JP2001051677A - 画像生成装置及び画像読取装置 - Google Patents

画像生成装置及び画像読取装置

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JP2001051677A
JP2001051677A JP11229079A JP22907999A JP2001051677A JP 2001051677 A JP2001051677 A JP 2001051677A JP 11229079 A JP11229079 A JP 11229079A JP 22907999 A JP22907999 A JP 22907999A JP 2001051677 A JP2001051677 A JP 2001051677A
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data
chord
score
conversion rule
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JP11229079A
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Yoshiro Yamaguchi
善郎 山口
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見る者の違和感を軽減できる符号画像を生成
する画像生成装置と、当該符号画像を読み取って処理す
る画像読取装置とを提供する。 【解決手段】 入力されたデータ列を変化する変換規則
に従って変換し、第1の軸に沿ってデータ列の順序で、
変換したデータを第2の軸方向に表現した画像を生成
し、プリンタで印刷出力する画像生成装置及び、カメラ
で撮影した当該画像に基づいてデータを認識し、認識し
たデータから変化する変換規則に従ってデータ列を再生
する画像読取装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、符号画像を生成する画像生成装
置及び、当該符号画像を読み取る画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、バーコードのような符号画像
によるマルチメディアに関するデジタルデータを取り扱
うものが提案されている(例えば、特開平6−2314
66号公報や情報処理学会研究報告98−HI−76,
98−IM−33pp.1〜6,特開平9−20438
9号公報,特開平10−226468号公報など)。特
開平6−231466号公報には、音声や映像情報をバ
ーコードとして記録するものが記載されており、情報処
理学会研究報告98−HI−76,98−IM−33p
p.1〜6,特開平9−204389号公報,特開平1
0−226468号公報には、バーコードによるURL
記載や実行を行うことが記載されている。
【0003】また、情報を画像の輪郭部や文字内部に埋
め込むものも提案されている(特開平6−243274
号公報など)。この装置では、バーコードが、読み取り
の速度や正確性の要求を実現するために撮像素子のコン
トラストの向上を追求した結果、その形状が人間の目に
とって違和感を持つものとなっていることを解消しよう
としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、符号画
像が文字等の中に埋め込まれていると、一般に符号画像
が小さくなるため、表示や印刷、撮像のための解像力を
大きくしなければならず、コストが増大する。
【0005】また、こうした符号画像は、目に付きやす
い場所に符号の画像を配置したり、屋外の壁面、あるい
はディスプレーに表示する場合がある。こうした符号画
像の使用形態は、符号画像の存在をクローズアップする
と共にその存在の違和感を増長させる。
【0006】このような違和感を軽減するため、例えば
音楽CDの商品番号や、コンピュータ処理における音楽
の再生処理等に対応するデータ列を楽譜上の音符に対応
づけることも考えられるが、符号画像全体としての意味
合いやリズム、バランスに配慮していないので、音楽的
に違和感のある旋律を表す符号画像に変換されてしまう
ことがある。同様に、色の組み合わせで符号画像を表す
場合にも、全体としてのバランスに欠け、違和感のある
符号画像に変換されてしまうという問題点がある。
【0007】本発明の画像生成装置及び画像読取装置
