JP2001053531A - ヘリカルアンテナおよびその製造方法 - Google Patents

ヘリカルアンテナおよびその製造方法

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    • H01Q11/02Non-resonant antennas, e.g. travelling-wave antenna
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    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
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    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/40Imbricated or interleaved structures; Combined or electromagnetically coupled arrangements, e.g. comprising two or more non-connected fed radiating elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 細径化した上で、容易に、かつ短時間で組み
立て可能とする。 【解決手段】 エレメント100と給電回路210とが
コネクタ300によって接続され、コネクタは接続ピン
310とプラスチック樹脂の円環300Aとから成る。
円環の下部300Bは誘電体パイプ110の外径にほぼ
等しい外径に形成され、円環300Aの上部300Cは
誘電体パイプ110の内側にほぼガタツキなく挿入可能
な外径に形成されている。接続ピン310の下端部は円
環300Aの下部300Bの下面から下方に突出し、接
続ピン310の上端部は、円環300Aの上部300C
の外周面との間に隙間を形成して円環の下部300Bか
ら上方に突出している。円環は、上部300Cを誘電体
パイプ110の下端部の内側に挿入して、誘電体パイプ
110の下端部を円環の上部300Cの外周面と接続ピ
ン310の上端部とにより挟んで誘電体パイプ110に
連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体から成る円
筒部材の表面に複数の放射素子を螺旋状に配設して構成
したヘリカルアンテナおよびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】周回衛星を利用した携帯電話システムで
は、携帯端末用のアンテナとしてヘリカルアンテナが使
用されている。図27は従来のこの種のヘリカルアンテ
ナの一例を示す斜視図である。図27に示したように、
従来のヘリカルアンテナ102はエレメント100、給
電回路200、ならびに接続ピン310を含んで構成さ
れている。エレメント100は誘電体パイプ110に平
行四辺形のフレキシブル基板120を巻きつけることに
より形成されている。フレキシブル基板120は、接着
剤または両面テープなどにより誘電体パイプ110に固
定されている。
【0003】給電回路200は直径が誘電体パイプ11
0より大きめの円盤型の誘電体の回路基板104(誘電
体基板104ともいう)により形成されている。誘電体
基板104の一方の面には不図示のマイクロストリップ
線路が形成されており、チップ型の4分配器、抵抗、コ
ンデンサなどが実装されて4分配/合成回路としての機
能が実現されている。誘電体基板104のもう一方の面
にはグラウンド導体が形成されている。この種の給電回
路200は周知であり、また機能的に本発明に深く係わ
る要素ではないため、ここでは詳しい説明を省略する。
【0004】図28はエレメント100および給電回路
200の接続箇所を示す断面図である。図中、図27と
同一の要素には同一の符号が付されている。図28に示
したように、エレメント100の縁部に接続ピン310
が配置されており、各接続ピン310は給電回路200
の誘電体基板104に形成された貫通孔に挿通されてい
る。接続ピン310の両側は、それぞれエレメント10
0と給電回路200に半田付けされている。
【0005】従来のヘリカルアンテナ102では、この
ように接続ピン310は誘電体基板104に挿通してエ
レメント100に接続する構成であるから、給電回路2
00の外径が誘電体パイプ110の外径より大きくなっ
てしまい、ヘリカルアンテナ102の外径を小さくする
上で不利であった。携帯電話に組み込むアンテナとして
はできる限り小型であることが望ましく、そのためこの
ような欠点を除去すべくたとえば次のような構造が案出
されている。
【0006】図29は従来のヘリカルアンテナの他の例
を示す斜視図である。図中、図27などと同一の要素に
は同一の符号が付されている。図29に示したヘリカル
アンテナ106はエレメント100A、給電回路200
A、ならびに接続ピン310により構成されている。エ
レメント100Aは、誘電体パイプ110Aに平行四辺
形のフレキシブル基板120Aを巻きつけることにより
形成されている。給電回路200Aの外径はエレメント
100Aの外径よりやや大きい程度となっている。給電
回路200Aの電気的な構成は上記給電回路200と同
じである。
【0007】図30はヘリカルアンテナ106における
エレメント100Aと給電回路200Aとの接続箇所を
詳しく示す断面図である。図中、図29と同一の要素に
は同一の符号が付されている。誘電体パイプ110Aは
給電回路200A側の端部において一部の肉厚が厚くな
っており、端部には接続ピン310を挿入するための穴
が形成されている。フレキシブル基板120Aの下端部
は、誘電体パイプ110Aの下端部において中心側に折
り曲げて誘電体パイプ110Aに巻き付けられている。
フレキシブル基板120Aは接着剤または両面テープな
どにより誘電体パイプ110Aに固定されている。
【0008】接続ピン310は、上端部が誘電体パイプ
110Aの上記穴に挿入され、下部は給電回路200A
の誘電体基板104に形成された貫通孔に挿通されてい
る。そして接続ピン310はこの貫通孔の箇所で半田付
けにより給電回路200Aに接続されている。一方、接
続ピン310の上端部は、誘電体パイプ110Aの中心
側に折り曲げられたフレキシブル基板120の端部に半
田付けされている。
【0009】このヘリカルアンテナ106では、各接続
ピン310は給電回路200A上で、上記ヘリカルアン
テナ102の場合より中心寄りの箇所に立設することが
できるので、給電回路200Aの外径は給電回路200
より小さくすることができる。しかし、ヘリカルアンテ
ナ106では、フレキシブル基板120Aの下端部を誘
電体パイプ110Aの下端部において中心側に折り曲げ
なければならず、フレキシブル基板120を巻きつける
作業が複雑になるという欠点があった。また、誘電体パ
イプ110Aに接続ピン310を挿入するための穴を形
成する必要があり、製造工数が増加するという欠点があ
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決するためになされたもので、その目的は、容易
に、間違いなくかつ短時間で組み立てることができる小
型のヘリカルアンテナおよびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、誘電体からなる円筒部材と、その外周面に
相互に間隔をおいて螺旋状に延在する複数の放射素子
と、前記円筒部材の下方に配設され前記放射素子に高周
波電力を供給する給電回路が実装された回路基板とを含
むヘリカルアンテナであって、前記円筒部材の下端部と
前記回路基板の間に配設され、導電材料から成る複数の
