JP2001053057A - 半導体装置の配線形成方法 - Google Patents

半導体装置の配線形成方法

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JP2001053057A JP11226189A JP22618999A JP2001053057A JP 2001053057 A JP2001053057 A JP 2001053057A JP 11226189 A JP11226189 A JP 11226189A JP 22618999 A JP22618999 A JP 22618999A JP 2001053057 A JP2001053057 A JP 2001053057A
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etching
thickness
wirings
space
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Takeshi Tokashiki
健 渡嘉敷
Eiichi Soda
栄一 曽田
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線形成の際のエッチング条件と半導体装置
のチャージングダメージ、例えば配線形成の際のエッチ
ング条件とMOSFETのしきい値電圧の変動との間の
因果関係を解明し、それに基づいてチャージングダメー
ジを抑制できる半導体装置の配線形成方法を提供する。 【解決手段】 本方法は、MOSFETの配線形成方法
であって、絶縁膜20上に成膜された配線層22、24
をドライエッチング法によりエッチングして、配線と配
線との間が設定配線間スペースで配列され、同じ方向に
延在する複数本の配線からなる配線群を形成する。その
際、配線間スペースの大小に応じて、エッチングガス中
に添加するフロロカボーン系のガスの添加量を調整し、
配線間スペースが大きいときには、最外縁の配線の側壁
に付着する堆積膜の膜厚が厚くなるように、配線間スペ
ースが小さいときには、最外縁の配線の側壁に付着する
堆積膜の膜厚が薄くなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の配線
形成方法に関し、更に詳細には、絶縁膜上に成膜した配
線層をエッチングして半導体装置の配線を形成する際、
電子シェーディング効果に起因するチャージングダメー
ジを抑制するようにした、半導体装置、特にMOSFE
Tの配線形成に最適な配線形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、例えばMOSFETの配線
構造を作製するに当たっては、従来から、層間絶縁膜等
の上に成膜した配線層上に所望の配線パターンを開口し
たエッチングマスクをフォトリソグラフィ技術により形
成し、エッチングマスク下の配線層をドライエッチング
法によりエッチングして所望の配線パターンの配線を形
成している。配線層、例えばアルミニウム配線層をエッ
チングする際には、アルミニウム配線層をエッチングす
るエッチングガスとして塩素系ガス、例えば塩素(Cl
2 )ガス、三塩化ホウ素(BCl3 )ガス又はその双方
の混合ガスを使っている。
【0003】そして、塩素系ガスのみで、配線層をエッ
チングすると、エッチングにより形成されつつある配線
の側壁がエッチングガスにより更にエッチングされて配
線が細くなるという、所謂サイドエッチングという現象
が発生するので、従来、CHF3 、CH2 2 等のフロ
ロカーボン系ガス、N2 又はCH4 /Arを添加して、
サイドエッチングを抑制している。これらのガスを塩素
系ガスに添加することにより、気相中又はフォトレジス
ト膜と反応して生成したポリマー系の反応生成物が配線
の側壁に付着して堆積膜を形成し、エッチングガスから
配線を保護することができるからである。
【0004】半導体デバイスのドライプロセス、特にプ
ラズマを利用したドライエッチングにおいて、プラズマ
中の荷電粒子が原因となるチャージアップダメージが問
題となっている。これまで、チャージアップダメージの
原因はプラズマの空間的不均一性によるものが主であっ
た。これは、プラズマ密度、プラズマ電位、電子温度が
空間的に不均一であると、ゲート電極と基板との間で電
位が発生し、ゲート電極直下の領域に電気的ストレスが
加わるため、ゲート酸化膜の劣化やゲートリーク電流が
増大する等の問題を引き起こす。特に、アンテナ比、す
なわち、メタル配線の面積とゲート面積の比で定義され
る指標が大きいと、チャージアップの影響が一層顕著と
なる。
【0005】近年、エッチング装置の改良によりプラズ
マの均一性は向上し、それに伴い、プラズマ不均一によ
るチャージダメージもかなり抑制されて来ている。しか
しながら、半導体デバイスの微細化に伴い、新たなチャ