は、上記実情に鑑みて為されたもので、見る者の違和感
をより軽減した符号画像を生成し、そのような符号画像
に基づいてデータを再生することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、所定の変換規則に
従って、データ列を構成する各データを変換する変換手
段を具備する画像生成装置において、前記変換手段が変
換したデータに基づいて画像を生成して、出力する手段
と、を有し、前記変換手段は、前記変換規則を変化させ
つつデータを変換することを特徴としており、変換規則
を変化させ、かつその変化を調整することで、全体のバ
ランスやリズム、意味合いに配慮でき、生成する画像の
違和感をより軽減できる。
【0009】上記従来例の問題点を解決する請求項2記
載の発明は、画像生成装置であって、変換規則を所定の
タイミングで変化させながら、当該変換規則に従ってデ
ータ列を構成する各データを変換する変換手段と、前記
データ列の順序に応じ、第1の軸に沿って、前記変換手
段で変換されたデータを第2の軸方向にプロットした画
像を生成する生成手段と、を有することを特徴としてお
り、変換規則の変化を調整することで、全体のバランス
やリズム、意味合いに配慮し、生成する画像の違和感を
より軽減できる。
【0010】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項2記載の画像生成装置におい
て、前記生成手段は、さらに、前記プロットされたデー
タとともに、当該データへの変換が行われたときの変換
規則を表す規則属性情報を、前記第1の軸に沿って表示
することを特徴としている。
【0011】このように、各データからデータ列を再生
する際に用いるべき変換規則を表す規則属性情報を第1
の軸に沿って表示しておくことが、後のデータ列の再生
を容易にできるため、好適である。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、所定の変換規則に従ってデータ列か
ら変換されたデータを表現した画像を印刷した印刷物で
あって、前記変換規則は、所定のタイミングで変化し、
前記画像は、前記データ列の順序に応じ、第1の軸に沿
って、前記変換されたデータを、各々第2の軸方向にプ
ロットした画像であることを特徴としている。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、画像生成装置において、和音に基づ
いて、データ列を構成する各データを音程の情報に変換
する変換手段と、当該音程の情報に基づいて楽譜の画像
を生成する生成手段と、前記生成手段が生成した画像を
印刷出力する出力手段を有することを特徴としており、
和音を変換規則として用いることで、音楽的な意味合い
に配慮した旋律にデータ列を変換でき、当該旋律を楽譜
に表したことで音楽的にも違和感を軽減した楽譜の画像
としてデータ列を表現できる。
【0014】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6記載の発明は、請求項5に記載の画像生成装置にお
いて、前記変換手段が、小節ごとに和音を変化させつ
つ、前記データ列を構成する各データを音程の情報に変
換することを特徴としている。
【0015】このように、小節毎に和音を変化させるこ
とが、楽譜全体の音楽的意味合いに配慮した旋律にデー
タ列を変換できるため、好適である。
【0016】上記従来例の問題点を解決するための請求
項7記載の発明は、請求項6に記載の画像生成装置にお
いて、前記画像生成手段は、旋律の楽譜の画像に併せ
て、前記和音を表す画像を表示したスコア譜の画像を生
成することを特徴としている。
【0017】また、上記従来例の問題点を解決するため
の請求項8記載の発明は、請求項6記載の画像生成装置
において、前記画像生成手段は、旋律の楽譜の画像に併
せて、前記和音を表す音符を楽譜の画像として生成し、
スコア譜の画像を生成することを特徴としている。
【0018】このように、旋律の楽譜の画像に合わせて
和音を表す情報を付加しておくことで、変換規則を容易
に認識して、データ列の再生を容易にできるので好適で
ある。
【0019】上記従来例の問題点を解決するための請求
項9記載の発明は、請求項6から8のいずれかに記載の
画像生成装置において、前記変換手段は、最後の小節で
の前記和音を、楽曲の終了を感じさせる和音とすること
を特徴としており、音楽的に完結した印象を与える楽譜
としてデータ列を表現でき、違和感をより軽減できる。
