JP2001054442A - 車輌用シートのポケット部材およびこれを用いた車輌用シートのポケット - Google Patents
車輌用シートのポケット部材およびこれを用いた車輌用シートのポケットInfo
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- JP2001054442A JP2001054442A JP11230327A JP23032799A JP2001054442A JP 2001054442 A JP2001054442 A JP 2001054442A JP 11230327 A JP11230327 A JP 11230327A JP 23032799 A JP23032799 A JP 23032799A JP 2001054442 A JP2001054442 A JP 2001054442A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スムーズな荷物の出し入れができる安価な車
輌用シートのポケット部材と、これを用いた車輌用シー
トのポケットを提供すること。 【解決手段】 主蓋部材41の下端にヒンジ部43を介
して複数のボス44を上向き部外面に配設してある底部
材42を連設した芯材4に、表覆材51と裏覆材52の
開口側の延長端部51a、52aにボス挿通用の透孔
6、7を配設した袋部材50に両袖材53、53を連設
した袋状表皮材5を被覆し、表覆材51の延長端部51
aを底部材42のボス44に係止させたうえ裏覆材52
の延長端部52aを前記ボス44に係止させた車輌用シ
ートのポケット部材と、これをバックボード1のポケッ
ト用の凹部2を覆うようにしてその下部をボス44に向
けバックボード1の内側より挿着したビス9で固定した
車輌用シートのポケット。
輌用シートのポケット部材と、これを用いた車輌用シー
トのポケットを提供すること。 【解決手段】 主蓋部材41の下端にヒンジ部43を介
して複数のボス44を上向き部外面に配設してある底部
材42を連設した芯材4に、表覆材51と裏覆材52の
開口側の延長端部51a、52aにボス挿通用の透孔
6、7を配設した袋部材50に両袖材53、53を連設
した袋状表皮材5を被覆し、表覆材51の延長端部51
aを底部材42のボス44に係止させたうえ裏覆材52
の延長端部52aを前記ボス44に係止させた車輌用シ
ートのポケット部材と、これをバックボード1のポケッ
ト用の凹部2を覆うようにしてその下部をボス44に向
けバックボード1の内側より挿着したビス9で固定した
車輌用シートのポケット。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スムーズな荷物の
出し入れができ、また、部品点数が少なく大幅なコスト
ダウンを図ることができる車輌用シートのポケット部材
およびこれを用いた車輌用シートのポケットに関するも
のである。
出し入れができ、また、部品点数が少なく大幅なコスト
ダウンを図ることができる車輌用シートのポケット部材
およびこれを用いた車輌用シートのポケットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、車輌用シートのシートバック
の背面に地図や雑誌等の小物入れ用のポケットとして、
シートバックの背面のバックボードに形成したポケット
用の凹部をその下端部を中心として後側へ回動自在な蓋
体を覆ってポケットとしたものが種々提案されている
(例えば、実開昭60−158944号公報や実開平4
−69249号公報等参照)。
の背面に地図や雑誌等の小物入れ用のポケットとして、
シートバックの背面のバックボードに形成したポケット
用の凹部をその下端部を中心として後側へ回動自在な蓋
体を覆ってポケットとしたものが種々提案されている
(例えば、実開昭60−158944号公報や実開平4
−69249号公報等参照)。
【0003】ところが、従来のこの種の車輌用シートの
ポケットにおいては、回転ヒンジ用として、回転軸や軸
受け、ボルト、ナット等の多数の部品を必要とし、ま
た、ポケットの開口にもコイルスプリングや板バネ等の
部品を必要としており組付けが煩雑になるとともに、生
産コストも高くなるという問題点があった。更には、シ
ートバックの背面のバックボードが曲面状になっている
場合には、前記回転ヒンジ用の部品の取付けが困難とな
るとともに十分な開口幅が確保できず、荷物の出し入れ
