JP2001058497A - ループ状のワークに対する液圧転写方法並びにこの方法を適用した加飾製品 - Google Patents
ループ状のワークに対する液圧転写方法並びにこの方法を適用した加飾製品Info
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Abstract
高めることのできる新規な液圧転写方法並びにこの方法
を適用した新規な加飾製品を提供する。 【解決手段】 本発明に係る液圧転写方法は、転写開始
作用部Zでは、ワークWが転写液面によって見かけ上輪
切り状態に没入され、且つワークWが概ね太さ方向断面
の周囲を転写フィルムFにほぼ同時的に接触しており、
更にワークWが転写開始作用部Zにおいて没入姿勢を維
持しながら転写液L中に、ワークの長手方向に順次没入
してゆくように変移し、この際ワークWと転写フィルム
Fとのいずれか一方または双方を移動させることによ
り、ワークWを囲む転写フィルムFは、ワークWのほぼ
太さ方向全周囲において常に未転写の範囲が供給され、
ワークW表面に転写パターンPが転写されるようにした
ことを特徴とする。
Description
アリングホイール等の閉ループを成す円環状部材、ある
いは椅子の背もたれ部品等の開ループを成すU字状部材
等のループ状部材を加工対象とし、このものに対する加
飾模様の再現性を向上させることのできる液圧転写方法
並びにこの方法を適用した加飾製品に関するものであ
る。
として所定の強度を発揮すべく金属材が用いられている
が、その周囲の握り面を構成する部分はプラスチック、
木質材、あるいはこれらに皮巻き処理したもの等、その
操作性、装飾性等の要求に合わせて種々の素材が用いら
れている。このうち木製ハンドルは操作性、装飾性いず
れも満足させるものであり、且つ製造にあたっては相応
の手間を要するものであるから、言わば高級品としての
評価が与えられている。しかしながら近時天然素材の安
易な利用の見直しやコスト面の要請から、純正の木製ハ
ンドルに代わってプラスチックのハンドル素材に液圧転
写により木目模様を加飾したものが適用されている。
の形状になじんで転写模様が形成される点で多くの製品
を新たに加飾対象物とし得た点で評価されているもので
あるが、例えばステアリングホイールへの木目模様の加
飾加工にあたっては、次のような点で更なる要望が出さ
れていた。すなわち本来の木製ステアリングホイール
は、断面半円形の木質棒状素材を円環状に加湿、加熱等
の処理で曲成し、これを上下面から芯材を挟み込みなが
ら貼り合わせて形成しているものである。このため当然
ながら木目の柾目方向はステアリングホイール円周方向
に沿って形成されることとなり、結果的にこのような模
様がユーザーに安心感ないしは信頼感を伴って受け入れ
られている。
圧により加飾模様を形成する手法としては、本出願人が
関与した特開平10−329498号「液圧転写印刷が
施されたステアリングホイールの製造方法」の出願が提
案されているが、前述したような柾目模様をステアリン
グホイールの円周方向、すなわち素材の長手方向に沿わ
せたような状態に忠実に再現するにはこの手法では必ず
しも充分ではなく、未だ改善すべき余地があった。この
ようにワークが円環状の閉ループあるいはU字状の開ル
ープの形状等を有するものにあっては、人工的に再現す
る模様について、代替の元となった本来の天然素材等の
模様を忠実に再現できるようにするには、転写に際し転
写パターンを歪みなく転写されるようにする必要があ
り、更なる技術開発の余地を残していた。
認識してなされたものであり、ループ状のワークに対し
転写模様の再現性を高めることのできる新規な液圧転写
方法並びにこの方法を適用した加飾製品の開発を試みた
ものである。
ループ状のワークに対する液圧転写方法は、転写パター
ンを印刷した転写フィルムを転写液面上に浮遊支持し、
この転写液中にワークを上方から没入させてワークの表
面に転写パターンを転写することにより、ワークを加飾
