JP2001051380A - 写真フィルムスプール軸端面ディスクへの光反射性バーコードの転写形成方法 - Google Patents

写真フィルムスプール軸端面ディスクへの光反射性バーコードの転写形成方法

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JP2001051380A JP11224972A JP22497299A JP2001051380A JP 2001051380 A JP2001051380 A JP 2001051380A JP 11224972 A JP11224972 A JP 11224972A JP 22497299 A JP22497299 A JP 22497299A JP 2001051380 A JP2001051380 A JP 2001051380A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写用版の表面を汚れにくくし、写真フィル
ムのスプール軸端面ディスクに光反射性バーコードを効
率よく転写形成する方法を提供すること。 【解決手段】 写真フィルムスプール軸端面ディスクの
表面に、その上に配置した光反射性金属層を有する箔押
しフィルムを、150〜200℃に加熱されたバーコー
ドパターンを表面に有する転写用版を0.1〜1.0秒
間押し付けることにより、該端面ディスクの表面に光反
射性バーコードを転写形成する方法であって、該箔押し
フィルムとして、該スプール軸端面ディスク側から見
て、接着層、光反射性金属層、透明保護層、剥離層、支
持体層、そして転写用版表面汚染防止層をこの順に有す
る箔押しフィルムを用いる写真フィルムスプール軸端面
ディスクへの光反射性バーコードの転写形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムパト
ローネのスプール軸端面ディスクに、光反射性バーコー
ドを転写形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】APS(アドバンスド・フォト・システ
ム)写真フィルムパトローネには、フィルム感度、撮影
枚数などのフィルムデータを機械的に識別できるようす
るために、スプール軸の端部に設けられた端面ディスク
には、フィルムデータを記号化した光反射性バーコード
が形成されているのが一般的である。この光反射性バー
コードを形成する方法としては、特開平8−25479
4号公報に開示されているように、アルムニウム箔など
の光反射性金属層を有する箔押しフィルムを、バーコー
ドパターンを表面に有する転写用版を用いてスプール軸
端面ディスクに押し付けることにより、光反射性金属層
を端面ディスクに転写させて形成する方法などが用いら
れている。
【0003】特開平9−14622号公報、同11−1
33552号公報には、工業的に有利に、スプール軸端
面ディスクに、光反射性バーコードを形成する箔押し方
法及び箔押し装置が開示されている。本明細書に添付の
図面中の図2に、上記特開平9−14622号公報に記
載されている箔押し装置の概略図を示す。図に示した箔
押し装置20は、固定ホルダー21、矢印方向に可動す
る可動ホルダー24、及び箔押し手段により箔押しフィ
ルム10をスプール軸端面ディスクに押し付ける転写用
版27からなる。箔押し装置20に供給されたスプール
軸28は、最初に端面ディスク29が上向きになるよう
に固定軸22と倒れ防止壁23とによって固定ホルダー
21に保持される。次いで、固定ホルダーに保持された
スプール軸は、可動ホルダー24に設けられたフォーク
爪25に受け渡される。フォーク爪25には、それぞれ
クッション部26が独立した形で設けられており、この
クッション部は、転写用版27がスプール軸端面ディス
クに箔押しフィルム10を押し付ける力(以下、スタン
プ力という)を均一にする。従って、上記の箔押し装置
を用いて光反射性バーコードを転写成形することによ
り、箔欠けや箔エッジからバリの発生などの転写不良が
発生しにくくなり、さらに光反射性バーコードの転写形
