JP2001058239A - 中空ラックバーの製造方法およびその装置 - Google Patents

中空ラックバーの製造方法およびその装置

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JP2001058239A
JP2001058239A JP11233806A JP23380699A JP2001058239A JP 2001058239 A JP2001058239 A JP 2001058239A JP 11233806 A JP11233806 A JP 11233806A JP 23380699 A JP23380699 A JP 23380699A JP 2001058239 A JP2001058239 A JP 2001058239A
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rack
mandrel
die
hollow
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/76Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
    • B21K1/767Toothed racks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度の加工工程における加工量を増加させる
ことができ、効率よく中空ラックバーを製造することが
できる方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 中空ラックバーの製造装置は、中空パイ
プ状のワークWを位置決め保持するダイス1と、ダイス
1に位置決め保持されたワークWを固定するクランパ2
と、ダイス1に位置決め保持・固定されたワークWにラ
ック歯形を成型するラック型3と、ワークWに対して軸
方向に移動されることにより、該ワークWをラック型3
に圧接してワークWにラック歯形を成型するマンドレル
5と、前記ラック型3を支持して、ダイス1に位置決め
保持・固定されたワークWをその径方向にプレスするプ
レス手段と、ワークWに挿入されたマンドレル5をその
ワークWから引き抜くように相対的に移動させるマンド
レル移動手段6とを備え、ワークWに荒歯形を成型した
後に最終的なラック歯形を成型するように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空ラックバーの
製造方法およびその装置に関し、さらに詳しくは、中空
パイプ状のワークに対してマンドレルを軸方向に移動さ
せることにより、そのワークをラック型に圧接させてワ
ークにラック歯形を成型する中空ラックバーの製造方法
およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中空ラックバーの製造に関する従来の技
術としては、例えば、特開平6−246379号公報に
開示されているように、円筒状の空洞を有し、得ようと
するラックの幅と同幅の溝が空洞に連続して形成された
第1次成型割型と、該割型の溝にチューブが挿入された
ときに圧入されるプレス型と、得ようとするラックバー
と補形をなし、内部の軸線に対して直交する方向にラッ
クの歯に対応する凹凸条部が形成された第2次成型割型
に装着されたチューブの穴から圧入される断面半円状の
マンドレルと、第2次成型後のチューブの穴に挿入され
る芯金挿入手段及び芯金を挿入した状態でチューブに外
周から圧力をかけると共にスライド移動することにより
チューブの両端の肉を押し伸す高圧強制潤滑押出し加工
装置とからなる金属チューブからラックバーを製造する
装置が知られている。
【0003】また、特開平6−246379号公報に
は、比較的肉厚の金属製チューブの一部に外周から圧力
をかけて断面半円状のラック形成部を製造する工程(第
1次成型工程)と、前記加工されたチューブを内部に得
ようとするラックと補形をなす凹凸状を有する成型割型
に装着し、該金属製チューブの穴から断面半円状のマン
ドレルを圧入することによりラックを形成する工程(第
2次成型工程)と、前記工程の後に金属製チューブの端
部に芯金を挿入した後に内周に圧延用のダイスを有する
高圧潤滑押出し装置に装着して、端部の金属チューブの
肉を押し延ばし金属製チューブの端部を薄化する工程と
からなる金属チューブからラックバーを製造する方法も
開示されている。
【0004】また、別の従来の技術としては、特開平5
−169181号公報に開示されているように、パイプ
素材を押圧してその長手方向に平面部を形成し、パイプ
素材の軸線方向に直交する方向に多数の歯形を形成して
なるラック型を前記平面部の外面に位置させたのち、パ
イプ素材の内部にパイプ素材の内径より小なる外径を有
すると共に前記平面部に対応する平面部が形成されたポ
ンチを圧入し、このポンチをパイプ素材の軸線方向に移
動させることによりパイプ素材の平面部をラック型に食