ージングダメージのモード(以降、電子シェーディング
ダメージと称する)が見い出された。
【0006】電子シェーディングダメージの発見に関し
ては、1993年のジャパン ジャーナル オブ アプ
ライド フィジックスの32巻の6109頁(K.Hashim
oto,Jpn.J.Appl.Phys 32,32,6109 (1993) )に記載さ
れている。本文献によると、電子シェーディングダメー
ジは、配線の構造(特にアスペクト比)とプラズマを特
徴付ける電子温度に依存し、電子シェーディングダメー
ジの抑制方法として配線アスペクト比や電子温度の低減
が効果的であると述べられている。従来は、アンテナ比
が余り大きくなく、また、配線アスペクト比もさほど大
きくなかった。加えて、ゲート酸化膜も厚いため、チャ
ージアップダメージの影響を余り受けなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年の半導体デバイス
の超微細化に伴い、ゲート酸化膜の薄膜化、配線アスペ
クト比およびアンテナ比は増加傾向にある。従来方法と
して、ガス圧力を増加して電子温度を低減させ、これに
より電子シェーディングダメージの抑制を図ることは出
来るものの、しかしながら、微細化に対応したプロセス
は、低圧力が有利であって、低圧力下で電子温度を下げ
ることは困難である。また、配線アスペクト比を低減す
ることも半導体デバイス回路設計上の制約があり、容易
なことではない。加えて、上述した従来のドライエッチ
ング法による配線形成とチャージングダメージとの因果
関係が完全に解明された訳ではない。
【0008】そこで、本発明の目的は、配線のドライエ
ッチング条件と半導体デバイスのチャージングダメー
ジ、例えば、チャージングダメージの指標のひとつであ
るMOSFETのしきい値電圧の変動とエッチング条件
との間の因果関係をさらに明確にし、それに基づいてチ
ャージングダメージを抑制できる半導体装置の配線形成
方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、先ず、配線形成の際のエッチング条件
とMOSFETのしきい値電圧の変動との間の因果関係
を解明するために、図2に示す配線形成試料を使って以
下の実験を行った。図2は実験の配線形成試料の構成を
示す断面図である。配線形成試料は、図2に示すよう
に、nチャネルMOSFETのゲート電極30を覆う絶
縁膜32上にスパッタ法により堆積され、コンタクト3
4を介してゲート電極30と接続する、膜厚1200Å
のバリヤメタル層36及び膜厚6000Åのアルミニウ
ム配線層38を有する。バリヤメタル層36は、TiN
層(膜厚1000Å)/Ti層(膜厚200Å)の積層
膜、アルミニウム配線層38は、Cuが0.5質量%、
残部がAlである。アルミニウム配線層38上には、膜
厚9000Åのフォトレジスト膜が成膜され、所定の配
線パターンを有するエッチングマスク40がフォトリソ
グラフィ技術により形成されている。エッチングマスク
40は、配線幅を0.28μmとし、配線間スペースS
及びアンテナ比A/Rをパラメータとして種々の配線パ
ターンを備え、配線パターンの異なるエッチングマスク
を使って配線形成実験を行った。本実験では、配線間ス
ペースSが0.3μm≦S≦0.8μm、及びアンテナ
比A/Rが90≦A/R≦45,220とした。また、
Tox=60Å、L/W=0.25/10μmとした。
【0010】実験では、エッチング装置として誘導結合
型エッチング装置を使って、次のエッチング条件でアル
ミニウム配線層38をエッチングした。 エッチング条件 チャンバ圧力 :15mTorr 基板温度 :60℃ :600W バイアス出力 :200W エッチングガス:BCl3 /100sccm、Cl2 /60sccm CHF3 /0〜40sccm(CHF3 ガス流量をパラメータと している)
【0011】ΔVt とCHF3 添加量との関係 アンテン比A/Rが11,373であって、配線間スペ
ースが異なる開口パターンのエッチングマスクを使い、
CHF3 ガス流量をパラメータとして上述のエッチング
条件で配線形成試料をエッチングして配線を形成し、次
いでnチャネルMOSFETを作製した。そして、nチ
ャネルMOSFETに水素アロイ処理を施す前に、MO
SFETのしきい値電圧Vt のシフト量(変動量)ΔV
t を測定した。得たΔVt とCHF3 添加量との関係
は、図3に示す通りである。図3から判る通り、配線間
スペースが0.8μmの場合には、ΔVt は、CHF3
添加量に対して依存性を殆ど示さないものの、配線間ス
ペースが0.6μm以下、特に0.4μm及び0.3μ
mの場合には、ΔVt は、CHF3 添加量に密接に関係
している。即ち、配線間スペースが0.6μm以下で
は、ΔVt はCHF3 添加量の増大と共に増大し、配線
間スペースが狭い程、少量のCHF3 添加量でΔVt は
急激に上昇し始める。また、最小配線間スペースの0.
