JP2001054724A - 中空糸膜モジュールの製造方法、中空糸膜モジュールおよびこれを用いた中空糸膜モジュールユニット - Google Patents

中空糸膜モジュールの製造方法、中空糸膜モジュールおよびこれを用いた中空糸膜モジュールユニット

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JP2001054724A
JP2001054724A JP2000168102A JP2000168102A JP2001054724A JP 2001054724 A JP2001054724 A JP 2001054724A JP 2000168102 A JP2000168102 A JP 2000168102A JP 2000168102 A JP2000168102 A JP 2000168102A JP 2001054724 A JP2001054724 A JP 2001054724A
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Tetsuya Torii
哲也 取違
Sadahito Nakahara
禎仁 中原
隆晃 ▲高▼島
Takaaki Takashima
Kenji Honjo
賢治 本城
Katsuyuki Yanone
勝行 矢ノ根
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングの内部と外部との仕切が十分であ
り、リークの発生することがない中空糸膜モジュールの
製造方法、中空糸膜モジュールおよびこれを用いた中空
糸膜モジュールユニットを提供する。 【解決手段】 複数本の中空糸膜3が束ねられた中空糸
膜束4の端部をハウジング2内に収納し、樹脂注入部に
固定用樹脂5を注入して、中空糸膜束4を固定する中空
糸膜モジュール1の製造方法において、ハウジング2に
中空糸膜束4を固定用樹脂5で固定する前に、樹脂注入
部またはその近傍の中空糸膜3に気体を吹き付ける中空
糸膜モジュール1の製造方法、これにより得られる中空
糸膜モジュール1およびこれを用いた中空糸膜モジュー
ルユニット20。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体のろ過を行う
中空糸膜モジュール、これを用いた中空糸膜モジュール
ユニットおよび中空糸膜モジュールの製造方法に関し、
詳しくは、汚濁性(殊に有機物の汚濁物質による)の高
い液体をろ過するのに適した中空糸膜モジュール、これ
を用いた中空糸膜モジュールユニットおよび中空糸膜モ
ジュールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、中空糸膜モジュールは、無菌
水、飲料水、高度純水の製造、空気の浄化等の数多くの
用途で使用されてきた。これらの用途に加えて、近年で
は、下水処理場における2次処理、3次処理や、浄化槽
における固液分離、産業廃水中のSS(懸濁物質)の固
液分離など、高汚濁性水の処理用途に用いられるように
なっている。
【0003】高汚濁性水濾過の用途に好適に用いられる
中空糸膜モジュールとしては、特開平5−261253
号公報、特開平6−342号公報、特開平6−340号
公報等に開示されているような、矩形のハウジング内部
にシート状の中空糸膜束の端部を収容し、固定用樹脂を
用いて固定してなる中空糸膜モジュールが挙げられる。
【0004】これら中空糸膜モジュールの製造は、ハウ
ジング内に固定用樹脂を注入して、中空糸膜束の端部を
固定用樹脂により固定した後、該中空糸膜の端部が開口
するように固定用樹脂の一部をカットすることにより行
われる。このような製造方法においては、固定用樹脂が
中空糸膜間に十分に含浸されることが重要となる。固定
用樹脂の含浸具合によって、得られる中空糸膜モジュー
ルおよび該モジュールを用いた中空糸膜モジュールユニ
ットの性能が大きく左右される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た中空糸膜モジュールの製造方法においては、固定用樹
脂の中空糸膜間への含浸を積極的に促進させる方策は採
られていない。従って、複数本の中空糸膜が束状となっ
た場合、固定用樹脂の中空糸膜間への完全な含浸は著し
く困難となる。このようにして形成される固定用樹脂の
未含浸部分が原因となり、従来の中空糸膜モジュールに
おいては、分離物(ハウジング内部)と被分離物(ハウ
ジング外部)との仕切りが不十分となる、いわゆるリー
クの状態が発生する頻度が高かった。このリークの発生
によって、製品歩留まりは低下すると共に、リークの補
修作業に多くの作業が必要になる。従って、従来よりリ
ーク発生を回避するべく、固定用樹脂の中空糸膜間への
良好な含浸手法の開発が所望されていた。
【0006】よって、本発明の課題は、ハウジングの内
部と外部との仕切りが十分であり、リークの発生するこ
とがない中空糸膜モジュールの製造方法、この製造方法
によって得られる中空糸膜モジュールおよびこれを用い
た中空糸膜モジュールユニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の中空
糸膜モジュールの製造方法は、複数本の中空糸膜が束ね
られた中空糸膜束の端部をハウジングの開口部からハウ
ジング内に収納し、前記ハウジングに設けられた樹脂注
入部に樹脂を注入して前記ハウジングに前記中空糸膜束
を固定する中空糸膜モジュールの製造方法において、前
記ハウジングに前記中空糸膜束を樹脂で固定する前に、
前記ハウジングの樹脂注入部またはその近傍の中空糸膜
に気体を吹き付けることを特徴とする。
【0008】また、本発明の中空糸膜モジュールの製造
方法において、中空糸膜表面における気体の圧力が0.
