JP2001052963A - 固体電解コンデンサの製造法及び固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサの製造法及び固体電解コンデンサ

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JP2001052963A
JP2001052963A JP11221873A JP22187399A JP2001052963A JP 2001052963 A JP2001052963 A JP 2001052963A JP 11221873 A JP11221873 A JP 11221873A JP 22187399 A JP22187399 A JP 22187399A JP 2001052963 A JP2001052963 A JP 2001052963A
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electrolytic capacitor
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acid
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Shoichi Sasaki
晶市 佐々木
Hideaki Uehara
秀秋 上原
Shinno Nishiyama
信乃 西山
Toru Yoshikawa
徹 吉川
Patorisu Ranou
パトリス ラノウ
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Hitachi Chemical Co Ltd
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンデンサ素子上に充分な厚みで導電性高分
子層を形成でき、耐熱性が高く、低周波数から高周波数
まで電気特性(容量、内部抵抗、誘電損失、インピーダ
ンス等)が優れた固体電解コンデンサを提供する。 【解決手段】 弁金属上に形成した酸化皮膜上に一般式 (式中、R1及びR2は、各々独立に、炭素数1〜6のア
ルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6
のアルコキシ基、炭素数5〜6のシクロアルキル基、炭
素数5〜6のシクロアルケニル基又は炭素数2〜7のア
ルカノイル基、pは0〜5の整数、qは0〜4の整数、
nは1〜7の整数)で表される化合物からなる皮膜を形
成する工程及び有機スルホン酸水溶液中で電圧を印加す
る工程を含む固体電解コンデンサの製造法及びこの製造
法により製造された固体電解コンデンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体電解コンデンサ
の製造法及び固体電解コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固体電解コンデンサは、弁金属と
呼ばれるタンタルや、アルミニウムの拡面された成形体
を陽極体とし、その表面に酸化皮膜を形成して誘電体と
し、二酸化マンガンや7,7′,8,8′−テトラシア
ノキノジメタン錯塩(TCNQ)等を電解質層とする構
造を有している。しかしながら、二酸化マンガンは導電
率が0.1S/cmと不充分であるため、これを電解質層と
する固体電解コンデンサは高周波数域でのインピーダン
スが大きく、また、高い工程温度を必要とする二酸化マ
ンガン電解質を多数回重ね塗りする必要があるために、
本質的に漏れ電流不良が発生しやすいという欠点があっ
た。これを避けるために、MnO2を一層形成するごと
に誘電体である酸化皮膜の補修を行うための再化成処理
を行う必要があるので、電解質形成工程が複雑であっ
た。
【0003】また、TCNQを電解質層とするものは、
TCNQがはんだ温度以下の温度で融解するために耐熱
性に劣っていた。また、TCNQの導電率は1S/cm程度
が限界であるので、より高周波特性の優れたコンデンサ
への要求には答えられるものではなかった。そのため、
MnO2やTCNQよりも導電率が高く、TCNQより
も耐熱性に優れた導電性高分子を電解質層とする固体電
解コンデンサが提案されている。例えば、特開昭60−
37ll4号公報にはドープした複素五員環式化合物重
合体からなる導電性高分子を電解質層とするコンデンサ
が開示されている。また、特開昭63−80517号公
報には複素五員環式化合物重合体の揮発性溶剤溶液の塗
布による薄膜層が形成され、かつドーピングされたもの
を電解質層とする固体電解コンデンサが開示されてる。
【0004】しかし、特開昭60−37ll4号公報に