い込ませてラック歯形を形成するラックバーの製造方法
において、パイプ素材のポンチ圧入側に対向する方向あ
るいはポンチ圧入側方向よりパイプ素材内に圧油を供給
し、パイプ素材とポンチとの間の摩擦抵抗を減少させて
パイプ素材の平面部にラック歯型を形成することを特徴
とするラックバーの製造方法が知られている。
【0005】このように、上述した従来の技術では、い
ずれのものも、金属製のチューブあるいはパイプ素材
(ワークという)にラックを形成する部分に平坦な部分
を予め形成する工程を行い、この工程とは別の工程にお
いて、マンドレルあるいはポンチ(マンドレルという)
をワークに圧入するように軸方向に移動させることによ
り、ワークを成型割型あるいはラック型に圧接してワー
クにラック歯形を成型するものであった。
【0006】さらに、別の従来の技術としては、特開平
2−99225号公報に開示されているように、軸線方
向と直角な多数の歯形を内面に設けたラック型にパイプ
素材の歯形形成部位を位置させ、ラック型またはパイプ
素材の歯形形成部位を、互いに反対方向の傾斜面を持つ
2つのテーパ面の軸方向への相対移動によるくさび作用
により圧接方向に相対的に移動させ、パイプ素材の歯形
形成部にラック型の歯形によりラック歯を成型すること
を特徴とするラック加工方法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術のうち、特開平6−246379号公報や
特開平5−169181号公報に開示されたものにあっ
ては、マンドレルをワークに圧入するものであり、マン
ドレルの断面積はワークの圧入し得るように制限され
る。このように断面積が制限されるマンドレルをワーク
内に圧入するため、マンドレルが座屈するおそれがある
という問題があり、この問題を回避するために当該従来
の技術では潤滑油を供給する必要があった。また、ワー
クの内径に対して一度の加工において圧入することがで
きるマンドレルの外径の比が少ない、すなわち、一度の
圧入で行うことのできる加工量が少ないため、外径の異
なるマンドレルを用意して、外径が徐々に大きくなるよ
うにマンドレルを交換して繰り返しワークに圧入する必
要があった。
【0008】さらに、特開平6−246379号公報や
特開平5−169181号公報に開示されたものにあっ
ては、ワークのラックを形成する部分に平坦な部分を予
め形成する工程と、マンドレルをワークに圧入してラッ
ク歯形を成型する工程とを別々に行わなければならず、
工程数が多いばかりでなく、各工程のための手間や設備
が必要となってコストがかかるという問題があった。
【0009】一方、上述した従来の技術のうち、特開平
2−99225号公報に開示されたものにあっては、互
いに反対方向の傾斜面を持つ2つのテーパ面の軸方向へ
の相対移動によるくさび作用により、ラック型にパイプ
素材圧接方向に相対的に移動させるものであり、くさび
作用を得るために、心金とくさび部材とをあるいはくさ
び部材とくさび部材とを軸方向に圧入するように移動さ
せる必要があり、やはり座屈するおそれがあるという問
題があった。また、このものにあっては、くさび作用に
よってラック型をワークに対して平行移動させるもので
あるため、成型しようとするラック歯形が、例えば圧力
角や歯厚、ピッチなどが部分によって異なる場合に、ワ
ークの肉をラック歯形のラック歯に最適にフィルアップ
させることができないという問題があった。
【0010】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、マンドレルを座屈させるおそれがなく、一度の加工
工程における加工量を増加させることができ、もって、
効率よく中空ラックバーを製造することができる方法お
よびその装置を提供することを目的とする。また、本発
明は、さらに効率よくそして精度よく中空ラックバーを
製造することができる方法およびその装置を提供するこ
とを目的とする。さらに、本発明は、簡単な構成で容易
に且つ確実に荒歯形を成型し、次いで最終的なラック歯
形を成型することができる中空ラックバーの製造方法お
よびその装置を提供することを目的とする。さらにま
た、本発明は、成型しようとするラック歯形が部分によ
って異なる場合であっても、最適にワークの肉をラック
歯形のラック歯にフィルアップさせることができる中空
ラックバーの製造方法およびその装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の中空ラックバ
ーの製造方法に係る発明は、上記目的を達成するため、
中空パイプ状のワークに対してマンドレルを軸方向に移
動させることにより、該ワークをラック型に圧接してワ
ークにラック歯形を成型する圧接工程を含む中空ラック
バーの製造方法であって、該圧接工程では、ワークから
マンドレルを引き抜くように相対的に移動させることを
特徴とするものである。
【0012】請求項2の中空ラックバーの製造方法に係
る発明は、上記目的を達成するため、請求項1の発明に
おいて、ラック型をワークの径方向にプレスして荒歯形