01〜0.5MPaとなるように吹き出し口の内径が
0.1〜5mmのノズルから気体を0.1〜350L/
minの流量で吹き付けることが望ましい。また、本発
明の中空糸膜モジュールの製造方法においては、中空糸
膜束上に、中空糸膜束の各中空糸膜を拘束するための拘
束部材を、中空糸膜束をハウジングの開口部に挿入した
際に開口部の開口端部から開口部外方2〜20mmの範
囲に位置するように、かつ開口部に対して略平行となる
ように設けることが望ましい。
【0009】また、本発明の中空糸膜モジュールは、複
数本の中空糸膜が束ねられた中空糸膜束の端部がハウジ
ングの開口部からハウジング内に収納され、前記ハウジ
ングに設けられた樹脂注入部またはその近傍の束状の中
空糸膜が、中空糸膜表面における気体の圧力が0.01
〜0.5MPaとなるように、吹き出し口の内径が0.
1〜5mmのノズルから0.1〜350L/minの流
量で吹き付けられた気体によって開繊され、前記中空糸
膜束が前記ハウジングの樹脂注入部に注入された樹脂に
よって前記ハウジングに固定されていることを特徴とす
る。
【0010】また、中空糸膜束の各中空糸膜を拘束する
拘束部材が、前記ハウジングの開口部の開口端部から開
口部外方2〜20mmの範囲の中空糸膜束上に、開口部
に対して略平行に設けられていることが望ましい。ま
た、前記拘束部材は、糸条であることが望ましい。
【0011】また、本発明の中空糸膜モジュールユニッ
トは、本発明の中空糸膜モジュールの複数個と、内部に
濾液を導く集水路を有する集水ヘッダーとを具備してな
り、前記中空糸膜モジュールが、前記中空糸膜モジュー
ルのハウジング内部と前記集水ヘッダー内部の集水路と
が連通するように、前記集水ヘッダーに接続、固定され
ていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の中空糸膜モジュー
ルの製造方法、中空糸膜モジュールおよびこれを用いた
中空糸膜モジュールユニットについて詳細に説明する。
図1は、本発明の中空糸膜モジュールの一例を示す斜視
図であり、図2は、図1の中空糸膜モジュールにおける
中空糸膜束固定部の断面図である。この中空糸膜モジュ
ール1は、ハウジング2と、複数の中空糸膜3が糸条1
2(拘束部材)によってシート状に束ねられた中空糸膜
束4と、中空糸膜束4の端部を、中空糸膜3端部の開口
状態を保ったままハウジング2に固定する固定用樹脂5
とから概略構成される。
【0013】前記ハウジング2は、内部に内部路6が形
成された断面U字形の筒状体である。このような断面U
字形の筒状とすることで、ハウジング2間距離を適正範
囲内に一定に保持することが可能となり、中空糸膜モジ
ュール1を複数積層してユニット化する際に、集積率を
高くすることができる。ハウジング2の少なくとも一端
には、内部路6に連通し、外部に開口した配管7が設け
られている。また、ハウジング2の側面には、中空糸膜
束4の端部を内部路6に収納するための挿入口となるス
リット状の開口部8が形成され、この開口部8の周囲を
囲むように、固定用樹脂5の垂れ防止のための堰9がハ
ウジング2と一体になって形成されている。そして、こ
の堰9に囲まれた部分が、固定用樹脂5を注入するため
の樹脂注入部10となっている。
【0014】ハウジング2の材質としては、機械的強度
および耐久性を有するものであればよく、例えばポリカ
ーボネート、ポリスルフォン、ポリオレフィン、PVC
(ポリ塩化ビニル)、アクリル樹脂、ABS樹脂、変成
PPE(ポリフェニレンエーテル)等を用いることがで
きる。使用後に焼却処理が必要な場合には、燃焼により
有毒ガスを出さずに、完全燃焼させることのできるポリ
オレフィン等の炭化水素系の樹脂を材質とするのが好ま
しい。
【0015】ハウジング2の堰9の高さは、注入される
固定用樹脂5が中空糸膜モジュール1に求められる耐圧
性、中空糸膜束4の固定部の安定性を満足できる程度の
厚みを形成できればよく、特に限定はされないが、例え
ば、1〜50mmの範囲内とされる。
