JP2001055761A - 作業用大型車両 - Google Patents

作業用大型車両

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JP2001055761A
JP2001055761A JP11231626A JP23162699A JP2001055761A JP 2001055761 A JP2001055761 A JP 2001055761A JP 11231626 A JP11231626 A JP 11231626A JP 23162699 A JP23162699 A JP 23162699A JP 2001055761 A JP2001055761 A JP 2001055761A
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JP
Japan
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frame
wheel
rear wheel
vehicle
maintenance
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JP11231626A
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English (en)
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Takeshi Hashimoto
岳史 橋本
Eiji Toda
英二 戸田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0833Improving access, e.g. for maintenance, steps for improving driver's access, handrails

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンの点検や保守等及び作動油の点検、補
給や交換等の各種整備作業等を極めて狭い高所で実施す
る時に作業者の落下等を未然に防止することができると
共に、作業者の作業性及び安全性等を充分に確保するこ
とを可能とした建設・土木や農業用に適用される作業用
大型車両を提供する。 【解決手段】巨大な後輪(13)と高所の大型フレーム(11)
との間の間隙内に狭小幅のステップ(21)が設けられてお
り、後輪(13)を落下防止用の安全ガードとして利用す
る。前記ステップ(21)は前記フレーム(11)の後部に大型
ボンネット(14)の壁面(14a,14b) にわたって敷設された
ステージ(15)の設定高さと略同じ寸法で一側部から前記
間隙内に延設されており、同間隙内の左右幅を拡縮自在
に変化させる補助ステップ(22)を有する拡縮構造を備え
ている。落下防止用安全ガードレール(15a,17a) 等を装
着せずに後輪(13)と対面した前記ボンネット(14)の左右
両側側面部(14b) に各種の整備作業用の開閉窓(19a) 等
を備えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、大型のフレームに走行
車輪、運転室等を備えた建設・土木や農業に適用される
作業用大型車両に係わり、特に、大型のフレームの側面
と走行車輪との間の間隙内で各種整備作業等を実施する
時に作業者の落下等を未然に防止することを可能とした
作業用大型車両に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の作業用車両、例えば、建設、土
木機械や農業機械等の作業用車両にあっては、エンジン
の点検や保守及び作動油の点検、補給や交換等を各種の
整備作業の一環として行っている。通常、前記作業用車
両には作業者の作業性や安全性等を考慮した整備作業用
のステップが設けられており、作業者は前記ステップの
上部に乗り、同ステップの上部でボンネット等を開いて
各種の整備作業を実施している。
【0003】かかるステップを備えた作業用車両の一例
が、例えば特開平9−110390号公報に開示されて
いる。同公報に開示された作業用車両によれば、フレー
ムには操舵輪である前輪と駆動輪である後輪とが取り付
けられており、前輪と後輪との間のフレームの左右両側