【0020】上記従来例の問題点を解決するための請求
項10記載の発明は、所定のタイミングで変化する変換
規則に従って、データに変換されたデータ列を、第1の
軸に沿って、前記データ列の順序で変換後のデータを第
2の軸方向にプロットした画像を印刷した印刷物を撮影
する手段と、撮影された前記画像に基づいて前記データ
を検出する手段と、検出されたデータを前記変換規則に
従って、データ列を再生する手段と、を含むことを特徴
としており、違和感の少ない画像に表されたデータ列を
再生できる。
【0021】上記従来例の問題点を解決するための請求
項11記載の発明は、画像で表現された情報を読み取る
画像読取装置であって、前記画像を撮影する手段と、撮
影された前記画像から情報を含む部分の画像を部分画像
として抽出する抽出手段と、前記画像抽出手段で抽出さ
れた部分画像に基づいて情報を再生する再生手段とを含
むことを特徴としており、違和感の少ない画像に表され
たデータ列を再生できる。
【0022】上記従来例の問題点を解決するための請求
項12記載の発明は、小節ごとに和音が変化する音楽の
スコア譜の画像で表現された情報を読み取る画像読取装
置であって、スコア譜の画像を撮影する手段と、撮影さ
れた前記スコア譜の画像から少なくとも和音の楽譜の画
像と旋律の楽譜の画像とを分離して抽出する手段と、前
記抽出された楽譜の画像のうち、和音の楽譜の画像に基
づいて各小節の和音を検出する手段と、前記抽出された
楽譜の画像のうち、旋律の楽譜の画像に基づいて、小節
毎に旋律の音程の情報を検出する手段と、小節毎に検出
された前記和音と、対応する小節で検出された旋律の音
程の情報とに基づいてデータ列を再生する再生手段とを
有することを特徴としており、音楽的に違和感の少ない
楽譜の画像に表されたデータ列を再生できる。
【0023】上記従来例の問題点を解決するための請求
項13記載の発明は、請求項12に記載の画像読取装置
であって、前記スコア譜の画像を撮影する手段が請求項
9記載の画像生成装置で生成されたスコア譜を撮影し、
前記再生手段は、特定の小節で検出された和音が楽曲の
終了を感じさせる和音であれば、当該小節でデータ列が
終了するか否かを判断することを特徴としている。
【0024】これにより、音楽的に違和感の少ない楽譜
の画像に表されたデータ列を再生でき、データの終了を
も、違和感の少ない方法で表現できる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1の実施
の形態に係る画像生成装置の構成ブロック図である。本
実施の形態に係る画像生成装置1は、図1に示すよう
に、データ入力部11と、CPU12と、RAM13
と、ROM14と、ハードディスク15と、外部記憶ド
ライブ16と、プリンタ17とから主に構成され、互い
にバスで接続されている。
【0026】データ入力部11は、外部から入力される
価格情報、URL情報又は画像情報等のデータ列をRA
M13に格納する。CPU12は、ROM14やハード
ディスク15に格納されているプログラムを実行して、
データ列の変換、画像の生成、印刷の各処理を行う。こ
のCPU12が行う処理の具体的内容は後述する。RA
M13は、データ入力部11を介して入力されるデータ
列を格納するバッファとして動作する。また、このRA
M13は、CPU12が処理中に利用するワークメモリ
としても動作する。ROM14は、主に画像生成装置1
の電源投入直後にCPU12が実行する初期化のプログ
ラムを格納している。また、このROM14は、各種の
パラメータを格納している。
【0027】ハードディスク15は、CPU12が処理
するプログラムを格納している。このハードディスク1
5には、外部記憶ドライブ16で、フロッピー(登録商
標)等の外部記憶メディアから読み出されたプログラム
がインストールされる。さらに、このハードディスク1
5には、順次変化する変換規則として、和音進行の情報
(変換規則情報)と、各和音毎に、当該和音とともに発
声すると調和した音となる音程の組(音程情報)と、音
長の情報(音長情報)とが格納されている。外部記憶ド
ライブ16は、フロッピーディスク、光磁気ディスク、
光ディスク等の記録媒体との間でデータの読み出し、格
納を行う。プリンタ17は、CPU12からの指示に基
づいて、CPU12が生成した画像を印刷出力する。
【0028】ここで、ハードディスク15に格納されて
いる変換規則情報は、I→IV(V)→V→Iや、I→