【0016】ハウジング2に設けられた開口部8のスリ
ットの幅は、ハウジング2の外側から中空糸膜束4を挿
入でき、かつ中空糸膜3が潰れない程度の圧着力で中空
糸膜3を保持できる幅であることが望ましい。開口部8
の最適なスリット幅は、当然、使用される中空糸膜3の
外径によって異なり、特に限定はされないが、例えば、
0.3〜5mmの範囲内とされる。開口部8のスリット
幅がせまく中空糸膜束4が挿入しにくい場合には、挿入
時に開口部8を広げる手段を併用しても良い。
【0017】前記中空糸膜3としては、種々のものが使
用でき、例えばセルロース系、ポリオレフィン系、ポリ
ビニルアルコール系、PMMA(ポリメタクリル酸メチ
ル)系、ポリスルフォン系など、各種材科からなる中空
糸膜が使用できる。中でも、ポリエチレン等の強伸度の
高い材質からなる中空糸膜を用いることが好ましい。な
お、濾過膜として使用可能な中空糸膜であれば、その孔
径、空孔率、膜厚、外径等は、特に限定されるものでは
ないが、例えば、その外径は20〜2000μm、孔径
は0.01〜1μm、空径率は20〜90%、膜厚は5
〜300μmの範囲とされる。
【0018】前記中空糸膜束4としては、中空糸膜3を
単にひき揃えたものでもよいが、中空糸膜3を緯糸とし
て用いて編み地としたもの、またはこの編み地を数枚積
層して積層体としたものが、中空糸膜モジュール1の加
工性の面から好適である。ここでいう編み地を複数枚積
層した中空糸膜束には、編み地を切断せずに適当な長さ
に折り畳み重ねたものも包含される。編み地の積層(折
り畳み)枚数は、編み地の厚さ、すなわち中空糸膜3の
太さや編み地を編成する際の中空糸膜3の合糸本数によ
っても変化するが、通常は5枚程度までがよい。
【0019】糸条12は、図1に示されるように所定の
位置でチェーンステッチ(鎖編み)により各中空糸膜3
を拘束するものである。図示例では、本発明における拘
束部材として糸条を用いているが、この他に、テープ、
樹脂、蝋など固定用樹脂5の這い上がりを堰き止める効
果を有するものを用いることができる。中でも、中空糸
膜束4を形成する際の拘束糸条と兼用できることから、
糸条を用いることが好ましい。
【0020】糸条12を構成する繊維の種類としては、
ポリエステル繊維など耐水性を有する合成繊維製のマル
チフィラメント糸や紡績糸を用いることができ、使用条
件などにより適宜選択することが望ましい。糸条の最適
な本数は、中空糸膜の洗浄時等における振動等の負荷よ
って異なり、特に限定はされないが、例えば、2〜5本
の範囲内とされる。
【0021】前記固定用樹脂5は、幅の狭い開口部8
と、幅の広い樹脂注入部10に形成されることによっ
て、その断面は凸字状となっている。固定用樹脂5の断
面をこのような凸字状とすることで、中空糸膜3がハウ
ジング2に接触することによる外傷の発生を防止するこ
とを可能とする。
【0022】固定用樹脂5としては、エポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン
系充填材、各種ホットメルト樹脂等を用いることがで
き、適宜選定することが可能である。また、固化前の固
定用樹脂5の粘度も、特に限定はされないが、500〜
5000mPa・sが好ましく、より好ましくは200
0〜3000mPa・sの範囲である。固定用樹脂5の
粘度が500mPa・s未満では、固定用樹脂5が中空
糸膜3の開口部まで流動し、該開口部を閉塞する原因と
なるおそれがある。固定用樹脂5の粘度が5000mP
a・sを超えると、複数の中空糸膜3間に含浸すること
が困難となるので好ましくない。
【0023】次に、中空糸膜モジュール1の製造方法に
ついて説明する。まず、複数の中空糸膜3を糸条12
(拘束部材)によってシート状に束ねて、中空糸膜束4
を作製する。この際、糸条12は、中空糸膜束4をハウ
ジング2の開口部8に挿入した際、開口部8の開口端部
から開口部8外方2〜20mmに位置するように、かつ
開口部に対して略平行になるように、中空糸膜束上に設