記載される導電性高分子からなる電解質形成方法は、電
解重合法であるため、工程が複雑であり、特にタンタル
固体電解コンデンサのように、コンデンサ素子が小さい
ものへ形成するのは量産的に困難であった。また、絶縁
性であるコンデンサの誘電体表面でこのような電極反応
を実施するのは、通常かなりの困難を伴う。また、特開
昭63−80517号公報に示されているように、絶縁
状態の導電性高分子の揮発性溶剤溶液の塗布による方法
では、コンデンサ素子上に充分な厚みで導電性高分子層
を形成することができないのでコンデンサの耐熱性が劣
り、また、導電性高分子皮膜が緻密すぎるために工程上
のストレスによる変化が大きく、外装をモールドするな
どした後の特性が低下する傾向にあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、コンデンサ素子上に充分な厚みで導電性高分子層を
形成する事ができる固体電解コンデンサの製造法を提供
するものである。請求項2及び3記載の発明は、耐熱性
が高く、しかも低周波数から高周波数までの電気特性
(容量、内部抵抗、誘電損失、インピーダンス等)が優
れ、工程上のストレスや耐熱性に優れた固体電解コンデ
ンサを簡便に歩留まりよく製造することができる固体電
解コンデンサの製造法を提供するものである。請求項4
記載の発明は、請求項2又は3記載の発明の効果に加え
て、さらに耐熱性と低周波数から高周波数まで電気特性
(容量、内部抵抗、誘電損失、インピーダンス等)が優
れた固体電解コンデンサを簡便に歩留まりよく製造する
ことができる固体電解コンデンサの製造法を提供するも
のである。請求項5記載の発明は、耐熱性が高く、しか
も低周波数から高周波数までの電気特性(容量、内部抵
抗、誘電損失、インピーダンス等)が優れた固体電解コ
ンデンサを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、弁金属上に形
成した酸化皮膜上に一般式(I)
【化2】 (式中、R1及びR2は、各々独立に、炭素数1〜6のア
ルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6
のアルコキシ基、炭素数5〜6のシクロアルキル基、炭
素数5〜6のシクロアルケニル基又は炭素数2〜7のア
ルカノイル基を示し、pは、0〜5の整数であり、q
は、0〜4の整数であり、nは、1〜7の整数である)
で表される化合物からなる皮膜を形成する工程及び有機
スルホン酸水溶液中で電圧を印加する工程を含むことを
特徴とする固体電解コンデンサの製造法に関する。
【0007】また、本発明は、弁金属上に形成した酸化
皮膜上に一般式(I)で表される化合物からなる皮膜を
形成する工程及び有機スルホン酸水溶液中で電圧を印加
する工程を行った後、(A)アニリン化合物、(B)有
機スルホン酸、(C)水、(D)有機溶剤及び(E)酸
化剤を含有してなる固体電解コンデンサの電解質形成用
組成物を含浸させ、しかる後に乾燥させる工程を一回以
上繰り返し電解質層を形成する前記固体電解コンデンサ
の製造法に関する。
【0008】また、本発明は、弁金属上に形成した酸化
皮膜上に一般式(I)で表される化合物からなる皮膜を
形成する工程及び有機スルホン酸水溶液中で電圧を印加
する工程を行った後、(E)酸化剤を含んだ溶液を含浸
させ、次いで、(A)アニリン化合物、(B)有機スル
ホン酸、(C)水及び(D)有機溶剤を含有してなる固
体電解コンデンサの電解質形成用組成物を含浸させ、し
かる後に乾燥させる工程を一回以上繰り返し電解質層を
形成する前記固体電解コンデンサの製造法に関する。
【0009】また、本発明は、(B)有機スルホン酸
が、フェノールスルホン酸、フェノールジスルホン酸、
2−スルホ安息香酸、スルホコハク酸又は3−ニトロベ
ンゼンスルホン酸である前記固体電解コンデンサの製造
法に関する。また、本発明は、前記固体電解コンデンサ
の製造法により製造された固体電解コンデンサに関す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における固体電解コンデン
サとは、アルミニウム、タンタル、ニオブ、バナジウ
ム、チタン、ジルコニウム等の、酸化すると誘電体とな
る金属(弁金属)を陽極とし、その陽極金属の表面に誘
電体である薄い酸化皮膜を形成した後に、誘電体と陰極
との電気的なコンタクトを得るための導電性の物質を形
成して陰極に電気的に接続し、その後に封止や缶詰等を
行って作製するコンデンサを総称する。本発明における
電解質とは、前記固体電解コンデンサの陽極に用いる金
属(弁金属)表面に誘電体とする薄い酸化皮膜を形成し
た後に、誘電体と陰極との電気的なコンタクトを得るた
めの導電性の物質のことをいう。