接続ピンによって前記各放射素子の端部と前記回路基板
を電気的に接続する絶縁材料から成るコネクタを備える
ことを特徴とする。また、本発明は、誘電体からなる円
筒部材と、その外周面に相互に間隔をおいて螺旋状に延
在する複数の放射素子と、前記円筒部材の下方に配設さ
れ前記放射素子に高周波電力を供給する給電回路が実装
された回路基板とを含むヘリカルアンテナであって、前
記円筒部材の下端部に絶縁材料から成るコネクタを有
し、前記コネクタはコネクタ本体と導電材料から成る複
数の接続ピンとを含み、前記コネクタ本体の下部は前記
円筒部材の外径にほぼ等しい外径に形成され、前記コネ
クタ本体の上部は前記円筒部材の内側にほぼガタツキな
く挿入可能な外径に形成され、前記接続ピンの下端部は
前記コネクタ本体の前記下部の下面から下方に突出し、
前記接続ピンの上端部は、前記コネクタ本体の前記上部
の外周面との間に隙間を形成して前記コネクタ本体の前
記下部から上方に突出し、前記コネクタ本体は、前記上
部が前記円筒部材の下端部の内側に挿入されて、前記円
筒部材の下端部を前記コネクタ本体の前記上部の外周面
と前記接続ピンの上端部とにより挟んで前記円筒部材に
連結され、各接続ピンの上端部は、各放射素子の端部に
それぞれ電気的に接続され、各接続ピンの下端部は、前
記コネクタの下方に配設された前記回路基板に電気的に
接続されていることを特徴とする。
【0012】また、本発明は、誘電体からなる円筒部材
と、その外周面に相互に間隔をおいて螺旋状に延在する
複数の放射素子と、前記円筒部材の下方に配設され前記
放射素子に高周波電力を供給する給電回路が実装された
回路基板とを含むヘリカルアンテナの製造方法であっ
て、前記円筒部材の下端部と前記回路基板の間に、導電
材料から成る複数の接続ピンによって前記各放射素子の
端部と前記回路基板を電気的に接続する絶縁材料から成
るコネクタを設けることを特徴とする。また、本発明
は、誘電体からなる円筒部材と、その外周面に相互に間
隔をおいて螺旋状に延在する複数の放射素子と、前記円
筒部材の下方に配設され前記放射素子に高周波電力を供
給する給電回路が実装された回路基板とを含むヘリカル
アンテナの製造方法であって、前記円筒部材の下端部に
絶縁材料から成るコネクタを設け、前記コネクタはコネ
クタ本体と導電材料から成る複数の接続ピンとを含み、
前記コネクタ本体の下部を前記円筒部材の外径にほぼ等
しい外径に形成し、前記コネクタ本体の上部を前記円筒
部材の内側にほぼガタツキなく挿入可能な外径に形成
し、前記接続ピンの下端部を前記コネクタ本体の前記下
部の下面から下方に突出させ、前記接続ピンの上端部
を、前記コネクタ本体の前記上部の外周面との間に隙間
を形成して前記コネクタ本体の前記下部から上方に突出
させ、前記コネクタ本体を、前記上部が前記円筒部材の
下端部の内側に挿入させ、前記円筒部材の下端部を前記
コネクタ本体の前記上部の外周面と前記接続ピンの上端
部とにより挟んで前記円筒部材に連結させ、各接続ピン
の上端部を各放射素子の端部にそれぞれ電気的に接続さ
せ、各接続ピンの下端部を、前記コネクタの下方に配設
された前記回路基板に電気的に接続させることを特徴と
する。
【0013】このように本発明のヘリカルアンテナおよ
びその製造方法によれば、コネクタが放射素子が表面に
延在する円筒部材と給電回路の回路基板とを接続する構
成となり、接続ピンの下端部はコネクタ本体下部の下面
より下方に突出しており、そして、接続ピンの上端部
は、たとえばコネクタ本体下部の外周面より突出させ、
同外周面に沿って上方に延在させることができる。その
ため、コネクタ下部の外径は円筒部材の外径とほぼ同じ
寸法に設定してよく、また、回路基板の外径はコネクタ
下部の外径と同等またはそれ以下とすればよい。したが
って、ヘリカルアンテナの細径化を実現できる。
【0014】そして、組立の際には、下部に回路基板が
装着されたコネクタを、その上部が円筒部材の内側とな
るようにして円筒部材の下端部に取り付け、各接続ピン
の上端部と各放射素子の端部とをたとえば半田付けによ
り接続すればよい。放射素子をたとえば誘電体シート上
に金属箔パターンとして形成した場合、誘電体シートを
円筒部材に巻き付けることになるが、その場合でも従来
のように誘電体シートの下端部を円筒部材の中心側に折
り曲げたりする必要がない。また、円筒部材の端面に接
続ピンを挿入する穴を形成する必要もない。したがって
本発明のヘリカルアンテナおよびその製造方法によれ
ば、特別な技術を必要とせず、ヘリカルアンテナを容易
に、間違いなくかつ短時間で組み立てることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明のヘリカルアンテナ
の実施の形態例について図面を参照して説明するが、こ
の説明によって本発明のヘリカルアンテナの製造方法の
実施の形態例についての説明を兼ねることにする。図1
は本発明によるヘリカルアンテナの一例を示す分解斜視
図、図2は図1のヘリカルアンテナの組み立て後の状態
を示す斜視図、図3は図1のヘリカルアンテナを構成す
るフレキシブル基板を示す平面展開図、図4は図1のヘ
リカルアンテナを構成する給電回路の上下を逆方向にし
た状態を示す斜視図、図5は図4の給電回路を下方から
見た平面図である。図中、従来と同一の要素には同一の
符号が付されている。図1、図2に示したヘリカルアン
テナ20は、エレメント100、給電回路210、およ
びエレメント100と給電回路210とを接続するコネ
クタ300により構成されている。エレメント100
は、円筒状の誘電体パイプ110(本発明に係わる円筒
部材)の外周面にフレキシブル基板120(本発明に係
わる誘電体シート)を巻き付け、接着剤または両面テー
プにより誘電体パイプ110の外周面に固定して形成さ
れている。誘電体パイプ110の材料としては、ポリカ
ーボネイト、テフロン(デュポン社の登録商標)として
知られているPTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)、ABSなどが適している。
【0016】図3に示したように、フレキシブル基板1
20は平面に展開するとおおむね平行四辺形の形状とな
る。フレキシブル基板120の表面には、第1の銅箔パ
ターン121A〜124Aと、第2の銅箔パターン12
1B〜124Bとから成るY字型を延長した形状の銅箔
パターン121、122、123、124(本発明に係
わる放射素子)が相互に間隔をおきほぼ平行に形成され
ており、フレキシブル基板120を誘電体パイプ110
に巻きつけたとき銅箔パターン121、122、12
3、124は、図1に示したように、螺旋を形成する。
フレキシブル基板120の材料としてはポリイミドなど
が適している。また、各銅箔パターンにおいて第1、第
2の銅箔パターンの端部が接続されている箇所によって
基部40(特許請求の範囲の放射素子基部に相当)が形
成され、この基部40はY字型の形状を呈している。
【0017】図4、図5に示したように、給電回路21
0は、直径が誘電体パイプ110と同程度の円盤型の誘
電体基板108(本発明に係わる回路基板108)によ
り形成されている。誘電体基板108の縁部には、後述
する接続ピン310の下端部310Aに対応する箇所
に、これら下端部310Aが挿通される4つの貫通孔1
08Aが誘電体基板108の厚さ方向に貫通して設けら
れている。また、誘電体基板108には、図略の送受信
回路と接続される図略の接続ピンが挿通される1つの貫
通孔108Bが誘電体基板108の厚さ方向に貫通して
設けられている。誘電体基板108の下面1081に
は、チップ型の4分配/合成回路108Cが実装されて
いる。4分配/合成回路108Cは、4つのアンテナ側
接続用ポート108C1と、1つの入出力ポート108
C2が設けられている。そして、4つのアンテナ側接続