成時間を短縮化することができるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記の構
成を有する箔押し装置を用いて連続的にスプール軸端面
ディスクに、光反射性バーコードを転写形成したとこ
ろ、一個の転写用版を用いて3000〜4000個のス
プール軸端面ディスクに光反射性バーコードを転写形成
すると、光反射性バーコードの転写不良の発生確率が著
しく高くなる(転写形成開始直後の数値の2倍以上)こ
とに気付いた。本発明者は、この転写不良の発生確率が
高くなる原因について検討を行った。そして、その結
果、光反射性バーコードを転写形成する(すなわち、転
写用版が箔押しフィルムをスプール軸端面ディスクに押
し付ける)際に、転写用版の表面が汚れ、3000〜4
000個のスプール軸端面ディスクに光反射性バーコー
ドを転写形成すると(すなわち、転写形成の作業を30
00〜4000回行うと)、転写用版の表面に蓄積され
た汚れにより転写用版の表面に凹凸ができ、このため転
写用版のスタンプ力が不均一になることが判明した。
【0005】この転写用版の表面の汚れは、洗浄により
取り除くことが可能であるが、転写用版を洗浄あるいは
交換している間は、箔押し装置を止めて、転写形成の作
業を一旦停止させなければならないため、光反射性バー
コードの転写成形の作業効率が低下するという問題があ
る。
【0006】従って、本発明の目的は、転写用版の表面
を汚れにくくし、写真フィルムのスプール軸端面ディス
クに光反射性バーコードを効率よく転写形成する方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
解決するために鋭意検討を重ねた結果、転写用版に接す
る側の面に、転写用版表面汚染防止層を設けた箔押しフ
ィルムを用いることにより、転写用版の表面を汚れにく
くすることができることを見出した。
【0008】従って、本発明は、写真フィルムスプール
軸端面ディスクの表面に、その上に配置した光反射性金
属層を有する箔押しフィルムを、150〜200℃に加
熱されたバーコードパターンを表面に有する転写用版を
0.1〜2.0秒間押し付けることにより、該端面ディ
スクの表面に光反射性バーコードを転写形成する方法で
あって、該箔押しフィルムとして、該スプール軸端面デ
ィスク側から見て、接着層、光反射性金属層、透明保護
層、剥離層、支持体層、そして転写用版表面汚染防止層
をこの順に有する箔押しフィルムを用いることを特徴と
する写真フィルムスプール軸端面ディスクへの光反射性
バーコードの転写形成方法にある。
【0009】上記の箔押しフィルムの支持体層は、ポリ
エステル樹脂よりなることが好ましい。また、箔押しフ
ィルムの転写用版表面汚染防止層は、支持体層表面に塗
布されたシロキサン結合を有する化合物からなることが
好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の光反射性バーコードの転
写形成方法に用いられる箔押しフィルムの一例の断面図
を図1に示す。箔押しフィルム10は、転写用版表面汚
染防止層11、支持体層12、剥離層13、透明保護層
14、光反射性金属層15、接着層16からなる。上記
の箔押しフィルム10は、支持体層12(ベースフィル
ムともいう)の一方面に、剥離層13、透明保護層1
4、光反射性金属層15、接着層16をこの順で形成
し、支持体層12の他方の面に、転写用版表面汚染防止
層11を形成することにより製造することができる。以
下、箔押しフィルムを構成する各層について説明する。
【0011】転写用版表面汚染防止層11は、150〜
200℃に加熱された転写用版に、0.1〜2.0秒間
押し付けられても、溶融、分解などしないものであれ
ば、その材質に特には制限はない。例えば、転写用版汚
染防止層を構成する材料を溶解した塗布液の塗布乾燥及
びまたは、電離線照射によって形成したもの、または、
化学的反応蒸着や物理的蒸着法によって形成したものな
どが挙げられる。転写用版表面汚染防止層11は、製造
コストの観点から、転写用版表面汚染防止層形成材料を
溶解した塗布液の塗布と乾燥とにより形成されたもので
あることが好ましい。塗布液の塗布方法には、グラビア