【0011】本発明においては、弁金属表面に、誘電体
となる酸化皮膜を形成したものをコンデンサ素子と呼ぶ
ことがあるが、酸化皮膜を形成する方法は、通常、電解
コンデンサ製造時に使用される方法であれば特に制限無
く用いることができ、例えば、エッチングによって拡面
したアルミニウム箔をアジピン酸アンモニウム水溶液中
で電圧をかけることによって酸化皮膜を形成する方法、
あるいは、タンタル微粉末焼結体を硝酸水溶液中で電圧
をかけることによって酸化皮膜を形成する方法等の公知
方法が用いられる。弁金属としては、誘電体である酸化
皮膜の形成し易さや耐酸性等の点から、タンタル焼結体
が最も好ましい。タンタルを弁金属として酸化皮膜を形
成したものを特にタンタル素子という。
【0012】本発明において、弁金属上に形成した酸化
皮膜上に一般式(I)
【化3】 (式中、R1及びR2は、各々独立に、炭素数1〜6のア
ルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6
のアルコキシ基、炭素数5〜6のシクロアルキル基、炭
素数5〜6のシクロアルケニル基又は炭素数2〜7のア
ルカノイル基を示し、pは、0〜5の整数であり、q
は、0〜4の整数であり、nは、1〜7の整数である)
で表される化合物からなる皮膜を形成することが必要で
ある。
【0013】上記一般式(I)中の炭素数1〜6のアル
キル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、ter
t−ブチル基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル基等
が挙げられ、炭素数2〜6のアルケニル基としては、例
えば、エチレニル基、プロピレニル基、ブテニル基、ア
ミレニル基、ヘキシレニル基等が挙げられ、炭素数1〜
6のアルコキシ基としては、例えば、メチルオキシ基、
プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、ブチルオキ
シ基、sec−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、
アミルオキシ基、イソアミルオキシ基、ヘキシルオキシ
基等が挙げられ、炭素数5〜6のシクロアルキル基とし
ては、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等
が挙げられ、炭素数5〜6のシクロアルケニル基として
は、例えば、シクロペンチレニル基、シクロヘキシレニ
ル基等が挙げられ、炭素数2〜7のアルカノイル基とし
ては、例えば、メチルカルボニル基、エチルカルボニル
基、プロピルカルボニル基、イソプロピルカルボニル
基、ブチルカルボニル基、sec−ブチルカルボニル基、t
ert−ブチルカルボニル基、アミルカルボニル基、イソ
アミルカルボニル基、ヘキシルカルボニル基等が挙げら
れる。
【0014】上記一般式(I)中のnは、1〜7である
必要があり、nが8より大きいと固体電解質の電解質形
成用組成物の寿命が短くなり、酸化剤と反応させて得た
ポリアニリンの導電率が低下する傾向がある。好ましい
nは1〜3であり、より好ましくは1である。この化合
物からなる皮膜の形成を行うことにより、コンデンサ素
子上に充分な厚みで導電性高分子層を形成することがで
きる。
【0015】コンデンサ素子上への一般式(I)からな
る皮膜の形成は、例えば、一般式(I)で表される化合
物をエタノール、水等の適当な溶媒に0.01〜10重
量%程度溶解した溶液をコンデンサ素子に含浸させ(浸
漬法で行える)、次いで、10〜150℃で、1〜12
0分間程度加熱乾燥することにより行える。
【0016】本発明において、弁金属上に酸化皮膜を形
成したコンデンサ素子を有機スルホン酸水溶液中で電圧
を印加することが必要である。ここで用いる有機スルホ
ン酸としては、固体電解コンデンサの電解質形成用組成
物に好適に用いられるもの(後述)と同じものが好まし
い。弁金属上に酸化皮膜を形成したコンデンサ素子を有
機スルホン酸水溶液中で電圧を印加する工程は、例え
ば、有機スルホン酸をエタノール、水等の適当な溶媒に
0.5〜20重量%程度溶解した溶液にコンデンサ素子
を浸漬し、弁金属上に酸化皮膜を形成する際に印加した
電圧以下の電圧を1〜120分間程度印加することによ
って、弁金属上に形成した酸化皮膜の薄い箇所または損
傷した箇所の修復が行われるために好ましい。
【0017】本発明において、弁金属上に形成した酸化
皮膜上に一般式(I)で表される化合物からなる皮膜を
形成する工程及び有機スルホン酸水溶液中で電圧を印加
する工程はどちらを先に行ってもよいが、有機スルホン
酸水溶液中で電圧を印加する工程を先に行った方が、弁