けられる。また、中空糸膜束4を構成している各中空糸
膜3の端部をあらかじめカットして開口させておく。
【0024】中空糸膜3の端部がカットされた中空糸膜
束4の端部を、ハウジング2の開口部8に中空糸膜3の
開口端部がハウジング2の内部路6に位置するように挿
入する。中空糸膜束4の端部をハウジング2内に収納し
た後、図3に示すように、ハウジング2の樹脂注入部1
0近傍の中空糸膜3に、コンプレッサー等に接続された
ノズル11から気体を吹き付け、束状になった各中空糸
膜3を十分に解す(以下、束状の中空糸膜を解すことを
開繊と記す)。気体の吹き付けは、ノズル11をハウジ
ング2の開口部8のスリット長手方向に移動させながら
行い、中空糸膜束4のすべての中空糸膜3に気体を吹き
付ける。
【0025】次いで、中空糸膜3の端部の開口状態を保
ったまま、液状の固定用樹脂5をハウジング2の外側か
ら樹脂注入部10および開口部8に充填し、これを固化
させて、中空糸膜束4をハウジング2に固定する。な
お、図示例の中空糸膜モジュール1の製造方法では、あ
らかじめ中空糸膜3の端部をカットして開口し、中空糸
膜3の端部の開口状態を保ったまま固定用樹脂5を注入
しているが、本発明の中空糸膜モジュールの製造方法は
これに限定されるものではない。例えば、中空糸膜3の
端部をあらかじめカットしていない中空糸膜束4の端部
をハウジング2内に挿入し、ハウジング2の樹脂注入部
10近傍の中空糸膜3に気体を吹き付けた後、中空糸膜
3の端部をすべて覆うようにハウジング2の内部路6ま
で固定用樹脂5を注入、固化して、内部路6内の固定用
樹脂5を中空糸膜3の端部と一緒にカットし、中空糸膜
3端部を開口させる方法などが挙げられる。
【0026】前記ノズル11は、例えば、中空の円筒形
状のものであり、供給気体が広範囲に散乱しないように
先端が細くされた先端構造であることが好ましい。ま
た、その材質には限定はない。ノズル11の寸法は、後
述する供給気体の圧力により適宜決定することが可能で
ある。
【0027】ノズル11の吹き出し口の内径は0.1〜
5mmの範囲であることが好ましく、より好ましくは、
1mm〜3mmの範囲であり、さらに好ましくは、1〜
1.5mmの範囲である。内径が0.1mm未満では、
中空糸膜3の間隙を気体が通過してしまうために開繊効
果は著しく低下するおそれがある。一方、内径が5mm
を超えると、供給気体の圧力に関わらず、複数本の中空
糸膜3に同時に気体が吹き付けられてしまうため、各々
の中空糸膜3を開繊するには至らないおそれがある。前
述の寸法範囲であれば中空糸膜3の間に気体が入り込
み、従って極めて良好な開繊効果を発現することができ
る。
【0028】ノズル11の位置は、その先端が中空糸膜
3に接触しない範囲で中空糸膜3の近傍に配置されるこ
とが好ましく、ノズル11と中空糸膜3との間の距離
は、例えば、5mm以下とされ、好ましくは0.1〜
2.0mmの範囲である。ノズル11の位置が中空糸膜
3から離れすぎると、ノズル11の直径を前述の範囲と
しても、複数本の中空糸膜3に同時に気体が吹き付けら
れてしまい、各々の中空糸膜3を開繊するには至らない
おそれがある。
【0029】ノズル11の移動速度は、好ましくは0.
1〜5.0m/minであり、より好ましくは0.5〜
2.0m/minである。ノズル11の移動速度が0.
1m/min未満ではモジュールの生産性が著しく低下
し、一方、5.0m/minを超えると、複数本の中空
糸膜3の開繊効果が低下する傾向となる。ノズル11か
ら供給される気体の種類については、特に限定されるも
のではなく、中空糸膜3に対して悪影響を与えぬもので
あれば適宜使用可能である。コンプレッサー等からノズ
ル11に送られる気体の圧力は、前述のノズルの配置位
置や直径によって適宜決定することが好ましい。
【0030】また、中空糸膜3に吹き付けられる気体の
圧力は、中空糸膜接触面において0.01〜0.5MP
aの範囲であることが好ましく、より好ましくは、0.