ロールコーティング法などの公知のコーティング方法を
用いることができる。また、転写用版表面汚染防止層
は、塗布液を乾燥した後、遠赤外線、赤外線、紫外線な
どの照射、もしくは加熱により硬化させてもよい。転写
用版表面汚染防止層の厚さは、転写用版汚染防止層を構
成する材料を溶解した塗布液の塗布乾燥及びまたは、電
離線照射によって形成したものの場合は、0.05〜
5.0μmであることが好ましく、0.1〜1.0μm
であることがより好ましい。また、転写用版表面汚染防
止層が化学的反応蒸着や物理的蒸着法によって形成した
ものである場合には、その厚さは、5〜100nmであ
り、好ましくは20〜70nmである。
【0012】転写用版表面汚染防止層の具体的な好まし
い例としては、ケイ素酸化物、アルミニウム酸化物、ケ
イ素窒化物などの無機化合物を化学的反応蒸着や物理的
蒸着法によって形成したもの、シリコーン樹脂、有機ポ
リシロキサン誘導体などのシロキサン結合を有する化合
物を溶解した塗布液を塗布、乾燥して形成したものなど
を挙げることができる。
【0013】上記の有機ポリシロキサン誘導体の代表的
な例の構造式を下記(1)〜(3)に示す。
【0014】
【化1】有機ポリシロキサン誘導体(1) (但し、nは2〜10)
【0015】
【化2】有機ポリシロキサン誘導体(2) (但し、mは2〜10)
【0016】
【化3】有機ポリシロキサン誘導体(3) (但し、pは2〜10)
【0017】上記の有機ポリシロキサン誘導体(1)〜
(3)は、それぞれ単独で用いても、混合して用いても
良い。
【0018】支持体層12は、公知の箔押しフィルムの
ベースフィルムに使用されているフィルムをからなる。
支持体層に用いることができるフィルムの例としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフ
タレートとイソフタレートとの共重合体などからなるポ
リエステルフィルム、ポリアミドフィルム、セルロース
アセテートフィルム等の合成樹脂製フィルム、セロファ
ン、グラシン紙などの洋紙、和紙、もしくはこれらの複
合体などを挙げることができる。これらの中でも、熱安
定性、寸法安定性などの観点から、ポリエステルフィル
ムが好ましく、特にポリエチレンテレフタレートフィル
ムが好ましい。支持体層の厚さは、10〜30μmであ
ることが好ましい。
【0019】剥離層13は、合成樹脂、ワックス、界面
活性剤・滑剤などを溶剤に溶解させた塗布液をグラビア
ロールコーティング法などの公知のコーティング方法を
用いて支持体層の上に塗布し、乾燥して(必要に応じて
遠赤外線、赤外線、紫外線などの照射、もしくは加熱に
より硬化させて)、形成することができる。上記の合成
樹脂の例としては、アクリル系、ウレタン系、ウレタン
−アクリル共重合体系、メラミン系、尿素系、尿素−メ
ラミン共重合体系、シリコーン系、セルロース系、ベン
ゾクアナミン系などの合成樹脂が挙げられ、上記ワック
スの例としてはパラフィンワックス、エステルワックス
などが挙げられる。剥離層の厚さは、0.01〜0.1
5μmであることが好ましい。
【0020】透明保護層14は、アクリル系、ウレタン
系、ウレタン−アクリル共重合体系、メラミン系、尿素
系、尿素−メラミン共重合体系、シリコーン系、セルロ
ース系、ロジン変性マレイン酸系、ベンゾクアナミン系
などの合成樹脂またはこれらの混合物を溶剤に溶解させ
た塗布液をグラビアロールコーティング法などの公知の
コーティング方法を用いて、剥離層の上に塗布し、乾燥
して(必要に応じて遠赤外線、赤外線、紫外線などの照
射、もしくは加熱により硬化させて)、形成することが
できる。保護層の厚さは、1〜5μmであることが好ま
しい。
【0021】光反射性金属層15は、アルミニウム、ク
ロム、ニッケル、チタン、金、銀、白金、亜鉛、ケイ素
などの光反射性を有する金属またはこれら合金からな
り、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティ
ング法などの公知の薄膜形成方法を用いて形成すること
ができる。通常は、真空蒸着法により形成されたアルミ
