JP2001050325A - 緩衝器 - Google Patents
緩衝器Info
- Publication number
- JP2001050325A JP2001050325A JP11224844A JP22484499A JP2001050325A JP 2001050325 A JP2001050325 A JP 2001050325A JP 11224844 A JP11224844 A JP 11224844A JP 22484499 A JP22484499 A JP 22484499A JP 2001050325 A JP2001050325 A JP 2001050325A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- shock absorber
- cylinder
- cylinder chamber
- rubber bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気バネ式の緩衝器において、厳密な加工精
度が要求されないで簡素に構成出来、また空気圧等を調
整出来るようにする。 【解決手段】 シリンダ2とピストン3で形成されるシ
リンダ室H内の空気を圧縮して緩衝効果を得るようにし
た緩衝器1において、シリンダ室H内に、気体が充填さ
れて密封されるゴム袋4を収容し、このゴム袋4の一部
をシリンダ室H外に延出させるとともに、延出端部にエ
アバルブ5を設け、内部の空気を出し入れ調整出来るよ
うにする。
度が要求されないで簡素に構成出来、また空気圧等を調
整出来るようにする。 【解決手段】 シリンダ2とピストン3で形成されるシ
リンダ室H内の空気を圧縮して緩衝効果を得るようにし
た緩衝器1において、シリンダ室H内に、気体が充填さ
れて密封されるゴム袋4を収容し、このゴム袋4の一部
をシリンダ室H外に延出させるとともに、延出端部にエ
アバルブ5を設け、内部の空気を出し入れ調整出来るよ
うにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動二輪車
等のサスペンション構造に使用される空気バネ式の緩衝
器に関する。
等のサスペンション構造に使用される空気バネ式の緩衝
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スプリングの代わりにエア反力を
利用した空気バネ式の緩衝器が知られており、シリンダ
室内でピストンを摺動させ、シリンダ室内に密封される
エアの圧縮作用により緩衝効果を得るようにしている
が、このような構造の緩衝器では、安定したエア反力を
得るために重要なエア室のシール性の確保のため、加工
精度が要求されるとともに、ピストンの外傷防止用のブ
ーツ等が必要になる等の問題がある。
利用した空気バネ式の緩衝器が知られており、シリンダ
室内でピストンを摺動させ、シリンダ室内に密封される
エアの圧縮作用により緩衝効果を得るようにしている
が、このような構造の緩衝器では、安定したエア反力を
得るために重要なエア室のシール性の確保のため、加工
精度が要求されるとともに、ピストンの外傷防止用のブ
ーツ等が必要になる等の問題がある。
【0003】一方、シリンダ室内に圧縮弾性体を内装す
るような技術も知られており、例えば特開昭51−44
769号では、ゴム又はプラスチック等の弾力性のある
中空球と、プラスチック等の拡張リングを積層するよう
な技術を開示している。
るような技術も知られており、例えば特開昭51−44
769号では、ゴム又はプラスチック等の弾力性のある
中空球と、プラスチック等の拡張リングを積層するよう
な技術を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開昭
51−44769号のように、シリンダ室に中空球を内
装するような技術では、ピストンとシリンダ室間に厳密
な加工精度が要求されないため、簡単に且つ安価に構成
出来るが、中空球内部のエア圧が一定であり、しかも中
空球の内部のエアが漏れたような時は、対処出来ないと
いう問題があった。
51−44769号のように、シリンダ室に中空球を内
装するような技術では、ピストンとシリンダ室間に厳密
な加工精度が要求されないため、簡単に且つ安価に構成
出来るが、中空球内部のエア圧が一定であり、しかも中
空球の内部のエアが漏れたような時は、対処出来ないと
いう問題があった。
【0005】そこで本発明は、厳密な加工精度が要求さ
れないで簡素に構成することが出来、しかもある範囲内
でガス圧等を調整出来る緩衝器の提供を目的とする。
れないで簡素に構成することが出来、しかもある範囲内
でガス圧等を調整出来る緩衝器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、シリンダ室内の気体の圧縮作用で緩衝効果を
得るようにした緩衝器において、シリンダ室内に、可撓
性の袋の内部に気体が封入される弾性袋を所定数収容