を成型する荒歯形成型工程を行い、その後、該工程と連
続して前記圧接工程を行ってワークに最終的なラック歯
形を成型することを特徴とするものである。
【0013】請求項3の中空ラックバーの製造方法に係
る発明は、上記目的を達成するため、請求項2の発明に
おいて、前記荒歯形成型工程におけるプレス力と連動し
て、前記圧接工程を行わせることを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項4の中空ラックバーの製造方法に係
る発明は、上記目的を達成するため、請求項1〜3のい
ずれかに記載の発明において、ワークに成型するラック
歯形に応じてマンドレルの移動速度を変化させることを
特徴とするものである。
【0015】また、請求項5の中空ラックバーの製造装
置に係る発明は、上記目的を達成するため、中空パイプ
状のワークを保持するダイスと、該ダイスに保持された
ワークを固定するクランパと、前記ダイスに保持・固定
されたワークにラック歯形を成型するラック型と、ワー
クに対して軸方向に移動されることにより、該ワークを
ラック型に圧接してワークにラック歯形を成型するマン
ドレルと、前記ラック型を支持して、ダイスに保持・固
定されたワークをその径方向にプレスするプレス手段
と、ワークに挿入されたマンドレルをそのワークから引
き抜くように相対的に移動させるマンドレル移動手段
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0016】請求項6の中空ラックバーの製造装置に係
る発明は、上記目的を達成するため、請求項5の発明に
おいて、プレス手段がダイスに保持・固定されたワーク
の径方向にプレスすることにより荒歯形を成型し、マン
ドレル移動手段が荒歯形を成型されたワークをラック型
に圧接することによりワークに最終的なラック歯形を成
型するようにしたことを特徴とするものである。
【0017】請求項7の中空ラックバーの製造装置に係
る発明は、上記目的を達成するため、請求項6の発明に
おいて、マンドレル移動手段をプレス手段と連動して駆
動させるようにしたことを特徴とするものである。
【0018】請求項8の中空ラックバーの製造装置に係
る発明は、上記目的を達成するため、請求項5〜7のい
ずれかに記載の発明において、マンドレル移動手段が、
ワークに成型するラック歯形に応じてマンドレルを速度
可変に移動させることができるものであることを特徴と
するものである。
【0019】請求項1の発明では、圧接工程でワークか
らマンドレルを引き抜くように相対的に移動させること
により、一度の加工工程における加工量を増加させた場
合であっても、座屈させるおそれがない。
【0020】請求項2の発明では、請求項1に記載の発
明において、ラック型をワークの径方向にプレスして荒
歯形を成型する荒歯形成型工程を行い、その後、該工程
と連続して前記圧接工程を行ってワークに最終的なラッ
ク歯形を成型することにより、一度の加工工程でワーク
に分散して応力がかかるため、効率よくそして精度よく
中空ラックバーが製造される。
【0021】請求項3の発明では、請求項2に記載の発
明において、前記荒歯形成型工程におけるプレス力と連
動して、前記圧接工程を行わせることにより、簡単な構
成で、荒歯形と最終的なラック歯形とが容易に且つ確実
に成型される。
【0022】請求項4の発明では、請求項1〜3のいず
れかに記載の発明において、ワークに成型するラック歯
形に応じてマンドレルの移動速度を変化させると、ワー
クの肉の流動量が変化しラック型のラック歯に対して適
切にフィルアップされる。
【0023】また、請求項5の発明では、ダイスに中空
パイプ状のワークを保持してクランパにより固定すると
共に、ワーク内にマンドレルを挿入する。そして、プレ
ス手段によりワークをその径方向にプレスし、マンドレ
ル移動手段によってワークに挿入されたマンドレルをそ
のワークから引き抜くように相対的に移動させると、一
度の加工工程における加工量が多い場合であっても、マ
ンドレルが座屈することなくワークをラック型に確実に
効率よく圧接してワークにラック歯形が成型される。
【0024】請求項6の発明では、請求項5に記載の発
明において、最初にプレス手段がワークをプレスしたと
きに荒歯形を成型し、次いで、荒歯形が成型されたワー
クに対してマンドレル移動手段がワーク内に挿入された
マンドレルを軸方向に引き抜くように移動させることに
より、ワークがラック型に圧接されて最終的なラック歯
形を成型する。したがって、一度の加工工程でワークに
分散して応力がかかることとなり、中空ラックバーが効
率よく且つ精度よく製造される。
【0025】請求項7の発明では、請求項6に記載の発
明において、簡単な構成で容易に且つ確実にワークに荒
歯形を成型するようにプレス手段を駆動し、その後に連
動してマンドレルを引き抜くようにマンドレル移動手段
が移動される。
【0026】請求項8の発明では、請求項5〜7のいず
れかに記載の発明において、ワークに成型するラック歯