ニウム箔が用いられる。光反射性金属層の厚さは、30
nm〜120nmであることが好ましい。
【0022】接着層16は、アクリル系、酢酸ビニル
系、塩化ビニル系、スチレン−ブタジエン共重合体系、
アクリル−スチレン共重合体系、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体系、ポリエステル系、塩化ゴム系、塩素化ポ
リプロピレン系、ウレタン系などの樹脂またはこれらの
混合物を主成分とした有機溶剤型接着剤、エマルジョ接
着剤、水溶性接着剤などからなる。接着層は、上記の接
着剤をグラビアロールコーティング法、リバースロール
コーティング法などを用いて、光反射性金属層の上に塗
布し、乾燥して形成することができる。接着剤の厚さ
は、0.5〜5μmであることが好ましい。
【0023】上記箔押しフィルムを用いて、写真フィル
ムスプール軸端面ディスクの表面に、光反射性バーコー
ドを転写形成する箔押し装置としては、前述の特開平9
−14622号公報、同11−133552号公報に記
載されているものを使用することができる。転写用版の
加熱温度は、150〜200℃の範囲にあればよく、1
60〜180℃であることが好ましい。また、箔押しフ
ィルムを転写用版を用いて押し付ける時間は、0.1〜
2.0秒間の範囲にあればよく、0.2〜0.6秒であ
ることがより好ましい。転写用版の材質に特には制限は
なく、真鍮、銅合金などの金属のほか、シリコーンゴム
やフッ素ゴムなどを用いることができる。この中でも、
真鍮は、硬度、熱導電率などの観点から好ましい。
【0024】
【実施例】[実施例1] (1)箔押しフィルムの作成 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(支持体層)の一方の面上に、厚さ50nmになるよう
にエステルワックスを溶解した塗布液をグラビアロール
コーティング法を用いて塗布し、乾燥して剥離層を形成
した。この剥離層の上に、ロジン変性マレイン酸樹脂、
尿素メラミン樹脂及び硬化剤としてポリイソシアネート
を溶解した溶液をグラビアロールコーティング法を用い
て塗布し、乾燥して、厚さ1.1μmの保護層を形成し
た。この保護層の上に真空蒸着法を用いて、厚さ50n
mのアルミニウム層(光反射性金属層)を形成した。こ
のアルミニウム層の上にアクリル樹脂、アクリル−スチ
レン樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂を溶
解した塗布液をリバースロールコーティング法を用いて
塗布し、乾燥して接着層を形成した。さらに、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム(支持体層)の他方の面上
に、前記有機ポリシロキサン誘導体(1)〜(3)を混
合したものを、イソプロピルアルコールとn−ブタノー
ルとからなる溶剤に溶解した塗布液(有機ポリシロキサ
ン誘導体5重量%)を、グラビアロールコーティング法
を用いて塗布し、熱風乾燥した後遠赤外線乾燥をして転
写用版表面汚染防止層を形成し、箔押しフィルムを作成
した。
【0025】(2)写真フィルムスプール軸端面ディス
クへの光反射性バーコードの転写形成 上記のようにして作成した箔押しフィルムを、本明細書
に添付の図面中の図2に示した構成を有する箔押し装置
を用いて、スプール軸端面ディスクに押し付けて、光反
射性バーコードを転写形成した。そして、転写成形開始
から、スプール軸端面ディスクに転写形成された光反射
性バーコードに転写不良が発生する確率が、転写成形開
始直後の数値から2倍以上になるまでの、光反射性バー
コードを転写形成したスプール軸端面ディスクの個数を
数えた。なお、転写用版は、真鍮製のものを用い、その
温度は170℃に、転写用版の押し付け時間は0.4秒
に設定した。その結果を表1に示す。
【0026】[比較例1]転写フィルムに、転写用版表
面汚染防止層を形成しない以外は、実施例1と同様にし
て、スプール軸端面ディスクに、光反射性バーコードを
転写形成した。そして、転写成形開始から、スプール軸
端面ディスクに転写形成された光反射性バーコードに転