3μmでは、CHF3 添加量が30sccm以上でΔVt は
平衡状態になった。以上のことから、MOSFETのチ
ャージングダメージの指標の一つであるΔVt は、CH
3 添加量の大小によって大きく影響されることが判っ
た。
【0012】Vt とアンテナ比との関係 次いで、CHF3 添加量をパラメータとし、更にCHF
3 添加量毎に配線間スペースをパラメータとして、アン
テン比A/Rとしきい値電圧Vt との関係を調べた。即
ち、CHF3 添加量を0sccm、10sccm、20sccm、3
0sccm、及び40sccmとして、各CHF3 添加量毎に配
線間スペースを0.8μm、0.6μm、0.5μm、
0.4μm及び0.3μmとし、それぞれの条件で、1
00から5×104 までのアンテン比でのVt を計測
し、図4(a)から(c)及び図5(d)と(e)のグ
ラフに示す結果を得た。図4及び図5から判る通り、C
HF3 添加量の増大に伴い配線間スペースの狭いものほ
ど、アンテン比A/Rが増大するにつれて、Vt の変動
率が大きく、特にCHF3 添加量が20sccm以上の場合
は広い配線間スペースにおいても、Vtが変動する。
【0013】CHF3 添加量と側壁堆積膜の膜厚との関
ウエハの中央部及びウエハの周辺部とについて、最外縁
の配線の側壁に堆積した堆積膜の膜厚とCHF3 添加量
との関係を調べて、図6(a)に示す結果を得た。堆積
膜の膜厚は、図6(b)に示すように、最外縁の配線の
高さ方向中央部で断面SEMにより計測した。側壁堆積
膜の膜厚は、図6(a)に示すように、CHF3 添加量
に対してほぼ単調に増加している。
【0014】側壁堆積膜の膜厚とΔVt の関係 次いで、配線間スペースをパラメータにして、アンテン
比A/Rが11,000で配線間スペースが0.3μ
m、0.4μm、0.5μm及び0.8μmの場合につ
いて、側壁堆積膜の膜厚とΔVt との関係を調べ、図7
に示す結果を得た。ウエハ中央部及びウエハ周辺部に関
わらず、また配線間スペースの大小に関わらず、ΔVt
は側壁堆積膜の膜厚に依存するものの、特に配線間スペ
ースが狭くなるに従ってΔVt は側壁堆積膜の膜厚に著
しく依存し、例えば0.4μm及び0.3μmの配線間
スペースの場合に、ΔVt の側壁堆積膜の膜厚依存性が
顕著である。特に、配線間スペースが0.3μmでは、
ΔVt の側壁堆積膜の膜厚依存性が薄い膜厚でも著し
く、ΔVt が堆積膜の薄い膜厚で立ち上がる。なお、サ
イドエッチングを制御できる堆積膜の最小膜厚は、約6
00Åから800Å程度である。
【0015】以上のことから、MOSFETのチャージ
ングダメージの指標の一つとしてΔVt の大小に注目す
ると、MOSFETのチャージングダメージは、最外縁
の配線の側壁に付着する堆積膜の膜厚に大きく影響され
ることが判る。また、図7から、最外縁の配線の側壁の
堆積膜の膜厚が80μm以下であるときには、ΔVtの
増大程度、即ちMOSFETのチャージングダメージが
許容範囲内であることが判る。一方、配線側壁の堆積膜
は、サイドエッチングを抑制するために、或る程度の厚
さが、例えば約600Åから800Å程度の厚さが必要
である。
【0016】配線側壁の堆積膜と電子との相互作用の考
図8(a)及び(b)に示すように、MOSFETのゲ
ート電極上に形成された配線層のエッチングをモデルと
して考える。図8(a)及び(b)は、それぞれ、エッ
チング過程で、堆積膜の膜厚が厚い場合と、堆積膜の膜
厚が薄い場合の配線側壁の堆積膜と電子との相互作用を
説明する模式的断面図である。図8(a)及び(b)で
は、シリコン基板42上にゲート絶縁膜44を介してゲ
ート電極46が形成され、ゲート電極46の両側のシリ
コン基板42内には拡散領域48が形成されている。ゲ
ート電極46を覆う絶縁膜50上にはバリアメタル層5
2を介して配線層54が形成され、バリアメタル層52
は、絶縁膜50を貫通するコンタクト56によりゲート
電極46と接続している。そして、配線層54上には、
フォトレジスト膜によるエッチングマスク58が形成さ
れ、エッチングマスク58の開口領域の配線層54まで
がエッチングされ、バリアメタル層52が露出している
