JP2001054074A - ビデオエンコーダ回路及びテレビジョン方式変換方法 - Google Patents
ビデオエンコーダ回路及びテレビジョン方式変換方法Info
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Abstract
に対応する。 【解決手段】NTSC方式と PAL方式の有効走査線数の比に
応じてラインデータが5本毎に1本重畳して入力される
4:2:2の YUV信号を、 4:4:4の同信号に変換する補間回
路31と、この補間回路31で得た YUV信号を1走査線期間
分遅延して出力する1ラインメモリ51と、1ラインメモ
リ51で遅延された YUV信号と補間回路31で得た YUV信号
とでライン加算演算により PAL方式の YUV信号に変換す
るライン変換回路52と、得た PAL方式の YUV信号をビデ
オ信号に変換するLPF321 〜323、演算回路34、及び
D/A変換器38と、 PAL方式の YUV信号を RGB信号に変
換する変換回路33と、上記1ラインメモリ51、ライン変
換回路52での処理タイミング及び変換回路33で得た RGB
信号の表示タイミングを指示する各タイミング信号を生
成するビデオタイミング信号発生部53とを備える。
Description
メラ内に設けられ、撮影により得られたNTSC信号を
PAL信号に変換して出力するビデオエンコーダ回路及
びこの回路で用いられるテレビジョン方式変換方法に関
する。
成を示す。同図で、10がデジタルカメラである。この
デジタルカメラ10は、記録モードと再生モードとを選
択的に設定可能であり、記録モードの状態においては、
レンズ11の後方に配置された、撮像素子としてのCC
D12は、タイミング発生器(TG)13、垂直ドライ
バ14によって走査駆動され、一定周期毎に光電変換出
力を1画面分出力する。
路(S/H)15でサンプルホールドされ、A/D変換
器(A/D)16でデジタルデータに変換され、色処理
部17でカラープロセス処理が行なわれて、デジタル値
の輝度、色差マルチプレクス信号(YUVデータ)が生
成され、バッファメモリとしてのDRAM18に書込ま
れる。
M18への書込み後に、特定のテレビジョン方式、例え
ばNTSCの有効走査線数に対応してこのYUVデータ
の少なくとも一部をDRAM18より読出し、ビデオエ
ンコーダ20へ送出する。ビデオエンコーダ20は、上
記YUVデータを基に外部出力のためのアナログのビデ
オ信号を生成する一方、アナログのRGB信号を生成し
て表示処理部21に送出する。
パネル駆動用のタイミング信号を生成し、このタイミン
グ信号に基づいてRGB信号を用いてLCDパネル22
を表示駆動するもので、このLCDパネル22が記録モ
ード時には液晶ファインダとして機能し、表示処理部2
1の駆動に基づいた表示を行なうことで、その時点でC
CD12から取込んでいる画像情報に基づくモニタ画像
を表示することとなる。
の時点での画像がリアルタイムに表示されている状態
で、記録保存を行ないたいタイミングで、キー入力部2
3を構成するシャッタキーを操作すると、トリガ信号を
発生する。
の時点でCCD12から取込んでいる1画面分のYUV
データのDRAM18への書込みの終了後、直ちにCC
D12からのDRAM18への経路を停止し、記録保存
の状態に遷移する。
RAM18に書込まれている1フレーム分のYUVデー
タをY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×
横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読出してJ
PEG処理部(JPEG回路)24に書込み、JPEG
回路24でADCT(Adaptive Discre
te Cosine Transform:適応離散コ
サイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符
号化等の処理を施して圧縮したファイル化した画像デー
タを得、得た画像データファイルをJPEG回路24か
ら読出して、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ2