し、この弾性袋のうち、少なくとも一つの弾性袋には、
内部の気体を出し入れ調整可能なバルブを設けるように
した。
本発明は、シリンダ室内の気体の圧縮作用で緩衝効果を
得るようにした緩衝器において、シリンダ室内に、可撓
性の袋の内部に気体が封入される弾性袋を所定数収容
し、この弾性袋のうち、少なくとも一つの弾性袋には、
内部の気体を出し入れ調整可能なバルブを設けるように
した。
【0007】このようにシリンダ室内に弾性袋を収容す
ることで、ピストンとシリンダ室内の弾性袋以外の空気
の一部が隙間等から漏れ出しても、弾性袋内の気体が圧
縮されて緩衝効果を得ることが出来る。ここで、弾性袋
の収容数は任意であり、一つでも二つ以上でも良いが、
少なくとも一つの弾性袋に、気体を出し入れ出来るバル
ブを設ければ、バルブを介して内部の気体圧や空気量を
調整することが出来る。
ることで、ピストンとシリンダ室内の弾性袋以外の空気
の一部が隙間等から漏れ出しても、弾性袋内の気体が圧
縮されて緩衝効果を得ることが出来る。ここで、弾性袋
の収容数は任意であり、一つでも二つ以上でも良いが、
少なくとも一つの弾性袋に、気体を出し入れ出来るバル
ブを設ければ、バルブを介して内部の気体圧や空気量を
調整することが出来る。
【0008】この際、弾性袋としては、例えばゴム、樹
脂等の弾性のある素材から任意の形状に成形することが
出来、また内部の気体としては、空気、またはその他の
任意のガスを使用出来る。
脂等の弾性のある素材から任意の形状に成形することが
出来、また内部の気体としては、空気、またはその他の
任意のガスを使用出来る。
【0009】また、弾性袋をシリンダ室内に収容する
際、一部をシリンダ室内に貼り付けるようにしても良
く、またその他の手段で一部を固定するようにしても良
い。
際、一部をシリンダ室内に貼り付けるようにしても良
く、またその他の手段で一部を固定するようにしても良
い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
緩衝器の構成例を示す説明図、図2、図3は他の構成例
図である。
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
緩衝器の構成例を示す説明図、図2、図3は他の構成例
図である。
【0011】本発明に係る緩衝器1は、空気の圧縮作用
を利用して緩衝効果を得る空気バネ式の緩衝器を簡易に
構成し、極度な精密加工を要さなくても作製出来るよう
にするとともに、空気圧等を調整可能にしたことを特徴
としており、図1に示すように、シリンダ2とピストン
3で形成されるシリンダ室H内に、空気を充填して密封
したゴム袋4を収容し、このゴム袋4の一部をシリンダ
2の外部に延出させている。
を利用して緩衝効果を得る空気バネ式の緩衝器を簡易に
構成し、極度な精密加工を要さなくても作製出来るよう
にするとともに、空気圧等を調整可能にしたことを特徴
としており、図1に示すように、シリンダ2とピストン
3で形成されるシリンダ室H内に、空気を充填して密封
したゴム袋4を収容し、このゴム袋4の一部をシリンダ
2の外部に延出させている。
【0012】そしてこの外部に延出するゴム袋4とシリ
ンダ2との間を封止し、また、ゴム袋4の延出端部にエ
アバルブ5を設けている。
ンダ2との間を封止し、また、ゴム袋4の延出端部にエ
アバルブ5を設けている。
【0013】このような緩衝器1において、ピストン3
が縮むと、シリンダ室H内のゴム袋4内の空気とゴム袋
4外の空気が圧縮され、緩衝効果が得られるが、この
際、多少ピストン3とシリンダ2内壁との間等に隙間が
あっても、ゴム袋4内の密封空気により緩衝効果が損な
われることがない。すなわち、ピストン3とシリンダ2
内壁との間に厳密な加工精度が要求されず、またピスト
ン3の損傷を保護するためのブーツ等のカバーが不要で
ある。
が縮むと、シリンダ室H内のゴム袋4内の空気とゴム袋
4外の空気が圧縮され、緩衝効果が得られるが、この
際、多少ピストン3とシリンダ2内壁との間等に隙間が
あっても、ゴム袋4内の密封空気により緩衝効果が損な
われることがない。すなわち、ピストン3とシリンダ2
内壁との間に厳密な加工精度が要求されず、またピスト
ン3の損傷を保護するためのブーツ等のカバーが不要で
ある。
【0014】また、エアバルブ5を介してゴム袋4内の
空気圧や空気量を調整することが可能なため、適切な減
衰効果が得られるように調整することが出来る。また、
ゴム袋4内の空気が洩れた場合には、空気を補充する等
のメインテナンスが可能である。
空気圧や空気量を調整することが可能なため、適切な減
衰効果が得られるように調整することが出来る。また、
ゴム袋4内の空気が洩れた場合には、空気を補充する等
のメインテナンスが可能である。
【0015】ところで、このようなゴム袋4は、図2に
示すように複数収容するようにしても良い。そしてこの
場合にも、少なくとも一つのゴム袋4にはエアバルブ5
