JP2001054367A - 乳化安定性の良好な栄養組成物 - Google Patents
乳化安定性の良好な栄養組成物Info
- Publication number
- JP2001054367A JP2001054367A JP11231403A JP23140399A JP2001054367A JP 2001054367 A JP2001054367 A JP 2001054367A JP 11231403 A JP11231403 A JP 11231403A JP 23140399 A JP23140399 A JP 23140399A JP 2001054367 A JP2001054367 A JP 2001054367A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrolyzate
- whey protein
- manufactured
- nutritional composition
- milk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Dairy Products (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Abstract
ン性が低減され、乳幼児の保育に有用な育児用ミルク等
に応用可能な脂肪、乳清蛋白加水分解物、及びカゼイン
加水分解物を主要な成分とする新規で乳化安定性の良好
な栄養組成物を提供する。 【解決手段】 栄養組成物において、脂肪、乳清蛋白加
水分解物、カゼイン加水分解物、及び乳化剤としてコハ
ク酸モノグリセリド及び/又はタピオカ澱粉を含有する
ことを特徴とする乳化安定性の良好な栄養組成物。
Description
な流動食、育児用ミルク等の栄養組成物に関する。詳し
くは、本発明は、脂肪、乳清蛋白加水分解物、カゼイン
加水分解物、及び乳化剤としてコハク酸モノグリセリド
及び/又はタピオカ澱粉を含有することを特徴とする乳
化安定性の良好な栄養組成物に関する。
示は、特に断りのない限り重量による値である。
リセリド又はコハク酸モノグリセリド、(ii)脂肪酸モノ
グリセリド、及び(iii) 酵素処理レシチンの3種の乳化
剤を併用することにより、乳化安定性が向上した脂肪、
蛋白加水分解物等からなる栄養組成物(特許第2824
598号公報。以下、従来技術1と記載する。)、乳化
剤及び乳化安定剤として、HLBが10未満のモノグリ
セリド有機酸エステル、及びHLBが10以上の耐酸耐
塩性の界面活性剤、又はこれらと耐塩性の高分子化合物
を併用することにより、乳化安定性が向上した脂肪、蛋
白加水分解物等からなる液状栄養組成物(特開平9−1
57179号公報。以下、従来技術2と記載する。)等
が知られている。
レングリコールエステル(以下、PGAと記載する。)
を併用することにより、乳化安定性が向上した脂肪等か
らなる蛋白加水分解物を含有しない安定な乳化食品(特
開昭47−23575号公報。以下、従来技術3と記載
する。)が知られている。
に記載するとおりの不都合があった。
されているとおり、コハク酸モノグリセリドを他の乳化
剤と併用することにより、乳化安定性が向上した脂肪、
蛋白加水分解物等からなる栄養組成物が開発されてい
た。しかしながら、前記従来技術の乳化剤の組合せにお
いては、蛋白加水分解物として乳清蛋白加水分解物及び
カゼイン加水分解物を使用した場合には、栄養組成物の
乳化安定性が不十分であるという問題点があった。
セリド、脂肪酸モノグリセリド、及び酵素処理レシチン
の3種の乳化剤を併用した場合には、後記する試験例か
らも明らかなとおり、脂肪、乳清蛋白加水分解物、及び
カゼイン加水分解物等からなる栄養組成物の乳化安定性
が不十分であるという問題点があった。
のモノグリセリド有機酸エステルとしてコハク酸モノグ
リセリド、HLBが10以上の耐酸耐塩性の界面活性剤
としてヘキサグリセリンモノミリステート等のポリグリ
セリン脂肪酸エステル、並びに耐塩性の高分子化合物と
してヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシプロピ
ルセルロースを併用した場合には、後記試験例からも明
らかなとおり、脂肪、乳清蛋白加水分解物、及びカゼイ
ン加水分解物等からなる栄養組成物の乳化安定性が不十
分であるという問題点があった。
おり、タピオカ澱粉及びPGAを併用することにより、
乳化安定性が向上した脂肪等からなる蛋白加水分解物を
含有しない安定な乳化食品が開発されていた。しかしな
がら、蛋白加水分解物を含有する乳化食品にタピオカ澱
粉及びPGAを併用した場合には、栄養組成物の乳化安
定性が不十分であるという問題点があった。
PGAを併用した場合には、後記する試験例からも明ら
かなとおり、脂肪、乳清蛋白加水分解物、及びカゼイン
加水分解物等からなる栄養組成物の乳化安定性が不十分
であるという問題点があった。
肪、乳清蛋白加水分解物、及びカゼイン加水分解物等か
らなる栄養組成物の乳化安定性の向上を目的とし、後記
する試験例に一部示されるとおり、種々の乳化剤及びそ
の組み合わせについて試験した。
される乳化剤を併用使用する場合に比較して、乳化剤と
してコハク酸モノグリセリド及び/又はタピオカ澱粉を
使用した場合に、脂肪、乳清蛋白加水分解物、及びカゼ
イン加水分解物等からなる栄養組成物の乳化安定性の向
上に優れていることを見出し、本発明を完成した。
しており、アレルゲン性が低減され、乳幼児の保育に有
用な育児用ミルク等に応用可能な脂肪、乳清蛋白加水分
解物、及びカゼイン加水分解物を主要な成分とする新規
で乳化安定性の良好な栄養組成物を提供することであ
る。
明は、栄養組成物において、脂肪、乳清蛋白加水分解
物、カゼイン加水分解物、及び乳化剤としてコハク酸モ
ノグリセリド及び/又はタピオカ澱粉を含有することを
特徴とする乳化安定性の良好な栄養組成物であり、乳清
蛋白加水分解物が、蛋白質含量が少なくとも70%の乳
清蛋白質の加水分解物であって、次のa)〜h)、
の画分が、全加水分解物の1%未満であること b)抗乳清蛋白質血清を用いたエライザ抑制試験法によ
り測定した抗原残存活性が10-5以下であること c)加水分解物の全アミノ酸の量に対する遊離アミノ酸
の量の割合が10〜15%であること d)乳清蛋白質に含まれる全リジンの量に対する遊離リ
ジンの量の割合が12〜20%であること e)アンモニア含量が0.2%以下であること f)10%溶液を1cmのセル、540nmで測定した
透過率が98%以上であること g)pH4〜7の5%溶液を120℃で10分間加熱し
て沈澱を生じないこと h)抗酸化活性を有すること の理化学的性質を有する風味良好な乳清蛋白加水分解物
であること(以下、態様1と記載する。)を望ましい態
様としてもいる。
する。
に許容されるものであれば如何なる脂肪であってもよ
く、具体的には、大豆油、とうもろこし油、ナタネ油、
ココヤシ油、サフラワー油、ヒマワリ油、オリーブ油等
の植物性油脂、ラード、牛脂、乳脂肪、魚油等の動物性
脂肪、MCT、高度不飽和脂肪酸(エイコサペンタエン
酸、アラキドン酸、ドコサヘキサエン酸、γ−リノレン
酸、ジホモ−γ−リノレン酸、リノール酸等)、これら
の加工油等を例示することができるが、簡便には、市販
の調整脂肪(例えば、太陽油脂社製等。)を使用するこ
とができる。
ホエー、脱塩ホエー、乳清蛋白濃縮物(WPC)、乳清
蛋白分離物(WPI)等の食品又は医薬品に許容される
乳清蛋白質原料を加水分解したものであれば如何なる乳
清蛋白加水分解物であってもよいが、乳清蛋白加水分解
物の風味及び抗原残存活性を考慮すると、本発明者らが
先に出願した先願特許1(特開平8−112063号公
報)の開示に従って、後記参考例1により製造される本
発明の態様1に示す加水分解物が望ましい。
清蛋白質の加水分解物であって、次のa)〜h)、
の画分が、全加水分解物の1%未満であること b)抗乳清蛋白質血清を用いたエライザ抑制試験法によ
り測定した抗原残存活性が10-5以下であること c)加水分解物の全アミノ酸の量に対する遊離アミノ酸
の量の割合が10〜15%であること d)乳清蛋白質に含まれる全リジンの量に対する遊離リ
ジンの量の割合が12〜20%であること e)アンモニア含量が0.2%以下であること f)10%溶液を1cmのセル、540nmで測定した