用ポート108C1と4つの貫通孔108Aの間をそれ
ぞれ接続するマイクロストリップ線路108D1が誘電
体基板108の下面108Bに形成され、1つの入出力
ポート108C2と貫通孔108Bの間を接続するマイ
クロストリップ線路108D2が形成されている。誘電
体基板108の上面、すなわちエレメント100に臨む
側の面にはグラウンド導体が形成されている。
【0018】図6は図1のヘリカルアンテナ20を構成
するコネクタ300を詳しく示す斜視図、図7は同断面
側面図である。また、図8はコネクタ300を構成する
接続ピンを作製方法を説明する平面図、図9は同斜視図
である。コネクタ300は接続ピン310とプラスチッ
ク樹脂から成る、コネクタ本体を成す円環300Aとに
より構成されている。円環300Aの下部300Bは誘
電体パイプ110の外径にほぼ等しい外径に形成され、
円環300Aの上部300Cは誘電体パイプ110の内
側にほぼガタツキなく挿入可能な外径に形成されてい
る。
【0019】接続ピンの下端部310Aは円環300A
の下部300Bの下面から下方に突出し、接続ピンの上
端部310Bは、円環300Aの上部300Cの外周面
との間に隙間を形成して円環300Aの下部300Bか
ら上方に突出している。詳しくは、接続ピンの上端部3
10Bは、円環300Aの下部300Bの外周面より突
出し、同外周面に沿って上方に延在している。したがっ
て接続ピンの中間部は円環300Aの下部300Bに埋
め込まれている。また、接続ピンの下端部310Aは、
円環300Aの下部300Bの下面から下方に突出した
部分が上端部310Bよりも前記円環300Aの径方向
の内側に偏位した箇所に位置するように接続ピンの中間
部で屈曲されている。
【0020】接続ピン310は黄銅などの金属板を図8
に示したように板金技術により打ち抜いて簾状部材31
0Aとして、その上で図9に示したように湾曲、曲折さ
せ整形して型組み込み部材310Bとし、プラスチック
樹脂を円環300Aとすべく成形する際にあらかじめ成
形型の中に配置しておき、プラスチック樹脂とともに一
体成形することができる。成形後は上部、下部の不要箇
所を切断すれば、独立した4本の接続ピン310とな
る。なお、接続ピンの材料としては、上述のように黄銅
などを使用すれば半田付けが容易であり、好都合であ
る。
【0021】円環300Aは、上部300Cを誘電体パ
イプ110の下端部の内側に挿入して、誘電体パイプ1
10の下端部を円環300Aの上部300Cの外周面と
接続ピンの上端部310Bとにより挟んで誘電体パイプ
110に連結され、各接続ピンの上端部310Bは、各
銅箔パターン121〜124の下端部にそれぞれ電気的
に接続されている。また、各接続ピンの下端部310A
は、コネクタ300の下方に配設された給電回路210
に電気的に接続されている。
【0022】すなわち、各接続ピンの下端部310A
は、給電回路210の誘電体基板108に形成されてい
る4つの貫通孔108Aに挿通された状態で各マイクロ
ストリップ線路108D1と半田付けによって電気的に
接続されている。これにより、各接続ピンの下端部31
0Aは、誘電体基板108の4分配/合成回路108C
のアンテナ側接続用ポート108C1に電気的に接続さ
れている。一方、接続ピン310の上端部310Bは銅
箔パターン121、122、123、124の基部40
と接触し、半田付けされている。これにより、銅箔パタ
ーン121、122、123、124と給電回路210
とがコネクタ300の接続ピン310を介して電気的に
接続されている。
【0023】図10は図1のヘリカルアンテナの構成を
示すブロック図である。次に、図10を参照して、上述
のように構成されたヘリカルアンテナ20の電気的動作
について説明する。なお、以下では、このヘリカルアン
テナ20が周回衛星を利用した衛星電話のアンテナとし
て使用した場合について説明する。ヘリカルアンテナ2
0の第1の銅箔パターン121A〜124Aは第1の周
波数で共振するように、第2の銅箔パターン121B〜
124Bは第2の周波数で共振するように、それぞれの
長さが調整されている。そして、上記第1の周波数が送
信帯域として、第2の周波数が受信帯域として使用され
るように構成されている。なお、本例では、第1の周波
数が第2の周波数より低い周波数に設定されており、し
たがって、第1の銅箔パターン121A〜124Aの長
さが第2の銅箔パターン121B〜124Bの長さより
も長くなるように構成されている。4分配/合成回路1
08Cの4つのアンテナ側接続用ポート108C1は、
それぞれ振幅が等しく位相が順次90度ずつ異なる信号
(図中0度、−90度、−180度、−270度として
記載)を入出力するように構成されている。4分配/合
成回路108Cの入出力ポート108C2は、図略の接
続ピンとマイクロストリップ線路108D2を介して図
略の送受信回路に接続されており、この送受信回路から
送信信号を入力するとともに、4分配/合成回路108
Cによって合成された受信信号を送受信回路へ出力する
ように構成されている。そして、各アンテナ側接続用ポ
ート108C1は、前述したコネクタ300によって各
銅箔パターン121〜124の下端部に電気的に接続さ
れている。
【0024】まず、送信時の動作について説明する。第
1の周波数の高周波信号が送受信回路から4分配/合成
回路108Cの入出力ポート108C2に入力される
と、4分配/合成回路108Cは第1の周波数の高周波
信号を各アンテナ側接続用ポート108C1に分配して
出力する。この際、各アンテナ側接続用ポート108C
1にはそれぞれ振幅が等しく位相が順次90度ずつ異な
る信号が出力される。分配された各高周波信号は、コネ
クタ300の各接続ピン310を介して各銅箔パターン
121〜124の第1の銅箔パターン121A〜124
Aで共振し、電磁波に変換され空間に放射される。4本
の第1の銅箔パターン121A〜124Aから放射され
た電磁波は、このヘリカルアンテナ20から十分離れた
空間において合成され所望の放射パターンを得ることが
できる。
【0025】次に、受信時の動作について説明する。衛
星から送信された第2の周波数の高周波信号は、4つの
第2の銅箔パターン121B〜124Bによって受信さ
れ、コネクタ300の各接続ピン310を介して4分配
/合成回路108Cの各アンテナ側接続用ポート108
C1に入力される。この際、各第2の高周波信号は、そ
れぞれ振幅が等しく位相が90度ずつ異なる信号となっ
ている。4分配/合成回路108Cは入力したこれら第
2の高周波信号を合成して入出力ポート108C2から
送受信回路へ出力される。そして、送受信回路は入出力
ポート108C2から入力された高周波信号に基いて受
信動作を行う。
【0026】このように本実施の形態例のヘリカルアン
テナ20は、コネクタ300によって、エレメント10
0と給電回路210とを接続する構成であって、接続ピ
ンの下端部310Aは円環300Aの下部300Bの下
面より下方に突出しており、そして、接続ピンの上端部
310Bは、円環300Aの下部300Bの外周面より
突出し、同外周面に沿って上方に延在している。したが
って、コネクタ300の下部300Bの外径は上述のよ
うに誘電体パイプ110の外径とほぼ同じ寸法に設定す
ることができる。また、接続ピンの下端部310Aのう
ち、円環300Aの下部300Bの下面から下方に突出
した部分が上端部310Bよりも前記円環300Aの径
方向の内側に偏位した箇所に位置するように接続ピンの
中間部で屈曲されているため、誘電体基板108の外径
はエレメント100の外径と同等またはそれ以下とする
ことができる。したがって、本実施の形態例のヘリカル
アンテナ20では、細径化、すなわち小型化を実現でき
る。
【0027】そして、組立の際には、下部300Bに給
電回路210が装着されたコネクタ300を、その上部