5に書込む。
像データファイルへの圧縮処理及びフラッシュメモリ2
5への全画像データファイルの書込み終了に伴なって、
CPU19は再度CCD12からDRAM18への経路
を再開する。
ャッタキーの他に、記録(REC)モードと再生(PL
AY)モードとを切換える録/再モード切換キー、画像
選択キー等から構成され、キー操作に伴なう信号は直接
CPU19へ送出される。
D12からDRAM18への経路を停止し、キー入力部
23の画像選択キー等の操作に応じてCPU19がフラ
ッシュメモリ25から特定の1フレーム分の符号データ
を読出してJPEG処理部24に書込み、JPEG処理
部24で上記圧縮処理と全く逆の工程による伸長処理を
行なう。この伸長処理により得られたYUV信号からビ
デオエンコーダ20が外部出力のためのアナログのビデ
オ信号を生成する一方、アナログのRGB信号を生成し
て表示処理部21に送出する。
B信号を用いてLCDパネル22を表示駆動すること
で、選択した画像データファイルをこのLCDパネル2
2にて表示出力させることが可能となる。
値のビデオ信号とRGBとを生成する上記ビデオエンコ
ーダ20内の詳細な回路構成について図8により説明す
る。
トの8ビット(または16ビット)のパラレル画素デー
タ列でなる4:2:2のYUVデータがビデオエンコー
ダ20に入力されると、このYUVデータは補間回路3
1により4:4:4の同YUVデータに補間処理された
後にローパスフィルタ(LPF)321〜323及び変
換回路33に出力される。
Vの各周波数成分のみを選択的に通過させるもので、そ
の出力が複数の加算器及び乗算器よりなる演算回路34
に送られる。
キャリア信号(fSC)発生部36からのサブキャリア信
号のサイン/コサイン位相によりそれぞれ変調した後に
加算し、この加算信号にバースト信号発生部37からの
バースト信号を重畳し、さらに同期信号発生部35で発
振した水平同期信号及び垂直同期信号を重畳したY信号
をさらに重畳することによりビデオ信号を生成すること
ができるもので、こうして得られたビデオ信号をD/A
変換器38で平滑化してアナログのビデオ信号として、
外部へ導出する。
V信号からマトリクス演算によりRGB信号を直接算出
するもので、その出力をそれぞれD/A変換器391〜
393によりアナログ化して、上記表示処理部21へ出
力することとなる。
ロックが共にビデオタイミング信号発生部40に入力さ
れ、ここで各種タイミング信号が生成されて、このビデ
オエンコーダ20内の各回路に供給される。
にして作成するビデオ信号及びRGB信号は、いずれも
所定のテレビジョン方式、例えばわが国ではNTSC方
式の走査線数、信号の出力タイミング等に合わせたもの
として作成している。
方式と異なるテレビジョン方式、例えばPAL方式で動
作する外部出力機器や液晶表示パネル等には対処するこ
とができず、結果としてビデオ信号を出力する外部機器
やRGB信号を表示する液晶表示パネルのテレビジョン
方式に合致した専用のビデオエンコーダ20を用意しな
ければならない。
ジョン方式の異なる外国でも使用可能とするためには、
上記図8で示した構成の回路をテレビジョン方式の数に
合わせて複数系統用意し、そのいずれか1つを選択して
使用することとなり、回路規模が非常に大きなものとな
ってしまう。
たもので、その目的とするところは、より小さな回路規
模で複数のテレビジョン方式に対応することが可能なビ
デオエンコーダ回路及びこの回路で用いられるテレビジ
ョン方式変換方法を提供することにある。
第1のテレビジョン方式の信号を第2のテレビジョン方
式の信号の有効走査線数とするために、第1のテレビジ
ョン方式と第2のテレビジョン方式の有効走査線数の比
に応じてYUV信号を構成するラインデータを所定本数
毎に1本重畳して入力する入力手段と、この入力手段で
入力したYUV信号を1走査線期間分遅延して出力する
遅延手段と、この遅延手段で遅延されたYUV信号と上
記入力手段で入力したYUV信号とでライン加算演算に
より上記第2のテレビジョン方式のYUV信号を構成す
るラインデータを変換するライン変換手段と、このライ
ン変換手段で得た第2のテレビジョン方式のYUV信号