の側面部には前記車輪の中心と略同じ高さ位置に一対の
支持腕部材がそれぞれ突設されると共に、各支持腕部材
の上部には略平板状のステップが折り畳み自在又は着脱
自在に架設されている。
【0004】このステップの前端縁は前輪の操舵による
軌跡に沿う円弧状に形成されるか、或いは前輪の操舵に
よる軌跡に触れない程度に所定間隔をおいて配されてい
る。一方、後輪の向きは固定されているため、前記ステ
ップの後端縁と後輪との間隙は極めて狭小に設定されて
いる。
【0005】かかる従来のステップ構造によると、作業
者がステップに乗って、又は同ステップを介して前記フ
レーム上に昇りボンネットを開いて各種の整備作業を実
施することが可能であり、前輪と後輪との間の間隙は作
業者が入り込めない程度に狭く形成されているため、前
輪又は後輪に対する作業者の巻き込みが事前に防止され
るという利点をも有している。
【0006】また、上記特開平9−110390号公報
以外にも、例えば車体の外装を兼ねたステップの構造が
開示された実開平6−85148号公報、起こし位置及
び倒し位置に揺動可能に固定されるステップの構造が開
示された実開平59−63048号公報があり、更には
燃料給油口の略垂直下方部に設けた揺動可能なステップ
構造が開示された実開平55−63236号公報、或い
は上下に二つ折りに自動的に折り畳めるステップ構造が
開示された実開平57−128542号公報等がある。
【0007】これらの公報に開示された技術もまた、ス
テップが前輪と後輪との間の車体又はフレームの側面に
拡縮可能に設けられている点、エンジンの点検等や燃料
給油等の整備作業性を向上させる点では既述した上記特
開平9−110390号公報のステップと共通してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な各種作業用車両には約4メートルもの径を有するよう
な走行車輪を大型フレームに装着した巨大な建設・土木
車両がある。かかる建設・土木車両によれば、走行車輪
の全てが大型フレームの側面から外方に突出して露呈し
ており、同車輪のホイール面がフレームの側面と所定の
間隙をもたせて対向して配されている。また、例えば車
両走行時の車輪外形の変化、又は垂直可動式、車輪蛇行
式や相互揺動式等の車輪支持機構による走行車輪の軌跡
等によって同車輪が前記フレーム等と干渉することを防
止するため、同フレームの側面と前記車輪との間は前記
間隙を確保している。
【0009】更に、かかる建設・土木車両によれば、上
記のごとく高所に配された大型フレームの前部には作業
機が装備されている。一方、前記フレームの後部には、
エンジンルームを覆う大型のボンネットが設けられてい
ると共に同ボンネットの後側側面部及び後輪近傍の左右
両側側面部にわたって落下防止用の安全ガードレールを
備えたステージが敷設されている。
【0010】また、前記ボンネットの天板部には落下防
止用の安全ガードレールを備えた床面が敷設されてお
り、同床面上の前記フレームの前方寄りの中央部には箱
型の運転室が配されている。同運転室の後部床面には前
記フレームに固着された左右一対の防護支柱が立設され
ており、同支柱の上端には前記運転室の天板面に沿って
高剛性材料からなるキャノピルーフが水平に固設されて
運転室を保護している。そして、前記ボンネットの側面
部や天板部には各種整備作業用の開閉窓やドア等が配さ
れている。このような大型のフレーム構造を有する建設
・土木車両にあっては、作業者は昇降ステップを介して
前記ステージ等に昇降することにより整備作業用の前記
開閉窓やドア等を開けて各種の整備作業等を行ってい
る。
【0011】ところで、上記のごとく構成された大型の
建設・土木車両によれば、高所に設置された前記ボンネ
ットに各種の整備作業用の開閉窓等を配して落下防止用
の安全ガードレールを有する前記ステージ上で整備点検
を実施しているが、上述した巨大な後輪に対面する前記
ボンネットの左右側面部にも整備作業用の開閉窓等を配
することは車軸の伝達機構が集中する部位でもあるため
有効であるにも関わらず、既述したように車両走行時の
車輪外形の変化、又は車輪の軌跡等により前記車輪とフ
レームの側面とが衝接しないように形成された上記間隔
を確保する必要性と狭小空間であることとが相まって、
同位置に各種点検用の開閉窓等が設けられていないのが
実情である。
【0012】本発明は、かかる従来の課題を解消すべく
