JP2001052569A - 信号入力装置 - Google Patents

信号入力装置

Info

Publication number
JP2001052569A
JP2001052569A JP11223576A JP22357699A JP2001052569A JP 2001052569 A JP2001052569 A JP 2001052569A JP 11223576 A JP11223576 A JP 11223576A JP 22357699 A JP22357699 A JP 22357699A JP 2001052569 A JP2001052569 A JP 2001052569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
slider
resistor
constant voltage
input device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11223576A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Soma
正博 相馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP11223576A priority Critical patent/JP2001052569A/ja
Publication of JP2001052569A publication Critical patent/JP2001052569A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡略化が可能で、コストダウンがで
き、専用のデジタルスイッチを用いなくても電子機器に
デジタル信号が確実に入力可能な信号入力装置を提供す
る。 【解決手段】 ケース110の外側に突出する操作レバ
ー121が設けられ、ケース10内には操作レバー12
1の移動に応じてX、Y方向にそれぞれ移動可能な第1
及び第2の可動部材125、127を設け、それぞれの
表面には抵抗体パターン126a、128aを含む回路
パターン126、128を形成するとともに、回路パタ
ーン126、128に対応する摺動子群123、124
が設けられた基板122をケース110内に配設し、検
出用摺動子123a、124aの抵抗体パターン126
a、128aとの接触位置に応じたアナログ信号が電子
機器に入力されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作子を操作する
ことにより電子機器に信号を入力する信号入力装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の信号入力装置50を示す
斜視図である。図において、51は箱型の筐体、52は
筐体51の上面に設けられた孔57から突出した操作レ
バーであり、操作レバー52の下部には球体53が設け
られ、球体53が筐体51の内部の支点に位置決めされ
て操作レバー52は揺動可能になっている。また、筐体
51内には半円弧状の連動板(図示せず)が交叉重合状
に2本回転自在に架設され、前記連動板には長手方向に
沿ってスリットが形成され、これらスリットの重合部分
に操作レバー52の先端が貫通係止されている。
【0003】また、54、54は筐体51の隣接する側
面55、55に取付けられた1組の回転型の可変抵抗器
であり、その回転軸は前記各連動板の一端に設けた連結
孔に係合しており、操作レバー52により前記連動板を
介して可変抵抗器54、54を同時に調整するようにな
っている。そして、操作レバー52の操作量に応じたア
ナログ信号が図示しない電子機器に入力されるようにな
っている。一方、56はプッシュ型のデジタルスイッチ
であり、操作レバー52の上端のつまみ部分に内蔵され
ており、デジタルスイッチ56が押されることによりデ
ジタル信号が電子機器に入力されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作レ
バー52の移動方向及び傾きを検出するために回転型の
可変抵抗器54を設けるタイプの信号入力装置において
は、構造が複雑であり、また、高価な回転型の可変抵抗
器54、54を操作レバー52の可動機構とは別に用い
ているため、コスト高になるという問題点があった。
【0005】また、回転型の可変抵抗器54、54とと
もにデジタルスイッチ56を別個に設けてあるので、さ
らに構造が複雑となり、また、部品点数が増えるためさ
らにコスト高になった。
【0006】本発明の目的は、構造の簡略化が可能で、
コストダウンができ、構造を簡略化してもアナログ信号
を確実に電子機器に入力でき、専用のデジタルスイッチ
を用いなくても電子機器にデジタル信号が確実に入力可
能な信号入力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、電子機器に信号を入力する入
力装置であって、筺体の外側に突出する操作子が設けら
れ、前記筐体内に前記操作子を案内し、該操作子の移動
に応じて交叉した二軸方向にそれぞれ移動可能な第1及