形に応じてマンドレル移動手段がマンドレルの移動速度
を変化させることにより、ワークの肉の流動量を変化さ
せてラック型のラック歯に対して適切にフィルアップさ
せる。
【0027】
【発明の実施の形態】最初に、本発明の中空ラックバー
の製造装置の実施の一形態を図1〜図8に基づいて詳細
に説明する。図において同一符号は同一部分または相当
部分とする。
【0028】本発明の中空ラックバーの製造装置は、概
略、中空パイプ状のワークWを位置決め保持するダイス
1と、該ダイス1に位置決め保持されたワークWを固定
するクランパ2と、前記ダイス1に位置決め保持・固定
されたワークWにラック歯形を成型するラック型3と、
ワークWに対して軸方向に移動されることにより、該ワ
ークWをラック型3に圧接してワークWにラック歯形を
成型するマンドレル5と、前記ラック型3を支持して、
ダイス1に位置決め保持・固定されたワークWをその径
方向にプレスするプレス手段(図示を省略した)と、ワ
ークWに挿入されたマンドレル5をそのワークWから引
き抜くように相対的に移動させるマンドレル移動手段6
と、を備えている。そして、本発明の中空ラックバーの
製造装置は、プレス手段によりラック型3をダイス1に
位置決め保持・固定されたワークWの径方向にプレスす
ることによって荒歯形を成型し、マンドレル移動手段6
が荒歯形を成型されたワークWをラック型3に圧接する
ことによりワークWに最終的なラック歯形を成型するよ
うに構成されている。さらに、本発明の中空ラックバー
の製造装置は、マンドレル移動手段6をプレス手段と連
動して駆動させるように構成されている。さらにまた、
本発明の中空ラックバーの製造装置は、マンドレル移動
手段6が、ワークWに成型するラック歯形に応じてマン
ドレル5を速度可変に移動させることができるように構
成されている。
【0029】ダイス1は、中空パイプ状のワークWの軸
線Cから略下半分の外形と同様の断面に形成された溝1
0をラック型3に対する対向面に有するもので、この実
施の形態の場合、プレス(図示を省略した)のベッドに
取付けられている。この溝10のマンドレル5が引き抜
き移動される側(図の右側)の端部には、ワークWの一
方の端部の端面Waが当接されてその移動を阻止して位
置決めする壁面10aと、この壁面10aに一方の端面
Waが当接されたワークWに挿入されたマンドレル5を
その軸方向に移動可能に挿通する挿通部10bとが形成
されており、他方の側(図の左側)の端部は、異なる長
さのワークWを位置決め保持し得るように、ワークWの
ダイス1からの他方の端部Wbの突出を許容する開放部
10cが形成されている。
【0030】クランパ2は、ダイス1に位置決め保持さ
れたワークWのラック歯形を成型する部分Wrと開放部
10cから突出する他方の端部Wbとの間を上方から押
えて挟持することにより、ダイス1との間でワークWを
固定するもので、例えば、窒素ガスなどの不活性ガスや
圧縮空気などの圧力作動流体によって伸長・退縮駆動さ
れる流体圧シリンダのピストンロッド(図示は省略す
る)に支持されている。また、クランパ2は、図示は省
略するが、プレスのラムに設けられ、ラック型3よりも
ダイス1に向かって突出させるように形成された、可撓
性や弾性を備えたウレタンなどからなるクッションなど
により構成することもできる。
【0031】ラック型3(以下、パンチ3という)は、
ワークWに成型するラック歯形と対称に形成されたラッ
ク歯31を有するもので、この実施の形態の場合、図示
しないプレスのラムに取付けられている。パンチ3のラ
ック歯31の圧力角や歯厚、ピッチなどは、製造する中
空ラックバーのラック歯形によって異なるが、部分によ
って異ならることなく均等に形成することができる。ま
た、例えば、中空ラックバーとして自動車のバリアブル
ステアリングラックバーを製造する場合には、ラック歯
形が成型される部分Wrの中央と端部とで圧力角や歯
厚、ピッチなどを変化させるように、ラック歯31の圧
力角やピッチなどを部分によって異ならせて形成するこ
ともできる。パンチ3は、ダイスに対する対向面に中空
パイプ状のワークWの軸線Cから略上半分の形状と同様
の断面に形成された溝30を有しており、この溝30内
の中間にラック歯31が形成されている。すなわち、パ
ンチ3のラック歯31が形成されていない部分の溝30
は、ワークWにラック歯形を成型することなく、ダイス
1の溝との間で単にワークWを保持するだけである。さ
らに、溝30の、ワークWのからマンドレル5が移動さ
れる側の端部には、ダイス1と同様に、ワークWの端部
Waが当接されてその移動を阻止する壁面30aと、ワ
ークWに挿入されたマンドレル5をその軸方向に移動可
能に挿通する挿通部30bとが形成されている。
【0032】マンドレル5は、図1〜図4に示すよう
に、パンチ3によりプレスされるワークWを支持してラ
ック歯形を成型する部分の内側形状を決定付けるように
形成された平面50aを有する軸部50が、少なくとも
ワークWのマンドレル5が挿入される端部Waからラッ