V→V7→I等の複数の和音進行である。ここで、
「I」は、和音C、つまり「ドミソ」の和音であり、
「IV」は、和音F、つまり「ドファラ」の和音であ
り、「V」は、和音G、つまり「ソシレ」の和音であ
る。また、「V7」は、和音G7、つまり、「ソシレフ
ァ」の4音からなる和音である。ハ長調の曲調では、上
記の和音進行によって、一つの完結した楽曲の印象が与
えられる。このような和音進行の組は、調によって複数
定められており、和声学、作曲学等の研究によって広く
知られている。
【0029】また、このハードディスク15に格納され
ている音程情報は、各和音に対応して、当該和音の根音
と中音と属音とに相当する。例えば和音Cの和音に対し
ては、それぞれ「ド」、「ミ」、「ソ」の音程になる。
さらに音長情報は、音楽として一般的なリズムをなすよ
うな1小節分の音長の組み合わせであり、具体的には、
図2に示すように、8分音符8音からなる小節や、付点
8分音符と、16分音符との2音を2度繰り返し(計4
音)に8分音符4音が引き続く、合計8音の小節等が格
納されている。1小節は、例えば4拍子であれば、4分
音符1つ分の音長ごとに拍があり、合計4拍のリズムを
持つ。上記のように8音ある場合には、拍の上にある音
と、拍と拍との間にある音とが交互に組み合わされてい
ることになる。
【0030】ここで、CPU12がデータ列を変換する
処理について説明する。CPU12は、まず、ハードデ
ィスク15に格納されている複数の変換規則情報と、音
長情報とから、変換規則と、音長の組とを1つずつ選択
して読み出す。この変換規則情報と音長情報とは、デー
タ列の長さに応じて選択することが好ましい。例えば、
1小節のみであれば、和音進行が「C」のみからなる変
換規則情報を選択して読み出し、4小節必要であれば、
和音進行「C→G→G7→C」等を選択して読み出す。
また、1小節あたりの音長情報の数(すなわち音符の
数)により、データ数が調整可能である。
【0031】そしてCPU12は、RAM13に格納さ
れているデータ列を2ビットずつの組とし、各データの
組の値を読み出した音長情報に基づいて、ハードディス
ク15に格納された音程情報を参照しつつ、小節内の各
拍の上にある音程に変換する。具体的には、拍の上にあ
る音が対応する和音の根音(例えば和音Cであれば
「ド」の音)には、データ「00」を、中音(和音Cの
とき「ミ」の音、つまり3度の音)には、データ「0
1」を、属音(和音Cのとき「ソ」の音、つまり5度の
音)には、データ「10」をそれぞれ対応づけ、根音で
も中音でも属音でもない音には、データ「11」を対応
づけて変換する。
【0032】以下、具体的に、「C→G→G7→C」の
和音進行を変化する変換規則として選択しているとき
に、CPU12が、RAM13に格納された「00、0
0、01、11、01、01…」の情報を4拍子の楽譜
に変換する場合について説明すると、まず、前半の4つ
のデータ「00、00、01、11、」がそれぞれ、和
音Cの根音(ド)、根音(ド)、中音(ミ)、その他の
音(例えばレ)に変換される。また、次のデータ「0
1」は、和音Gの中音(シ)の音に変換される。拍と拍
との間にある音は、両隣の音程を連続的に接続する音と
するのが違和感を感じさせないため、好ましい。従っ
て、それぞれ「ド」、「レ」、「ミ」、「ド」を間にお
いて、結局この4つのデータに対応する最初の小節は、
「ドドドレミミレド」の8音を8分音符で表したものと
なる。尚、楽譜の最後に相当する音は、調に対する解決
音とするのが、違和感がないため、好適である。
【0033】ここで、CPU12が変換したデータ列に
基づいて画像を生成する処理について説明する。まず、
CPU12は、変換された音程や拍の情報を公知の方法
で楽譜の画像に変換し、変換に際して選択した和音進行
の情報(規則属性情報)をこの楽譜の画像に合わせて配
置する。すなわち、図2(a)に示すように、和音を
「C」や「G」等といった文字で、対応する小節近傍に
表示してもよいし、図2(b)に示すように、和音を表
す音譜を合わせて表示するスコア譜として表示してもよ
い。そして、CPU12は、このようにして生成した画
像をプリンタ17により印刷出力する。具体的にCPU
12は、一旦音程をMIDI(Musical Instrument Dig
ital Interface)データに変換し、所定のパラメータ
(例えば基準時間1/96拍、テンポは1分間に4分音
符120拍、4分音符の音長は86/96拍、音量は1
00(0でオフ、最大127)等)情報を利用して、