透過率が98%以上であること g)pH4〜7の5%溶液を120℃で10分間加熱し
て沈澱を生じないこと h)抗酸化活性を有すること の理化学的性質(以下、特定の理化学的性質と記載す
る。)を有する風味良好な乳清蛋白加水分解物であるこ
とが望ましい。尚、前記特定の理化学的性質を有する風
味良好な乳清蛋白加水分解物は、他の乳清蛋白加水分解
物と比較して乳化安定性が悪いことから、本発明による
乳化安定性の改善効果が著しく、本発明により、該乳清
蛋白加水分解物を含有する乳化安定性の良好な栄養組成
物の製造が可能となった。
乳酸カゼイン、塩酸カゼイン等の酸カゼイン、カゼイン
ナトリウム、カゼインカリウム、カゼインカルシウム等
のカゼイン塩等の食品又は医薬品に許容されるカゼイン
蛋白質原料を加水分解したものであれば如何なるカゼイ
ン加水分解物であってもよく、具体的には、本発明者ら
が先に出願した先願特許2(特開平8−228692号
公報)又は先願特許3(特開平9−28306号公報)
の開示に従って、後記参考例2又は参考例3により製造
されるカゼイン加水分解物を使用することができる。
ら明らかなとおり、食品又は医薬品に許容されるコハク
酸モノグリセリド及び/又はタピオカ澱粉である必要が
あり、これらの市販品であるコハク酸モノグリセリド
(花王社製)、タピオカ澱粉(松谷化学工業社製)等を
使用することができる。乳化剤の添加量は、栄養組成物
の固形分当たり、0.01〜15%である。また、一層
乳化安定性を向上させるためには、コハク酸モノグリセ
リド又はタピオカ澱粉のいずれか一方を単独使用するこ
とが必要であり、特にコハク酸モノグリセリドの単独使
用が望ましい。
蛋白質源としては、主要な成分である乳清蛋白加水分解
物及びカゼイン加水分解物が全蛋白質の60%以上使用
されるが、これら以外の蛋白質、その分解物、又はアミ
ノ酸を使用することもできる。乳清蛋白加水分解物及び
カゼイン加水分解物以外の蛋白質としては、大豆蛋白
質、卵蛋白質、魚蛋白質、肉蛋白質、小麦蛋白質、とう
もろこし蛋白質、ラクトフェリン、ラクトパーオキシダ
ーゼ等の1種又は2種以上の組合せを例示することがで
きる。
分解物の蛋白質としての比率は、1:9乃至9:1の範
囲で適宜変更可能であるが、乳幼児の哺乳に有用な育児
用ミルクに応用する目的で、母乳の乳清蛋白質及びカゼ
イン蛋白質の比率に近似した1.5:1程度の比率とす
ることが望ましい。
主要な成分である脂肪、乳清蛋白加水分解物、カゼイン
加水分解物、及び乳化剤以外の成分としては、食品又は
医薬品に許容される糖質、食物繊維、核酸、ビタミン、
ミネラル等が例示できる。
ス、シュークロース、グルコース、フルクトース、マル
トース、ラクチュロース、ラフィノース等の1種又は2
種以上の組合せを例示することができる。
キストリン、アラビヤガム等の1種又は2種以上の組合
せを例示することができる。
ド、DNA、RNA、塩基等の1種又は2種以上の組合
せを例示することができる。
B1、ビタミンB2 、ビタミンB6、ビタミン12、ビタミ
ンC、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンK、ナイア
シン、パントテン酸、葉酸、β−カロチン等の1種又は
2種以上の組合せを例示することができるが、簡便に
は、市販のビタミン混合物(例えば、田辺製薬社製
等。)を使用することができる。
リウム、塩素、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜
鉛、マンガン等の塩類の1種又は2種以上の組合せを例
示することができるが、簡便には、市販のミネラル混合
物(例えば、富田製薬社製等。)を使用することができ
る。
類、乳酸菌末、ビフィズス菌末等を使用することができ
る。
の全脂肪、全蛋白質、及び全糖質の配合割合は、使用目
的により栄養学的観点から種々の割合で配合される。例
えば、育児用ミルクの配合割合は、通常、育児用ミルク
の固形分当たり、脂肪は10〜30%、蛋白質は10〜
20%、糖質は50〜70%程度である。微量成分であ
るビタミン及びミネラルは栄養上必要な量を適宜添加さ
