JP2001057247A - 充電電池あるいは充電電池パック - Google Patents

充電電池あるいは充電電池パック

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JP2001057247A
JP2001057247A JP11230850A JP23085099A JP2001057247A JP 2001057247 A JP2001057247 A JP 2001057247A JP 11230850 A JP11230850 A JP 11230850A JP 23085099 A JP23085099 A JP 23085099A JP 2001057247 A JP2001057247 A JP 2001057247A
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JP
Japan
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current value
rechargeable battery
circuit
state
bus
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JP11230850A
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English (en)
Inventor
Makoto Ochiai
誠 落合
Masahito Suzuki
雅人 鈴木
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Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】充電電池が取り外され保管状態になったことを
確実に検出でき、保管状態での放電量を低減することが
できる内部回路を有する充電電池および充電電池パック
を提供することにある。 【解決手段】バスライン上の2本のラインは、通常、幅
の狭い距離に端子が並列に配置されて接続され、あらか
じめ決められた状態に設定されているので、このレベル
によりバス接続状態か否かを検出し、さらに、充電電池
の現在の電流値を検出する電流値検出回路により電流値
が実質的に充電あるいは放電状態にない電流値か、実質
的に“0”であるときの検出をすることで、バス接続と
は異なる条件で二重の状態検出を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、充電電池あるい
は充電電池パックに関し、詳しくは、充電コントローラ
を有するリチウム・イオン二次蓄電池(以下リチウム電
池)あるいはその充電電池パックにおいて、充電電池が
取り外され保管状態になったことを確実に検出でき、保
管状態での放電量を低減することができる内部回路を有
する充電電池および充電電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リチウム電池等の充電は、蓄電池
が放電後の状態にあるものとすれば、最初は定電流での
充電が行われ、次にかなり充電されてほぼ満充電に近い
状態になったときに定電圧での充電形態に切り換わり、
この定電圧充電の下で、充電電流が所定値以下になった
とき、あるいは充電電圧が所定値以上になったとき、十
分に充電が行われたものとしてスイッチをOFFして充
電を終了させる制御が行われている。そして、リチウム
イオン電池あるいはその充電電池パック側には、過充電
を防止するために充電制御のコントローラ(またはその
一部の回路)が内蔵されあるいは一体化されている。
【0003】この種の充電電池および充電電池パック
(以下充電電池で代表)は、携帯型のコンピュータやハ
ンドヘルド電子装置等の電子装置に内蔵され、充電電池
の電圧が所定値以下に降下すると電子装置側の充電回路
により充電が行われ、その充電電流を受け、充電が完了
したときに充電を終了させ、電池駆動のときには電子装
置側に電力を供給するために放電を行う。そのために充
電制御のコントローラは、充電電池の正極側と充電端子
との間を双方向に電流を流す継電器あるいは継電デバイ
スを設けて電流方向を切換える。また、充電、放電のそ
れぞれの方向には直列にダイオードを挿入して一方向の