「CakeWalk8」(商標)等の楽譜作成プログラ
ムを用いて符号画像としての楽譜を生成、印刷すればよ
い。
【0034】このようなCPU12の処理により、32
ビットのデータ列を4小節分の楽譜として表現し、印刷
出力することで、違和感のない符号画像を生成できる。
さらに、変換規則を刻々と変化させつつ、データ列の各
データを変換しており、かつ、変換規則の変化自体も音
楽的に違和感のないものとすることで、データ列に基づ
いて生成された楽譜で表現された音楽としても違和感の
少ないものにできる。さらに、本発明において特徴的な
ことは、和音の進行において、データ列の最後に対応す
る小節の和音を楽曲の終了を感じさせる和音とすること
で、データ列の最後を表現できることである。このよう
な楽曲の終了を感じさせる和音は、一般には、調に対応
する解決音を含む和音及びその展開和音である。
【0035】また、ここでは、音程にのみデータ列を対
応させたが、CPU12のデータ列を変換する処理とし
ては、和音自体にデータを対応づけてもよい。具体的に
は、主和音(根音が最低音)に「00」、中音を最低音
とする第1の展開和音に「01」、属音を最低音とする
第2の展開和音に「10」、その他の和音に「11」を
対応づけてもよい。具体的に、「01、00、00、0
1」のデータ列をC→G→G7→Cの和音進行に合わせ
るときには、それぞれ第1の展開和音、主和音、主和
音、第1の展開和音を楽譜として表示する。この場合に
は、具体的に、図3に示すような楽譜が表示・印刷出力
される。
【0036】さらに、拍と拍との間の音であって、対応
する和音の根音、中音、属音のいずれでもない音(以
下、「修飾音」という)の数に応じて、修飾音が0個の
ときには「00」、1個のときには「01」、2個のと
きには「10」、3個のときには「11」というように
データを対応づけてもよい。この場合には、CPU12
が、拍と拍の間の音の音程を決定する際に、当該音程を
対応する和音の根音、中音、属音のいずれかにするか否
かによって決めればよい。また、CPU12は、対応す
る数の音を挿入可能な音長情報をハードディスク15か
ら読み出しておく。具体的に「00、01、00、01
…」のデータ列をC→G→G7→Cの和音進行に合わせ
るときには、図4に示すような楽譜となる。
【0037】これらのデータ変換方法を組み合わせて用
いることにより、4拍子の楽曲に対して、1小節中に音
程による8ビット、和音による2ビット、さらに修飾音
の数による8ビットの合計18ビットが表現できる。
【0038】また、小節単位に合わない数のデータ列に
対しては、すでに説明したように、相当するデータ数の
音長情報を選択して用いればよいが、CPU12が、休
符を含めて拍数を調整し、データの個数に合わせた符号
画像としても構わない。この場合、休符は楽曲の先頭と
しておくのが好ましい。楽曲の先頭とすることで、弱起
の曲調となって、楽曲の最後を解決音で締めくくること
ができ、楽曲の終了を感じさせることができるからであ
る。このようにすれば、図5に示すような楽譜の符号画
像が生成され、印刷出力されることになる。
【0039】尚、ここでは、楽譜を横方向(第1の軸方
向)に進行するように配置し、音程を縦方向(第2の軸
方向)の座標で表したが、例えば極座標として、角度方
向(第1の軸方向)に進行する楽譜に対し、半径方向
(第2の軸情報)の座標で音程を表してもよい。このよ
うに、第1、第2の座標の軸は、直線でなくても構わな
いし、直交していなくてもよい。さらに、ここでは、楽
譜の画像として表現していたが、楽譜のみならず、例え
ば、音符の代わりに星印を用いてもよいし、さらに、色
彩の変化(グラデーション)を変換規則情報として、各
データをこのグラデーションに調和する色彩に変換する
等、連続する模様に変換してもよい。すなわち、変換規
則は、変換後のデータから元のデータ列が再生できれ
ば、いかなるものでも構わない。
【0040】このように、本発明の画像生成装置によれ
ば、変換規則を変化させつつ、データを変換するので、
この変換規則の変化を調整することで、符号画像全体と
してのリズム、バランス及び意味合いに配慮した、より
違和感の少ない符号画像を生成できる。
【0041】次に、本発明の第2の実施の形態に係る画
像読取装置について、図面を参照しつつ説明する。本実
施の形態の画像読取装置は、上記の第1の実施の形態に
係る画像生成装置が生成し、印刷出力した符号画像を読
み取って、対応する処理を行う。本実施の形態の画像読