300Cが誘電体パイプ110の内側となるようにして
誘電体パイプ110の下端部310Aに取り付け、各接
続ピンの上端部310Bと銅箔パターンの基部40とを
半田付けにより接続すればよい。さらに、フレキシブル
基板120を誘電体パイプ110に巻き付ける際には、
従来のようにフレキシブル基板120の下端部を誘電体
パイプ110の中心側に折り曲げたりする必要がない。
また、誘電体パイプ110の端面に接続ピンを挿入する
穴を形成する必要もない。したがって本実施の形態例の
ヘリカルアンテナ20は容易に、かつ短時間で組み立て
ることができる。
【0028】上述した実施の形態例では、各接続ピンの
上端部310Bと銅箔パターンの基部40とを電気的に
接続するために半田付けを用いたが、以下に説明するよ
うに半田付けを用いない構成とすることもできる。図1
1は、コネクタの変形例の構成を示す縦断面図である。
図11に示されているように、接続ピン310の上端部
310Bのうち、円環300Aの上部300Cの外周面
より突出し、同外周面に沿って上方に延在している部分
が上部300Cの外周面に近接する方向に屈曲された屈
曲部310B1を形成している。この屈曲部310B1
は、コネクタ300の上部300Cが誘電体パイプ11
0の内側となるように誘電体パイプ110の下端部31
0Aに取り付けられたときに、各銅箔パターン121〜
124の基部40に弾力的に接触するように構成されて
いる。上記構成によれば、接続ピン310の屈曲部31
0B1と各銅箔パターン121〜124の基部40とが
弾力的に接触することで、接続ピン310の上端部31
0Bと各銅箔パターン121〜124の基部40との電
気的な接続がとられるため、半田付け作業が不要となる
利点がある。
【0029】また、ヘリカルアンテナを構成するフレキ
シブル基板に形成される銅箔パターンの形状は、図3に
示されるY字型を延長した形状のものに限定されない。
図12、図13は、ヘリカルアンテナを構成するフレキ
シブル基板の変形例を示す平面展開図である。図12の
フレキシブル基板120においては、銅箔パターン12
1〜124は、互いにほぼ平行に延在する第1の銅箔パ
ターン121A〜124Aおよび第2の銅箔パターン1
21Bと、これら第1、第2の銅箔パターンの下端を接
続する鋭角的に屈曲するV字状を呈する接続部121C
〜124C(特許請求の範囲の放射素子基部に相当)と
から構成されている。図13のフレキシブル基板120
においては、銅箔パターン121〜124は、互いにほ
ぼ平行に延在する第1の銅箔パターン121A〜124
Aおよび第2の銅箔パターン121Bと、これら第1、
第2の銅箔パターンの下端を接続する曲線的に屈曲する
U字状を呈する接続部121C〜124C(特許請求の
範囲の放射素子基部に相当)とから構成されている。図
12、図13における接続部121C〜124Cは図3
における基部40に相当するものであり、接続ピン31
0の上端部310Bが電気的に接続される部分を構成し
ている。
【0030】次に本発明の第2の実施の形態例について
説明する。図14は本発明の第2の実施の形態例のヘリ
カルアンテナを示す斜視図、図15は図14のヘリカル
アンテナを構成する誘電体シートを示す平面展開図であ
る。また、図16は図14のヘリカルアンテナを構成す
るコネクタを示す斜視図、図17は同側面図、図18は
同平面図である。図中、図1と同一の要素には同一の符
号が付されており、それらに関する詳しい説明はここで
は省略する。
【0031】第2の実施の形態例のヘリカルアンテナ6
0が、上記実施の形態例と異なるのは、フレキシブル基
板の構成と、接続ピンの構造の点である。具体的には、
ヘリカルアンテナ60におけるフレキシブル基板120
Bでは、図15に示したように、表面に長さの異なる2
種の銅箔パターン121〜128が交互に、間隔をおい
てほぼ平行に合計8本、所定の角度をもって延在してい
る。また、図16ないし図18に示したように、ヘリカ
ルアンテナ60を構成するコネクタ302では、接続ピ
ン312の上端部が2本の上端ピン312Aに分岐し、
それぞれ円環300Aの上部300Cの外周面との間に
隙間を形成して円環300Aの下部300Bの外周面よ
り突出し、同外周面に沿って上方に延在している。一
方、接続ピン312の下端部は上記コネクタ300と同
様にコネクタ302の下部300Bの下面より下方に突
出している。すなわち、接続ピン312は、2本の上端
ピン312Aと1本の下端部によってY字型を呈してい
る。そして、各上端ピン312Aは、図14に示したよ
うに、フレキシブル基板120B上の異なる銅箔パター
ンに半田付けにより電気的に接続されている。なお、各
上端ピン312Aに、前述した実施の形態の図11に示
した屈曲部310B1と同様の屈曲部を設けることで、
これら屈曲部がフレキシブル基板120B上の異なる銅
箔パターンに弾力的に接触することにより電気的に接続
するように構成してもよいことは第1の実施の形態の場
合と同様である。
【0032】このように、本発明は、フレキシブル基板
上に対を成して延在する2本の銅箔パターンがヘリカル
アンテナ20の場合のようにフレキシブル基板上の端部
において接続されていない場合にも、各接続ピンを上述
のようにY字状に形成して、接続ピンの上端ピンを、対
を成す銅箔パターンに接続することで対応でき、上記実
施の形態例の場合と同様の効果を得ることができる。な
お、接続ピン312は上記接続ピンと基本的に同様の方
法によって作製することができる。
【0033】図19(A)乃至(C)は、接続ピンの変
形例を示す斜視図である。図19(A)の接続ピン35
0は、厚さを有する板状部材から設けられ、その厚さ方
向にばね性を有するように構成されている。接続ピン3
50は、上端部350A、中間部350B、下端部35
0Cから構成されている。下端部350Cは、コネクタ
302の下部300Bの下面から下方に突出するように
構成されている。下端部350Cの上部は接続ピン35
0の厚さ方向に屈曲された中間部350Bを形成してい
る。中間部350Bの下端部350Cと反対側の端部に
は下端部350Cの延在方向と直交する方向に延在する
接続部350A1の中間部が接続されている。接続部3
50A1の両端には上端ピン350A2がそれぞれ上方
に向けて延在している。すなわち、上端部350Aは2
つの上端ピン350A2に分岐しており、これら上端ピ
ン350A2と接続部350A1および下端部350C
がY字型を呈している。
【0034】図19(B)の接続ピン360は、太さを
有する軸状部材から設けられ、その曲げ方向に対してば
ね性を有するように構成されている。接続ピン360
は、上端部360A、中間部360B、下端部360C
から構成されている。下端部360Cは、コネクタ30
2の下部300Bの下面から下方に突出するように構成
されている。下端部360Cの上部は下端部360Cの
延在方向と交叉する方向に屈曲された中間部360Bを
形成している。中間部360Bの下端部360Cと反対
側の端部には下端部360Cの延在方向と直交する方向
に延在する接続部360A1の中間部が接続されてい
る。接続部360A1の両端には上端ピン360A2が
それぞれ上方に向けて延在している。すなわち、上端部
350Aは2つの上端ピン360A2に分岐しており、
これら上端ピン360A2と接続部360A1および下
端部360CがY字型を呈している。
【0035】図19(C)の接続ピン370は、厚さを
有する板状部材から設けられ、その厚さ方向にばね性を
有するように構成されている。接続ピン370は、上端
部370A、中間部370B、下端部370Cから構成
されている。下端部370Cは、コネクタ302の下部
300Bの下面から下方に突出するように構成されてい
る。下端部370Cの上部は接続ピン370の厚さ方向
に屈曲された中間部370Bを形成している。中間部3
70Bの下端部370Cと反対側の端部には下端部37
0Cの延在方向と直交する方向に延在する接続部370
A1の中間部が接続されている。接続部370A1の両
端には上端ピン370A2がそれぞれ上方に向けて延在
している。そして、上端部370Aを構成する接続部3
70A1と上端ピン370A2は上方に向かって凹状を
呈する曲線を呈している。すなわち、上端部370Aは
2つの上端ピン370A2に分岐しており、これら上端
ピン370A2と接続部370A1および下端部370
CがY字型を呈している。
【0036】また、上述したY字状の接続ピンを備えた
コネクタは次のような構造とすることも可能である。図
20はY字状の接続ピンを備えたコネクタの他の例を示
す側面図、図21は同平面図である。図20、図21に
示したように、このコネクタ304では、円環304A
の下部304Bの外周面にY字状の各接続ピン80ごと
に、接続ピン80の形状に対応してY字状の溝304D
が形成され、この溝304Dは、円環304Aの下部3
00Bの下面にも連続しており、各接続ピン80の下端
部80Aの基部に至っている。
【0037】そして、各接続ピン80は中間の主要部
は、適切に屈曲させて対応する溝304D内に隙間無く
収容され、接続ピン80の下端部80Aは円環304A
の下部304Bの下面より下方に突出し、一方、上端部
80Bは円環304Aの下部304Bより上方に突出し
ている。コネクタを構成する接続ピンは上記実施の形態
例のように円環304A内に一部を埋め込む以外にも、
このように円環304Aの外面に形成された溝304D
に収容して円環304Aに固定する方式とすることも可
能である。無論、この場合にも上記実施の形態例の場合
と同様の効果を得ることができる。
【0038】図22は本発明のヘリカルアンテナを構成
するコネクタのさらに他の例を示す斜視図、図23は同
断面側面図である。このコネクタ306が上記コネクタ
300と異なるのは、接続ピン314の形態においてで
ある。すなわち、コネクタ306では、各接続ピン31
4は、その上端部を成す上端ピン314Bと、下端部を
成す下端ピン314Aとを含んできる。上端ピン314
Aおよび下端ピン314Bはともに円環306Aと同じ
材料により円環と一体に形成され、上端ピン314Bは
円環306Aの下部306Bの上面に、下端ピン314
Aは円環306Aの下部306Bの下面にそれぞれ立設
されている。
【0039】そして、上端ピン314Bおよび下端ピン
314Aの表面、および円環306Aの下部306B外
面の、上端ピン314Bと下端ピン314Aとを結ぶ帯
状の領域には連続して鍍金314Cが施されている。そ
の結果、上端ピン314Bおよび下端ピン314Aは電
気的な接続ピンとして機能するとともに上端ピン314
Bおよび下端ピン314Aは相互に電気的に接続されて
いる。したがって、このよう接続ピン314を有するコ
ネクタ306によっても、コネクタ300と同様にエレ
メントと給電回路とを固定し、接続することができ、そ
してヘリカルアンテナ20の場合と同様の効果を得るこ
とができる。なお、上記鍍金314Cはたとえば通常の
MID(Molded Interconnect D
evice)技術により形成することができる。
【0040】上述した第1、第2の実施の形態では、誘
電体パイプ110の外周面に相互に間隔をおいて螺旋状
に延在する複数の銅箔パターンを形成する製造方法とし
て、銅箔パターンが形成されたフレキシブル基板120
を誘電体パイプ110の外周に巻き付ける方法(以下第
1の方法という)を説明した。しかしながら、銅箔パタ
ーンが形成されたフレキシブル基板を使用せず、通常の
MID技術により誘電体パイプ110の外周面に相互に
間隔をおいて螺旋状に延在する複数の銅箔パターンを直
接形成する方法(以下第2の方法という)を採用するこ
ともできる。この第2の方法を採用した場合には、上述
した第2の実施の形態で説明した構成をとることによっ
て以下に説明する作用効果を奏することができる。
【0041】上述した第2の実施の形態では、接続ピン
の上端部が2本の上端ピンに分岐し、各上端ピンが第
1、第2の銅箔パターンにそれぞれ接続される構成とし
たため、第1の実施の形態と違って第1、第2の銅箔パ
ターンを基部で接続する必要がない。つまり、第1、第
2の銅箔パターンに基部を設ける必要が無い。したがっ
て、第1、第2の銅箔パターンは、基部で接続される複
雑な形状ではなく、第1、第2の銅箔パターンが互いに
ほぼ平行に延在する単純な形状で済むことになる。
【0042】すなわち、誘電体パイプ110の外周面に
形成される第1、第2の銅箔パターンは誘電体パイプ1
10の軸線を中心とする回転対称の形状を呈している。
エレメント100の製造にあたっては、軸方向に長い誘
電体パイプを製造し、その外周面に第1、第2の銅箔パ
ターンをMID技術によって形成する。そして、軸線方
向に必要な長さ毎に誘電体パイプを切断することでエレ
メント100を容易に製造することができる。これは、
誘電体パイプ110の外周面に形成される第1、第2の
銅箔パターンが回転対称の形状を呈しているためであ
る。このようにエレメント100を単純な工程で製造す
ることができ、製造コストを削減することができる効果
がある。
【0043】次に、本発明の第3の実施の形態例につい
て説明する。図24は本発明の第3の実施の形態例のヘ
リカルアンテナを示す斜視図、図25は図24のヘリカ
ルアンテナを構成するフレキシブル基板を示す平面展開
図、図26はフレキシブル基板の固定部を拡大してい示
す部分断面側面図である。図中、図1などと同一の要素
には同一の符号が付されており、それらに関する説明は
省略する。
【0044】図24に示したヘリカルアンテナ70が上
記ヘリカルアンテナ20と異なるのは、フレキシブル基
板124の固定方法の点である。すなわち、ヘリカルア
ンテナ70のフレキシブル基板124では、図25に示
したように、その四隅にそれぞれ貫通孔125、貫通孔
126が形成され、フレキシブル基板124を円筒部材
に巻き付けた状態で、それぞれ対を成す2つの貫通孔1
25、126は、図26に示したように、ほぼ同一の位
置に配置され、各対を成す2つの貫通孔125、12
6、および誘電体パイプ110の対応箇所に形成された
貫通孔140に固定ピン140Aを挿通することで、フ
レキシブル基板124が誘電体パイプ110に固定され
ている。なお、固定ピン140Aの先端部には固定ピン
140Aの脱落を阻止する返し140Bが形成されてい
る。この実施の形態例では固定ピン140Aを用いるの
でフレキシブル基板124はより確実に誘電体パイプ1
00に固定することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明のヘリカルア
ンテナおよびその製造方法によれば、コネクタによっ
て、放射素子が表面に延在する円筒部材と給電回路の回
路基板とが接続され、接続ピンの下端部はコネクタ本体
下部の下面より下方に突出しており、そして、接続ピン
の上端部は、たとえばコネクタ本体下部の外周面より突
出させ、同外周面に沿って上方に延在させることができ
る。このため、コネクタ下部の外径は円筒部材の外径と
ほぼ同じ寸法に設定してよく、また、回路基板の外径は
コネクタ下部の外径と同等またはそれ以下とすればよ
い。したがって、ヘリカルアンテナの細径化を実現でき
る。
【0046】そして、組立の際には、下部に回路基板が
装着されたコネクタを、その上部が円筒部材の内側とな
るようにして円筒部材の下端部に取り付け、各接続ピン
の上端部と各放射素子の端部とをたとえば半田付けによ
り接続すればよい。放射素子をたとえば誘電体シート上
に金属箔パターンとして形成した場合、誘電体シートを
円筒部材に巻き付けることになるが、その場合でも従来
