JP2001058615A - 円筒状物品の端面の後処理方法 - Google Patents
円筒状物品の端面の後処理方法Info
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- JP2001058615A JP2001058615A JP11235135A JP23513599A JP2001058615A JP 2001058615 A JP2001058615 A JP 2001058615A JP 11235135 A JP11235135 A JP 11235135A JP 23513599 A JP23513599 A JP 23513599A JP 2001058615 A JP2001058615 A JP 2001058615A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、円筒状物品の外周に巻付けた包装
シートの両耳部を物品の端面に沿って折り畳んだ後に、
簡便に処理を可能にするものである。 【解決手段】 本発明は、予め設定の余裕部Saを有す
る包装シート体Sを円筒状物品Aの端面を包み込み、そ
の後、中空芯Dの周囲を熱溶着して固定する。
シートの両耳部を物品の端面に沿って折り畳んだ後に、
簡便に処理を可能にするものである。 【解決手段】 本発明は、予め設定の余裕部Saを有す
る包装シート体Sを円筒状物品Aの端面を包み込み、そ
の後、中空芯Dの周囲を熱溶着して固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状物品の外周
に巻付けた包装シートの両耳部を物品の端面に沿って折
り畳んだ後の処理に関する。
に巻付けた包装シートの両耳部を物品の端面に沿って折
り畳んだ後の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒状の物品を包装するには、筒状に巻
付けた包装シートの耳部を絞って、物品の端面に沿わせ
て折り畳んだり(菊折り)、絞って中空芯内に挿入した
り等の処理を行い、この端面処理装置は、例えば、実公
昭53−7968号公報、実公平2−1202号公報、
実公平2−42564号公報に開示してある。
付けた包装シートの耳部を絞って、物品の端面に沿わせ
て折り畳んだり(菊折り)、絞って中空芯内に挿入した
り等の処理を行い、この端面処理装置は、例えば、実公
昭53−7968号公報、実公平2−1202号公報、
実公平2−42564号公報に開示してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、前記端面の包
装シートの最終処理は、人手を介して、菊折り模様の中
心にワッペンを貼ったり、又は、中空芯内に筒体を挿入
して後処理を実施している。これらの処理について、機
械化を試みると、その設備費は高くなり、簡便な方法で
の後処理が望まれている。そこで、本発明は、簡便な後
処理方法を提供するものである。
装シートの最終処理は、人手を介して、菊折り模様の中
心にワッペンを貼ったり、又は、中空芯内に筒体を挿入
して後処理を実施している。これらの処理について、機
械化を試みると、その設備費は高くなり、簡便な方法で
の後処理が望まれている。そこで、本発明は、簡便な後
処理方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の後処理方法
は、予め設定の余裕部Saを有する包装シート体Sを円
筒状物品Aの端面を包み込み、その後、中空芯Dの周囲
を熱溶着して固定するので、簡便な処理方法であり且つ
美観の向上を図ることができる。
は、予め設定の余裕部Saを有する包装シート体Sを円
筒状物品Aの端面を包み込み、その後、中空芯Dの周囲
を熱溶着して固定するので、簡便な処理方法であり且つ
美観の向上を図ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)円筒状物品
の端面の後処理方法の機構を示す正面断面図(図1)を
参照して説明すると、円筒状物品Aは、合成樹脂フィル
ム、紙、布帛等のシートBを紙管Cに巻きとられて中空