取装置2は、図6に示すように、撮像手段としてのカメ
ラ21と、CPU22と、RAM23と、ROM24
と、ハードディスク25と、外部記憶ドライブ26とか
ら基本的に構成されており、各部は、バスを介して相互
に接続されている。
【0042】カメラ21は、符号画像を含む画像を撮影
して、撮影した画像をBMPやTIFFなどの形式の画
像データとしてRAM23に格納する。CPU22は、
ROM24やハードディスク25に格納されているプロ
グラムに従って、画像抽出、画像認識、情報再生等の各
処理を行う。このCPU22の処理については、後述す
る。RAM23は、撮影した画像データを格納するバッ
ファとして動作する。また、このRAM23は、CPU
22が処理を行う際には、ワークメモリとしても動作す
る。ROM24には、CPU22が処理するプログラム
や、パラメータが格納されている。ハードディスク25
は、CPU22が処理するプログラム等を格納してい
る。また、このハードディスク25には、外部記憶ドラ
イブ26を介してフロッピー等の外部記憶用メディアか
ら読み出されたプログラムがインストールされる。外部
記憶ドライブ26は、フロッピーディスク、光磁気ディ
スク、光ディスク等の記録媒体との間でデータの読み出
し、格納を行う。
【0043】ここで、CPU22が行う処理について説
明する。尚、以下の説明でCPU22には、音符の数を
数えるためのカウンタが設定され、現在の変換規則とし
ての和音を保持する記憶部としてのレジスタ(変換規則
レジスタ)が設定されているとする。CPU22は、図
7に示すように、カメラ21が撮影した画像データをR
AM23から読み出して、この画像データに基づいて楽
譜を認識してMIDIデータを生成する(S11)。こ
こでCPU22が生成したMIDIデータでは、旋律に
相当するデータが第1のチャンネルのデータとして、和
音に相当するデータは第2のチャンネルのデータとして
それぞれ扱われる。この処理は、公知の方法で達成で
き、例えば「スコアメーカー」(商標)等のソフトウエ
アがある。
【0044】MIDIデータは、楽譜に表された各パー
トをチャンネルとして扱い、各チャンネルに関する情報
をチャンネル情報として各パートの実際の音程の情報に
先だって格納している。各音の音程、音量のデータは、
その音を鳴らす時刻の情報とともに格納されている。
【0045】CPU22は、処理S11で生成した、こ
のようなMIDIデータを逐次読み出し(S12)、読
み出したデータが第1のチャンネルのデータか否かを調
べ(S13)、第1のチャンネルのデータであると(Y
esであると)、当該データに基づいて音程を検出し
(S14)、さらに、拍の上の音であるか否かを調べる
(S15)。拍の上の音であるか否かの判断は、楽譜の
画像に基づいて認識されたMIDIデータのうち、速
度、拍子のデータと、当該音程の時刻情報とに基づいて
判断できる。
【0046】CPU22は、処理S12で読み出したデ
ータが拍の上のデータであれば(Yesであれば)、カ
ウンタの現在のカウント値に応じてデータを再生し、さ
らに変換規則レジスタを参照し、処理S14で検出した
音程が現在の和音の根音、中音、属音、又はそれ以外の
どれであるかによって処理S14で検出した音程に基づ
いてデータを再生し(S16)、RAM23に格納す
る。そして、CPU22は、カウンタをリセットし(S
17)、処理S20に移行する。
【0047】一方、処理S15において、処理S12で
読み出したデータが拍の上にない音のデータであれば
(Noであれば)、当該音のデータが修飾音か否かを調
べ(S18)、修飾音であれば(Yesであれば)、カ
ウンタをインクリメントして(S19)、処理S20に
移行し、処理S18において、修飾音でなければ(No
であれば)、そのまま処理S20に移行する。
【0048】そしてCPU22は、和音の進行が楽曲の
終了を感じさせる和音になっているか否かを判断し(S
20)、そのような和音になっていれば(Yesなら
ば)、MIDIデータの終了か否かを判断し(S2
1)、MIDIデータの終了であれば(Yesなら
ば)、処理を終了し、再生したデータに基づいて各種の
処理を行う。一方、処理S20又は処理S21で、No
であれば、CPU22は、処理S12に戻って処理を続
ける。
【0049】さらに、CPU22は、処理S13におい
て、処理S12で読み出したデータが第1のチャンネル
のデータでなければ(Noであれば)、和音を構成する