金属上に形成した酸化皮膜の薄い箇所または損傷した箇
所の修復が行われるため、酸化皮膜がより強固になるた
め好ましい。また、有機スルホン酸水溶液に一般式
(I)で表される化合物を添加した混合液中で電圧を印
加する工程を行ってもよい。
【0018】本発明における(A)成分であるアニリン
化合物としては、一般式(II)
【化4】 (式中、R3は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2
〜6のアルケニル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭
素数5〜6のシクロアルキル基、炭素数5〜6のシクロ
アルケニル基又は炭素数2〜7のアルカノイル基を示
し、mは0〜5の整数である)で表される化合物が挙げ
られ、なかでもmが0の置換基を有さないアニリンが、
化学酸化重合して得たポリアニリンの導電率が高くなる
点、安価な点等から好ましい。
【0019】本発明における(B)成分である有機スル
ホン酸としては、特に制限なく公知のものを使用できる
が、化学酸化重合したポリアニリンの耐熱性や、導電性
の点でベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、n−
ヘキサンスルホン酸、n−オクチルスルホン酸、ドデシ
ルスルホン酸、セチルスルホン酸、4−ドデシルベンゼ
ンスルホン酸、カンファースルホン酸、ポリ(ビニル)
スルホン酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、ナフタレ
ンスルホン酸、p−クロロベンゼンスルホン酸、フェノ
ールスルホン酸、フェノールジスルホン酸、トリクロロ
ベンゼンスルホン酸、4−ニトロトルエン−2−スルホ
ン酸、1−オクタンスルホン酸、スルホン化ポリスチレ
ン、スルホン化ポリエチレン、ニトロベンゼンスルホン
酸、2−スルホ安息香酸、3−ニトロベンゼンスルホン
酸、4−オクチルベンゼンスルホン酸、2−メチル−5
−イソプロピルベンゼンスルホン酸、スルホコハク酸等
が好ましく、これらの内、化学酸化重合したポリアニリ
ンの耐熱性や導電性の点で、フェノールスルホン酸、フ
ェノールジスルホン酸、2−スルホ安息香酸、スルホコ
ハク酸及び3−ニトロベンゼンスルホン酸がより好まし
い。(B)成分の有機スルホン酸に硫酸を併用してもよ
い。
【0020】本発明における(C)成分である水は、イ
オン性の不純物や有機物等を含まないことが好ましく、
イオン交換と蒸留の両方がなされていることが好まし
い。
【0021】本発明における(D)成分である有機溶剤
としては、特に制限なく公知のものを使用できるが、本
発明における(C)水と自由な割合で混ざりあうことが
好ましい。このような溶剤としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、トリプロピレングリコール、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、メチルカルビトール、エチルカ
ルビトール、ブチルカルビトール、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエー
テル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレング
リコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、
ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジグライ
ム、トリグライム、テトラエチレングリコールジメチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジメチルエーテル、ト
リオキサン、ジオキサン、アセトン、メチルエチルケト
ン、酢酸メチル、エチレンカーボネート、エチレングリ
コールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコ
ールジアセテート、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、アセトニ
トリル、ピコリン、スルホラン等があり、これらのうち
の二種または三種を組み合わせて用いることも可能であ
る。これらの溶剤の内、アルコール類、グリコール類の
モノエーテルまたはジエーテルが(A)成分の溶解性の
点で好ましい。また、酸化剤によって酸化されにくい点
でエチレンカーボネート、テトラヒドロフラン、アセト
ニトリル等が好ましく用いられる。
【0022】本発明における(E)成分である酸化剤と
しては、アニリンを重合可能なものであればよく、例え