をビデオ信号に変換する第1の変換手段と、上記ライン
変換手段で得た第2のテレビジョン方式のYUV信号を
RGB信号に変換する第2の変換手段とを具備したこと
を特徴とする。
1のテレビジョン方式のYUV信号を作成した後に、第
1のテレビジョン方式のYUV信号を簡易的に第2のテ
レビジョン方式の有効走査線数としたYUV信号を入力
し、このYUV信号から精度の高い第2のテレビジョン
方式の同信号に変換するようにしたため、より小さな回
路規模で複数のテレビジョン方式に対応することが可能
となる。
の発明において、上記遅延手段、ライン変換手段での処
理タイミング、及び上記第2の変換手段で得たRGB信
号の表示タイミングを指示する各タイミング信号を生成
するタイミング生成手段をさらに具備したことを特徴と
する。
載の発明の作用に加えて、さらに小さな回路規模で複数
のテレビジョン方式に対応することが可能となる。
は2記載の発明において、上記入力手段で入力した4:
2:2または4:2:0のYUV信号を4:4:4の同
信号に変換する第3の変換手段をさらに具備し、上記遅
延手段は、上記第3の変換手段で得たYUV信号を1走
査線期間分遅延して出力し、上記ライン変換手段は、上
記遅延手段で遅延されたYUV信号と上記第3の変換手
段で得たYUV信号とでライン加算演算により上記第2
のテレビジョン方式のYUV信号を構成するラインデー
タを変換することを特徴とする。
たは2記載の発明の作用に加えて、色差成分が省略され
ている第1のテレビジョン方式の色差成分を補間処理
し、その後に第2のテレビジョン方式の同信号に変換す
るようにしたため、特にテレビジョン方式の変換に要す
る回路規模をより小さくしながら、複数のテレビジョン
方式に対応することが可能となる。
は2記載の発明において、上記ライン変換手段で得た
4:2:2または4:2:0のYUV信号を4:4:4
の同信号に変換する第3の変換手段を備え、上記第1の
変換手段は、上記第3の変換手段で得た第2のテレビジ
ョン方式のYUV信号をビデオ信号に変換し、上記第2
の変換手段は、上記第3の変換手段で得た第2のテレビ
ジョン方式のYUV信号をRGB信号に変換することを
特徴とする。
たは2記載の発明の作用に加えて、色差成分が省略され
ている第1のテレビジョン方式のYUV信号から第2の
テレビジョン方式の同信号に変換し、その後に色差成分
を補間処理するようにしたため、特にテレビジョン方式
の変換に要する回路規模をより小さくしながら、複数の
テレビジョン方式に対応することが可能となる。
ン方式の信号を第2のテレビジョン方式の信号の有効走
査線数とするために、第1のテレビジョン方式と第2の
テレビジョン方式の有効走査線数の比に応じてYUV信
号を構成するラインデータを所定本数毎に1本重畳して
入力する入力手段と、この入力手段で入力したYUV信
号を1走査線期間分遅延して出力する遅延手段と、この
遅延手段で遅延されたYUV信号と上記入力手段で入力
したYUV信号とでライン加算演算により上記第2のテ
レビジョン方式のYUV信号を構成するラインデータを
変換するライン変換手段と、このライン変換手段で得た
第2のテレビジョン方式のYUV信号をビデオ信号に変
換する第1の変換手段と、上記入力手段で入力したYU
V信号をRGB信号に変換する第2の変換手段と、上記
第2の変換手段で得たRGB信号中の上記入力手段によ
る重複したラインの出力を禁止させるライン抑制手段と
を具備したことを特徴とする。
1のテレビジョン方式のYUV信号を得た後にさらにこ
のYUV信号から第2のテレビジョン方式の同信号に変
換するようにしたため、より小さな回路規模で複数のテ
レビジョン方式に対応したビデオ信号の出力が可能とな
ると共に、第1及び第2のテレビジョン方式双方のYU
V信号を得ることができる。
の発明において、上記入力手段で入力した4:2:2ま
たは4:2:0のYUV信号を4:4:4の同信号に変
換する第3の変換手段をさらに備え、上記遅延手段は、
上記第3の変換手段で得たYUV信号を1走査線期間分
遅延して出力し、上記ライン変換手段は、上記遅延手段
で遅延されたYUV信号と上記第3の変換手段で得たY
UV信号とでライン加算演算により上記第2のテレビジ