2〜0.4MPaの範囲である。気体の圧力が0.01
MPa未満では、圧力が低すぎるため中空糸膜3を開繊
するには至らないおそれがある。一方、気体の圧力が
0.5MPaを超えると、中空糸膜3が気体圧力により
押し倒されることによる折れ曲がりの危険性が高くなる
ため好ましくない。前述の圧力範囲による気体供給によ
って、中空糸膜3の良好な開繊効果が発現される。
【0031】また、中空糸膜3に吹き付けられる気体の
流量は、0.1〜350L/minの範囲であることが
好ましく、より好ましくは、10〜125L/minの
範囲であり、さらに好ましくは、10〜40L/min
の範囲である。気体の流量が0.1L/min未満で
は、流量が少なすぎるため中空糸膜3を開繊するには至
らないおそれがある。一方、気体の流量が350L/m
inを超えると、中空糸膜3が気体により押し倒される
ことによる折れ曲がりの危険性が高くなるため好ましく
ない。
【0032】前記糸条12は、中空糸膜3を解れやすく
し、極めて良好な開繊効果を発現させるためのものであ
る。また、糸条12は、樹脂注入部10へ注入した液状
の固定用樹脂5の這い上がりを堰き止める効果を有し、
かつ、固定用樹脂5の這い上がりによる硬化部と中空糸
膜3との界面を柔軟構造状に把持することにより、応力
を分散吸収し、中空糸膜3の損傷を抑制する効果を有す
る。
【0033】ハウジング2の開口部8の開口端部と糸条
12との間隔は、2〜20mmの範囲とされる。この間
隔が2mm以上であれば、中空糸膜束4へ気体を吹き付
けた時の中空糸膜3の開繊効果が著しく良好となる傾向
にある。また、この間隔が20mm以下であれば、液状
の固定用樹脂5が糸条12まで這い上がり、中空糸膜3
の損傷が極めて少なくなる傾向にある。ハウジング2の
開口部8の開口端部と糸条12との間隔は、開繊効果を
さらに高めるためには5mm以上がより好ましく、中空
糸膜3の損傷をさらに抑制するためには15mm以下が
より好ましい。
【0034】図4は、本発明の中空糸膜モジュールユニ
ットの一例を示したものである。中空糸膜モジュールユ
ニット20は、上述の中空糸膜モジュール1を複数個配
置し、これらのハウジング2が集水ヘッダー21によっ
て連接されることによって一体化してなるものである。
【0035】図5は、上記中空糸膜モジュールユニット
20の集水ヘッダー21の一例を示したものである。集
水ヘッダー21は、中空糸膜モジュール1,1・・・の内部
路6の配管7に連通させるための複数の連設孔22を有
し、その内部に濾液を通す集水路23を有する角筒状の
もので、その連設孔22において複数個の中空糸膜モジ
ュール1,1・・・に連接するとともに、それらを固定一体
化している。また、上記集水路23は集水ヘッダー21
の外部に連絡し、吸水ポンプ(図示略)と接続してい
る。なお、集水ヘッダー21形状としては、中空糸膜モ
ジュール1を複数個まとめて簡易に接続し、固定できる
マニホールドタイプのものが好ましが、中空糸膜モジュ
ール1,1・・・から濾液が取り出せる構造であれば特に限
定されない。
【0036】また、図4に示す中空糸膜モジュールユニ
ット20は、各中空糸膜モジュール1,1・・・のハウジン
グ2の片端部を集水ヘッダー21により一体化したもの
であるが、ハウジング2の両端部を集水ヘッダー21に
より固定するものであってもよい。このような中空糸膜
モジュールユニット20にあっては、上述の中空糸膜モ
ジュール1を複数個配置し、集水ヘッダー21により積
層、一体化させたものであるので、集積率を高く設計で
きると共に、簡便に中空糸膜モジュールの交換を行うこ
とができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例を示して詳しく説明す
る。 (実施例1)図1に示すような、中空糸膜モジュール1
を製造し、リーク試験を行った。中空糸膜モジュール1
の製造方法は以下の通りである。まず、スリット幅が1
mm、全長が600mmのスリット状の開口部8が設け
られたハウジング2に糸条12で拘束された中空糸膜3
を1インチあたり96本の割合で、ハウジング2に配置
した。その後、1本のノズル11を、常にその先端が中
空糸膜3から約1mm離れた場所になるように、スリッ
トの長手方向に1m/minの割合で移動させながら、
中空糸膜3接触面における空気の圧力が0.01MPa
となるように調整された空気をノズル11から中空糸膜
3へ0.1L/minで吹き付けた。用いたノズルの吹
き出し口の内径は0.1mmであった。また、ここで用
いた中空糸膜3は、三菱レイヨン(株)製ポリエチレン