ク歯形を成型する部分Wrの反対側端部までに相当する
長さの部分に形成されている。また、マンドレル5のワ
ークWに挿入される先端には、後述するように、引き抜
かれるように軸方向に移動された際に、荒歯形が成型さ
れたワークWの内側を押圧し最終的なラック歯形が成型
させるようにワークWの肉をラック型3のラック歯31
間に流動させる押圧部51が形成されている。さらに、
マンドレル5の押圧部51とは反対側の端部には、マン
ドレル移動手段6に係合される係合部52が形成されて
いる。
【0033】マンドレル5の押圧部51は、図5および
図6に示すように、ワークWの内側と接して押圧する圧
接平面51aを有するもので、押圧部51の圧接平面5
1aまでの高さが軸部50の平面50aまでの高さより
も所定量だけ高くなるように形成されている。また、押
圧部51の断面の大きさも軸部50の断面の大きさより
も所定量だけ大きく形成されている。そして、この押圧
部51と軸部50との間には、押圧部51よりも断面形
状が小さい軸部50から連続するように傾斜する傾斜面
51bが全周にわたって形成されている。また、マンド
レル5の押圧部51よりもさらに先端側には、押圧部5
1よりもわずかに断面積が小さく形成された逃げ部53
を有しており、この逃げ部53と押圧部51との間に
は、両者を連続するように緩やかに傾斜する傾斜面51
cが全周にわたって形成されている。なお、本発明で
は、マンドレル5が引き抜くように移動されるために座
屈するおそれがないので、押圧部51の圧接平面51a
までの高さと軸部50の平面50aまでの高さとの比を
従来の技術よりも大きくすることができる。
【0034】マンドレル移動手段6は、一対のカム部材
61,62により構成されてなるもので、一方のカム部
材61にはマンドレル5の係合部52が係合されてお
り、他方のカム部材62にはプレスのノックアウト機構
(図示を省略した)に接続されている。ノックアウト機
構は、例えば、プレスが油圧プレスである場合に、カム
部材62と接続されるピストンロッドを備えたノックア
ウトシリンダにより構成され、さらに、ノックアウトシ
リンダはそのピストンロッドの駆動速度を、製造する中
空ラックバーの成型しようとするラック歯形の圧力角や
歯厚、ピッチなどに応じて適切にワークWの肉をフィル
アップすることができるように、各ストロークごとはも
ちろんのこと一ストロークのなかでも、制御可能に変化
させることができるように構成されている。そして、両
カム部材61,62のカム面61a,62aは、プレス
のラムが下降されてパンチ3がワークWに荒歯形を成型
した後に、互いに押圧して一方のカム部材61に係合さ
れたマンドレル5をワークWから引き抜く方向に移動さ
せるように形成されている(図4の矢印Xを参照)。な
お、図1〜図3においては、両カム部材61,62のカ
ム面61a,62aが互いに離間した状態で示されてい
る。しかしながら、これらの図は、ワークWに荒歯形を
成型した後にマンドレル5をワークWから引き抜く方向
に移動させることを説明するために示したものであり、
両カム部材61,62のカム面61a,62aが互いに
接するように構成することもできる。
【0035】なお、この実施の形態では、一般的なプレ
スのベッドにダイス1を取付け、ラムにパンチ3を取付
け、ノックアウト機構にマンドレル移動手段6を接続し
た。すなわち、本発明はこの実施の形態に限定されるこ
とはないが、一般的なプレスに適用させることができ
る。また、本発明のマンドレル移動手段6は、プレスの
ノックアウト機構を利用する一対のカム部材61,62
を用いることにより、ワークWに対してパンチ3をプレ
スする力と連動してマンドレル5を引き抜くように移動
させることができるが、マンドレル5を引き抜くように
移動させて圧接工程を行わせることができるものであれ
ば、すなわち、ワークWに荒歯形を成型した後にマンド
レル5をワークWから引き抜く方向に移動させることが
できるものであれば、例えば、マンドレルを直接移動駆
動する流体圧シリンダなど(図示は省略する)、他の手
法を用いることもできる。
【0036】次に、本発明の中空ラックバーの製造方法
を、上述したように構成され一般的なプレスに適用され
た製造装置を用いた場合によって説明する。本発明の中
空ラックバーの製造方法は、概略、中空パイプ状のワー
クWに対してマンドレル5を軸方向に移動させることに
より、該ワークWをラック型3に圧接してワークWにラ
ック歯形を成型する圧接工程を含む中空ラックバーの製
造方法であって、該圧接工程では、ワークWからマンド
レル5を引き抜くように相対的に移動させるものであ
る。また、本発明の中空ラックバーの製造方法は、ラッ
ク型3をワークWの径方向にプレスして荒歯形を成型す
る荒歯形成型工程を行い、その後、該工程と連続して前
記圧接工程を行ってワークWに最終的なラック歯形を成
型するものである。さらに、本発明の中空ラックバーの
製造方法は、前記荒歯形成型工程におけるプレス力と連
動して、前記圧接工程を行わせるものである。さらにま