び第2の可動部材を設け、該第1及び第2の可動部材の
表面には抵抗体を含む回路パターン、又は摺動部材を設
けるとともに、前記回路パターンに対応する前記摺動部
材又は前記摺動部材に対応する前記回路パターンが設け
られた基板を前記筐体内に配設し、前記摺動部材の前記
抵抗体との接触位置に応じたアナログ信号が前記電子機
器に入力されるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】さらに、第2の解決手段として、前記操作
子の前記二軸方向を含む平面と交叉する方向への移動に
応じて前記第1又は第2の可動部材を前記操作子ととも
に連動させ、前記第1又は第2の可動部材の前記基板と
の距離を変化させ、前記摺動部材が前記回路パターンか
ら離間するようにした構成であって、前記摺動部材の前
記回路パターンからの離間前後に応じたデジタル信号が
前記電子機器に入力されるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0009】さらに、第3の解決手段として、前記第1
及び第2の可動部材の表面には前記抵抗体と、該抵抗体
の一方の端部に接続した接地用パターンと、他方の端部
に接続した定電圧用パターンとからなる前記回路パター
ンを設け、前記基板には前記抵抗体に摺動する検出用摺
動子と、前記接地用パターンに摺動する接地用摺動子
と、前記定電圧用パターンに摺動する定電圧用摺動子と
からなる前記摺動部材を設けるとともに、前記検出用摺
動子は前記抵抗体との接触位置に応じた電圧を検出する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0010】さらに、第4の解決手段として、前記操作
子が前記二軸方向を含む平面と交叉する方向に移動した
ときには前記定電圧用摺動子のみは前記定電圧用パター
ンから離間し、前記検出用摺動子は接地レベルを検出す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の信号
入力装置100の分解斜視図を示している。図におい
て、110は信号入力装置100の箱形の筐体の上側を
構成する箱形のケース、120は同下側を構成しケース
110の開口部を塞ぐように取付られる底板である。
【0012】ケース110の上面の中央部には操作子す
なわち操作レバー121を挿通しその頭部を突出させる
ための孔部110aが形成されている。また、操作レバ
ー121の軸状のスティック121bが挿通する孔部1
22aを中央部に有する略正方形状の基板122を配設
し、さらに、基板122の下面には摺動部材すなわち摺
動子群123及び124が設けられている。また、基板
122の下方には、順に第1の可動部材125と第2の
可動部材127が配設されている。
【0013】第1の可動部材125は絶縁性を有する長
方形状の板材であり、中央部には長孔部125aを形成
し、第1の可動部材125面に直交するようにスティッ
ク121bが長孔部125aに挿通されるようになって
いる。また、第1の可動部材125の長手方向の片側に
は回路パターン126が形成されている。さらに、長手
方向の両端部125b、125cには平行に配設された
ガイドレール129、130のそれぞれの凹状溝129
a、130aが嵌合することにより、第1の可動部材1
25は図中の直交するX,Yの二軸方向のうちX軸方向
(−X、+X方向)にスライド可能に支持されるように
なっている。
【0014】一方、第2の可動部材127は絶縁性を有
し、両側の矩形状の平板部と中央部のコの字状部で構成
されており、コの字状部の底板部127bの中央には長
孔部127aを形成し、底板部127b面に直交するよ
うにスティック121bが長孔部127aに挿通される
ようになっている。なお、長孔部127aの長手方向長
さは第1の可動部材125に形成した長孔部125aと
同じにしてある。また、第2の可動部材127の長手方
向の片側の平板部上には回路パターン128が形成され
ており、さらに、長手方向の両端部127c、127d
には平行に配設されたガイドレール131、132のそ
れぞれの凹状溝131a、132aが嵌合することによ
り、第2の可動部材127は図中Y軸方向(−Y、+Y
方向)にスライド可能に支持されるようになっている。
なお、各ガイドレール129、130及び131、13
2は図3A、Bに示すように一体に取付固定された組立
体となる。
【0015】また、第2の可動部材127の下方から
は、スティック121bの下端部に取付固定される球状
部材133が配設されている。
【0016】また、底板120上には、筒状胴部134
bと上面部134cと鍔部134dからなる保持部材1
34が配設されており、上面部134cの中央部にはス
ティック121bと同軸状に形成された孔部134aを
有している。さらに、保持部材134の筒状胴部134
b内には、円柱状胴部135aと、円柱状胴部135a
の上面部から突出形成した凸状部135bと、同下面部
から突出形成した円筒状のバネ係止部135cとから構
成されるスライド部材135が配設され、バネ係止部1
35cの外周にはコイルバネ136が嵌合するように配
設される。
【0017】次に、図2に示す信号入力装置100の断