がやりにくいという問題点もあった。
ポケットにおいては、回転ヒンジ用として、回転軸や軸
受け、ボルト、ナット等の多数の部品を必要とし、ま
た、ポケットの開口にもコイルスプリングや板バネ等の
部品を必要としており組付けが煩雑になるとともに、生
産コストも高くなるという問題点があった。更には、シ
ートバックの背面のバックボードが曲面状になっている
場合には、前記回転ヒンジ用の部品の取付けが困難とな
るとともに十分な開口幅が確保できず、荷物の出し入れ
がやりにくいという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、部品点数が少なく組付けを簡
単に行うことができるとともに大幅なコストダウンを図
ることができ、また十分な開口幅の確保ができてスムー
ズな荷物の出し入れができる車輌用シートのポケット部
材およびこれを用いた車輌用シートのポケットを提供す
ることを目的として完成されたものである。
従来の問題点を解決して、部品点数が少なく組付けを簡
単に行うことができるとともに大幅なコストダウンを図
ることができ、また十分な開口幅の確保ができてスムー
ズな荷物の出し入れができる車輌用シートのポケット部
材およびこれを用いた車輌用シートのポケットを提供す
ることを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の車輌用シートのポケット部材は、
主蓋部材の下端にヒンジ部を介して複数のボスが上向き
部外面に配設されている底部材を連設した芯材と、表覆
材と裏覆材の開口側の延長端部にそれぞれボス挿通用の
透孔を配設した袋部材に両袖材を連設した袋状表皮材と
よりなり、この袋状表皮材を前記芯材に被覆してその表
覆材の延長端部を底部材の上向き部外面に添わせて前記
ボスに前記透孔をもって係止させるとともに、裏覆材の
延長端部を前記表覆材の延長端部の外面に添わせてこれ
を前記ボスに前記透孔をもって係止させたことを特徴と
し、これを請求項1に係る発明とする。また、本発明の
車輌用シートのポケットは、主蓋部材の下端にヒンジ部
を介して複数のボスが上向き部外面に配設されている底
部材を連設した芯材と、表覆材と裏覆材の開口側の延長
端部にそれぞれボス挿通用の透孔を配設した袋部材に両
袖材を連設した袋状表皮材とよりなり、この袋状表皮材
を前記芯材に被覆してその表覆材の延長端部を底部材の
上向き部外面に添わせて前記ボスに前記透孔をもって係
止させるとともに、裏覆材の延長端部を前記表覆材の延
長端部の外面に添わせてこれを前記ボスに前記透孔をも
って係止させたポケット部材を、シートバックのバック
ボードに形成したポケット用の凹部を覆うように該バッ
クボードの背面に添わせて、該ポケット部材の下部を前
記ボスに向けてバックボードの内側より挿着されるビス
をもって固定するとともに、袋状表皮材の両袖材の端縁
をバックボードに連繋させたことを特徴とし、これを請
求項3に係る発明とする。なお、前記した両発明におけ
る袋状表皮材はいずれも、その裏覆材の延長端部の基部
裏側に牽引布を縫着しておく一方、底部材にはヒンジ部
に沿った牽引布挿通用の溝孔を透設しておき、この溝孔
を通じて前記牽引布を底部材の上向き部外面とこれに添
わせた表覆材の延長端部との間に介在させてこの牽引布
をこれに配設された透孔をもって底部材のボスに係止さ
せてあるものが好ましく、これを請求項2および請求項
4に係る発明とする。
めになされた本発明の車輌用シートのポケット部材は、
主蓋部材の下端にヒンジ部を介して複数のボスが上向き
部外面に配設されている底部材を連設した芯材と、表覆
材と裏覆材の開口側の延長端部にそれぞれボス挿通用の
透孔を配設した袋部材に両袖材を連設した袋状表皮材と
よりなり、この袋状表皮材を前記芯材に被覆してその表
覆材の延長端部を底部材の上向き部外面に添わせて前記
ボスに前記透孔をもって係止させるとともに、裏覆材の
延長端部を前記表覆材の延長端部の外面に添わせてこれ
を前記ボスに前記透孔をもって係止させたことを特徴と
し、これを請求項1に係る発明とする。また、本発明の
車輌用シートのポケットは、主蓋部材の下端にヒンジ部
を介して複数のボスが上向き部外面に配設されている底
部材を連設した芯材と、表覆材と裏覆材の開口側の延長
端部にそれぞれボス挿通用の透孔を配設した袋部材に両
袖材を連設した袋状表皮材とよりなり、この袋状表皮材
を前記芯材に被覆してその表覆材の延長端部を底部材の
上向き部外面に添わせて前記ボスに前記透孔をもって係