複数の音程を検出して(S22)、当該和音が主和音、
第1の展開和音、第2の展開和音又はそれ以外のどれか
によってデータを再生し(S23)、処理S20に移行
する。
【0050】尚、ここでは、画像生成装置が符号画像と
して楽譜を生成し、印刷出力した場合について説明した
が、音符以外の例えば星印等のアイコンを用いても、こ
のアイコンの並び具合からデータ列の順序を検出し、さ
らに変換規則の情報と各データとを分離して検出し、デ
ータ列を再生すればよい。また、色彩等の連続模様を用
いる場合にも、変換規則となる部分画像と、データを表
す部分画像とを分離し、各々を検出して、対応する変換
規則に基づいて部分画像を解析し、データ列を再生すれ
ばよい。
【0051】また、上述の例では、規則属性情報とし
て、選択した和音進行の情報を楽譜に示していたが、こ
の情報を記さなくても構わない。この場合には、予め画
像生成装置と画像読取装置とで共通の和音進行を選択し
ておけばよい。ここで、この共通の和音進行を秘匿して
おけば、画像生成された旋律の楽譜は、この和音進行を
解読キーとした暗号として扱うことができる。
【0052】
【発明の効果】本発明の画像生成装置によれば、変化す
る変換規則に基づいてデータ列を構成する各データを変
換し、変換されたデータを表現した画像を生成している
ので、変換規則の変化を調整して当該データ列を表現し
た画像の違和感を軽減できる。
【0053】また、本発明の画像生成装置によれば、和
音進行に基づいてデータ列を構成する各データを当該和
音と調和する音程の音符の情報に変換し、当該音符を配
列した楽譜の画像を生成しているので、和音進行を楽曲
としてまとまりのあるものとしておくことで、変換され
たデータを表現した楽譜を音楽的にも違和感の少ないも
のとすることができる。
【0054】さらに本発明の画像読取装置によれば、印
刷物から読み取ったデータから、変化する変換規則に基
づいて、データ列を再生しているので、本発明の画像生
成装置が生成した違和感の少ない画像に基づいて、デー
タ列を再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る画像生成装
置の構成ブロック図である。
【図2】 本発明の画像生成装置が生成した楽譜の符号
画像の一例を表す説明図である。
【図3】 本発明の画像生成装置が生成した楽譜の符号
画像の一例を表す説明図である。
【図4】 本発明の画像生成装置が生成した楽譜の符号
画像の一例を表す説明図である。
【図5】 本発明の画像生成装置が生成した楽譜の符号
画像の一例を表す説明図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装
置の構成ブロック図である。
【図7】 CPU22の処理を表すフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
1 画像生成装置、2 画像読取装置、11 データ入
力部、12,22 CPU、13,23 RAM、1
4,24 ROM、15,25 ハードディスク、1
6,26 外部記憶ドライブ、17 プリンタ、21
カメラ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の変換規則に従って、データ列を構
    成する各データを変換する変換手段を具備する画像生成
    装置において、 前記変換手段が変換したデータに基づいて画像を生成し
    て出力する手段と、を有し、 前記変換手段は、前記変換規則を変化させつつデータを
    変換することを特徴とする画像生成装置。
  2. 【請求項2】 変換規則を所定のタイミングで変化させ
    ながら、当該変換規則に従ってデータ列を構成する各デ
    ータを変換する変換手段と、 前記変換手段で変換されたデータを、第1の軸に沿っ
    て、前記データ列の順序で、第2の軸方向にプロットし
    た画像を生成する生成手段と、を有することを特徴とす
    る画像生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像生成装置において、
    前記生成手段は、さらに、前記プロットされたデータと
    ともに、当該データの変換が行われたときの変換規則を
    表す規則属性情報を、前記第1の軸に沿って表示するこ
    とを特徴とする画像生成装置。
  4. 【請求項4】 所定の変換規則に従ってデータ列から変
    換されたデータを表現した画像を印刷した印刷物であっ