ョン方式のYUV信号を構成するラインデータを変換
し、上記第2の変換手段は、上記第3の変換手段で得た
YUV信号をRGB信号に変換することを特徴とする。
載の発明の作用に加えて、特に第1のテレビジョン方式
のRGB信号による表示等を行なう際に好適となる。
の発明において、上記ライン変換手段で得た4:2:2
または4:2:0のYUV信号を4:4:4の同信号に
変換する第3の変換手段と、上記入力手段で入力した
4:2:2または4:2:0のYUV信号を4:4:4
の同信号に変換する第4の変換手段とをさらに備え、上
記第1の変換手段は、上記第3の変換手段で得た第2の
テレビジョン方式のYUV信号をビデオ信号に変換し、
上記第2の変換手段は、上記第4の変換手段で得たYU
V信号をRGB信号に変換することを特徴とすむる。
ビジョン方式のRGB信号による表示等を行なう際に好
適となる。
ン方式の有効走査線数に対応して与えられるYUV信号
を第2のテレビジョン方式の有効走査線数とするため
に、第1のテレビジョン方式と第2のテレビジョン方式
の有効走査線数の比に応じて所定本数毎に1本重畳する
ライン数変換工程と、このライン数変換工程で得たYU
V信号を1走査線期間分遅延出力する遅延工程と、この
遅延工程で遅延したYUV信号と上記ライン数変換工程
で得たYUV信号とでライン加算演算により上記第2の
テレビジョン方式のYUV信号構成するラインデータを
変換するライン変換工程とを有したことを特徴とする。
1のテレビジョン方式のYUV信号を得て、このYUV
信号を第2のテレビジョン方式の有効走査線数となるよ
うに簡易的に変換した後に、さらに精度の高い第2のテ
レビジョン方式の同信号に変換するようにしたため、よ
り小さな回路規模で複数のテレビジョン方式に対応する
ことが可能となる。
の発明において、上記ライン数変換工程で得たYUV信
号の重複するラインの出力を禁止させるライン抑制工程
をさらに有したことを特徴とする。
載の発明の作用に加えて、簡単な処理回路の構成としな
がら、第1及び第2のテレビジョン方式双方のYUV信
号を得ることができる。
をデジタルカメラで用いられるビデオエンコーダに適用
した場合の第1の実施の形態について図面を参照して説
明する。
7で示したものと同一であるものとして、同一部分は同
一符号を用いるものとし、ここではその図示及び説明は
省略する。
TSC方式を、第2のテレビジョン方式としてPAL方
式を用いるものとし、有効走査線数240のNTSC方
式のYUV信号から、有効走査線数288のPAL方式
のYUV信号を生成する場合について説明する。
示すもので、やはり基本的な処理回路の流れは上記図8
で示したものと同様であるので、同一部分には同一符号
を付してその説明は省略するものとする。
NTSC方式によるYUV信号となるように読出したY
UVデータを、5ライン毎にそのうちの例えば先頭の1
ラインを重複させて簡易型のPAL方式によるYUV信
号としてビデオエンコーダ50の補間回路31に入力す
るもので、補間回路31では、入力される4:2:2の
YUV信号中の色差信号U,Vの補間処理を行なうこと
で4:4:4のYUV信号を生成し、1ラインメモリ5
1及びライン変換回路52に出力する。
成され、ビデオタイミング信号発生部53からのタイミ
ング信号により、補間回路31から送られてくるYUV
信号を1走査線期間分だけ記憶し、読出してライン変換
回路52に送出することで、YUV信号の遅延回路とし
て機能する。
グ信号発生部53からのタイミング信号に応じて補間回
路31から直接入力されるYUV信号と1ラインメモリ
51を介して遅延して入力されるYUV信号をライン単
位で選択し、適宜ライン加算演算を行なうことにより、
上記簡易型のPAL方式のYUV信号から正確な(精度
の高い)PAL方式のYUV信号に変換して出力するも
ので、その出力が上記ローパスフィルタ321〜323
及び変換回路33の双方へ送られる。
ロックを入力するビデオタイミング信号発生部53で
は、上記1ラインメモリ51、ライン変換回路52への
タイミング信号を発生する一方、D/A変換器391〜
393の出力するRGB信号を表示する例えばTFT液