止させるとともに、裏覆材の延長端部を前記表覆材の延
長端部の外面に添わせてこれを前記ボスに前記透孔をも
って係止させたポケット部材を、シートバックのバック
ボードに形成したポケット用の凹部を覆うように該バッ
クボードの背面に添わせて、該ポケット部材の下部を前
記ボスに向けてバックボードの内側より挿着されるビス
をもって固定するとともに、袋状表皮材の両袖材の端縁
をバックボードに連繋させたことを特徴とし、これを請
求項3に係る発明とする。なお、前記した両発明におけ
る袋状表皮材はいずれも、その裏覆材の延長端部の基部
裏側に牽引布を縫着しておく一方、底部材にはヒンジ部
に沿った牽引布挿通用の溝孔を透設しておき、この溝孔
を通じて前記牽引布を底部材の上向き部外面とこれに添
わせた表覆材の延長端部との間に介在させてこの牽引布
をこれに配設された透孔をもって底部材のボスに係止さ
せてあるものが好ましく、これを請求項2および請求項
4に係る発明とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図面は、自動車用のフロ
ント側シートに適用した場合を示すものであって、図中
1はシートバック20の背面のバックボード、2はバッ
クボード1に形成したポケット用の凹部、3はこの凹部
2を覆い且つ凹部2の下端部を中心に後方側へ回動自在
に取り付けたポケット部材であり、以上の構成は従来の
車輌用シートのポケットと基本的な構造において同じで
ある。
の好ましい実施の形態を示す。図面は、自動車用のフロ
ント側シートに適用した場合を示すものであって、図中
1はシートバック20の背面のバックボード、2はバッ
クボード1に形成したポケット用の凹部、3はこの凹部
2を覆い且つ凹部2の下端部を中心に後方側へ回動自在
に取り付けたポケット部材であり、以上の構成は従来の
車輌用シートのポケットと基本的な構造において同じで
ある。
【0007】前記したポケット部材3は、ポリアミド樹
脂などの合成樹脂材より成形された芯材4に袋状表皮材
5を被覆したものであるが、前記した芯材4は板状の主
蓋部材41の下端に断面が逆J字状である底部材42を
ヒンジ部43を介して連設したもので、前記した底部材
42の上向き部外面には複数の短筒状のボス44が所要
の間隔をおいて配設してあり、一方、袋状表皮材5は表
覆材51と裏覆材52を下端が開口として残されるよう
に縫着したもので、その開口側の延長端部51a、52
aにはそれぞれ前記ボス44の相互間隔と同じ間隔でボ
ス挿通用の透孔6、7が配設された扁平な袋部材50の
両側より伸縮地よりなる帯状の袖材53、53を連設し
たものとしている。そして、この袋状表皮材5は前記芯
材4に被覆されて、前記表覆材51の延長端部51aを
底部材42の上向き部外面に添わせたうえ、この底部材
42の上向き部外面に配設してある前記したボス44に
延長端部51aの前記透孔6をもって係止させ、さら
に、前記裏覆材52はその延長端部52aを底部材42
の上向き部外面に添わせた前記表覆材51の延長端部5
1aの外面に添わせて前記した底部材42のボス44に
前記した延長端部52aの前記透孔7をもって係止させ
てある。
脂などの合成樹脂材より成形された芯材4に袋状表皮材
5を被覆したものであるが、前記した芯材4は板状の主
蓋部材41の下端に断面が逆J字状である底部材42を
ヒンジ部43を介して連設したもので、前記した底部材
42の上向き部外面には複数の短筒状のボス44が所要
の間隔をおいて配設してあり、一方、袋状表皮材5は表
覆材51と裏覆材52を下端が開口として残されるよう
に縫着したもので、その開口側の延長端部51a、52
aにはそれぞれ前記ボス44の相互間隔と同じ間隔でボ
ス挿通用の透孔6、7が配設された扁平な袋部材50の
両側より伸縮地よりなる帯状の袖材53、53を連設し
たものとしている。そして、この袋状表皮材5は前記芯
材4に被覆されて、前記表覆材51の延長端部51aを
底部材42の上向き部外面に添わせたうえ、この底部材
42の上向き部外面に配設してある前記したボス44に
延長端部51aの前記透孔6をもって係止させ、さら
に、前記裏覆材52はその延長端部52aを底部材42
の上向き部外面に添わせた前記表覆材51の延長端部5
1aの外面に添わせて前記した底部材42のボス44に
前記した延長端部52aの前記透孔7をもって係止させ
てある。
【0008】なお、この実施の形態における袋状表皮材
5においては、その裏覆材52の延長端部52aの基部