面図を用いて同装置の組立状態について説明する。ま
ず、操作レバー121は、その軸状のスティック121
bの下方部がカバー110と底板120に挟まれた空間
に配置され、スティックつまみ部121aがカバー11
0に設けた孔部110aから外部へ突出して配置される
ように配設されている。また、スティック121bの軸
方向の略中央部には鍔状の押圧部121cが設けられ、
押圧部121cの下部には円弧状に面取りを施した押圧
面121dを有している。また、スティック121bの
下端面に形成された凸部121eに球状部材133の凹
部133aが嵌着してスティック121bに球状部材1
33が取付固定されている。
【0018】また、保持部材134はその鍔部134d
が底板120上に固定される(固定状態は図示せず)こ
とによってケース110内に取付固定されている。そし
て、保持部材134内に設けられたスライド部材135
のうち、保持部材134の孔部134aより突出した凸
状部135bの上面部にスティック121bと同軸状に
形成した球状孔部135dに前記の球状部材133が摺
動可能に支持されることによって、操作レバー121は
球状部材133の中心回りで回動が可能で、その操作点
Pが中立軸Nに対してXY平面の方向に操作できるよう
になっている。なお、スライド部材135は弾性を有す
る樹脂から形成されているので、スライド部材135に
設けた球状孔部135dに球状部材133を装着すると
きには、球状部材133より若干小径に形成した球状孔
部135dの開口部に前記の球状部材133を押し当て
て弾性的に拡開させて挿入する。これによって、球状部
材133の装着後はスライド部材135からの抜けが防
止される。
【0019】また、スライド部材135はその円柱状胴
部135aが保持部材134の内壁部134eに対して
中立軸N方向にスライド可能となるように保持されてい
る。さらに、スライド部材135は、そのバネ係止部1
35cにコイルバネ136が圧縮された状態で嵌合し上
方へ付勢されることによってスライド部材135の円柱
状胴部135aの上面部が保持部材134の上面部13
4cの内壁面134c′に当接して位置決めされる状態
で保持されいる。
【0020】一方、第1の可動部材125と第2の可動
部材127はそれぞれの長孔部125a、127aがス
ティック121bに挿通された状態で配設されていると
ともに、第1及び第2の可動部材125、127をそれ
ぞれ可動支持するガイドレール129、130及び13
1、132の組立体は、支持手段137によって図中矢
印H方向にスライド可能に支持されており、かつ、図中
F方向に弾性的に付勢され、ケース110内上面の各四
辺の中央部に前記上面と隙間を設けて形成した各位置決
め部110bに当接して位置決めされている。また、ケ
ース110内上面には基板122が取付固定されてい
る。
【0021】次に、第1及び第2の可動部材125、1
27にそれぞれ形成した回路パターン126、128、
及び、摺動子群123、124について図3A、B及び
図4を用いて説明する。
【0022】図3Aは、操作レバー121の操作点Pが
中立軸Nにあるときの第1、第2の可動部材125、1
27と、ガイドレール129、130及び131、13
2の組立体の状態を示す一部平面図であり、図3Bは、
同一部断面図である。また、図4は摺動子群123、1
24と回路パターン126、128部分を説明するため
の一部斜視図である。
【0023】まず、図2のように操作レバー121が中
立状態すなわち操作点Pが中立軸N上にあるときには、
図3Aに示すように、操作レバー121のスティック1
21bは第1及び第2の可動部材125、127のそれ
ぞれの長孔部125a、127aの中央位置にある。こ
のとき、第1、第2の可動部材125、127の長手方
向の中心線はそれぞれY軸、X軸に一致している。ま
た、スティック121bのXY平面内の可動範囲は長孔
部125a及び127aの長手方向長さを直径とする破
線の円140内となるように構成してある。一方、回路
パターン126は第1の可動部材125の−Y方向の片
側に形成してある。そして、回路パターン126は、X
方向を長手方向とした長方形状の抵抗体すなわち抵抗体
パターン126aと、抵抗体パターン126aの−X方
向の端部と接続され抵抗体パターン126aと長孔部1
25a側に平行となるように配設された長方形状の接地
用パターン126bと、抵抗体パターン126aの+X
方向の端部と接続され抵抗体パターン126aと平行で
接地用パターン126bの外側に配設された長方形状の
定電圧用パターン126cとから構成されている。な
お、抵抗体パターン126aは長手方向の中央位置がX
軸方向における原点(N)となるように形成してある。
【0024】また、回路パターン128は第2の可動部
材127の+X方向の片側に形成してある。そして、回
路パターン128は、Y方向を長手方向とした長方形状
の抵抗体すなわち抵抗体パターン128aと、抵抗体パ
ターン128aの−Y方向の端部と接続され抵抗体パタ
ーン128aと長孔部127a側に平行となるように配
設された長方形状の接地用パターン128bと、抵抗体
パターン128aの+Y方向の端部と接続され抵抗体パ