を設けるようにし、内部の空気圧や空気量を調整出来る
ようにすれば、同じ効果を奏する。勿論、複数のゴム袋
4のそれぞれにエアバルブ5をつけるのは自由である。
示すように複数収容するようにしても良い。そしてこの
場合にも、少なくとも一つのゴム袋4にはエアバルブ5
を設けるようにし、内部の空気圧や空気量を調整出来る
ようにすれば、同じ効果を奏する。勿論、複数のゴム袋
4のそれぞれにエアバルブ5をつけるのは自由である。
【0016】また、図3に示すように、ゴム袋4の一部
をシリンダ2室内に貼り付けるようにしても良い。この
ようにゴム袋4の一部をシリンダ2室内に貼付け等で固
定しておけば、例えばゴム袋4の外部延出部が、シリン
ダ2と擦れ合って損傷等が発生するような不具合が抑制
され、耐久性の向上が図られる。
をシリンダ2室内に貼り付けるようにしても良い。この
ようにゴム袋4の一部をシリンダ2室内に貼付け等で固
定しておけば、例えばゴム袋4の外部延出部が、シリン
ダ2と擦れ合って損傷等が発生するような不具合が抑制
され、耐久性の向上が図られる。
【0017】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えばゴム
袋4の素材は、ゴム以外に弾性のある樹脂等でも良く、
またゴム袋4の形状等は一例である。
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えばゴム
袋4の素材は、ゴム以外に弾性のある樹脂等でも良く、
またゴム袋4の形状等は一例である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明に係る緩衝器は、ピ
ストンとシリンダで気体を圧縮するようにした緩衝器に
おいて、シリンダ室内に、可撓性の袋の内部に気体が封
入される弾性袋を収容し、この弾性袋のうち、少なくと
も一つの弾性袋に、内部の気体を出し入れ調整可能なバ
ルブを設けるようにしたため、シリンダ室内をシールす
るための厳密な精密加工が不要となり、簡素に構成出来
る。またバルブによって弾性袋内の気体圧や空気量を調
整することが出来る。
ストンとシリンダで気体を圧縮するようにした緩衝器に
おいて、シリンダ室内に、可撓性の袋の内部に気体が封
入される弾性袋を収容し、この弾性袋のうち、少なくと
も一つの弾性袋に、内部の気体を出し入れ調整可能なバ
ルブを設けるようにしたため、シリンダ室内をシールす
るための厳密な精密加工が不要となり、簡素に構成出来
る。またバルブによって弾性袋内の気体圧や空気量を調
整することが出来る。
【図1】本発明に係る緩衝器の構成例を示す説明図
【図2】内部に収容されるゴム袋の収容数を複数にした
場合の構成例図
場合の構成例図
【図3】ゴム袋の一部をシリンダ室内に貼り付けた場合
の構成例図
の構成例図
1…緩衝器、2…シリンダ、3…ピストン、4…ゴム
袋、5…エアバルブ、H…シリンダ室。
袋、5…エアバルブ、H…シリンダ室。
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダ室内の気体の圧縮作用で緩衝効
果を得るようにした緩衝器であって、前記シリンダ室内
には、可撓性の袋の内部に気体が封入される弾性袋が所
定数収容され、この弾性袋のうち、少なくとも一つの弾
性袋には、内部の気体を出し入れ調整可能なバルブが設
けられることを特徴とする緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11224844A JP2001050325A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11224844A JP2001050325A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001050325A true JP2001050325A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16820065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11224844A Pending JP2001050325A (ja) | 1999-08-09 | 1999-08-09 | 緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001050325A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020035637A (ko) * | 2002-03-28 | 2002-05-13 | 김태웅 | 물/공기 충진된 고무공식 방진기 |
JP2006266497A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-10-05 | Isringhausen Gmbh & Co Kg | バネシステム及びバネシステムを備えた乗り物座席 |