れる。
成物の種類に対応する常法によって調製することができ
るが、代表的な栄養組成物である育児用ミルクの場合に
は、次のとおり調製される。
記カゼイン加水分解物、前記糖質、前記ミネラル混合
物、及び前記ビタミン混合物を精製水に溶解し、これに
前記乳化剤及び前記脂肪を添加し、均質化し、常法によ
り殺菌し、濃縮し、噴霧乾燥し、育児用ミルクを調製す
る。
は、後記する実施例及び試験例からも明らかなとおり、
脂肪、乳清蛋白加水分解物、及びカゼイン加水分解物等
からなる栄養組成物の乳化安定性が良好であることか
ら、母乳の蛋白質組成に近似しており、アレルゲン性が
低減され、乳幼児の保育に有用な育児用ミルク等に応用
可能で有用である。
するが、本発明においては、次の試験方法を採用した。
mlを50ml容量遠沈管に分取し、2000rpmで
5分間遠心分離し、上層に浮上するクリーム層の容積
(ml)を測定し、乳化安定性の評価指標とした。
して本発明の栄養組成物が乳化安定性に優れていること
を示すために行った。
栄養組成物 試料2:乳化剤として、本発明のタピオカ澱粉6kgを
単独使用したことを除き、本発明の実施例1と同一の方
法により製造した栄養組成物 試料3:乳化剤として、従来技術1のコハク酸モノグリ
セリド450g、脂肪酸モノグリセリド450g、及び
酵素処理レシチン450gを併用したことを除き、本発
明の実施例1と同一の方法により製造した栄養組成物 試料4:乳化剤として、従来技術2のコハク酸モノグリ
セリド1440g、ヘキサグリセリンモノミリステート
960g、ヒドロキシエチルセルロース600g、及び
ヒドロキシプロピルセルロース600gを併用したこと
を除き、本発明の実施例1と同一の方法により製造した
栄養組成物 試料5:乳化剤として、従来技術3のタピオカ澱粉6k
g、及びPGA440gを併用したことを除き、本発明
の実施例1と同一の方法により製造した栄養組成物
に5回測定して平均値を算出して試験した。
明らかなとおり、従来技術の乳化剤を使用した試料2乃
至試料4に比較して本発明の試料1は、クリーム層の浮
上量が少なく乳化安定性に優れていることが判明した。
物、及びカゼイン加水分解物の種類、並びに量を変更し
て試験したが、ほぼ同様の結果が得られた。
加水分解物、及びカゼイン加水分解物等からなる栄養組
成物の適正な乳化剤の種類及びその組合せを調べるため
に行った。
施例1と同一の方法により次に示す11種類の試料(試
料番号6〜16)を調製した。 試料6:本発明の実施例1と同一の方法により製造した
栄養組成物 試料7:乳化剤として、本発明のタピオカ澱粉6kgを
単独使用したことを除き、本発明の実施例1と同一の方
法により製造した栄養組成物 試料8:乳化剤として、本発明のコハク酸モノグリセリ
ド450g、及びタピオカ澱粉6kgを併用したことを
除き、本発明の実施例1と同一の方法により製造した栄
養組成物 試料9:乳化剤として、クエン酸モノグリセリド450
gを単独使用したことを除き、本発明の実施例1と同一
の方法により製造した栄養組成物
kgを単独使用したことを除き、本発明の実施例1と同
一の方法により製造した栄養組成物 試料11:乳化剤として、クエン酸モノグリセリド450
g、及びタピオカ澱粉6kgを併用したことを除き、本
発明の実施例1と同一の方法により製造した栄養組成物 試料12:乳化剤として、コハク酸モノグリセリド450
g、及びバレイショ澱粉6kgを併用したことを除き、
本発明の実施例1と同一の方法により製造した栄養組成
物 試料13:乳化剤として、クエン酸モノグリセリド450
g、及びバレイショ澱粉6kgを併用したことを除き、
本発明の実施例1と同一の方法により製造した栄養組成
物 試料14:乳化剤として、ステアリン酸モノグリセリド4
50gを単独使用したことを除き、本発明の実施例1と
同一の方法により製造した栄養組成物 試料15:乳化剤として、ステアリン酸モノグリセリド4
50g、及びタピオカ澱粉6kgを併用したことを除
き、本発明の実施例1と同一の方法により製造した栄養
組成物 試料16:乳化剤として、ステアリン酸モノグリセリド4
50g、及びバレイショ澱粉6kgを併用したことを除