する方法において、転写開始作用部では、ワークは転写
液面によって見かけ上輪切り状態に没入され、且つ前記
転写開始作用部では、ワークは、概ね太さ方向断面の周
囲を転写フィルムにほぼ同時的に接触しており、更にワ
ークは、前記転写開始作用部において前記没入姿勢を維
持しながら転写液中に、ワークの長手方向に順次没入し
てゆくように変移し、この際ワークと転写フィルムとの
いずれか一方または双方を移動させることにより、ワー
クを囲む転写フィルムは、ワークのほぼ太さ方向全周囲
において常に未転写の範囲が供給され、ワーク表面に転
写パターンが転写されるようにしたことを特徴として成
るものである。
する液圧転写方法は、前記請求項1記載の要件に加え、
前記転写開始作用部におけるワークの没入速さと、転写
フィルムの供給速さとがほぼ同じ速さとなるようにワー
クと転写フィルムとの相対移動速度が設定されているこ
とを特徴として成るものである。
に対する液圧転写方法は、前記請求項1または2記載の
要件に加え、前記ワークのループ面と、転写フィルムの
相対移動方向との成す偏向角を相対移動方向から±90
°の範囲に設定することを特徴として成るものである。
に対する液圧転写方法は、前記請求項1、2または3記
載の要件に加え、前記ワークのループ面と、転写液面と
の成す没入姿勢角を、直立状態から±80°の範囲に設
定することを特徴として成るものである。
に対する液圧転写方法は、前記請求項1、2、3または
4記載の要件に加え、前記ワークは、閉ループ形状を成
すとともに、円周方向の一部に転写不要部を有するステ
アリングホイール素材であり、このワークを転写液の転
写開始作用部に当初没入させるにあたっては、この転写
不要部から没入を開始させ、更に前記転写開始作用部に
おける没入姿勢を転写加工途中において維持するにあた
っては、ステアリングホイール素材を回転させながら転
写液中に没入させることを特徴として成るものである。
に対する液圧転写方法は、前記請求項1、2、3、4ま
たは5記載の要件に加え、前記ワークは、ステアリング
ホイール素材であり、転写フィルムとの相対移動方向上
流側において液面に没入している部位を転写開始作用部
として没入進行させ、これによって前記転写パターンの
合わせ目は、車両取り付け状態において操縦席側から見
えにくいステアリングホイールの背面側に形成されるよ
うにしたことを特徴として成るものである。
クとしてステアリングホイールを適用した場合、ステア
リングホイールの概ね太さ方向断面全周囲において、転
写柄の柄歪みがほとんどない状態で液圧転写印刷が行え
るとともに、転写パターンの合わせ目は、車両取り付け
状態において操縦席側から見えにくい部分であるステア
リングホイールの背面側に位置させることができ、柾目
模様やカーボン柄などの転写パターンがより綺麗に再現
できる。また種々の転写パターンやワークの大きさや形
状等に応じて、最適の偏向角や没入姿勢角が設定でき
る。
パターンを印刷した転写フィルムを転写液面上に浮遊支
持させ、この転写液中にループ状を成すワークを上方か
ら没入させることによって、表面に適宜の加飾模様が施
されたワークにおいて、転写開始作用部では、ワークの
ほぼ太さ方向断面が転写フィルムによって取り囲まれる
とともに、この転写フィルムがワーク長手方向に順次引
き込まれることにより、ワークの長手方向にわたって柄
歪みがほとんどない状態で、前記請求項1、2、3、
4、5または6記載の方法によって転写パターンが転写
されたことを特徴として成るものである。この発明によ
れば、上記ステアリングホイールのほか、例えばフラフ
ープ、吊り輪、タオルリング、椅子の背もたれ、手すり
など種々の閉ループ、開ループ状の種々のワークに柄歪
みのほとんどない、より綺麗な転写パターンが再現でき
る。
基づいて説明する。説明にあたっては、まず本発明の加
飾対象となるワークWについて説明し、次いでこのよう
なワークWに液圧転写印刷を行う液圧転写印刷装置10
について概略的に説明した後、この装置の作動態様を説