なされたものであり、その具体的な目的は、エンジンの
点検や保守及び作動油の点検、補給や交換の各種整備作
業等を極めて狭い高所で実施する時に作業者の落下等を
未然に防止することができると共に、作業者の作業性や
安全性等を充分に確保することを可能とした作業用大型
車両を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用効果】前記目的は
本件請求項1〜3に記載された各発明により効果的に達
成される。本件発明者等は上記課題を解決すべく鋭意検
討を重ねたところ、大型のフレームと走行車輪との間の
狭小の間隙内で整備作業用の開閉窓等を介して整備作業
等を実施しようとするとき、前記フレームに装着された
走行車輪を落下防止用の安全ガードとして採用すること
により上記問題が解決することを知った。
【0014】即ち、本発明の作業用大型車両にあって
は、走行車輪を落下防止用の安全ガードとして利用する
ことにより落下防止用の安全ガードレール等を装着せず
に高所の前記フレームの側面と前記車輪との間に狭小の
左右幅のステップを積極的に装着させることが可能とな
り、例えば各種の整備点検等に有効な前記車輪と対面し
たボンネットの左右両側側面部に各種整備作業用の開閉
窓等を設けることが可能となる。従って、車両走行時の
車輪外形の変化や車輪の軌跡等を考慮したクリアランス
を確保しつつ、前記フレームの側面と前記車輪との間の
小さい空間領域が有効に利用できる。
【0015】本件請求項1に係る発明は、大型のフレー
ムに走行車輪、運転室等を備えてなる建設・土木や農業
に適用される作業用大型車両であって、前記フレームの
側面と前記車輪との間の間隙内にステップが配されてい
ることを特徴とする作業用大型車両である。
【0016】請求項1のかかる構成によれば、上記のご
とく大型のフレームの外側に露呈された走行車輪を落下
防止用の安全ガードとして利用して高所の前記フレーム
の側面と前記車輪との間に狭小左右幅のステップを装着
させることにより、作業者は前記車輪に寄り掛かった状
態で整備作業を実施することが可能となる。
【0017】このため、高所の前記フレームの側面と前
記車輪との間に各種の整備作業用の開閉窓等を設けるこ
とができ、例えば車軸伝達機構やエンジンオイルの点
検、給油、或いはオイルフィルタの洗浄、交換等の各種
の整備作業等を容易に効率的に且つ安全に実施すること
が可能となる。従って、前記フレームの側面と前記車輪
との間の空間領域内に脱落防止用の安全ガードレール等
を装着しないにもかかわらず、前記ステップ上から足を
踏み外すような不安定な作業姿勢により整備作業等を実
施することが回避される。
【0018】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の構成に加えて前記ステップが前記フレームの後部に配
されたステージとほぼ同一高さであって、同ステージか
ら前記間隙内に延設されている。かかる構成に基づき、
上記請求項1記載の作用効果に加えて、作業者は前記フ
レームの後部に配されたステージを経て前記ステップに
スムーズに到達でき、到達後直ちに走行車輪に寄り掛か
りながら、無理な作業姿勢を取らずに楽な作業姿勢で整
備作業等を即座に行うことができる。
【0019】ここで、かかる作業用大型車両によれば、
既述したように車両走行時の車輪外形の変化や車輪の軌
跡等による前記フレームと前記車輪との相対位置を考慮
しているため、前記ステップの外側端縁と車輪との間に
は相変わらず所定の間隔をもった間隙を残さざるを得な
い。そのため、前記ステップと前記車輪との間の間隙空
間内に挟み込まれたり、又は前記ステップから滑落する
ような危険性が残ることになる。
【0020】そこで、請求項3に係る発明のごとく上記
請求項1又は2記載の構成に加えて、前記フレームと前
記車輪と間に形成される上記間隙に配される前記ステッ
プの左右幅が拡縮可能に構成されていることを規定して
いる。
【0021】本発明によれば、前記ステップには、例え
ばボンネット等に揺動自在、折り畳み自在又は引き出し
自在に拡縮させる各種の拡縮構造を採用することができ
る。また、前記ステップがボンネットの側壁部に固定さ
れる場合には、前記拡縮構造として、前記ステップと車
輪との間の間隙を拡げたり狭めたりすることを可能にす
るため、前記ステップに対して折り畳み、押し込み及び
引き出し等が可能な各種の補助ステップを装着すること