裏側に牽引布54が縫着されたものとしてあり、一方、
芯材4の底部材42にはヒンジ部43に沿った牽引布挿
通用の溝孔45が透設されたものとしてあって、この溝
孔45を通じ前記牽引布54を引き出して前記した底部
材42の上向き部外面と表覆材51の延長端部51aと
の間に介在させ、この牽引布54をこれに前記した透孔
6と同じ間隔で配設してある透孔8をもって底部材42
のボス44に係止させてある。
5においては、その裏覆材52の延長端部52aの基部
裏側に牽引布54が縫着されたものとしてあり、一方、
芯材4の底部材42にはヒンジ部43に沿った牽引布挿
通用の溝孔45が透設されたものとしてあって、この溝
孔45を通じ前記牽引布54を引き出して前記した底部
材42の上向き部外面と表覆材51の延長端部51aと
の間に介在させ、この牽引布54をこれに前記した透孔
6と同じ間隔で配設してある透孔8をもって底部材42
のボス44に係止させてある。
【0009】そして、前記したポケット部材3は、シー
トバック20のバックボード1に形成したポケット用の
凹部2を覆うようにしてバックボード1の背面に添わせ
たうえ、前記ボス44の筒孔に向けてバックボード1の
内側より挿着されるビス9をもって下部を固定するとと
もに、前記袋部材50の両側に連設されている帯状の袖
材53、53の端縁をバックボード1の背面に連繋させ
てポケットを構成している。
トバック20のバックボード1に形成したポケット用の
凹部2を覆うようにしてバックボード1の背面に添わせ
たうえ、前記ボス44の筒孔に向けてバックボード1の
内側より挿着されるビス9をもって下部を固定するとと
もに、前記袋部材50の両側に連設されている帯状の袖
材53、53の端縁をバックボード1の背面に連繋させ
てポケットを構成している。
【0010】このように構成されたものは、ポケット部
材3の芯材4が、主蓋部材41の下端にヒンジ部43を
介して底部材42を連設したものであるから、バックボ
ード1に取付けられた状態でも固定した底部材42に対
して主蓋部材41が下端のヒンジ部43を介して枢動自
在となり、収納物に応じたポケット部材3の開口幅を確
保もできて荷物の出し入れを容易に行なうことができ
る。また、ポケット部材3は、シートバック20のバッ
クボード1に形成したポケット用の凹部2を覆うように
該バックボード1の背面に添わせて、その下部を芯材4
の底部材42の上向き部外面に配設してある短筒状のボ
ス44に向けてバックボード1の内側より挿着されるビ
ス9をもって固定するとともに、袋部材50の両側に連
設されている袖材53、53の端縁をバックボード1に
連繋させるようにした極めて簡単な構造であり、従来の
ようにポケット部材を回動自在とするための回転軸や軸
受け、ボルト、ナット等の多数の回転ヒンジ用部品や、
ポケットの開口用にコイルスプリングや板バネ等の部品
が不要で、組付けが容易で優れた生産性を発揮するとと
もに、生産コストの大幅な低廉化が図れることとなる。
また、ビス9はボス44に向けてバックボード1の内側
より挿着するようにしたから、ビス9が露呈されること
がなくて体裁も損なわれるおそれがない。
材3の芯材4が、主蓋部材41の下端にヒンジ部43を
介して底部材42を連設したものであるから、バックボ
ード1に取付けられた状態でも固定した底部材42に対
して主蓋部材41が下端のヒンジ部43を介して枢動自
在となり、収納物に応じたポケット部材3の開口幅を確
保もできて荷物の出し入れを容易に行なうことができ
る。また、ポケット部材3は、シートバック20のバッ
クボード1に形成したポケット用の凹部2を覆うように
該バックボード1の背面に添わせて、その下部を芯材4
の底部材42の上向き部外面に配設してある短筒状のボ
ス44に向けてバックボード1の内側より挿着されるビ
ス9をもって固定するとともに、袋部材50の両側に連
設されている袖材53、53の端縁をバックボード1に
連繋させるようにした極めて簡単な構造であり、従来の
ようにポケット部材を回動自在とするための回転軸や軸
受け、ボルト、ナット等の多数の回転ヒンジ用部品や、
ポケットの開口用にコイルスプリングや板バネ等の部品
が不要で、組付けが容易で優れた生産性を発揮するとと
もに、生産コストの大幅な低廉化が図れることとなる。
また、ビス9はボス44に向けてバックボード1の内側
より挿着するようにしたから、ビス9が露呈されること
がなくて体裁も損なわれるおそれがない。
【0011】特に、袋状表皮材5としてその裏覆材52