明しながら併せて本発明のループ状のワークに対する液
圧転写印刷方法について説明する。
ープ形状を有するものであって、例えば車両等に取り付
けられるステアリングホイールのほか、フラフープ、吊
り輪、タオルリング等のほぼ円環状ないしは略O字状に
形成されて閉ループを成すもの、または椅子の背もたれ
部品などのようにU字状に形成されて開ループを成すも
の等の種々の部材が適用される。またこれ以外にも二つ
のループ形状を一つまたは二つの直線部分で連結したよ
うな、階段の手すり等もループ状のワークWとして適用
し得る。
方向」とは、例えば閉ループ状を成すステアリングホイ
ール等については、ワークWが途切れることのない概ね
円弧状を成すものであり、この円弧に沿った方向を示す
ものであり、一方開ループ状を成す椅子の背もたれ部品
等については、ループ形状の両端部がほぼ直線的に伸び
た形状を成すものであり、この直線部分の一端からルー
プ形状を通って他端に向かう方向を示すものである。ま
たワークWのループ面をRと符号を付す。なおこの実施
の形態では、ワークWとして好適なステアリングホイー
ルを適用した場合について主に説明するものであり、こ
のステアリングホイールを液圧転写印刷が施される前後
において区別する必要がある場合には、液圧転写印刷が
施されたものを1、それ以前のものを1Aと符号を付し
て区別する。
ール1は一例として図2に示すように、回動中心部分と
なるボス部2と、このボス部2から放射状に伸びるスポ
ーク部3と、このスポーク部3の先端においてほぼ円環
状に結合されるリム部4とを具えて成るものである。こ
のリム部4は、更に長円弧状の長リム部41(図2中に
おける上側)と、短い円弧状の短リム部42(図2中に
おける下側)と、これらを連結するグリップ部43(図
2中における左右両側)とを具えて成るものである。そ
して長リム部41と短リム部42には、柾目の木目模様
等の適宜の転写模様が施され、且つその表面に透明なト
ップコートが施されている。またグリップ部43は、通
常ボス部2から伸びたスポーク部3が接続される他端部
分である。
ール1Aを転写液に没入させ、且つこのものを回転させ
ながら液圧転写印刷を行うものであるが、グリップ部4
3には、通常直近にスポーク部3が存在するため、転写
フィルムFには他の部位(長リム部41や短リム部4
2)とは異なった力が作用して、他の部位と同じような
液圧転写印刷は行えない。このため例えばグリップ部4
3には、転写印刷後、この部分に施された印刷を隠すと
ともに特殊な装飾効果や握り感等を付与するために、レ
ザー等を巻く手法が採り得るが、グリップ部43に施さ
れる印刷が外観上製品として問題なければ、そのまま製
品とすることも可能である。またこのグリップ部43に
特に液圧転写印刷を行いたくない場合等には、例えばこ
の部分をマスキング等で覆うことも可能である。なお上
述したグリップ部43のように、長リム部41や短リム
部42と同等の液圧転写印刷が行えず、多くの場合、後
工程において隠す、または転写を不要とする部分を転写
不要部と定義する。
41や短リム部42等に施される印刷は、その柄歪みを
従来よりも格段に抑えることができ、一例として図4に
示すように概ね太さ方向断面の周囲における柄歪みがほ
とんどない状態に転写されるものである。因みに図4は
長リム部41または短リム部42にカーボン柄の液圧転
写印刷を施し、その印刷状態を周囲四方向から示した図
であり、どの方向からみても転写柄の歪みがほとんどな
い状態を示している。また転写パターンPの合わせ目P
aは、ステアリングホイール1を車両に取り付けた状態
において操縦席側から見えにくいステアリングホイール
1の背面側に常に位置させている。
に説明する。液圧転写印刷装置10は、一例として図1
に示すように転写槽11と、転写フィルム供給装置12
と、ワーク保持変移装置13とを具えて成るものであ
る。転写槽11は、内部に転写液Lが貯留されており、
その液が循環管路14を経てポンプ15により一例とし
て図中矢印のようにゆっくり循環されている。また転写