電流を選択し、逆方向の電流を阻止するダイオード切換
回路を有している。この種の充電電池を有する電子装置
にあっては、AC電源に接続され電子装置が動作してい
ないとき、あるいは動作しているときに、充電電池に対
して充電が行われ、AC電源が取り外されて電子装置を
動作させるときには充電電池からの電力により電子装置
が動作する。
【0004】最近では、この種の電子装置に内蔵される
バッテリーとしてスマートバッテリ規格に従ったバッテ
リーが開発され、使用されている。このスマートバッテ
リ規格では、SMバスにより電子装置内のプロセッサ
(MPU)と充電電池に内部回路として設けられたプロ
セッサを有するコントロール回路とが接続されて、充電
電池の状態を電子装置内のプロセッサ(MPU)にデー
タとして送出することができる。この電池の状態として
転送されるデータの1つに、充電電池の残容量(以下残
量)を示すデータがある。充電電池の残量データは、通
常、電子装置内で予定されているデータ処理が現在の充
電電池の残量により誤動作なく、処理できるかどうかの
判定に利用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、スマートバッテ
リ規格に従ったバッテリーにおいて、充電電池の残量を
電子装置側に送出する場合には、使用の都度放電電流値
を検出して満充電のときから現在までの使用電流値から
使用電荷量(使用放電量)を求め、求められた使用電荷
量をあらかじめ設定されている放電終止電圧までの総放
電容量(例えば、充電電池の電圧が3.0Vになったの
ときの固定の総放電容量値Qo)から減算することで求
められている。
【0006】ところで、充電電池内蔵の電子装置がほと
んど携帯されない状態で使用される装置では、通常AC
電源を利用し、充電電池は電子装置から取り外され、別
途保管されることも多い。このような場合には、充電電
池の使用が必要になったときに保管してある充電電池を
装置に装着して使用することになるが、保管という特別
な条件下においても内部回路を有する充電電池では、自
然放電以上に自己放電が進行し、過放電に至ることもあ
る。しかも、残量を算出する充電電池では、このような
自己放電の進行により正確な残量を算出することは難し
くなる。そのため、保管状態での電荷の放電を極力低減
することが必要になる。具体的な方法として、保管状態
を検出して回路の動作停止等の処理をすることになる。
それには、充電電池が装置本体から取り外されているか
否かの検出が必要になる。この検出は、充電電池におけ
る充電電流あるいは放電電流の電流値により検出するこ
とが考えられる。しかし、これでは、装置本体側がOF
F状態にある待機中との区分けが難しくなる。また、充
放電端子と装置本体側の電源端子等の接続状態を検出す
ることが考えられる。しかし、携帯型の電子装置にあっ
ては、充電電池と本体との一時的な接触不良が発生し易
く、確実に充電電池が取り外されたことを検出するには
不十分であり、信頼性が低い。これにより、保管状態の
処理をすると電子装置が誤動作する原因になる。この発
明の目的は、このような従来技術の問題点を解決するも
のであって、充電電池が取り外され保管状態になったこ
とを確実に検出でき、保管状態での放電量を低減するこ
とができる内部回路を有する充電電池および充電電池パ
ックを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るためのこの発明の充電電池あるいは充電電池パックの
構成は、電子装置本体とバスで接続され電子装置に内蔵
される充電電池において、バスの少なくとも2本のライ
ンの電圧レベルにより電子装置本体とバスとが接続され
ていないことを検出する検出回路と、充電電池の現在の
電流値を検出する電流値検出回路と、この電流値検出回
路により検出された電流値が実質的に充電あるいは放電
状態にない電流値か、実質的に“0”であるときでかつ
検出回路から検出信号を受けたときに自己は動作停止あ
るいはスリープ状態となり、充電電池に内蔵される自己
以外の回路の動作を停止させる制御回路を備えるもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】さて、充放電端子と装置本体側の
電源端子等の接続状態を検出することと充放電の電流値
を検出することはこれら端子が切断されたときに電流も