た、本発明の中空ラックバーの製造方法は、ワークWに
成型するラック歯形に応じてマンドレル5の移動速度を
変化させるものである。
【0037】中空パイプ状のワークWにラック歯形を成
型するに際しては、当初、図1に示すように、ダイス1
からクランパ2およびパンチ3が離間された状態とされ
ている。ワークWには、マンドレル5の軸部50の平面
50aや押圧部51との摩擦を低減させるための潤滑処
理として燐酸塩被膜処理あるいは金属石けんを生成する
処理が施されている。この状態で、最初に、ワークW
を、その端面Waがダイス1の溝10の壁面10aに当
接されるようにして、溝10に位置決め保持させると共
に、このワークW内にマンドレル5の先端を、その押圧
部51がワークWにラック歯形を成型する部分よりも通
り過ぎるように深く挿入する。ワークWに挿入されたマ
ンドレル5は、ダイス1に形成された挿通部10bにそ
の軸方向に移動可能に挿通され、その係合部52が一方
のカム部材61に係合されている。なお、ダイス1の溝
10にワークWを位置決め保持してからこのワークWに
マンドレル5を挿入してもよく、また、ワークWにマン
ドレル5を挿入してからこのワークWをダイス1の溝1
0に位置決め保持してもよい。
【0038】この状態から、図2に示すように、図示し
ない流体圧シリンダのピストンロッドを伸長駆動し、あ
るいは、プレスのラムを下降させることにより、クラン
パ2を下降させてワークWを上方から押えてダイス1と
の間で挟持して、移動不能に固定する。次いで、プレス
のラムを駆動下降させワークWに対してその径方向にパ
ンチ3のラック歯31を押圧する(荒歯形成型工程)。
このとき、ワークWのラック歯形を成型する部分Wr
は、マンドレル5の軸部50にバックアップされた状態
でパンチ3によりプレスされるものの、パンチ3のラッ
ク歯31に対してワークWの肉がフィルアップされてい
ない状態、すなわち、荒歯形がプレス成型されているだ
けである(図7および図8の右方におけるラック歯31
間のワークの状態を参照)。そして、ワークWの、パン
チ3のラック歯31とマンドレル5の軸部51との間で
荒歯形が成型された部分Wrの内径の断面形状の高さ
は、マンドレル5の軸部51の平面51aの高さと同じ
に、すなわち、マンドレル5の押圧部51の圧接平面5
1aの高さよりも低くなるように成型される。この荒歯
形成型工程において、パンチ3のラック歯31がワーク
Wに対して荒歯形を成形するためのプレス力は、次に説
明する圧接工程が完了するまで保持される。
【0039】その後、プレス力が保持された状態で、図
示しないノックアウトシリンダの駆動により、カム部材
62を図4に矢印Yで示すようにカム部材61に対して
相対的に移動させると、カム面61a,62aが互いに
押圧され、図4に矢印Xで示したように、カム部材61
が図の右方に摺動移動される。このとき、ワークWがダ
イス1とパンチ3に形成された溝10,30に位置決め
保持されており、ワークWの端部Waが溝10,30の
壁面10a,30aに当接されているために、ワークW
の軸方向の移動が阻止されている。したがって、一方の
カム部材61に係合されたマンドレル5が座屈すること
なく挿入されたワークWから引き抜かれるようにワーク
Wに対して軸方向に相対的に移動される。そして、パン
チ3のラック歯31がプレスされマンドレル5の軸部5
0との間で荒歯形が成型されたワークWは、マンドレル
5の軸部50から傾斜面51bを介して連続する押圧部
51の圧接平面51aが通過することにより、パンチ3
のラック歯31に対して圧接され、その部分の肉がラッ
ク歯31の間にフィルアップされて最終的なラック歯形
が成型される(圧接工程)。このとき、マンドレル5が
ワークWの内周面に対して実質的に接するのは、押圧部
51の圧接平面51aとその反対側の曲面51dのみで
あり、圧接工程におけるワークWとマンドレル5との間
の摩擦抵抗は低減されている。
【0040】なお、一回の加工サイクルでパンチのラッ
ク歯31に対するワークWの肉のフィルアップが不足す
る場合には、異なる高さの圧接平面51aが形成された
押圧部51を有するマンドレル5を用意し、パンチ3の
ラック歯31のワークに対するプレスのストローク量を
段階的に増加させるようにプレスの下死点位置を変更す
ると共に、プレスのストローク量に応じた高さの圧接平
面51aが形成された押圧部51を有するマンドレル5
に順次交換し、荒歯形成型工程と圧接工程とを繰り返し
行う。本発明では、マンドレル5を引き抜くように移動
させるために座屈するおそれがないので、押圧部51の
圧接平面51aまでの高さと軸部50の平面50aまで
の高さとの比を従来の技術と比べて大きくすることがで
きる。したがって、従来の技術と比べて、1回の加工工
程における加工量が多いため、荒歯形成型工程と圧接工
程とを繰り返し行う回数を減少させる事ができる。
【0041】また、図7に示すように、圧力角や歯厚、
ピッチが均等な歯形を成型する場合には、これらラック
歯形の圧力角や歯厚、ピッチなどと対応して形成された