ば、ペルオキソ二硫酸アンモニウム、重クロム酸カリウ
ム、過マンガン酸カリウム、硫酸第二鉄、塩化鉄(II
I)、重クロム酸アンモニウム、重クロム酸ナトリウ
ム、過酸化水素等が挙げられるが、ペルオキソ二硫酸ア
ンモニウムが、得られるポリアニリンの導電率が高くな
るので好ましい。
【0023】本発明における(A)成分の配合量は、
(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分及び
必要により用いる(E)成分の総量に対して、0.2〜
23重量%であることが好ましく、0.7〜16重量%
であることがより好ましく、1〜12重量%であること
が特に好ましい。(A)成分の配合量が0.2重量%未
満だと弁金属上の酸化皮膜表面に形成されるポリアニリ
ンの皮膜の厚みが薄くなる傾向があり、23重量%を越
えると弁金属上の酸化皮膜表面に形成されるポリアニリ
ンの皮膜の導電率が低下する傾向がある。
【0024】本発明における(B)成分の配合量は、
(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分及び
必要により用いる(E)成分の総量に対して、0.2〜
25重量%であることが好ましく、0.6〜15重量%
であることがより好ましく、1〜11重量%であること
が特に好ましい。(B)成分の配合量が0.2重量%未
満だと弁金属上の酸化皮膜表面に形成されるポリアニリ
ンの皮膜の耐熱性が低下する傾向があり、25重量%を
越えると本発明における固体電解コンデンサの電解質形
成用組成物の粘度が高くなりすぎ、コンデンサ素子への
含浸性が低下する傾向がある。
【0025】本発明における(C)成分の配合量は、
(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分及び
必要により用いる(E)成分の総量に対して、27〜9
0重量%であることが好ましく、33〜85重量%であ
ることがより好ましく、38〜80重量%であることが
特に好ましい。(C)成分の配合量が27重量%未満だ
と弁金属上の酸化皮膜表面に形成されるポリアニリンの
導電率が低下する傾向があり、90重量%を越えると、
(A)成分であるアニリン化合物が溶解しにくくなる傾
向がある。
【0026】本発明における(D)成分の配合量は、
(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分及び
必要により用いる(E)成分の総量に対して、9.5〜
70重量%であることが好ましく、15〜60重量%で
あることがより好ましく、20〜50重量%であること
が特に好ましい。(D)成分の配合量が9.5重量%未
満だと(A)成分であるアニリン化合物が溶解しにくく
なる傾向があり、70重量%を越えると弁金属上の酸化
皮膜表面に形成されるポリアニリンの皮膜の導電率が低
下する傾向がある。
【0027】(E)成分が固体電解コンデンサの電解質
形成用組成物に含まれる場合において、(E)成分の配
合量は、(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)
成分及び(E)成分の総量に対して、0.5〜30重量
%であることが好ましく、1〜20重量%であることが
より好ましく、2〜10重量%であることが特に好まし
い。(E)成分の配合量が0.5重量%未満だとアニリ
ンが酸化重合して生じたポリアニリンが酸化不足になっ
て導電率が低下する傾向にある。30重量%を越えると
アニリンが酸化重合して生じたポリアニリンの分子量が
小さくなって導電率が低下する傾向にある。
【0028】また、先に(E)成分をコンデンサ素子に
含浸させ、次いで固体電解コンデンサの電解質形成用組
成物で電解質を形成する場合は、(E)成分を含んだ溶
液を別途作製し用いるが、この溶液中の(E)成分の濃
度は、1〜30重量%であることが好ましく、2〜20
重量%であることがより好ましく、3〜10重量%であ
ることが特に好ましい。この溶液の溶媒としては、水、
1種又は2種以上の有機溶媒、これらの混合物が使用で
きる。
【0029】本発明においては、必要に応じて一般式
(I)で表される化合物を固体電解コンデンサの電解質
形成用組成物中に添加することが好ましく、この化合物
の添加により、アニリンの化学酸化重合速度を大きく
し、かつ、生成するアニリンの重合膜(ポリアニリン)
の導電率を向上させることができる。この一般式(I)
で表される化合物の配合量は、(A)成分、(B)成
分、(C)成分及び(D)成分の総量に対して、0.0
2〜2.5重量%であることが好ましく、0.07〜
1.6重量%であることがより好ましく、0.1〜1.
2重量%であることが特に好ましい。この配合量が0.