芯Dを有する筒状体である。そして、その端面は包装シ
ート体Sの余裕部Saを中空芯Dに向けて絞り込まれて
いる。尚、この余裕部Saの中空芯D内に挿入の絞り込
みは、例えば、人手を介して、外縁から中心に向けて折
り込み、その先端部を中空芯Dに挿入したり、或いは、
中空芯Dの反対側に真空装置を備えて、中空芯D内を負
圧状態にし、余裕部Saを機械機構を介して、外縁から
中心に向けて折り込むことによって、その先端部は負圧
の中空芯Dに吸引される。
の端面の後処理方法の機構を示す正面断面図(図1)を
参照して説明すると、円筒状物品Aは、合成樹脂フィル
ム、紙、布帛等のシートBを紙管Cに巻きとられて中空
芯Dを有する筒状体である。そして、その端面は包装シ
ート体Sの余裕部Saを中空芯Dに向けて絞り込まれて
いる。尚、この余裕部Saの中空芯D内に挿入の絞り込
みは、例えば、人手を介して、外縁から中心に向けて折
り込み、その先端部を中空芯Dに挿入したり、或いは、
中空芯Dの反対側に真空装置を備えて、中空芯D内を負
圧状態にし、余裕部Saを機械機構を介して、外縁から
中心に向けて折り込むことによって、その先端部は負圧
の中空芯Dに吸引される。
【0006】前記円筒状物品Aの端面に対応して、中空
芯Dの周縁を溶着可能なヒータ80を付設の空気シリン
ダ81が備えてあり、この空気シリンダ81の中心部に
は、ヒータ電線80aを挿通可能で、往復動する筒体8
5が嵌挿してある。この筒体85は、シリンダ84に嵌
挿のピストン84aを介して往復動可能である。又、シ
リンダ84には、空気の出入口86a、86bが設けて
あり、それらは図示略の制御電磁弁を介して高圧空気源
に接続してある。尚、前記筒体85には停止体85aが
取り付けてあり、ヒータ80の移動が規制される。又、
前記シリンダ84は、取付け体87を介してロッド88
aに固定してあり、シリンダ88を介して昇降可能にな
っている。
芯Dの周縁を溶着可能なヒータ80を付設の空気シリン
ダ81が備えてあり、この空気シリンダ81の中心部に
は、ヒータ電線80aを挿通可能で、往復動する筒体8
5が嵌挿してある。この筒体85は、シリンダ84に嵌
挿のピストン84aを介して往復動可能である。又、シ
リンダ84には、空気の出入口86a、86bが設けて
あり、それらは図示略の制御電磁弁を介して高圧空気源
に接続してある。尚、前記筒体85には停止体85aが
取り付けてあり、ヒータ80の移動が規制される。又、
前記シリンダ84は、取付け体87を介してロッド88
aに固定してあり、シリンダ88を介して昇降可能にな
っている。
【0007】次に、前記構成の円筒状物品の端面の後処
理方法に操作について説明すると、先ず、包装シート体
Sの余裕部Saが中空芯Dに向けて絞り込まれた円筒状
物品Aを、図示略の搬送装置を介して、所定位置に運ぶ
と共に、シリンダ88を介してヒータ80(空気シリン
ダ81)を降下させる。次に、制御電磁弁(図示略)
を、高圧空気を出入口86aから送入可能に、出入口8
6bから排気可能にセットすると、ピストン84aを介
して、ヒータ80は円筒状物品Aの中空芯Dに向かって
移動し、停止体85aが取付け体87に当接して停止す
ると共に、ヒータ80が包装シート体Sの余裕部Saに
当たって、熱溶着する。そして、前記工程の逆を行っ
て、ヒータ80を元の状態にして、次に、円筒状物品A
に備える。以上のように、円筒状物品Aの端部を熱溶着
するという簡便な後処理であるので、装置費用は安価で
あると共に美観の向上を図ることができる。
理方法に操作について説明すると、先ず、包装シート体
Sの余裕部Saが中空芯Dに向けて絞り込まれた円筒状
物品Aを、図示略の搬送装置を介して、所定位置に運ぶ
と共に、シリンダ88を介してヒータ80(空気シリン
ダ81)を降下させる。次に、制御電磁弁(図示略)
を、高圧空気を出入口86aから送入可能に、出入口8
6bから排気可能にセットすると、ピストン84aを介
して、ヒータ80は円筒状物品Aの中空芯Dに向かって
移動し、停止体85aが取付け体87に当接して停止す
ると共に、ヒータ80が包装シート体Sの余裕部Saに
当たって、熱溶着する。そして、前記工程の逆を行っ