のように誘電体シートの下端部を円筒部材の中心側に折
り曲げたりする必要がない。また、円筒部材の端面に接
続ピンを挿入する穴を形成する必要もない。したがって
本発明のヘリカルアンテナおよびその製造方法によれ
ば、ヘリカルアンテナを容易に、かつ短時間で組み立て
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヘリカルアンテナの一例を示す分
解斜視図である。
【図2】図1のヘリカルアンテナの組み立て後の状態を
示す斜視図である。
【図3】図1のヘリカルアンテナを構成するフレキシブ
ル基板を示す平面展開図である。
【図4】図1のヘリカルアンテナを構成する給電回路の
上下を逆方向にした状態を示す斜視図である。
【図5】図4の給電回路を下方から見た平面図である。
【図6】図1のヘリカルアンテナを構成するコネクタを
詳しく示す斜視図である。
【図7】図1のヘリカルアンテナを構成するコネクタを
詳しく示す断面側面図である。
【図8】コネクタを構成する接続ピンを作製方法を説明
する平面図である。
【図9】コネクタを構成する接続ピンを作製方法を説明
する斜視図である。
【図10】図1のヘリカルアンテナの構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】コネクタの変形例の構成を示す縦断面図であ
る。
【図12】ヘリカルアンテナを構成するフレキシブル基
板の変形例を示す平面展開図である。
【図13】ヘリカルアンテナを構成するフレキシブル基
板の他の変形例を示す平面展開図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態例のヘリカルアン
テナを示す斜視図である。
【図15】図14のヘリカルアンテナを構成する誘電体
シートを示す平面展開図である。
【図16】図14のヘリカルアンテナを構成するコネク
タを示す斜視図である。
【図17】図14のヘリカルアンテナを構成するコネク
タを示す側面図である。
【図18】図14のヘリカルアンテナを構成するコネク
タを示す平面図である。
【図19】接続ピンの変形例を示す斜視図である。
【図20】Y字状の接続ピンを備えたコネクタの他の例
を示す側面図である。
【図21】Y字状の接続ピンを備えたコネクタの他の例
を示す平面図である。
【図22】本発明のヘリカルアンテナを構成するコネク
タのさらに他の例を示す斜視図である。
【図23】本発明のヘリカルアンテナを構成するコネク
タのさらに他の例を示す断面側面図である。
【図24】本発明の第3の実施の形態例のヘリカルアン
テナを示す斜視図である。
【図25】図24のヘリカルアンテナを構成するフレキ
シブル基板を示す平面展開図である。
【図26】フレキシブル基板の固定部を拡大して示す部
分断面側面図である。
【図27】従来のヘリカルアンテナの一例を示す斜視図
である。
【図28】エレメントおよび給電回路の接続箇所を示す
断面図である。
【図29】従来のヘリカルアンテナの他の例を示す斜視
図である。
【図30】ヘリカルアンテナにおけるエレメントと給電
回路との接続箇所を詳しく示す断面図である。
【符号の説明】
20……ヘリカルアンテナ、40……基部、60……ヘ
リカルアンテナ、80……接続ピン、100……エレメ
ント、100A……エレメント、102……ヘリカルア
ンテナ、106……ヘリカルアンテナ、108……回路
基板(誘電体基板)、110……誘電体パイプ、110
A……誘電体パイプ、120……フレキシブル基板、1
20A……フレキシブル基板、120B……フレキシブ
ル基板、124……フレキシブル基板、125……貫通
孔、126……貫通孔、140……貫通孔、140A…
…固定ピン、140B……返し、200……給電回路、
200A……給電回路、200……給電回路、300…
…コネクタ、300A……円環、300B……下部、3
00C……上部、302……コネクタ、304……コネ
クタ、304D……溝、306……コネクタ、310…
…接続ピン、310A……下端部、310A……簾状部
材、310B……上端部、310B……型組み込み部
材、312……接続ピン、312A……上端ピン、31
4……接続ピン、314B……上端ピン、314A……
下端ピン、314C……鍍金。

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体からなる円筒部材と、 その外周面に相互に間隔をおいて螺旋状に延在する複数
    の放射素子と、 前記円筒部材の下方に配設され前記放射素子に高周波電
    力を供給する給電回路が実装された回路基板とを含むヘ
    リカルアンテナであって、 前記円筒部材の下端部と前記回路基板の間に配設され、
    導電材料から成る複数の接続ピンによって前記各放射素
    子の端部と前記回路基板を電気的に接続する絶縁材料か
    ら成るコネクタを備える、 ことを特徴とするヘリカルアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタはコネクタ本体をさらに有
    し、前記コネクタ本体の下部は前記円筒部材の外径にほ
    ぼ等しい外径に形成され、前記コネクタ本体の上部は前
    記円筒部材の内側にほぼガタツキなく挿入可能な外径に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のヘリカ
    ルアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記接続ピンの下端部は前記コネクタ本
    体の前記下部の下面から下方に突出し、前記接続ピンの
    上端部は、前記コネクタ本体の前記上部の外周面との間
    に隙間を形成して前記コネクタ本体の前記下部から上方
    に突出していることを特徴とする請求項2記載のヘリカ
    ルアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記コネクタ本体は、前記上部が前記円
    筒部材の下端部の内側に挿入されて、前記円筒部材の下
    端部を前記コネクタ本体の前記上部の外周面と前記接続
    ピンの上端部とにより挟んで前記円筒部材に連結される
    ように構成されていることを特徴とする請求項3記載の
    ヘリカルアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記各接続ピンによる前記各放射素子の
    端部と前記回路基板の電気的な接続は、前記各接続ピン
    の上端部が前記各放射素子の端部にそれぞれ電気的に接
    続されるとともに、前記各接続ピンの下端部が前記コネ
    クタの下方に配設された前記回路基板に電気的に接続さ
    れることによって行なわれることを特徴とする請求項4
    記載のヘリカルアンテナ。
  6. 【請求項6】 誘電体からなる円筒部材と、 その外周面に相互に間隔をおいて螺旋状に延在する複数
    の放射素子と、 前記円筒部材の下方に配設され前記放射素子に高周波電
    力を供給する給電回路が実装された回路基板とを含むヘ
    リカルアンテナであって、 前記円筒部材の下端部に絶縁材料から成るコネクタを有
    し、 前記コネクタはコネクタ本体と導電材料から成る複数の
    接続ピンとを含み、 前記コネクタ本体の下部は前記円筒部材の外径にほぼ等
    しい外径に形成され、 前記コネクタ本体の上部は前記円筒部材の内側にほぼガ
    タツキなく挿入可能な外径に形成され、 前記接続ピンの下端部は前記コネクタ本体の前記下部の
    下面から下方に突出し、 前記接続ピンの上端部は、前記コネクタ本体の前記上部
    の外周面との間に隙間を形成して前記コネクタ本体の前
    記下部から上方に突出し、 前記コネクタ本体は、前記上部が前記円筒部材の下端部
    の内側に挿入されて、前記円筒部材の下端部を前記コネ
    クタ本体の前記上部の外周面と前記接続ピンの上端部と
    により挟んで前記円筒部材に連結され、 各接続ピンの上端部は、各放射素子の端部にそれぞれ電
    気的に接続され、 各接続ピンの下端部は、前記コネクタの下方に配設され
    た前記回路基板に電気的に接続されていることを特徴と
    するヘリカルアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記接続ピンの下端部のうち前記コネク
    タ本体の前記下部の下面から下方に突出した部分は、前
    記接続ピンの上端部よりも前記コネクタ本体の径方向の
    内側に偏位した箇所に位置するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項5または6記載のヘリカルアンテ
    ナ。
  8. 【請求項8】 前記回路基板は縁部に複数の貫通孔を有
    し、前記接続ピンの下端部は前記回路基板の前記貫通孔
    に挿通して前記回路基板上の回路に電気的に接続されて
    いることを特徴とする請求項5または6記載のヘリカル
    アンテナ。
  9. 【請求項9】 前記接続ピンの上端部は、前記コネクタ
    本体の前記上部の外周面より突出し、同外周面に沿って
    上方に延在していることを特徴とする請求項5または6
    記載のヘリカルアンテナ。
  10. 【請求項10】 前記接続ピンの上端部のうち前記コネ
    クタ本体の前記上部の外周面より突出し、同外周面に沿
    って上方に延在している部分が、前記各放射素子の端部
    に弾力的に接触するように構成され、前記接続ピンの上
    端部と前記放射素子の端部の電気的な接続は前記接続ピ
    ンの上端部と前記放射素子の端部が接触することで行な
    われることを特徴とする請求項9記載のヘリカルアンテ
    ナ。
  11. 【請求項11】 前記接続ピンの上端部は2本の上端ピ
    ンに分岐し、各上端ピンは前記円筒部材の外周面に延在
    するそれぞれ異なる前記放射素子に電気的に接続されて
    いることを特徴とする請求項5または6記載のヘリカル
    アンテナ。
  12. 【請求項12】 前記接続ピンは2本の上端ピンとこれ
    ら2本の上端ピンの下部に共通に接続された1本の下端
    部とによってほぼY字型に形成されていることを特徴と
    する請求項11記載のヘリカルアンテナ。
  13. 【請求項13】 前記接続ピンは厚さを有する板状部材
    から構成されていることを特徴とする請求項5または6
    記載のヘリカルアンテナ。
  14. 【請求項14】 前記接続ピンは太さを有する棒状部材
    から構成されていることを特徴とする請求項5または6
    記載のヘリカルアンテナ。
  15. 【請求項15】 前記接続ピンは少なくとも一部が、前
    記コネクタ本体の前記下部の外面に形成された溝内に収
    容されていることを特徴とする請求項5または6記載の
    ヘリカルアンテナ。
  16. 【請求項16】 各接続ピンは前記上端部を成す上端ピ
    ンと、前記下端部を成す下端ピンとを含み、前記上端ピ
    ンおよび前記下端ピンは前記コネクタ本体と同一の材料
    により前記コネクタ本体と一体に形成され、前記上端ピ
    ンは前記コネクタ本体の前記下部の上面に、前記下端ピ
    ンは前記コネクタ本体の前記下部の下面にそれぞれ立設
    され、前記上端ピンおよび前記下端ピンの表面、ならび
    に前記コネクタ本体の下部表面における前記上端ピンと
    前記下端ピンとを結ぶ帯状の領域には連続して鍍金が施
    されていることを特徴とする請求項5または6記載のヘ
    リカルアンテナ。
  17. 【請求項17】 前記放射素子はそれぞれ、互いにほぼ
    平行に延在する第1および第2の放射素子ならびに放射
    素子基部により構成され、前記第1および第2の放射素
    子は前記円筒部材の下端部において共に前記放射素子基
    部に接続され、前記放射素子基部はそれぞれ前記接続ピ
    ンに接続されていることを特徴とする請求項5または6
    記載のヘリカルアンテナ。
  18. 【請求項18】 前記放射素子基部は、前記第1、第2
    の放射素子の端部同士を接続するY字型、U字型または
    V字型の形状を呈していることを特徴とする請求項17
    記載のヘリカルアンテナ。
  19. 【請求項19】 前記放射素子はそれぞれ、互いにほぼ
    平行に延在する第1および第2の放射素子により構成さ
    れ、前記第1および第2の放射素子はそれぞれ、同一の
    前記接続ピンの異なる前記上端ピンに接続されているこ
    とを特徴とする請求項11記載のヘリカルアンテナ。
  20. 【請求項20】 前記放射素子は誘電体シートの表面に
    被着された金属箔パターンから成り、前記誘電体シート
    は前記円筒部材の外周面に巻き付けられていることを特
    徴とする請求項5または6記載のヘリカルアンテナ。
  21. 【請求項21】 前記誘電体シートは平面視略平行四辺
    形に形成されて、前記円筒部材の外周面に螺旋状に巻き
    付けられていることを特徴とする請求項20記載のヘリ
    カルアンテナ。
  22. 【請求項22】 前記誘電体シートの四隅にはそれぞれ
    貫通孔が形成され、前記誘電体シートを前記円筒部材に
    巻き付けた状態で、上端および下端の2つの前記貫通孔
    どうしはそれぞれほぼ同一の位置に配置され、ほぼ同一
    位置の2つの前記貫通孔、および前記円筒部材の対応箇
    所に形成された貫通孔に固定ピンを挿通することで、前
    記誘電体シートが前記円筒部材に固定されていることを
    特徴とする請求項21記載のヘリカルアンテナ。
  23. 【請求項23】 前記固定ピンの先端には前記固定ピン
    の脱落を阻止する返しが形成されていることを特徴とす
    る請求項22記載のヘリカルアンテナ。
  24. 【請求項24】 前記放射素子は前記円筒部材の外周面
    にMID技術によって形成された金属箔パターンから構
    成されていることを特徴とする請求項5または6記載の
    ヘリカルアンテナ。
  25. 【請求項25】 前記複数の放射素子は4本以上の放射
    素子であることを特徴とする請求項5または6記載のヘ
    リカルアンテナ。
  26. 【請求項26】 誘電体からなる円筒部材と、 その外周面に相互に間隔をおいて螺旋状に延在する複数
    の放射素子と、 前記円筒部材の下方に配設され前記放射素子に高周波電
    力を供給する給電回路が実装された回路基板とを含むヘ
    リカルアンテナの製造方法であって、 前記円筒部材の下端部と前記回路基板の間に、導電材料
    から成る複数の接続ピンによって前記各放射素子の端部
    と前記回路基板を電気的に接続する絶縁材料から成るコ
    ネクタを設ける、 ことを特徴とするヘリカルアンテナの製造方法。
  27. 【請求項27】 前記コネクタはコネクタ本体をさらに
    有し、前記コネクタ本体の下部を前記円筒部材の外径に
    ほぼ等しい外径に形成し、前記コネクタ本体の上部を前
    記円筒部材の内側にほぼガタツキなく挿入可能な外径に
    形成したことを特徴とする請求項26記載のヘリカルア
    ンテナの製造方法。
  28. 【請求項28】 前記接続ピンの下端部を前記コネクタ
    本体の前記下部の下面から下方に突出させ、前記接続ピ
    ンの上端部を、前記コネクタ本体の前記上部の外周面と
    の間に隙間を形成して前記コネクタ本体の前記下部から
    上方に突出させたことを特徴とする請求項27記載のヘ
    リカルアンテナの製造方法。
  29. 【請求項29】 前記コネクタ本体の前記上部を前記円
    筒部材の下端部の内側に挿入させ、前記円筒部材の下端
    部を前記コネクタ本体の前記上部の外周面と前記接続ピ
    ンの上端部とにより挟んで前記円筒部材に連結させたこ
    とを特徴とする請求項28記載のヘリカルアンテナの製
    造方法。
  30. 【請求項30】 前記各接続ピンによる前記各放射素子
    の端部と前記回路基板の電気的な接続は、前記各接続ピ
    ンの上端部を各放射素子の端部にそれぞれ電気的に接続
    させ、各接続ピンの下端部を前記コネクタの下方に配設
    された前記回路基板に電気的に接続させることによって
    行わせることを特徴とする請求項29記載のヘリカルア
    ンテナの製造方法。
  31. 【請求項31】 誘電体からなる円筒部材と、 その外周面に相互に間隔をおいて螺旋状に延在する複数
    の放射素子と、 前記円筒部材の下方に配設され前記放射素子に高周波電
    力を供給する給電回路が実装された回路基板とを含むヘ
    リカルアンテナの製造方法であって、 前記円筒部材の下端部に絶縁材料から成るコネクタを設
    け、 前記コネクタはコネクタ本体と導電材料から成る複数の
    接続ピンとを含み、 前記コネクタ本体の下部を前記円筒部材の外径にほぼ等
    しい外径に形成し、 前記コネクタ本体の上部を前記円筒部材の内側にほぼガ
    タツキなく挿入可能な外径に形成し、 前記接続ピンの下端部を前記コネクタ本体の前記下部の
    下面から下方に突出させ、 前記接続ピンの上端部を、前記コネクタ本体の前記上部
    の外周面との間に隙間を形成して前記コネクタ本体の前
    記下部から上方に突出させ、 前記コネクタ本体を、前記上部が前記円筒部材の下端部
    の内側に挿入させ、前記円筒部材の下端部を前記コネク
    タ本体の前記上部の外周面と前記接続ピンの上端部とに
    より挟んで前記円筒部材に連結させ、 各接続ピンの上端部を各放射素子の端部にそれぞれ電気
    的に接続させ、 各接続ピンの下端部を、前記コネクタの下方に配設され
    た前記回路基板に電気的に接続させる、 ことを特徴とするヘリカルアンテナの製造方法。
  32. 【請求項32】 前記接続ピンの下端部のうち前記コネ
    クタ本体の前記下部の下面から下方に突出した部分は、
    前記接続ピンの上端部よりも前記コネクタ本体の径方向
    の内側に偏位した箇所に位置するように設けることを特
    徴とする請求項30または31記載のヘリカルアンテナ
    の製造方法。
  33. 【請求項33】 前記回路基板の縁部に複数の貫通孔を
    設け、前記接続ピンの下端部は前記回路基板の前記貫通
    孔に挿通して前記回路基板上の回路に電気的に接続させ
    ることを特徴とする請求項30または31記載のヘリカ
    ルアンテナの製造方法。
  34. 【請求項34】 前記接続ピンの上端部を前記コネクタ
    本体の前記上部の外周面より突出させ、同外周面に沿っ
    て上方に延在させることを特徴とする請求項30または
    31記載のヘリカルアンテナの製造方法。
  35. 【請求項35】 前記接続ピンの上端部のうち前記コネ
    クタ本体の前記上部の外周面より突出させ、同外周面に
    沿って上方に延在させた部分が、前記各放射素子の端部
    に弾力的に接触するように構成し、前記接続ピンの上端
    部と前記放射素子の端部の電気的な接続は前記接続ピン
    の上端部と前記放射素子の端部が接触することで行なわ
    れるように構成することを特徴とする請求項34記載の
    ヘリカルアンテナの製造方法。
  36. 【請求項36】 前記接続ピンの上端部を2本の上端ピ
    ンに分岐させ、各上端ピンは前記円筒部材の外周面に延
    在するそれぞれ異なる前記放射素子に電気的に接続させ
    ることを特徴とする請求項30または31記載のヘリカ
    ルアンテナの製造方法。
  37. 【請求項37】 前記接続ピンは2本の上端ピンとこれ
    ら2本の上端ピンの下部に共通に接続された1本の下端
    部とによってほぼY字型に形成することを特徴とする請
    求項36記載のヘリカルアンテナの製造方法。
  38. 【請求項38】 各接続ピンは前記上端部を成す上端ピ
    ンと、前記下端部を成す下端ピンとを含み、前記上端ピ
    ンおよび前記下端ピンは前記コネクタ本体と同一の材料
    により前記コネクタ本体と一体に形成し、前記上端ピン
    は前記コネクタ本体の前記下部の上面に、前記下端ピン
    は前記コネクタ本体の前記下部の下面にそれぞれ立設さ
    せ、前記上端ピンおよび前記下端ピンの表面、ならびに
    前記コネクタ本体の下部表面における前記上端ピンと前
    記下端ピンとを結ぶ帯状の領域には連続して鍍金を施す
    ことを特徴とする請求項30または31記載のヘリカル
    アンテナの製造方法。
  39. 【請求項39】 前記放射素子をそれぞれ、互いにほぼ
    平行に延在する第1および第2の放射素子ならびに放射
    素子基部により構成し、前記第1および第2の放射素子
    を前記円筒部材の下端部において共に前記放射素子基部
    に接続させ、前記放射素子基部をそれぞれ前記接続ピン
    に接続させることを特徴とする請求項30または31記
    載のヘリカルアンテナの製造方法。
  40. 【請求項40】 前記放射素子をそれぞれ、互いにほぼ
    平行に延在する第1および第2の放射素子により構成
    し、前記第1および第2の放射素子をそれぞれ、同一の
    前記接続ピンの異なる前記上端ピンに接続されているこ
    とを特徴とする請求項36記載のヘリカルアンテナの製
    造方法。
  41. 【請求項41】 誘電体シートの表面に金属箔パターン
    を被着させることによって前記放射素子を構成し、前記
    誘電体シートを前記円筒部材の外周面に巻き付けること
    を特徴とする請求項30または31記載のヘリカルアン
    テナの製造方法。
  42. 【請求項42】 前記誘電体シートを平面視略平行四辺
    形に形成し、前記円筒部材の外周面に螺旋状に巻き付け
    ることを特徴とする請求項41記載のヘリカルアンテナ
    の製造方法。
  43. 【請求項43】 前記誘電体シートの四隅にそれぞれ貫
    通孔を形成し、前記誘電体シートを前記円筒部材に巻き
    付けた状態で、上端および下端の2つの前記貫通孔どう
    しをそれぞれほぼ同一の位置に配置し、ほぼ同一位置の
    2つの前記貫通孔、および前記円筒部材の対応箇所に形
    成された貫通孔に固定ピンを挿通することで、前記誘電
    体シートを前記円筒部材に固定することを特徴とする請
    求項42記載のヘリカルアンテナの製造方法。
  44. 【請求項44】 前記固定ピンの先端には前記固定ピン
    の脱落を阻止する返しを形成することを特徴とする請求
    項43記載のヘリカルアンテナの製造方法。
  45. 【請求項45】 前記放射素子は前記円筒部材の外周面
    にMID技術によって形成された金属箔パターンから構
    成することを特徴とする請求項30または31記載のヘ
    リカルアンテナの製造方法。
  46. 【請求項46】 前記複数の放射素子は4本以上の放射
    素子であることを特徴とする請求項30または31記載
    のヘリカルアンテナの製造方法。
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