ターン128aと平行で接地用パターン128bの外側
に配設された長方形状の定電圧用パターン128cとか
ら構成されている。なお、抵抗体パターン128aは長
手方向の中央位置がY軸方向における原点(N)となる
うように形成してある。
【0025】一方、図4に示すように、摺動子群123
(124)は、弾性を有するりん青銅板等の導電性の金
属板等から形成された検出用摺動子123a(124
a)と、接地用摺動子123b(124b)と、定電圧
用摺動子123c(124c)とから構成されている。
そして、各摺動子123a〜c(124a〜c)はそれ
ぞれ、長方形状の端子部123−1〜3(124−1〜
3)と、各端子部123−1〜3(124−1〜3)の
一端部から−X(−Y)方向に長手方向となるように折
り曲げ形成した長方形状のアーム部123a″〜c″
(124a″〜c″)と、各アーム部123a″〜c″
(124a″〜c″)の先端からさらに折り曲げ形成し
た折曲片の下面に設けた半球殻状の接点123a′〜
c′(124a′〜c′)からなっている。また、定電
圧用摺動子123c(124c)のアーム部123c″
(124c″)は他の摺動子123a、b(124a、
b)のアーム部123a″、b″(124a″、b″)
に比べてアーム長さが短くなるように形成してある。
【0026】そして、図3Aに示すように、各摺動子1
23a〜c(124a〜c)は、それらの接点123
a′〜c′(124a′〜c′)がそれぞれ抵抗体パタ
ーン126a(128a)、接地用パターン126b
(128b)、定電圧用パターン126c(128c)
におけるY軸(X軸)上の位置で各パターン表面に弾性
的に付勢して当接するように配設されている。また、図
3Bに示すように、各端子部123−1〜3(124−
1〜3、図3Bでは図示せず)は基板122の下面にハ
ンダ付け固定(ハンダ付け状態は図示せず)されてい
る。さらに、各端子部123−1〜3(124−1〜
3)には基板122の下面においてそれぞれ導電パター
ン(図示せず)が接続され、この導電パターンを介して
検出用摺動子123a(124a)からは基板122上
に設けた、又は基板122外に設けた所定の回路(図示
せず)を用いて信号が検出され、接地用摺動子123b
(124b)は前記回路に接地され、定電圧用摺動子1
23c(124c)には前記回路より定電圧が供給され
るようになっている。
【0027】次に、信号入力装置100の動作について
説明する。上記した回路パターン126(128)と摺
動子群123(124)との組合せは可変抵抗器を構成
している。すなわち、図3Aに示す各摺動子126a〜
c(126a〜c)が基板122に固定された状態で、
回路パターン126(128)が形成された第1、第2
の移動部材125(127)を+X、−X方向(+Y、
−Y方向)に移動させたときに、接地用パターン126
b(128b)は接地用摺動子123b(124b)に
よって常に接地され、定電圧用パターン126c(12
8c)には定電圧用摺動子123c(124c)によっ
て常に定電圧(+V1とする)が印加されるので、抵抗
体パターン126a(128a)は常に一端部を接地さ
れ他端部には電圧+V1が印加された状態になってい
る。そして、抵抗体パターン126a(128a)上を
摺動する検出用摺動子123a(124a)には、その
接点123a′(124a′)の抵抗体パターン126
a(128a)上の位置に応じた抵抗値に対する電圧が
検出されるようになっている。
【0028】したがって、図1に示す操作レバー121
の操作点Pの中立軸Nから移動したときの方位と傾き角
に応じて抵抗体パターン126a(128a)に対する
検出用摺動子123a(124a)の接点123a′
(124a′)の接触位置を変えて抵抗量に対する電圧
を変更可能な構成のものである。
【0029】すなわち、図3Aに示すスティック121
bの中立状態における検出用摺動子123a(124
a)の検出電圧(+V1/2)に対して、検出用摺動子
123a(124a)の接点123a′(124a′)
が相対的に抵抗体パターン126a(128a)の中央
位置から+X(+Y)方向に移動すればする程、検出電
圧の定電圧+V1からの電圧降下は少なくなり、検出電
圧は大きくなる。反対に、−X(−Y)方向に移動すれ
ばする程、検出電圧の定電圧+V1からの電圧降下は大
きくなり、検出電圧は小さくなる。
【0030】次に、図5A、Bは操作レバー121をそ
の操作点Pを中立軸Nから移動するように倒したときの
一例を示す断面図と一部平面図を示す。図6は抵抗体パ
ターンに対する検出用摺動子の接点の相対位置における
検出用摺動子の検出電圧の変化を説明するための説明図
である。例えば、図5Aに示すように操作レバー121
を−X方向に傾けた場合、操作レバー121の操作点P
は−X方向に移動し、非操作時の中立軸N上にあったと
きの位置からずれた位置P′に移動する。このときに
は、図5Bに示すように、検出用摺動子123aの接点
123a′位置は抵抗体パターン126aの中央位置
(図3A参照)から相対的に+X方向に長さLだけ移動
し、電圧降下が小さくなるので、図6に示すように、検
出用摺動子123aの検出電圧は上昇し+V2となる。