き、本発明の実施例1と同一の方法により製造した栄養
組成物
に5回測定して平均値を算出して試験した。
明らかなとおり、脂肪、乳清蛋白加水分解物、及びカゼ
イン加水分解物等からなる栄養組成物の乳化安定性を向
上させるためには、乳化剤としてコハク酸モノグリセリ
ド及び/又はタピオカ澱粉を使用することが必要である
ことが判明した。また、一層乳化安定性を向上させるた
めには、コハク酸モノグリセリド又はタピオカ澱粉のい
ずれか一方を単独使用することが必要であり、特にコハ
ク酸モノグリセリドの単独使用が望ましいことが判明し
た。
物、及びカゼイン加水分解物の種類、並びに量を変更し
て試験したが、ほぼ同様の結果が得られた。
2と同一の方法により、乳清蛋白加水分解物を次のとお
り調製した。
%。デンマーク・プロテイン社製)1kgを、脱イオン
水19kgに溶解し、pHを10に調整し、トリプシン
(ノボ・ノルディスク社製)を11万活性単位(乳清蛋
白質1g当たり130活性単位)、プロテアーゼNアマ
ノ(天野製薬社製)180万活性単位(乳清蛋白質1g
当たり2100活性単位)及びラクトバチルス・ブルガ
リカス菌体破砕物5.1万活性単位(乳清蛋白質1g当
たり60活性単位)を添加し、40℃で加水分解し、バ
イオテックアナライザー(旭化成工業社製)を用いて経
時的に遊離リジンの量を測定し、遊離リジン量が17%
に達した時点で、130℃で2秒間加熱して酵素を失活
させ、冷却し、のちクエン酸でpHを6.5に調整し、
分画分子量3,000の限外瀘過膜(旭化成工業社製)
で限外瀘過し、濃縮し、噴霧乾燥し、粉末状の乳清蛋白
加水分解物約800gを得た。
5,000〜10000ダルトンの画分が、全加水分解
物の0.2%、抗原残存活性が10-6以下、リジンの遊
離率が17%、遊離アミノ酸含量13%、アンモニア含
有量が0.04%、10%溶液の透過率が99%、5%
溶液のpH未調整及びpH4における120℃、10分
間の加熱にも安定であり、α−トコフェロールと同等の
抗酸化活性を有し、風味も良好であった。
2と同一の方法により、カゼイン加水分解物を次のとお
り調製した。
に蒸留水8.5kgを加え、よく分散させ、10%水酸
化ナトリウム水溶液を添加して、溶液のpHを7.0に
調整し、カゼインを完全に溶解し、濃度約15%のカゼ
イン水溶液を調製した。該カゼイン水溶液を85℃で1
0分間加熱殺菌し、50℃に温度調整し、水酸化ナトリ
ウムを添加して、pHを9.0に調整した後、ビオプラ
ーゼSP−20(長瀬生化学工業社製)151.2万活
性単位(蛋白質1g当たり1200活性単位)、ニュー
トラーゼ(ノボ・ノルディスク社製)630万活性単位
(蛋白質1g当たり5000活性単位)、及びキモトリ
プシン(ノボ・ノルディスク社製)1008万活性単位
(蛋白質1g当たり8000活性単位)を添加して加水
分解反応を開始し、経時的にカゼインの分解率及びバイ
オテックアナライザー(旭化成工業社製)により測定さ
れる16種類のアミノ酸のモル数の合計の測定値をそれ
ぞれ測定し、カゼインの分解率が25.5%及びバイオ
テックアナライザーによる測定値が7.2mMに達した
時点で、85℃で5分間加熱して酵素を失活させ、酵素
反応を停止し、10℃に冷却した。この加水分解液に活
性炭60gを加え、撹拌後20時間静置し、瀘過助剤と
してスタンダードスーパーセル(東京珪藻土社製)を加
え、吸引瀘過し、次いで、得られた瀘過液を常法により
濃縮、噴霧乾燥し、噴霧乾燥品1.32kgを得た。
00ダルトン以下の画分が60.9%、500超100
0ダルトン以下の画分が22.9%、1000超500
0ダルトン以下の画分が16.2%、5000ダルトン
を超える画分が0%、抗原残存活性が10-5、及びアミ
ノ酸遊離率が5.9%であり、風味も良好であった。
と同一の方法により、カゼイン加水分解物を次のとおり
調製した。
5%。ユニーレ・フランス社製)1kgに蒸留水9kg
を加え、よく撹拌混合し、カゼインナトリウムを完全に
溶解し、濃度約10%のカゼイン水溶液を調製した。該
カゼイン水溶液を80℃で10分間加熱殺菌し、50℃
に温度調整し、水酸化ナトリウムを添加してpHを9.