によっても、上記課題は解決できる。
【0022】すなわち、かかる構成を採用することによ
り、上記各作用効果に加えて拡縮自在のステップにより
或いは拡縮自在の補助ステップにより前記ステップと走
行車輪との間の間隙を拡げたり狭めたりすることによっ
て、車両走行時の走行車輪とボンネットの側面との間に
適正なクリアランスを確保することができることに加え
て、車両整備時には前記間隙内の足場の専有面積を変化
させることが可能となり、更に確実に作業者の整備作業
性や安全性の向上が達成される。
【0023】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施の形態を
図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1〜図5は
本発明の代表的な実施例であり、図1は本発明にかかる
建設・土木に適用される作業用大型車両の外部形態例を
示す側面図、図2は同車両の後部を示す部分拡大平面図
であり、図3は同車両の後部を示す部分拡大側面図、図
4は同車両に適用される落下防止用のステップを説明す
るための平面図並びに正面図、及び図5は同ステップに
対して拡縮可能な補助ステップを説明するための平面図
並びに側面図である。以下、運転室の前面側を前部、後
面側を後部と言い、運転室を正面からみて上下左右と言
う。なお、例えば図1に示された建設・土木車両を例に
挙げて説明するが、勿論、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば農業用等の各種作業用大型車両にも
適用される。
【0024】これらの図において、本発明にかかる車両
本体10の大型のフレーム11には約4メートルもの径
を有する走行車輪12,13が前後両側にそれぞれ装着
されている。前記フレーム11は運転室18の下辺り
で、車両の前部及び後部が揺動するアーティキュレート
式の構成となっている。この車両本体10によれば、走
行車輪12,13の全てが前記フレーム11の外側に突
出して露呈しており、同車輪12,13が前記フレーム
11と所定の間隙をもたせて対向して配されている。
【0025】かかる構成により、車両走行時の車輪外形
の変化、又は垂直可動式、車輪蛇行式や相互揺動式等の
車輪支持機構等による走行車輪の軌跡等によって前記フ
レーム11と前記車輪12,13との相対位置が変化し
たときに互いの干渉を防止するようになっている。
【0026】本図示例のごとく高所に配された大型のフ
レーム11の前部にはバケット装置等の作業機16が装
備されている。前記フレーム11の後部には、図示せぬ
エンジンルームを覆う大型のボンネット14が設けられ
ている。更に、前記フレーム11の後部にはステージ1
5が後輪13の中心より高い位置で前記ボンネット14
の後側の側面部14aと後輪13近傍の左右両側の側面
部14b,14bとにわたって敷設されている。前記ス
テージ15には落下防止用の安全ガードレール15aが
備えられている。
【0027】前記ボンネット14の天板部14cには落
下防止用の安全ガードレール17aを備えた床面17が
敷設されており、同床面17上の前記フレーム11の前
方寄りの中央部には箱型の運転室18が備えられてい
る。同運転室18の後側床面17には前記フレーム11
に固着された左右一対の角筒状の防護支柱11a,11
aがそれぞれ立設されている。各支柱11a,11aの
上端には運転室18の天板面に沿って高剛性材料からな
るキャノピルーフ11bが水平に固設されており、運転
室18を保護している。
【0028】前記ボンネット14の各側面部14a,1
4b及び天板部14cには各種整備作業用の複数の開閉
窓19,19…等が配されている。前記ステージ15及
び前記運転室18の床面17には複数の昇降ステップ2
0,20…が設けられている。各種整備作業等に際して
は、作業者は所望の前記昇降ステップ20を介して前記
ステージ15等に昇降することにより各種整備作業用の
前記開閉窓19等を開けて整備点検等を行っている。
【0029】以上のごとく構成された建設・土木車両は
従来と変わるところがない。本発明の最も特徴とする点
は、前記フレーム11の側面及び後輪13の間の狭小の
間隙内で整備作業用の前記開閉窓19を介して整備作業
等を実施しようとするときに巨大な前記走行車輪12,
13を落下防止用の安全ガードとして適用することにあ