槽11の両端にはガイドチェーン16が設けられ、始端
側上方には送風装置17が設けられる。そしてこれら転
写液Lの循環と、ガイドチェーン16と、送風装置17
等によって液面上に浮遊支持した転写フィルムFをワー
クWすなわちステアリングホイール1Aに向かって波立
ちのない安定状態で移送するものである。
がワークWたるステアリングホイール1Aに向かって移
送される形態を採るが、必ずしもこのような形態に限る
ことなく、例えば転写槽11の液面上に静止状態となっ
た転写フィルムFに向けてステアリングホイール1Aを
移送する形態を採ることも可能である。更には両者が共
に移送される形態であってもよく、要は相対的に両者が
接近する関係であればどのような形態であっても構わな
い。従って転写フィルムFの移動方向を、本明細書の請
求項等において「相対移動方向」と記載したのも、以上
述べた種々の場合を包括的に示した意味である。更に本
明細書に記載する「相対移動方向上流側」とは、ワーク
Wに対し、常に未転写の転写フィルムFが供給されてく
る側を示すものであり、実質的には合わせ目Paが形成
される側の反対側となる。
写フィルムFがロール状に巻回された原反ロール18
と、担持シート上に印刷された乾燥状態の転写インクに
粘着性を持たせ、転写可能状態とする(本明細書におい
てこのような状態とすることを活性化という)活性剤S
を貯留する溶剤タンク19と、送りローラ20とを具え
て成り、原反ロール18から繰り出された転写フィルム
Fが、途中溶剤タンク19内の活性剤Sで活性化された
後、転写槽11内へ連続供給される。活性剤Sは、例え
ば樹脂分、顔料、溶剤、可塑剤等を適宜の割合で配合し
て成るものであるが、単純にはシンナー等の溶剤を用い
ることも可能である。
ホイール1Aを保持しながらこれを転写液L中に没入
し、没入後はこのステアリングホイール1Aを回転させ
て、ワークWの長手方向に沿って変移させるものであ
る。このワーク保持変移装置13は、ステアリングホイ
ール1Aを転写液L中に没入させるにあたっては、図5
(a)に示すようにループ面Rと、転写フィルムFの相
対移動方向との成す偏向角が相対移動方向から±90°
の範囲で適宜設定されたり、または図6に示すようにル
ープ面Rと、転写液面との成す没入姿勢角が、直立状態
から±80°の範囲で適宜設定される。なおこの時の
+、−とは特に明確な定義があるわけではなく、基準位
置からのある回転方向を+とすれば、その逆方向への回
転が−となる意味である。
ングホイール1Aを転写液面に対してほぼ直立状態に没
入させる(すなわち没入姿勢角としては、ほぼ90°)
状態を示したものであって、図5(a)においては偏向
角を約65°、図5(b)においては偏向角を約90°
に設定した状態を示している。また図6に示す実施の形
態は、没入姿勢角を約50°(直立状態からは約40
°)に設定したものであって、平面から視てループ面R
の法線方向を、転写フィルムFの相対移動方向にほぼ沿
うようにした状態(偏向角としては、ほぼ90°)を示
している。更に図7に示す実施の形態は、没入姿勢角を
約55°(直立状態からは約35°)に設定したもので
あって、平面から視てループ面Rの法線方向を、転写フ
ィルムFの相対移動方向に対して、ほぼ直角にした状態
(偏向角としては、ほぼ0°)を示している。
もステアリングホイール1Aを直降下させるように描い
たが、逆三角形のコンベアや多関節ロボット等で斜降下
させたりしても構わない。またこれと同様に、転写フィ
ルムFに活性剤Sを塗布してから、転写槽11に供給す
る形態を示したが、転写フィルムFを転写槽11に供給
した後に溶剤等を塗布して活性化するようにしてもよ
く、更には、液が流動している転写槽11へ連続的にフ
ィルムを供給するのではなく、液が静止している転写槽
11へ枚葉状の転写フィルムを一枚ずつ手で浮かばせる
ように供給してももちろん構わない。
装置10の作動態様を説明しながら併せて本発明のルー
プ状のワークに対する液圧転写印方法について説明す
