殿物の顕微鏡検査、化学及び微生物の分析のための方法
JPH0624771Y2 (ja) 検査用容器
KR20030064491A (ko) 혈청분리용 주사기
JP3093816B2 (ja) 有底管用密封部材および密封部材付有底管
JPH06194280A (ja) 採血管
JP3016958U (ja) マイクロチップの移送装置