02重量%未満だと添加効果が低く、コンデンサ素子の
酸化皮膜表面に形成されるポリアニリンの皮膜の膜厚の
均一性が低下する傾向があり、2.5重量%を越えると
固体電解質の電解質形成用組成物の安定性が低下し、コ
ンデンサ素子の酸化皮膜表面に形成されるポリアニリン
の皮膜の導電率が低下する傾向がある。
【0030】また、本発明における(A)成分であるア
ニリン化合物、(C)成分である水、(D)成分である
有機溶剤は、脱気されていることが好ましく、脱気され
ずに酸素を含んでいると、本発明の固体電解質の電解質
形成用組成物の反応が、酸化剤と触れる前に始まってし
まったり、化学酸化重合して得たポリアニリンの導電率
が低下したりすることがある。
【0031】化学酸化重合により生成したポリアニリン
の重量平均分子量は、5,000〜250,000であ
ることが、導電率の点から好ましい。なお、重量平均分
子量は、溶離液をN−メチル−2−ピロリドンとしてゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィ法により測定し、
標準ポリスチレン換算した値である。
【0032】本発明の固体電解コンデンサについて図1
を用いて説明を加える。図1はタンタルを弁金属にした
本発明の固体電解コンデンサの一例を示した断面図であ
り、タンタル微粉末を焼結してなりリード端子1を備え
たタンタルペレット2の表面に酸化皮膜3を形成し(す
なわちタンタル素子)、この上に本発明の製造法により
電解質4を形成し、次いでカーボンペースト層5、銀ペ
ースト層6を順次形成して、この銀ペースト層6に、導
電ペーストを用いて陰極リード7を接続し、また、リー
ド端子1を陽極リード9に接続し、次いでエポキシ樹脂
等の封止材8でモールド外装し、本発明の固体電解コン
デンサを得ることができる。
【0033】本発明における固体電解コンデンサは、例
えば、弁金属としてのタンタル上に形成した酸化皮膜上
に一般式(I)で表される化合物からなる皮膜を形成す
る工程及び有機スルホン酸水溶液中で電圧を印加する工
程を行った後、(A)アニリン化合物、(B)有機スル
ホン酸、(C)水、(D)有機溶剤及び(E)酸化剤を
含有してなる固体電解コンデンサの電解質形成用組成物
を含浸させ、しかる後に、10〜150℃で、1〜12
0分間程度加熱することにより、乾燥させる工程を、1
回から数十回繰り返した後に、さらに必要に応じて乾燥
して水分等を揮散させ、電解質層を形成した後、電解質
層の上にカーボンペースト層及び銀ペースト層をこの順
で形成し、このコンデンサ素子をリードフレーム等に導
電性の接着剤で接着し、さらに必要があれば封止材で封
止して外装することにより製造できる。
【0034】また、本発明における固体電解コンデンサ
は、例えば、弁金属としてのタンタル上に形成した酸化
皮膜上に一般式(I)で表される化合物からなる皮膜を
形成する工程及び有機スルホン酸水溶液中で電圧を印加
する工程を行った後、本発明の(E)酸化剤を1〜30
重量%程度含んだ溶液を含浸させ必要に応じて乾燥し、
次いで、(A)アニリン化合物、(B)有機スルホン
酸、(C)水及び(D)有機溶剤を含有してなる固体電
解コンデンサの電解質形成用組成物を含浸させ、しかる
後に、10〜150℃で、1〜120分間程度加熱する
ことにより、乾燥させる工程を、1回から数十回繰り返
した後に、さらに必要に応じて乾燥して水分等を揮散さ
せ、電解質層を形成した後、電解質層の上にカーボンペ
ースト層及び銀ペースト層をこの順で形成し、このコン
デンサ素子をリードフレーム等に導電性の接着剤で接着
し、さらに必要があれば封止材で封止して外装すること
により製造できる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。 実施例1 30分間窒素でバブリングして得た脱気したアニリン
(和光純薬工業(株)、試薬)、脱気したイオン交換水、
脱気したエタノール(和光純薬工業(株)、試薬)、アニ
リンの二量体(p−アミノジフェニルアミン、和光純薬
工業(株)、試薬)及びフェノールスルホン酸(和光純薬
工業(株)、試薬)を用いて、表1に示す組成の固体電解
コンデンサの電解質形成用組成物を得た。さらに、ペル
オキソ二硫酸アンモニウム(和光純薬工業(株)、試薬)
をイオン交換水に5重量%溶解した酸化剤溶液を作製
し、以下の方法で固体電解コンデンサを得た。
【0036】硝酸水溶液中26Vで酸化皮膜を形成した
長さ3.2mm、奥行き1.6mm、高さ3.8mmの角柱状
のタンタル素子(設計容量150μF)に、フェノール
スルホン酸3重量%をイオン交換水に溶解した溶液を含
浸しながら、電圧20Vを60分間印加し、熱風乾燥機
で100℃で30分乾燥した。さらに、p−アミノジフ
ェニルアミンをエタノールに1重量%溶解した溶液を含
浸し、熱風乾燥機で50℃で30分乾燥し、タンタル素