なお、接点123a′は抵抗体パターン126aの端部
までは移動できないように構成しているので検出電圧が
定電圧+V1となることはない。一方、第2の移動部材
127に形成した抵抗体パターン128aは移動しない
ので検出用摺動子124aの検出電圧は+V1/2のま
ま変化しない。
【0031】また、図5Aとは反対に操作レバー121
を+X方向に傾けた場合、操作レバー121の操作点P
は+X方向に移動する(図示せず)。このときには、検
出用摺動子123aの接点123a′位置は抵抗体パタ
ーン126aの中央位置(図3A参照)から相対的に−
X方向に長さL′(=L)だけ移動し、電圧降下が大き
くなるので、図6に示すように、検出用摺動子123a
の検出電圧は下降し+V3となる。なお、接点123
a′は抵抗体パターン126aの端部までは移動できな
いように構成しているので検出電圧が接地レベルになる
ことはない。
【0032】次に、操作レバー121を−X方向と−Y
方向の中間の方向に傾けた場合、操作レバー121の操
作点Pは−X方向と−Y方向の間に移動し、非操作時の
中立軸N上にあったときの位置からずれた位置に移動す
る(図示せず)。このときには、第1、第2の可動部材
125、127が共に移動するが、検出用摺動子123
a、124aのそれぞれの接点123a′、124a′
位置は、操作レバー121を−X方向のみに傾けた場合
の移動距離Lよりも小さい移動となるように構成してい
るので(図3A参照)、図6に示すように、操作レバー
121を−X方向のみに傾けた場合の検出用摺動子12
3aの検出電圧+V2よりも検出用摺動子123a、1
24aの検出電圧は小さい値(+V2′)となる。
【0033】このように、信号入力装置100では、各
抵抗体パターン126a、128a上における検出用摺
動子123a、124aのそれぞれの接点123a′、
124a′位置に対応する検出値のアナログ的な電圧変
化をみることにより操作レバー121の操作点Pを移動
させた方位や傾き角を検出でき、検出された信号をアナ
ログ信号として基板121及び基板121と接続された
ケーブル等(図示せず)を介して電子機器に入力できる
ようになっている。
【0034】次に、図7、図8を用いて、信号入力装置
100からデジタル信号を電子機器に入力する動作につ
いて説明する。図7は、操作レバー121をその操作点
Pを中立軸N方向に移動するように押圧した状態を示す
断面図である。図8は、操作レバー121をその操作点
Pを中立軸N方向に移動するように押圧した状態を示す
一部断面図である。
【0035】図7に示すように、操作レバー121の操
作点Pが中立軸Nにある状態において、スティックつま
み部121aをX、Y軸方向と直交する方向で図中矢印
G方向に押圧することによって、スティック121bの
下端部に取付固定した球状部材133と連結しているス
ライド部材135は、コイルバネ136を圧縮しながら
下方に移動し、スライド部材135に形成したバネ係止
部135cの下面135eが底板120の上面に当接す
ることによりその移動が停止する。そして、操作点Pは
押圧前よりも下方位置P″になるように操作レバー12
1が移動する。このとき、スティック121bに形成し
た押圧部121cの押圧面121dが第1の可動部材1
25の長孔部125aの縁部を下方に押圧する。
【0036】その結果、第1、第2の可動部材125、
127をそれぞれX、Y方向にスライド可能に支持して
いるガイドレール129、130及び131、132の
組立体は付勢力Fに抗して下方に移動する。
【0037】同時に、図8に示すように、回路パターン
126(128)が基板122の下面から遠ざかるの
で、基板122に設けた摺動子群123(124)のア
ーム部123a″〜c″(124a″〜c″)は、各接
点123a′〜c′(124a′〜c′)が回路パター
ン126(128)上面に弾性的に押圧された状態から
その押圧力を弱めるように、基板122から遠ざかる方
向へ変位する。そして、図8の操作レバー122の操作
点PがP″に位置したときには、接点123a′、b′
(124a′、b′)は回路パターン126(128)
のうちそれぞれ対応する抵抗体パターン126a(12
8a)と接地用パターン126b(128b)の上面に
は押圧されたままの状態となり、定電圧用摺動子123
c(124cの)接点123c′(124c′)のみ
は、そのアーム部123c″(124c″)の長さを他
のアーム部よりも短く形成したことにより、定電圧用パ
ターン126c(128c)の上面から離間する状態と
なるように構成してある。
【0038】こうすることで、検出用摺動子123a
(124a)には接地レベルが出力され、操作レバー1
21をG方向に押圧する前の検出用摺動子の123a
(124a)の検出電圧+V3〜+V2(図6参照)と
の判別が可能となり、ON/OFF操作が実現できる。
【0039】このように、信号入力装置100では、各
抵抗体パターン126a、128a上における検出用摺
動子123a、124aの検出値が電圧+V3〜+V2
の範囲にあるか接地レベルかを判別することにより操作
レバー121の操作点PをG方向の位置P″に移動させ