る。本実施例によれば、後輪13を落下防止用の安全ガ
ードとして利用している。本発明によれば、上記構成に
加えて後輪13のホイール面と対面した大型のボンネッ
ト14の左右両側側面部14b,14bに各種整備作業
用等の開閉窓19a等が配されており、後輪13と対面
した大型のフレーム11の対応部位にはステップ21が
装着されている。本図示例によれば、前記ステップ21
は前記フレーム11の側面に常時突設させた状態で固定
される。勿論、本発明にあっては、前記ステップ21に
は、例えばボンネット等に揺動自在、折り畳み自在又は
引き出し自在に拡縮させる各種の拡縮構造が採用でき
る。
【0030】従来の作業用大型車両にあっては、既述し
たように車両走行時の車輪外形の変化、又は車輪の軌跡
等により巨大な前記後輪13と大型の前記フレーム11
の側面とが衝接しないように形成された間隔を確保する
必要があるため、前記ボンネット14の左右両側側面部
14b,14bに前記開閉窓19a等を配する場合に
は、前記フレーム11の側面及び後輪13間の狭小の間
隙内にさらに狭小左右幅の足場を設置せざるを得えなか
った。
【0031】これがため、作業者は前記ステージ15上
から身を乗り出すような不安定な作業姿勢で整備点検作
業等を実施せざるを得えず、作業者の整備作業性や安全
性等を充分に確保することは極めて困難であった。その
結果、後輪13のホイール面と対面した大型のボンネッ
ト14の左右両側側面部14b,14bの対応部位に各
種整備作業用等の前記開閉窓19等を積極的に配するこ
とはできなかった。
【0032】しかして、本発明によると、上記構成を採
用することにより後輪13を落下防止用の安全ガードと
して効果的に適用したため、前記フレーム11と前記後
輪13との間に狭小の左右幅を有するステップ21を装
着させることができ、後輪13と対面した前記ボンネッ
ト14の両側側面部14b,14bに各種整備作業用の
前記開閉窓19a等を適切に備えることが可能となる。
従って、車両走行時の車輪外形の変化や車輪の軌跡等を
考慮したクリアランスを確保することができると共に、
前記フレーム11と後輪13との間の小さい空間領域を
有効に利用することができる。
【0033】本実施例によると、前記ボンネット14の
両側の側面部14bに配された前記開閉窓19aは車軸
伝達機構、エンジンオイルの点検、給油やオイルフィル
タの洗浄、交換等のために適用される。図2及び図3に
示すごとく整備点検用の前記開閉窓19aの下方に配さ
れると共に、後輪13のホイール面及び走行面と対面し
た前記フレーム11の角隅部分に前記ステップ21が強
固に固定されている。このステップ21は、上述のごと
く車両走行時の車輪外形の変化や車輪の軌跡等によって
後輪13との相対位置が変化することを考慮して同後輪
13と所定の間隙をおいて配されており、前記ステージ
15と略同一高さで、同ステージ15の一側部から後輪
13のホイール面に沿って水平に且つ漸次幅狭状態に延
設されている。
【0034】かかる構成を採用することにより、作業者
は前記ステージ15を経て前記ステップ21にスムーズ
に到達することができると共に、到達後直ちに後輪13
に寄り掛かりながら、無理な作業姿勢を取らずに整備作
業等を容易に効率的に行うことができる。
【0035】図4に示すように前記ステップ21は中央
に補強板材を有する長尺枠状の本体21aを有してい
る。同本体21aの内部には複数の板リブ21bが所定
の間隔で平行に配されており、複数の格子部が形成され
ている。更に前記本体21aの長手方向の対向間隔は一
旦平行に延びて漸次幅狭に傾斜されている。前記板リブ
21bの上端縁は図示せぬ凹凸溝を有しており、滑りを
防止するようになっている。
【0036】更に後輪13のホイール面に対面する前記
ステップ21の本体21aの前後には段差をもって後輪
13側方向に向かって平行に延在する枠状の支持腕部2
1c,21dがそれぞれ突設されている。前部の枠状支
持腕部21cの設定寸法は後部の枠状支持腕部21dよ
り小さく突設している。かかる枠状の支持腕部21c及
び21dは前記本体21aとヒンジ結合される後述の補
助ステップ22を支持するためのストッパ機能をもって
いる。
【0037】既述したように前記フレーム11の側面に
固定された前記ステップ21は後輪13との相対位置を
考慮して後輪13と所定の間隔をおいて配されているた