0に調整し、ブロメライン(天野製薬社製)1360万
活性単位(蛋白質1g当たり16000活性単位)、ニ
ュートラーゼ(ノボ・ノルディスク社製)177万活性
単位(蛋白質1g当たり2000活性単位)、及びプロ
テアーゼS(天野製薬社製)102万活性単位(蛋白質
1g当たり1200活性単位)を添加して加水分解反応
を開始し、経時的に酵素反応を分解率によりモニター
し、分解率が25.6%に達した時点で、80℃で6分
間加熱して酵素を失活させ、酵素反応を停止し、10℃
に冷却した。この加水分解液をマイクローザEMP−3
13(孔径0.25μm:旭化成社製)を用い、膜分離
法(マイクロフィルトレーション)により、不溶物を瀘
過し、次いで得られた瀘過液を疎水性樹脂[KS−35
(北越炭素社製)]に対して、該瀘過液をSV(空間速
度)=2h-1、温度10℃の条件で接触処理し、得られ
たカゼイン加水分解物を含有する溶液を常法により濃縮
し、噴霧乾燥し、噴霧乾燥品0.74kgを得た。
000ダルトン以下の画分が82.5%、3500ダル
トン以上の画分が0.2%、アミノ酸遊離率が5.3
%、1g中に含まれるトリプトファンが3.5mg及び
透過率が99.4%であった。また、風味(匂い、呈
味)は、ほとんど無味無臭であり、保存安定性(沈澱は
無く、着色も無い。)に優れた物質であった。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
加水分解物15kg、前記参考例2と同一の方法を反復
して得られたカゼイン加水分解物10kg、ラクトース
(メグレ社製)68kg、ラフィノース(日本甜菜製糖
社製)1120g、マルツデキストリン(松谷化学工業
社製)14.6kg、ミネラル混合物(富田製薬社製)
920g、及びビタミン混合物(田辺製薬社製)35g
を精製水300kgに溶解し、これにコハク酸モノグリ
セリド(花王社製)450g及び調整脂肪(太陽油脂社
製)40kgを添加し、均質化し、120℃で2秒間殺
菌し、濃縮し、噴霧乾燥し、育児用ミルク約145kg
を得た。
り試験した結果、乳化安定性が良好で、風味についても
優れた栄養組成物であった。
加水分解物10.8kg、前記参考例2と同一の方法を
反復して得られたカゼイン加水分解物5.6kg、ラク
チュロース(森永乳業社製)500g、ラフィノース
(日本甜菜製糖社製)500g、マルツデキストリン
(松谷化学工業社製)65kg、ミネラル混合物(富田
製薬社製)920g、及びビタミン混合物(田辺製薬社
製)35gを精製水300kgに溶解し、これにコハク
酸モノグリセリド(花王社製)500g及び調整脂肪
(太陽油脂社製)20kgを添加し、均質化し、80℃
で6分間殺菌し、濃縮し、噴霧乾燥し、育児用ミルク約
100kgを得た。
り試験した結果、乳化安定性が良好で、風味についても
優れた栄養組成物であった。
加水分解物10kg、前記参考例2と同一の方法を反復
して得られたカゼイン加水分解物6kg、ラクチュロー
ス(森永乳業社製)500g、ラフィノース(日本甜菜
製糖社製)500g、マルツデキストリン(松谷化学工
業社製)62kg、タピオカ澱粉(松谷化学工業社製)
3kg、ミネラル混合物(富田製薬社製)920g、及
びビタミン混合物(田辺製薬社製)35gを精製水30
0kgに溶解し、これに調整脂肪(太陽油脂社製)20
kgを添加し、均質化し、80℃で6分間殺菌し、濃縮
し、噴霧乾燥し、育児用ミルク約100kgを得た。
り試験した結果、乳化安定性が良好で、風味についても
優れた栄養組成物であった。
の方法を反復して得られた乳清蛋白加水分解物2500
g、前記参考例3と同一の方法を反復して得られたカゼ
イン加水分解物2500g、及びデキストリン(参松工
業社製)15000gを添加し、TKホモミキサー(特
殊機化工業社製)を用いて溶解、分散させ、液状物を調
製した。
(花王社製)140g、調整脂肪(太陽油脂社製)22
00g、ミネラル混合物(富田製薬社製)400g、及
びビタミン混合物(田辺製薬社製)20gを添加し、T
Kホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて予備乳化
し、水を添加して総量を100lに調整した。
(マントンゴーリン株式会社製)を用いて、一段目5M
Pa、二段目50MPaの2段階処理を5回反復して均
質化し、液状流動食約92lを調製した。
ずつ塩化ビニル樹脂製軟質容器に無菌充填し、のちオー
トクレーブにより125℃、15分間滅菌し、無菌高カ
ロリー流動食50個を調製した。
により試験した結果、乳化安定性が良好で、風味につい
ても優れた栄養組成物であった。
2kgを5kgの蒸留水に溶解し、乳清蛋白質1kg当
たり、蛋白質分解酵素として、パンクレアチン(天野製
薬社製)100万活性単位、バシラス・サチリス由来酵
素(長瀬生化学工業社製)3万活性単位、及びパパイン
(天野製薬社製)10万活性単位を添加し、酵素反応を
51℃で5時間実施し、85℃で6分間加熱し、酵素反
応を停止し、得られた乳清蛋白加水分解物含有水溶液を
真空凍結乾燥機(共和真空社製)を使用し、凍結乾燥
し、分解率17%、平均分子量6000ダルトンの乳清
蛋白加水分解物約1.9kg(蛋白質680g含有)を
製造した。
参考例2と同一の方法を反復して得られたカゼイン加水
分解物0.65kg、ラクトース(メグレ社製)4.2
kg、マルツデキストリン(松谷化学工業社製)4.2
kg、ミネラル混合物(富田製薬社製)57g、及びビ
タミン混合物(田辺製薬社製)2gを精製水20kgに
溶解し、これにコハク酸モノグリセリド(花王社製)2
8g、タピオカ澱粉(松谷化学工業社製)372g及び
調整脂肪(太陽油脂社製)2.5kgを添加し、均質化
し、120℃で2秒間殺菌し、濃縮し、噴霧乾燥し、育
児用ミルク約9kgを得た。
り試験した結果、乳化安定性が良好で、風味についても
優れた栄養組成物であった。
定性の良好な流動食、育児用ミルク等の栄養組成物に関
するものであり、本発明により奏される効果は次のとお
りである。 1)脂肪、乳清蛋白加水分解物、及びカゼイン加水分解
物等からなる栄養組成物の乳化安定性を向上させること
ができる。 2)得られた脂肪、乳清蛋白加水分解物、及びカゼイン
加水分解物を主要な成分とする乳化安定性の良好な栄養
組成物は、母乳の蛋白質組成に近似しており、アレルゲ
ン性が低減され、乳幼児の保育に有用な育児用ミルク等