たことを検出でき、検出された信号をデジタル信号とし
て基板122及び基板122と接続されたケーブル等
(図示せず)を介して電子機器に入力できるようになっ
ている。
【0040】以上説明したように、本実施の形態の信号
入力装置100によれば、図3A、Bに示すように、抵
抗体パターン126a(128a)を含む回路パターン
126(128)を第1及び第2の可動部材125(1
28)の表面に設け、回路パターン126(128)に
摺動する摺動子群123(124)をケース110内に
設けた基板122に設けていわゆる可変抵抗器を構成し
たので、高価な回転型の可変抵抗器を用いる必要がな
く、またその駆動のための別機構を設ける必要もなく、
したがって、構造の簡素化が達成できるとともに、コス
トダウンが達成できる。
【0041】また、図7、8に示すように、操作レバー
121を中立軸Nの方向に押圧して、定電圧用摺動子1
23c(124c)の接点123c′(124c′)を
定電圧用パターン126c(128c)から離間させた
ときに電子機器にデジタル信号を入力するようにしたの
で、専用のデジタルスイッチを使用する必要がなくな
り、構造が簡素化されるとともに、部品点数を減らせる
ことができ、コストダウンが達成できる。
【0042】また、定電圧用摺動子123c(124
c)の接点123c′(124c′)が定電圧用パター
ン126c(128c)から離間するときには、検出用
摺動子123a(124a)は離間前の検出値である電
圧の変動範囲+V3〜+V2(図6参照)に対し、検出
値のレベル変動が起きない接地レベルを検出するので、
離間前後の判別が確実にできる効果が得られる。
【0043】以上、本発明の信号入力装置の一実施の形
態について図面に基づき説明してきたが、具体的な構成
は本実施の形態に限定されるものではなく、例えば、操
作レバー121の形状や数量、回路パターン126、1
28や摺動子群123、124の形状や数量等は適宜変
更可能である。また、摺動子群123、124を形成す
る材質としてりん青銅板に限らず、例えば導電性及び弾
性を有する他の金属板や、導電性を有する部材を表面に
形成した板バネ状部材等であっても良い。
【0044】また、上述した実施の形態では、第1、第
2の可動部材125、127は回路パターン126、1
28を直接表面に形成するために絶縁性を有する部材と
したが、これに限らず、導電性を有する金属等を用いて
も良く、その場合には表面を絶縁物で被覆して回路パタ
ーンを形成すればよい。
【0045】また、図2に示す中立状態にある操作レバ
ー121を図5のように操作点Pから移動するように倒
した後、移動操作を停止したときに、操作点が元の中立
軸N位置に自動的に復帰する機構を付加しても良い。こ
の場合は、操作レバー121の操作がよりし易くなる効
果が得られる。
【0046】また、図3A、Bに示すように、回路パタ
ーン126、128をそれぞれ第1、第2の可動部材1
25、127側に設け、摺動部材である摺動子群12
3、124を基板122側に設けるようにしたが、これ
に限らず、摺動部材を第1、第2の可動部材側に設け、
回路パターンを基板側に設けるようにしてもよい。
【0047】さらに、図7に示すように、操作レバー1
21を中立軸N方向に押圧して、電子機器にデジタル信
号を入力する場合、第1、第2の可動部材125、12
7を共にH方向の下方に移動させるようにしたが、これ
に限らず、第1、第2の可動部材125、127のいず
れか一方を移動させるようにしても良い。
【0048】また、図3Aに示すように、第1、第2の
可動部材125、127にそれぞれ回路パターン12
6、128を形成したが、回路パターン126、128
を形成した別基板を作成し、第1、第2の可動部材に固
着するようにしても良い。この場合、前記の別基板は回
路パターンのみを形成しているので小型化ができ、した
がって、多数の基板を作成するときには1枚の大判の基
板からの多数個取りができるので1個当たりのコストが
低減でき、したがって、信号入力装置のコストダウンが
達成できる効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子機器に信号を入力する入力装置であって、筺体の外
側に突出する操作子が設けられ、前記筐体内に前記操作
子を案内し、該操作子の移動に応じて交叉した二軸方向
にそれぞれ移動可能な第1及び第2の可動部材を設け、
該第1及び第2の可動部材の表面には抵抗体を含む回路
パターン、又は摺動部材を設けるとともに、前記回路パ
ターンに対応する前記摺動部材又は前記摺動部材に対応
する前記回路パターンが設けられた基板を前記筐体内に
配設し、前記摺動部材の前記抵抗体との接触位置に応じ
たアナログ信号が前記電子機器に入力されるようにした
ので、高価な回転型の可変抵抗器を用いる必要がなく、
またその駆動用に別機構を設ける必要もなく、したがっ
て、構造の簡素化が達成でき、コストダウンが達成でき
る。
【0050】さらに、操作子の二軸方向を含む平面と交
叉する方向への移動に応じて第1又は第2の可動部材を
前記操作子とともに連動させ、前記第1又は第2の可動
部材の基板との距離を変化させ、摺動部材が回路パター
ンから離間するようにした構成であって、前記摺動部材