め、前記ステップ21の外側端縁と車輪13との間には
所定の間隔をもった間隙が形成されている。そのため、
作業者が前記ステップ21の外側端縁と前記車輪13と
の間の間隙空間内に挟み込まれたり、又は前記ステップ
21から滑落するような危険性がある。
【0038】そこで、前記ステージ15と同様に前記足
場に落下防止用の安全ガードレール15a等を備えるこ
とが考えられるが、このようにすると前記フレーム11
の側面と後輪13との間の間隙よりも狭小の前記足場が
さらに極めて左右幅の狭いものになってしまうため、前
記安全ガードレール15a等を備えることは到底不可能
である。
【0039】かかる不具合を解消するために本発明によ
れば、図5に示すごとく前記ステップ21は前記フレー
ム11と後輪13との間の間隙幅を拡縮自在に変化させ
る補助ステップ22を備えている。この補助ステップ2
2には前記フレーム11の側面及び後輪13間の間隙を
自動又は手動で拡げたり狭めたりすることが可能な折り
畳み、押し込み又は引き出し自在等の各種の拡縮構造が
採用できる。
【0040】本実施例によれば、図5に示すように前記
補助ステップ22は中央に補強板を配した断面略コ字状
の長尺枠材からなり、同補助ステップ22の表面には孔
22aが穿設された滑り止め用の複数の突起22bが長
手方向に千鳥状に設けられている。前記補助ステップ2
2は一対のヒンジ22c,22cを介して前記ステップ
21に上下方向に回動自在に固定される。図2に示すご
とく前記ヒンジ22cを介して前記補助ステップ22を
拡げた状態で、同補助ステップ22の前後側は前記ステ
ップ22の前記支持腕部21c及び21dにそれぞれ支
持され、各ステップ21,22は前記ステージ15と略
平坦状に延在される。
【0041】かかる構成により、車両走行時には前記ス
テップ21の外側端縁と後輪13との間に適正なクリア
ランスを確保することができ、各種整備点検時には前記
ステップ21と後輪13との間の足場の専有面積を変化
させることが可能となる。従って、作業者の整備作業性
や安全性等が更に向上する。
【0042】以上の説明からも明らかなように、本発明
に係る作業用大型車両は上記実施例に限定されるもので
はなく、それらの実施例から当業者が容易に変更可能な
技術的な範囲をも当然に包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例である建設・土木に適
用される作業用大型車両の外部形態例を示す側面図であ
る。
【図2】同車両の後部を示す部分拡大平面図である。
【図3】同車両の後部を示す部分拡大側面図である。
【図4】同車両に適用される落下防止用ステップを説明
するための平面図及び正面図である。
【図5】同ステップに対して拡縮可能な補助ステップを
説明するための平面図及び側面図である。
【符号の説明】
10 車両本体 11 フレーム 11a 防護支柱 11b キャノピルーフ 12 前輪 13 後輪 14 ボンネット 14a 後側側面部 14b 左右側側面部 14c 天板部 15 ステージ 15a,17a 安全ガードレール 16 作業機 17 床面 18 運転室 19,19a 整備作業用開閉窓 20 昇降ステップ 21 ステップ 21a 本体 21b 板リブ 21c,21d 支持腕部 22 補助ステップ 22a 孔 22b 突起 22c ヒンジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型のフレームに走行車輪、運転室等を
    備えてなる建設・土木や農業に適用される作業用大型車
    両であって、 前記フレームの側面と前記車輪との間の間隙内にステッ
    プが配されてなることを特徴とする作業用大型車両。
  2. 【請求項2】 前記ステップが前記フレームの後部に配
    されたステージとほぼ同一高さであって、同ステージか
    ら前記間隙内に延設されてなる請求項1記載の作業用大
    型車両。
  3. 【請求項3】 前記フレームと前記車輪と間に形成され
    る上記間隙に配される前記ステップの左右幅が拡縮可能
    に構成されてなる請求項1又は2記載の作業用大型車
    両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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