各ラック歯31に対して適切にワークWの肉が径方向お
よび軸方向に移動するようにマンドレル5を移動させる
べく、ノックアウトシリンダを一ストロークのなかでほ
ぼ均等な速度Vとなるように制御する。
【0042】一方、図8に示すように、自動車のバリア
ブルステアリングラックバーのように成型するラック歯
形の圧力角や歯厚、ピッチなどが部分によって変化する
ような場合には、これらラック歯形の圧力角や歯厚、ピ
ッチなどと対応して形成されたラック歯31に対して適
切にワークWの肉が径方向および軸方向に移動する(フ
ィルアップする)量を変化させることができるようにマ
ンドレル5の移動速度を変化させるべく、ノックアウト
シリンダの一ストロークにおける駆動速度をV1,V2
・・・と変化させて制御する。これにより、パンチ3の
ラック歯31にかかる負荷を低減させるよう調整するこ
とができ、したがってパンチ(ラック型)3の寿命を向
上させることができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、圧接工程でワ
ークからマンドレルを引き抜くように相対的に移動させ
ることにより、一度の加工量を増加させた場合であって
も、マンドレルを座屈させるおそれがなく、一度の加工
量を増加させることができ、したがって、効率よく中空
ラックバーを製造することができる方法およびその装置
を提供することができる。
【0044】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の発明において、ラック型3をワークの径方向にプレス
して荒歯形を成型する荒歯形成型工程を行い、その後、
該工程と連続して前記圧接工程を行ってワークに最終的
なラック歯形を成型することにより、一度の工程でワー
クに分散して応力がかかるため、効率よくそして精度よ
くラックを成型することができる中空ラックバーの製造
方法を提供することができる。
【0045】請求項3の発明によれば、請求項2に記載
の発明において、前記荒歯形成型工程におけるプレス力
と連動して、前記圧接工程を行わせることにより、簡単
な構成で、荒歯形と最終的なラック歯形とを容易に且つ
確実に成型し、次いで最終的なラック歯形を成型するこ
とができる中空ラックバーの製造方法を提供することが
できる。
【0046】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
いずれかに記載の発明において、ワークに成型するラッ
ク歯形に応じてマンドレルの移動速度を変化させること
により、成型しようとするラック歯形が部分によって異
なる場合であっても、最適にワークの肉をラック歯形の
ラック歯にフィルアップさせることができる中空ラック
バーの製造方法を提供することができる。
【0047】また、請求項5の発明によれば、中空パイ
プ状のワークを保持するダイス1と、該ダイス1に保持
されたワークを固定するクランパと、前記ダイス1に保
持・固定されたワークにラック歯形を成型するラック型
3と、ワークに対して軸方向に移動されることにより、
該ワークをラック型3に圧接してワークにラック歯形を
成型するマンドレルと、前記ラック型3を支持して、ダ
イス1に保持・固定されたワークをその径方向にプレス
するプレス手段と、ワークに挿入されたマンドレルをそ
のワークから引き抜くように相対的に移動させるマンド
レル移動手段と、を備えたことにより、一度の加工量が
多い場合であっても、マンドレルが座屈することなくワ
ークをラック型3に確実に効率よく圧接してワークにラ
ック歯形を成型することができ、一度の加工量を増加さ
せることができ、したがって、効率のよい中空ラックバ
ーの製造装置を提供することができる。
【0048】請求項6の発明によれば、請求項5に記載
の発明において、プレス手段がダイス1に保持・固定さ
れたワークの径方向にプレスすることにより荒歯形を成
型し、マンドレル移動手段が荒歯形を成型されたワーク
をラック型3に圧接することによりワークに最終的なラ
ック歯形を成型するようにしたことにより、最初にプレ
ス手段がワークをプレスしたときに荒歯形を成型し、次
いで、荒歯形が成型されたワークに対してマンドレル移
動手段がワーク内に挿入されたマンドレルを軸方向に引
き抜くように移動させて、ワークをラック型3に圧接さ
せて最終的なラック歯形を成型するため、一度の工程で
ワークに分散して応力がかかることとなり、中空ラック
バーが効率よく且つ精度よく製造することができる中空
ラックバーの製造装置を提供することができる。
【0049】請求項7の発明によれば、請求項6に記載
の発明において、マンドレル移動手段をプレス手段と連
動して駆動させるようにしたことにより、簡単な構成で
容易に且つ確実にワークに荒歯形を成型するようにプレ
ス手段を駆動し、その後に連動してマンドレルを引き抜
くようにマンドレル移動手段が移動させるため、簡単な
構成で容易に且つ確実に荒歯形を成型し、次いで最終的
なラック歯形を成型することができる中空ラックバーの
製造装置を提供することをができる。
【0050】請求項8の発明によれば、請求項5〜7の
いずれかに記載の発明において、マンドレル移動手段
を、ワークに成型するラック歯形に応じてマンドレルを
速度可変に移動させることができるものとしたことによ
り、成型しようとするラック歯形が部分によって異なる
場合であっても、最適にワークの肉をラック歯形のラッ
ク歯にフィルアップさせることができる中空ラックバー
の製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空ランクバーの製造装置の実施の一
形態を示す一部断面図であり、ワークにラック歯形を成
型するに際して、当初ダイスからクランパおよびパンチ
が離間された状態を示す説明図である。
【図2】図1の状態からクランパによりワークを固定し
た状態を示す説明図である。
【図3】図2の状態からパンチを下降させて荒歯形を成
型した状態を示す説明図である。
【図4】図3の状態からマンドレルを引き抜くように軸
方向に移動させることにより、最終的なラック歯形を成
型する状態を示す説明図である。
【図5】マンドレルのワークの挿入される先端を示す部
分拡大図である。
【図6】図5のA−A線断面矢視図である。
【図7】圧力角や歯厚、ピッチなどが均等なラック歯形
を成型する場合の、ラック歯間にワークの肉がフィルア
ップされる様子を説明するための部分拡大断面図であ
る。
【図8】圧力角や歯厚、ピッチなどが変化するラック歯
形を成型する場合の、ラック歯間にワークの肉がフィル
アップされる様子を説明するための部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
W ワーク 1 ダイス 2 クランパ 3 パンチ(ラック型) 5 マンドレル 6 マンドレル移動手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空パイプ状のワークに対してマンドレ
    ルを軸方向に移動させることにより、該ワークをラック
    型に圧接してワークにラック歯形を成型する圧接工程を
    含む中空ラックバーの製造方法であって、 該圧接工程では、ワークからマンドレルを引き抜くよう
    に相対的に移動させることを特徴とする中空ラックバー
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 ラック型をワークの径方向にプレスして
    荒歯形を成型する荒歯形成型工程を行い、その後、該工
    程と連続して前記圧接工程を行ってワークに最終的なラ
    ック歯形を成型することを特徴とする請求項1に記載の
    中空ラックバーの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記荒歯形成型工程におけるプレス力と
    連動して、前記圧接工程を行わせることを特徴とする請
    求項2に記載の中空ラックバーの製造方法。
  4. 【請求項4】 ワークに成型するラック歯形に応じてマ
    ンドレルの移動速度を変化させることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の中空ラックバーの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 中空パイプ状のワークを保持するダイス
    と、 該ダイスに保持されたワークを固定するクランパと、 前記ダイスに保持・固定されたワークにラック歯形を成
    型するラック型と、 ワークに対して軸方向に移動されることにより、該ワー
    クをラック型に圧接してワークにラック歯形を成型する
    マンドレルと、 前記ラック型を支持して、ダイスに保持・固定されたワ
    ークをその径方向にプレスするプレス手段と、 ワークに挿入されたマンドレルをそのワークから引き抜
    くように相対的に移動させるマンドレル移動手段と、を
    備えたことを特徴とする中空ラクックバーの製造装置。
  6. 【請求項6】 プレス手段がダイスに保持・固定された
    ワークの径方向にプレスすることにより荒歯形を成型
    し、マンドレル移動手段が荒歯形を成型されたワークを
    ラック型に圧接することによりワークに最終的なラック
    歯形を成型するようにしたことを特徴とする請求項5に
    記載の中空ラックバーの製造装置。
  7. 【請求項7】 マンドレル移動手段をプレス手段と連動
    して駆動させるようにしたことを特徴とする請求項6に
    記載の中空ラクックバーの製造装置。
  8. 【請求項8】 マンドレル移動手段が、ワークに成型す
    るラック歯形に応じてマンドレルを速度可変に移動させ
    ることができるものであることを特徴とする請求項5〜
    7のいずれかに記載の中空ラクックバーの製造装置。
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