ほとんど流れなくなるので、充電電池の接続状態の検出
においては同じ条件の別の状態を検出することになる。
一方、前記の構成のように、装置本体と充電電池との接
続遮断をバスラインのうちの2本の信号線の状態で検出
すると、別の接続状態検出として電流値の検出が可能に
なる。バスライン上の2本のラインは、通常、幅の狭い
距離に端子が並列に配置されて接続され、あらかじめ決
められた状態に設定されているので、このレベルにより
バス接続状態か否かを検出し、さらに、充電電池の現在
の電流値を検出する電流値検出回路により電流値が実質
的に充電あるいは放電状態にない電流値か、実質的に
“0”であることを検出をすることで、充電電池の取り
外しについて前記のバス接続とは異なる条件で二重の状
態検出を行うことができる。その結果、充電電池が取り
外され保管状態になったことを確実に検出でき、装置本
体側の誤動を発生させることはなく、保管状態での消費
電力の低減を図ることができる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の充電電池を適用した一実
施例の電子装置に内蔵されるリチウム充電電池を中心と
する回路図、図2は、電池保管処理のフローチャートで
ある。図1において、20は、電子装置であって、その
内部には着脱可能に装着された電池内充電制御回路を有
する充電電池10を有している。充電電池10は、リチ
ウム電池セル(以下電池本体)1a,1b,…,1nが
複数(図では3個)、直列接続された組電池を有してい
て、装置本体21に設けられた電源回路22から充放電
端子14a(コネクタ接続端子),充放電電源ライン+
Vcc(以下電源ライン+Vcc)、充放電切換スイッチ回
路13を介して充電電流を受け、装置本体21は、充放
電端子14aを介して電池本体側からの放電電流により
電力が供給される。また、充電電池10は、装置本体2
1に設けられたMPU23によりSMバス12を介して
充電電池10の現在の電池の残量が読出される。なお、
電源ライン+Vccは、充放電端子14aに接続され、こ
れを介して装置本体21に接続されている。また、グラ
ンドラインGNDLは、接地端子14b(コネクタ接続
端子)に接続され、これを介して装置本体21のグラン
ドGNDに接続されている。スイッチ回路SWは、充電
電池10の電源ライン10a(電池本体1aの正極側か
ら、MPU6を含めて、各回路に電力を供給するライ
ン)とMPU6の動作電力を受ける受給電源端子(+V
c)、各回路の受給電源端子(+Vc)との間に挿入され
たスイッチ回路である。このスイッチ回路SWは、後述
する充放電切換スイッチ回路13の充電スイッチと連動
して動作するスイッチであって、初期状態と充電が行わ
れたときには装置本体21側の充電回路の充電電圧に応
じてONになる。充放電切換スイッチ回路13の充電ス
イッチとはことなり、一度ONになると、このスイッチ
SWはONが保持される。そして、MPU6から制御信
号Sを受けたときにOFFに設定される。
【0010】ところで、ここで説明する充電電池10に
内蔵される内蔵回路は、通常、CMOS等で構成され、
クロック周波数の低い、低消費電力型の回路が用いられ
る。その動作電力は、非常に小さいものであり、ここで
の内蔵回路は、充電状態にあるときを除いて、充電電池
からの電力で動作する。また、充電電池10が満充電さ
れたときの満充電検出は、電池本体の端子電圧が満充電
に対応する所定値か、それ以上になったとき、例えば、
4.3Vになったときに検出される。SMバス12は、
装置本体21側のインタフェース24とバス11とを接
続するデータライン信号線DATAとクロック線CLK
とからなり、コネクタ接続端子12a,12bを介して
装置本体21のインタフェース24と接続されている。
データライン信号線DATAとクロック線12bとは、
それぞれ抵抗R1,R2によりグランドGNDLにプルダ
ウンされている。また、インタフェース24側の対応す
る接続ラインは、それぞれ抵抗R3,R4により装置本体
21側の電源ライン+VDDにプルアップされている。
【0011】電源回路22は、充電電池10と商用AC
電源との切り換え回路を有していて、通常は、商用AC
電源からの電力が供給されて装置本体21が動作する。
充電電池10の電池本体1aの正極側の電極と電源ライ