JP2007016879A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Kayaba Ind Co Ltd | 空圧緩衝器 |
JP2007016881A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Kayaba Ind Co Ltd | 空圧緩衝器 |
JP2015001247A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | 株式会社ポリテック・デザイン | 反発弾性装置およびその製造方法 |
-
1999
- 1999-08-09 JP JP11224844A patent/JP2001050325A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020035637A (ko) * | 2002-03-28 | 2002-05-13 | 김태웅 | 물/공기 충진된 고무공식 방진기 |
JP2006266497A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-10-05 | Isringhausen Gmbh & Co Kg | バネシステム及びバネシステムを備えた乗り物座席 |
JP2007016879A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Kayaba Ind Co Ltd | 空圧緩衝器 |
JP2007016881A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Kayaba Ind Co Ltd | 空圧緩衝器 |
JP4535950B2 (ja) * | 2005-07-07 | 2010-09-01 | カヤバ工業株式会社 | 空圧緩衝器 |
JP4535949B2 (ja) * | 2005-07-07 | 2010-09-01 | カヤバ工業株式会社 | 空圧緩衝器 |
JP2015001247A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | 株式会社ポリテック・デザイン | 反発弾性装置およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2034631C (en) | Hydraulic damping bushing | |
JP4714226B2 (ja) | 外部から加圧されるシールベローズを使用する改善された隔離器 | |
RU2007126811A (ru) | Ударный амортизатор | |
ATE416333T1 (de) | Luftfeder-dämpfereinheit | |
DE69324999D1 (de) | Dämpfungsvorrichtung eines Hahns | |
JP2005188693A (ja) | ダンパ | |
CN105065527A (zh) | 带隔膜空气弹簧隔振器 | |
WO2008095350A1 (fr) | Ensemble joint et axe de support | |
DE59806194D1 (de) | Luftfedersystem | |
JP2001050325A (ja) | 緩衝器 | |
US10895300B2 (en) | Air spring with several damping devices | |
WO2003087618A3 (en) | Compact shock absorption, vibration, isolation, and suspension device | |
JP4932610B2 (ja) | 防振装置 | |
WO2003104675A3 (en) | vibration isolator | |
JP2015532409A (ja) | 空気式支持体 | |
CN209889478U (zh) | 一种复合减震式精密仪器设备防护箱 | |
JP2000208948A (ja) | 機器筐体の構造 | |
JP2581701Y2 (ja) | 減衰支持体 | |
JP2002242976A (ja) | エアマット組合せ式緩衝避震器 | |
JP2531830Y2 (ja) | シリンダの緩衝構造 | |
JP4269163B2 (ja) | ピストン型アキュムレータ | |
SU1758310A1 (ru) | Гидравлический амортизатор | |
RU2066039C1 (ru) | Стабилизатор лука | |
KR950033170A (ko) | 이중실린더형 충격흡수장치 | |
JPH06200969A (ja) | 緩衝装置 |