晶表示パネルの駆動回路へ、有効走査線期間に対応した
イネーブル信号EN−Nを発生して出力する。
インメモリ51、ライン変換回路52での動作について
図2、図3を用いて説明する。
ら正確なPAL方式の同信号が生成される際の工程を示
すものである。
UV信号を走査線単位で示すように、ここではNTSC
方式の有効走査線数240とPAL方式の有効走査線数
288とがちょうど5:6の関係になることから、ここ
では、CPU19によりバッファメモリであるDRAM
18から読出されて補間回路31に入力され、ここで色
差成分が補間されて1ラインメモリ51、ライン変換回
路52に出力されるYUV信号は、走査線5本毎に例え
ばその先頭の走査線1本が重複して2本分となるような
簡易型のPAL方式に変換されている。
「L(Line)1」「L2」「L3」‥‥とすると、
補間回路31から1ラインメモリ51、ライン変換回路
52に出力されるYUV信号は「L1」「L1」「L
2」「L3」「L4」「L5」「L6」「L6」「L
7」‥‥となる。
51は補間回路31からのYUV信号をビデオタイミン
グ信号発生部53からのタイミング信号に応じて記憶
し、これを読出すことで、1走査線期間分だけ遅延させ
てライン変換回路52へ送出する。
すように補間回路31から直接送られてくる現ラインの
YUV信号と1ラインメモリ51から送られてくる前ラ
インのYUV信号とをライン加算演算して、正確なPA
L方式のYUV信号「P(Pal line)1」「P
2」「P3」「P4」「P5」「P6」「P7」「P
8」‥‥を算出する。
ン加算演算の具体的な一例を示すもので、このようにし
て有効走査線240本のYUV信号から極めて自然に連
続した同288本のYUV信号を算出することができ
る。
フィルタ321〜323、演算回路34でビデオ信号に
変換された後にD/A変換器38でアナログ化されて外
部出力される一方、変換回路33でRGB信号に変換さ
れ、D/A変換器391〜393でそれぞれアナログ化
された後に表示対象の駆動回路へ供給される。
PAL方式のYUV信号に対応して、ビデオタイミング
信号発生部53では288本の有効走査線期間に“L”
レベルとなるようなイネーブル信号EN−Nを発生し
て、表示対象となるTFT液晶表示パネルの駆動回路へ
出力する。
DRAM18を用いるだけで、NTSC方式からPAL
方式に変換する際にビデオエンコーダ50の内外に画像
のバッファメモリを設ける必要がないため、回路の構成
を非常に小規模のものとしながら、YUV信号を第1の
テレビジョン方式であるNTSC方式から第2のテレビ
ジョン方式であるPAL方式に変換することができる。
ビデオ信号及びRGB信号を得たい場合には、このビデ
オエンコーダ50の前段でCPU19がバッファメモリ
であるDRAM18からYUV信号を読出し、補間回路
31に入力する際に、上述した走査線5本毎に1本を重
複させて入力する、簡易型のPAL方式に変換する操作
を行なわず、ビデオエンコーダ50内においても、ライ
ン変換回路52が補間回路31から直接送られてくるY
UV信号のみを変換せずにそのまま通過させて出力させ
る。
は、ライン変換回路52を含むビデオエンコーダ50内
の各回路に供給するタイミング信号と上記イネーブル信
号EN−Nとを、当然ながらPAL方式ではなくNTS
C方式の表示タイミングに基づいたものとする。
リ51をRAMで構成するものとして説明したが、これ
に限らず、例えばシフトレジスタで構成するものとして
もよい。
間して輝度信号Yと同様の走査線(横の画素)数とした
後に1ラインメモリ51、ライン変換回路52に供給す
るのではなく、図4に示すように4:2:2のYUV信
号を1ラインメモリ51、ライン変換回路52で処理し
た後に補間回路31で補間処理して4:4:4のYUV
信号に変換するものとしてもよい。
変換回路52は色差信号U,Vが半減している状態で処
理を実行すればよいため、図1の回路に比して、よりビ
デオエンコーダ50全体の回路規模を縮小することがで
きる。
240本のNTSC方式のYUV信号に対し、5本毎に
その先頭の走査線を重複して入力するものとして説明し
たが、これに限らず、5本中の2本目ないしはそれ以降
の走査線を重複させるものとしてもよい。
