JP2001051493A - 現像装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びカラー画像形成装置

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JP2001051493A
JP2001051493A JP11228854A JP22885499A JP2001051493A JP 2001051493 A JP2001051493 A JP 2001051493A JP 11228854 A JP11228854 A JP 11228854A JP 22885499 A JP22885499 A JP 22885499A JP 2001051493 A JP2001051493 A JP 2001051493A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体と対向する現像領域で下方から上方
に移動するようにトナー担持体を回転させる現像装置に
おいて、十分な画像濃度を有する画像が得られるように
する。 【解決手段】 トナー担持体21を像担持体10と対向する
現像領域で下方から上方に移動するように回転させ、ト
ナー供給部材からトナー担持体にトナーtを供給する現
像装置において、トナー供給部材の下方に受け部材23を
設けてトナー滞留部24を形成し、トナー供給部材とトナ
ー担持体とが接触する位置aから装置本体20内でトナー
供給部材の接線と水平線とがなす角度αがトナーの安息
角と一致する位置bまでの間におけるトナー供給部材と
トナー滞留部の上壁面24a との最短間隔S1を0.1mm ≦
S1≦3mm 、上記の位置bでのトナー供給部材の法線方向
におけるトナー供給部材とトナー滞留部の上壁面との間
隔S2を3mm 以上にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置に使用される現像装置及びこのよ
うな現像装置にそれぞれ色彩の異なったトナーを収容さ
せてカラー画像を形成するカラー画像形成装置に係り、
特に、現像剤にトナーのみを使用し、このトナーをロー
ラ状になったトナー担持体により像担持体と対向する現
像領域に導いて現像を行うにあたり、像担持体と対向す
る現像領域において、下方から上方に移動するようにト
ナー担持体を回転させると共に、このトナー担持体の下
部に規制部材を設け、トナー担持体によって現像領域に
搬送されるトナーの量をこの規制部材により規制するよ
うにした現像装置及びこのような現像装置を使用したカ
ラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置において使用される現像装置としては、現像剤
にトナーとキャリアとを使用した2成分現像方式のもの
の他に、キャリアを使用せずにトナーのみを使用した1
成分現像方式のものが知られている。
【0003】ここで、現像剤にトナーのみを使用した1
成分現像方式の現像装置としては、例えば、図1に示す
ように、装置本体1の収容部1a内に収容されたトナー
tをトナー送り部材2によりローラ状になったトナー供
給部材3に送り、このトナー供給部材3を回転させてト
ナーtをローラ状になったトナー担持体4に供給し、こ
のように供給されたトナーtをこのトナー担持体4の回
転によって搬送させると共に、このトナー担持体4の表
面に規制部材5を圧接させ、この規制部材5によりトナ
ー担持体4によって搬送されるトナーtの量を規制する
と共にこのトナーtを摩擦帯電させ、このように規制さ
れて帯電されたトナーtをトナー担持体4により像担持
体6と対向する現像領域に導いて現像を行うようにした
ものが用いられていた。
【0004】ここで、従来の現像装置においては、同図
に示すように、トナー担持体4と像担持体6とが対向す
る現像領域において、トナー担持体4と像担持体6とが
それぞれ上方から下方に移動するように回転していた。
【0005】しかし、画像形成装置の種類によっては上
記の像担持体を現像領域において下方から上方に移動さ
せることが必要になることがあり、特に、複数の現像装
置にそれぞれ異なった色彩のトナーを収容させてカラー
画像を形成するにあたり、像担持体に形成されたトナー
像を重ねて転写させる中間転写体を設けたカラー画像形
成装置においては、その装置をコンパクト化させるため
に、像担持体を現像領域において下方から上方に移動さ
せることが必要になることがあった。
【0006】ここで、このように現像領域において像担
持体を下方から上方に移動させる場合において、上記の
ようにトナー担持体が現像領域において上方から下方に
移動するように回転させると、トナー担持体と像担持体
とを接触させて現像させる場合には、トナー担持体が像
担持体と接触する上流部分にトナーが溜って、このトナ
ーが外部にこぼれたり、形成される画像にカブリが生じ
るという問題があり、またトナー担持体と像担持体とを
接触させないで現像させる場合には、トナー担持体と像
担持体との間でリークが発生しやすくなるという問題が
あった。
【0007】そして、近年においては、特開平9−24
4406号公報、特開平10−171226号公報等に
示されるように、トナー担持体と像担持体とが対向する
現像領域において像担持体が下方から上方に移動する場
合に、トナー担持体が現像領域において下方から上方に