状態を示している。
【0017】配線層54をエッチングして行くと、配線
の側壁、特に最外縁の配線の側壁には、エッチングマス
ク58を構成するフォトレジスト材とエッチングガスと
の反応生成物が付着して堆積膜を形成する。堆積膜は、
通常、電気絶縁性の膜である。ところで、電子シェーデ
ィング効果に起因して、一般的には、エッチングマスク
58は−(マイナス)に、配線層54は+(プラス)に
帯電し、しかも全体では、配線層54のプラスの電荷が
多いチャージアンバランスが生じている。そして、オー
プンスペース側、即ち最外縁の配線の外側に存在する電
子は、図8(a)及び(b)に示すように、正に荷電し
た配線側壁に引き寄せられる。
【0018】図8(a)に示すように、堆積膜の膜厚が
厚い場合には、電子が堆積膜をトネリングする電子トン
ネリング効果が小さいために、チャージアンバランスが
殆ど緩和されない。その結果、配線層54中の+電荷が
バリヤメタル層52を介してゲート電極44に印加され
ることにより、ゲート電極44が高電位になり、ゲート
電極44/基板42間に電界が生成されて、電子が基板
42側から進入し、チャージアンバランスが解消され
る。そして、電子が進入する際、ゲート絶縁膜48が損
傷又はチャージアップし、Vt が変動する。即ち、MO
SFETのチャージングダメージが発生する。また、電
子トンネリング効果は、側壁堆積膜の絶縁性によって変
化するので、堆積膜の膜質、従ってエッチングガスの性
状及びエッチングマスクの膜質にも依存する。
【0019】一方、図8(b)に示すように、最外縁の
配線側壁の堆積膜の膜厚が薄い場合には、電子トネリン
グ効果により、電子が堆積膜をトネリングして最外縁の
配線層54に達し、それがバリヤメタル層52を介して
他の配線に伝わって、蓄積した正電荷を相殺することに
より、配線層54のチャージアンバランスが緩和され
る。従って、堆積膜の膜厚が厚い場合のように、ゲート
電極44/基板42間に電界が生成して、電子が基板4
2側からゲート絶縁膜44を通って進入するようなこと
もない。よって、ゲート絶縁膜44が損傷されないの
で、Vt が変動するようなことも生じない。すなわち、
MOSFETのチャージングダメージは生じない。
【0020】以上の実験結果から、配線層をエッチング
した際、最外縁の配線の堆積膜の膜厚と、ΔVt 、即ち
チャージングダメージとは明らかな相関関係がある。特
に、図7に示すように、堆積膜の膜厚が80nm以上に
なると、ΔVt が著しく増加すること、即ちチャージン
グダメージの程度が大きくなることが実験により確認さ
れた。このように、エッチングが完全に終了しないで、
各配線がバリヤメタル層等を介して繋がっている状態に
あるエッチング過程において、チャージングダメージが
起こる。
【0021】そこで、上記目的を達成するために、上述
の知見に基づいて、本発明に係る配線形成方法は、半導
体装置の配線形成方法であって、絶縁膜上に成膜された
配線層をドライエッチング法によりエッチングして、配
線と配線との間が設定配線間スペースで配列され、延在
する複数本の配線からなる配線群を形成する際、配線の
側壁に付着した堆積膜の膜厚が、配線のサイドエッチン
グを防止する限界膜厚以上であって、配線間スペースに
応じて変わるように、エッチングガス中に添加するフロ
ロカボーン系ガスの添加量を調整することを特徴として
いる。好適には、配線の側壁に付着した堆積膜の膜厚が
配線のサイドエッチングを防止する限界膜厚以上であっ
て、かつ、配線間スペースが大きいときには、配線群の
最外縁の配線の側壁に付着する堆積膜の膜厚が厚くなる
ように、配線間スペースが小さいときには、最外縁の配
線の側壁に付着する堆積膜の膜厚が薄くなるように、配
線間スペースの大小に応じて、エッチングガス中に添加
するフロロカボーン系ガスの添加量を調整する。
【0022】配線の側壁に付着した堆積膜の限界膜厚と
は、配線のサイドエッチングを抑制するために必要な最
小厚さを言い、通常、約600Åから800Å程度の厚
さである。本発明方法で形成する配線の材質には制約は
なく、例えばAl、W等の金属、Al合金、W合金等の
合金、WSi等のシリサイド、更にはポリシリコンを選