ルカメラで用いられるビデオエンコーダに適用した場合
の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
7で示したものと同一であるものとして、同一部分は同
一符号を用いるものとし、ここではその図示及び説明は
省略する。
TSC方式を、第2のテレビジョン方式としてPAL方
式を用いるものとし、有効走査線数240のNTSC方
式のYUV信号から、有効走査線数288のPAL方式
のYUV信号を生成する場合について説明する。
示すもので、基本的な処理回路の流れは上記図1で示し
たものと同様であるので、同一部分には同一符号を付し
てその説明は省略するものとする。
信号が1ラインメモリ51、ライン変換回路52及び変
換回路33に出力され、ライン変換回路52で正確なP
AL方式に変換されたYUV信号はローパスフィルタ3
21〜323にのみ供給されるものとする。
AL方式に変換したビデオ信号を外部出力させたい場
合、CPU19から補間回路31に入力されるYUV信
号は、上記図2(1)で示した如くNTSC方式の5本
毎に1本を重畳した簡易型のPAL方式のものとなって
いる。
3の出力するRGB信号にのみ着目すると、表示対象で
ある液晶表示パネルは、走査線数に相当する垂直方向の
電極数がNTSC方式に合致するように構成されてお
り、PAL方式のRGB信号を表示させる場合には、一
般的に用いられる手法としてライン単位での間引きを行
なわなければならず、そのままでは不連続の画像が表示
されてしまうこととなる。
3′では、上記簡易型のPAL方式のYUV信号に同期
し、重畳されたライン以外をイネーブルとするイネーブ
ル信号LOEを発生してLCDタイミング信号発生部6
1に出力する。
のイネーブル信号LOEに位相同期して動作クロックと
しての液晶駆動信号を発生させ、上記D/A変換器39
1〜393の出力するRGB信号と共に、表示対象であ
る液晶表示パネルの駆動回路に供給する。
9から補間回路31に簡易型のPAL方式のYUV信号
を入力しながらも、元のNTSC方式のYUV信号に基
づいたRGB信号で液晶表示パネルを駆動させることが
できる。
をビデオタイミング信号発生部53′の出力するイネー
ブル信号LOEに同期させて動作させ、液晶表示パネル
に動作クロックを供給するものとしたので、他にVCO
を用いたPLL回路等を必要とせず、このビデオエンコ
ーダ60を含むデジタルカメラ全体の回路規模をさらに
小さくすることができる。
路31で4:2:2のYUV信号に対して色差信号U,
Vを補間して4:4:4の信号とした後に1ラインメモ
リ51、ライン変換回路52及び変換回路33に供給す
るものとしたが、図6に示すようにビデオ信号の処理系
とRGB信号の処理系とに分け、ビデオ信号の処理系で
は、4:2:2のYUV信号を始めに1ラインメモリ5
1、ライン変換回路52で処理した後に補間回路31で
補間処理して4:4:4のYUV信号に変換する一方、
RGB信号の処理系では、4:2:2のYUV信号を上
記補間回路31と同様構成の補間回路62により補間処
理して変換回路33に供給するものとしてもい。
回路31,62を配設しなければならないものの、1ラ
インメモリ51及びライン変換回路52は色差信号U,
Vが半減している状態で処理を実行すればよいため、ビ
デオエンコーダ60全体としては、図5の構成に比し
て、より回路規模を縮小することができる。
れにおいても、NTSC方式のYUV信号をPAL方式
の同信号に変換する場合についてのみ説明したが、本発
明はこれに限るものではなく、有効走査線数が異なる第
1のテレビジョン方式と第2のテレビジョン方式とで、
その比に応じた走査線数の変換を行なうことができるも
のである。
しては、デジタル(スチル)カメラのビデオエンコーダ
回路に限らず、携帯使用が前提とされる液晶テレビ装
置、デジタルビデオカメラ等でも適用可能であることは
もちろんである。
囲内で種々変形して実施することが可能であるものとす
る。
から第1のテレビジョン方式のYUV信号を作成した後
に、第1のテレビジョン方式のYUV信号を簡易的に第
2のテレビジョン方式の有効走査線数としたYUV信号