る。 (1)転写フィルムの供給 原反ロール18から繰り出された転写フィルムFを図1
に示すように途中、転写インク塗装面側に活性剤Sを塗
布した後、転写槽11内の転写液L上に供給する。活性
剤Sが塗工された転写フィルムFは、水を吸収して軟化
膨潤し、四方に多少延展する。なお活性剤Sを塗布する
のは、転写フィルムFは通常は原反ロール18として保
管する関係上、塗膜は乾燥状態にされているためであ
り、活性剤Sを塗布することにより転写インク塗装面に
粘着性が付与される。なお転写フィルムFに活性剤Sを
塗工するタイミングは、転写フィルムFが転写液L上に
供給された後であっても構わない。
場合車両取り付け時の正面側を相対的に接近してくる転
写フィルムFに向けた状態で、ワーク保持変移装置13
によって保持されながら転写液中に初期没入される。こ
の際、ステアリングホイール1Aは、転写パターンPや
ステアリングホイール1Aの大きさや太さ等の諸条件に
応じて適宜の偏向角や没入姿勢角等が設定された状態で
没入される。また初期没入にあたっては、通常グリップ
部43等の転写不要部からステアリングホイール1Aを
没入させるものである。その際没入に伴い、転写不要部
のすぐ近くに位置する長リム部41や短リム部42等に
不本意な転写が施されることが考えられる場合には、こ
れを防ぐために転写不要部の近辺でありながら本来の転
写を必要とする部分をマスキング等で覆う形態が適宜採
り得る。なお没入時のステアリングホイール1Aは、一
例として図3(a)に示すように、リム部4が転写液面
によって見かけ上輪切り状態、すなわちリム部4の概ね
太さ方向断面周囲が転写フィルムFにほぼ同時に接触す
るような状態となっている。
記ワーク保持変移装置13によってステアリングホイー
ル1Aを長手方向に順次没入させるように、ゆっくりと
回転させて、液圧転写印刷を徐々に施して行く。なお一
つのステアリングホイール1Aにおいての没入部位は、
二カ所存在するものであるが、液圧転写印刷は、一例と
して転写フィルムFの相対移動方向上流側の液面に没入
している部位、すなわち転写フィルムFと最初に接触す
る部位で行われ、この部位を転写開始作用部Zと称す
る。この転写開始作用部Zにおいて転写フィルムFは、
図3(b)に示すようにステアリングホイール1Aの回
転に伴い徐々に液面下方側に引き込まれて行き、この時
の液圧によって印刷が施されるものであり、逆にもう一
方の没入部位では、リム部4が液面から順次出てくるた
め液圧が作用せず印刷が行われない。また転写開始作用
部Zではステアリングホイール1Aの回転に伴い、リム
部4の周囲には、常に新しい転写フィルムFが供給され
る必要があり、転写フィルムFの相対移動速度と、ステ
アリングホイール1Aの回転速度とがほぼ同じ速さにな
るように設定される。
成状態 ここで液圧転写印刷の状態と、転写された転写パターン
Pの合わせ目Paの形成状態について説明する。上述し
たように本発明においては、転写時、転写開始作用部Z
においてリム部4のほぼ太さ方向断面周囲に、常に未転
写の転写フィルムFを供給し続けるため、転写柄の柄歪
みを従来に比べ格段に抑えることができ、一例として図
4に示すようにリム部4の周囲どの方向から見ても転写
柄の歪みがほとんどない状態に転写が行える。また偏向
角や没入姿勢角等を適宜設定することにより、リム部4
に転写される転写パターンPの合わせ目Paは、一例と
して図2、3に示すように常に車両取り付け状態におい
て操縦席側から見えにくいステアリングホイール1の背
面側に形成することが可能である。そしてステアリング
ホイール1Aの回転が終了すると、転写液面からこれを
取り出して、実質的な液圧転写印刷は終了する。
ール1Aは、転写フィルムFの転写液Lに溶けなかった
部分がまだ付着しているため、この完全除去のためシャ
ワーリング等により洗浄して除去し、その後乾燥する。
は、この状態でも本発明の加飾製品として成立するもの
であるが、更に転写印刷個所に照り感や深み感を増すた
めに透明なトップコートをスプレー塗布等により形成す
る。なおトップコートは適宜バフ等を用いて磨き上げら
れる。
ホイール1A等のワークWに転写を行うにあたって、そ
の太さ方向断面における柄歪みを可及的に減少させ得る
手法であるが、実際の転写状態は、ステアリングホイー
ル1Aの姿勢(偏向角や没入姿勢角の設定)はもちろん
のこと、転写フィルムFの供給速度(相対移動速度)
や、ワークWの大きさや断面形状、あるいは活性化させ
た転写フィルムFの粘性状況等、多数の要素が複雑に関
与し合って、種々変化するものである。従って最適な転
写状態を得るにあたっては、試行錯誤的なトライを何回
も行って、複数の加工条件を決定して行く手法が一般的
であり、一例として図8に示すように、ループ面Rと転
写液面との成す没入姿勢角を−20°〜−10°(直立
状態からは−80°〜−70°)に設定し、且つ平面か
ら視てループ面Rの法線方向を、転写フィルムFの相対
移動方向に対して10°〜20°傾けた状態(偏向角と
しては、70°〜80°)に設定した場合に良好な転写
状態が得られた。ここでループ面Rと転写液面との成す
没入姿勢角を「−」と表示したのは、本明細書ではこの
角度を、直立状態を基準として表現しており、上記図
6、7の状態に対して逆方向に傾けているためである。
説明する。例えばカーボン柄をステアリングホイール1
Aの表面に転写する場合、カーボン柄の縦列と横列と
を、リム部4の周方向と太さ断面方向とに沿わせるよう
に転写することは非常に難しいものであるが、カーボン
柄をワークWの太さ断面方向に対して、ほぼ沿うように
柄付けできれば、ステアリングホイール1として外観
上、美観を呈するものであり、このような転写が望まし
い。すなわち図9に示すように、リム部4の周方向に発
生するずれの少ないものが、良好な転写状態となる。
形成される、転写パターンPの合わせ目Paについて述
べると、この合わせ目Paは、上流側から供給されてく
る転写フィルムFが、ステアリングホイール1Aによっ
て一旦左右に二分割され、この分割された双方のものが
ワークWの両側部から背面側まで回り込み、ここで接触
した部位から順次接合されて形成されるものである(図
10参照)。従ってこの回り込み寸法が左右の側部でず
れた場合には、合わせ目Paを境にして転写柄がずれる
ことはもちろんのこと、回り込み寸法の差に基づき、転
写フィルムFののびが異なり、合わせ目Paを境にして
濃淡の差として目立つことがある。このため、この合わ
せ目Paにおいて濃淡の差が少ないものが、良好な転写
状態となる。
られる理由について考察を述べる。 (1)没入姿勢角の効果 この設定では、没入姿勢角が−20°〜−10°(直立
状態からは−80°〜−70°)となり、ステアリング
ホイール1Aは、転写液面に対してほぼ沿うような、い
わば寝た状態となり、ステアリングホイール1Aが転写
フィルムFによって取り囲まれる見かけ上の輪は、大き
く偏平化した、ほぼ楕円形状を呈することとなる。この
ためリム部4の表面に転写される柄は、一見、周方向に
大きくずれることが予想されるが、実際に行ったトライ
では、ステアリングホイール1Aを寝かした方が、リム
部4の周方向のずれが少なくなることがわかった。
されたワークWの全周の転写が、図10に示すように、
まず転写フィルムFが供給されてくる上流側の方から始
まり、転写フィルムFの回り込みに従い、輪切り状態に
された側部が順次転写されて行き、最後に転写フィルム
Fが回り込んだ下流側において合わせ目Paが形成され
ることに起因すると考えられる。すなわち転写フィルム
Fに取り囲まれたワークWの転写は、輪切り状態にされ
た一周がほぼ同時に行われるのではなく、ある程度の時
間差があって上流側から下流側へと進行して行くのであ
る。このため主にステアリングホイール1Aを寝かせた
状態とすることで、転写フィルムFの回り込みの軌跡
が、ワークWの太さ断面方向にほぼ一致し、リム部4の
周方向におけるずれが少なくなると考えられる。逆に言
えば転写フィルムFの回り込みの軌跡を、ワークWの太