の延長端部52aの基部裏側に牽引布53が縫着された
ものとするとともに、底部材42にヒンジ部43に沿っ
た牽引布挿通用の溝孔45を透設しておき、この溝孔4
5を通じて前記牽引布54を底部材42の上向き部外面
とこれに添わせた表覆材51の延長端部51aとの間に
介在させてこの牽引布54をこれに配設された透孔8を
もって底部材42のボス44に係止させるようにしたも
のは、芯材4に対して袋状表皮材5を緊張状態に被覆で
きるので長期間にわたり皺寄りや弛みによる異音の発生
がない体裁のよい仕上がりが得られることとなる。
の延長端部52aの基部裏側に牽引布53が縫着された
ものとするとともに、底部材42にヒンジ部43に沿っ
た牽引布挿通用の溝孔45を透設しておき、この溝孔4
5を通じて前記牽引布54を底部材42の上向き部外面
とこれに添わせた表覆材51の延長端部51aとの間に
介在させてこの牽引布54をこれに配設された透孔8を
もって底部材42のボス44に係止させるようにしたも
のは、芯材4に対して袋状表皮材5を緊張状態に被覆で
きるので長期間にわたり皺寄りや弛みによる異音の発生
がない体裁のよい仕上がりが得られることとなる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は部品点数が少なく組付けを簡単に行うことができる
とともに大幅なコストダウンを図ることができ、また十
分な開口幅の確保ができてスムーズな荷物の出し入れが
できるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃
した車輌用シートのポケットとして、産業の発展に寄与
するところは極めて大である。
明は部品点数が少なく組付けを簡単に行うことができる
とともに大幅なコストダウンを図ることができ、また十
分な開口幅の確保ができてスムーズな荷物の出し入れが
できるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃
した車輌用シートのポケットとして、産業の発展に寄与
するところは極めて大である。
【図1】本発明に係る車輌用シートのポケット部材の実
施の形態を背面側から見て示す一部切欠斜視図である。
施の形態を背面側から見て示す一部切欠斜視図である。
【図2】本発明に係る車輌用シートのポケットの実施の
形態を示す要部の側面断面図である。
形態を示す要部の側面断面図である。
【図3】本発明が組み込まれた車輛用シートの斜視図で
ある。
ある。
1 バックボード 2 凹部 3 ポケット部材 4 芯材 41 主蓋部材 42 底部材 43 ヒンジ部 44 ボス 45 溝孔 5 袋状表皮材 50 袋部材 51 表覆材 51a 延長端部 52 裏覆材 52a 延長端部 53 袖材 54 牽引布 6 透孔 7 透孔 8 透孔 9 ビス 20 シートバック
Claims (4)
- 【請求項1】 主蓋部材(41)の下端にヒンジ部(43)を介
して複数のボス(44)が上向き部外面に配設されている底
部材(42)を連設した芯材(4) と、表覆材(51)と裏覆材(5
2)の開口側の延長端部(51a) 、(52a) にそれぞれボス挿
通用の透孔(6) 、(7) を配設した袋部材(50)に両袖材(5
3)、(53)を連設した袋状表皮材(5) とよりなり、この袋
状表皮材(5) を前記芯材(4) に被覆してその表覆材(51)
の延長端部(51a) を底部材(42)の上向き部外面に添わせ
て前記ボス(44)に前記透孔(6)をもって係止させるとと
もに、裏覆材(52)の延長端部(52a) を前記表覆材(51)の
延長端部(51a) の外面に添わせてこれを前記ボス(44)に
前記透孔(7) をもって係止させたことを特徴とする車輌
用シートのポケット部材。 - 【請求項2】 袋状表皮材(5) にはその裏覆材(52)の延
長端部(52a) の基部裏側に牽引布(54)を縫着しておく一
方、底部材(42)にはヒンジ部(43)に沿った牽引布挿通用
の溝孔(45)を透設しておき、この溝孔(45)を通じて前記
牽引布(54)を底部材(42)の上向き部外面とこれに添わせ
た表覆材(51)の延長端部(51a) との間に介在させてこの
牽引布(54)をこれに配設された透孔(8) をもって底部材
(42)のボス(44)に係止させてある請求項1に記載の車輌
用シートのポケット部材。 - 【請求項3】 主蓋部材(41)の下端にヒンジ部(43)を介
して複数のボス(44)が上向き部外面に配設されている底