を入力し、このYUV信号から精度の高い第2のテレビ
ジョン方式の同信号に変換するようにしたため、より小
さな回路規模で複数のテレビジョン方式に対応すること
が可能となる。
1記載の発明の効果に加えて、さらに小さな回路規模で
複数のテレビジョン方式に対応することが可能となる。
1または2記載の発明の効果に加えて、色差成分が省略
されている第1のテレビジョン方式の色差成分を補間処
理し、その後に第2のテレビジョン方式の同信号に変換
するようにしたため、特にテレビジョン方式の変換に要
する回路規模をより小さくしながら、複数のテレビジョ
ン方式に対応することが可能となる。
1または2記載の発明の効果に加えて、色差成分が省略
されている第1のテレビジョン方式のYUV信号から第
2のテレビジョン方式の同信号に変換し、その後に色差
成分を補間処理するようにしたため、特にテレビジョン
方式の変換に要する回路規模をより小さくしながら、複
数のテレビジョン方式に対応することが可能となる。
ら第1のテレビジョン方式のYUV信号を得た後にさら
にこのYUV信号から第2のテレビジョン方式の同信号
に変換するようにしたため、より小さな回路規模で複数
のテレビジョン方式に対応したビデオ信号の出力が可能
となると共に、第1及び第2のテレビジョン方式双方の
YUV信号を得ることができる。
5記載の発明の効果に加えて、特に第1のテレビジョン
方式のRGB信号による表示等を行なう際に好適とな
る。
テレビジョン方式のRGB信号による表示等を行なう際
に好適となる。
ら第1のテレビジョン方式のYUV信号を得て、このY
UV信号を第2のテレビジョン方式の有効走査線数とな
るように簡易的に変換した後に、さらに精度の高い第2
のテレビジョン方式の同信号に変換するようにしたた
め、より小さな回路規模で複数のテレビジョン方式に対
応することが可能となる。
8記載の発明の効果に加えて、簡単な処理回路の構成と
しながら、第1及び第2のテレビジョン方式双方のYU
V信号を得ることができる。
ーダの回路構成を示すブロック図。
する図。
演算内容の一例を示す図。
路構成を示すブロック図。
ーダの回路構成を示すブロック図。
路構成を示すブロック図。
ック図。
ロック図。
Claims (9)
- 【請求項1】第1のテレビジョン方式の信号を第2のテ
レビジョン方式の信号の有効走査線数とするために、第
1のテレビジョン方式と第2のテレビジョン方式の有効
走査線数の比に応じてYUV信号を構成するラインデー
タを所定本数毎に1本重畳して入力する入力手段と、 この入力手段で入力したYUV信号を1走査線期間分遅
延して出力する遅延手段と、 この遅延手段で遅延されたYUV信号と上記入力手段で
入力したYUV信号とでライン加算演算により上記第2
のテレビジョン方式のYUV信号を構成するラインデー
タを変換するライン変換手段と、 このライン変換手段で得た第2のテレビジョン方式のY
UV信号をビデオ信号に変換する第1の変換手段と、 上記ライン変換手段で得た第2のテレビジョン方式のY
UV信号をRGB信号に変換する第2の変換手段とを具
備したことを特徴とするビデオエンコーダ回路。 - 【請求項2】上記遅延手段、ライン変換手段での処理タ
イミング、及び上記第2の変換手段で得たRGB信号の
表示タイミングを指示する各タイミング信号を生成する
タイミング生成手段をさらに具備したことを特徴とする
請求項1記載のビデオエンコーダ回路。 - 【請求項3】上記入力手段で入力した4:2:2または
4:2:0のYUV信号を4:4:4の同信号に変換す
る第3の変換手段をさらに具備し、 上記遅延手段は、上記第3の変換手段で得たYUV信号
を1走査線期間分遅延して出力し、 上記ライン変換手段は、上記遅延手段で遅延されたYU
V信号と上記第3の変換手段で得たYUV信号とでライ
ン加算演算により上記第2のテレビジョン方式のYUV
信号を構成するラインデータを変換することを特徴とす
る請求項1または2記載のビデオエンコーダ回路。 - 【請求項4】上記ライン変換手段で得た4:2:2また
は4:2:0のYUV信号を4:4:4の同信号に変換
する第3の変換手段を備え、 上記第1の変換手段は、上記第3の変換手段で得た第2
のテレビジョン方式のYUV信号をビデオ信号に変換