択できる。好適には、フロロカーボン系のガスとしてC
HF3 を使用し、最外縁の配線の側壁に付着する堆積膜
の膜厚を限界膜厚以上で80nm以下になるように、C
HF3 ガスの流量、エッチングチャンバの圧力及び基板
温度を調整する。
【0023】本発明方法は、半導体装置の種類に制約な
く、配線を形成する際に適用できるが、MOSFETの
ゲート電極とコンタクトを介して接続されている配線層
をドライエッチング法によりエッチングして、配線を形
成する際に最適に適用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明
する。実施形態例 本実施形態例は、本発明に係る半導体装置の配線形成方
法をMOSFETの配線形成に適用した実施形態の一例
である。図1(a)から(c)は、本実施形態例の方法
に従ってMOSFETの配線を形成する際の工程毎の基
板断面図である。本実施形態例は、nチャネルMOSF
ETの配線形成方法であって、ゲート電極にコンタクト
を介して接続する配線を形成する際に適用する。本実施
形態例では、図1(a)に示すように、素子分離領域1
0で区画された素子形成領域のシリコン基板12上にゲ
ート絶縁膜14を介して形成されたゲート電極16と、
ゲート電極16の両側のシリコン基板12内に形成され
たn型拡散領域18と、ゲート電極16を覆う絶縁膜2
0とを有するウエハの絶縁膜20上に配線を形成する。
【0025】先ず、図1(a)に示すように、絶縁膜2
0を貫通してゲート電極16と導通するコンタクト22
を常用の方法により形成し、続いて絶縁膜20上に膜厚
1200Åのバリアメタル層22及び膜厚6000Åの
配線層24をスパッタ法により堆積する。バリアメタル
層22はTiN層(膜厚1000Å)/Ti層(膜厚2
00Å)の積層膜であり、配線層24はCuが0.5質
量%で残部がAlである。
【0026】次いで、フォトレジスト膜を成膜し、図1
(b)に示すように、線幅Wが0.18μm、配線間ス
ペースSが0.3μmの配線パターンを有すエッチング
マスク26をフォトリソグラフィ技術により形成する。
【0027】次いで、エッチング装置として誘導結合型
エッチング装置を使って、次のエッチング条件でアルミ
ニウム配線層をエッチングし、図1(c)に示すよう
に、バリヤメタル層22及び配線層24からなる配線2
8を絶縁膜20上に形成した。 エッチング条件 圧力 :15mTorr 温度 :60℃ 出力 :600W バイアス出力 :200W エッチングガス:BCl3 /100sccm、Cl2 /60sccm CHF3 /30sccm
【0028】本実施形態例で形成した配線は、最外縁の
配線の側壁に、側壁中央部で80nmの膜厚の堆積膜が
形成されており、限界膜厚以上の堆積膜が形成されてい
るので、サイドエッチングが生じた形跡はない。また、
本実施形態例で形成した配線を備えたnチャネルMOS
FETのΔVt は0.1Vであったので、MOSFET
のチャージングダメージは許容範囲内であると言える。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、絶縁膜上に成膜された
配線層をドライエッチング法によりエッチングして、配
線と配線との間が設定配線間スペースで配列され、同じ
方向に延在する複数本の配線からなる配線群を形成する
際、配線間スペースの大小に応じて、エッチングガス中
に添加するフロロカボーン系のガスの添加量を調整し、
配線間スペースが大きいときには、最外縁の配線の側壁
に付着する堆積膜の膜厚が厚くなるように、配線間スペ
ースが小さいときには、最外縁の配線の側壁に付着する
堆積膜の膜厚が薄くなるようにする。これにより、配線
層のエッチングの際の電子シェーディング効果に起因し
て生じたチャージアンバランスによる半導体装置の損
傷、例えばMOSFETのゲート電極及びゲート絶縁膜
の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)から(c)は、実施形態例の方法に
従ってMOSFETの配線を形成する際の工程毎の基板
断面図である。
【図2】実験の配線試料の構成を示す断面図である。