の前記回路パターンからの離間前後に応じたデジタル信
号が電子機器に入力されるようにしたので、専用のデジ
タルスイッチを使用しなくても電子機器にデジタル信号
が入力することができ、さらに構造が簡素化されるとと
もに、部品点数を減らすことができ、さらにコストダウ
ンが可能となる。
【0051】さらに、第1及び第2の可動部材の表面に
は抵抗体と、該抵抗体の一方の端部に接続した接地用パ
ターンと、他方の端部に接続した定電圧用パターンとか
らなる回路パターンを設け、基板には前記抵抗体に摺動
する検出用摺動子と、前記接地用パターンに摺動する接
地用摺動子と、前記定電圧用パターンに摺動する定電圧
用摺動子とからなる摺動部材を設けるとともに、前記検
出用摺動子は前記抵抗体との接触位置に応じた電圧を検
出するようにしたので、構造を簡略化してもアナログ信
号を確実に電子機器に入力することができる。
【0052】さらに、操作子が二軸方向を含む平面と交
叉する方向に移動したときには定電圧用摺動子のみは定
電圧用パターンから離間し、検出用摺動子は接地レベル
を検出するようにしたので、前記定電圧用摺動子の離間
前後の判別が確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である信号入力装置の分解
斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態である信号入力装置の断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態である信号入力装置に備え
られる操作レバーの操作点が中立軸にあるときの第1、
第2の可動部材と、ガイドレールの組立体の状態を示す
一部平面図と一部断面図である。
【図4】本発明の実施の形態である信号入力装置に係
り、摺動子群と回路パターン部分を説明するための一部
斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態である信号入力装置に係
り、操作レバーをその操作点を中立軸から移動するよう
に倒したときの一例を示す断面図と一部平面図である。
【図6】本発明の実施の形態である信号入力装置に係
り、抵抗体パターンに対する検出用摺動子の接点の相対
位置における検出用摺動子の検出電圧の変化を説明する
ための説明図である。
【図7】本発明の実施の形態である信号入力装置に係
り、操作レバーをその操作点を中立軸方向に移動するよ
うに押圧した状態を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態である信号入力装置に係
り、操作レバーをその操作点を中立軸方向に移動するよ
うに押圧した状態を示す一部断面図である。
【図9】従来の信号入力装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 信号入力装置 110 ケース 120 底板 121 操作レバー 122 基板 123、124 摺動子群 123a、124a 検出用摺動子 123b、124b 接地用摺動子 123c、124c 定電圧用摺動子 125 第1の可動部材 126、128 回路パターン 126a、128a 抵抗体パターン 126b、128b 接地用パターン 126c、128c 定電圧用パターン 127 第2の可動部材 129、130、131、132 ガイドレール 133 球状部材 134 保持部材 135 スライド部材 136 コイルバネ 137 支持手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に信号を入力する入力装置であ
    って、筺体の外側に突出する操作子が設けられ、前記筐
    体内に前記操作子を案内し、該操作子の移動に応じて交
    叉した二軸方向にそれぞれ移動可能な第1及び第2の可
    動部材を設け、該第1及び第2の可動部材の表面には抵
    抗体を含む回路パターン、又は摺動部材を設けるととも
    に、前記回路パターンに対応する前記摺動部材又は前記
    摺動部材に対応する前記回路パターンが設けられた基板
    を前記筐体内に配設し、前記摺動部材の前記抵抗体との
    接触位置に応じたアナログ信号が前記電子機器に入力さ
    れるようにしたことを特徴とする信号入力装置。
  2. 【請求項2】 前記操作子の前記二軸方向を含む平面と
    交叉する方向への移動に応じて前記第1又は第2の可動
    部材を前記操作子とともに連動させ、前記第1又は第2
    の可動部材の前記基板との距離を変化させ、前記摺動部
    材が前記回路パターンから離間するようにした構成であ
    って、前記摺動部材の前記回路パターンからの離間前後
    に応じたデジタル信号が前記電子機器に入力されるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の信号入力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の可動部材の表面には
    前記抵抗体と、該抵抗体の一方の端部に接続した接地用
    パターンと、他方の端部に接続した定電圧用パターンと