中空糸膜(文画性能0.14、外径410m)であっ
た。また、開口部8の開口端部と糸条12との間隔は2
mmであり、用いた糸条12は、ポリエステル加工糸
(150デニール)であった。ついで、ハウジング2の
両端部を、一端を通水可能とした状態でキャップ状物で
封止し、その後、固定用樹脂5を、ハウジング2の樹脂
注入部10に厚さ5mmになるように注入、固化して、
中空糸膜モジュール1を得た。
【0038】リーク試験の方法は以下の通りである。前
述の中空糸膜モジュール1をアルコール度数50%の水
溶液中に1分間浸析した直後に、水中に浸漬し、浸漬し
た状態で配管7から中空糸膜モジュール1内部に圧力
0.05MPaの空気を供給した。リーク試験を50サ
ンプルについて実施したところ、固定用樹脂5で固定さ
れた中空糸膜3の間から空気のリークが見られた中空糸
膜モジュール1は1本もなく、極めて良好な結果であっ
た。
【0039】(比較例1)中空糸膜3へ空気を吹き付け
ない以外は、実施例1と同一の製造条件で中空糸膜モジ
ュールを製造した。得られた中空糸膜モジュールについ
て、実施例1と同様のリーク試験方法によりリークの状
態を調査した。リーク試験を50サンプルについて実施
したところ、固定用樹脂5で固定された中空糸膜3の間
から空気のリークが見られた中空糸膜モジュールは31
サンプルあり、結果は良好ではなかった。
【0040】(参考例1)ノズル11の吹き出し口の内
径を0.07mmとした以外は、実施例1と同一の製造
条件で中空糸膜モジュールを製造した。得られた中空糸
膜モジュールについて、実施例1と同様のリーク試験方
法によりリークの状態を調査した。リーク試験を50サ
ンプルについて実施したところ、固定用樹脂5で固定さ
れた中空糸膜3の間から空気のリークが見られた中空糸
膜モジュールは17サンプルあった。
【0041】(参考例2)中空糸膜3の接触面における
空気の圧力を0.008MPa、空気の流量を0.06
L/minとした以外は、実施例1と同一の製造条件で
中空糸膜モジュールを製造した。得られた中空糸膜モジ
ュールについて、実施例1と同様のリーク試験方法によ
りリークの状態を調査した。リーク試験を50サンプル
について実施したところ、固定用樹脂5で固定された中
空糸膜3の間から空気のリークが見られた中空糸膜モジ
ュールは12サンプルあった。
【0042】(参考例3)開口部8の開口端部と糸条1
2との間隔を1mmとした以外は、実施例1と同一の製
造条件で中空糸膜モジュールを製造した。得られた中空
糸膜モジュールについて、実施例1と同様のリーク試験
方法によりリークの状態を調査した。リーク試験を50
サンプルについて実施したところ、固定用樹脂5で固定
された中空糸膜3の間から空気のリークが見られた中空
糸膜モジュールは30サンプルあった。
【0043】(実施例2)ノズル11の吹き出し口の内
径を4.5mm、中空糸膜3接触面における空気の圧力
を0.5MPa、空気の流量を350L/minとした
以外は、実施例1と同一の製造条件で中空糸膜モジュー
ルを製造した。得られた中空糸膜モジュールについて、
実施例1と同様のリーク試験方法によりリークの状態を
調査した。リーク試験を50サンプルについて実施した
ところ、固定用樹脂5で固定された中空糸膜3の間から
空気のリークが見られた中空糸膜モジュールは1本もな
く、極めて良好な結果であった。
【0044】(参考例4)ノズル11の吹き出し口の内
径を13mmとした以外は、実施例2と同一の製造条件
で中空糸膜モジュールを製造した。得られた中空糸膜モ
ジュールについて、実施例1と同様のリーク試験方法に
よりリークの状態を調査した。リーク試験を50サンプ
ルについて実施したところ、固定用樹脂5で固定された
中空糸膜3の間から空気のリークが見られた中空糸膜モ
ジュールは13サンプルあった。
【0045】(参考例5)中空糸膜3の接触面における
空気の圧力を0.6MPa、空気の流量を450L/m
inとした以外は、実施例2と同一の製造条件で中空糸
膜モジュールを製造した。得られた中空糸膜モジュール
について、実施例1と同様のリーク試験方法によりリー
クの状態を調査した。リーク試験を50サンプルについ
て実施したところ、固定用樹脂5で固定された中空糸膜
3の間から、および中空糸膜3が折損していると思われ
る箇所から空気のリークが見られた中空糸膜モジュール
は16サンプルあった。
【0046】(参考例6)開口部8の開口端部と糸条1
2との間隔を50mmとした以外は、実施例2と同一の
製造条件で中空糸膜モジュールを製造した。得られた中
空糸膜モジュールについて、実施例1と同様のリーク試
験方法によりリークの状態を調査した。リーク試験を5
0サンプルについて実施したところ、固定用樹脂5で固
定された中空糸膜3の間から空気のリークが見られた中
空糸膜モジュールは1本もなかったが、中空糸膜3が折
損していると思われる箇所から空気のリークが見られた
中空糸膜モジュールは10サンプルあった。
【0047】(実施例3)実施例1で得られた中空糸膜
モジュール1の複数個を、その内部に濾液を導く集水路
23を有する集水ヘッダー20(マニホールド)に接続
固定し、中空糸膜モジュールユニット20を製造した。
空気のリークが発生しない良好な中空糸膜モジュールユ
ニットが得られた。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の中空糸膜
モジュールの製造方法によれば、ハウジングに中空糸膜
束を固定用樹脂で固定する前に、前記ハウジングの樹脂
注入部またはその近傍の中空糸膜に気体を吹き付けてい
るので、固定用樹脂の中空糸膜間への含浸を積極的に促
進させることが可能になり、複数本の中空糸膜が束状と
なった場合でも、固定用樹脂の含浸性は極めて良好とな
る。この結果、リークの発生を押さえることができ、製
品歩留まりの向上とリークの補修作業の回避を達成する
ことができる。
【0049】また、中空糸膜表面における気体の圧力が
0.01〜0.5MPaとなるように吹き出し口の内径
が0.1〜5mmのノズルから気体を0.1〜350L
/minの流量で吹き付けた場合、極めて良好な開繊効
果を発現することができ、固定用樹脂の含浸性はさらに
良好となる。また、中空糸膜束上に、中空糸膜束の各中
空糸膜を拘束するための拘束部材を、中空糸膜束をハウ
ジングの開口部に挿入した際に開口部の開口端部から開
口部外方2〜20mmの範囲に位置するように、かつ開
口部に対して略平行となるように設ければ、中空糸膜が
解れやすくなり、極めて良好な開繊効果を発現すること
ができ、また、中空糸膜の損傷を抑制することができ
る。
【0050】また、本発明の中空糸膜モジュールは、複
数本の中空糸膜が束ねられた中空糸膜束の端部がハウジ
ング内に収納され、前記ハウジングに設けられた樹脂注
入部またはその近傍の束状の中空糸膜が、中空糸膜表面
における気体の圧力が0.01〜0.5MPaとなるよ
うに、吹き出し口の内径が0.1〜5mmのノズルから
0.1〜350L/minの流量で吹き付けられた気体
によって開繊され、前記中空糸膜束が前記ハウジングの
樹脂注入部に注入された樹脂によって前記ハウジングに
固定されているので、中空糸膜間に十分に含浸された固
定用樹脂によって、リークの発生を押さえることがで
き、製品歩留まりの向上とリークの補修作業の回避を達
成することができる。
【0051】また、中空糸膜束の各中空糸膜を拘束する
拘束部材が、前記ハウジングの開口部の開口端部から開
口部外方2〜20mmの範囲の中空糸膜束上に、開口部
に対して略平行に設けられていれば、中空糸膜間にさら
に十分に含浸された固定用樹脂によって、リークの発生
をさらに押さえることができ、製品歩留まりのさらなる
向上とリークの補修作業の回避を達成することができ
る。また、前記拘束部材が糸条であれば、前記中空糸膜
束を形成する際の拘束糸状と兼用が可能となる。
【0052】また、本発明の中空糸膜モジュールユニッ
トは、前記中空糸膜モジュールを複数個集水ヘッダーに
接続、固定したものであるので、リークの発生を押さえ
ることができ、また、集積率を高く設計できると共に、
簡便に中空糸膜モジュールの交換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の中空糸膜モジュールの一例を示す斜
視図である。
【図2】 図1の中空糸膜モジュールにおける中空糸膜
束固定部の断面図である。
【図3】 図1の中空糸膜モジュール製造工程におけ
る、ノズルを用いた中空糸膜への気体の供給方法の一例
を示す断面図である。
【図4】 本発明の中空糸膜モジュールユニットの一例
を示す斜視図である。
【図5】 図4の中空糸膜モジュールユニットに用いら
れる集水ヘッダーを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 中空糸膜モジュール 2 ハウジング 3 中空糸膜 4 中空糸膜束 5 固定用樹脂 8 開口部 10 樹脂注入部 11 ノズル 12 糸条(拘束部材) 20 中空糸膜モジュールユニット 21 集水ヘッダー 23 集水路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼島 隆晃 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 本城 賢治 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 矢ノ根 勝行 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 Fターム(参考) 4D006 GA01 GA41 HA12 HA15 JB05 MA01 PB06 PB70 PC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の中空糸膜が束ねられた中空糸膜
    束の端部をハウジングの開口部からハウジング内に収納
    し、前記ハウジングに設けられた樹脂注入部に樹脂を注
    入して前記ハウジングに前記中空糸膜束を固定する中空
    糸膜モジュールの製造方法において、 前記ハウジングに前記中空糸膜束を樹脂で固定する前
    に、前記ハウジングの樹脂注入部またはその近傍の中空
    糸膜に気体を吹き付けることを特徴とする中空糸膜モジ
    ュールの製造方法。
  2. 【請求項2】 中空糸膜表面における気体の圧力が0.
    01〜0.5MPaとなるように吹き出し口の内径が
    0.1〜5mmのノズルから気体を0.1〜350L/
    minの流量で吹き付けることを特徴とする請求項1記
    載の中空糸膜モジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 中空糸膜束上に、中空糸膜束の各中空糸
    膜を拘束するための拘束部材を、中空糸膜束をハウジン
    グの開口部に挿入した際に開口部の開口端部から開口部
    外方2〜20mmの範囲に位置するように、かつ開口部
    に対して略平行となるように設けることを特徴する請求
    項1または請求項2記載の中空糸膜モジュールの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 複数本の中空糸膜が束ねられた中空糸膜
    束の端部がハウジングの開口部からハウジング内に収納
    され、前記ハウジングに設けられた樹脂注入部またはそ
    の近傍の束状の中空糸膜が、中空糸膜表面における気体
    の圧力が0.01〜0.5MPaとなるように、吹き出
    し口の内径が0.1〜5mmのノズルから0.1〜35
    0L/minの流量で吹き付けられた気体によって開繊
    され、前記中空糸膜束が前記ハウジングの樹脂注入部に
    注入された樹脂によって前記ハウジングに固定されてい
    ることを特徴とする中空糸膜モジュール。
  5. 【請求項5】 中空糸膜束の各中空糸膜を拘束する拘束
    部材が、前記ハウジングの開口部の開口端部から開口部
    外方2〜20mmの範囲の中空糸膜束上に、開口部に対
    して略平行に設けられていることを特徴する請求項4記
    載の中空糸膜モジュール。
  6. 【請求項6】 前記拘束部材が、糸条であることを特徴
    とする請求項5記載の中空糸膜モジュール。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし6いずれか一項に記載の
    中空糸膜モジュールの複数個と、内部に濾液を導く集水
    路を有する集水ヘッダーとを具備してなり、 前記中空糸膜モジュールが、前記中空糸膜モジュールの
    ハウジング内部と前記集水ヘッダー内部の集水路とが連
    通するように、前記集水ヘッダーに接続、固定されてい
    ることを特徴とする中空糸膜モジュールユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002263454A (ja) * 2001-03-08 2002-09-17 Mitsubishi Rayon Co Ltd 中空糸膜モジュール

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WO1997041285A1 (fr) * 1996-05-01 1997-11-06 Fukui Prefecture Bande a base de fils clives multifilamentaire, procede et dispositif pour la fabrication de celle-ci

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