て、ヒータ80を元の状態にして、次に、円筒状物品A
に備える。以上のように、円筒状物品Aの端部を熱溶着
するという簡便な後処理であるので、装置費用は安価で
あると共に美観の向上を図ることができる。
【0008】(第2の実施の形態)次に、円筒状物品A
の端面を菊折り状で覆う包装(端面処理)方法と、その
後処理の方法について、図2〜図5を参照して説明す
る。図2は後処理方法の機構を示す正面断面図であり、
巻反など円筒状物品Aは、合成樹脂フィルム、紙、布帛
等のシートBを紙管Cに巻きとられて中空芯Dを有する
円筒状に形成される。尚、このシートBは中空芯を有し
ない円筒状物品であってもよい。この円筒状物品Aは、
図示略の包装機によって、その幅より広い幅の包装シー
ト体Sが、物品両耳部に余裕部Saが存ずるように物品
の表面に巻かれていると共に、図示略の支承機により水
平で且つ回動しないように支承され、後述の端面処理装
置に対峙している。尚、前記包装シート体Sの余裕部S
aは、図3に示すように、中空芯を残して菊折り状で覆
う姿態で包装(端面処理)可能な長さに選定する。
の端面を菊折り状で覆う包装(端面処理)方法と、その
後処理の方法について、図2〜図5を参照して説明す
る。図2は後処理方法の機構を示す正面断面図であり、
巻反など円筒状物品Aは、合成樹脂フィルム、紙、布帛
等のシートBを紙管Cに巻きとられて中空芯Dを有する
円筒状に形成される。尚、このシートBは中空芯を有し
ない円筒状物品であってもよい。この円筒状物品Aは、
図示略の包装機によって、その幅より広い幅の包装シー
ト体Sが、物品両耳部に余裕部Saが存ずるように物品
の表面に巻かれていると共に、図示略の支承機により水
平で且つ回動しないように支承され、後述の端面処理装
置に対峙している。尚、前記包装シート体Sの余裕部S
aは、図3に示すように、中空芯を残して菊折り状で覆
う姿態で包装(端面処理)可能な長さに選定する。
【0009】端面処理装置は移動台3に設置してあり、
その移動台3は往復動可能な駆動装置(シリンダ或いは
サーボモータ等)2を介して往復動し、端面処理をする
場合には、円筒状物品Aに近付くと共に、後記で詳述す
るガイド体32を回動する前における調整移動や、端面
処理が終了したときには離隔する。又、主シリンダ5は
主回転体20の右部に取り付けてある。そして、駆動装
置9によって、スプロケット9aと、前記主シリンダ5
に固定の歯車5bを介して、断面L字筒状の主回転体2
0を回動する。又、前記主シリンダ5のロッド5aに
は、複数の支持部材7aを介して前記主回転体20に固
定の支持筒体7を挿通のガイド体6が取り付けてあり、
そのガイド体6の端部には、前記円筒状物品Aの中空芯
Dに周縁に当接して余裕部Saを熱溶着するヒータ80
が取り付けてある。又、このガイド体6は中空であり、
その内部にヒータ電線80aが挿通してある。従って、
前記ロッド5aの往復動によって、ヒータ80も往復動
する。
その移動台3は往復動可能な駆動装置(シリンダ或いは
サーボモータ等)2を介して往復動し、端面処理をする
場合には、円筒状物品Aに近付くと共に、後記で詳述す
るガイド体32を回動する前における調整移動や、端面
処理が終了したときには離隔する。又、主シリンダ5は
主回転体20の右部に取り付けてある。そして、駆動装
置9によって、スプロケット9aと、前記主シリンダ5
に固定の歯車5bを介して、断面L字筒状の主回転体2
0を回動する。又、前記主シリンダ5のロッド5aに
は、複数の支持部材7aを介して前記主回転体20に固
定の支持筒体7を挿通のガイド体6が取り付けてあり、
そのガイド体6の端部には、前記円筒状物品Aの中空芯
Dに周縁に当接して余裕部Saを熱溶着するヒータ80
が取り付けてある。又、このガイド体6は中空であり、
その内部にヒータ電線80aが挿通してある。従って、
前記ロッド5aの往復動によって、ヒータ80も往復動
する。
【0010】前記支持筒体7には、モータ8の駆動によ
るボールネジによって往復動可能な副支持台11が取り
付けてあり、その副支持台11の端部にはリンク機構を
構成の支持杆12が回動可能に取り付けてある。一方、
端部を主回転体20に連結の固定部材14の回動軸13