【図3】MOSFETのしきい値電圧Vt のシフト量
(変動量)ΔVt と、CHF3 添加量との関係を示すグ
ラフである。
【図4】図4(a)から(c)は、それぞれ、CHF3
添加量をパラメータとし、更にCHF3 添加量毎に配線
間スペースをパラメータとして、アンテン比A/RとV
t との関係を示すグラフである。
【図5】図5(d)と(e)は、それぞれ、図4(a)
から(c)と同様に、CHF3添加量をパラメータと
し、更にCHF3 添加量毎に配線間スペースをパラメー
タとして、アンテン比A/RとVt との関係を示すグラ
フである。
【図6】図6(a)は最外縁の配線の側壁に堆積した堆
積膜の膜厚とCHF3 添加量との関係を示すグラフであ
り、図6(b)は堆積膜の膜厚の計測位置を示す図であ
る。
【図7】配線間スペースをパラメータにして、堆積膜の
膜厚とΔVt との関係を示すグラフである。
【図8】図8(a)及び(b)は、それぞれ、堆積膜の
膜厚が厚い場合と、堆積膜の膜厚が薄い場合の配線側壁
の堆積膜と電子との相互作用を説明する模式的断面図で
ある。
【符号の説明】
10 素子分離領域 12 シリコン基板 14 ゲート絶縁膜 16 ゲート電極 18 n型拡散領域 20 絶縁膜 22 バリアメタル層 24 配線層 26 エッチングマスク 28 配線 30 ゲート電極 32 絶縁膜 34 コンタクト 36 バリヤメタル層 38 アルミニウム配線層 40 エッチングマスク 42 シリコン基板 44 ゲート絶縁膜 46 ゲート電極 48 拡散領域 50 絶縁膜 52 バリアメタル層 54 配線層 56 コンタクト 58 エッチングマスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA06 BA20 CA02 CA08 DA00 DA01 DA02 DA03 DA04 DA11 DA15 DA16 DB09 DB12 DB16 EA13 EB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の配線形成方法であって、絶
    縁膜上に成膜された配線層をドライエッチング法により
    エッチングして、配線と配線との間が設定配線間スペー
    スで配列され、延在する複数本の配線からなる配線群を
    形成する際、配線の側壁に付着した堆積膜の膜厚が、配
    線のサイドエッチングを防止する限界膜厚以上であっ
    て、配線間スペースに応じて変わるように、エッチング
    ガス中に添加するフロロカボーン系ガスの添加量を調整
    することを特徴とする半導体装置の配線形成方法。
  2. 【請求項2】 配線の側壁に付着した堆積膜の膜厚が配
    線のサイドエッチングを防止する限界膜厚以上であっ
    て、かつ、配線間スペースが大きいときには、配線群の
    最外縁の配線の側壁に付着する堆積膜の膜厚が厚くなる
    ように、配線間スペースが小さいときには、最外縁の配
    線の側壁に付着する堆積膜の膜厚が薄くなるように、配
    線間スペースの大小に応じて、エッチングガス中に添加
    するフロロカボーン系ガスの添加量を調整することを特
    徴とする請求項1に記載の半導体装置の配線形成方法。
  3. 【請求項3】 フロロカーボン系のガスとしてCHF3
    ガスを使用し、最外縁の配線の側壁に付着する堆積膜の
    膜厚が限界膜厚以上で80nm以下になるように、CH
    3 ガスの流量、エッチングチャンバの圧力及び基板温
    度を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    半導体装置の配線形成方法。
  4. 【請求項4】 エッチングする配線層が、MOSFET
    のゲート電極とコンタクトを介して接続されていること
    を特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記
    載の半導体装置の配線形成方法。
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