移動するようにトナー担持体が回転させ、このトナー担
持体にローラ状になったトナー供給部材から供給した
後、このトナー供給部材によりトナー担持体の回転方向
下流側におけるトナー担持体の下部側においてトナー担
持体に供給されたトナーを規制部材によって規制するよ
うにした現像装置が提案されている。
【0008】ここで、これらの公報に示される現像装置
においては、装置本体内に設けたトナー送り部材を回転
させてトナーをトナー供給部材に送り、このトナー供給
部材からトナー担持体にトナーを供給するようにしてい
た。
【0009】しかし、このようにトナー送り部材を回転
させて、トナーをトナー供給部材に送るだけでは、十分
な量のトナーをトナー供給部材からトナー担持体に供給
することができず、特に、装置本体内におけるトナーの
量が少なくなった場合には、トナー供給部材に導かれる
トナーの量が少なくなって、トナー担持体に十分な量の
トナーが供給されなくなり、トナー担持体によって現像
領域に導かれるトナーの量が減少して、形成される画像
の濃度が低下し、特に、ベタ画像を形成する場合に濃度
低下やカスレが発生するという問題があった。
【0010】このため、上記のトナー送り部材の回転速
度を速くして、トナー供給部材に送るトナーの量を増加
させることが考えられるが、このようにトナー送り部材
の回転速度を速くすると、装置本体内におけるトナーの
残量を光学式センサーによって検知することが困難にな
るという問題があり、またトナー送り部材の回転速度を
速くするために、動力の大きな駆動装置が必要になった
り、回転速度を速くするための機構が必要になる等の問
題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、回転する
トナー担持体によりトナーを像担持体と対向する現像領
域に導いて現像を行うにあたり、像担持体と対向する現
像領域において、下方から上方に移動するようにトナー
担持体を回転させると共に、このトナー担持体の下部に
規制部材を設け、この規制部材によりトナー担持体によ
り現像領域に搬送されるトナーの量を規制するようにし
た現像装置における上記のような問題を解決することを
課題とするものである。
【0012】すなわち、この発明は、上記のような現像
装置において、装置本体内に設けたトナー送り部材を回
転させて、トナーをトナー供給部材に送り、このトナー
供給部材からトナー担持体にトナーを供給するにあた
り、十分な量のトナーが安定してトナー供給部材からト
ナー担持体に供給されるようにし、トナー担持体によっ
て十分な量のトナーが現像領域に導かれ、ベタ画像を形
成する場合においても濃度低下やカスレが発生するとい
うことがなく、十分な画像濃度を有する良好な画像が得
られるようにすることを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明における現像装
置においては、上記のような課題を解決するため、ロー
ラ状になったトナー担持体を像担持体と対向する現像領
域で下方から上方に移動するように回転させると共に、
装置本体内においてローラ状になったトナー供給部材を
このトナー担持体と接触させて回転させ、トナーをこの
トナー供給部材からトナー担持体に供給し、このトナー
供給部材よりもトナー担持体の回転方向下流側の位置に
おいて規制部材によりトナー担持体によって搬送される
トナーの量を規制し、このトナーをトナー担持体により
現像領域に導いて現像を行い、現像後におけるトナーを
トナー担持体によって装置本体内に戻すようにした現像
装置において、上記のトナー供給部材の下方に受け部材
を設けてトナー担持体に供給するトナーを滞留させるト
ナー滞留部を形成すると共に、現像後におけるトナーを
トナー担持体によって装置本体内に戻す位置にトナー担
持体と接触するようにしてシール材を設け、上記のトナ
ー供給部材とトナー担持体とが接触する位置から、トナ
ー担持体と反対側でトナー供給部材の接線と水平線とが
なす角度αがトナーの安息角と一致する位置までの領域
において、トナー供給部材とトナー滞留部の上壁面との
最短間隔S1が0.1mm≦S1≦3mmになるように
すると共に、トナー供給部材の接線と水平線とがなす角
度αがトナーの安息角と一致する位置でのトナー供給部
材の法線方向におけるトナー供給部材とトナー滞留部の
上壁面との間隔S2が3mm以上になるようにしたので
ある。
【0014】そして、この発明における現像装置のよう
に、トナー担持体を像担持体と対向する現像領域で下方
から上方に移動するように回転させ、規制部材よりトナ
ー担持体の回転方向上流側の位置で、トナー供給部材か
らトナー担持体にトナーを供給するにあたり、トナー供
給部材の下方に受け部材を設けてトナー担持体に供給す
るトナーを滞留させるトナー滞留部を形成すると共に、
トナー担持体と反対側でトナー供給部材の接線と水平線
とがなす角度αがトナーの安息角と一致する位置おい
て、トナー供給部材の法線方向におけるトナー供給部材
とトナー滞留部の上壁面との間隔S2が3mm以上にな
るようにすると、このトナー滞留部に十分な量のトナー
が滞留されるようになる。
【0015】そして、このようにトナー滞留部に滞留さ
れたトナーが上記のトナー供給部材によってトナー担持
体に供給されるようになり、トナー送り部材の回転速度
を速くしなくても、十分な量のトナーがトナー供給部材
によってトナー担持体に供給されるようになり、特に、
装置本体内におけるトナーの量が少なくなった場合にお
いても、トナー担持体によって十分な量のトナーが安定
して現像領域に導かれて現像に使用され、ベタ画像を形
成する場合にも濃度低下やカスレが発生するのが抑制さ
れて、十分な画像濃度を有する画像が得られるようにな
る。
【0016】また、この発明における現像装置のよう
に、上記のトナー供給部材とトナー担持体とが接触する
位置から、トナー担持体と反対側でトナー供給部材の接
線と水平線とがなす角度αがトナーの安息角と一致する
位置までの領域において、トナー供給部材とトナー滞留
部の上壁面との最短間隔S1が0.1mm≦S1≦3m
mになるようにすると、トナー供給部材とトナー滞留部
の上壁面との間においてトナーが詰まるということがな
く、トナーがトナー供給部材によって適切に搬送される
ようになり、またトナー供給部材とトナー滞留部の上壁
面との間におけるトナーの量が多くなり過ぎるというこ
ともなく、トナー担持体と接触するように設けたシール
材に圧力が加わってトナーが外部に漏れるのが防止され
る。
【0017】また、この発明におけるカラー画像形成装
置においては、異なった色彩のトナーを収容させた複数
の現像装置と、これらの各現像装置により像担持体に形
成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを備
えたカラー画像形成装置において、この発明における上
記のような現像装置を用いるようにしたのである。
【0018】そして、このようにカラー画像形成装置に
おける各現像装置に、像担持体と対向する現像領域にお
いてトナー担持体が下方から上方に移動するように回転
するようになったこの発明の現像装置を使用すると、像
担持体を現像領域において下方から上方に移動させるよ
うにして十分な画像濃度を有する画像を形成することが
できると共に、カラー画像形成装置の構成に対応して、
装置をコンパクト化させることもできるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
現像装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0020】この実施形態に係る現像装置においては、
像担持体10と僅かな間隔を介して対向するようにトナ
ー担持体21を設け、このトナー担持体21と像担持体
10とを逆方向に回転させて、トナー担持体21と像担
持体10とが対向する現像領域において、トナー担持体
21と像担持体10とがそれぞれ下方から上方に移動す
るようにしている。
【0021】また、この現像装置においては、その装置
本体20の収容部20a内にトナーtを収容させると共
に、羽根部材22aが設けられたトナー送り部材22を
回転可能に設けている。
【0022】そして、上記のトナー送り部材22を回転
させ、このトナー送り部材22における羽根部材22a
によって収容部20a内に収容されたトナーtを受け部
材23が設けられたトナー滞留部24に供給するように
している。
【0023】また、このようにしてトナーtが供給され
るトナー滞留部24内に、外周部に発泡された弾性層2
5aを有するローラ状のトナー供給部材25を上記のト
ナー担持体21に圧接させるようにして設けている。
【0024】ここで、この実施形態に係る現像装置にお
いては、図3に示すように、トナー担持体21反対側で
トナー供給部材25の接線と水平線とがなす角度αがト
ナーtの安息角と一致する位置bにおいて、トナー供給
部材25の法線方向におけるトナー供給部材25とトナ
ー滞留部24の上壁面24aとの間隔S2が3mm以上
になるようにすると共に、トナー供給部材25とトナー
担持体21とが接触する位置aから上記のトナーtの安
息角と一致する位置bまでの領域において、トナー供給
部材25とトナー滞留部24の上壁面24aとの最短間
隔S1が0.1mm≦S1≦3mmになるようにしてい
る。
【0025】このようにトナー供給部材25の接線と水
平線とがなす角度αがトナーtの安息角と一致する位置
bにおいて、トナー供給部材25の法線方向におけるト
ナー供給部材25とトナー滞留部24の上壁面24aと
の間隔S2が3mm以上になるようにすると、このトナ
ー滞留部24に十分な量のトナーtが滞留されるように
なる。
【0026】そして、上記のようにトナー供給部材25
をトナー担持体21に圧接させた状態で、このトナー供
給部材25をトナー担持体21と同方向に回転させて、
トナー供給部材25とトナー担持体21とが接触する部
分においてこれらを逆方向に移動させるようにし、この
トナー供給部材25からトナー滞留部24におけるトナ
ーtをトナー担持体21に供給するようにしている。
【0027】また、上記の受け部材23に導電性材料で
板状に形成されたプレ帯電部材26の一端を取り付ける
と共に、このプレ帯電部材26をトナー供給部材25の
下方においてトナー担持体21の回転方向下流側に向け
て延出させ、トナー供給部材25よりもトナー担持体2
1の回転方向下流側の位置において、このプレ帯電部材
26の先端部をトナー担持体21の軸方向に沿って適当
な線圧で接触させている。
【0028】そして、このプレ帯電部材26との接触に
よってトナー担持体21に供給されたトナーtを予備帯
電させ、このように予備帯電されたトナーtをトナー担
持体21に静電気力により保持させるようにしている。
【0029】また、上記のプレ帯電部材26の先端部よ
りもトナー担持体21の回転方向下流側におけるトナー
担持体21の下部において、トナー担持体21の回転方
向上流側に向けて延出された板状になった規制部材27
の端部を、プレ帯電部材26の先端部と適当な隙間を有
するようにしてトナー担持体21に接触させ、上記のよ
うにトナー担持体21に静電気力により保持されたトナ
ーtをこの規制部材27に導くようにしている。この場
合、上記のようにトナーtがトナー担持体21に静電気
力によって保持されているため、規制部材27に導かれ
る前にトナーtがトナー担持体21から離れて落下する
のが抑制され、十分な量のトナーtがトナー担持体21
によって規制部材27の位置に導かれるようになる。
【0030】そして、この規制部材27によりトナー担
持体21から余分なトナーtを離脱させて、現像領域に
搬送されるトナーtの量を規制すると共にこのトナーt
を帯電させるようにしている。なお、この規制部材27
によってトナー担持体21から離脱された余分なトナー
tは上記の隙間を通して下方に導かれ、その下方に設け
られた戻しローラ28によって上記の収容部20aに戻
される。
【0031】次いで、上記のように規制部材27により
規制されると共に帯電されたトナーtをトナー担持体2
1によって像担持体10と対向する現像領域に搬送し、
この現像領域において、上記のようにトナー担持体21
と像担持体10とをそれぞれ下方から上方に移動させる
と共に、トナー担持体21に現像バイアス電源29から
直流電圧に交流電圧が重畳された現像バイアス電圧を印
加させて、トナー担持体21と像担持体10との間に振
動電界を作用させ、像担持体10に形成された静電潜像
部分にトナー担持体21からトナーtを供給して現像を
行うようにしている。なお、この実施形態においては、
上記のようにトナー担持体21と像担持体10とを現像
領域において僅かな間隔を介して対向させて現像を行う
ようにしたが、トナー担持体21と像担持体10とを現
像領域において接触させて現像を行うようにすることも
可能である。
【0032】また、上記のようにして像担持体10に形
成された静電潜像を現像した後は、このトナー担持体2
1に残ったトナーtを装置本体20に戻すようにし、ト
ナー担持体21に残ったトナーtを装置本体20に戻す
位置において、クッション材31によりシール材32を
トナー担持体21に押し付けると共に、このシール材3
2に除電用電源33からトナーtを除電させる電圧を印
加させて、トナー担持体21に残ったトナーtを除電さ
せるようにしている。
【0033】そして、このようにトナー担持体21に残
ったトナーtを除電させた後、このトナー担持体21に
残ったトナーtを、前記のようにトナー担持体21と接
触する部分において逆方向に移動するトナー供給部材2
5によりトナー担持体21から離脱させ、このように離
脱されたトナーtをトナー供給部材25により搬送させ
てトナー滞留部24におけるトナーtと混合させると共
に、前記のようにこのトナー供給部材25からトナー担
持体21に新たなトナーtを供給させるようにする。
【0034】ここで、この実施形態における現像装置に
おいては、前記のようにトナー供給部材25とトナー担
持体21とが接触する位置aから上記のトナーtの安息
角と一致する位置bまでの領域において、トナー供給部
材25とトナー滞留部24の上壁面24aとの最短間隔
S1を0.1mm以上にしているため、トナー供給部材
25により離脱されたトナーtがトナー供給部材25と
トナー滞留部24の上壁面24aとの間を通して適切に
搬送され、トナーtがトナー供給部材25とトナー滞留
部24の上壁面24aとの間に詰まって溜るということ
がなく、また上記の最短間隔S1を3mm以下にしてい
るため、トナー供給部材25とトナー滞留部24の上壁
面24aとの間に過剰のトナーtが溜るということもな
い。このため、上記のシール材32に過剰の圧力が加わ
ってトナーtが外部に漏れるということがない。
【0035】また、この実施形態に係る現像装置におい
ては、前記のようにトナー担持体21と接触する部分に
おいて、トナー供給部材25をトナー担持体21と逆方
向に移動させるようにしたため、トナー供給部材25を
トナー担持体21と同方向に移動させる場合のように、
トナー担持体21から粒径の大きなトナーtだけが離脱
されて、粒径の小さなトナーtが残るということがな
く、トナー担持体21における粒径の小さなトナーtも
このトナー供給部材25によってトナー担持体21から
確実に離脱されるようになる。このため、先に粒径の小
さなトナーtが多く現像に使用され、収容部20aにお
ける粒径の大きなトナーtの割合が次第に増加して、形
成される画像の画質が変化するということもなくなる。
【0036】次に、上記の図2及び図3に示す現像装置
において、上記のようにトナー滞留部24におけるトナ
ーtをトナー供給部材25からトナー担持体21に供給
して現像を行うにあたり、トナー担持体21と反対側で
トナー供給部材25の接線と水平線とがなす角度αがト
ナーtの安息角と一致する位置bでのトナー供給部材2
5の法線方向におけるトナー供給部材25とトナー滞留
部24の上壁面24aとの間隔S2と、トナー供給部材
25とトナー担持体21とが接触する位置aから上記の
トナーtの安息角と一致する位置bまでの領域における
トナー供給部材25とトナー滞留部24の上壁面24a
との最短間隔S1とを変更させた実験を行い、この発明
の条件を満たす実施例の現像装置が優れていることを明
らかにする。
【0037】(実験1)この実験1においては、上記の
像担持体10として、直径が30mmの感光体ドラムを
用いる一方、トナー担持体21としては直径が16mm
になったものを使用し、このトナー担持体21と像担持
体10とが200μmの間隔を介して対向するように設
け、このトナー担持体21と像担持体10とを逆方向に
回転させて、トナー担持体21と像担持体10とが対向
する現像領域において、トナー担持体21と像担持体1
0とがそれぞれ下方から上方に移動するようにし、像担
持体10の周速度v1を160mm/sにすると共に、
この像担持体10の周速度v1に対するトナー担持体2
1の周速度v2の比θ(=v2/v1)を1.5に設定
した。
【0038】また、上記のトナー供給部材25として
は、外周部に標準セル直径が300μm,アスカーF硬
度が60°になった厚み2.5mmの発泡ウレタンから
なる弾性層25aが形成されたものを用い、このトナー
供給部材25を凹み量が0.6mmになるように上記の
トナー担持体21に押し付け、この状態で、このトナー
供給部材25を周速度300mm/sでトナー担持体2
1と同方向に回転させ、このトナー供給部材25とトナ
ー担持体21とが接触する部分においてこれらが逆方向
に移動するようにし、このトナー供給部材25からトナ
ー滞留部24に滞留されたトナーtをトナー担持体21
に供給すると共に、トナー担持体21によって装置本体
10に戻されてきた現像後のトナーtをトナー担持体2
1から離脱させるようにした。なお、上記のアスカーF
硬度は、市販のアスカーゴム硬度計F型(高分子計器社
製)により測定した値である。
【0039】また、上記のプレ帯電部材26にはSUS
製の板材で構成されたものを用いると共に、上記の規制
部材27としても板厚が0.3mmになったSUS製の
板材で構成されたものを用い、またトナーtとしては、
重量平均粒径が8.0μmで安息角が30°の負帯電性
トナーを使用するようにした。
【0040】ここで、この実験1においては、トナー担
持体21と反対側でトナー供給部材25の接線と水平線
とがなす角度αが上記のトナーtの安息角と一致する位
置bにおいて、トナー供給部材25の法線方向における
トナー供給部材25とトナー滞留部24の上壁面24a
との間隔S2を、下記の表1に示すように2.0mm〜
5.0mmの範囲で変更させる一方、トナー供給部材2
5とトナー担持体21とが接触する位置aから上記のト
ナーtの安息角と一致する位置bまでの領域において、
トナー供給部材25とトナー滞留部24の上壁面24a
との最短間隔S1を1mmに設定した。
【0041】そして、上記のプレ帯電部材26の先端部
をトナー担持体21に接触させて、トナー担持体21に
供給されたトナーtを予備帯電させて、このトナーtを
トナー担持体21に静電気力により保持させ、このトナ
ー担持体21によってトナーtを規制部材27に導き、
この規制部材27により現像領域に導くトナーtの量を
規制すると共にこのトナーtを摩擦帯電させ、このトナ
ーtをトナー担持体21によって像担持体10と対向す
る現像領域に導くようにした。
【0042】そして、この像担持体10に表面電位が−
50Vになったベタの静電潜像を形成する一方、上記の
現像バイアス電源29からトナー担持体21に対して、
−400Vの直流電圧にピーク・ピーク値Vppが16
00Vで周波数が2kHzになった交流電圧を重畳させ
た現像バイアス電圧Vbを印加させ、像担持体10に形
成された上記の静電潜像部分にトナー担持体21からト
ナーtを供給してそれぞれベタ画像を形成するようにし
た。
【0043】ここで、このようにして形成された各ベタ
画像の評価を行い、画像濃度が一定したベタ画像が得ら
れた場合を○、画像濃度が少し低下したが実用上問題が
ない場合を△、画像濃度が大きく低下した場合を×で、
下記の表1に示した。
【0044】
【表1】
【0045】この結果から明らかなように、トナー担持
体21と反対側でトナー供給部材25の接線と水平線と
がなす角度αがトナーtの安息角と一致する位置bにお
いて、トナー供給部材25の法線方向におけるトナー供
給部材25とトナー滞留部24の上壁面24aとの間隔
S2が3mm未満になった場合には、得られたベタ画像
の画像濃度が大きく低下したのに対し、この間隔S2が
3mm以上になったこの発明の条件を満たす実施例のも
のにおいては、ベタ画像の濃度が低下するのが抑制さ
れ、十分な画像濃度を有する画像が得られるようになっ
た。特に、上記の間隔S2を3.5mm以上にした場合
には、画像濃度が一定したベタ画像が得られるようにな
った。
【0046】(実験2)この実験2においては、トナー
担持体21と反対側でトナー供給部材25の接線と水平
線とがなす角度αが上記のトナーtの安息角と一致する
位置bにおいて、トナー供給部材25の法線方向におけ
るトナー供給部材25とトナー滞留部24の上壁面24
aとの間隔S2を5.0mmにする一方、トナー供給部
材25とトナー担持体21とが接触する位置aから上記
のトナーtの安息角と一致する位置bまでの領域におい
て、トナー供給部材25とトナー滞留部24の上壁面2
4aとの最短間隔S1を、下記の表2に示すように0.
0mm〜3.5mmの範囲で変更させると共に、トナー
供給部材25とトナー滞留部24の上壁面24aとの最
短間隔S1になる位置を変更させるようにし、最短間隔
S1になる位置を、下記の表2に示すように上記のトナ
ー供給部材25の中心の沿直線Yから所要角度βずらせ
るようにした。なお、表2にはトナー供給部材25の中
心の鉛直線Yからトナー供給部材25の回転方向上流側
にずれた場合を+、トナー供給部材25の回転方向下流
側にずれた場合を−で表した。
【0047】そして、このようにした以外は、上記の実
験1の場合と同様にしてベタ画像を形成し、形成された
各ベタ画像の評価を行い、画像濃度が一定したベタ画像
が得られた場合を○、画像濃度が少し低下したが実用上
問題がない場合を△、画像濃度が大きく低下した場合を
×で、下記の表2に示した。
【0048】また、この実験2においては、上記のトナ
ー担持体21にシール材32が接触した部分から外部へ
のトナーtの漏れを調べ、トナー漏れが発生しなかった
場合を○、トナー漏れが発生した場合を×で、下記の表
2に合わせて示した。
【0049】
【表2】
【0050】この結果から明らかなように、トナー担持
体21と反対側でトナー供給部材25の接線と水平線と
がなす角度αがトナーtの安息角と一致する位置bにお
いて、トナー供給部材25の法線方向におけるトナー供
給部材25とトナー滞留部24の上壁面24aとの間隔
S2を5.0mmにすると、トナー供給部材25とトナ
ー担持体21とが接触する位置aからトナー供給部材2
5の接線と水平線とがなす角度αが上記のトナーtの安
息角と一致する位置bまでの領域におけるトナー供給部
材とトナー滞留部の上壁面との最短間隔S1がどのよう
な値になった場合においても、上記の実験1の場合と同
様に、画像濃度が一定したベタ画像が得られた。
【0051】一方、上記の位置aから位置bまでの領域
において、トナー供給部材とトナー滞留部の上壁面との
最短間隔S1が0.0mmや3.5mmになった場合に
は、何れもトナー担持体21にシール材32が接触した
部分から外部にトナーtが漏れたのに対して、上記の最
短間隔S1がこの発明の条件を満たす0.1mm≦S1
≦3mmになった実施例のものにおいては、トナー担持
体21にシール材32が接触した部分から外部にトナー
tが漏れるということがなかった。
【0052】次に、前記の実施形態に示した現像装置を
用いたこの発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の
添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0053】ここで、第1の実施形態におけるカラー画
像形成装置においては、図4に示すように、上記の実施
形態における現像装置A1〜A4を4つ使用し、この4
つの現像装置A1〜A4に黄色,マゼンダ色,シアン
色,黒色の異なった色彩のトナーを収容させ、この4つ
の現像装置A1〜A4を回転するホルダー40に保持さ
せ、このホルダー40により各現像装置A1〜A4の位
置を変更させて、各現像装置A1〜A4におけるトナー
担持体21を像担持体10と対向する位置に順々に導
き、トナー担持体21と像担持体10とが対向する現像
領域において、トナー担持体21と像担持体10とがそ
れぞれ下方から上方に移動するようにしている。
【0054】そして、この第1の実施形態におけるカラ
ー画像形成装置によってカラー画像を形成するにあたっ
ては、例えば、先ず黄色のトナーが収容された第1の現
像装置A1におけるトナー担持体21を像担持体10と
対向するように位置させ、像担持体10を回転させて、
像担持体10の表面を帯電装置41によって一様に帯電
させ、このように帯電された像担持体10に対して露光
装置42により画像信号に従った露光を行って、この像
担持体10の表面に静電潜像を形成する。
【0055】次いで、このように静電潜像が形成された
像担持体10と第1の現像装置A1におけるトナー担持
体21とが対向する現像領域において、トナー担持体2
1と像担持体10とをそれぞれ下方から上方に移動させ
て、このトナー担持体21から黄色のトナーを像担持体
10に形成された静電潜像部分に供給して、像担持体1
0に静電潜像に対応した黄色のトナー像を形成する。
【0056】そして、このように像担持体10に形成さ
れた黄色のトナー像を、像担持体10の上方において架
け渡された無端ベルト状になった中間転写体43に転写
させる一方、転写後における像担持体10に残留してい
る黄色のトナーをクリーニング装置44によって像担持
体10から除去させるようにする。
【0057】その後は、上記のホルダー40を回転させ
て、次にマゼンダ色のトナーが収容された第2の現像装
置A2におけるトナー担持体21を像担持体10と対向
するように位置させ、上記の第1の現像装置A1の場合
と同様にして、像担持体10の表面にマゼンダ色のトナ
ー像を形成し、このマゼンダ色のトナー像を黄色のトナ
ー像が転写された上記の中間転写体43に転写させる一
方、転写後における像担持体10に残留しているマゼン
ダ色のトナーをクリーニング装置44によって像担持体
10から除去させる。
【0058】そして、同様の操作を行って、シアン色の
トナーが収容された第3の現像装置A3により像担持体
10の表面にシアン色のトナー像を形成し、このシアン
色のトナー像を上記の中間転写体43に転写させ、黒色
のトナーが収容された第4の現像装置A4により像担持
体10の表面に黒色のトナー像を形成し、このシアン色
のトナー像を上記の中間転写体43に転写させ、このよ
うに中間転写体43上に黄色,マゼンダ色,シアン色,
黒色の各トナー像を転写させてフルカラーのトナー像を
形成する。
【0059】そして、このカラー画像形成装置の下部に
設けられた用紙カセット45から記録シート46を、送
りローラ47によって中間転写体43と転写ローラ48
とが対向する部分に導き、中間転写体43に形成された
フルカラーのトナー像をこの記録シート46に転写さ
せ、このように記録シート46上に転写されたフルカラ
ーのトナー像を定着装置49により記録シート46に定
着させて排紙させる一方、転写されずに中間転写体43
に残ったトナーをクリーニング装置50によって中間転
写体43から除去するようにしている。
【0060】また、第2の実施形態におけるカラー画像
形成装置においては、図5に示すように、上記の実施形
態における現像装置A1〜A4を4つ使用し、この4つ
の現像装置A1〜A4に黄色,マゼンダ色,シアン色,
黒色の異なった色彩のトナーを収容させて、この4つの
現像装置A1〜A4をカラー画像形成装置内に上から順
番に配置させると共に、各現像装置A1〜A4における
トナー担持体21と対向するようにしてそれぞれ像担持
体10を設け、これらの各トナー担持体21と各像担持
体10とが対向する現像領域において、トナー担持体2
1と像担持体10とがそれぞれ下方から上方に移動する
ようにしている。
【0061】また、上記の各現像装置A1〜A4と像担
持体10を介して反対側の位置に上下方向に架け渡され
た無端ベルト状になった中間転写体43を設け、この中
間転写体43を各像担持体10と接触する側において上
方から下方に移動するようにしている。
【0062】ここで、この第2の実施形態におけるカラ
ー画像形成装置によってカラー画像を形成するにあたっ
ては、黄色のトナーが収容された第1の現像装置A1の
トナー担持体21と対向する像担持体10を回転させ
て、この像担持体10の表面を帯電装置41によって一
様に帯電させ、このように帯電された像担持体10に対
して露光装置42で画像信号に従った露光を行い、この
像担持体10の表面に静電潜像を形成する。
【0063】そして、このように静電潜像が形成された
像担持体10と第1の現像装置A1におけるトナー担持
体21とが対向する現像領域において、トナー担持体2
1と像担持体10とをそれぞれ下方から上方に移動させ
て、このトナー担持体21から黄色のトナーを像担持体
10に形成された静電潜像部分に供給して、像担持体1
0に静電潜像に対応した黄色のトナー像を形成する。
【0064】次いで、このように像担持体10に形成さ
れた黄色のトナー像を、上記の中間転写体43に転写さ
せる一方、転写後における像担持体10に残留している
黄色のトナーをクリーニング装置44によって像担持体
10から除去させるようにする。
【0065】そして、上記の第1の現像装置A1と同様
にして、第2〜第4の現像装置A2〜A4における各ト
ナー担持体21と対向する各像担持体10に順々にマゼ
ンダ色,シアン色,黒色のトナー像を形成し、このよう
に各像担持体10に形成されたマゼンダ色,シアン色,
黒色のトナー像を、上記のように黄色のトナー像が転写
された中間転写体43に順々に転写させて、この中間転
写体43上にフルカラーのトナー像を形成する。
【0066】その後は、上記の第1のカラー画像形成装
置と同様に、このカラー画像形成装置の下部に設けられ
た用紙カセット45から記録シート46を、送りローラ
47によって中間転写体43と転写ローラ48とが対向
する部分に導き、中間転写体43に形成されたフルカラ
ーのトナー像をこの記録シート46に転写させ、このよ
うに記録シート46上に転写されたフルカラーのトナー
像を定着装置49により記録シート46に定着させて排
紙させる一方、転写されずに中間転写体43に残ったト
ナーをクリーニング装置50によって中間転写体43か
ら除去するようにしている。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
現像装置においては、トナー担持体を像担持体と対向す
る現像領域で下方から上方に移動するように回転させ、
規制部材よりトナー担持体の回転方向上流側の位置で、
トナー供給部材からトナー担持体にトナーを供給するに
あたり、トナー供給部材の下方に受け部材を設けてトナ
ー担持体に供給するトナーを滞留させるトナー滞留部を
形成すると共に、トナー担持体と反対側でトナー供給部
材の接線と水平線とがなす角度αがトナーの安息角と一
致する位置において、トナー供給部材の法線方向におけ
るトナー供給部材とトナー滞留部の上壁面との間隔S2
が3mm以上になるようにしたため、このトナー滞留部
に十分な量のトナーが滞留され、このように滞留された
トナーがトナー供給部材によってトナー担持体に十分に
供給されるようになり、特に、装置本体内におけるトナ
ーの量が少なくなった場合においても、トナー担持体に
よって十分な量のトナーが安定して現像領域に導かれて
現像に使用され、ベタ画像を形成する場合にも濃度低下
やカスレが発生するのが抑制されて、十分な画像濃度を
有する画像が得られるようになった。
【0068】また、この発明における現像装置において
は、トナー供給部材とトナー担持体とが接触する位置か
ら、トナー担持体と反対側でトナー供給部材の接線と水
平線とがなす角度αがトナーの安息角と一致する位置ま
での領域において、トナー供給部材とトナー滞留部の上
壁面との最短間隔S1が0.1mm≦S1≦3mmにな