    からなる前記回路パターンを設け、前記基板には前記抵
    抗体に摺動する検出用摺動子と、前記接地用パターンに
    摺動する接地用摺動子と、前記定電圧用パターンに摺動
    する定電圧用摺動子とからなる前記摺動部材を設けると
    ともに、前記検出用摺動子は前記抵抗体との接触位置に
    応じた電圧を検出するようにしたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の信号入力装置。
  4. 【請求項4】 前記操作子が前記二軸方向を含む平面と
    交叉する方向に移動したときには前記定電圧用摺動子の
    みは前記定電圧用パターンから離間し、前記検出用摺動
    子は接地レベルを検出するようにしたことを特徴とする
    請求項3に記載の信号入力装置。
JP11223576A 1999-08-06 1999-08-06 信号入力装置 Withdrawn JP2001052569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11223576A JP2001052569A (ja) 1999-08-06 1999-08-06 信号入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11223576A JP2001052569A (ja) 1999-08-06 1999-08-06 信号入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001052569A true JP2001052569A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16800338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11223576A Withdrawn JP2001052569A (ja) 1999-08-06 1999-08-06 信号入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001052569A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287893A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Mitsumi Electric Co Ltd 入力装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287893A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Mitsumi Electric Co Ltd 入力装置
JP4524789B2 (ja) * 2001-03-28 2010-08-18 ミツミ電機株式会社 入力装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8552981B2 (en) Multidirectional input device and electronic apparatus comprising it
TWI322537B (en) Electrical connector
US6504115B2 (en) Multidirectional input device
US6340801B1 (en) Rotary encoder and multi-operational electronic component using the same
JP2001043012A (ja) 信号入力装置
US5068499A (en) Control lever type input device
EP1208575B1 (en) Gimbal mounted multifunction button
KR20010082024A (ko) 다방향입력장치
US6943305B2 (en) Switch device
JP2003257270A (ja) スイッチ装置
JP2001052569A (ja) 信号入力装置
JP2001325858A (ja) 多方向入力装置
US4406931A (en) Joystick switch
KR100399457B1 (ko) 스위치장치
JP3399170B2 (ja) スイッチ
KR100298507B1 (ko) 스위치
CN111670483A (zh) 拨杆开关装置
KR100413264B1 (ko) 입력장치
JP2002124156A (ja) キー操作用スイッチ装置
CN113383287B (zh) 操作装置
JP5309116B2 (ja) 摺動有接点式のスイッチユニット
WO2018211918A1 (ja) 操作レバー装置
CN101071688B (zh) 开关装置
JP2571815Y2 (ja) 多方向傾動操作レバーの配線構造
JP2002150889A (ja) 入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060605