写不良が発生する確率が、転写成形開始直後の数値から
2倍以上になるまでの、光反射性バーコードを転写形成
したスプール軸端面ディスクの個数を数えた。その結果
を表1に併せて示す。
【0027】
【表1】 表1 ──────────────────────── スプール軸端面ディスクの個数 ──────────────────────── 実施例1 60000個 ──────────────────────── 比較例1 3000個 ────────────────────────
【0028】表1の結果から、転写用版汚染防止層を設
けた箔押しフィルムを用いることにより、転写成形開始
から、スプール軸端面ディスクに転写形成された光反射
性バーコードに転写不良が発生する確率が高くなるまで
に、光反射性バーコードを転写成形することができたス
プール軸端面ディスクの個数は約20倍以上になること
が分かる。従って、転写用版汚染防止層を設けた箔押し
フィルムを用いて、光反射性バーコードを転写成形する
ことにより、転写用版の洗浄回数を1/20以下にする
ことができることが分かる。
【0029】
【発明の効果】本発明のスプール軸端面ディスクへの光
反射性バーコードの転写形成方法によれば、一個の転写
用版から転写不良の発生確率が少ない状態で、より多く
スプール軸端面ディスクに光反射性バーコードを転写形
成することができる。従って、本発明のスプール軸端面
ディスクへの光反射性バーコードの転写形成方法は、転
写用版の洗浄回数を少なくすることができるので、作業
効率が向上する。さらに、転写用版の洗浄回数が少なく
なるので、転写用版が劣化しにくくなるという利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光反射性バーコードの転写形成方法に
用いられる箔押しフィルムの一例の断面図である。
【図2】特開平9−14622号公報に記載されている
箔押し装置の概略図である。
【符号の説明】
10 箔押しフィルム 11 転写用版表面汚染防止層 12 支持体層 13 剥離層 14 透明保護層 15 光反射性金属層 16 接着層 20 箔押し装置 21 固定ホルダー 22 固定軸 23 倒れ防止壁 24 可動ホルダー 25 フォーク爪 26 クッション部 27 転写用版 28 スプール軸 29 端面ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 貴夫 京都府京都市伏見区竹田向代町125番地 株式会社尾池開発研究所内 Fターム(参考) 2H086 CA01 CA11 CA12 CA13 CA15 CA16 CA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムスプール軸端面ディスクの
    表面に、その上に配置した光反射性金属層を有する箔押
    しフィルムを、150〜200℃に加熱されたバーコー
    ドパターンを表面に有する転写用版を0.1〜2.0秒
    間押し付けることにより、該端面ディスクの表面に光反
    射性バーコードを転写形成する方法であって、該箔押し
    フィルムとして、該スプール軸端面ディスク側から見
    て、接着層、光反射性金属層、透明保護層、剥離層、支
    持体層、そして転写用版表面汚染防止層をこの順に有す
    る箔押しフィルムを用いることを特徴とする写真フィル
    ムスプール軸端面ディスクへの光反射性バーコードの転
    写形成方法。
  2. 【請求項2】 箔押しフィルムの支持体層がポリエステ
    ル樹脂よりなることを特徴とする請求項1に記載の写真
    フィルムスプール軸端面ディスクへの光反射性バーコー
    ドの転写形成方法。
  3. 【請求項3】 箔押しフィルムの転写用版表面汚染防止
    層が、支持体層表面に塗布されたシロキサン結合を有す
    る化合物からなることを特徴とする請求項1もしくは2
    に記載の写真フィルムスプール軸端面ディスクへの光反
    射性バーコードの転写形成方法。
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