さ断面方向にほぼ一致させるように、没入姿勢角や転写
フィルムFやワークWの送り速度等を設定することにな
る。因みに図10では、転写フィルムFの流れに対して
ほぼ鉛直なラインをF1とし、これを図中、二点鎖線で
示す太さ方向断面にほぼ沿うような設定としている。
ると、ステアリングホイール1Aの外周側と内周側との
没入速度は、大径となる外周側の方が必然的に速くな
り、外周側の方が柄のびし易い傾向にあると考えられ
る。またステアリングホイール1Aの上流側と下流側と
では、転写フィルムFが回り込むために、下流側の方が
柄のびし易い傾向にあると考えられる(図10参照)。
ここで前記設定では、平面から視てループ面Rの法線方
向が、転写フィルムFの相対移動方向に対して10°〜
20°傾けられた状態(偏向角としては、70°〜80
°)に設定されており、この状態では柄のびし易いワー
クWの外周側を、柄のびし難い上流側に位置させるとと
もに、柄のびし難いワークWの内周側を、柄のびし易い
下流側に位置させることになり、傾向の相反する要素が
相殺されるものと考えられる。
ワークWによって二分割され、このワークWの側部を回
り込む転写フィルムFは、図11に示すように、回り込
み寸法がほぼ等しい距離または時間となり、転写柄のの
びがほぼ一致し、従って合わせ目Paにおいて濃淡の差
がほとんど生じなくなるものと考えられる。なお合わせ
目Paは、ワークWの姿勢はもちろんのこと、転写フィ
ルムFの供給速度や、ワークWの大きさや形状、あるい
は活性化させた転写フィルムFの粘性度合い等によって
形成される位置が変化するものであるため、ワークWに
よって二分割された転写フィルムFの回り込み距離も、
一致しないことが多い。因みに本実施の形態(ワークW
としてステアリングホイール1Aを適用した場合)で
は、合わせ目PaがワークWのやや中心側に寄った位置
に形成されるものであったが、これは平面から視た場合
ワークWの没入が常に中心側に向かうことや、転写フィ
ルムFの粘性が比較的高いこと等に因るものと考えられ
る。
クWとしてステアリングホイール1Aを適用した場合、
ステアリングホイール1の概ね太さ方向断面全周囲にお
いて、転写柄の柄歪みを従来よりも格段に抑えることが
でき、転写柄をステアリングホイール1の太さ方向断面
に概ね沿うように転写させ得る。またワークWによって
二分割された転写フィルムFが、ワークWの両側部を回
り込む距離をほぼ一致させることによって、分割されて
いた双方の転写フィルムFののびの割合をほぼ一致させ
ることができ、合わせ目Paにおいて濃淡の差をほとん
ど目立たせない状態に転写できる。更に合わせ目Pa
は、車両取り付け状態において操縦席側から見えにくい
部分であるステアリングホイール1の背面側に位置させ
ることができ、柾目模様やカーボン柄などの転写パター
ンPがより綺麗に再現できる。また種々の転写パターン
PやワークWの大きさや形状等に応じて、最適の偏向角
や没入姿勢角が設定できる。またワークWとしては、上
記ステアリングホイール1Aのほか、例えばフラフー
プ、吊り輪、タオルリング、椅子の背もたれ、手すりな
ど種々の閉ループ、開ループ状の種々のループ状の部材
が適用できる。
示す骨格的側面図である。
イールを示す斜視図である。
ステアリングホイールを一部破断して示す平面図
(a)、並びに本図A−A線矢印方向から視た部分断面
図(b)である。
の状態を周囲四方向から示した説明図である。
直立状態に没入させる実施の形態を示す骨格的平面図で
ある。
動方向に対して、ほぼ直角に没入させる実施の形態を示
す骨格的平面図、並びに没入状況を示す骨格的断面図で
ある。
動方向に、ほぼ沿うように没入させる実施の形態を示す
骨格的平面図、並びに没入状況を示す骨格的断面図であ
る。
示す骨格的平面図、並びに没入状況を示す骨格的断面図
である。
際、周方向に生ずるずれを示す説明図である。
間を経て進行して行く状態を示す斜視図である。
ワークの両側部を回り込む様子を示す骨格的平面図であ
る。