    て、 前記変換規則は、所定のタイミングで変化し、 前記画像は、前記変換されたデータを、第1の軸に沿っ
    て、前記データ列の順序で、第2の軸方向にプロットし
    た画像であることを特徴とする印刷物。
  5. 【請求項5】 和音に基づいて、データ列を構成する各
    データを音程の情報に変換する変換手段と、 当該音程の情報に基づいて楽譜の画像を生成する生成手
    段と、 前記生成手段が生成した画像を印刷出力する出力手段を
    有することを特徴とする画像生成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像生成装置におい
    て、 前記変換手段が、小節ごとに和音を変化させつつ、前記
    データ列を構成する各データを音程の情報に変換するこ
    とを特徴とする画像生成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の画像生成装置におい
    て、 前記画像生成手段は、旋律の楽譜の画像に併せて、前記
    和音を表す画像を表示したスコア譜の画像を生成するこ
    とを特徴とする画像生成装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の画像生成装置において、 前記画像生成手段は、旋律の楽譜の画像に併せて、前記
    和音を表す音符を楽譜の画像として生成し、スコア譜の
    画像を生成することを特徴とする画像生成装置。
  9. 【請求項9】 請求項6から8のいずれかに記載の画像
    生成装置において、前記変換手段は、最後の小節での前
    記和音を、楽曲の終了を感じさせる和音とすることを特
    徴とする画像生成装置。
  10. 【請求項10】 所定のタイミングで変化する変換規則
    に従ってデータ列から変換されたデータを、第1の軸に
    沿って、前記データ列の順序で第2の軸方向にプロット
    した画像を印刷した印刷物を撮影する手段と、 撮影された前記画像に基づいて前記データを検出する手
    段と、 検出されたデータを前記変換規則に従って、データ列を
    再生する手段と、を含むことを特徴とする画像読取装
    置。
  11. 【請求項11】 画像で表現された情報を読み取る画像
    読取装置であって、 前記画像を撮影する手段と、 撮影された前記画像から情報を含む部分の画像を部分画
    像として抽出する抽出手段と、 前記画像抽出手段で抽出された部分画像に基づいて情報
    を再生する再生手段とを含むことを特徴とする画像読取
    装置。
  12. 【請求項12】 小節ごとに和音が変化する音楽のスコ
    ア譜の画像で表現された情報を読み取る画像読取装置で
    あって、 スコア譜の画像を撮影する手段と、 撮影された前記スコア譜の画像から少なくとも和音の楽
    譜の画像と旋律の楽譜の画像とを分離して抽出する手段
    と、 前記抽出された楽譜の画像のうち、和音の楽譜の画像に
    基づいて各小節の和音を検出する手段と、 前記抽出された楽譜の画像のうち、旋律の楽譜の画像に
    基づいて、小節毎に旋律の音程の情報を検出する手段
    と、 小節毎に検出された前記和音と、対応する小節で検出さ
    れた旋律の音程の情報とに基づいてデータ列を再生する
    再生手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の画像読取装置であ
    って、 前記スコア譜の画像を撮影する手段が請求項9記載の画
    像生成装置で生成されたスコア譜を撮影し、 前記再生手段は、特定の小節で検出された和音が楽曲の
    終了を感じさせる和音であれば、当該小節でデータ列が
    終了するか否かを判断することを特徴とする画像読取装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8618399B2 (en) 2010-12-27 2013-12-31 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Musical score recognition device and computer-readable storage medium

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