に応用可能で有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】 栄養組成物において、脂肪、乳清蛋白加
水分解物、カゼイン加水分解物、及び乳化剤としてコハ
ク酸モノグリセリド及び/又はタピオカ澱粉を含有する
ことを特徴とする乳化安定性の良好な栄養組成物。 - 【請求項2】 乳清蛋白加水分解物が、少なくとも70
(重量)%の蛋白質を含有する乳清蛋白質の加水分解物
であって、次のa)〜h)、 a)分子量5000〜10000ダルトンの画分が、全
加水分解物の1(重量)%未満であること b)抗乳清蛋白質血清を用いたエライザ抑制試験法によ
り測定した抗原残存活性が10-5以下であること c)加水分解物の全アミノ酸の量に対する遊離アミノ酸
の量の割合が10〜15(重量)%であること d)乳清蛋白質に含まれる全リジンの量に対する遊離リ
ジンの量の割合が12〜20(重量)%であること e)アンモニア含量が0.2(重量)%以下であること f)10(重量)%溶液を1cmのセル、540nmで
測定した透過率が98%以上であること g)pH4〜7の5(重量)%溶液を120℃で10分
間加熱して沈澱を生じないこと h)抗酸化活性を有すること の理化学的性質を有する風味良好な乳清蛋白加水分解物
であることを特徴とする請求項1に記載の乳化安定性の
良好な栄養組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23140399A JP3579617B2 (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 乳化安定性の良好な栄養組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23140399A JP3579617B2 (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 乳化安定性の良好な栄養組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001054367A true JP2001054367A (ja) | 2001-02-27 |
JP3579617B2 JP3579617B2 (ja) | 2004-10-20 |
Family
ID=16923067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23140399A Expired - Fee Related JP3579617B2 (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 乳化安定性の良好な栄養組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3579617B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007295877A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Terumo Corp | 乳たんぱく含有ゲル状栄養組成物 |
JP2008208146A (ja) * | 2008-05-26 | 2008-09-11 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | 葉酸及び/又はビタミンb12−ラクトフェリン類複合物 |
JP2008260761A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-30 | Up Well:Kk | 乳成分加水分解物 |
WO2010005012A1 (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-14 | 株式会社アップウェル | アポラクトフェリン含有組成物 |
JP2011502480A (ja) * | 2007-11-07 | 2011-01-27 | ミード ジョンソン ニュートリション カンパニー | タンパク質を含まない、加水分解された乳児用調製粉乳の苦味を減少させ風味を改善する方法 |
JP5673903B1 (ja) * | 2013-08-28 | 2015-02-18 | 不二製油株式会社 | 粒状植物性蛋白質素材 |
WO2015029555A1 (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-05 | 不二製油株式会社 | 粒状植物性蛋白質素材 |
JP2019118262A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | アサヒグループ食品株式会社 | 飲食品用乳化組成物のメイラード反応抑制剤、飲食品用乳化組成物の製造方法、及び飲食品用乳化組成物のメイラード反応の抑制方法 |
JP2020068668A (ja) * | 2018-10-29 | 2020-05-07 | 森永乳業株式会社 | 乳蛋白質加水分解物及びその製造方法 |
WO2023120685A1 (en) * | 2021-12-24 | 2023-06-29 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Nutritional composition |
-
1999
- 1999-08-18 JP JP23140399A patent/JP3579617B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4680827B2 (ja) * | 2006-05-02 | 2011-05-11 | テルモ株式会社 | 乳たんぱく含有ゲル状栄養組成物 |
JP2007295877A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Terumo Corp | 乳たんぱく含有ゲル状栄養組成物 |
JP2008260761A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-30 | Up Well:Kk | 乳成分加水分解物 |
JP2011502480A (ja) * | 2007-11-07 | 2011-01-27 | ミード ジョンソン ニュートリション カンパニー | タンパク質を含まない、加水分解された乳児用調製粉乳の苦味を減少させ風味を改善する方法 |