ン+Vccとの間に設けられた充放電切換スイッチ回路1
3は、充電側スイッチと放電側スイッチとを有してい
て、充電、放電に応じてコントローラ2により充電側ス
イッチと放電側スイッチとが充放電に応じてON、OF
F制御される。なお、この充放電切換スイッチ回路13
は、削除され、直接充放電電源ライン+Vccが電池本体
1aの正極側に接続されていてもよい。充電電池10の
内部には、このようなコントローラ2のほかに、電圧検
出回路3、電流値検出回路4、温度検出回路5が設けら
れている。
【0012】電圧検出回路3は、電池本体1a,1b,
…,1nのそれぞれの正極側と負極側とに接続され、そ
れぞれの端子電圧を検出してコントローラ2からの制御
信号に従ってコントローラ2にそれぞれ電池本体の現在
の電圧値を出力する。コントローラ2は、各電池本体1
a,1b,…,1nの端子電圧を電圧検出回路3から各
電池本体対応に制御信号に応じて得て、検出された電圧
値に応じて電池本体1a,1b,…,1nのいずれか1
つが過充電あるいは過放電になったときには、充放電切
換スイッチ回路13を制御して過充電のときに充電側の
スイッチをOFFし、過放電のときに放電側のスイッチ
をOFFしてそれぞれに充放電動作を停止させる。
【0013】電流値検出回路4は、検出抵抗Rsを有し
ていて、この検出抵抗Rsは、電池本体1nの負極側の
電極とグランドラインGNDLとの間に直列に挿入され
ている。そして、コントローラ2からの制御信号に従っ
てコントローラ2に現在の充放電の電流値を出力する。
なお、充電電流か、放電電流かは、検出抵抗Rsの端子
電圧の極性による。また、電流値検出回路4は、検出さ
れた電流値が実質的に“0”あるいは所定値未満の状態
(実質的に充電あるいは放電状態にない微少な電流値の
状態)から所定値あるいは一定値(充電あるいは放電の
動作状態に対応する電流値)以上になったとき、そして
逆に前記の所定値以上の状態から所定値未満、あるいは
実質的に“0”の状態になったときに、それぞれにMP
U6に対して割込み信号を発生する。MPU6がスリー
プ状態のときに前者の割込み信号により電流値検出回路
4は、MPU6を起動させて後述する動作モード設定/
監視プログラム7aの処理をMPU6に実行させる。ま
た、後者の割込み信号を受けたときにはMPU6が動作
モード設定/監視プログラム7aの処理を実行してMP
U6自体がスリープ状態に入る。温度検出回路5は、温
度センサ(図示せず)を有していて、温度センサからの
信号を受けてコントローラ2からの制御信号に従ってコ
ントローラ2に現在の温度値を出力する。
【0014】コントローラ2には、MPU6と、メモリ
7、A/D変換回路(A/D)8、表示装置9a、タイ
マ9b、そして、電池取外し検出回路9cとが設けら
れ、これら回路がバス11を介して相互に接続されてい
る。また、前記の各制御信号がバス11を介して各回路
に送出される。そして、電圧検出回路3と、電流値検出
回路4、そして温度検出回路5の検出信号値は、A/D
8を介してMPU6に渡される。タイマ9bは、時間Δ
t毎、例えば、30秒ごとにタイマ割込み信号を発生
し、MPU6がスリープ状態のときにこのタイマ割込み
信号によりMPU6を起動させて後述する動作モード設
定/監視プログラム7aの処理をMPU6に実行させ
る。また、保管処理においては、時間監視に利用され
る。電池取外し検出回路9cは、検出入力側がSMバス
12のデータライン信号線DATAとクロック線CLK
に接続され、一定期間以上、これら2つの信号ラインが
LOWレベル(以下“L”)になったときに電池取外し
の検出信号を発生し、それを割込み信号としてバス9に
送出する。この電池取外し検出については、SMバス1
2が装置本体21側のインタフェース24に接続されて
いれば、データライン信号線DATAとクロック線CL
Kは、抵抗R3,R4によりプルアップされ、そのレベル
はHIGHレベル(以下“H”)になっているからであ
り、データライン信号線DATAとクロック線CLKに
それぞれ出力信号が発生した場合には、“H”、“L”
と信号が変化するので、一定期間以上、これら2つの信
号ラインが“L”になることはないからである。したが
って、両者の信号が一定期間以上に亙って“L”になる
ときにはSMバス12が装置本体21側のインタフェー
ス24に接続されていないときである。なお、ここでの
一定期間は、信号が発生しているときにそれの同時に
“L”となるときを排除するための期間であり、例え
ば、“H”の信号を受けたときに前記の一定期間以上
“H”となるワンショット回路とオアゲート等により構
成できる。
【0015】メモリ7には、動作モード設定/監視プロ
グラム7aと、積算放電量算出プログラム7b、残量算
出プログラム7c、電池保管処理プログラム7d、パラ
メータ記憶領域7e、そして時間カウンタ7f(いわゆ
るソフトカウンタ)とが設けられている。とが設けられ
ている。パラメータ記憶領域7eには充電回数カウント
値Nと基準総放電容量値Qo等のパラメータ、そして、
充電電池10が現在充電中か、放電中か、スリープ状態
かのいずれであるかを示す2ビットのステータスフラグ
とが記憶されている。ここで、動作モード設定/監視プ
ログラム7aは、電流値検出回路4の割込み信号を受け
てこれに応じて、MPU6に実行される。このプログラ
ムがMPU6により実行されたときには、現在の電池の
放電電流値i(その極性も含む)を電流値検出回路4か
ら制御信号に応じて得て、放電電流値iをメモリ7に記
憶するとともに、充電中、放電中、そしてスリープ状態
のいずかの状態にあるかを検出された放電電流値iによ
り判定する。すなわち、現在の放電電流値iに応じてこ
れが所定値以上で+極性のときには充電中とし、所定値
以上(充電あるいは放電の動作状態に対応する電流値)
で−極性のときには放電中とし、所定値未満のときには
スリープ状態と判定する。この判定結果に応じてパラメ
ータ記憶領域7eに設けられた2ビットのステータスフ
ラグを充電中(例えば、01)、放電中(10)、スリ
ープ状態(11)いずれかに設定し、コントローラ2
を、これらのいずれかのモードに設定する。そして、設
定したステータスフラグに応じて充電中モードのときに
は、充電状態の監視をし、放電中モードのときには、タ
イマ9bからのタイマ割込み信号を受けて、例えば、3
0秒ごとに定期的にMPU6が積算放電量算出プログラ
ム7bをコールして実行して積算量を算出し、次に残量
算出プログラム7cをコールして実行して現在の残量を
算出して記憶し、装置本体21側の要求に応じてあるい
は割込み処理により装置本体21に現在の放電終止電圧
まの残量をSMバス12を介して送出する。また、スリ
ープモードのときには、MPU6をスリープモードに設
定する。
【0016】積算放電量算出プログラム7bは、放電中
のときにタイマ9bからのタイマ割込み信号を受けて所
定の周期(前記時間Δt毎=30秒毎)に定期的にコー
ルされてMPU6により実行される。これが実行された
ときには、現在の電池の放電電流値iを電流値検出回路
4から制御信号に応じて得て、放電電流値iをメモリ7
に記憶するとともに、一つ前の放電容量Qn-1に現在の
電流値iと時間Δtとから算出される使用放電容量i×
Δtとの和により満充電のときから現在までの放電量の
積算値Qn(以下積算放電量値)を算出してそれをメモ
リ7に記憶して、残量算出プログラム7cをコールす
る。
【0017】残量算出プログラム7dは、これがコール
されてMPU6により実行されたときには、温度検出回
路5から現在の充電電池10の温度値Tを得て、これを
メモリ7の所定領域に記憶するとともに、パラメータ記
憶領域7eに記憶されている充電回数カウント値Nを参
照して劣化度Lを判定して、現在の電流値iと現在の温
度値T、そして判定された劣化度Lとから放電終止電圧
までの現在放電が可能な総放電容量Qaを算出しあるい
はテーブル等を参照して得て、現在までの積算放電量Q
nと総放電容量QaとによりQr=Qa−Qnにより残量Q
rを算出する。
【0018】電池保管処理プログラム7dは、電池取外
し検出回路9cからの検出信号を割込み信号として受け
てMPU6により実行される。これが実行されたときに
は、保管中の消費電力を低減するために、図2に示すよ
うな電池保管処理が行われる。図2に従ってその処理を
説明すると、まず、時間カウンタ7iの値をリセットし
て(ステップ101)、現在の電池の放電電流値iを電
流値検出回路4から制御信号に応じて得て(ステップ1
02)、検出された電流値iが実質的に“0”あるいは
所定値未満の状態(実質的に充電あるいは放電状態にな
い微少な電流値)か否かの判定をする(ステップ10
3)。この判定で現在の電流値iが所定値以上であれば
NOとなり、この処理を終了する。ここで検出された電
流値iが実質的に“0”あるいは所定値未満の状態であ
ればYESと判定され、時間カウンタ7iの値がインク
リメントされて(ステップ104)、タイマ9bの割込
み信号の数をカウントされる。そして、その値が2×6
0分×24時間=2880を越えたか否かを判定し(ス
テップ105)、この値を越えた(YES)ときには、
1日が経過(30秒×2880=1日)したものとして
MPU6は、内部回路の動作を停止させる制御信号Sを
出力してスイッチ回路SWをOFFにして動作を停止さ
せる(ステップ106)。すなわち、制御信号Sにより
スイッチ回路SWをOFFにして充電電池10の電源ラ
イン10a(電池本体1aの正極側から各回路に電力を
供給するライン)と自己および各回路の受給電源端子
(+Vc)とのラインを遮断してMPU6と各内部回路
の動作を停止させる。
【0019】一方、前記のステップ103の判定でNO
と判定されれば、この処理は終了する。また、前記のス
テップ105の判定でNOと判定されれば、タイマ割込
み待ちに入り(ステップ107)、ΔT時間経過後のタ
イマ9bの割込み信号を受けて、電池取出し検出信号が
発生しているか否かの判定に入る(ステップ108)。
ここで、NOとなればここでの処理は終了する。ここで
YESとなれば、ステップ102へと戻って、前記のス
テップ103、104を経てステップ105の判定に再
び入る。このようにして時間監視が行われ、一定期間を
経ても電池取出し検出信号が発生し続け、かつ、検出さ
れた電流値iが実質的に“0”あるいは所定値未満の状
態が続くときにステップ106の動作停止処理が行われ
て充電電池10が保管状態に設定される。なお、ステッ
プ108における電池取出し検出信号の検出について
は、その立ち上がりで割込み信号となり、そのレベルが
“H”となっていることで発生し続けていることが検出
される。
【0020】この保管状態から充電電池10の定常状態
への復帰は、充電が行われることによりスイッチ回路S
WがONになることによっって実現される。電源回路2
2に設けられる充電回路は、特に、リチウム電池等で
は、定電流充電回路となっているので、充電電流が流れ
る状態まで、充電電圧は上昇する。それにより充放電切
換スイッチ回路13の充電スイッチがONなる。これに
応じてスイッチ回路SWがONになる。なお、この充電
電池10の復帰としては、例えば、SMバス12のクロ
ック信号線CLKに装置本体21からクロックを送出
し、このクロック受けてMPU6を起動させてスイッチ
回路SWをONするようにすることもできる。また、直
接クロックによりスイッチ回路SWをONにしてもよ
い。さらに、充電電池10の復帰としては、特別にリセ
ットスイッチを設けて起動するか、装置本体21側の電
源回路22からの充電電流によってスイッチ回路SWを
ONするようにしてもよい。
【0021】以上説明したきたが、実施例では、電池保
管処理としてMPU6の動作を停止させるようにしてい
るが、スリープ状態における消費電力が低い場合には、
前記のステップ106においては、MPUの動作停止に
換えてスリープ状態に設定されるようにしてもよい。実
施例では、組電池の例を挙げているが、電池本体は1本
であってもよいことはもちろんである。実施例では充電
電池として電池本体とコントローラを含む回路を一体化
した充電電池について説明しているが、この発明は、い
わゆる充電電池パックとして充電回路と電池とがあらか
じめ個別化されたものを一体化して形成した充電電池パ
ックにもそのまま適用できることはもちろんである。
【0022】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にあって
は、バスライン上の2本のラインは、通常、幅の狭い距
離に端子が並列に配置されて接続され、あらかじめ決め
られた状態に設定されているので、このレベルによりバ
ス接続状態か否かを検出し、さらに、充電電池の現在の
電流値を検出する電流値検出回路により電流値が実質的
に充電あるいは放電状態にない電流値か、実質的に
“0”であることを検出をすることで、充電電池の取り
外しについて前記のバス接続とは異なる条件で二重の状
態検出を行うことができる。その結果、充電電池が取り
外され保管状態になったことを確実に検出でき、装置本
体側の誤動を発生させることはなく、保管状態での消費