るようにしたため、トナー供給部材とトナー滞留部の上
壁面との間においてトナーが詰まるということがなく、
トナーがトナー供給部材によって適切に搬送されるよう
になり、またトナー供給部材とトナー滞留部の上壁面と
の間におけるトナーの量が多くなり過ぎるということも
なく、トナー担持体と接触するシール材の部分からトナ
ーが外部に漏れるということもなかった。
【0069】また、この発明におけるカラー画像形成装
置においては、異なった色彩のトナーを収容させた複数
の現像装置と、これらの各現像装置により像担持体に形
成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを備
えたカラー画像形成装置において、この発明における上
記のような現像装置を用いるようにしたため、像担持体
を現像領域において下方から上方に移動させるようにし
て十分な画像濃度を有する画像を形成することができる
ようになると共に、カラー画像形成装置の構成に対応し
て、装置をコンパクト化できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の現像装置の概略説明図である。
【図2】この発明の一実施形態に係る現像装置の概略説
明図である。
【図3】同実施形態における現像装置において、トナー
滞留部にトナー供給部材をトナー担持体と接触するよう
に設けた状態を示した部分説明図である。
【図4】この発明の第1の実施形態に係るカラー画像形
成装置の概略説明図である。
【図5】この発明の第2の実施形態に係るカラー画像形
成装置の概略説明図である。
【符号の説明】
10 像担持体 20 現像装置の装置本体 21 トナー担持体 23 受け部材 24 トナー滞留部 24a トナー滞留部の上壁面 25 トナー供給部材 27 規制部材 32 シール材 43 中間転写体 A1〜A4 現像装置 t トナー α トナー担持体と反対側でトナー供給部材の接線と水
平線とがなす角度 a トナー供給部材とトナー担持体とが接触する位置 b トナー担持体と反対側で装置本体内におけるトナー
供給部材の接線と水平線とがなす角度がトナーの安息角
と一致する位置 S1 トナー供給部材とトナー担持体とが接触する位置
からトナー担持体と反対側でトナー供給部材の接線と水
平線とがなす角度がトナーの安息角と一致する位置まで
の領域におけるトナー供給部材とトナー滞留部の上壁面
との最短間隔 S2 トナー担持体と反対側でトナー供給部材の接線と
水平線とがなす角度がトナーの安息角と一致する位置で
のトナー供給部材の法線方向におけるトナー供給部材と
トナー滞留部の上壁面との間隔
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 113 G03G 15/08 507B (72)発明者 藤田 哲丸 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H030 AB02 AD01 AD03 BB02 BB23 BB24 BB42 BB46 2H077 AA37 AC04 AC16 AD02 AD06 AD13 AD17 BA03 CA12 CA19 GA13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ状になったトナー担持体を像担持
    体と対向する現像領域で下方から上方に移動するように
    回転させると共に、装置本体内においてローラ状になっ
    たトナー供給部材をこのトナー担持体と接触させて回転
    させ、トナーをこのトナー供給部材からトナー担持体に
    供給し、このトナー供給部材よりもトナー担持体の回転
    方向下流側の位置において規制部材によりトナー担持体
    によって搬送されるトナーの量を規制し、このトナーを
    トナー担持体により現像領域に導いて現像を行い、現像
    後におけるトナーをトナー担持体によって装置本体内に
    戻すようにした現像装置において、上記のトナー供給部
    材の下方に受け部材を設けてトナー担持体に供給するト
    ナーを滞留させるトナー滞留部を形成すると共に、現像
    後におけるトナーをトナー担持体によって装置本体内に
    戻す位置にトナー担持体と接触するようにしてシール材
    を設け、上記のトナー供給部材とトナー担持体とが接触
    する位置から、トナー担持体と反対側でトナー供給部材
    の接線と水平線とがなす角度αがトナーの安息角と一致
    する位置までの領域において、トナー供給部材とトナー
    滞留部の上壁面との最短間隔S1が0.1mm≦S1≦
    3mmになるようにすると共に、トナー供給部材の接線
    と水平線とがなす角度αがトナーの安息角と一致する位
    置でのトナー供給部材の法線方向におけるトナー供給部
    材とトナー滞留部の上壁面との間隔S2が3mm以上に
    なるようにしたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 異なった色彩のトナーを収容させた複数
    の現像装置と、これらの各現像装置により像担持体に形
    成されたトナー像が重ねて転写される中間転写体とを備
    えたカラー画像形成装置において、上記の現像装置とし
    て、請求項1に記載した現像装置を用いたことを特徴と
    するカラー画像形成装置。
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