た) 1A ステアリングホイール(液圧転写印刷が施されて
いない) 2 ボス部 3 スポーク部 4 リム部 10 液圧転写印刷装置 11 転写槽 12 転写フィルム供給装置 13 ワーク保持変移装置 14 循環管路 15 ポンプ 16 ガイドチェーン 17 送風装置 18 原反ロール 19 溶剤タンク 20 送りローラ 41 長リム部 42 短リム部 43 グリップ部 F 転写フィルム F1 ライン L 転写液 P 転写パターン Pa 合わせ目 R ループ面 S 活性剤 W ワーク Z 転写開始作用部
Claims (7)
- 【請求項1】 転写パターンを印刷した転写フィルムを
転写液面上に浮遊支持し、この転写液中にワークを上方
から没入させてワークの表面に転写パターンを転写する
ことにより、ワークを加飾する方法において、転写開始
作用部では、ワークは転写液面によって見かけ上輪切り
状態に没入され、且つ前記転写開始作用部では、ワーク
は、概ね太さ方向断面の周囲を転写フィルムにほぼ同時
的に接触しており、更にワークは、前記転写開始作用部
において前記没入姿勢を維持しながら転写液中に、ワー
クの長手方向に順次没入してゆくように変移し、この際
ワークと転写フィルムとのいずれか一方または双方を移
動させることにより、ワークを囲む転写フィルムは、ワ
ークのほぼ太さ方向全周囲において常に未転写の範囲が
供給され、ワーク表面に転写パターンが転写されるよう
にしたことを特徴とするループ状のワークに対する液圧
転写方法。 - 【請求項2】 前記転写開始作用部におけるワークの没
入速さと、転写フィルムの供給速さとがほぼ同じ速さと
なるようにワークと転写フィルムとの相対移動速度が設
定されていることを特徴とする請求項1記載のループ状
のワークに対する液圧転写方法。 - 【請求項3】 前記ワークのループ面と、転写フィルム
の相対移動方向との成す偏向角を相対移動方向から±9
0°の範囲に設定することを特徴とする請求項1または
2記載のループ状のワークに対する液圧転写方法。 - 【請求項4】 前記ワークのループ面と、転写液面との
成す没入姿勢角を、直立状態から±80°の範囲に設定
することを特徴とする請求項1、2または3記載のルー
プ状のワークに対する液圧転写方法。 - 【請求項5】 前記ワークは、閉ループ形状を成すとと
もに、円周方向の一部に転写不要部を有するステアリン
グホイール素材であり、このワークを転写液の転写開始
作用部に当初没入させるにあたっては、この転写不要部
から没入を開始させ、更に前記転写開始作用部における
没入姿勢を転写加工途中において維持するにあたって
は、ステアリングホイール素材を回転させながら転写液
中に没入させることを特徴とする請求項1、2、3また
は4記載のループ状のワークに対する液圧転写方法。 - 【請求項6】 前記ワークは、ステアリングホイール素
材であり、転写フィルムとの相対移動方向上流側におい
て液面に没入している部位を転写開始作用部として没入
進行させ、これによって前記転写パターンの合わせ目
は、車両取り付け状態において操縦席側から見えにくい
ステアリングホイールの背面側に形成されるようにした
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の
ループ状のワークに対する液圧転写方法。 - 【請求項7】 転写パターンを印刷した転写フィルムを
転写液面上に浮遊支持させ、この転写液中にループ状を
成すワークを上方から没入させることによって、表面に
適宜の加飾模様が施されたワークにおいて、転写開始作
用部では、ワークのほぼ太さ方向断面が転写フィルムに
よって取り囲まれるとともに、この転写フィルムがワー
ク長手方向に順次引き込まれることにより、ワークの長
手方向にわたって柄歪みがほとんどない状態で、前記請
求項1、2、3、4、5または6記載の方法によって転
写パターンが転写されたことを特徴とする加飾製品。
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