電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の充電電池を適用した一実施
例の電子装置に内蔵されるリチウム充電電池を中心とす
る回路図である。
【図2】図2は、電池保管処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1,1a,1b,1n…リチウム電池本体(電池本
体)、2…コントローラ、3…電圧検出回路、4…電流
値検出回路、5…温度検出回路、6,23…MPU、7
…メモリ、7a…動作モード設定/監視プログラム、7
b…積算放電量算出プログラム、7c…残量算出プログ
ラム、7d…電池保管処理プログラム、7e…パラメー
タ記憶領域、7f…時間カウンタ、8…A/D変換回路
(A/D)、9a…表示装置、9b…タイマ、9c…電
池取外し検出回路、10…充電電池、11…バス、12
…SMバス、13…充放電切換スイッチ回路、20…電
子装置、21…装置本体、22…電源回路、23…MP
U。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 CA01 CA11 CC02 DA07 DA14 EA05 FA07 GC05 5H030 AA00 AS20 BB27 FF42 FF43 FF44

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子装置本体とバスで接続され電子装置に
    内蔵される充電電池において、 前記バスの少なくとも2本のラインの電圧レベルにより
    前記電子装置本体と前記バスとが接続されていないこと
    を検出する検出回路と、 前記充電電池の現在の電流値を検出する電流値検出回路
    と、 この電流値検出回路により検出された電流値が実質的に
    充電あるいは放電状態にない電流値か、実質的に“0”
    であるときでかつ前記検出回路から検出信号を受けたと
    きに自己は動作停止あるいはスリープ状態となり、前記
    充電電池に内蔵される自己以外の回路の動作を停止させ
    る制御回路を備えることを特徴とする充電電池。
  2. 【請求項2】さらに、前記制御回路は、プロセッサとメ
    モリとを有し、電流値検出回路により検出された電流値
    が実質的に充電あるいは放電状態にない電流値か、実質
    的に“0”である状態があらかじめ設定された一定期間
    以上継続することを検出して前記回路の動作を停止させ
    るものであり、前記バスはスマートバッテリ規格のバス
    であって、前記2本のラインはクロック線とデータ線で
    あり、前記プロセッサは、前記充電電池の放電電荷の残
    容量を算出する内部回路を有する請求項1記載の充電電
    池。
  3. 【請求項3】電子装置本体とバスで接続され電子装置に
    内蔵される充電電池パックにおいて、 前記バスの少なくとも2本のラインの電圧レベルにより
    前記電子装置本体と前記バスとが接続されていないこと
    を検出する検出回路と、 前記充電電池パックの現在の電流値を検出する電流値検
    出回路と、 この電流値検出回路により検出された電流値が実質的に
    充電あるいは放電状態にない電流値か、実質的に“0”
    であるときでかつ前記検出回路から検出信号を受けたと
    きに自己は動作停止あるいはスリープ状態となり、前記
    充電電池に内蔵される自己以外の回路の動作を停止させ
    る制御回路を備えることを特徴とする充電電池パック。
  4. 【請求項4】さらに、前記制御回路は、プロセッサとメ
    モリとを有し、電流値検出回路により検出された電流値
    が実質的に充電あるいは放電状態にない電流値か、実質
    的に“0”である状態があらかじめ設定された一定期間
    以上継続することを検出して前記回路の動作を停止させ
    るものであり、前記バスはスマートバッテリ規格のバス
    であって、前記2本のラインはクロック線とデータ線で
    あり、前記プロセッサは、前記充電電池の放電電荷の残
    容量を算出する内部回路を有する請求項3記載の充電電
    池パック。
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