し、 上記第2の変換手段は、上記第3の変換手段で得た第2
のテレビジョン方式のYUV信号をRGB信号に変換す
ることを特徴とする請求項1または2記載のビデオエン
コーダ回路。 - 【請求項5】第1のテレビジョン方式の信号を第2のテ
レビジョン方式の信号の有効走査線数とするために、第
1のテレビジョン方式と第2のテレビジョン方式の有効
走査線数の比に応じてYUV信号を構成するラインデー
タを所定本数毎に1本重畳して入力する入力手段と、 この入力手段で入力したYUV信号を1走査線期間分遅
延して出力する遅延手段と、 この遅延手段で遅延されたYUV信号と上記入力手段で
入力したYUV信号とでライン加算演算により上記第2
のテレビジョン方式のYUV信号を構成するラインデー
タを変換するライン変換手段と、 このライン変換手段で得た第2のテレビジョン方式のY
UV信号をビデオ信号に変換する第1の変換手段と、 上記入力手段で入力したYUV信号をRGB信号に変換
する第2の変換手段と、 上記第2の変換手段で得たRGB信号中の上記入力手段
による重複したラインの出力を禁止させるライン抑制手
段とを具備したことを特徴とするビデオエンコーダ回
路。 - 【請求項6】上記入力手段で入力した4:2:2または
4:2:0のYUV信号を4:4:4の同信号に変換す
る第3の変換手段をさらに備え、 上記遅延手段は、上記第3の変換手段で得たYUV信号
を1走査線期間分遅延して出力し、 上記ライン変換手段は、上記遅延手段で遅延されたYU
V信号と上記第3の変換手段で得たYUV信号とでライ
ン加算演算により上記第2のテレビジョン方式のYUV
信号を構成するラインデータを変換し、 上記第2の変換手段は、上記第3の変換手段で得たYU
V信号をRGB信号に変換することを特徴とする請求項
5記載のビデオエンコーダ回路。 - 【請求項7】上記ライン変換手段で得た4:2:2また
は4:2:0のYUV信号を4:4:4の同信号に変換
する第3の変換手段と、 上記入力手段で入力した4:2:2または4:2:0の
YUV信号を4:4:4の同信号に変換する第4の変換
手段とをさらに備え、 上記第1の変換手段は、上記第3の変換手段で得た第2
のテレビジョン方式のYUV信号をビデオ信号に変換
し、 上記第2の変換手段は、上記第4の変換手段で得たYU
V信号をRGB信号に変換することを特徴とする請求項
5記載のビデオエンコーダ回路。 - 【請求項8】第1のテレビジョン方式の有効走査線数に
対応して与えられるYUV信号を第2のテレビジョン方
式の有効走査線数とするために、第1のテレビジョン方
式と第2のテレビジョン方式の有効走査線数の比に応じ
て所定本数毎に1本重畳するライン数変換工程と、 このライン数変換工程で得たYUV信号を1走査線期間
分遅延出力する遅延工程と、 この遅延工程で遅延したYUV信号と上記ライン数変換
工程で得たYUV信号とでライン加算演算により上記第
2のテレビジョン方式のYUV信号構成するラインデー
タを変換するライン変換工程とを有したことを特徴とす
るテレビジョン方式変換方法。 - 【請求項9】上記ライン数変換工程で得たYUV信号の
重複するラインの出力を禁止させるライン抑制工程をさ
らに有したことを特徴とする請求項8記載のテレビジョ
ン方式変換方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22764799A JP3603683B2 (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | ビデオエンコーダ回路及びテレビジョン方式変換方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001054074A true JP2001054074A (ja) | 2001-02-23 |
JP3603683B2 JP3603683B2 (ja) | 2004-12-22 |
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-
1999
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