bで回動可能で、他端部が自由で、僅かに屈曲の内案内
体(棒状又は板状等)13が、ほぼ中央の回動軸13a
で前記支持杆12と回動可能に連結してある。尚、この
内案内体13は、円筒状物品Aに対して、45゜おきに
8個、設けてある。又、前記モータ8は、後記で詳述す
る円筒状物品Aの口径に対応するときに駆動し、内案内
体(棒状又は板状等)13の位置を選定する。
るボールネジによって往復動可能な副支持台11が取り
付けてあり、その副支持台11の端部にはリンク機構を
構成の支持杆12が回動可能に取り付けてある。一方、
端部を主回転体20に連結の固定部材14の回動軸13
bで回動可能で、他端部が自由で、僅かに屈曲の内案内
体(棒状又は板状等)13が、ほぼ中央の回動軸13a
で前記支持杆12と回動可能に連結してある。尚、この
内案内体13は、円筒状物品Aに対して、45゜おきに
8個、設けてある。又、前記モータ8は、後記で詳述す
る円筒状物品Aの口径に対応するときに駆動し、内案内
体(棒状又は板状等)13の位置を選定する。
【0011】前記主回転体20は、移動台3に対してベ
アリング21を介して回動可能に設置してあり、その主
回転体20のフランジ部20Aの右側には、ベアリング
23を介して、L字筒状の外ガイド体25が回動可能に
なっている。又、この外ガイド体25の外周には歯25
aが形成してあり、移動台3に固定の支持部材28を介
して固定の駆動装置27のスプロケット27aによって
回動可能になっている。尚、前記主回転体20が回動し
ても、外ガイド体25は、歯25a、駆動装置27のス
プロケット27aの螺合によって回動しない。又、前記
フランジ部20Aには、図4(B)に示すように、後述
の主誘導溝41に対応して、誘導溝20bが形成してあ
る。又、前記外ガイド体25には、図4(D)に示すよ
うに、前記主誘導溝41に対応可能に傾斜状に誘導溝2
5Aが形成してある。
アリング21を介して回動可能に設置してあり、その主
回転体20のフランジ部20Aの右側には、ベアリング
23を介して、L字筒状の外ガイド体25が回動可能に
なっている。又、この外ガイド体25の外周には歯25
aが形成してあり、移動台3に固定の支持部材28を介
して固定の駆動装置27のスプロケット27aによって
回動可能になっている。尚、前記主回転体20が回動し
ても、外ガイド体25は、歯25a、駆動装置27のス
プロケット27aの螺合によって回動しない。又、前記
フランジ部20Aには、図4(B)に示すように、後述
の主誘導溝41に対応して、誘導溝20bが形成してあ
る。又、前記外ガイド体25には、図4(D)に示すよ
うに、前記主誘導溝41に対応可能に傾斜状に誘導溝2
5Aが形成してある。
【0012】前記主回転体20のフランジ部20Aの左
側には、内ガイド体40が付設してあり、この内ガイド
体40には、図4(A)(正面図)に示すように、中心
に向かって8本の直進の主誘導溝41と一対のガイド溝
42a、42bが形成してある。一方、昇降体30に
は、前記ガイド溝42a、42bに挿入する一対のガイ
ド爪30aが形成してあると共に、前記主誘導溝41及
び誘導溝25Aに挿通の主ガイド棒43が形成してあ
る。そのため、この昇降体30は、前記ガイド爪30a
を介して内ガイド体40から離脱せず、且つ、後記で詳
述するが、円筒状物品Aの種々の口径に対応可能に、昇
降可能に取り付けてある。
側には、内ガイド体40が付設してあり、この内ガイド
体40には、図4(A)(正面図)に示すように、中心
に向かって8本の直進の主誘導溝41と一対のガイド溝
42a、42bが形成してある。一方、昇降体30に
は、前記ガイド溝42a、42bに挿入する一対のガイ
ド爪30aが形成してあると共に、前記主誘導溝41及
び誘導溝25Aに挿通の主ガイド棒43が形成してあ
る。そのため、この昇降体30は、前記ガイド爪30a
を介して内ガイド体40から離脱せず、且つ、後記で詳
述するが、円筒状物品Aの種々の口径に対応可能に、昇
降可能に取り付けてある。
【0013】前記昇降体30の端部には、回動軸31が
設けてあり、回動可能なガイド体32が取り付けてあっ
て、端部を昇降体30に固定のクレビス型のシリンダ3
3を介して回動可能になっている。即ち、ガイド体32
(後述の外案内体35)が、回動することによって、包
装シート体Sの余裕部Saの表面から円筒状物品Aの端
面に接近して、前記内案内体13とで、高い山状に形成
可能にする。又、このガイド体32には、外案内体35
が挿通してあり、常時、バネ35aによって右方向に付
勢されている一方、外案内体35は、端部35bに固定
の引張体(ワイヤ等)38が、昇降体30に固定された
回動車38a(図示略)、38b、38c、38d、3
8eを介して、主回転体20のフランジ部20Aに固定
してある。
設けてあり、回動可能なガイド体32が取り付けてあっ
て、端部を昇降体30に固定のクレビス型のシリンダ3
3を介して回動可能になっている。即ち、ガイド体32
(後述の外案内体35)が、回動することによって、包
装シート体Sの余裕部Saの表面から円筒状物品Aの端
面に接近して、前記内案内体13とで、高い山状に形成
可能にする。又、このガイド体32には、外案内体35
が挿通してあり、常時、バネ35aによって右方向に付
勢されている一方、外案内体35は、端部35bに固定
の引張体(ワイヤ等)38が、昇降体30に固定された
回動車38a(図示略)、38b、38c、38d、3
8eを介して、主回転体20のフランジ部20Aに固定
してある。
【0014】従って、前記回動車38a(図示略)、3
8b、38c、38d、38eを介する引張体(ワイヤ
等)38とバネ35aとのバランスで構成の長さ調整機
構によって、設定される突出長さ(L)の外案内体35
が回動すると、余裕部Saを菊折り可能な中空芯Dの外
側の位置になる。尚、この外案内体35の突出長さ
(L)の選定は、前記引張体(ワイヤ等)38等で構成
の長さ調整機構の替りに、単に、長さ調整可能な往復動
するシリンダのロッドに外案内体35を付設する機構で
行ってもよい。又、シリンダ33によって、ガイド体3
2(外案内体35)は、回動軸31を中心に回動して、
円筒状物品Aの端面に接近する。尚、この外案内体35
は、前記8個の内案内体13と内案内体13の中央に位
置し、45゜おきに8個設けてある。
8b、38c、38d、38eを介する引張体(ワイヤ
等)38とバネ35aとのバランスで構成の長さ調整機
構によって、設定される突出長さ(L)の外案内体35
が回動すると、余裕部Saを菊折り可能な中空芯Dの外
側の位置になる。尚、この外案内体35の突出長さ
(L)の選定は、前記引張体(ワイヤ等)38等で構成
の長さ調整機構の替りに、単に、長さ調整可能な往復動
するシリンダのロッドに外案内体35を付設する機構で
行ってもよい。又、シリンダ33によって、ガイド体3
2(外案内体35)は、回動軸31を中心に回動して、
円筒状物品Aの端面に接近する。尚、この外案内体35
は、前記8個の内案内体13と内案内体13の中央に位
置し、45゜おきに8個設けてある。
【0015】次に、前記構成の円筒状物品の端面処理装
置の作用について説明する。尚、円筒状物品Aの口径に
対応して、予め、昇降体30の位置は駆動装置27によ
って設定してある。 (1)先ず、予め設定の余裕部Saを有し、包装シート
体Sで包んだ円筒状物品Aを図示略の支承機により水平
で且つ回動しないように支承する。 (2)そして、駆動装置2によって端面処理装置を円筒
状物品Aに近付けると共に、主シリンダ5によって、回
動する外案内体35に邪魔にならない位置に、ヒータ8
0を右方向に後退させると共に、モータ8によって、内
案内体13の先端部の位置を円筒状物品Aの口径に対応
してセットする(図2)。
置の作用について説明する。尚、円筒状物品Aの口径に
対応して、予め、昇降体30の位置は駆動装置27によ
って設定してある。 (1)先ず、予め設定の余裕部Saを有し、包装シート
体Sで包んだ円筒状物品Aを図示略の支承機により水平
で且つ回動しないように支承する。 (2)そして、駆動装置2によって端面処理装置を円筒
状物品Aに近付けると共に、主シリンダ5によって、回
動する外案内体35に邪魔にならない位置に、ヒータ8
0を右方向に後退させると共に、モータ8によって、内
案内体13の先端部の位置を円筒状物品Aの口径に対応
してセットする(図2)。
【0016】(3)次に、シリンダ33によって、外案
内体35を回動軸31を中心に回動させて、余裕部Sa
の表側を円筒状物品Aの端面側に押圧する。尚、この外
案内体35は、円筒状物品Aの外周端面でほぼ垂直に押
圧するので、その箇所の余裕部Saはほぼ垂直に折れ曲
げられる。一方、余裕部Saの裏面は、内案内体13に
よって支持され、前記外案内体35とで、余裕部Saに
は8個の山が形成される。尚、その後、駆動装置2によ
って、外案内体35を円筒状物品Aの端面に、更に、近
付ける操作を行うと、より、余裕部Saが円筒状物品A
の端面に密着する状態になるので望ましい。
内体35を回動軸31を中心に回動させて、余裕部Sa
の表側を円筒状物品Aの端面側に押圧する。尚、この外
案内体35は、円筒状物品Aの外周端面でほぼ垂直に押
圧するので、その箇所の余裕部Saはほぼ垂直に折れ曲
げられる。一方、余裕部Saの裏面は、内案内体13に
よって支持され、前記外案内体35とで、余裕部Saに
は8個の山が形成される。尚、その後、駆動装置2によ
って、外案内体35を円筒状物品Aの端面に、更に、近
付ける操作を行うと、より、余裕部Saが円筒状物品A
の端面に密着する状態になるので望ましい。
【0017】(4)次に、モータ8の逆転によって、内
案内体13の先端部が円筒状物品Aの中心の方向に少し
移動させて、余裕部Saからの離脱を可能にした後、主
シリンダ5によって、ガイド体6を円筒状物品Aの中空
芯Dから離脱させる。この操作によって、内案内体13
とガイド体6は、余裕部Saから離脱し、余裕部Sa
は、頂部がややなだらかな形状になるが、山形状を維持
している。 (5)そして、駆動装置9を起動して主回転体20を回
動すると、外案内体35は余裕部Saを押圧しながら円
筒状物品Aの端面を回転するので、余裕部Saは、図3
に示すように菊折り状に畳まれる。 (6)その後は、主シリンダ5によって、ヒータ80を
左方向に前進させて余裕部Saに当接し、中空芯Dの周
縁を熱溶着して、余裕部Saを固定する。その後、駆動
装置2によって端面処理装置を円筒状物品Aから離脱
し、以後、前記(1)の状態に戻して同じ工程を繰り返
すことによって、順次、円筒状物品Aの端面の連続処理
ができる。以上のように、前記構成の菊折りは、簡便な
構成で折ることができると共に、その後処理として、中
空芯Dの周縁を熱溶着するので美観の向上を図ることが
できると共に、経済性に富む方法である。
案内体13の先端部が円筒状物品Aの中心の方向に少し
移動させて、余裕部Saからの離脱を可能にした後、主
シリンダ5によって、ガイド体6を円筒状物品Aの中空
芯Dから離脱させる。この操作によって、内案内体13
とガイド体6は、余裕部Saから離脱し、余裕部Sa
は、頂部がややなだらかな形状になるが、山形状を維持
している。 (5)そして、駆動装置9を起動して主回転体20を回
動すると、外案内体35は余裕部Saを押圧しながら円
筒状物品Aの端面を回転するので、余裕部Saは、図3
に示すように菊折り状に畳まれる。 (6)その後は、主シリンダ5によって、ヒータ80を
左方向に前進させて余裕部Saに当接し、中空芯Dの周
縁を熱溶着して、余裕部Saを固定する。その後、駆動
装置2によって端面処理装置を円筒状物品Aから離脱
し、以後、前記(1)の状態に戻して同じ工程を繰り返
すことによって、順次、円筒状物品Aの端面の連続処理
ができる。以上のように、前記構成の菊折りは、簡便な
構成で折ることができると共に、その後処理として、中
空芯Dの周縁を熱溶着するので美観の向上を図ることが
できると共に、経済性に富む方法である。
【0018】
【発明の効果】請求項1の後処理方法は、円筒状物品A
の端面を熱溶着で固定するので、簡便に且つ美観の向上
を図ることができる。
の端面を熱溶着で固定するので、簡便に且つ美観の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における後処理方法の機構を
示す正面断面図である。
示す正面断面図である。
【図2】第2の実施の形態における後処理方法の機構を
示す正面断面図である。
示す正面断面図である。
【図3】円筒状物品の端面の菊折りの姿態を示す図であ
る。
る。
【図4】(A)は内ガイド体の正面図、(B)は主回転
体のフランジ部の正面図、(C)は昇降体の一部、
(D)は外ガイド体の正面図である。
体のフランジ部の正面図、(C)は昇降体の一部、
(D)は外ガイド体の正面図である。
A 円筒状物品 S 包装シート体 Sa 余裕部 13 内案内体 20 主回転体 20A フランジ部 25 外ガイド体 25A 誘導溝 30 昇降体 35 外案内体 35a バネ 38 引張体 41 主誘導溝 43 主ガイド棒 80 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E051 AA03 AB05 BA03 EA01 FA01 FA07 HA02 HA08 HD05 HE01 JA02 KA03 KA09 KB01 LA02 LA03 LA04 LA09 LB03 3E094 AA16 BA16 CA06 CA16 DA10 EA06 FA03 FA26 GA11 HA03 HA10
Claims (1)
- 【請求項1】 予め設定の余裕部Saを有する包装シー
ト体Sを円筒状物品Aの端面を包み込み、その後、中空
芯Dの周囲を熱溶着することを特徴とする円筒状物品の
端面の後処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11235135A JP2001058615A (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | 円筒状物品の端面の後処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11235135A JP2001058615A (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | 円筒状物品の端面の後処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001058615A true JP2001058615A (ja) | 2001-03-06 |
Family
ID=16981586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11235135A Pending JP2001058615A (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | 円筒状物品の端面の後処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001058615A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102815411A (zh) * | 2012-09-14 | 2012-12-12 | 许昌远东传动轴股份有限公司 | 传动轴滑动叉防护架防护皮管的安装方法及装置 |
CN115258227A (zh) * | 2022-07-21 | 2022-11-01 | 云南浩鑫铝箔有限公司 | 一种铝箔卷自动压紧打包装置及方法 |
-
1999
- 1999-08-23 JP JP11235135A patent/JP2001058615A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102815411A (zh) * | 2012-09-14 | 2012-12-12 | 许昌远东传动轴股份有限公司 | 传动轴滑动叉防护架防护皮管的安装方法及装置 |
CN115258227A (zh) * | 2022-07-21 | 2022-11-01 | 云南浩鑫铝箔有限公司 | 一种铝箔卷自动压紧打包装置及方法 |
CN115258227B (zh) * | 2022-07-21 | 2024-05-03 | 云南浩鑫铝箔有限公司 | 一种铝箔卷自动压紧打包装置及方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040615 |