子上にp−アミノジフェニルアミンからなる皮膜を形成
した。
【0037】次いで、上記の酸化剤溶液を含浸し、その
後、表1に示す本発明の固体電解コンデンサの電解質形
成用組成物を含浸し、室温で10分放置した後、熱風乾
燥機で80℃で20分乾燥した。この含浸、乾燥工程を
20回繰り返して、ポリアニリンからなる電解質を形成
した。次いで、カーポンペースト層、銀ペース卜層を順
次形成して、この銀ペースト層に、銀ペーストを用いて
陰極リードを接続し、封止材でモールド外装し、タンタ
ルを弁金属にした固体電解コンデンサを得た。得られた
固体電解コンデンサの電気的特性を表2に示す。
【0038】実施例2 実施例1の固体電解コンデンサの電解質形成用組成物の
組成中、p−アミノジフェニルアミンを使用しない点以
外は、実施例1と同様にして、固体電解コンデンサの電
解質形成用組成物を得た。また、固体電解コンデンサの
電解質形成用組成物を変更した点と、含浸、乾燥工程の
回数を変更した点以外は実施例1と同様にして固体電解
コンデンサを得た。得られた固体電解コンデンサの電解
質形成用組成物の組成を表1に、得られた固体電解コン
デンサの電気的特性を表2に示す。
【0039】実施例3 実施例1でフェノールスルホン酸水溶液の替わりに2−
スルホ安息香酸(アルドリッチ社、試薬)水溶液を用い
て電圧を印加した点、固体電解コンデンサの電解質形成
用組成物の組成中、フェノールスルホン酸の替わりに2
−スルホ安息香酸を用いた点、配合割合を変化させた
点、エタノールの替わりにジグライム(和光純薬工業
(株)、試薬)を用いた点及び酸化剤溶液のペルオキソ二
硫酸アンモニウムの濃度を12.5重量%とした点以外
は、実施例1と同様にして、固体電解コンデンサの電解
質形成用組成物を得た。また、固体電解コンデンサの電
解質形成用組成物を変更した点と、含浸、乾燥工程の回
数を変更した点以外は実施例1と同様にして固体電解コ
ンデンサを得た。得られた固体電解コンデンサの電解質
形成用組成物の組成を表1に、得られた固体電解コンデ
ンサの電気的特性を表2に示す。
【0040】実施例4 表1の配合の電解質形成用組成物の溶液を作製した。次
いで、実施例1と同じフェノールスルホン酸水溶液中で
電圧を印加する工程及びp−アミノジフェニルアミンか
らなる皮膜を形成する工程を行ったコンデンサ素子を前
記溶液に含浸し、熱風乾燥機で60℃で20分乾燥し
た。この含浸、乾燥工程1回毎に電解質形成用組成物の
溶液を新しいものと取り替えた。次いで、カーポンペー
スト層、銀ペース卜層を順次形成して、この銀ペースト
層に、銀ペーストを用いて陰極リードを接続し、封止材
でモールド外装し、タンタルを弁金属にした固体電解コ
ンデンサを得た。得られた固体電解コンデンサの電解質
形成用組成物の組成を表1に、得られた固体電解コンデ
ンサの電気的特性を表2に示す。
【0041】実施例5 実施例4でフェノールスルホン酸水溶液の替わりにスル
ホコハク酸(アルドリッチ社、試薬)水溶液を用いて電
圧を印加した点、固体電解コンデンサの電解質形成用組
成物の組成中、フェノールスルホン酸の替わりにスルホ
コハク酸を用いた点及びエタノールの替わりにアセトニ
トリル(和光純薬工業(株)、試薬)を用いた点以外は、
実施例4と同様に行い固体電解コンデンサを得た。得ら
れた固体電解コンデンサの電解質形成用組成物の組成を
表1に、得られた固体電解コンデンサの電気特性を表2
に示す。
【0042】比較例1 実施例1において、フェノールスルホン酸水溶液中で電
圧を印加する工程及びp−アミノジフェニルアミンから
なる皮膜を形成する工程を行わない点と含浸、乾燥工程
の回数を変更した点以外は実施例1と同様にして、実施
例1からなる固体電解コンデンサを作製した。得られた
固体電解コンデンサの電解質形成用組成物の組成を表1
に、得られた固体電解コンデンサの電気特性を表2に示
す。
【0043】比較例2 本発明における(B)成分を使用しない点以外は実施例
1と同様にして、実施例1からなる固体電解コンデンサ
を作製した。得られた固体電解コンデンサの電解質形成
用組成物の組成を表1に、得られた固体電解コンデンサ
の電気特性を表2に示す。
【0044】比較例3 本発明における(B)成分として塩酸を使用した点以外
は実施例4と同様にして、実施例4からなる固体電解コ
ンデンサを作製した。得られた固体電解コンデンサの電
解質形成用組成物の組成を表1に、得られた固体電解コ
ンデンサの電気特性を表2に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】表2から明らかなように、実施例1〜5に
よる固体電解コンデンサは比較例1〜3に比べて、簡便
で歩留まりよく低周波数から高周波数まで電気特性が優