JP2008208146A (ja) * | 2008-05-26 | 2008-09-11 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | 葉酸及び/又はビタミンb12−ラクトフェリン類複合物 |
JP5712429B2 (ja) * | 2008-07-09 | 2015-05-07 | 株式会社アップウェル | アポラクトフェリン含有組成物 |
WO2010005012A1 (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-14 | 株式会社アップウェル | アポラクトフェリン含有組成物 |
JP5673903B1 (ja) * | 2013-08-28 | 2015-02-18 | 不二製油株式会社 | 粒状植物性蛋白質素材 |
WO2015029555A1 (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-05 | 不二製油株式会社 | 粒状植物性蛋白質素材 |
JP2019118262A (ja) * | 2017-12-28 | 2019-07-22 | アサヒグループ食品株式会社 | 飲食品用乳化組成物のメイラード反応抑制剤、飲食品用乳化組成物の製造方法、及び飲食品用乳化組成物のメイラード反応の抑制方法 |
JP7190811B2 (ja) | 2017-12-28 | 2022-12-16 | アサヒグループ食品株式会社 | 飲食品用乳化組成物の製造方法、及び飲食品用乳化組成物のメイラード反応の抑制方法 |
JP2020068668A (ja) * | 2018-10-29 | 2020-05-07 | 森永乳業株式会社 | 乳蛋白質加水分解物及びその製造方法 |
JP7252733B2 (ja) | 2018-10-29 | 2023-04-05 | 森永乳業株式会社 | 乳蛋白質加水分解物の製造方法 |
WO2023120685A1 (en) * | 2021-12-24 | 2023-06-29 | Morinaga Milk Industry Co., Ltd. | Nutritional composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3579617B2 (ja) | 2004-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Ye et al. | Microencapsulation of active ingredients in functional foods: From research stage to commercial food products | |
Abd El-Salam et al. | Preparation, properties, and uses of enzymatic milk protein hydrolysates | |
JP6234227B2 (ja) | 腸内菌叢改善用栄養組成物 | |
WO1996011584A1 (fr) | Melange de peptides et leurs produits_________________ | |
WO2011065552A1 (ja) | 小腸に良い栄養組成物 | |
PT2117338E (pt) | Proteína parcialmente hidrolisada de cereais | |
JP2016531114A (ja) | 腫瘍の成長を阻止する栄養組成物 | |
JP2011184314A (ja) | 筋肉萎縮防止剤 | |
EP0785726B1 (en) | Method for production of a milk protein hydrolyzate | |
JP3579617B2 (ja) | 乳化安定性の良好な栄養組成物 | |
JP2862418B2 (ja) | 脂質代謝改善に有効な機能性食品 | |
JP2014520549A (ja) | タンパク質の消化性が改善された組成物 | |
JP2986764B2 (ja) | 苦味の少ないアミノ酸組成が人乳に近い高フィッシャー比ペプチドの調製方法 | |
WO1990013228A1 (en) | Oligopeptide mixture and composition containing the same | |
JPH05176713A (ja) | 脂質代謝改善に有効な機能性食品 | |
JP5695326B2 (ja) | タンパク質合成促進剤 | |
JP2001097883A (ja) | アロエ含有栄養組成物 | |
JP7252733B2 (ja) | 乳蛋白質加水分解物の製造方法 | |
JP2959747B2 (ja) | 風味良好な乳清蛋白加水分解物及びその製造法 | |
JP3789564B2 (ja) | ポリアミンの調製方法 | |
JP3886915B2 (ja) | ペプチドミルク | |
JP4050799B2 (ja) | タイトジャンクション形成促進剤 | |
JPWO2018221526A1 (ja) | 栄養組成物 | |
WO2023054594A1 (ja) | ペプチドの製造方法 | |
WO2011046101A1 (ja) | 脂肪蓄積抑制剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040415 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040614 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040614 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040713 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040716 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3579617 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |