JP2022543337A - 管状構造の周りに巻かれた可撓性基板に配置されたヘリカル・アンテナを有するアンテナ・アセンブリ - Google Patents

管状構造の周りに巻かれた可撓性基板に配置されたヘリカル・アンテナを有するアンテナ・アセンブリ Download PDF

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Abstract

Figure 2022543337000001
アンテナ・アセンブリは、回路板に配置された管状構造と、管状構造の周りに巻かれた可撓性基板に配置された複数の導電性トレースを含むヘリカル・アンテナと、回路板の第2の側に結合された位相シフタ回路とを含み、位相シフタ回路は、ヘリカル・アンテナの仰角が約-25度から約-40度まで又は約25度から約40度までのときにヘリカル・アンテナと関連する放射パターンの軸比が4デシベルより小さくなるように、RF信号をヘリカル・アンテナへ提供するように構成される。
【選択図】図1

Description

[0001] 本願は、出願日が2019年6月13日であり名称が「Antenna Assembly Having a Helical Antenna Disposed on a Flexible Substrate Wrapped Around a Tube Structure(管状構造に巻かれた可撓性基板に配置されたヘリカル・アンテナを有するアンテナ・アセンブリ)」である米国仮出願第62/861046号の優先権の利益を主張するものであり、この参照によりこの米国仮出願をここに組み込む。また、本願は、出願日が2019年7月9日であり名称が「Antenna Assembly Having a Helical Antenna Disposed on a Flexible Substrate Wrapped Around a Tube Structure(管状構造に巻かれた可撓性基板に配置されたヘリカル・アンテナを有するアンテナ・アセンブリ)」である米国仮出願第62/871886号の優先権の利益を主張するものであり、この参照によりこの米国仮出願をここに組み込む。
[0002] 本開示は、一般に、アンテナ・アセンブリに関する。
[0003] ヘリカル・アンテナは、2つのデバイスの間での通信を促進するために用いることができる。例えば、ヘリカル・アンテナは、衛星との通信を促進するために用いることができる。ヘリカル・アンテナは、電気信号を、オーバー・ジ・エアーで別のデバイスへ送ることができる無線周波数(RF)波に変換することができる。また、ヘリカル・アンテナは、RF信号を電気信号に変換することができる。幾つかの例では、パッチ・アンテナは、広範囲の周波数にわたって動作するように設計する必要があり、これは、ヘリカル・アンテナと関連する放射パターンの軸比に影響を及ぼし得る。
[0004] 本開示の実施形態の態様および利点の一部を下記の記述で明らかにするが、それらは、その記述から学ぶこと、または実施形態の実施を通じて学ぶことができる。
[0005] 1つの態様では、アンテナ・アセンブリが提供される。このアンテナ・アセンブリは、回路板に配置された管状構造を含む。アンテナ・アセンブリは、更に、管状構造の周りに巻かれた可撓性基板に配置された複数の導電性トレースを含むヘリカル・アンテナを含む。
[0006] 別の態様では、アンテナ・アセンブリが提供される。このアンテナ・アセンブリは、回路板の第1の側に結合される管状構造を含む。アンテナ・アセンブリは、更に、その管状構造の周りに巻かれた可撓性基板に配置されたヘリカル・アンテナを含む。更に、アンテナ・アセンブリは、回路板の第2の側に結合される位相シフタ回路を含む。位相シフタ回路は、RF信号をヘリカル・アンテナへ提供するように構成されるが、ヘリカル・アンテナの仰角が約-25度から約-40度まで又は約25度から約40度までのときに、ヘリカル・アンテナと関連する放射パターンの軸比が4デシベルより小さくなるようにされる。
[0007] 更に別の態様では、可撓性基板に配置されたヘリカル・アンテナを有するアンテナ・アセンブリを製造する方法が提供される。この方法は、ヘリカル・アンテナの複数のアライメント点の第1アライメント点と、アンテナ・アセンブリの回路板の第1アライメント点との位置調整を行うこと含む。更に、ヘリカル・アンテナの第1アライメント点と回路板の第1アライメント点との位置調整の後に、方法は、回路板に配置された管状構造の周りに可撓性基板を巻きつけることを含む。
[0008] 様々な実施形態のこれら及び他の特徴、態様、および利点は、下記の記述および添付の請求の範囲を参照することにより、より良く理解できるであろう。この明細書に組み込まれてこの明細書の一部となる添付の図面は、本開示の実施形態を例示するものであり、記述と共に、関連する原理を説明するために役立つ。
[0009] 通常の当業者に向けた実施形態の詳細な検討は明細書で明らかにされており、明細書では添付の図面を参照する。
図1は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリの斜視図を示す。 図2は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリの上面図を示す。 図3は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリの側面図を示す。 図4は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリの回路板に配置された位相シフタ回路を示す。 図5は、本開示の例としての実施形態に従った可撓性基板に配置されたアンテナ・アセンブリのヘリカル・アンテナを示す。 図6は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリを製造する方法のフロー図を示す。 図7は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリのヘリカル・アンテナのピーク・ゲインのグラフ表現を示す。 図8は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリのヘリカル・アンテナの放射パターンと関連する軸比のグラフ表現を示す。 図9は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリのヘリカル・アンテナのトータル・ゲインのグラフ表現を示す。 図10は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリのヘリカル・アンテナと関連する電圧定在波比(VSWR)のグラフ表現を示す。
[0020] ここで実施形態を詳細に参照するが、実施形態の1以上の例が図面に示されている。各例は、実施形態の説明のために提供されており、本開示を限定するためのものではない。実際、当業者には明らかであるが、本開示の範囲や精神から外れることなく、実施形態の様々な変更および変形が可能である。例えば、1つの実施形態の一部として例示または説明された特徴を別の実施形態で用いて、更に別の実施形態を生み出すことができる。すなわち、本開示の特徴がそのような変更および変形を包含することが、意図されている。
[0021] 本開示の例としての特徴は、アンテナ・アセンブリに向けたものである。アンテナ・アセンブリは、第1の側と第2の側とを有する回路板を含むことができる。アンテナ・アセンブリは、更に、回路板の第2の側に配置された管状構造を含むことができる。幾つかの実装態様では、管状構造はポリカーボネート材料から形成することができる。管状構造は、任意の適切な寸法および形状を有することができる。例えば、管状構造は、幾つかの実装態様では、円筒とすることができる。
[0022] アンテナ・アセンブリは、ヘリカル・アンテナを更に含むことができる。ヘリカル・アンテナは、円偏波ヘリカル・アンテナとすることができる。例えば、ヘリカル・アンテナは、左旋円偏波(LHCP)アンテナまたは右旋円偏波(RHCP)アンテナとすることができる。幾つかの実装態様では、ヘリカル・アンテナは、衛星通信と関連する周波数の範囲(例えば、Sバンド、Lバンド、GPS、イリジウム(登録商標)など)にわたって、RF信号を送信および受信するように構成することができる。例えば、周波数の範囲は、約1980メガヘルツ(MHz)から約2200MHzまでとすることができる。別の例として、周波数の範囲は、1000MHzから約1800MHzまでとすることができる。
[0023] 幾つかの実装態様では、ヘリカル・アンテナは、複数の導電性トレースを含むことができる。複数の導電性トレースのそれぞれは、第1部分と第2部分とを含むことができる。第2部分は、角度が第1部分と第2部分との間で定められるように、第1部分から延びるようにすることができる。幾つかの実装態様では、角度は、約25度と約40度との間とすることができる。任意の適切な種類の導電性材料から複数の導電性トレースが形成され得ることを、理解すべきである。例えば、幾つかの実装態様では、複数の導電性トレースは銅から形成することができる。
[0024] 幾つかの実装態様では、複数の導電性トレースは、これら複数の導電性トレースが互いに等間隔で離れているように、可撓性基板に配置することができる。代替的には、または更には、可撓性基板は、可撓性基板を管状構造の周りに巻くことを容易にするために、非矩形の形状を有することができる。可撓性基板を任意の適切な種類の可撓性材料とすることができることを、理解すべきである。例えば、幾つかの実装態様では、可撓性基板をポリイミド・フィルム(例えば、カプトン(登録商標)材料)とすることができる。
[0025] 幾つかの実装態様では、ヘリカル・アンテナは、複数のアライメント点または機構を含むことができ、これらは、可撓性基板に配置されて互いに等間隔で離れている。複数のアライメント点は、可撓性基板を管状構造の周りへ巻き付ける前に、回路板に対してのヘリカル・アンテナのアライメントを容易にすることができる。例えば、可撓性基板に配置された複数のアライメント点の第1アライメント点は、回路板の第2の側に配置され且つ管状構造の周りで周方向に間隔を取られた複数のアライメント点の対応するアライメント点との位置調整がなされるように、ヘリカル・アンテナを回路板に対して配置することができる。このようにして、ヘリカル・アンテナと回路板とのアライメント点のそれぞれは、可撓性基板を管状構造の周りへ巻き付ける前に、回路板に対してのヘリカル・アンテナのアライメントを容易にすることができる。
[0026] 可撓性基板に配置された複数のアライメント点の第1アライメント点と、回路板の第2の側に配置され且つ管状構造の周りで周方向に間隔を取られた複数のアライメント点の第1アライメント点との位置調整がなされると、ヘリカル・アンテナの複数の導電性トレースのそれぞれが、回路板に配置された位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースにおける対応する導電性トレースと位置調整されるような形で、可撓性基板を管状構造の周りに巻き付けることができる。幾つかの実装態様では、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの第1導電性トレースは、ヘリカル・アンテナの残りの導電性トレースを位相シフタ回路と関連する対応する導電性トレースとの位置の調整をするように、可撓性基板を管状構造の周りに巻き付ける前に、位相シフタ回路の第1導電性トレースへ固定または接続されることができる。例えば、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの第1導電性トレースを、位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースの第1導電性トレースへろう付けすることができる。
[0027] 幾つかの実装態様では、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの第1導電性トレースが位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースの第1導電性トレースへ固定された後に、可撓性基板を管状構造へ巻き付けることができる。可撓性基板が管状構造へ巻き付けられると、可撓性基板の複数のアライメント点の残りのアライメント点は、回路板に配置された複数のアライメント点の対応するアライメント点との位置調整がなされることになる。更に、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの残りの導電性トレースは、位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースの対応する導電性トレースとの位置調整がなされることになる。このようにして、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの残りの導電性トレースのそれぞれを、位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースの対応する導電性トレースに固定または接続することができる。例えば、可撓性基板に配置された残りの導電性トレースのそれぞれを、位相シフタ回路と関連する対応する導電性トレースにろう付けすることができる。
[0028] 可撓性基板に配置された複数の導電性トレースのそれぞれが、位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースの対応する導電性トレースに固定または接続されると、位相シフタ回路は、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースのそれぞれへ、RF信号を提供することができる。
[0029] 幾つかの実装態様では、位相シフタ回路は、第1RF信号を可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの第1導電性トレースへ提供するように、構成することができる。位相シフタ回路は、更に、第2RF信号を可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの第2導電性トレースへ提供するように、構成することができる。幾つかの実装態様では、第2RF信号は、第1RF信号に対して位相が約90度ずれるようにすることができる。位相シフタ回路は、更に、第3RF信号を複数の導電性トレースの第3導電性トレースへ提供するように、構成することができる。幾つかの実装態様では、第3RF信号は、第1RF信号に対して位相が約180度ずれている。位相シフタ回路は、第4RF信号を可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの第4導電性トレースへ提供するように、構成することができる。幾つかの実装態様では、第4RF信号は、第1RF信号に対して位相が約270度ずれるようにすることができる。
[0030] 幾つかの実装態様では、アンテナ・アセンブリは、回路板へ結合可能なスペーサを含むことができる。スペーサは、複数の突起部を含むことができる。スペーサが回路板へ結合されると、複数の突起部のそれぞれは、回路板に定められた複数の開口部の対応する開口部を通って延びる。このようにして、回路板の1以上の電気的な構成要素(例えば、位相シフタ回路)により生成された熱を、スペーサを介して放散することができる。更に、スペーサを回路板と結合するときに、スペーサを回路板と接地面(示さず)との間に配置することができる。このように、スペーサが回路板と結合されるときに、管状構造の周り巻かれた可撓性基板に配置されたヘリカル・アンテナを、接地面から間隔がおかれるようにすることができる。
[0031] スペーサをアンテナ・エレメントと接地面との間に配置せずにアンテナ・エレメントを接地面に配置した場合、放射パターンと関連するパラメータ(例えば、軸比、低仰角ゲインなど)は、少なくとも部分的に、接地面からの影響を受け得る。特に、接地面は、放射パターンをより指向性のあるものにするように影響し得る。従って、アンテナ・アセンブリのスペーサは、ヘリカル・アンテナが接地面から間隔をおかれることを可能にして、そのヘリカル・アンテナがスタンドアロン・ユニットである場合にはそのヘリカル・アンテナの放射パターンに、ヘリカル・アンテナの放射パターンが似たものとなるようにする。
[0032] 衛星通信と関連する仰角の範囲にわたっての従来のパッチ・アンテナの軸比は、5デシベルと6デシベルとの間であり得る。特に、仰角の範囲は、水平から約25度から水平から約35度までにわたり得る。衛星通信と関連する仰角の範囲にわたっての5デシベルと6デシベルとの間の軸比は、パッチ・アンテナの円偏波を劣化させ得ることを、理解すべきである。
[0033] 本開示のアンテナ・アセンブリは、多くの技術的利点を提供することができる。例えば、本開示に従ったヘリカル・アンテナの軸比は、衛星通信と関連する仰角の範囲にわたって約3デシベルであり得る。このように、本開示に従ったヘリカル・アンテナの軸比は、衛星通信と関連する仰角の範囲にわたっての従来のパッチ・アンテナの軸比と比較して、衛星通信と関連する仰角の範囲にわたって約2デシベルの改善を示し得る。従って、衛星通信と関連する仰角の範囲にわたっての従来のパッチ・アンテナの円偏波と比較すると、ヘリカル・アンテナの円偏波は改善されることができる。
[0034] ここで用いられているように、使用されている用語「軸比」は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリのヘリカル・アンテナにより提供される放射パターンの短径と長径との間の比を指す。ここで用いられているように、数値と関連して使用されている用語「約」や「ほぼ」は、述べた数値の10パーセント(%)内を指すことを意図している。
[0035] これより図面を参照すると、図1から図5は、本開示の例としての実施形態に従ったアンテナ・アセンブリ100を示す。示されているように、アンテナ・アセンブリ100は回路板110を含むことができる。幾つかの実装態様では、アンテナ・アセンブリ100は、回路板110に配置された位相シフタ回路120を含むことができる。より具体的には、位相シフタ回路120は、回路板110の第1側112に配置することができる。幾つかの実装態様では、位相シフタ回路120は、導体130を介して、無線周波数(RF)源(示さず)へ結合することができる。このようにして、RF源により生成されたRF信号を、導体130を介して位相シフタ回路120へ提供することができる。示されているように、位相シフタ回路120は複数の導電性トレース122を含むことができる。幾つかの実装態様では、複数の導電性トレース122は、互いに対して回転させることができる。例えば、幾つかの実装態様では、複数の導電性トレース122は、互いに対して約90度回転させることができる。
[0036] 幾つかの実装態様では、アンテナ・アセンブリ100は、回路板110に配置された管状構造140を含むことができる。より具体的には、管状構造140は、回路板110の第1側112の反対側にある第2側114に配置することができる。幾つかの実装態様では、管状構造140は、任意の適切な寸法の円筒とすることができる。例えば、管状構造140は約1ミリメートルの厚さ142を有することができる。代替的には又は更には、管状構造140の高さ114は、約50ミリメートルから約80ミリメートルまでの範囲とすることができる。更に、管状構造140の直径146は、約30ミリメートルから約50ミリメートルまでの範囲とすることができる。幾つかの実装態様では、直径146は、管状構造140の内径に対応し得る。代替的には、直径146は、管状構造140の外径に対応し得る。
[0037] 管状構造140が任意の適切な形状を有することができることを、理解すべきである。また、管状構造140を適切な種類の材料から形成できることを、理解すべきである。例えば、幾つかの実装態様では、管状構造140はポリカーボネート材料から形成することができる。
[0038] 幾つかの実装態様では、アンテナ・アセンブリ100はヘリカル・アンテナ150を含むことができる。ヘリカル・アンテナ150は円偏波ヘリカル・アンテナ150とすることができる。例えば、ヘリカル・アンテナ150は、左旋円偏波(LHCP)アンテナまたは右旋円偏波(RHCP)アンテナとすることができる。幾つかの実装態様では、ヘリカル・アンテナ150は、衛星通信と関連する周波数の範囲(例えば、Sバンド、Lバンド、GPS、イリジウム(登録商標)など)にわたって、RF信号を送信および受信するように構成することができる。例えば、周波数の範囲は、約1980メガヘルツ(MHz)から約2200MHzまでとすることができる。別の例として、周波数の範囲は、1000MHzから約1800MHzまでとすることができる。
[0039] 示されているように、ヘリカル・アンテナ150は、横方向Lと縦方向Vとを含む座標系を定めることができる。幾つかの実装態様では、ヘリカル・アンテナ150は複数の導電性トレース152を含むことができる。示されているように、複数の導電性トレース152のそれぞれは、第1部分154と第2部分156とを含むことができる。第2部分156は、角度158が第1部分154と第2部分156との間で定められるように、第1部分154から延びるようにすることができる。角度158は、回路板110と複数の導電性トレース152のそれぞれとの間で定められる角度に対応し得ることを、理解すべきである。幾つかの実装態様では、角度158は、約25度と約40度との間とすることができる。任意の適切な種類の導電性材料から複数の導電性トレース152が形成され得ることを、理解すべきである。例えば、幾つかの実装態様では、複数の導電性トレース152は銅から形成することができる。
[0040] 幾つかの実装態様では、複数の導電性トレース152は、これら複数の導電性トレース152が互いに等間隔で離れているように、可撓性基板160に配置することができる。より具体的には、複数の導電性トレース152は、横方向Lに沿って互いに等間隔で離れるようにすることができる。更に、幾つかの実装態様では、可撓性基板160は、可撓性基板160を管状構造140の周りに巻き付けることを容易にするために、非矩形の形状を有することができる。示されているように、可撓性基板160は、可撓性基板160の頂部162と可撓性基板160の底部164との間で、縦方向Vに沿って延びることができる。可撓性基板160は、可撓性基板160の第1側166と可撓性基板160の第2側166との間で、横方向Lに沿って更に延びることができる。可撓性基板160を任意の適切な種類の可撓性材料とすることができることを、理解すべきである。例えば、幾つかの実装態様では、可撓性基板160をポリイミド・フィルム(例えば、カプトン(登録商標)材料)とすることができる。
[0041] 幾つかの実装態様では、ヘリカル・アンテナ150は、複数のアライメント点170を含むことができ、これらは、可撓性基板160に配置されて、横方向Lに沿って互いに等間隔で離れている。複数のアライメント点170は、回路板110に対してのヘリカル・アンテナ150のアライメントを容易にするために用いることができる。例えば、可撓性基板160に配置された複数のアライメント点170の第1アライメント点は、回路板110の第2側114に配置され且つ管状構造140の周囲の周りで互いに周方向に間隔を取られた複数のアライメント点116の対応するアライメント点との位置調整がなされるように、ヘリカル・アンテナ150を回路板110に対して配置することができる。このようにして、可撓性基板160に配置された複数のアライメント点170と回路板110に配置された複数のアライメント点116とは、可撓性基板160を管状構造140の周りへ巻き付ける前に、回路板110に対してのヘリカル・アンテナ150のアライメントを容易にすることができる。
[0042] 可撓性基板160に配置された複数のアライメント点170の第1アライメント点が、回路板110に配置された複数のアライメント点116の第1アライメント点とアライメントをとられると、可撓性基板160に配置された複数の導電性トレース152のそれぞれが、位相シフタ回路120と関連する複数の導電性トレース122における対応する導電性トレースとアライメントがとられるような形で、可撓性基板160を管状構造140の周りに巻き付けることができる。幾つかの実装態様では、可撓性基板160に配置された複数の導電性トレース152の第1導電性トレースは、ヘリカル・アンテナ150の残りの導電性トレース152を位相シフタ回路120と関連する複数の導電性トレース122における対応する導電性とアライメントがとられるように、可撓性基板160を管状構造140の周りに巻き付ける前に、位相シフタ回路120と関連する複数の導電性トレース122の第1導電性トレースへ固定または接続されることができる。例えば、可撓性基板160に配置された複数の導電性トレース152の第1導電性トレースを、位相シフタ回路120と関連する複数の導電性トレース122の第1導電性トレースへろう付けすることができる。
[0043] 幾つかの実装態様では、可撓性基板に配置された複数の導電性トレース152の第1導電性トレースが位相シフタ回路120と関連する複数の導電性トレース122の第1導電性トレースへ固定された後に、可撓性基板160が管状構造140の周りを包囲するように、可撓性基板160を管状構造140の周りに巻くことができる。可撓性基板160が管状構造140へ巻き付けられると、可撓性基板160に配置された複数のアライメント点170の残りのアライメント点が、回路板110に配置され且つ管状構造140の周りで周方向に間隔を取られた複数のアライメント点116の対応するアライメント点とアライメントがとられることになることを、理解すべきである。更に、可撓性基板160に配置された複数の導電性トレース152の残りのトレースは、位相シフタ回路120と関連する複数の導電性トレースの対応する導電性トレースとアライメントがとられることになる。このようにして、可撓性基板に配置された複数の導電性トレース152の残りの導電性トレースのそれぞれを、位相シフタ回路120と関連する複数の導電性トレース122の対応する導電性トレースに固定または接続することができる。
[0044] 可撓性基板160に配置された複数の導電性トレース152のそれぞれが、位相シフタ回路120と関連する複数の導電性トレース122の対応する導電性トレースに固定されると、位相シフタ回路120は、可撓性基板160に配置された複数の導電性トレース152のそれぞれへ、RF信号を提供することができる。
[0045] 例えば、位相シフタ回路120は、第1RF信号を可撓性基板160に配置された複数の導電性トレース152の第1導電性トレースへ提供するように、構成することができる。位相シフタ回路120は、第2RF信号を可撓性基板160に配置された複数の導電性トレース152の第2導電性トレースへ提供するように、構成することができる。幾つかの実装態様では、第2RF信号は、第1RF信号に対して位相が約90度ずれるようにすることができる。位相シフタ回路120は、第3RF信号を複数の導電性トレース152の第3導電性トレースへ提供するように、構成することができる。幾つかの実装態様では、第3RF信号は、第1RF信号に対して位相が約180度ずれている。位相シフタ回路120は、第4RF信号を可撓性基板160に配置された複数の導電性トレース152の第4導電性トレースへ提供するように、構成することができる。幾つかの実装態様では、第4RF信号は、第1RF信号に対して位相が約270度ずれるようにすることができる。
[0046] 幾つかの実装態様では、アンテナ・アセンブリ100は、回路板110へ結合可能なスペーサ180を含むことができる。幾つかの実装態様では、スペーサ180は複数の突起部182を含むことができる。スペーサが回路板110へ結合されると、複数の突起部182のそれぞれは、回路板110に定められた複数の開口部(示さず)の対応する開口部を通って延びる。このようにして、回路板110の1以上の電気的な構成要素(例えば、位相シフタ回路120)により生成された熱を、スペーサ180を介して放散することができる。
[0047] スペーサ180を回路板110と結合するときに、スペーサ180を回路板110と接地面(示さず)との間に配置することができる。このようにして、管状構造140の周り巻かれた可撓性基板160に配置されたヘリカル・アンテナ150は、接地面から間隔をおかれる。幾つかの実装態様では、スペーサ180の高さ184は約5ミリメートルから約25ミリメートルまでの範囲とすることができる。
[0048] ここで図6を参照すると、本開示の例としての実施形態に従った、アンテナ・アセンブリを製造するための方法200のフロー図が提供されている。一般に、図1から図5を参照して上記で説明したアンテナ・アセンブリを参照して、ここで方法200を検討する。しかしながら、図6は、例示および検討を目的として特定の順で行われるステップを示すが、ここで検討する方法は、何れの特定の順や配置にも限定されない。ここで提供される開示を用いる当業者は、ここで開示する方法の様々なステップを、本開示の範囲から外れることなく様々な形で省略すること、再編成すること、組み合わせること、および/または適合させることが可能であることを、理解するであろう。
[0049] (202)において、方法200は、可撓性基板に配置されたヘリカル・アンテナと回路板との位置調整を行うことを含む。例としての実施形態では、ヘリカル・アンテナは、ヘリカル・アンテナの第1アライメント点または機構が回路板の第1アライメント点または機構と位置調整されるように、回路板に対して位置調整することができる。ヘリカル・アンテナが回路板に対して位置調整されると、方法200は(204)へ進む。
[0050] (204)において、方法200は、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの第1導電性トレースを、回路板に配置された位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースの第1導電性トレースに、固定または接続することを含むことができる。幾つかの実施形態では、可撓性基板に配置された第1導電性トレースは、位相シフタ回路の第1導電性トレースへろう付けすることができる。可撓性基板に配置された第1導電性トレースが位相シフタ回路の第1導電性トレースへ固定されると、方法200は(206)へ進むことができる。
[0051] (206)において、方法200は、可撓性基板を管状構造へ巻き付けることを含むことができる。可撓性基板が管状構造へ巻き付けられると、可撓性基板に配置された複数のアライメント点の残りのアライメント点が、回路板に配置された複数のアライメント点の対応するアライメント点と、位置調整されることになる。更に、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの残りの導電性トレースが、位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースの対応する導電性トレースと、位置調整されることになる。可撓性基板に配置された残りの導電性トレースが位相シフタ回路と関連する対応する導電性トレースと位置調整されると、方法200は(208)へ進むことができる。
[0052] (208)において、方法200は、可撓性基板に配置された残りの導電性トレースのそれぞれを、位相シフタ回路と関連する対応する導電性トレースへ、固定または接続することを含む。例えば、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの第2導電性トレースを、位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースの第2導電性トレースへ、固定(例えば、ろう付け)することができる。同様に、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの第3導電性トレースを、位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースの第3導電性トレースへ、固定(例えば、ろう付け)することができる。更に、可撓性基板に配置された複数の導電性トレースの第4導電性トレースを、位相シフタ回路と関連する複数の導電性トレースの第4導電性トレースへ、固定(例えば、ろう付け)することができる。
[0053] ここで図7を参照すると、本開示の例としての実施形態に従った、アンテナ・アセンブリ100のヘリカル・アンテナ150のピーク・ゲインのグラフ表現が提供されている。示されているように、図7は、ヘリカル・アンテナ150のピーク・ゲインを周波数(横軸に沿ってメガヘルツで示す)の関数として示す。理解できると思うが、曲線300は、1900MHzから2200MHzまで広がる周波数の範囲にわたって、アンテナ・アセンブリ100のヘリカル・アンテナ150のゲイン・パターンまたは放射パターンを示す。図7はSバンド(例えば、1900MHzから2200MHz)に限定されているが、ヘリカル・アンテナ150を、衛星通信と関連する任意の適切な周波数帯にわたって動作できるように構成できることを、理解すべきである。例えば、幾つかの実施形態では、ヘリカル・アンテナ150を、Lバンド内で動作するように構成することができる。代替時には、ヘリカル・アンテナ150を、イリジウム(登録商標)の帯域で動作するように構成することができる。
[0054] ここで図8を参照すると、本開示の例としての実施形態に従った、アンテナ・アセンブリ100(図1)のヘリカル・アンテナ150(図1)の放射パターンと関連する軸比のグラフ表現が提供されている。示されているように、図8のグラフは、軸比を、ヘリカル・アンテナ150の仰角(横軸に沿って度で示す)の関数として示す。理解できると思うが、ヘリカル・アンテナ150と関連する放射パターンの軸比は、ヘリカル・アンテナ150の仰角が水平より約25度下から水平より約35度下までの範囲のとき、約4デシベルより小さい。より具体的には、軸比は約3デシベルである。同様に、ヘリカル・アンテナ150と関連する放射パターンの軸比は、ヘリカル・アンテナ150の仰角が水平より約25度上から水平より約35度上までの範囲のとき、約4デシベルより小さい。より具体的には、軸比は約3デシベルである。
[0055] ここで図9を参照すると、本開示の例としての実施形態に従った、アンテナ・アセンブリ100(図1)のヘリカル・アンテナ150(図1)のトータル・ゲインのグラフ表現が提供されている。示されているように、図9のグラフは、トータル・ゲインを、ヘリカル・アンテナ150の仰角(横軸に沿って度で示す)の関数として示す。理解できると思うが、ヘリカル・アンテナ150と関連する放射パターンのゲインは、ヘリカル・アンテナ150の仰角が水平より約25度下から水平より約35度下までの範囲のとき、約1dBiである。逆に、ヘリカル・アンテナ150と関連する放射パターンのゲインは、ヘリカル・アンテナ150の仰角が水平より約25度上から水平より約35度上までの範囲のとき、約-1dBiである。
[0056] ここで図10を参照すると、本開示の例としての実施形態に従った、アンテナ・アセンブリ100(図1)のヘリカル・アンテナ150(図1)と関連するVSWRのグラフ表現が提供されている。示されているように、図8のグラフは、VSWRを、周波数(横軸に沿ってメガヘルツで示す)の関数として示す。理解できると思うが、曲線400は、1900MHzから2200MHzまで広がる周波数帯にわたって、VSWRが1.5より小さいことを示す。周波数帯を衛星通信と関連させることができることを、理解すべきである。
[0057] 本主題事項を、その特定の例としての実施形態に関して詳細に説明したが、上記の事項を理解した当業者であれば、それらの実施形態の代替物、変形物、等価物を容易に作り出し得ることが、理解されるであろう。従って、本開示の範囲は、限定のためのものではなく例示のためのものであり、通常の当業者には簡単に分かることであるが、本開示は、本主題事項に対するそのような変更、変形、および/または付加を含めることを妨げない。

Claims (20)

  1. アンテナ・アセンブリであって、
    回路板に配置される管状構造と、
    前記管状構造へ巻き付けられる可撓性基板に配置された複数の導電性トレースを含むヘリカル・アンテナと
    を含むアンテナ・アセンブリ。
  2. 請求項1のアンテナ・アセンブリであって、前記複数の導電性トレースは互いに等間隔で離れている、アンテナ・アセンブリ。
  3. 請求項1のアンテナ・アセンブリであって、前記管状構造はポリカーボネート材料を含む、アンテナ・アセンブリ。
  4. 請求項1のアンテナ・アセンブリであって、前記可撓性基板はポリイミド・フィルムを含む、アンテナ・アセンブリ。
  5. 請求項1のアンテナ・アセンブリであって、前記複数の導電性トレースは銅からなる、アンテナ・アセンブリ。
  6. 請求項1のアンテナ・アセンブリであって、
    前記回路板へ結合可能であり前記回路板と接地面との間に位置するスペーサ
    を更に含むアンテナ・アセンブリ。
  7. 請求項1のアンテナ・アセンブリであって、
    前記回路板へ結合される位相シフタ回路であって、前記複数の導電性トレースの1以上のものへRF信号を提供し、前記ヘリカル・アンテナの仰角が約-25度から約-40度まで又は約25度から約40度までのときに、前記ヘリカル・アンテナと関連する放射パターンの軸比が4デシベルより小さくなるように構成される、位相シフタ回路
    を更に含むアンテナ・アセンブリ。
  8. 請求項7のアンテナ・アセンブリであって、前記軸比は約3デシベルである、アンテナ・アセンブリ。
  9. 請求項7のアンテナ・アセンブリであって、
    前記管状構造は前記回路板の第1側に配置され、
    前記位相シフタ回路は前記回路板の第2側に配置される、
    アンテナ・アセンブリ。
  10. 請求項7のアンテナ・アセンブリであって、前記位相シフタ回路は、
    第1RF信号を、前記複数の導電性トレースの第1導電性トレースへ提供し、
    前記第1RF信号に対して位相が約90度ずれている第2RF信号を、前記複数の導電性トレースの第2導電性トレースへ提供し、
    前記第1RF信号に対して位相が約180度ずれている第3RF信号を、前記複数の導電性トレースの第3導電性トレースへ提供し、
    前記第1RF信号に対して位相が約270度ずれている第4RF信号を、前記複数の導電性トレースの第4導電性トレースへ提供する
    ように構成される、アンテナ・アセンブリ。
  11. 請求項1のアンテナ・アセンブリであって、前記回路板と前記複数の導電性トレースのそれぞれとの間で定められる角度は約30度からおよび約35度である、アンテナ・アセンブリ。
  12. アンテナ・アセンブリであって、
    回路板の第1側に結合される管状構造と、
    前記管状構造へ巻き付けられる可撓性基板に配置されるヘリカル・アンテナと、
    前記回路板の第2側へ結合される位相シフタ回路であって、前記ヘリカル・アンテナへRF信号を提供し、前記ヘリカル・アンテナの仰角が約-25度から約-40度まで又は約25度から約40度までのときに、前記ヘリカル・アンテナと関連する放射パターンの軸比が4デシベルより小さくなるように構成される、位相シフタ回路と
    を含むアンテナ・アセンブリ。
  13. 請求項12のアンテナ・アセンブリであって、前記軸比は、周波数の範囲にわたって約2デシベルより小さい、アンテナ・アセンブリ。
  14. 請求項13のアンテナ・アセンブリであって、衛星通信と関連する周波数の範囲は約1980メガヘルツ(MHz)から約2200MHzまでである、アンテナ・アセンブリ。
  15. 請求項13のアンテナ・アセンブリであって、衛星通信と関連する周波数の範囲は約1000MHzから約1800MHzまでである、アンテナ・アセンブリ。
  16. 請求項12のアンテナ・アセンブリであって、前記管状構造はポリカーボネート材料を含む、アンテナ・アセンブリ。
  17. 請求項12のアンテナ・アセンブリであって、前記可撓性基板はポリイミド・フィルムを含む、アンテナ・アセンブリ。
  18. 可撓性基板に配置されるヘリカル・アンテナを含むアンテナ・アセンブリを製造する方法であって、
    前記ヘリカル・アンテナの複数のアライメント点の第1アライメント点と、前期アンテナ・アセンブリの回路板の第1アライメント点との位置調整を行うことと、
    前記ヘリカル・アンテナの前記第1アライメント点と前記回路板の前記第1アライメント点との位置調整の後に、前記回路板に配置された管状構造の周りに前記可撓性基板を巻きつけることと
    を含む方法。
  19. 請求項18の方法であって、
    前記ヘリカル・アンテナの前記第1アライメント点と前記回路板の前記第1アライメント点との位置調整の後であり、且つ前記管状構造の周りに前記可撓性基板を巻きつける前に、前記ヘリカル・アンテナの第1導電性トレースを、前記回路板に配置された位相シフタ回路の第1導電性トレースへろう付けすること
    を更に含む方法。
  20. 請求項19の方法であって、前記回路板に配置された前記管状構造の周りに前記可撓性基板を巻きつけた後に、
    前記ヘリカル・アンテナの第2導電性トレースを、前記位相シフタ回路の第2導電性トレースへろう付けすることと、
    前記ヘリカル・アンテナの第3導電性トレースを、前記位相シフタ回路の第3導電性トレースへろう付けすることと、
    前記ヘリカル・アンテナの第4導電性トレースを、前記位相シフタ回路の第4導電性トレースへろう付けすることと
    を更に含む方法。
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