れた固体電解コンデンサを得ることができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の固体電解コンデンサの製
造法は、コンデンサ素子上に充分な厚みで導電性高分子
層を形成することができるものである。請求項2及び3
記載の固体電解コンデンサの製造法は、耐熱性が高く、
しかも低周波数から高周波数までの電気特性(容量、内
部抵抗、誘電損失、インピーダンス等)が優れ、工程上
のストレスや耐熱性に優れた固体電解コンデンサを簡便
に歩留まりよく製造することができるものである。請求
項4記載の固体電解コンデンサの製造法は、請求項2又
は3記載の発明の効果に加えて、さらに耐熱性と低周波
数から高周波数まで電気特性(容量、内部抵抗、誘電損
失、インピーダンス等)が優れた固体電解コンデンサを
簡便に歩留まりよく製造することができるものである。
請求項5記載の固体電解コンデンサは、耐熱性が高く、
しかも低周波数から高周波数までの電気特性(容量、内
部抵抗、誘電損失、インピーダンス等)が優れたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体電解コンデンサの一例の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 リード端子 2 タンタルペレット 3 酸化皮膜 4 電解質 5 カーボンペースト層 6 銀ペースト層 7 陰極リード 8 封止材 9 陽極リード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 信乃 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 吉川 徹 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井事業所内 (72)発明者 ラノウ パトリス 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁金属上に形成した酸化皮膜上に一般式
    (I) 【化1】 (式中、R1及びR2は、各々独立に、炭素数1〜6のア
    ルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数1〜6
    のアルコキシ基、炭素数5〜6のシクロアルキル基、炭
    素数5〜6のシクロアルケニル基又は炭素数2〜7のア
    ルカノイル基を示し、pは、0〜5の整数であり、q
    は、0〜4の整数であり、nは、1〜7の整数である)
    で表される化合物からなる皮膜を形成する工程及び有機
    スルホン酸水溶液中で電圧を印加する工程を含むことを
    特徴とする固体電解コンデンサの製造法。
  2. 【請求項2】 弁金属上に形成した酸化皮膜上に一般式
    (I)で表される化合物からなる皮膜を形成する工程及
    び有機スルホン酸水溶液中で電圧を印加する工程を行っ
    た後、(A)アニリン化合物、(B)有機スルホン酸、
    (C)水、(D)有機溶剤及び(E)酸化剤を含有して
    なる固体電解コンデンサの電解質形成用組成物を含浸さ
    せ、しかる後に乾燥させる工程を一回以上繰り返し電解
    質層を形成する請求項1記載の固体電解コンデンサの製
    造法。
  3. 【請求項3】 弁金属上に形成した酸化皮膜上に一般式
    (I)で表される化合物からなる皮膜を形成する工程及
    び有機スルホン酸水溶液中で電圧を印加する工程を行っ
    た後、(E)酸化剤を含んだ溶液を含浸させ、次いで、
    (A)アニリン化合物、(B)有機スルホン酸、(C)
    水及び(D)有機溶剤を含有してなる固体電解コンデン
    サの電解質形成用組成物を含浸させ、しかる後に乾燥さ
    せる工程を一回以上繰り返し電解質層を形成する請求項
    1記載の固体電解コンデンサの製造法。
  4. 【請求項4】 (B)有機スルホン酸が、フェノールス
    ルホン酸、フェノールジスルホン酸、2−スルホ安息香
    酸、スルホコハク酸又は3−ニトロベンゼンスルホン酸
    である請求項2又は3記載の固体電解コンデンサの製造
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の固体電解
    コンデンサの製造法により製造された固体電解コンデン
    サ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045932A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Shin Etsu Polymer Co Ltd 導電性高分子塗料および導電性塗膜

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