部材(42)を連設した芯材(4) と、表覆材(51)と裏覆材(5
2)の開口側の延長端部(51a) 、(52a) にそれぞれボス挿
通用の透孔(6) 、(7) を配設した袋部材(50)に両袖材(5
3)、(53)を連設した袋状表皮材(5) とよりなり、この袋
状表皮材(5) を前記芯材(4) に被覆してその表覆材(51)
の延長端部(51a) を底部材(42)の上向き部外面に添わせ
て前記ボス(44)に前記透孔(6)をもって係止させるとと
もに、裏覆材(52)の延長端部(52a) を前記表覆材(51)の
延長端部(51a) の外面に添わせてこれを前記ボス(44)に
前記透孔(7) をもって係止させたポケット部材(3) を、
シートバック(20)のバックボード(1) に形成したポケッ
ト用の凹部(2) を覆うように該バックボード(1) の背面
に添わせて、該ポケット部材(3) の下部を前記ボス(44)
に向けてバックボード(1) の内側より挿着されるビス
(9) をもって固定するとともに、袋状表皮材(5) の両袖
材(53)、(53)の端縁をバックボード(1) に連繋させたこ
とを特徴とする車輌用シートのポケット。 - 【請求項4】 袋状表皮材(5) にはその裏覆材(52)の延
長端部(52a) の基部裏側に牽引布(54)が縫着されたもの
とする一方、底部材(42)にヒンジ部(43)に沿った牽引布
挿通用の溝孔(45)を透設しておき、この溝孔(45)を通じ
て前記牽引布(54)を底部材(42)の上向き部外面とこれに
添わせた表覆材(51)の延長端部(51a)との間に介在させ
てこの牽引布(54)をこれに配設された透孔(8) をもって
底部材(42)のボス(44)に係止させてある請求項3に記載
の車輌用シートのポケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11230327A JP2001054442A (ja) | 1999-08-17 | 1999-08-17 | 車輌用シートのポケット部材およびこれを用いた車輌用シートのポケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11230327A JP2001054442A (ja) | 1999-08-17 | 1999-08-17 | 車輌用シートのポケット部材およびこれを用いた車輌用シートのポケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001054442A true JP2001054442A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16906106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11230327A Withdrawn JP2001054442A (ja) | 1999-08-17 | 1999-08-17 | 車輌用シートのポケット部材およびこれを用いた車輌用シートのポケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001054442A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013006459A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Tachi S Co Ltd | 自動車シート |
JP2013121741A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シートのポケット取付け構造 |
-
1999
- 1999-08-17 JP JP11230327A patent/JP2001054442A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013006459A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Tachi S Co Ltd | 自動車シート |
JP2013121741A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シートのポケット取付け構造 |
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